JPH0639469A - 管外壁に螺旋形フィンを成形する装置 - Google Patents

管外壁に螺旋形フィンを成形する装置

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JPH0639469A
JPH0639469A JP5129890A JP12989093A JPH0639469A JP H0639469 A JPH0639469 A JP H0639469A JP 5129890 A JP5129890 A JP 5129890A JP 12989093 A JP12989093 A JP 12989093A JP H0639469 A JPH0639469 A JP H0639469A
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    • B21C37/20Making helical or similar guides in or on tubes without removing material, e.g. by drawing same over mandrels, by pushing same through dies ; Making tubes with angled walls, ribbed tubes and tubes with decorated walls
    • B21C37/207Making helical or similar guides in or on tubes without removing material, e.g. by drawing same over mandrels, by pushing same through dies ; Making tubes with angled walls, ribbed tubes and tubes with decorated walls with helical guides

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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】管の熱伝達性能を高めるために、熱交換器管の
上に螺旋形フィンを転造により成形するを提供する。 【構成】2個のキャリジ4、5上に配分される4個の成
形ロール6、7、8、9を含み、2個のキャリジはジャ
ッキにより移動態様で同時に動き、ジャッキは、4個の
成形ロールを管2の壁上に同時に衝接させる。管の回り
に配分される4個の成形ロールは、1個だけのモータ装
置50により、等速度で回転駆動され、成形区域に垂直
な軸線X2、X3、X4、X5の回りに向きを変えるこ
とができる。管2は、移動軸線X1−X1に沿って、成
形ロールにより駆動される。耐蝕金属または合金の管2
にフィンを設ける操作に応用される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明の目的である装置は、2種
類の流体、あるいは液体または気体の混合物、あるいは
部分液体または部分気体の混合物の間の、一方が管の内
側を流れ、他方が管の外側を流れる、熱交換器としての
フィン付き管の形成に関する。
【0002】
【従来の技術】熱伝達能力を増すために、成形ロールを
用いて、上記種類の管の外壁上に螺旋フィンを形成させ
る、様々な装置が公知である。
【0003】例えば、管の外面上で、管の両側に配設さ
れる2個の成形ロールを螺旋経路に沿って転動させるこ
とにより、この種のフィンを製作することができる。こ
れらの成形ロールの各々は、1個の軸線上に取付けられ
る複数の円盤を含む。円盤の縁は管壁に徐々に貫入し、
円盤を隔てる間隔を置いて、管の金属を押しのけて、少
なくとも1個の螺旋フィンを形成する。
【0004】成形ロールに与えられる必要な送り角は、
成形ロールに対する管の移動が螺旋フィンの形成を生ず
るように決められる。
【0005】熱交換器としての管の使用が増大したこと
で、使用される金属または合金が、比較的高い温度にな
る様々な液体または気体による腐食に対して高い耐性を
有する時、フィン付き管を使用する利点が明らかになっ
た。ステンレス鋼または耐熱鋼、チタンとその合金、耐
蝕または耐熱合金、そして殊にニッケル含有量の高い合
金、のような金属または合金の熱伝導率は低いことがあ
り、またこれらの金属または合金は冷間成形性が比較的
低い。
【0006】優れた熱伝達性を得るためには、これらの
金属または合金から作られる管壁上に、高さの低い、厚
みの薄い、間隔の狭い螺旋フィンを形成することができ
ることが望ましい。
【0007】よって、例えば、約1mmの高さの場合、
ほんの1mm以下ぐらいのピッチの、つまり1cm(約
1/4 in)当たり約10個またはそれ以上になる、
管の単位長さ当たりの巻き数、または山数、の螺旋フィ
ンを形成する提案がなされた。しかし、それらの成形は
非常に困難である。厚みの薄い管が欲しい時に、問題が
生じた。つまり、使用する金属の価格を低減し、さらに
は熱伝達能力を向上させるために、成形後の残留厚さが
フィンの高さと同程度か、それ以下の場合である。その
上、管の1本の長さは長く、約20〜30m、またはそ
れ以上でなければならない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】これらの管を製作する
場合に出会う問題が、多数の失敗、および成形ロールの
円盤の多数の割れまたは欠陥により明らかにされた。こ
れらの割れ、または欠陥は大いに製作工程の障害とな
り、製作されたフィン付き管の値段をかなり高くする。
これらの欠陥の中で最もよくあるものは、フィン縁に形
成される亀裂、成形を受けているフィンの側壁に成形ロ
ール円盤によってかけられる力による、フィンの裂断、
