JP2968433B2 - レール溶接用銅当金および摺動装置ならびにレール溶接方法 - Google Patents

レール溶接用銅当金および摺動装置ならびにレール溶接方法

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JP2968433B2 JP5226194A JP5226194A JP2968433B2 JP 2968433 B2 JP2968433 B2 JP 2968433B2 JP 5226194 A JP5226194 A JP 5226194A JP 5226194 A JP5226194 A JP 5226194A JP 2968433 B2 JP2968433 B2 JP 2968433B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はレール溶接用の銅当金お
よび銅当金をレールに当接する摺動装置並びに該摺動装
置を用いたレール溶接方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】レールを自動溶接する際に用いられる銅
当金としては、特公昭44−24249号公報があり、
レール腹部以降を囲む銅当金が左右それぞれ1つのブロ
ックでレールと直角方向に摺動してレールに当接できる
技術として開示されている。又実開平01−13999
5号公報にはレール足部の周囲を囲む左右一対の1つの
ブロックからなる銅当金がレール足部に載置され、レー
ル腹部以降を囲む銅当金が左右それぞれ3分割で溶接中
レールに摺動し当接する技術として開示されている。又
実開平03−106294号公報にはレール軸線に対し
て直角方向に銅当金を3分割し、両脇の銅当金は溶接前
にレールにハチマキ状にレール頭部から巻き付けて取付
け、中央の銅当金一対を溶接中レールに摺動し当接する
技術として開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】レールの溶接を現地で
自動溶接する場合には、風雨の影響を防止し、溶接金属
や溶接スラグの流出がない安定した溶接を行い、外観と
内質の健全な溶接部を得なければならない。更に現地の
施工においては、溶接機器の現地搬入から溶接後の溶接
部余盛の除去および溶接部の検査までの総施工時間を極
力短縮し、施工を完了させて列車の通過を妨げてはなら
ない。そのためにも銅当金および銅当金の摺動装置は軽
量、コンパクトな可搬性のあるものが必要であり、かつ
溶接時の摺動が容易でレールへの当接が完全に行え、か
つ取付け時間が短く取付けに技術を必要としないものが
望まれる。
【0004】しかしながら特公昭44−24249号公
報に開示されている技術においては、大型であり現地へ
の搬入が困難であり、更に腹部以降の銅当金が1つのブ
ロックであるため溶接中レールに当接してもレール突き
合わせ部の微少な芯ズレもしくはレール自身の首倒れに
より密着が悪く溶接金属流出が課題となる。
【0005】又実開平01−139995号公報に開示
された技術は、前記課題を解決した技術ではあるが、レ
ール足部溶接中に飛散するスパッタ等により銅当金当接
後にレールと銅当金の間に隙間が残り溶接金属や溶融ス
ラグの流出が起こることがあるのが課題である。
【0006】又前記技術の課題を解決するために考案さ
れた技術として実願平2−15219号公報の技術があ
る。該技術を用いることにより溶接中の溶接金属および
溶融スラグの流出は皆無となり、円滑な溶接施工が行え
る技術である。しかしながら該技術においてもレール足
部から頭部までを囲む銅当金の部品点数すなわちレール
腹部以降を囲む3分割中央の銅当金が2個、3分割され
レール頭部用とレール足部から腹部用が連結された銅当
金が2個、裏当材を受けるための受け皿が1個、レール
足部をガスシールドアーク溶接する際に用いられるシー
ルド壁が2枚と多く溶接施工現地への搬入が課題とな
り、又レールへの取付けにおいても時間が掛かり操作性
が悪いという問題がある。
【0007】本発明はこのような従来技術の課題あるい
は問題点を解消するレール溶接用銅当金摺動装置および
レール溶接方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するためになされたものであり、その要旨とするところ
は、 ()レールを突き合わせ溶接する際に用いる溶接部周
囲を囲む銅当金において、レール頭部からレール足部ま
