JPH0639219B2 - 車両のスキツド制御装置 - Google Patents

車両のスキツド制御装置

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JPH0639219B2
JPH0639219B2 JP60090152A JP9015285A JPH0639219B2 JP H0639219 B2 JPH0639219 B2 JP H0639219B2 JP 60090152 A JP60090152 A JP 60090152A JP 9015285 A JP9015285 A JP 9015285A JP H0639219 B2 JPH0639219 B2 JP H0639219B2
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wheel spin
drive
wheel
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slip ratio
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JP60090152A
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満 長岡
靖裕 原田
俊弘 松岡
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Mazda Motor Corp
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  • Auxiliary Drives, Propulsion Controls, And Safety Devices (AREA)
  • Control Of Driving Devices And Active Controlling Of Vehicle (AREA)
  • Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、車両のスキッド制御装置に関する。
(従来技術) 車両の発進時あるいは走行時に、駆動輪に路面とタイヤ
の摩耗係数(グリップ力)以上の駆動力が加わると、駆
動輪が空転(ホイールスピン)するので、車両が発進で
きなかったり、コーナリング中にコースアウトするとい
う事故が発生する。
このため、第5図に示すように、車両1の駆動輪2aと
転動輪2bの回転数を回転センサ3a,3bで検出し、
回転速度検出部4a,4bで回転速度を検出して、比較
部5で回転差(比)を検出し、この回転差(比)が所定
値を越えたときにはホイールスピンが発生したと判断し
て、制御部6からクラッチ7へ“切”信号あるいはスロ
ットル8へ“閉”信号を出力し、駆動輪2aの駆動力を
制御することにより、車両発進時のホイールスピンの発
生を防止するようにしたものが提案されている(特開昭
59−202963号公報参照)。
しかしながら、上記従来技術では、発進時に、ホイール
スピンの発生が検出されると、直ちにクラッチを切り、
あるいはスロットルを閉じるように制御されるから、ホ
イールスピンが自然に収束する方向に向っているような
場合でも制御が行なわれるので、このような場合には、
逆に走行フィーリングが悪化するという問題があった。
(発明の目的) 本発明は上記従来の問題点に鑑みてなされたもので、す
べり率からホイールスピン制御を行なう必要があるかど
うかを判定して、必要がない場合には、ホイールスピン
制御を行なわないようにして、走行フィーリングを向上
させることを目的とするものである。
(発明の構成) このため本発明は、第1図に発明構成図を示すように、
アクセルA及びクラッチBの少なくとも一方を制御する
ことにより、駆動輪Cに加わるトルクを減じて、タイヤ
のホイールスピンを防止するようにした車両において、
駆動輪Cの回転を検出する第1回転センサDと、転動論
Eの回転を検出する第2回転センサFと、第1,第2回
転センサD,Fの検出信号からすべり率を演算するすべ
り率演算部Gと、現在のすべり率に対するグリップ力と
最大グリップ力とからタイヤ余裕度を演算するタイヤ余
裕度演算部Hと、現在のエンジントルクと最大エンジン
トルクとから駆動余裕度を演算する駆動余裕度演算部I
と、ホイールスピン状態が収束すると判定するホイール
スピン収束判定部Jとを備えて構成したものである。
(発明の効果) 本発明によれば、発進時にホイールスピンが検出される
と、すべり率演算部ですべり率が演算され、ホイールス
ピン収束判定部でタイヤ余裕度が駆動余裕度より大きい
ときにホイールスピンが収束すると判定するようにした