そして実際の管壁上に現れる、最終的に生じる割れであ
る。この種の欠陥は、公知の装置を使用する時に、注意
を払っても、また製作速度を遅くしても、頻発すること
に注目すべきである。
【0009】従って、これらの問題の全ては、製作費を
非常に高くし、所要の高性能の熱交換器を経済的に製作
するのが不可能にする。
【0010】高い熱伝達性能を得るために、比較的変形
が困難な金属から作られる管の外壁に転造によってフィ
ンを形成する装置を実現する可能性が調査された。
【0011】これらのステンレス鋼または耐熱鋼、合金
または非合金のチタン、ニッケル含有量の高い耐蝕合金
または耐熱合金、あるいは、優れた耐蝕性と比較的高温
における優れた機械的特性とを組み合わせた、他の金属
または合金から作られる、フィンを設けたこの種の管を
得る可能性が調査された。特に、真に経済的な条件の下
で、長尺の高性能フィン付き管の製作が可能な、熱交換
器管の成形装置を製作する可能性が調査された。
【0012】より具体的には、山数が約11個/cm
(28個/in)以上、フィン高さ約1mm、得られる
管の厚さが実質的に約1mm以下の、螺旋フィン形態を
もつこの種の管の製作を可能にする装置を実現する可能
性が調査された。
【0013】また、成形ロールとその構成円盤の寿命が
長い装置を実現する可能性が調査された。
【0014】本発明の目的とする装置はこれらの目標の
全てを満たす。
【0015】本装置は管の外壁上に少なくとも1個の螺
旋形フィンを転造により成形するように設計される。
【0016】用途に応じ、温度条件に適合し、接触する
流体の種類に適合する金属、または合金から作られるシ
ームレス金属管、または溶接管が使用される。管の金属
は、炭素鋼、フェライト系またはオーステナイト系ステ
ンレス鋼、耐熱鋼、チタンまたはチタン基合金、または
使用する周囲条件に適した物理化学的特性をもつ他の金
属または合金であることができる。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明による装置は、フ
インを付与されるべき管の移動軸線の両側に対称的に、
相互に対向して配設される2個の移動自在キャリジを含
み、各キャリジは、成形ロール・キャリアヘッド上にそ
れぞれ取付けられた2個の成形ロールを含む。移動装置
が2個のキャリジを対称的に動作位置に近付けることが
でき、該位置で、4個の成形ロールは、移動軸線内に配
設された、成形されるべき管に、所定の押付け力をもっ
て、当接する。この動作位置において、成形ロールは、
同じリード角で傾斜して、それぞれが管上にフィンを成
形する助けとなる仕方で、移動軸線に対して同じ関係位
置に、管の回りに配分される。移動装置はまた、キャリ
ジを離して、仕上がり管を開放し、つぎの管を所定位置
に入れ、また制御・調整操作を実行し、または必要に応
じて工具を交換することができる。
【0018】キャリジの移動装置は殊に、成形ロールを
接近させて、締め付けることが可能であり、該装置は少
なくとも1個のジャッキによって形成されることが望ま
しく、ジャッキの本体はキャリジの一方に連結され、ジ
ャッキのピストンは他方に連結される。同期装置が両方
向への2個のキャリジの同時移動を生じさせる。同期装
置は固定の枢軸に取付けられる揺動ビーム、または交差
ビームを有し、枢軸の軸線は移動軸線と交差する。強固
な棒、つまり連接棒が各々枢動自在の態様で対称的にキ
ャリジの一端に結合され、他端が揺動ビームの2つの端
の内の1つに結合される。
【0019】動作位置において、成形されるべき管の外
壁に成形ロールを再現自在に締付けるために、締付けジ
ャッキの行程を正確に調整する装置を用いることが望ま
しい。
【0020】調整装置は、高圧の流体をジャッキに供給
するパイプの閉鎖装置によって形成されることが望まし
い。ジャッキのピストン棒に直接、または間接に連結さ
れる閉鎖装置は、ピストンの行程長さを正確に調整させ
る測微ねじのような制御装置を有する。ジャッキへの供
給パイプの閉鎖が不完全なために、直ちに、または完全
にはピストンを阻止しなかった場合に、放出通路を開く
装置が介入すると、有利である。
【0021】各成形ロール・キャリアヘッドは、キャリ
ジに固定される工具キャリアの支承面に当接するように
取付けられ、向きの軸線の回りに数度だけ回転すること
ができる。向きの軸線は、動作位置において、管上の、
対応する成形ロールの成形区域に交差する。
【0022】この動作位置において、4個の向きの軸線
は、相互に約90°離して配分される。よって、フィン
を成形する各成形ロールによって管にかけられる応力
は、管の回りに相互に120°離して配分される3個だ
けの成形ロールを有する従来の装置に比し、小さくな
り、対称的になる。
【0023】各成形ロールは成形ロール・キャリア軸に
取付けられ、該軸は成形ロール・キャリアヘッドに固定
される軸受上で回転自在に案内される。成形ロール・キ
ャリア軸に平行に配置される駆動軸もまた成形ロール・
キヤリアヘッドに固定される軸受に取付けられ、伝達装
置、例えば歯車、により、成形ロール・キャリア軸に連
結される。4個の駆動軸は、管の移動軸線回りに配置さ
れることが望ましい連接伝達装置により、1個の共通の
回転駆動装置に連結され、該駆動装置は4個の成形ロー
ルに、厳密に等しい速度で回転運動を生ずる。
【0024】望ましくは、連接伝達装置は4個の軸から
構成され、各軸は、例えばカルダン継手のような連接継
手を両端に設けられ、抜差し自在部分を含み、一端は成
形ロール・キャリアヘッドの駆動軸に、他端は1個の共
通の回転駆動装置に連結される。望ましくは、この共通
回転駆動装置は環形歯車を有し、その軸線は中を通過す
る管の移動軸線に相当する。モータ装置により直接、ま
たは間接に作動される小歯車は、環形歯車と、相互に9