でを囲む一体となった銅当金2a,2b,3a,3b,
3c,3dが、レール軸線に対して直角方向に3分割さ
れ、更にレール軸線に対し線対称に2分割された6分割
の銅当金からなり、3分割中央の銅当金2a,2bはレ
ール頭部に当接する位置より上方の部分がレール頭
線を起点として、レール頭頂中央方向に15mm以内、か
つレール頭頂中央から離れる方向に5mm以内の範囲で凸
形状であり、6分割された銅当金2a,2b,3a,3
b,3c,3dはそれぞれレール1a,1bおよび溶接
金属に当接する面がレール輪郭に沿った形状であり、か
つ3分割両端の銅当金3a,3b,3c,3dは3分割
中央の銅当金2a,2bに面した側でレール1a,1b
に当接する部分がテーパー形状又は2段以上の段差形状
を有することを特徴とするレール溶接用銅当金であり、 ()銅当金2a,2b,3a,3b,3c,3dおよ
び前記銅当金2a,2b,3a,3b,3c,3dを摺
動するためのピニオン、ラックおよびモーター又は油圧
シリンダーを有し、銅当金および摺動機器を組み上げる
ための枠体6、アングル7a,7bおよび補強材8a,
8bから構成され3分割両端の銅当金3a,3b,3
c,3dは3分割中央の銅当金2a,2bに面さない側
でレール腹部に相当する面上にスライダー19a,19
b,19c,19dを有し、前記枠体6内で前記スライ
ダー19a,19b,19c,19dに対応する位置に
スライドレール22a,22b,22c,22dを有す
ることを特徴とするレール溶接用摺動装置であり、又 ()3分割中央の銅当金2a,2bとモーター又は油
圧シリンダーにより駆動される3分割中央の銅当金摺動
用シリンダー4a,4bがカギ型連結ピン10a,10
b又は棒状連結ピン10c,10dで背板11a,11
bを介して連結されていることを特徴とするレール溶接
用摺動装置であり、更に ()レール頭部上方のアングル7a,7bの中央にレ
ール頭頂部と同形状の凹部を設けることを特徴とするレ
ール溶接用摺動装置であり、更に ()摺動装置を用いて溶接準備作業中に3分割両端の
銅当金3a,3b,3c,3dがレール1a,1bに摺
動当接し、レール1a,1bの足部の溶接が完了後、レ
ール1a,1bの腹部の溶接が行われる前に3分割中央
の銅当金2a,2bが摺動してレール1a,1bに当接
されることを特徴とするレール溶接方法にある。ここ
で、レール軸線とはレール長手方向の線対称中心線と定
義する。
【0009】
【作用】以下図面に従い本発明を詳細に説明する。図1
は本発明のレール溶接用銅当金の構成および使用方法の
概略を示す一例の斜視図であり、図2は本発明の装置構
成を示す一例の正面図である。図1中1a,1bはレー
ルでありそれぞれレール形状断面を突き合わせるように
溶接のための開先幅を設けて設置される。図1,2中2
a,2bはレール軸線に対して直角方向に3分割された
中央の銅当金で、溶接がレール足部を完了した後、引き
続きレール腹部の溶接を行う前に3分割中央の銅当金摺
動用シリンダー4a,4bでレールに当接されることに
より、溶接部の溶接余盛りの大きさが必要以上に大きく
なるのを規制し、余盛りの表面状態を滑らかにする。
【0010】又3分割中央の銅当金2a,2bの形状は
図2に示す形状、すなわち図3に示す形状がレール溶接
後の余盛り処理において作業時間が短縮できるので有利
である。図3中AとBの関係については本発明の構成に
あるようにAがレール頭側線であり、Bが3分割中央の
銅当金2a,2bの凸部厚さ間で形成される空隙であ
る。この空隙Bを小さくすれば溶接によって形成される
余盛りは小さくすることができるが、レール頭側部への
入熱が不足して十分な溶込みが得られず開先を残してし
まう。このため3分割中央の銅当金2a,2bの凸部は
レール頭側線Aからレール頭頂中央方向に15mmの厚さ
以内であることが必要であり、図4に示すようにレール
頭側線Aを起点としてレール頭頂中央から離れる方向に
5mm以内であることが必要である。すなわち、3分割中
央の銅当金2a,2bはレール頭部に当接する位置より
上方の部分がレール頭部に当接する面からレール軸線寄
りに20mm以内の範囲で凸形状であることが必要であ
る。
【0011】図1中3a,3b,3c,3dは溶接準備
作業でレールに当接されるレール軸線に対して直角方向
に3分割された両端の銅当金で、溶接開始前の準備作業
時に3分割両端の銅当金摺動用シリンダー5a,5b,
5c,5dで同時にレールに当接されることにより、溶
