JPH0639413B2 - 簡易エチレン発生組成物及びこれを用いた簡易エチレン発生体並びにこの簡易エチレン発生体を用いた青果物の追熟方法 - Google Patents

簡易エチレン発生組成物及びこれを用いた簡易エチレン発生体並びにこの簡易エチレン発生体を用いた青果物の追熟方法

Info

Publication number
JPH0639413B2
JPH0639413B2 JP31168788A JP31168788A JPH0639413B2 JP H0639413 B2 JPH0639413 B2 JP H0639413B2 JP 31168788 A JP31168788 A JP 31168788A JP 31168788 A JP31168788 A JP 31168788A JP H0639413 B2 JPH0639413 B2 JP H0639413B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ethylene
vegetables
ethyl alcohol
generating composition
simple ethylene
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP31168788A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH02157232A (ja
Inventor
永二 宮下
渉 戸村
洋一 山中
伸昌 鬼沢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
FERRIC INC.
Shiraishi Calcium Kaisha Ltd
Original Assignee
FERRIC INC.
Shiraishi Calcium Kaisha Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by FERRIC INC., Shiraishi Calcium Kaisha Ltd filed Critical FERRIC INC.
Priority to JP31168788A priority Critical patent/JPH0639413B2/ja
Publication of JPH02157232A publication Critical patent/JPH02157232A/ja
Publication of JPH0639413B2 publication Critical patent/JPH0639413B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】 (a)産業上の利用分野 本発明は植物ホルモンの一種であるエチレンガスを所要
時間、所要量連続的に且つ簡易に発生させる簡易エチレ
ン発生組成物及びこれを用いた簡易エチレン発生体並び
にこの簡易エチレン発生体を用いた青果物の追熟方法に
関するものである。
(b)従来の技術 エチレンガスは追熟を促進する植物ホルモンの一種であ
り、キウイフルーツ、洋梨、トマト、柿、バナナ、マン
ゴー、アボガド、メロン、リンゴ、パイナップル、ナシ
などの多くの果実の追熟や早生温州ミカンやレモンの果
皮の黄化などに利用されている。
しかも、エチレンガスは百ppm以下、特に一から数十ppm
という非常に低濃度で活性を示し、青果物の追熟を促進
することが知られている。
この現象を利用して、早期に収穫した果実を貯蔵中にエ
チレンで追熟させることが実用化されているが、従来の
追熟方法としては以下のものが提案されている。
即ち、ボンベに充填したエチレンガスをバナナ等の果
実の貯蔵室内に導入するものである。
例えば、バナナその他の青果物の輸入品は箱詰めにさ
れ、通常、梱包工場からトラックや列車で船に運ばれ、
船積みされてコンテナ船で海外に運ばれる。この青果物
は船降ろしされると、熟成工場に運ばれ、熟成工場内で
パレットに詰め替え、これを規則正しく積み上げた後、
エチレンガスを吹き込んで熟成される(特開昭63−7
9527号公報)。
又、パイナップルやメロン等の青果物は産地からトラッ
クや列車で熟成工場に運ばれ、パレットに詰め、これを
規則正しく積み上げた後、エチレンガスを吹き込んで熟
成される。
SiO、A及びHOを主成分とし、これ
をアルカリ金属またはアルカリ土類金属の酸化物を含有
する天然凝灰石を加熱して脱水処理するか又はアンモニ
ウムイオンを含む溶液又は塩酸の水溶液などに浸漬する
ことによって前処理したのち加熱脱水処理して得た吸着
剤にエチレンガスを吸着させ、これを用いるものである
(特開昭53−38540号公報)。
上記或いはの方法で追熟した青果物が食べられるか
どうかの判断は色や硬さ、又は試食することによって判
るのが現状であるが、最近では、農業試験場等の研究機
関での実験データーに基づき、一定エチレンガス濃度、
一定温度の中に一定時間青果物を貯蔵することにより食
べ頃が判定できるようになっている。
(c)発明が解決しようとする課題 しかしながら、上記の方法では、エチレンガスの濃度
