JPH0639180A - 洗濯機 - Google Patents

洗濯機

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JPH0639180A
JPH0639180A JP4195078A JP19507892A JPH0639180A JP H0639180 A JPH0639180 A JP H0639180A JP 4195078 A JP4195078 A JP 4195078A JP 19507892 A JP19507892 A JP 19507892A JP H0639180 A JPH0639180 A JP H0639180A
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JP
Japan
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rotation speed
motor
washing
speed
feedback control
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JP4195078A
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Fumihiro Imamura
文広 今村
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Toshiba Corp
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Toshiba Corp
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  • Control Of Washing Machine And Dryer (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 誘導モータへ印加する電圧をPWM制御して
その回転速度をフィードバック制御しているときに、回
転速度の変動を小さくして安定化する。 【構成】 洗濯用の撹拌体を回転駆動する誘導モータの
回転速度を検出する回転速度検出手段を設けると共に、
誘導モータへ印加する電圧をPWM制御して可変するこ
とにより回転速度検出手段により検出した検出回転速度
と目標回転速度との速度差が設定値内に収束するように
フィードバック制御するフィードバック制御手段を設
け、そして、このフィードバック制御手段によりフィー
ドバック制御したときに上記速度差が設定値内に収束し
ない場合には、目標回転速度変更手段によって目標回転
速度を高くするように制御したものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、誘導モータにより洗濯
用の撹拌体を回転駆動するように構成して成る洗濯機に
関する。
【0002】
【従来の技術】洗濯機においては、一般的に、洗濯用の
撹拌体又は脱水用のバスケットを回転駆動するモータと
して誘導モータを用いており、洗濯時には、該誘導モー
タを正逆回転させることにより、正転水流及び逆転水流
を生成するようにしている。この場合、洗濯物の種類に
応じて水流の強さを変化させることにより、最適な洗濯
水流を生成している。具体的には、誘導モータを正回転
及び逆回転させるためにオンする時間、並びに、誘導モ
ータの回転方向を変えるためにオフする時間を適宜変化
させることにより、水流の強さを変化させるように構成
していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来構成では、誘導モータをオンしている間は、該誘導モ
ータを最大回転速度で回転させているので、その間に生
成される水流の強さはやはり最大になる。このため、洗
濯物の種類に応じた強さの水流を生成することができな
かった。
【0004】これに対して、誘導モータの回転速度を可
変制御することにより、洗濯物の種類に応じた最適な洗
濯水流を生成するように構成することが考えられる。こ
の場合、誘導モータの回転速度を可変制御する構成とし
て、誘導モータへ印加する電圧をPWM制御して可変す
る構成が考えられる。
【0005】このPWM制御を行う構成では、誘導モー
タの回転速度を検出しながら、この検出回転速度と目標
回転速度との速度差が設定値内に収束するようにフィー
ドバック制御することにより、誘導モータの回転速度を
所望の回転速度に設定することが可能となる。この結
果、洗濯物の種類に応じた最適な洗濯水流を生成するこ
とができる。
【0006】上記構成では、弱い水流を得るために、即
ち、誘導モータを低速度で回転させるために、誘導モー