接中の溶接金属および溶融スラグが流出しないので、溶
接中のアーク露出がなく内質および外観に有害欠陥のな
い溶接継手が得られる。又3分割両端の銅当金3a,3
b,3c,3dのレールに密着する面の内側である溶接
金属が当たる角には図7の(イ)に一例を示すように、
レール軸線方向に2段以上の段差加工又はテーパー状の
加工20a,20b(と図示しない20c,20d)が
施してあり、この形状により溶接中形成される溶接ビー
ドの止端部は、スラグ漏れによる2番痩せのアンダーカ
ットおよび浮上ガスの影響によるピットやブローホール
の発生が防止できる。又図7(ロ)には20a,20b
の拡大した断面形状を示す。
【0012】図1,2中6は枠体で、アングル7a,7
bおよび補強材8a,8bで連結され、レール中央軸線
に対して左右対称になっていて内部に銅当金2a,2
b,3a,3b,3c,3dと、受け皿15a,15b
と、摺動機器が組み上げられるようになっているので、
溶接箇所への搬入が容易となり、作業時間を短縮する。
【0013】すなわち、図1中7a,7bは枠体6を連
結すると同時に枠体6の一部としてレール頭部上方に配
置されるアングルであり、中央にレール頭頂部と同形状
の凹部があり、凹部をレール1a,1b頭頂に載せるこ
とによりレール1a,1bに対する枠体6の高さ位置が
決まり、これにより間接的に銅当金2a,2b,3a,
3b,3c,3dの高さ位置が決まる。
【0014】図1中8a,8bは補強材で枠体6のアン
グル7a,7bが銅当金2a,2b,3a,3b,3
c,3dおよび受け皿15a,15bおよび銅当金摺動
機器の重量で歪むのを防止する。
【0015】図2中9a,9cと図示しない9b,9d
はシールド壁であり、9a,9cにはシールドガス噴出
用の噴出口21a,21bが開けられていて、溶接開始
数秒前から溶接がレール足部を完了後、連続してレール
腹部のエレクトロスラグ溶接が安定するまで、シールド
ガスを溶接部近傍であるレール1a,1bと3分割中央
の銅当金2a,2bと3分割両端の銅当金3a,3b,
3c,3dとシールド壁9a,9b,9c,9dで囲ま
れた範囲に供給し、外気から溶接部を遮断して溶接中の
ブローホール発生などの溶接欠陥発生を防止する。
【0016】図2中10a,10bは3分割中央の銅当
金2a,2bと背板11a,11bを連結するためのカ
ギ型ピンであり、3分割中央の銅当金2a,2bは、溶
接中に3分割中央の銅当金摺動用シリンダー4a,4b
で背板11a,11bを押すことにより水平移動してレ
ール1a,1bに当接されるが、溶接中もしくは溶接後
に3分割中央の銅当金2a,2bが何らかの事故で焼き
付き3分割中央の銅当金摺動用のシリンダー4a,4b
の軸を引いても3分割中央の銅当金2a,2bが溶接部
から外せなかった場合、カギ型ピン10a,10bを外
すことにより3分割中央の銅当金2a,2bと背板11
a,11bが分離して背板11a,11bだけが3分割
中央の銅当金摺動用シリンダー4a,4bの軸と共に下
がるので枠体6をレール1a,1bから外した後、溶接
部に残された3分割中央の銅当金を側方から軽く叩き取
除くことができる。
【0017】又カギ型ピン10a,10bの構成は図2
および図5に示す構成に限ることはなく、図6に示す棒
状のピン10c,10d(10dは図示せず)と3分割
中央の銅当金2a背面に設けられた孔付きのブロック1
0e,10f(10fは図示せず)と背板11aを縦に
貫通する孔と3分割中央の銅当金2aの表面に開けられ
た凹部からなる構成であってもよい。
【0018】図2中11a,11bは背板で上記3分割
中央の銅当金2a,2bを水平に押すのに用いられる。
又背板11a,11bの背面には鍔付きのシャフト12
a,12b,12c,12dとバネ13a,13b,1
3c,13dと3分割中央の銅当金摺動用のシリンダー
4a,4bを連結する取付部が設けられていて、3分割
中央の銅当金2a,2bが水平に摺動するのをガイド
し、かつ3分割中央の銅当金2a,2bが取付部を中心
に時計の針の回転方向又は反時計廻りに小量の自由度を
持つのに作用する。
【0019】又図2中14a,14bは3分割両端の銅
当金3a,3cに固定されたレール足先用の銅当金であ
り、レール足部の溶接中に溶接金属の流出を防止し、レ
ール足部の溶接余盛り形状を整える。又図2中15a,
15bは裏当材の受け皿であり、ボルト16a,16
b,16c,16dとバネ17a,17b,17c,1
7dで3分割両端の銅当金3a,3b,3c,3dに係