0°離して環形歯車の軸線回りに配分される4個の同形
の小歯車とを回転駆動し、各小歯車は直接、または間接
に、対応する伝達装置軸を駆動する。環形歯車軸線に沿
って形成される通路は、成形工程中に管を貫通させる。
【0025】対応する成形ロールを介して管壁の成形区
域に交差する向きの軸線は締付け位置において移動軸線
にも交差するか、またはその直近を通過するように、成
形ロール・キャリア軸が配設される。向きの軸線回りに
成形ロール・キャリアヘッドを角度移動させることによ
り、少なくとも1個の螺旋フィンに所定のリード角を与
えるために、対応する成形ロールに所定の傾斜角を与え
ることがこれで可能になる。対応するキャリジの工具キ
ャリア端部における支承面上の成形ロール・キャリアヘ
ッドの当接面は、向きの軸線に垂直な平面である。
【0026】成形ロール・キャリアヘッドとキャリジの
工具キャリアとの2個の支承面の間に1個、または複数
のスペーサ板を挿入することが可能であり、このスペー
サ板は、成形ロール・キャリア軸の軸線と、成形される
べき管の移動軸線との間の間隔を制御することができる
ように、平行な面を有し、制御された厚みを有すると、
好都合である。従って、フィンを設けられるべき管の様
々な直径と、使用する成形ロールの対応する直径とに、
考慮が払われる。よって、向きの軸線が移動軸線に交差
するような締付け位置を保ち、直径の如何に拘らず、管
の回りに90°離して4個の成形ロールを配分するよう
に考慮することが可能になる。これらの条件の下で、転
造工程による成形中に、各成形ロールによって管にかけ
られる力は、管によって完全に均等に負担される。
【0027】向きの軸線回りの、動かすことができる成
形ロール・キャリアの部分の角度設定は、キャリジの工
具キャリア端部の固定壁と、成形ロール・キャリアヘッ
ドに固定される部品に対面する壁との間に導入される設
定装置によって与えられる。
【0028】リード角が調整された後、また成形ロール
・キャリア軸の軸線と移動軸線との間の間隔が調整され
た後、必要あれば、キャリジの工具キャリア端部に対す
る成形ロール・キャリアヘッドの回転を停止装置が止め
て、角度変位の恐れをなくするができる。使用される停
止装置は、例えばねじ付き棒を含むことができ、該棒は
成形ロール・キャリアヘッドの支承面を貫通して、キャ
リジの工具キャリア端部に結合されれる。
【0029】望ましくは、各成形ロール・キャリアヘッ
ドは取外し自在部品を含み、該部品の中に少なくとも1
個の軸受が収容され、成形ロール・キャリア軸の一端が
その軸受上に取付けられ、この取外し自在部品は、成形
ロール・キャリアヘッドから取外された後、対応する成
形ロール・キャリア軸から容易に取外すのが可能なよう
な仕方で、固定されている。
【0030】また望ましくは、成形ロール・キャリア軸
を駆動する駆動軸の軸受の一つもまた、必要あれば、こ
の軸を取外せるように、また成形ロール・キャリア軸お
よびそれらを連結する伝達装置も取外せるように、取外
し自在部品の中に収容される。
【0031】望ましくは、各成形ロールは回転円盤の重
なりを含む。これらの複数の円盤の直径は、フィンの漸
増的な成形を許すような仕方で、管の移動方向に沿って
大きくなる。成形操作は管の伸びを伴い、その直径は減
じ、またフィンの下方で測定した肉厚も減ずる。比較的
薄肉の管の場合、マンドリルが管の内側に入れられるこ
とが望ましく、マンドリルは保持棒により、所定位置に
保たれ、該棒は管よりも長く、管の外側で、管の後方に
ある端が固定点に取付けられる。マンドリルと保持棒の
間、または保持棒と取付け固定点の間に設けられる当接
面によって、管の移動軸線の回りに自由に回転するよう
にマンドリルが取付けられるのが有利である。
【0032】成形ロールの作用により、管の厚みが減少
した区域において管の内壁を支持するために、マンドリ
ルは、その軸線に対して数度傾斜した母面をもつ、実質
的な切頭円錐形であると、有利である。成形ロールの作
用による管の潰れ状態を抑制するために、軸線方向の調
整ができると、有利ある。
【0033】移動軸線に沿う管の案内と移動を助けるた
めに、溝材を用いることができる。フィンがひっかかっ
たり、破断したりすることなく、成形ロールの作用を受
ける管の回転運動を助ける、プラスチック材の層を溝材
に内張することが必要である。成形装置の上流、または
下流に配設されるピンチロール(駆動ローラ)は、滑ら
かな管をマンドリル・キャリア棒上に配置し、操作の終
りにマンドリル・キャリア棒から管を外すのに、使用す
ると都合が良い。
【0034】管の長手に沿って幾つかの滑らかな部分を
残すことが可能であり、それで管の移動が駆動ローラに
より生じ、接近検出装置により管理される。
【0035】フィンの成形を開始し、またこの操作を或
る一定の時間間隔で停止するために、フーコー(Fou
cault)の電流検出装置のような接近検出装置を使
用すると有利であり、該装置は、フィン付与区域に対し
て、溝材に沿って正確に印を付けた位置に、成形区域の
下流に配設される。少なくとも2個はあるこれらの検出
装置は、電子装置に接続され、この電子装置は、フィン
の成形を開始し、また必要あれば、フィンを設けられな
い中間区域においてフィン成形を中断することができ
る。この中間区域は後に、例えば管の曲り部分になる。
かくて、フィンを設けられる複数の区域を管上に成形
し、これらの区域を滑らかな区域で分離することが可能
となる。
【0036】管にフィンを付与する操作は電子装置によ
り開始されることが望ましく、該装置は、成形ロールを
減速された速度で回転し始め、つぎにキャリジを低速度
で徐々に同時に移動させ、よって成形ロールも徐々に締
付けを受ける。つぎに、成形ロールの回転速度が、正規
の動作速度に達するまで、上げられる。もしも、例え
ば、成形前において、外径約15〜25mm、厚さ1.