タへ印加する電圧を低くするようにPWM制御すると、
誘導モータのトルクが小さくなる。このようにモータの
トルクが小さくなると、洗濯物の量が多いとき(負荷が
大きいとき)には、上述したようにフィードバック制御
しても、該モータの回転速度の変動が大きくなって、検
出回転速度と目標回転速度との速度差が設定値内に収束
しないことがあり、洗浄性能が悪化すると共に、最悪の
場合には、誘導モータがロックするおそれがあった。
【0007】そこで、本発明の目的は、誘導モータへ印
加する電圧をPWM制御して該モータの回転速度をフィ
ードバック制御しているときに、誘導モータの回転速度
の変動が大きくなって、洗浄性能が悪化することを防止
できる洗濯機を提供するにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の洗濯機は、誘導
モータにより洗濯用の撹拌体を回転駆動するように構成
して成る洗濯機において、前記誘導モータの回転速度を
検出する回転速度検出手段を設けると共に、前記誘導モ
ータへ印加する電圧をPWM制御して可変することによ
り前記回転速度検出手段により検出した検出回転速度と
目標回転速度との速度差が設定値内に収束するようにフ
ィードバック制御するフィードバック制御手段を設け、
そして、このフィードバック制御手段によりフィードバ
ック制御しても前記検出回転速度と前記目標回転速度と
の速度差が設定値内に収束しない場合には、前記目標回
転速度を高くする目標回転速度変更手段を設けたところ
に特徴を有する。
【0009】
【作用】弱い水流を生成する場合、誘導モータを低速度
で回転させるために、誘導モータへ印加する電圧をPW
M制御して低くして該モータのトルクを小さくすると、
洗濯物の量が多いときには、フィードバック制御して
も、該モータの回転速度の変動が大きくなって、検出回
転速度と目標回転速度との速度差が設定値内に収束しな
くなることがある。このような場合、上記手段によれ
ば、目標回転速度変更手段によって目標回転速度を高く
設定するので、誘導モータへ印加する電圧が高くなり、
該モータのトルクが大きくなる。従って、洗濯物の量が
多くても、モータの回転速度の変動を小さくし得、検出
回転速度と目標回転速度との速度差を設定値内に収束さ
せること、即ち、フィードバック制御を正常に行うこと
ができる。この結果、洗浄性能が向上するようになる。
【0010】
【実施例】以下、本発明を脱水兼用洗濯機に適用した一
実施例について図面を参照しながら説明する。まず、洗
濯機全体の構成を示す図2において、外箱1内には、水
受槽2が弾性吊持機構(図示しない)を介して弾性支持
されている。水受槽2内には、洗い槽であると共に脱水
用のバスケットである回転槽3が配設されている。この
回転槽3の内底部には、洗濯用の撹拌体4が配設されて
いる。
【0011】上記水受槽2の外底部には、洗濯及び脱水
運転用のモータ5が配設されていると共に、機構部6が
配設されている。上記モータ5は、誘導モータである例
えば単相誘導モータから構成されている。そして、機構
部6は、洗濯時には、モータ5の回転を減速して撹拌体
4のみに伝達してこれを回転させ、また脱水時には、モ
ータ5の回転を撹拌体4と回転槽3とに伝達して両者を
一体的に高速回転させるようになっている。
【0012】また、水受槽2の底部に形成された排水口
7には、排水弁8及び排水管9が設けられている。そし
て、エアトラップ10が上記排水口7に隣接して設けら
れている。このエアトラップ10には、水位センサ11
がエアチューブ12を介して接続されている。この水位
センサ11は、外箱1の上部カバー13内の後部に配設
されている。また、この上部カバー13内の後部には、
給水弁14が配設されている。
【0013】さて、電気的構成を示す図3において、商
用交流電源15から、電源母線16及び17が導出され
ている。これら電源母線16及び17間には、モータ5
及びこのモータ5を通断電してPWM制御するためのス
イッチング回路18が接続されている。上記スイッチン
グ回路18は、ブリッジ形の全波整流回路19と、スイ
ッチング素子である例えばNPN形のトランジスタ20
とから構成されている。このトランジスタ20がオンオ
フ制御されることにより、モータ5へ印加される電圧が
PWM制御されるようになっている。
【0014】また、モータ5の両端子間には、フライホ
イール回路21が並列に接続されている。このフライホ
イール回路21は、図示する極性のフライホイールダイ
オード22及びこのダイオード22を通断電するスイッ
チング手段23からなる直列回路と、上記フライホイー
ルダイオード22と逆極性のフライホイールダイオード
24及びこのダイオード24を通断電するスイッチング
手段25からなる直列回路とを並列接続して構成されて
いる。
【0015】この場合、フライホイール回路21は、ス