管理が極めて困難であり、このためエチレンガスの濃度
が高くなりすぎて熟れ過ぎたり、或いはその濃度が低く
なり過ぎて追熟が不完全となり、このいずれの場合も商
品価値がないのであり、このため高精度且つ大規模な密
封性の高い追熟装置が必要で極めてコスト高になる。
また、この方法では産地から収穫後トラックや列車で追
熟工場に運び、そこで青果物を追熟するため手間がかか
るだけでなく、膨大な設備やこれに付帯する施設が必要
である等の課題がある。
更に、追熟工場で作業者がエチレンガスを吸収したり、
或いはエチレンガスの取り扱いを誤った場合、爆発や火
災の恐れがあるなど、危険性が極めて高いのであり、加
えてパレットに詰めた青果物を高く積み上げる必要があ
り作業性が悪いなどの課題がある。
加えて、エチレンガスボンベは運搬および取扱いが困難
であり、その扱いが極めて煩わしいだけでなく、コスト
高になるのである。
又、上記の方法では、そのまま青果物に使える利点は
あるが、エチレンガスを吸着性の極めて高い吸着剤に吸
着させているため吸着エチレンガスの放出スピードが遅
く、追熟に時間がかかるだけではなく、徐々にエチレン
ガス濃度が低下し、このため青果物の追熟管理が極めて
困難である等の欠点がある。また、この場合、特に低温
ではエチレンガスの発生速度が極めて遅く追熟に長期間
を要するなどの問題も有る。
更に、この方法では、高価である上、保存中にSiO
やAlに吸着されたエチレンガスの濃度が高くな
り、しかもこのSiOやAlが触媒として機能
することによってエチレンガスの重合反応が促進される
ので、有効エチレンガス量が経時的に減少するといった
致命的な欠点を有する。有効エチレンガスが経時的に減
少するといった致命的な欠点を有する。
ところで、脱酸素活性を持つ金属成分(A)と、多孔質
充填剤にあらかじめ水とエタノールと共にさらに電解質
を担持させて形成した脱酸素制御成分(B)とからなる
脱酸素剤組成物を通気性の袋に収容させたものを、食品
と共に密封性の容器又は袋に入れて密封し、該容器又は
袋内において、0℃より高い温度下、該脱酸素剤組成物
による酸素吸収とエタノール蒸気発生を同時に行わせる
ことを特徴とする食品の保存方法が提案されている(特
公昭61−6699号公報)。
しかしながら、このものは、脱酸素活性を持つ金属成分
(A)と容器又は袋内の酸素とを反応させて容器又は袋
内を無酸素状態に保持させると共に、容器又は袋内にエ
タノール蒸気を充満させることにより、その被包装体で
ある食品が、酸素から保護され、酸化劣化や変色を防止
したり、また好気性菌の繁殖が抑制され、カビの発生が
防止される上、水分の多い食品、例えばカマボコ、チク
ワ、生干し魚などの食品のネトの発生を防止し、よって
食品の長期保存を可能にしたものである。
即ち、このものには、本発明のようにエチルアルコール
の脱水反応を起こして、簡易に且つ速やかに必要量のエ
チレンを発生させ、更に、この発生したエチレンを利用
して青果物を追熟したり、更に青果物をそのまま出荷し
うるように箱詰めし、この内部にエチレン発生体を入
れ、このエチレン発生体から発生したエチレンで、青果
物の収穫後市場に出荷するまでの期間や青果物の収穫後
市場を流通して店先に配置されるまでの期間に青果物を
追熟するとした点は、開示も示唆も全くなされておら
ず、この食品の保存方法と本発明とは全く異なる技術的
思想である。
又、この種の食品保存剤では空気中の酸素とエタノール
との酸化反応によってアセトアルデヒドが発生するの
で、このアセトアルデヒドを消去するために、エタノー
ルを吸着した吸着体及び易酸化性物質及び芳香族アミノ
スルホン酸もしくはそのアルカリ金属塩もしくはそのア
ルカリ土類金属塩の1種以上とからなる食品保存剤が提
案されている(特開昭62−87079号公報)。
しかしながら、この食品保存剤も上述の場合と同様、基
本的には脱酸素によって食品の長期保存を図りつつ人体
に有害なアセトアルデヒドを除去するようにしたもので
あり、従って、上述の食品の保存方法と同様の理由よ
り、この食品保存剤と本発明とは全く異なる技術的思想
である。
尚、エチレンガスは、一般に工業的には石油のクラッキ
ングによって製造され、実験室的にはエチルアルコール
の脱水反応、例えばエチルアルコールを濃硫酸等で処理
することによって得られる。
本発明は、このエチルアルコールの脱水反応を利用して
簡易にエチレンガスを発生させるものであり、このため
に、空気の存在下で酸化しうる金属粉と金属のハロゲン
化物を必須成分とする組成物を用い、この組成物でエチ
ルアルコールの脱水反応を起こして、簡易に且つ速やか
に必要量のエチレンを発生させるものであり、極めて安
全で、しかも取り扱いが簡便な簡易エチレン発生組成物
及びこれを用いた簡易エチレン発生体並びにこの簡易エ
チレン発生体を用いた青果物の追熟方法を提供すること
を目的とする。
又、本発明は、一定のエチレンガス濃度の維持が可能
で、一定温度の中に一定時間青果物を貯蔵することによ
り食べ頃が判定でき、出荷時期が容易に判別できる簡易
エチレン発生組成物及びこれを用いた簡易エチレン発生