5〜2.5mmの、304鋼、または316鋼のような
オーステナイト系ステンレス鋼から管が作られているな
らば、各成形ロールの締付け力は約30+10KNであ
る。成形ロールの直径は約25〜60mmであり、成形
操作の通常の動作速度は4〜10m/minに達するこ
とができる。
【0037】以下の例および図面は、本発明による装置
の実施例を非限定的に説明する。
【0038】
【実施例】図1は、熱交換器のための、回転する管2の
外壁上に少なくとも1個の螺旋形フィン3を成形するこ
とのできる装置1の外観の説明図である。
【0039】本装置は、図3および図4に示されるスラ
イド4A、4B上を図1の平面に平行に滑動することの
できる2個のキャリジ4、5含む。これら2個のキャリ
ジは管2の移動の軸線の両側に対称的に相互に対向して
配置される。各キャリジは2個の成形ロール6、7およ
び8、9を有し、ロールはそれぞれ成形ロール・キャリ
ア軸18、19および20、21によって回転を調整さ
れ、軸は、図2で見ることのできる22、23のような
歯車継手と協働する伝達装置を介して駆動軸24、25
および26、27により、駆動される。各成形ロール、
対応する成形ロール・キャリア軸および対応する駆動軸
は、同じ成形ロール・キャリアヘッド上に据付けられ
る。最初の2個り成形ロール・キャリアヘッド10、1
1は、キャリア4の工具キャリア端部4−1の支承面1
4、15に当接するように据付けられる。他方の2個の
キャリアヘッド12、13は、キャリア5の工具キャリ
ア端部5−1の支承面16、17に当接するように据付
けられる。成形ロール・キャリアヘッドの各々は、その
向きの軸線の回りに数度だけ動くことができる。4個の
向き軸線X2、X3、X4、X5の各々は、2個の工具
キャリア端部4−1、5−1の一つの上にある1個の成
形ロール・キャリアヘッドの対応する支承面の平面に垂
直である。動作位置においては、各成形ロールは管2の
外壁の成形区域に衝接して、移動軸線X1−X1に沿っ
て駆動されるので、4個の向きの軸線の各々は、対応す
る成形ロールの成形区域を通過し、最適な制御状態で
は、移動軸線に交差する。向きの軸線は、移動軸線X1
−X1の回りに、相互に90°離れて配分される。
【0040】キャリジ4、5は移動装置を有し、該装置
は、管2の外壁に対する動作位置に成形ロール6、7、
8、9を持ってくるようにキャリジを接近させるか、あ
るいは、例えばフィン成形段階が終了するたびに、また
は調整、整備作業を実施しなければならない時に、キャ
リジを引き離す。
【0041】図3、図4、および図5は、キャリジ4、
5のための移動装置の実施例を説明する。
【0042】図3および図4において、スライド4A、
5A上を滑動する状態の2個のキャリジの各々の下部の
みが示され、工具キャリア端部4−1、5−1および成
形ロール・キャリアヘッドは示されない。
【0043】図3は離れた位置に相当し、図4は成形ロ
ールが接近して動作位置にある時の位置を示す。両図と
もに、移動軸線X1−X1が表示される。移動装置はジ
ャッキであり、そのシリンダ31はキャリジ4の中に収
容され、そのピストン32はX1−X1に垂直な軸線に
沿って動く。揺動ビーム34の下方を通るピストン32
の棒33の端は、キャリジ5と一体である。揺動ビーム
34の中心は、X1−X1と交差する垂直軸線X6の枢
軸回りに回転自在に据付けられる。2個の強固な棒3
5、36の各々がその一端35A、36Aの一つによっ
てキャリジ4、5の前端に連結され、他端35B、36
Bによって揺動ビームニ連結される。よって、移動軸線
X1−X1に対する2個のキャリジの対称的移動が発生
する。ジャッキはまた、断面積の小さい補助ピストン3
7を有し、これにより、フィン成形操作の終りに2個の
キャリジを急速に引き離すことができる。動作位置にお
いてキャリジが停止する箇所を正確に決定する装置が、
管の軸線と成形ロールの距離、つまりは成形ロールが管
に貫入する範囲、を精密に決定することを可能にする。
この装置は強固な横向きアームを有し、アームの一端は
ピストン棒33に連結され、他端は、シリンダ31に高
圧流体を供給するための制御装置40に、測微ねじ39
を介して連結される。
【0044】図5はこの制御装置の実施例の説明図であ
る。強固なアーム38は、ピストン棒33が測微ねじ3
9を、閉鎖装置41に当接するまで駆動するのを可能に
し、その時、閉鎖装置は、パイプ42からジャッキのシ
リンダ31に向かう高圧流体の入口オリフィスを閉じ
て、ピストンの動きを止めること、が判る。移動が止ま
らないと、弁座43が引っ込んで、排出流路44に向か
う流体通路を開かせる。ピストン棒33が引っ込むと、
戻しバネ45が弁座43を閉じる。キャリジが止まる箇
所を調整するこの装置は、従って、フィンを設ける管壁
上の各成形ロールのために、一定の再現可能位置が、安
全、かつ再現自在の仕方で、設けられるようにする。
【0045】4個の成形ロール・キャリア軸18、1
9、20、21を駆動する4個の駆動軸は、前者に平行
に取付けられ、図6に説明的に示される装置により、厳
密に等しい速度で駆動される。図6は図1のA−A断面
に沿う平面図である。図6は、図1の平面の背後に向く
2個の下部駆動軸を単に説明的に示し、またこれも説明
的に示される単一のモータ装置にこれら駆動軸を連結す
る伝達装置を示す。モータ装置は高出力の直流電動機で
あり、その速度は広い範囲に変速することができ、強力
な始動トルクを有し、小歯車52を有する伝達装置51
によって、軸線X1−X1上の環形歯車53に連結され
る。環形歯車は下半分のみが見える。環形歯車は、図示
されない固定台座に結合される内方管状支持材54の支
承表面53A上に取付けられる。図示されない案内管
が、フィンを設けるべき管を、X1−X1に沿って管5
4の内側に通す。小歯車52によって駆動される環形歯
