JPH0639262U - アルミダイキャスト製品の熱間打ち抜きパンチ構造 - Google Patents

アルミダイキャスト製品の熱間打ち抜きパンチ構造

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JPH0639262U
JPH0639262U JP7340992U JP7340992U JPH0639262U JP H0639262 U JPH0639262 U JP H0639262U JP 7340992 U JP7340992 U JP 7340992U JP 7340992 U JP7340992 U JP 7340992U JP H0639262 U JPH0639262 U JP H0639262U
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JP
Japan
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punch
release agent
aluminum die
cutting
aluminum
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Application number
JP7340992U
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English (en)
Inventor
宏 野々上
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Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 鋳造型から取り出したアルミダイキャスト製
品の不要部をパンチで切断除去する際に、パンチの先端
にアルミニュームの切粉が滞積して切断性能が低下する
ことを防止する。 【構成】 アルミダイキャスト製のシリンダブロックW
のオイル通路3の内部に突出する湯膜5を切断除去する
パンチ14は、高圧空気及び離型剤の混合物が供給され
る離型剤通路141 を備える。オイル通路3の内壁面に
予め離型剤を噴霧した状態で湯膜5を切断除去すること
により、パンチ14の先端にアルミニュームの切粉が滞
積することが防止される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、アルミダイキャスト製品に形成された湯膜やバリ等の不要部をパン チで除去するアルミダイキャスト製品の熱間打ち抜きパンチ構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
鋳造工程において型から取り出されたアルミダイキャスト製品には湯口、湯溜 まり、オーバーフロー、湯膜、バリ等の不要部が突出しているため、次工程にお いてそれら不要部がプレス機に装着されたパンチによって切断除去される。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、アルミダイキャストによってエンジンのシリンダブロックを鋳造す る際に、型に設けた中子ピンによってオイル通路やウオータジャケット等の孔が 同時に形成される。このような孔の内部壁面には湯膜やバリ等の不要が突出する ため、それら不要部が孔の内部に挿入されるパンチによって切断除去される。
【0004】 しかしながら、上記パンチによる不要部の除去作業はシリンダブロックの温度 が200℃から250℃の高温状態で行われるため、図3に示すようにパンチP の先端に硬度が極めて高いアルミニュームの切粉Aが滞積し、パンチPをそのま ま使用しているとついにはシリンダブロックの孔の壁面が傷付けられ、製品の品 質を低下させる可能性がある。
【0005】 本考案は前述の事情に鑑みてなされたもので、パンチにアルミニュームの切粉 が滞積することを防止して製品の品質低下を回避することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案は、アルミダイキャスト製品に形成された 不要部をパンチで切断除去するアルミダイキャスト製品の熱間打ち抜きパンチ構 造であって、パンチの内部を貫通して該パンチの先端部に開口する通路に、圧縮 空気供給源から送られる圧縮空気と切粉付着防止剤供給源から送られる切粉付着 防止剤とを混合して供給することを特徴とする。
【0007】
【実施例】
以下、図面により本考案の実施例について説明する。
【0008】 図1及び図2は本考案の一実施例を示すもので、図1は熱間打ち抜きパンチの 使用状態を示す斜視図、図2は図1の2−2線拡大断面図である。
【0009】 図1及び図2において、符号Wはアルミダイキャスト製品としてのエンジンの シリンダブロックであって、その端縁から鋳造の際に発生した不要部である湯口 1及びオーバーフロー2…が突出している。シリンダブロックWには鋳造時に中 子ピンによってオイル通路3,3やウオータジャケット4等の孔が形成されてお り、これらの孔の内部には不要部としての湯膜が突出している。即ち、例えば図 2に示すように、オイル通路3の内部には一対の中子ピンの突き合わせ面に流入 した溶湯によって湯膜5が形成されており、また図示されていないがウオータジ ャケット4の内部にも同様の不要部が突出している。
【0010】 図示せぬシリンダよりなる駆動源に接続されて昇降駆動されるパンチ本体11 には、シリンダブロックWの湯口1を切断除去するためのパンチ12と、オーバ ーフロー2…を切断除去するためのパンチ13とが設けられる。更にパンチ本体 11には、シリンダブロックWの一対のオイル通路3,3の内部に挿入されて前 記湯膜5を切断除去するための一対のパンチ14,14が設けられる。
【0011】 一端がコンプレッサ等の圧縮空気供給源15に接続され、他端がマニホールド 16に接続されたチューブ17には、電磁弁18、フィルタ19及び内部に切粉 付着防止剤としての離型剤を収納した離型剤容器20が設けられる。マニホール ド16からは3本のチューブ21,21;22が分岐しており、そのうちの2本 は前記パンチ14,14に接続される。
【0012】 図2から明らかなように、各パンチ14の内部には離型剤通路141 が形成さ れており、その離型剤通路141 の先端はパンチ14の下端に開口するとともに 、その基端は継手23を介して前記チューブ21に接続される。尚、図2におい て符号24はシリンダブロックWに埋め込まれたシリンダスリーブ、符号25は シリンダブロックWに形成されたウオータジャケットである。
