JPH0639230U - 板材搬出装置 - Google Patents

板材搬出装置

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JPH0639230U
JPH0639230U JP7471092U JP7471092U JPH0639230U JP H0639230 U JPH0639230 U JP H0639230U JP 7471092 U JP7471092 U JP 7471092U JP 7471092 U JP7471092 U JP 7471092U JP H0639230 U JPH0639230 U JP H0639230U
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JP7471092U
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信夫 阿部
倫行 森田
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Amada Co Ltd
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Amada Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 例えば成形加工されたワークを次工程へ送る
過程で、ワークに傷を付けず完全自動化を図る。 【構成】 ワークテーブル装置31を備えた板材加工機
1と、この板材加工機1のワークテーブル装置31のワ
ーク搬出側に搬出されたワークWGを支承し搬出装置方
向と直交した方向に移動自在な受渡しテーブル39と、
この受渡しテーブル39にて搬出されたワークWGを垂
直状態に搬送仕分けする収納装置69を有する複数の無
人搬送車41と、を備えてなることを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、板材加工機にて例えば成形加工されたワークを搬出して次工程へ 受渡すための板材搬出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、板材加工機において、例えば成形加工を行なった場合、ワークを次工程 に送る過程では、ワークを一時的にストックしているのが一般的である。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、上述した板材加工機において、成形加工したワークを次工程へ渡す ため一時的にストックしているが、成形加工を行なったワークを積み重ねると重 みで成形加工部が変形したり、傷が付いたりする。また、この不具合を解消する ためワークを直立状態でストックしようとすれば、スペースをとったり、自動化 が困難になるという問題があった。
【0004】 この考案の目的は、上記問題点を改善するために、例えば成形加工されたワー クを次工程へ送る過程で、ワークに傷を付けず完全自動化を図った板材搬出装置 を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、この考案は、ワークテーブルを備えた板材加工機 と、この板材加工機のワークテーブルのワーク搬出側に搬出されたワークを支承 し搬出方向と直交した方向に移動自在な受渡しテーブルと、この受渡しテーブル にて搬出されたワークを垂直状態に搬送仕分けする収納装置を有する複数の無人 搬送車と、を備えて板材搬出装置を構成した。
【0006】 また、前記板材搬出装置において、前記無人搬送車に有する収納装置は、無端 体の外周に複数個のワーク支持部を備えていることが望ましいものである。
【0007】
【作用】
この考案の板材搬出装置を採用することにより、板材加工機にて例えば成形加 工されたワークは、次工程へ搬出すべくワークテーブルの作動により搬出側へ搬 出される。ワークテーブルの搬出側には搬出方向と直交した方向へ移動自在な受 渡しテーブルが設けられていて、この受渡しテーブル上へワークは移載され、ワ ークを載置した受渡しテーブルを所望する無人搬送車に位置決めし、受渡しテー ブル上に乗ったワークを無人搬送車へ送る。
【0008】 無人搬送車は、無端体に複数個のワーク支持部が設けられているので、受渡し テーブルより搬送されたワークはワーク支持部間にて保持され、ピッチ運転され て直立状態となったままで無人搬送車に貯蔵される。そして、無人搬送車を走行 させて次工程の機器側へ搬出する。このように、成形加工済のワークを積重する ことがないので、ワークに傷を付けることがない。
【0009】
【実施例】
以下、この実施例を図面に基づいて詳細に説明する。
【0010】 図1を参照するに、板材加工機1は、フレーム3上に設けられX軸方向へ延伸 したリニアガイド5に案内されてX軸方向へ往復動可能なスライダ7を有してい る。
【0011】 スライダ7は、複数のワーククランプ9を備え、このワーククランプ9により 加工板材Wを着脱可能にワークパスラインに沿って水平支持するようになってお り、スライダ7は下底部に設けられたラック(図示省略)によりX軸モータ(図 示省略)に連動連結されたピニオン(図示省略)と噛合し、X軸方向へ往復駆動 されるようになっている。