体並びにこの簡易エチレン発生体を用いた青果物の追熟
方法を提供することを目的とする。
更に、本発明は、青果物をそのまま出荷しうるように箱
詰めした状態で追熟し、青果物の積み替えや移動を行う
必要がないようにしたり、青果物の収穫後市場に出荷す
るまでの期間や青果物の収穫後市場を流通して店先に配
置されるまでの期間に青果物を追熟しうる簡易エチレン
発生組成物及びこれを用いた簡易エチレン発生体並びに
この簡易エチレン発生体を用いた青果物の追熟方法を提
供することを目的とする。
加えて、本発明は、家庭内において、青果物を必要量、
例えば3〜5個取り出し、これをポリ袋やダンボールの
箱内で簡易に且つ好みの状態まで追熟して、所望の時期
に食しうるようにするための簡易エチレン発生組成物及
びこれを用いた簡易エチレン発生体並びにこの簡易エチ
レン発生体を用いた青果物の追熟方法を提供することを
目的とする。
(d)課題を解決するための手段 本発明者らは、上記課題を解決すべく鋭意検討を重ねた
結果、空気の存在下で酸化しうる金属粉、エチルアルコ
ール及び金属のハロゲン化物を必須成分とする組成物に
空気(酸素)が接触するとエチルアルコールの脱水反応
が生じてエチレンガスが発生することを見い出し、本発
明を完成するに至ったものである。
以下、本発明を詳細に説明する。
本願請求項1の簡易エチレン発生組成物は、空気の存在
下で酸化しうる金属粉、エチルアルコール及び金属のハ
ロゲン化物を必須成分とするものである。
ここで用いられる金属粉としては、空気の存在下で酸化
しうるものであれば特に限定されるものではないが、特
にイオン化傾向が水素(H)より大きい金属が好まし
く、具体的には、マグネシウムやカルシウムなどのアル
カリ土金属、アルミニウム、亜鉛、鉄、錫、コバルト、
マンガン等が挙げられるが、この発明では特に安全で、
しかもエチレンガスの発生特性が良好な鉄の微粉末を用
いるのが好ましい。
上記金属粉の粒度としては、空気(酸素)と反応してエ
チルアルコールの脱水反応を起こす程度であればよく、
この粒度は用いる金属粉によって異なるが、一般に20
〜500メッシュ程度、特に50〜400メッシュの範
囲とするのが好ましい。
粒度が、20メッシュ未満となるとエチルアルコールの
脱水反応が不充分となるばあいがあり、一方、500メ
ッシュを超えるとエチルアルコールの脱水反応が急速に
進み、エチレンガス濃度が高くなり過ぎる恐れがあり、
いずれも好ましくないのである。
又、上記エチルアルコールとしては、通常のエチルアル
コールの他、エチルアルコールを澱粉やゼラチン或いは
吸水性高分子ポリマーで固めたもの、更にエチルアルコ
ールを活性炭、二酸化硅素或いはゼオライト等の吸着剤
に吸着させたもの等が挙げられる。
このエチルアルコールは、エチレンガスの発生に消費さ
れる他、未反応のものは殺菌作用ないし防菌作用を発現
したり或いは渋味等の除去にも影響するものと解され
る。
更に、この発明に用いられる金属のハロゲン化物として
は、上記金属粉によるエチルアルコールの脱水反応を促
進し、連続的にエチレンガスを発生させるためのもので
あり、具体的には、アルカリ金属やアルカリ土金属の塩
化物、塩化アルミニウム、塩化亜鉛、塩化第一鉄、塩化
第二鉄、塩化錫、塩化コバルト、塩化マンガン等の粉末
のうち少なくとも一種が挙げられるが、この発明では特
に安全で、エチレンガスの発生特性が良好なアルカリ金
属やアルカリ土金属の塩化物、塩化アルミニウム、塩化
第一鉄や塩化第二鉄などの塩化鉄の粉末が好ましい。
そして、本発明の簡易エチレン発生組成物としては、鉄
粉、エチルアルコール及び塩化鉄からなるものが、エチ
レンガスの発生が良好であり、しかも安価で、且つ比較
的安全であるなどの理由より最も好ましい。
本発明の簡易エチレン発生組成物は、上記の空気の存在
下で酸化しうる金属粉、エチルアルコール及び金属のハ
ロゲン化物を必須成分とするものであるが、これらの配
合割合としては、青果物の種類や貯蔵温度更に追熟の程
度によって異なるので特に限定されるものではないが、
一般に、エチレンガスを所要時間、所要量連続的に且つ
簡易に発生させる等の観点より、上記金属粉100重量
部に対し、エチルアルコール1〜1500重量部、特に
15〜200重量部の範囲、また金属のハロゲン化物1
〜100重量部、特に2〜50重量部の範囲とするのが
好ましい。
ところで、本発明においては、空気の存在下で酸化しう
る金属粉、エチルアルコール及び金属のハロゲン化物を
必須成分とするものであるが、他に吸水性ポリマー、活
性炭、金属のハロゲン化物以外の金属塩、或いは酸化鉄
や二酸化マンガン等の金属酸化物、過塩素酸カリウム等
の過塩素酸塩等の酸化触媒などを添加してもよいのであ
る。
本願請求項2の簡易エチレン発生組成物は、空気の存在
下で酸化しうる金属粉、エチルアルコール、金属のハロ
ゲン化物及び水を必須成分とするものである。
本発明は、上記請求項1の簡易エチレン発生体に、更に
反応促進剤である水を添加したものであり、従って、エ
チルアルコール及び金属のハロゲン化物としては、請求
項1と同様のものが用いられる。
又、空気の存在下で酸化しうる金属粉としては、請求項