止され、溶接開始前に受け皿内に挿入される裏当材(図
示しない)を所望の位置にセットするのに用いる。
【0020】又18a,18bは受け皿15a,15b
の幅方向の中央に位置し裏当材をレール裏面に密着させ
るためのストローク一定のクランプであり、ボルト16
a,16b,16c,16dおよびバネ17a,17
b,17c,17dと共に用いることによりバネ17
a,17b,17c,17dの反力でレール1a,1b
に対して絶えず一定の加圧で裏当材を密着できる。
【0021】又図7(イ)に示す3分割両端の銅当金3
a,3c(と図示しない3b,3d)の側部に取付けら
れた直動式のスライダー19a,19b(と図示しない
19c,19d)と、図2に示すこれに対応するスライ
ドレール22a,22b(と図示しない22c,22
d)を枠体6の内側4箇所に設けることにより3分割両
端の銅当金3a,3b,3c,3dの摺動もスムーズに
行える。
【0022】上述の説明の如く、本発明を実施すること
によりレール溶接用の銅当金および摺動装置の搬入が容
易となり銅当金の位置決めが簡略化され、銅当金の取付
けも油圧又はエアーのシリンダーを用いて水平移動して
取付けることにより作業者の労力を低減でき、将来的に
溶接の準備作業を自動化することができる。
【0023】
【実施例】本発明のレール溶接用銅当金および摺動装置
を、本発明者らが先に出願した特開平1−2779号公
報および特開平3−297558号公報で開示されてい
るレール自動溶接方法に適用したところ、レール足部の
溶接からレール頭頂部までの溶接を溶接金属および溶融
スラグの流出なしに連続して行うことができ、かつ溶接
後の継ぎ手溶接部には、外観および内質に有害な欠陥が
ないことが確認できた。
【0024】又本発明のレール溶接用銅当金および摺動
装置の溶接現地搬入時間およびレールへの取付時間を実
願平2−15219号公報で開示されている銅当金と比
較検討した。銅当金の搬入においては、実願平2−15
219号公報の銅当金が各部材個別になっていて単体重
量もかさむため作業員2名が搬送用トラックと溶接箇所
を2往復して搬入し約5分を必要とした。これに対して
本発明のレール溶接用銅当金および摺動装置は、1つの
枠体内に納められていることから2名の作業員が枠体を
左右から持ち一度に溶接箇所まで搬入することができた
ので約1分30秒で搬入した。又銅当金のレールへの取
付けでは実願平2−15219号公報の銅当金が溶接準
備作業でレールにハチマキ状に取付ける銅当金の取付け
から、溶接中に摺動当接される銅当金の押し付け装置へ
の係止固定までの約4分を必要とした。これに対して本
発明のレール溶接用銅当金および摺動装置は、枠体を溶
接箇所に載せ油圧駆動器を作用させるだけで取付けが完
了したので約30秒で取付けられた。
【0025】
【発明の効果】本発明を実施することにより、溶接施工
現地への機器搬入が容易になり、溶接の準備作業が効率
よく行える。又溶接中も溶接金属および溶融スラグの洩
れがなく円滑な溶接作業が行えることにより、レールの
現地溶接において溶接の準備作業を自動化できる技術で
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の銅当金および摺動装置の例を示す斜視
図。
【図2】本発明の銅当金および摺動装置の例を示す正面
図。
【図3】本発明の銅当金の例を示す正面図。
【図4】本発明の銅当金の他の例を示す正面図。
【図5】銅当金と背板の取付方法の例を示す正面図。
【図6】銅当金と背板の取付方法の他の例を示す正面
図。
【図7】(イ)は銅当金の段差およびテーパー部を説明
する正面図、(ロ)は段差とテーパーの拡大図。
【符号の説明】
1a,1b レール 2a,2b 3分割中央の銅当金 3a,3b,3c,3d 3分割両端の銅当金 4a,4b 3分割中央の銅当金
摺動用シリンダー 5a,5b,5c,5d 3分割両端の銅当金