車53に4個の小歯車が噛み合い、その内の2個の小歯
車が見えるが、各々が1個の駆動軸24、25、26、
27に連結された伝達軸を駆動する。図6において、2
個の下方の小歯車55、56だけが見えるが、これらは
下方駆動軸24、27に連結された下方伝達軸57、5
8を駆動する。55、56のような4個の駆動小歯車
は、相互に90°離れて環形歯車53の回りに均等に配
分される。よって、環形歯車53の軸線に一致するX1
−X1軸線の回りに伝達軸も均等に配分されることにな
る。
【0046】57、58のような4個の伝達軸は抜差し
自在であり、その端にカルダン継手が設けられる。従っ
て、これらの伝達軸は、キャリジ4、5の移動中であっ
ても、4個の駆動軸、ひいては成形ロールを、ブローに
至ることなく、同じ速度で駆動させることができる。
【0047】装置1に設けられる4個の成形ロール6、
7、8、9は同一構造である。それらは回転円盤の組立
体であることが望ましく、その半径と成形刃の断面形は
フィンを徐々に成形するように設計され、成形ロールの
成形刃は、管壁上の螺旋形移動経路に沿って、先行する
成形ロールの円盤によって既に付け始められている溝の
中に順々に貫入して行く。そのような結果を得るため
に、直径が漸増し、断面形が変化する回転円盤を含む成
形ロールが利用される。
【0048】図7は、成形ロール・キャリア軸19の軸
線を含む平面に沿う、図1および図2の、例えば成形ロ
ール7のような成形ロールの説明的断面図である。成形
ロールは、管の滑らかな上流部の方に向く、直径の小さ
い端から、成形回転円盤61,62、63、64、65
を有し、これらは同じ溝の中に順々に入って行く、直径
の漸増する円盤のお陰で、少なくとも1個の徐々に大き
くなる螺旋形フィンを生ずる。円盤65と等しい直径の
最後の円盤66、67は、少なくとも1個の螺旋形フィ
ンの断面形を均等にすることができる。管壁上に成形ロ
ールによって作られる螺旋形通路は、その向きの軸線回
りの成形ロール・キャリアヘッドの角移動によって実現
されるリード角により得られる。4個の成形ロールの各
々は、成形ロール・キャリア軸に沿って異なる軸線方向
取付け位置を有して、円盤の成形刃が先行する円盤によ
って成形された溝の中に貫入するようになっていなけれ
ばならない。この軸線方向取付け位置はリ−ド角と螺旋
形フィンの数とによって決まる、つまり、螺旋形の螺条
数による。この軸線方向取付け位置は、7のような成形
ロールの両側に配設される68、69のような円環形リ
ングに所要の幅を与えることにより得られる。
【0049】図2に示すように、19のような各成形ロ
ール・キャリア軸は、22のような駆動小歯車の直近に
配設される段部19Aを含む。管の上流側に配設され、
段部19Aに当接するリング68は従って、成形ロール
とその直ぐ上流または下流に配設される次のロールとの
間に設けなければならない軸方向間隔を考慮した幅を有
しなければならない。リング69に当接するナット70
は成形ロールの円盤を段部に対して締め付ける。
【0050】11のような各成形ロール・キャリアヘッ
ドは、向きの軸線X3に直角な平らな支承面のお陰で、
キャリア4の工具キャリア端部4−1における対応する
支承面15に当接することになる。
【0051】少なくとも1個の角度設定装置が、2個の
間隙e1、e2(図1参照)の少なくとも一つの中に滑
入することができる。成形ロール・キャリアヘッドと一
体の、支承面15に垂直な軸線を有する円筒形回転棒7
2と、棒72の端が係合する、工具キャリア端部4−1
に設けられたくぼみ73との間に該間隙が存在する。
【0052】間隙e1、e2の片方または両方に厚み設
定ウェッジ(くさび)を導入することにより、軸線X3
回りの成形ロール・キャリアヘッド11の角度設定を数
度だけ変えることが可能である。図1の平面に対するこ
の傾斜角は、1重螺旋ねじの場合は約4°を、また2重
螺旋ねじの場合は約8°を超えない。
【0053】成形ロール・キャリアヘッド11は回転体
74(図2参照)の軸線X3の回りに回転させられ、該
部品は、支承面15の両側に形成される、対向して配設
される溝75、76の中に隙間なしに係合し、ねじ棒7
7により保持される。一端が成形ロール・キャリアヘッ
ド11にある逆T形溝79に係合し、他端が工具キャリ
ア端部4−1にある溝79Aに係合する、78のような
支持棒を形成する部品は、ねじ部品81によって引っ張
られる例えば横方向角度設定装置80によって、支承面
15に対して成形ロール・キャリアヘッド11を締め付
ける。
【0054】対応する工具キャリア端部から各成形ロー
ル・キャリアヘッドを容易に分離し得ることは、各工具
キャリアの2個の成形ロール・キャリアヘッドの間の間
隔調整を容易にし、管の直径の関数として、管への成形
ロールの90°接触を可能にする。15のような支承面
において、一定厚さと適当な表面面積を有する金属薄板
がこの目的で導入され、この薄板は図示されないが、7
8のような支持棒の軸方向部品と角度設定部品72の通
過のための穴を含む。フインが設けられるべき管の回り
の成形ロールの角度設定はこのようにして、成形ロール
の直径、さらには管の直径、厚さおよび絞り度合を考慮
して、90°に設定される。
【0055】場合により、図2に示すように成形区域の
管2の内側に入れられたマンドリル82を用いて、成形
ロールの作用を受ける管壁を支持することが必要にな
る。マンドリルはほぼ切頭円錐形で、その母面の傾斜
は、フィンを設けられるべき管の成形条件によって決ま
る。マンドリルは保持棒83と一体であり、管2の上流
端を超えて配設される棒の上流端は、一定箇所における
取付け区域において、図示されない仕方で、自由に回転
するように取付けられる。マンドリル82を、自由に回
転するように、直接に保持棒83に取付けることも可能
である。マンドリルの軸方向位置が調整自在であると、