1とほぼ同様のものが用いられるが、この発明では反応
促進剤である水が含有されているため、マグネシウムや
カルシウムなどのアルカリ土金属は水と反応するので単
体で用いないのが好ましい。
本発明の簡易エチレン発生組成物は、上記の空気の存在
下で酸化しうる金属粉、エチルアルコール、金属のハロ
ゲン化物及び水を必須成分とするものであるが、これら
の配合割合としては、青果物の種類や貯蔵温度更に追熱
の程度によって異なるので特に限定されるものではない
が、一般に、エチレンガスを所要時間、所要量連続的に
且つ簡易に発生させる等の観点より、上記金属粉100
重量部に対し、エチルアルコール1〜1500重量部、
特に15〜200重量部の範囲、また金属のハロゲン化
物1〜100重量部、特に2〜50重量部の範囲、更
に、水1〜100重量部、特に2〜50重量部の範囲と
するのが望ましい。
そして、本発明の簡易エチレン発生組成物においては、
エチレンガスの発生特性、安全性等の観点より、空気の
存在下で酸化しうる金属粉として鉄粉を用い、又、エチ
ルアルコールとしてこれを澱粉やゼラチン或いは吸水性
高分子ポリマーで固めたものやエチルアルコールを活性
炭、二酸化硅素或いはゼオライト等の吸着剤に吸着させ
たものを用い、更に、金属のハロゲン化物として塩化ナ
トリウムや塩化鉄を用い、これらと水からなる組成物が
最も好ましい。
ところで、本発明においては、空気の存在下で酸化しう
る金属粉、エチルアルコール、金属のハロゲン化物及び
水を必須成分とするものであるが、他に吸水性ポリマ
ー、活性炭、金属のハロゲン化物以外の金属塩、或いは
酸化鉄や二酸化マンガン等の金属酸化物、過塩素酸カリ
ウム等の過塩素酸塩等の酸化触媒などを添加してもよい
のである。
本願請求項3の簡易エチレン発生体は、上述の簡易エチ
レン発生組成物を通気性袋体に封入してなることを特徴
とするものである。
このように構成することによって簡易エチレン発生組成
物を定形化することができ、その取り扱い性が著しく向
上すると共に、その量や種類を変えて、エチレンガスの
発生量をコントロールすることができるのである。
上記通気性袋体は多孔質シートで形成されるが、該多孔
質シートとしては、食品衛生上の観点より、エチレン発
生組成物の漏れが防止される程度のものであれば特に限
定されるものではない。従って、この多孔質シートとし
ては合成樹脂組成物をシート状に成形し、これを延伸或
いは延伸後充填剤を溶出したり更に細針で穿孔したもの
等、特に限定されるものではない。
上記合成樹脂組成物としてはポリエチレン樹脂やポリプ
ロピレン樹脂等のポリオレフィン系樹脂、ポリエチレン
テレフタレート樹脂等のポリエステル樹脂、ポリ塩化ビ
ニル樹脂、ポリ塩化ビニリデン樹脂、ポリアミド樹脂、
ホットメルト系樹脂等を主とし、これに充填剤等を配合
して形成したものが挙げられるが、これらのうち、安価
で、しかも成形性が良好であるうえ、延伸により多孔質
シートが極めて容易に得られるポリオレフィン系樹脂が
最も好ましい。
上記多孔質シートは通気性を有するが、水などの液体は
透過しないものが好ましく、又、その通気度は用いる青
果物の種類や量更に空気の存在下で反応しうる金属粉の
種類によって大きく異なるので特に限定されるものでは
ない。
しかしながら、青果物の追熟にあたり、エチレンガスの
制御が要求されるような場合には、一般に、JIS P
8117(ガーレー法)により、1〜120,000
sec/100cc、好ましくは5,000〜100,00
0sec/100ccの範囲のものを用いるのが望ましい。
通気度が120,000sec/100ccを超えると上記
金属粉の反応が緩慢となりエチレンガスの発生が乏しく
なり、一方、通気度が1sec/100cc未満になると長
期間に亘ってエチレンガスの発生速度をコントロールす
るのが困難なので好ましくないのである。
本発明の簡易エチレン発生体において、これに用いられ
る通気性袋体が通気性表シートと非通気性裏シートで形
成されていることにより、通気度をコントロールできる
ので好ましい。
本発明の簡易エチレン発生体において、これに用いられ
る通気性袋体が通気性表シートと通気性裏シートで形成
されていることにより、全体の通気量が高く、従って、
反応性の乏しいものや粒度の高い金属粉も用いることが
でき長時間に亙ってエチレンガスを発生させることがで
きる上、同一の素材を用いて連続的に製造しうるから好
ましい。
本発明の簡易エチレン発生体としては、その裏面には感
圧性粘着剤層を形成してなるものが、青果物を箱詰めし
てなるダンボール箱における天板の内面等、どのような
場所にもこの感圧性粘着剤層を用いて固定でき、しかも
このように固定することにより、輸送中に簡易エチレン
発生体が移動したり、箱の内面に衝突して破壊する等の
事故が防止されるので好ましい。
上記感圧性粘着剤層としては、感圧性粘着剤で形成され
た層であれば特に限定されるものではない。この感圧性
粘着剤としては、具体的には、アクリル系粘着剤、シリ
コーン系粘着剤、ポリイソプレンゴム系粘着剤及びポリ
イソブチレンゴム等の合成ゴム系粘着剤や天然ゴム系粘