【0012】 フレーム3には、門型フレーム11がフレーム3をY軸方向に跨ぐように取付 けられている。また、フレーム3内には門型フレーム11がフレーム3と同一位 置にてフレーム3をY軸方向に横切って延在する下部フレーム13が設けられて いる。
【0013】 門型フレーム11にはパンチヘッド15が、また、下部フレーム13にはダイ ヘッド17が各々Y軸方向に往復可能に取付けられている。パンチヘッド15と ダイヘッド17は、パスラインを挟んで上下に整合対向し、パンチの如き上部金 型19を交換可能に支持し、また、ダイヘッド17は、ダイの如き下部金型21 を交換可能に支持するようになっている。
【0014】 門型フレーム11にはY軸サーボモータ23が取付けられている。Y軸サーボ モータ23はベルト式同期駆動装置25により上部ボールねじ(図示省略)と下 部ボールねじ(図示省略)とに同期駆動連結され、パンチヘッド15とダイヘッ ド17とをY軸方向へ互いに同期往復駆動するようになっている。
【0015】 また、パンチヘッド15における上部金型19とダイヘッド17における下部 金型21は、各々垂直な中心軸線周りに回転可能になっており、門型フレーム1 1に取付られたインデックスモータ27により各々割出し回転駆動され、回転姿 勢を可変設定されるようになっている。更に、フレーム3の一方側には金型スト ッカ29が設けられており、金型ストッカ29に貯蔵されている上部金型19と 下部金型21は、金型自動交換装置(図示省略)によりパンチヘッド15とダイ ヘッド17とに交換可能に自動装着されるようになっている。
【0016】 フレーム3上に設けられたワークテーブル装置31は、スライダ7による加工 板材Wの移動方向(X軸方向)に直交する方向、すなわち、Y軸方向に細分化さ れてフレーム3内に配置された多数のワーク支持ベルト33を備えており、この ワーク支持ベルト33はY軸方向に所定間隔をおいて互いに平行に配設されてい る。そして、ワーク支持ベルト33は、フロント側ベルト33F、リヤー側ベル ト33Rとに分離され、それぞれ駆動装置(図示省略)により巡回駆動される。 更に、ワークテーブル装置31の片側にはスケルトン搬出用テーブル35がY 軸方向へ移動自在に設けられ、他側には、この実施例の主要部である加工済のワ ークWGを搬出する板材搬出装置37が設けられている。
【0017】 上記構成により、加工すべき加工板材Wをワークランプ9によってクランプし 、加工板材Wをスライダ7にセットする。そして、スライダ7のX軸方向移動と 、Y軸サーボモータ23によるパンチヘッド15とダイヘッド17のY軸方向移 動により、パンチヘッド15の上部金型19とダイヘッド17の下部金型21が Y軸方向に移動し、加工板材Wの所定位置に上部金型19と下部金型21によっ てパンチ加工等の成形加工が行なわれる。
【0018】 そして、成形加工後のワークWGは板材搬出装置37側へ搬出され、成形加工 後のスケルトンはスケルトン搬出用テーブル35側へ搬出される。
【0019】 板材搬出装置37は、受渡しテーブル39と無人搬送車41とで構成されてい る。図2を併せて参照するに、受渡しテーブル39は、ワークテーブル装置31 のフロント側ベルト33Fの端部に隣接して設けられ、フロント側ベルト33F の走行方向であるX軸方向に直交して、Y軸方向へ移動自在に設けられている。 すなわち、複数のレール43が基台45上にY軸方向へ延伸して敷設され、この レール43上に複数の車輪47を備えた台車49が乗り、台車49上に両端に設 けたプーリ51に掛回されたベルト53を備えた搬送装置55が設けられている 。そして、駆動モータ(図示省略)によりプーリ51は回転され、ベルト53は X軸方向へ走行移動自在となっている。
【0020】 なお、受け渡しテーブル39は、小形の加工済のワークWGを搬送する小形受 渡しテーブル39Sと、大型の加工済のワークWGを搬送する大形受渡しテーブ ル39Rがレール43に乗り、必要に応じて使い分けが行なわれる。なお、各台 車49は駆動モータ(図示省略)の駆動停止によりY軸方向へ移動され位置決め が行なわれる。
【0021】 上記構成により、板材加工機1にて成形加工されたワークWGはワークテーブ ル装置31にて搬出され、ワークWGの大きさにより選択された受渡しテーブル 39がワークWGの搬出位置に位置決めされているので、この受渡しテーブル3 9に設けた搬送装置55のベルト53の走行によって、加工済のワークWGは受 渡しテーブル39上に移載されている。そして、所定位置にある無人搬送車41 へ受渡しテーブル39を走行移動せしめて、無人搬送車41のワークWGを搬出 する。
【0022】 無人搬送車41は、図1および図2を参照するに、床面に縦横に敷設されたレ ール57上に車輪59を備えた搬送車本体61が乗っていて、遠隔操作により駆 動部材(図示省略)を駆動してレール57上を自在に走行可能になっている。な お、この無人搬送車41に前述した受渡しテーブル39と同様に、小形のワーク WGを収納する小形無人搬送車41Sと大形のワークWGを収納する大形無人搬 送車41Rとが用意されている。
【0023】 無人搬送車41は、搬送車本体61の上面にして両端部にプーリ63が設けら れ、このプーリ63に無端状のベルト65が掛回されていて、プーリ63の片側 には駆動部材(図示省略)が連結されている。そして、ベルト65の外周には複 数個のワーク支持部67が立設されて収納装置69が構成され、この収納装置6 9のワーク支持部67間に加工済のワークWGが収納されることとなる。