有利である。
【0056】図2に示すように、19のような各成形ロ
ール・キャリア軸は、11のような対応する成形ロール
・キャリアヘッドの内側に、84、85のような軸受上
に取付けられ、両端において86、87のような当接軸
受により固定されて、軸方向移動を防止される。
【0057】25のような対応する駆動軸が88、89
のような軸受上に取付けられ、軸受は、成形ロール・キ
ャリア軸19の小歯車22に噛合う環形歯車23の両側
に配置される。
【0058】11のような各成形ロール・キャリアヘッ
ド(図2参照)には、7のような成形ロールの敏速分解
装置が設けられ、これで、成形円盤が磨耗しているか、
また、19、25のような軸の軸受と22、23のよう
な歯車伝達装置が磨耗しているか、点検することが可能
になる。この目的で、成形軸19の軸受84等と駆動軸
25の軸受88等は取外し自在部品90の内側に取付け
られ、部品90は、敏速な組立ておよび取外しを可能に
する固定装置によって成形ロール・キャリアヘッド11
の残りの構造に固定される。
【0059】2個のボルト91、92を抜くことによ
り、2個のキャリジ4、5が移動軸線X1−X1から引
き離された後、取外し自在部品90を取外すことができ
る。これらのボルトは、取外し自在部品90を成形ロー
ル・キャリアヘッドの支承面93に当接させて、定位置
に止める。
【0060】取外し自在部品の端は、二面角を形成す
る、突出する当接縁94を有し、その縁は同じ角度の凹
角の縁に噛合う。ボルト91、92の軸は、ボルトが貫
通する当接面93の平面に対して約45°に傾斜してお
り、当接面93の他の側に配設される取付け装置96に
連結される。よって、ボルト91、92の引張り力の水
平成分は、当接面93と引込み縁95とに当てて、取外
し自在部品90を有効に止める。
【0061】取外し自在部品90が取外された後、成形
ロール7を担持する軸19を取外すことが可能になる。
よって、円盤を調整し、必要あれば交換し、また必要あ
れば軸方向取付け位置を変更することが可能である。ま
た、駆動軸25、さらには2軸間の歯車伝達装置を完全
に取外すことも可能である。
【0062】フィン成形中の管の移動は、X1−X1軸
線に沿って行われ、管はその間、図示されない溝材に支
持される。金属溝材にはプラスチック材が内張りされ
て、滑り運動を助け、管が、管およびフィンの損傷を来
すような何らかの形で、引っ掛かるのを防ぐ。
【0063】管にフィンを設ける運転を開始し、この運
転を停止するために、溝材の近くで、移動軸線に沿っ
て、成形区域から所定の距離離れた箇所に、検出装置
(図示せず)が設けられ、これらの検出装置は管の前端
が通過する信号を発する。検出装置は、例えばフーコー
(Foucault)電流型である。
【0064】これら検出装置は電子装置に接続され、電
子装置は管にフィンを設ける運転を開始、または停止す
る。
【0065】管にフィンを設ける各区域は、母線に接続
される2個の電子箱を用い、1個の箱はフィン成形操作
を開始するための1個の検出装置を有し、もう1個の箱
は2個の検出装置を有し、この内1個は成形ロールの低
回転速度における通過を制御し、他の1個は戻しピスト
ンの運動と成形ロールの回転停止を制御する。
【0066】フイン付き区域のフィン付与操作の終りに
成形ロールが減速しないと、管の送り速度が比較的早い
ために、規定の長さに正確にフィンを成形することが不
可能になることに注目すべきである。
【0067】母線は3本の電線から形成され、電線は、
成形装置の自動化装置から延在し、例えば40mの長さ
であることもできる管の案内溝材に沿って走る。よっ
て、装置は案内溝材に沿って40個の母線への接続箇所
を持つことができ、これは、管の長さにわたって、20
個の異なるフィン付き区域を成形させる。母線のこれら
3本の線は、従って、全ての検出装置を独立に装置に結
線しなければならなかったとした場合に、必要であった
であろう60本の電線の使用を防止することになる。
【0068】さらに、母線は継続するデータの結集を管
理する:例えば、フィン付与操作の最中に、検出装置付
きの2個の箱が反転したため、1個の情報「フイン付与
操作の開始」が装置の自動化部分に到達すると、母線は
この誤差を処理させる。
【0069】外径約16mmのオーステナイト系ステン
レス鋼 316L管のような管にフィンを設ける操作の
開始は、つぎに述べる仕方で実施される:長さ約25m
mの滑らかな管が下流端から溝の上に置かれる。図示さ
れないピンチ・ロール(駆動ローラ)がマンドリル82
の上と、既にその取付け点に固定されているその保持棒
の上に管を係合させる。管が所定位置に入れられた後、
4個の成形ロールを約300rpmという低い速度で駆
動するために、モータを始動させる。つぎに、ジャッキ
31の減速速度における移動が開始されて、2個のキャ
リジ4および5をその動作位置に接近させる。つぎに、
成形ロールが、マンドリルに保持される管の壁に徐々に
押し付けられ、成形ロールにより、所定のリード角をも
って、成形ロールと反対の方向に、管が回転駆動され
る。作動間隔に相当する成形ロールの位置に到達すると
直ちに、成形ロールの回転速度が約1400rpmの作
動速度に達するまで、加速される。これらの条件の下
で、使用される成形ロールの型式により、また選択され
たリード角と軸方向取付け位置により異なるが、一重螺
旋フィンでは約4m/min、二重螺旋フィンでは約8
m/minの移動速度を得ることが可能である。絞り度
合、断面積、および成形ロールを管壁に締付ける、成形
ロール当たり20〜40KNの範囲の力を適当に選択す
ることによって、フィン付根における外径約14mm、
フィン高さ1mm、フィン付根における管厚さ0.9m
m、1個のねじの軸方向長さ1in(25.4mm)当
たり約30個の山数をもつフィンを製作することが可能