着剤、ポリビニルアルキルエーテル系粘着剤、ポリ酢酸
ビニル系粘着剤、ポリ酢酸ビニルの部分的齢化物、ポリ
ビニルアルコール系粘着剤、ポリビニルピロリドンの如
きビニル系高分子物質、メチルセルロース、カルボキシ
メチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロースの如
きセルロース誘導体、プルラン、デキストリン、寒天の
如き多糖類、ポリウレタン系粘着剤、ポリエステル系粘
着剤や、ポリアクリル酸(又はそれらの塩)、カルボキ
シビニル重合体の如き水溶性アクリル系重合体に、グリ
セリンの如き多価アルコール類、トリグリシジルイソシ
アネートの如き架橋剤、及び水を配合した含水ゲル様の
ものも挙げられる。
本発明の簡易エチレン発生体は青果物の追熟方法に用い
られるが、この簡易エチレン発生体を用いた追熟方法と
しは、特に限定されるものではないが、例えば、青果物
を詰めたダンボール箱や袋内にこの簡易エチレン発生体
を設置したり或いはその感圧性粘着剤層を介してダンボ
ール箱の内面に貼着、固定して使用される。
ところで、この簡易エチレン発生体は、家庭において、
青果物の追熟に用いられるが、この場合、この簡易エチ
レン発生体は非通気性の包装資材、例えば非通気性のプ
ラスチック製のフィルムやシート、或いはアルミニウム
箔とプラスチック製のフィルムやシートとのラミネート
フィルム・シートからできた袋に一個づつ又は二以上を
一括して収納し、保存、流通に供すればよいのである。
(e)作用 本発明の簡易エチレン発生組成物において、空気の存在
下で酸化しうる金属粉、エチルアルコール及び金属のハ
ロゲン化物を必須成分とする組成物が空気(酸素)との
反応によってエチレンガスを発生する理由は明確ではな
いが、金属粉と空気(酸素)との酸化還元反応によって
局部的に反応熱が高くなり、この反応熱によってエチル
アルコールの極一部が脱水反応を起こしてエチレンガス
を発生する一方、この反応により表面が酸化された金属
粉、つまり反応性が乏しくなった金属粉は金属のハロゲ
ン化物によって活性化され、この現象が連続的に生じ
て、一定量のエチレンガスが連続的に発生するものと解
される。この場合、金属粉が空気と反応して生成した直
後の金属酸化物は極めて活性でエチルアルコールや空気
の吸着力が大きく、しかもエチルアルコールからの脱水
力も大きいものと解される。
又、この組成物に水を加えると金属粉と空気との間で一
種の空気(局部)電池が形成され、これによって、一層
金属粉が活性化されエチレンガスの発生が促進されるも
のと解される。
(f)実施例 以下、本発明を実施例に基づき詳細に説明する。が、本
発明はこれに限定されるものではない。
実施例1 鉄粉…日本鉄粉(株)(品名RD3−601) 20重
量部 塩化第二鉄 1重量部 粉末エチルアルコール…日本化薬(株) (無水エチルアルコールの含有率60重量%) 2.1
重量部 からなる簡易エチレン発生組成物23.1gを片面通気
量50,000秒(JIS P 8117 ガーレー
法)の袋体(100mm×70mm)に入れて封止し、これ
を2のポリ容器の中に入れて密封することにより簡易
エチレン発生体を形成し、1時間後のエチレンガス濃度
を測定した(測定器ガステック製エチレン検知管を使
用)。
その結果、密封ポリ容器内のエチレンガス濃度は150
ppmであった。
実施例2 鉄粉…日本鉄粉(株)(品名RD3−601) 20重
量部 塩化アルミニウム(六水塩) 1重量部 粉末エチルアルコール…日本化薬(株) (無水エチルアルコールの含有率60重量%) 1重量
部 からなる簡易エチレン発生組成物22gを片面通気量5
0,000秒(JIS P 8117 ガーレー法)の
袋体(100mm×70mm)に入れて封止し、これを2
のポリ容器の中に入れて密封することにより簡易エチレ
ン発生体を形成し、1時間後のエチレンガス濃度を測定
した(測定器ガステック製エチレン検知管を使用)。
その結果、密封ポリ容器内のエチレンガス濃度は70pp
mであった。
実施例3 鉄粉…日本鉄粉(株)(品名RD3−601) 60重
量部 吸水性ポリマー…(株)クラレ(品名K1ゲル) 3重
量部 活性炭…キャタラー工業(株)(品名CATAC5−1−F) 3重量部 塩化ナトリウム 3重量
部 粉末エチルアルコール…日本化薬(株) (無水エチルアルコールの含有率60重量%) 1重量
部 水 31部 からなる簡易エチレン発生組成物20gを片面通気量5
0,000秒(JIS P 8117 ガーレー法)の
袋体(100mm×70mm)に入れて封止することにより
簡易エチレン発生体を形成し、これを2のポリ容器の
中に入れて密封し、1時間後のエチレンガス濃度を測定
した(測定器ガステック製エチレン検知管を使用)。
その結果、密封ポリ容器内のエチレンガス濃度は25pp
mであった。
実施例4 実施例3の簡易エチレン発生組成物10gを用い、実施
例1で用いた袋体においてその片面通気量80,000
秒(JIS P 8117 ガーレー法)のものを用い
た以外は実施例1と同様にして、1時間後のエチレンガ
ス濃度を測定した(測定器ガステック製エチレン検知管