ものであるから、ホイールスピン制御を行なう必要があ
るかどうか判定することができ、ホイールスピンが収束
する方向に向いているときには、ホイールスピン制御を
行なわないようにできるので、走行フィーリングが向上
するようになる。
(実施例) 以下、本発明の実施例を添付図面について詳細に説明す
る。
第2図に示すように、FF車10の前輪(駆動輪)1
1,11と後輪(転動輪)12,12に、回転数を検出
する回転数検出センサ13,13,14,14がそれぞ
れ設けられ、各回転数検出センサ13,14は制御装置
15に接続される一方、該制御装置15には、スロツト
ルアクチュエータ16が接続され、該スロツトルアクチ
ュエータ16によりエンジン17のスロットル18が制
御されると共に、アクセルペダル19の踏込み量を検出
するアクセルセンサ20が設けられ、該センサ20の検
出信号に応じてスロツトルアクチュエータ16が制御さ
れるようになっている。
上記制御装置15には、クラッチアクチュエータ21が
接続され、該クラッチアクチュエータ21により変速機
22のクラッチ23が制御されると共に、クラッチペダ
ル24の踏込み位置を検出するクラッチセンサ25が設
けられ、該センサ25の検出信号に応じてクラッチアク
チュエータ21が制御されるようになっている。
また、制御装置15には、アクセルセンセ20の検出信
号に応じてスロツトルアクチュエータ16にスロツトル
開度を制御する信号を出力するアクセル制御系制御部
と、ホイールスピンの発生時に、駆動輪11の駆動力
が、その路面における最大のグリップ力となるような目
標値を実現するためのスロツトル開度を演算して、スロ
ツトルアクチュエータ16にスロットル開度を制御する
信号を出力するスピン制御系制御部とが設けられてい
る。
さらに、制御装置15には、クラッチセンサ25の検出
信号に応じてクラッチアクチュエータ21にクラッチ接
続を制御する信号を出力するクラッチ制御系制御部と、
ホイールスピンの発生時に、クラッチ接続阻止バルブを
制御する信号を出力してクラッチの接続を停止するスピ
ン制御系制御部とが設けられている。
一方、上記制御装置15には、駆動輪11の回転数検出
センサ13と転動輪12の回転数検出センサ14の検出
信号からすべり率(S)を演算するすべり率演算部
(G)が設けられるている。
該すべり率演算部(G)には、第4図(a)に示すよう
に、摩耗係数(μ)とすべり率(S)との関係がマップ
として記憶される。
このマップでは、最大グリップ力μp(摩擦係数)が得
られる最大のすべり率は、路面状態などに影響されず、
0.3(30%)付近にあるので、最大すべり率は、0.3
に設定されている。
また、上記制御装置15には、すべり率(S)が設定値
以下のとき、ホイールスピン状態が収束すると判定する
ホイールスピン収束判定部(J)が設けられている。
即ち、ホイールスピン収束判定部(J)では、第4図
(a)のマップから現在のすべり率に対するグリップ力
(μo)を求め、μp/μoを演算して、タイヤ余裕度
(ηs)を求める。
さらに、第4図(b)に示すように、エンジンの回転数
(ESP)とスロツトル開度(θ)とエンジントルク
(T)との関係がマップとして記憶され、このマップか
ら、現在のエンジン回転数とスロツトル開度に対するエ
ンジントルク(Tc)を求め、Tp(最大エンジントル
ク)/Tcを演算して、駆動余裕度(ηT)を求める。
そして、タイヤ余裕度(ηs)/駆動余裕度(ηT)を
演算して、ηs/ηT≧1のとき、つまり、タイヤ余裕
度(ηs)の方が大きい(正)のときには、ホイールス
ピンが収束する方向に向いていると判定し、ホイールス
ピン制御は行なわない。逆に駆動余裕度(ηT)の方が
大きい(負)ときにはホイールスピンが収束しない方向
(発散)に向いていると判定し、ホイールスピンを制御
を行なう。
上記のように構成したスキッド制御装置の作用を、第3
図のフローチャートを参照しながら説明する。
ステップS1で、計測・制御タイミングが否かが判断さ
れ、YESであれば、ステップS2で駆動輪11,転動
輪12の回転数、アクセルペダル位置、現在スロツトル
開度などが計測される。
そして、ステップS3で、すべり率,ホイールスピン状
態等の車両走行状態が検出され、ステップS4でホイー
ルスピン発生中か否かが判定される。
ステップS4でON(停車中)と判定されると、ステッ
プS5でアクセルペダル位置に対応したスロツトル開度
が演算され、ステップS6でスタートフラグSPが
“0”(停車中)であると、ステップS7で停車中か否
かが判定される。
そして、ステップS7でYESと判定されると、ステッ
プS8でクラッチ23が踏まれたか否かが判定され、ス
テップS9でクラッチが接続された否かが判定され、Y