である。成形ロールの作動の終りに、フィン付与長さを
精密に制御する目的で、成形ロールの回転速度を下げた
後に、ジャッキの戻しピストン37を急速に作動させ
て、過渡状態なしに、殆ど瞬間的に作動を止めることが
可能である。
【0070】本発明による装置、および説明された実施
例について、本発明の範囲をはみ出さない、多数の変形
を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による4個の成形ロールヘッドと2個の
キャリジの前端によって形成される組立体の、管の移動
方向の軸線に垂直な平面内の平面説明図である。
【図2】フィンを設けられるべき管壁を転造成形する位
置における成形ロールヘッドの、図1の断面B−Bに沿
う説明図である。
【図3】本発明による装置の2個のキャリジの、離れた
位置における下部を、その連合する移動装置と共に、示
す平面説明図である。
【図4】キャリジを接近させた動作位置における、図3
のキャリジの下部の平面図である。
【図5】動作位置にある、図3および図4のキャリジの
行程端における制御装置の説明図である。
【図6】モータ装置と成形ロール・キャリア軸を駆動す
る駆動軸との間の伝達装置およびモータ装置を示す、図
1の断面A−Aに沿う説明図である。
【図7】成形ロール・キャリア軸の軸線を含む平面に沿
う、成形ロールの断面説明図である。
【符号の説明】
1 装置 2 管 4 キャリジ 4−1 工具キャリア端部 5 キャリジ 5−1 工具キャリア端部 6、7、8、9 成形ロール 10、11、12、13 成形ロール・キャリアヘッド 14、15、16、17 支承面 18、19、20、21 成形ロール・キャリア軸 22、23 回転伝達装置 24、25、26、27 駆動軸 31 シリンダ 32 ピストン 33 ピストン棒 34 揺動ビーム 35、36 強固な棒 37 戻しピストン 39 制御装置 41 閉鎖装置 50 モータ装置 52 小歯車 53 環形歯車 55、56 小歯車 57、58 抜差し自在軸 61、62、63、64、65 回転円盤 72、73 角度設定装置 82 マンドリル 83 保持棒 X1 移動軸線 X2、X3、X4、X5 向きの軸線 X6 垂直軸線

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 管2の外壁上に少なくとも1個の螺旋形
    フィンを転造により成形する装置であって:動作位置に
    入るために相互に接近するか、または相互から離れるこ
    とができる2個のキャリジ4、5を装置が含み、これら
    キャリジの各々は2個の成形ロール6、7、8、9を有
    し、該成形ロールの各々は成形ロール・キャリア軸1
    8、19、20、21上に取付けられてそれぞれ1本の
    駆動軸24、25、26、27により駆動され、該駆動
    軸は対応する該成形ロール・キャリア軸に平行で、回転
    伝達装置22、23によりそれらキャリア軸に連結さ
    れ、該4本の成形ロール・キャリア軸18、19、2
    0、21は、2個のキャリジ4、5が接近した時に、4
    個の成形ロールが、成形されるべき管2の壁に同時に衝
    接するように、成形されるべき管2の移動軸線X1−X
    1の回りに配分され、該4本の駆動軸は、この4本の駆
    動軸を同一速度で駆動する1個のモータ装置を含む1個
    の共通の駆動装置に連結され、1個の成形ロール・キャ
    リア軸と対応する駆動軸とによって形成される4個の組
    立体の各々は、1本の軸線X2、X3、X4、X5の回
    りに動くことが可能であり、該軸線は対応する成形ロー
    ル6、7、8、9を介して管2の成形区域と交差し、該
    4本の軸線は、該2個のキャリジ4、5が接近させられ
    た時、相互に90°離れて配分されること:を特徴とす
    る装置。
  2. 【請求項2】 2個のキャリジ4、5を、フィンが設け
    られるべき管2の移動軸線X1−X1に接近させ、また
    はそれから離れさせることを可能にする、該2個のキャ
    リジの移動装置は、少なくとも1個のジャッキであり、
    該ジャッキのシリンダ31は2個のキャリジの内の一方
    4と一体であり、ピストン32の棒33は他方のキャリ
    ジ5に連結されること、を特徴とする、請求項1の装
    置。
  3. 【請求項3】 2個のキャリジ4、5の移動を同期させ
    るための装置は、固定の枢軸に取付けられた揺動ビーム
    34であり、該枢軸の垂直軸線X6は管の移動軸線に交
    差し、該ビームの端35B、36Bの各々は強固な棒3
    5、36によってキャリジ4、5の端35A、36Aに
    連結されること、を特徴とする、請求項1または2の装
    置。
  4. 【請求項4】 装置が、ジャッキの少なくとも1個のピ
    ストン32の行程の末端を正確に調整するための装置を
    含み、この装置はジャッキのシリンダ31に高圧流体を
    供給するためのパイプ42を閉鎖する装置41を含み、
    該閉鎖装置は、ジャッキのピストン32の棒33に直接
    または間接に連結され、かつ、該閉鎖装置がジャッキへ
    の供給を停止しなければならない、ピストン32の棒3
    3の行程末端を正確に調整させるための制御装置39を
    含んでいる、請求項2または3の装置。
  5. 【請求項5】 成形ロール・キャリア軸18、19、2
    0、21の各々は、それが交差する、対応する向きの軸
    線に垂直である、請求項1ないし4の任意の項の装置。
  6. 【請求項6】 成形ロール・キャリア軸18、19、2
    0、21と対応する駆動軸24、25、26、27の各
    々は成形ロール・キャリアヘッド10、11、12、1