を使用)。
その結果、密封ポリ容器内のエチレンガス濃度は8ppm
であった。
実施例5 実施例3の簡易エチレン発生組成物において、粉末エチ
ルアルコールに代えて無水エチルアルコールを用いた以
外は実施例3と同様にして(但し簡易エチレン発生組成
物の使用量は10g)、1時間後のエチレンガス濃度を
測定した(測定器ガステック製エチレン検知管を使
用)。
その結果、密封ポリ容器内のエチレンガス濃度は1ppm
であった。
実施例6 実施例3の簡易エチレン発生組成物において、鉄粉とし
て日本鉄粉(株)(品名RD3−601)に代えて酸化
反応性が高い日本鉄粉(株)製(品名RD101)を用
いた以外は実施例3と同様にして(但し簡易エチレン発
生組成物の使用量は10g)、1時間後のエチレンガス
濃度を測定した(測定器ガステック製エチレン検知管を
使用)。
その結果、密封ポリ容器内のエチレンガス濃度は35pp
mであった。
実施例7 実施例3の簡易エチレン発生組成物において、鉄粉に代
えて亜鉛粉(和光純薬製の一級試薬)を用いた以外は実
施例3と同様にして(但し簡易エチレン発生組成物の使
用量は10g)、1時間後のエチレンガス濃度を測定し
た(測定器ガステック製エチレン検知管を使用)。
その結果、密封ポリ容器内のエチレンガス濃度は0.5
ppmであった。
実施例8 実施例3において簡易エチレン発生組成物量を5gとし
た以外は実施例3と同様にして密封ポリ容器内のエチレ
ンガス濃度を測定した結果は5ppmであった。
実施例9 実施例3において簡易エチレン発生組成物量を10gと
した以外は実施例3と同様にして密封ポリ容器内のエチ
レンガス濃度を測定した結果は10ppmであった。
実施例10 鉄粉…日本鉄粉(株)(品名RD3−601) 64重
量部 活性炭…キヤタラー工業(株)(品名CATAC5−1−F)
3.2重量部 変性エチルアルコール…信和アルコール産業(株) (エチルアルコール含有量95重量%) 18.4重量
部 塩化ナトリウム 4.8重量部 二酸化硅素…徳山ソーダ(株)(品名トクシールU)
9.6重量部 からなる簡易エチレン発生組成物30gを片面通気量2
0,000秒(JIS P 8117 ガーレー法)の
袋体(100mm×70mm)に入れて封止し、これを2
のポリ容器の中に入れて密封することにより簡易エチレ
ン発生体を形成し、1時間後のエチレンガス濃度を測定
した(測定器ガステック製エチレン検知管を使用)。
その結果、密封ポリ容器内のエチレンガス濃度は50pp
mであった。
比較例1 実施例3で用いた鉄粉と粉末エチルアルコールを混合し
てなる組成物10gを用いた以外は実施例3と同様に
し、温度50℃の恒温室に入れて1時間後のエチレンガ
ス濃度を測定した(測定器ガステック製エチレン検知管
を使用)。
その結果、密封ポリ容器内のエチレンガス濃度は0ppm
であった。
実施例3及び実施例8・9より簡易エチレン発生組成物
量とエチレンガス濃度はほぼ比例関係にあることが認め
られるのであり、このため、簡易エチレン発生組成物量
をコントロールすることによりエチレンガス濃度をコン
トロールすることが判る。
又、実施例3と実施例4の関係より通気性袋体の通気量
が少なくなると反応速度が低下し、エチレンガスの発生
が少なくなることが認められる。従って、通気量によっ
てもエチレンガスの濃度をコントロールすることが認め
られる。
更に、実施例5と実施例9の関係より、エチルアルコー
ルとして無水エチルアルコールより粉末エチルアルコー
ルを用いた方がエチレンガスの発生量が大であるが、こ
れは鉄粉の表面状態より粉末エチルアルコールの方が反
応性が良いことに起因する。従って、エチルアルコール
の種類によっても反応性をコントロールすることが認め
られる。
実施例6と実施例9の関係より、鉄粉(金属粉)の粒度
を小さくして反応性を高めるとエチレンガス濃度が高く
なることが認められる。つまり、粒度の調製によりエチ
レンガス濃度をコントロールすることが認められるので
あり、又、実施例7との関係より、金属粉の種類を代え
ることによってエチレンガス濃度を変えることができる
ことが認められる。
青果物の追熟効果 収穫直後のキウイフルーツ5個を厚さ0.03mmのポ
リエチレン製袋(ヘッドスペース2)に入れ、更にこ
の中に実施例3の簡易エチレン発生体を入れて、温度1
5℃で追熟を行ったところ5日後には丁度食べ頃になっ
た。
収穫直後のキウイフルーツ5個を厚さ0.03mmのポ
リエチレン製袋(ヘッドスペース2)に入れ、更にこ
の中にエチレンガスをその濃度が50ppmになるように
導入し、温度15℃で追熟を行ったところ食べ頃になる
まで8日間必要であった。
収穫直後のキウイフルーツ5個を厚さ0.03mmのポ
リエチレン製袋(ヘッドスペース2)に入れ、更に、
エチレンガス吸着ゼオライト(市販品30cc/g)10
gを入れて、温度15℃で追熟を行ったところ食べ頃に
なるまで17日間必要であった。
収穫直後のキウイフルーツ5個を厚さ0.03mmのポ
リエチレン製袋(ヘッドスペース2)に入れ、温度1
5℃で追熟を行ったところ20日経過しても殆ど収穫直
後と変わらなかった。