ESと判定されると、ステップS10でスタートフラグ
SFを“1”(発進中)とし、ステップS11で発進時
の制御を行なう。
そして、ステップS12でスタートフラグSFが“1”
(発進中)か否かを判定し、YESであれば、ステップ
S13でクラッチ23が完全にミート(接続)したか否
かを判定し、ステップS14で車速がアイドル車速を越
したか否かを判定し、YESであると、ステップS15
でスタートフラグSFを“0”に戻し、ステップS24
に至る。
ステップS24では、アクセルペダル位置からスロツト
ル開度を決定するアクセル制御系のスロツトル制御信号
でスロツトルアクチュエータ16が制御され、スピン制
御は行なわれない。
一方、ステップS4でYESと判定されると、ステップ
S16でエンジン回転数(ESP)とスロツトル開度
(θ)から現在のエンジントルク(Tc)が算出され、
ステップS17の最大エンジントルク(Tp)が現回転
より高回転側か否かを判定する。ONであればスピン制
御は行なわない。
ステップS17でYESであれば、ステップS18で現
在のスロツトル開度における最大エンジントルク(T
p)を算出し、ステップS19で駆動余裕度(ηT)を
求める(ηT=Tp/Tc)。
また、ステップS20で、現在のすべり率に対するグリ
ップ力(μo)を求め、タイヤ余裕度(ηs)を求める
(ηs=μp/μo)。
そして、ステップS21で、タイヤ余裕度(ηs)−駆
動余裕度(ηT)を求め、“正”のときにはホイールス
ピンが収束する方向に向いていると判定し、スピン制御
は行なわない。
逆に“負”のときには、ホイールスピンが発散する方向
に向いていると判定し、ステップS22で制御状態量
(制御目標値)が演算され、ステップS23でその目標
値に近ずけるようにスロツトル開度が演算され、ステッ
プS12,S13、S14,S15をへて、ステップS
24に至る。
ステップS24では、現在スロツトル開度と目標スロツ
トル開度とが比較され、目標スロツトル開度となるよう
なスロツトル制御信号が作られて、スロツトル制御信号
でスロツトルアクチュエータ16が制御される。これに
より、駆動輪11の駆動力が車両の走行状態に応じて低
下するので、ホイールスピンが停止する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の構成図、第2図は本発明に係るスキッ
ド制御装置の構成図、第3図はフローチャート、第4図
(a)はすべり率と摩擦係数との関係を示すグラフ、第
4図(b)はエンジン回転数とエンジントルクとの関係
を示すグラフ、第5図は従来のスキッド制御装置の構成
図である。 10…FF車、11(C)…前輪(駆動輪)、 12(E)…後輪(転動輪)、 13(D),14(F)…回転数検出センサ、 15…制御装置、18(A)…スロツトル、 23(B)…クラッチ、 G…すべり率演算部、 H…タイヤ余裕度演算部、 I…駆動余裕度演算部、 J…ホイールスピン収束判定部。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】アクセル及びクラッチの少なくとも一方を
    制御することにより、駆動輪に加わるトルクを減じて、
    タイヤのホイールスピンを防止するようにした車両にお
    いて、 駆動輪の回転を検出する第1回転センサと、 転動論の回転を検出する第2回転センサと、 第1、第2回転センサの検出信号からすべり率を演算す
    るすべり率演算部と、現在のすべり率に対するグリップ
    力と最大グリップ力とからタイヤ余裕度を演算するタイ
    ヤ余裕度演算部と、現在のエンジントルクと最大エンジ
    ントルクとから駆動余裕度を演算する駆動余裕度演算部
    と、タイヤ余裕度が駆動余裕度より大きい場合にホイー
    ルスピン状態が収束すると判定するホイールスピン収束
    判定部 とを備えたことを特徴とする車両のスキッド制御装置。
JP60090152A 1985-04-25 1985-04-25 車両のスキツド制御装置 Expired - Lifetime JPH0639219B2 (ja)

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JPH0813614B2 (ja) * 1988-02-19 1996-02-14 トヨタ自動車株式会社 車両の加速スリップ制御装置
JPH02197433A (ja) * 1989-01-25 1990-08-06 Mitsubishi Motors Corp 車両の加速スリップ防止装置

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