    3上に取付けられ、該キャリアヘッドは、それぞれの向
    きの軸線X2、X3、X4、X5に垂直な支承面14、
    15、16、17を介してキャリジ4、5の工具キャリ
    ア端部4−1、5−1に当接しており、該支承面は対応
    する向きの軸線X2、X3、X4、X5に垂直であり、
    角度設定のための装置72、73は、各成形ロール・キ
    ャリアヘッドがその向きの軸線回りに数度だけ回転する
    ことができるようにする、請求項ないし5の任意の項の
    装置。
  7. 【請求項7】 成形ロールの管回りの角度位置を90°
    に調整するために、成形ロール・キャリアヘッドをその
    向きの軸線に沿って移動させるように、成形ロール・キ
    ャリアヘッド10、11、12、13のための設定装置
    を支承面14、15、16、17の中に導入することが
    できる、請求項6の装置。
  8. 【請求項8】 駆動軸24、25、26、27の各々
    は、該駆動軸に枢動自在に連結される少なくとも1個の
    抜差し自在軸57、58を含む伝達装置を介して、1個
    だけのモータ装置50に連結される、請求項1ないし7
    の任意の項の装置。
  9. 【請求項9】 1個だけのモータ装置50と抜差し自在
    軸57、58の間の該伝達装置はフィンが設けられるべ
    き管2の移動軸線X1−X1が貫通する0環形歯車53
    を含み、この環形歯車はモータ装置50に連結された小
    歯車52によって駆動され、該環形歯車は4個の小歯車
    55、56を駆動し、この小歯車は移動軸線X1−X1
    の回りに相互に90°離れて配設され、各々が駆動軸2
    4、25、26、27に連結される抜差し自在軸57、
    58を駆動する、請求項8の装置。
  10. 【請求項10】 各成形ロール・キャリアヘッド10、
    11、12、13は取外し自在部品90を含み、該部品
    の内側には、成形ロール・キャリア軸の少なくとも1個
    の軸受を収容し、この取外し自在部品は、分解された
    時、該当する成形ロール6、7、8、9の取外し、そし
    て必要あれば交換を可能にする、請求項6ないし9の任
    意の項の装置。
  11. 【請求項11】 各成形ロール6、7、8、9は、成形
    ロール・キヤリア軸と同じ軸線を有する複数の回転円盤
    61、62、63、64、65から成り、フインを設け
    られるべき管2の滑らかな上流部に向く、各成形ロール
    の側には、つぎに来る円盤よりも直径が小さい少なくと
    も1個の円盤61、62、63があり、成形ロールの軸
    方向位置を、相当する成形ロール・キャリア軸上で他の
    成形ロールの位置に対して、調整するのを可能にする少
    なくとも1個の軸方向設定装置により、成形ロールがそ
    の成形ロール・キャリア軸に保持される、請求項1ない
    し10の任意の項の装置。
  12. 【請求項12】 管2にフィンを設ける操作中、管の壁
    は、適当な切頭円錐形の、保持棒83に結合される内側
    マンドリル82によって成形区域に保持され、該保持棒
    の上流端は管2の上流端を超えた位置にある固定点に取
    付けられる、請求項1ないし11の任意の項の装置。
  13. 【請求項13】 該マンドリル82は移動軸線X1−X
    1の回りに自由に回転するように取付けられる、請求項
    12の装置。
  14. 【請求項14】 少なくともフィンの付く区域の下方で
    はプラスチック材の層で覆われた溝材によって、管2が
    移動軸線X1−X1に沿って支持される、請求項1ない
    し13の任意の項の装置。
  15. 【請求項15】 管にフィンが設けられる操作の前に、
    少なくとも1個のピンチロール(駆動ローラ)が管を移
    動軸線X1−X1上に配置させる、請求項1ないし14
    の任意の項の装置。
  16. 【請求項16】 少なくとも2個の接近検出装置が、成
    形区域から下流に所定間隔を置いて、移動軸線X1−X
    1に沿って配設される、請求項1ないし15の任意の項
    の装置。
  17. 【請求項17】 各接近検出装置、または接近検出装置
    群は電子装置に接続され、該電子装置はフィン成形操作
    の作動を開始または停止する、請求項16の装置。
  18. 【請求項18】 該各検出装置または検出装置群は母線
    を介して該電子装置に接続され、該母線は、多数の接続
    を行わせ、よって多数のフィン付き区域を管上に形成さ
    せる、請求項16の装置。
  19. 【請求項19】 該電子装置によって制御されるフィン
    付与操作の始動は: a.滑らかな管2を装着した後、移動軸線X1−X1か
    ら離して配設される成形ロールの低速回転を開始するこ
    と、 b.ジャッキの低速の運動を開始して、各成形ロールが
    徐々に管2の壁に押付けられるまで、成形ロール6、
    7、8、9を管の壁に徐々に近付けること、 c.つぎに、高圧流体の入口を閉じることにより、ジャ
    ッキの前進行程を自動的に停止すること、 d.最後に、正規の運転速度に達するまで、成形ロール
    の回転速度を徐々に上げること; を特徴とする請求項17または18の装置。
  20. 【請求項20】 成形ロールの回転速度が減速した時、
    そして続いて戻しピストン37が急速に動いてキャリジ
    4、5を軸線X1−X1から離し、従って成形ロールの
    回転が中断された時に、接近検出装置群によって、管に
    フィンを設ける操作が停止される、請求項17ないし1
    9の任意の項の装置。
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