又、洋梨、柿、パイナップル及びメロンについて同様の
試験を行ったところ本発明の簡易エチレン発生体は最も
優れた追熟効果を発現し、しかも10名のパネラーによ
る試食試験の結果、風味の点でも最も良好であることが
認められた。
更に、早生温州みかんをダンボール箱10kg詰め、温度
15℃で1日間貯蔵したところ、果皮の色が緑色から黄
色に変化し、しかも果肉が軟化することにより、追熟の
促進が認められた。
(g)発明の効果 本発明は、上述のとおり構成されているので次に記載す
る効果を有する。
請求項1の簡易エチレン発生組成物においては、空気の
存在下で酸化しうる金属粉と金属のハロゲン化物を必須
成分とする組成物を用い、この組成物でエチルアルコー
ルの脱水反応を起こして、簡易に且つ速やかに必要量の
エチレンガスを発生させるものであり、極めて安全で、
しかも取り扱いが簡便なのである。
又、本発明は、一定のエチレンガス濃度の維持が可能
で、一定温度の中に一定時間青果物を貯蔵することによ
り食べ頃が判定でき、出荷時期が容易に判別できる効果
を有するのである。
更に、本発明は、青果物をそのまま出荷しうるように箱
詰めした状態で追熟し、青果物の積み替えや移動を行う
必要がないようにしたり、青果物の収穫後市場に出荷す
るまでの期間や青果物の収穫後市場を流通して店先に配
置されるまでの期間に青果物を追熟しうるのであり、従
って、膨大な熟成工場と貯蔵工場が不要になる効果を有
するのである。
加えて、本発明は、家庭内において、青果物を必要量取
り出し、これを袋やダンボールの袋内で簡易に且つ好み
状態まで追熟して、所望の時期に食しうるのであり、極
めて簡便である効果を有するのである。
請求項2の簡易エチレン発生組成物は、空気の存在下で
酸化しうる金属粉、エチルアルコール、金属のハロゲン
化物及び水を必須成分とするものであり、水の存在によ
って、金属粉の活性化が促進され、一層優れた効果を有
するのである。
請求項3の簡易エチレン発生体は簡易エチレン発生組成
物を通気性袋体に封入してなり、このように構成するこ
とによって、簡易エチレン発生組成物を定形化すること
ができ、その取り扱い性が著しく向上すると共に、エチ
レンガスの発生量をコントロールすることができる効果
を有するのである。
請求項4の簡易エチレン発生体において、これに用いら
れる通気性袋体が通気性表シートと非通気性裏シートで
形成されていることにより、通気度をコントロールでき
る効果を有するのである。
請求項5の簡易エチレン発生体において、これに用いら
れる通気性袋体が通気性表シートと通気性裏シートで形
成されていることにより、全体の通気量が高く、従っ
て、反応性の乏しいものや粒度の高い金属粒も用いるこ
とができ長期間に亙ってエチレンガスを発生させること
ができる上、同一の素材を用いて連続的に製造しうる効
果を有するのである。
請求項6の簡易エチレン発生体としては、その裏面には
感圧性粘着剤層を形成してなるものが、青果物を箱詰め
してなるダンボール箱における天板の内面等、どのよう
な場所にもこの感圧性粘着剤層を用いて固定でき、しか
もこのように固定することにより、輸送中に簡易エチレ
ン発生体が移動したり、箱の内面に衝突して破壊する等
の事故が防止されるので信頼性が高くなる効果を有する
のである。
請求項7の青果物の追熟方法は簡易エチレン発生体を用
いた追熟であり、その取り扱いが極めて簡単である上、
安全性が高く、何人も手軽に使用しうる効果を有するの
である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山中 洋一 大阪府大阪市北区同心2丁目10番5号 白 石カルシウム株式会社内 (72)発明者 鬼沢 伸昌 大阪府大阪市北区同心2丁目10番5号 白 石カルシウム株式会社内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】青果物の追熟に用いられるエチレンを発生
    するための組成物であって、該組成物が空気の存在下で
    酸化しうる金属粉、エチルアルコール及び金属のハロゲ
    ン化物を必須成分とする簡易エチレン発生組成物。
  2. 【請求項2】青果物の追熟に用いられるエチレンを発生
    するための組成物であって、該組成物が空気の存在下で
    酸化しうる金属粉、エチルアルコール、金属のハロゲン
    化物及び水を必須成分とする簡易エチレン発生組成物。
  3. 【請求項3】請求項1または2の簡易エチレン発生組成
    物を通気性袋体に封入してなる簡易エチレン発生体。
  4. 【請求項4】通気性袋体が通気性表シートと非通気性裏
    シートで形成されている請求項3に記載の簡易エチレン
    発生体。
  5. 【請求項5】通気性袋体が通気性表シートと通気性裏シ
    ートで形成されている請求項3に記載の簡易エチレン発
    生体。
  6. 【請求項6】請求項3ないし5のいずれかに記載の簡易
    エチレン発生体において、その裏面には感圧性粘着剤層
    を形成してなる簡易エチレン発生体。
  7. 【請求項7】請求項3ないし6のいずれかに記載の簡易