【0013】 一方、図示せぬシリンダよりなる駆動源に接続されて往復水平駆動されるパン チ側体26には、シリンダブロックWのウオータジャケット4内部に挿入されて 湯膜を切断除去するためのパンチ27が設けられる。パンチ27にはマニホール ド16から分岐する前記チューブ22が継手28を介して接続されており、この 継手28はパンチ27の内部を貫通して該パンチ27の先端に開口する離型剤通 路271 に接続される。
【0014】 而して、型から取り出されたシリンダブロックWを所定位置にクランプした状 態でパンチ本体11及びパンチ側体26をシリンダブロックWに向けて前進させ ると、電磁弁18が開弁して圧縮空気供給源15からチューブ17に圧縮空気が 供給される。この圧縮空気には離型剤容器20に収納した離型剤が混合され、圧 縮空気及び離型剤の混合物はマニホールド16に接続されたチューブ21,21 からパンチ14,14の離型剤通路141 ,141 を通ってオイル通路3,3の 内壁面に噴霧されるとともに、チューブ22からパンチ27の離型剤通路271 を通ってウオータジャケット4の内壁面に噴霧される。
【0015】 パンチ本体11が更に前進すると、パンチ12によって湯口1が、またパンチ 13によってオーバーフロー2…が切断除去される。これと同時に、パンチ14 ,14によってオイル通路3,3の内部の湯膜5,5が切断除去されるが、この とき、オイル通路3,3の内壁面には離型剤が塗布されているので、パンチ14 ,14の先端にアルミニュームの切粉が滞積することが防止され、これによりパ ンチ14の切断性能が保持されてオイル通路3,3の内壁面が傷付くことが回避 される。
【0016】 またパンチ側体26が更に前進すると、パンチ27によってウオータジャケッ ト4内部の図示せぬ湯膜が切断除去されるが、この場合もウオータジャケット4 の内壁面に離型剤が塗布されているため、パンチ27の先端にアルミニュームの 切粉が滞積して切断性能が低下することが防止される。
【0017】 尚、離型剤通路141 ,141 ;271 を通過する圧縮空気と離型剤とによっ て、パンチ14,14;27を冷却して過熱を防止することが可能である。
【0018】 以上、本考案の実施例を詳述したが、本考案は前記実施例に限定されるもので なく、種々の設計変更を行うことができる。
【0019】 例えば、実施例では湯口1を切断除去するパンチ12及びオーバーフロー2… を切断除去するパンチ13には離型剤を供給していないが、これらのパンチ12 ,13に対しても必要に応じて離型剤を供給することが可能である。また、本考 案はエンジンのシリンダブロックに限らず、任意のアルミダイキャスト製品に対 して適用することが可能である。更に、切粉付着防止剤は実施例の離型剤に限定 されず、種々の油類を使用することができる。
【0020】
【考案の効果】
以上のように本考案によれば、パンチの内部を貫通して該パンチの先端部に開 口する通路に、圧縮空気供給源から送られる圧縮空気と切粉付着防止剤供給源か ら送られる切粉付着防止剤とを混合して供給することにより、アルミダイキャス ト製品に形成された不要部をパンチで切断除去する際に、そのパンチの先端に切 粉が付着して製品を傷付ける不都合を回避することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】熱間打ち抜きパンチの使用状態を示す斜視図
【図2】図1の2−2線拡大断面図
【図3】従来のパンチに切粉が付着した状態を示す図
【符号の説明】
5 湯膜 14 パンチ 141 離型剤通路(通路) 15 圧縮空気供給源 20 離型剤容器(切粉付着防止剤供給源) 27 パンチ 271 離型剤通路(通路) W シリンダブロック(アルミダイキャスト製
品)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アルミダイキャスト製品(W)に形成さ
    れた不要部(5)をパンチ(14,27)で切断除去す
    るアルミダイキャスト製品の熱間打ち抜きパンチ構造で
    あって、 パンチ(14,27)の内部を貫通して該パンチ(1
    4,27)の先端部に開口する通路(141 ,271
    に、圧縮空気供給源(15)から送られる圧縮空気と切
    粉付着防止剤供給源(20)から送られる切粉付着防止
    剤とを混合して供給することを特徴とする、アルミダイ
    キャスト製品の熱間打ち抜きパンチ構造。
JP7340992U 1992-10-21 1992-10-21 アルミダイキャスト製品の熱間打ち抜きパンチ構造 Pending JPH0639262U (ja)

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Publications (1)

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JPH0639262U true JPH0639262U (ja) 1994-05-24

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ID=13517372

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR3092775A1 (fr) * 2019-02-20 2020-08-21 Psa Automobiles Sa Procede de retrait d'une masselotte d'une piece moulee par refroidissement local

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR3092775A1 (fr) * 2019-02-20 2020-08-21 Psa Automobiles Sa Procede de retrait d'une masselotte d'une piece moulee par refroidissement local
WO2020169890A1 (fr) * 2019-02-20 2020-08-27 Psa Automobiles Sa Procede de retrait d'une masselotte d'une piece moulee par refroidissement local

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