【0024】 上記構成により、前記受渡しテーブル39上に乗った加工済のワークWGは、 受渡しテーブル39の搬送装置55の駆動により無人搬送車41の収納装置69 であるワーク支持部67間に挿入され、収納装置69のピッチ送りにより順次ワ ーク支持部67間にワークWGは直立状態で支承され収納される。所定量無人搬 送車41上にワークWGが収納されたら、無人搬送車41は遠隔装置により次工 程へ移動する。
【0025】 次工程の機器としては、例えばプレスブレーキ71があり、このプレスブレー キ71は、すでに公知の構成であるため詳細な説明を省略するが、左右に立設し たフレーム73の上方に長手方向に長い上部エプロン75を固定し、図示しない 油圧シリンダにより下部エプロン77を昇降させながら、パンチ79とダイ81 とにより加工を行なう形式のものである。そして、このプレスブレーキ71の前 面側には、前記無人搬送車41にて運ばれた成形加工済のワークWGを最終加工 するため、プレスブレーキ71へ供給する把持爪83を備えたベンディングロボ ット装置85が設けられている。
【0026】 なお、このベンディングロボット装置85にて無人搬送車41上に直立して収 納されたワークWGを把持する際は、無人搬送車41の収納装置69を駆動し、 直立状態にて収納されているワークWGを若干傾けて、ベンディングロボット装 置85の把持爪83が把持しやすいようにする。
【0027】 上述したごとき構成により、板材加工機1にて成形加工されたワークWGは、 ワークテーブル装置31にて搬出され、受渡しテーブル39に移載され、この受 渡しテーブル39により無人搬送車41へ送られると共にワークWGは無人搬送 車41の収納装置69により直立状態に収納される。そして、次工程のプレスブ レーキ71等へ搬出される。
【0028】 このため、複雑に加工されたワークWGは互いに接することなく傷を付けず収 納でき、完全自動化を図ることができる。
【0029】 なお、この考案は、前述した実施例に限定されることなく、適宜な変更を行な うことにより、その他の態様で実施し得るものである。
【0030】
【考案の効果】
以上のごとき実施例の説明より理解されるように、この考案によれば、実用新 案登録請求の範囲に記載されたとおりの構成であるから、例えば成形加工後のワ ークを直立状態でストックする無人搬送車に収納し次工程へ搬出する。而して複 雑に加工された製品を積重することがないのでワークに傷をつけることなく、多 量に次工程へ運び板材搬出の完全自動化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案を実施する一実施例の板材加工機と板
材搬出装置を表する全体配置斜視図である。
【図2】図1におけるII矢視部の板材搬出装置の拡大断
面図である。
【符号の説明】
1 板材加工機 31 ワークテーブル装置 37 板材搬出装置 39 受渡しテーブル 41 無人搬送車 65 ベルト 67 ワーク支持部 69 収納装置
フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B65G 1/04 H 7456−3F 47/84 E 8010−3F B65H 29/16 A 29/58 C 9147−3F 29/60 A 9147−3F

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワークテーブルを備えた板材加工機と、
    この板材加工機のワークテーブルのワーク搬出側に搬出
    されたワークを支承し搬出方向と直交した方向に移動自
    在な受渡しテーブルと、この受渡しテーブルにて搬出さ
    れたワークを垂直状態に搬送仕分けする収納装置を有す
    る複数の無人搬送車と、を備えてなることを特徴とする
    板材搬出装置。
  2. 【請求項2】 前記無人搬送車に備えた収納装置は、無
    端体の外周に複数個のワーク支持部を備えてなることを
    特徴とする請求項1記載の板材搬出装置。
JP1992074710U 1992-10-27 1992-10-27 板材搬出装置 Expired - Lifetime JP2588029Y2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2022531986A (ja) * 2019-06-07 2022-07-12 バイストロニック レーザー アクチェンゲゼルシャフト 仕分けシステム、移動ロボット、仕分けシステムの運転方法、コンピュータプログラム製品、及びコンピュータ可読媒体

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04143020A (ja) * 1990-10-02 1992-05-18 Amada Co Ltd 曲げ製品の搬出,集積方法及びその装置
JPH04286570A (ja) * 1991-03-15 1992-10-12 Fuji Electric Co Ltd 工作物収納装置

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