摺動用シリンダー 6 枠体 7a,7b アングル 8a,8b 補強材 9a,9b,9c,9d シールド壁 10a,10b カギ型連結ピン 10c,10d 棒状連結ピン 10e,10f 孔付きブロック 11a,11b 背板 12a,12b,12c,12d バネ 13a,13b,13c,13d 鍔付きのシャフト 14a,14b レール足先の銅当金 15a,15b 受け皿 16a,16b,16c,16d ボルト 17a,17b,17c,17d バネ 18a,18b クランプ 19a,19b,19c,19d スライダー 20a,20b,20c,20d 段差およびテーパー 21a,21b 噴出口 22a,22b,22c,22d スライドレール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 狩峰 健一 千葉県富津市新富20−1 新日本製鐵株 式会社 技術開発本部内 (72)発明者 上 正三 千葉県習志野市東習志野7丁目6番1号 日鐵溶接工業株式会社 機器事業部内 (56)参考文献 特開 平3−297558(JP,A) 実開 平3−24393(JP,U) 実開 平5−53784(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B23K 37/06 B23K 9/038

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レールを突き合わせ溶接する際に用いる
    溶接部周囲を囲む銅当金において、レール頭部からレー
    ル足部までを囲む一体となった銅当金(2a,2b,3
    a,3b,3c,3d)が、レール軸線に対して直角方
    向に3分割され、更にレール軸線に対し線対称に2分割
    された6分割の銅当金からなり、3分割中央の銅当金
    (2a,2b)はレール頭部に当接する位置より上方の
    部分がレール頭側線を起点として、レール頭頂中央方
    向に15mm以内、かつレール頭頂中央から離れる方向に
    5mm以内の範囲で凸形状であり、6分割された銅当金
    (2a,2b,3a,3b,3c,3d)はそれぞれレ
    ール(1a,1b)および溶接金属に当接する面がレー
    ル輪郭に沿った形状であり、かつ3分割両端の銅当金
    (3a,3b,3c,3d)は3分割中央の銅当金(2
    a,2b)に面した側でレール(1a,1b)に当接す
    る部分がテーパー形状又は2段以上の段差形状を有する
    ことを特徴とするレール溶接用銅当金。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の銅当金(2a,2b,3
    a,3b,3c,3d)および前記銅当金(2a,2
    b,3a,3b,3c,3d)を摺動するためのピニオ
    ン、ラックおよびモーター又は油圧シリンダーを有し、
    銅当金および摺動機器を組み上げるための枠体(6)、
    アングル(7a,7b)および補強材(8a,8b)か
    ら構成され3分割両端の銅当金(3a,3b,3c,3
    d)は3分割中央の銅当金(2a,2b)に面さない側
    でレール腹部に相当する面上にスライダー(19a,1
    9b,19c,19d)を有し、前記枠体(6)内で前
    記スライダー(19a,19b,19c,19d)に対
    応する位置にスライドレール(22a,22b,22
    c,22d)を有することを特徴とするレール溶接用摺
    動装置。
  3. 【請求項3】 3分割中央の銅当金(2a,2b)とモ
    ーター又は油圧シリンダーにより駆動される3分割中央
    の銅当金摺動用シリンダー(4a,4b)がカギ型連結
    ピン(10a,10b)又は棒状連結ピン(10c,1
    0d)で背板(11a,11b)を介して連結されてい
    ることを特徴とする請求項記載のレール溶接用摺動装
    置。
  4. 【請求項4】 レール頭部上方のアングル(7a,7
    b)の中央にレール頭頂部と同形状の凹部を設けること
    を特徴とする請求項2又は3記載のレール溶接用摺動装
    置。
  5. 【請求項5】 請求項2,3又は4記載の摺動装置を用
    いて溶接準備作業中に3分割両端の銅当金(3a,3
    b,3c,3d)がレール(1a,1b)に摺動当接
    し、レール(1a,1b)の足部の溶接が完了後、レー
    ル(1a,1b)の腹部の溶接が行われる前に3分割中
    央の銅当金(2a,2b)が摺動してレール(1a,1
    b)に当接されることを特徴とするレール溶接方法。
JP5226194A 1994-03-23 1994-03-23 レール溶接用銅当金および摺動装置ならびにレール溶接方法 Expired - Lifetime JP2968433B2 (ja)

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