    エチレン発生体を用いた青果物の追熟方法。
JP31168788A 1988-12-08 1988-12-08 簡易エチレン発生組成物及びこれを用いた簡易エチレン発生体並びにこの簡易エチレン発生体を用いた青果物の追熟方法 Expired - Lifetime JPH0639413B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31168788A JPH0639413B2 (ja) 1988-12-08 1988-12-08 簡易エチレン発生組成物及びこれを用いた簡易エチレン発生体並びにこの簡易エチレン発生体を用いた青果物の追熟方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31168788A JPH0639413B2 (ja) 1988-12-08 1988-12-08 簡易エチレン発生組成物及びこれを用いた簡易エチレン発生体並びにこの簡易エチレン発生体を用いた青果物の追熟方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02157232A JPH02157232A (ja) 1990-06-18
JPH0639413B2 true JPH0639413B2 (ja) 1994-05-25

Family

ID=18020258

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP31168788A Expired - Lifetime JPH0639413B2 (ja) 1988-12-08 1988-12-08 簡易エチレン発生組成物及びこれを用いた簡易エチレン発生体並びにこの簡易エチレン発生体を用いた青果物の追熟方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0639413B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8110232B2 (en) * 2000-09-26 2012-02-07 Apio, Inc. Packaging of bananas
JP2010030902A (ja) * 2006-11-21 2010-02-12 Mitsui Chemicals Inc エチレンの製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH02157232A (ja) 1990-06-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4384972A (en) Foodstuff freshness keeping agents
KR101443455B1 (ko) 이산화염소 가스 방출팩
KR19980032770A (ko) 산소흡수용 조성물
US6248258B1 (en) Oxygen absorbent
CN112203512B (zh) 抗微生物气体释放剂及其使用系统和方法
JPS6094056A (ja) ブロツコリ−保存袋
JP2020516549A (ja) 包装材料
CN101755895B (zh) 贴片式二氧化氯气体发生剂
JPH0639413B2 (ja) 簡易エチレン発生組成物及びこれを用いた簡易エチレン発生体並びにこの簡易エチレン発生体を用いた青果物の追熟方法
JPS6112246A (ja) 青果物の包装方法
JP4296817B2 (ja) ニンニクの保存方法およびニンニクの包装体
US20230079404A1 (en) Antimicrobial gas releasing agents and systems and methods for using the same
JPH088852B2 (ja) 食品の保存方法
JPS6126332B2 (ja)
JP3202747U (ja) 鮮度保持剤、鮮度保持製品及び鮮度保持パック
JP4052747B2 (ja) 青果物の鮮度保持方法
WO2020080542A1 (ja) 鮮度保持フィルム及び鮮度保持容器
JPS5951244B2 (ja) 鮮魚類の保存方法
JPS6049784A (ja) 食品の保存方法
JPS59159764A (ja) 食品の保存方法
JP2002020746A (ja) マグネシウム系脱酸素剤
US20140196412A1 (en) Mercaptan absorber for use with food
JPS58183054A (ja) 生麺類の保存方法
JPH0276538A (ja) 青果物用鮮度保持剤
JPH0769382A (ja) 加工米飯用包装容器

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090525

Year of fee payment: 15

EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090525

Year of fee payment: 15