イッチング回路18のトランジスタ20がオフされたと
きに、商用交流電源15の交流電圧の正負に応じて、い
ずれか一方のフライホイールダイオード22、24を通
電することにより、モータ5のインダクタンスに蓄積さ
れたエネルギを放電して電源側へ返還するようになって
いる。また、商用交流電源15から導出された電源母線
16及び17間には、ノイズ吸収用のコンデンサ26が
接続されている。
【0016】一方、上記電源母線16及び17間には、
直流電源回路27が接続されており、この直流電源回路
27は、直流定電圧を制御回路である例えばマイクロコ
ンピュータ28へ与えるように構成されている。このマ
イクロコンピュータ28は、内部のメモリに洗濯及び脱
水運転を制御するためのプログラムを記憶している。上
記マイクロコンピュータ28が、フィードバック制御手
段及び目標回転速度変更手段の機能を有している。
【0017】また、マイクロコンピュータ28は、操作
パネル(図示しない)に設けられた各種スイッチを備え
た入力回路29からの各種スイッチ信号、水位センサ1
1からの水位検出信号、モータ5の回転速度を検出する
回転速度検出手段30からの検出信号を受けるようにな
っている。この回転速度検出手段30は、例えばロータ
リエンコーダから構成されている。
【0018】そして、マイクロコンピュータ28は、操
作パネルに設けられた種々の表示部を備えた表示回路3
1を駆動制御すると共に、排水弁8及び給水弁14をそ
れぞれ駆動回路32、33を介して駆動制御するように
構成されている。更に、マイクロコンピュータ28は、
トランジスタ20をトランジスタ駆動回路34を介して
オンオフ制御するようになっている。この場合、マイク
ロコンピュータ28は、トランジスタ20へトランジス
タ駆動回路34を介してPWM制御信号を与えてオンオ
フ制御することにより、モータ5へ印加する電圧をPW
M制御して可変するように構成されている。
【0019】上記PWM制御について、以下、図5を参
照して簡単に説明する。今、デューティDが50%のP
WM制御信号(図5(a)参照)をトランジスタ駆動回
路34を介してトランジスタ20へ与えると、モータ5
に印加される電圧Vは、図5(b)に示すようにオンオ
フ変化する。ここで、モータ5に印加される平均電圧V
aは、図5(b)に破線で示すように低下する。尚、P
WM制御信号のデューティDとは、オン時間t1/(オ
ン時間t1+オフ時間t2)の割合のことである。従っ
て、トランジスタ駆動回路34へ与えるPWM制御信号
のデューティDを増減させると、モータ5に印加される
平均電圧Vaの大きさを高低変化させることができる。
【0020】一方、モータ5の回転速度と、モータ5の
トルクとの間には、図6に示すような関係がある。ここ
で、曲線L1〜L4は、モータ5に印加される平均電圧
Va即ちデューティDがD0 、D1 、D2 、100%の
各場合をそれぞれ示している(但し、D0 <D1 <D2
<100%とする)。この図6から明らかなように、P
WM制御信号のデューティD(平均電圧Va)を低くす
れば、それに応じてモータ5のトルクが小さくなり、モ
ータ5の回転速度を低下させることができる。即ち、デ
ューティDを変化させることにより、モータ5の回転速
度を可変可能になっている。
【0021】尚、図3には図示していないが、モータ5
の回転方向を反転するための正逆回転切換回路が設けら
れている。この正逆回転切換回路によって、モータ5の
主コイル及び補助コイルへ通電する方向を切り換えるこ
とにより、モータ5を正回転及び逆回転可能に構成され
ている。
【0022】次に、上記構成の作用を図1及び図4も参
照して説明する。図1のフローチャートは、マイクロコ
ンピュータ28のうちのフィードバック制御手段及び目
標回転速度変更手段の各制御内容を概略的に示すもので
ある。この図1には、モータ5を正回転方向へ回転駆動
する場合、即ち、正回転水流で洗いを行う場合における
モータ5の回転速度のフィードバック制御が示されてい
る。洗い運転は、この正回転水流による洗いと、逆回転
水流による洗いとを交互に繰り返す運転を、設定された
洗い運転時間だけ行う運転である。上記正回転水流によ
る洗い時間(通常、逆回転水流による洗い時間も同じ時
間であり、反転時限と称す)は、予め設定されている。
【0023】今、モータ5を正回転方向へ回転駆動する
場合、正逆回転切換回路によりモータ5への通電方向を
正回転側へ切り換えた状態で、まず、デューティが10
0%のPWM制御信号をトランジスタ20へ与えること
により、モータ5の起動時に商用交流電源15の電源電
圧の100%をモータ5に印加する。これにより、図4
に示すように、モータ5が起動されて、その回転速度が
上昇する。
【0024】この場合、モータ5の回転速度が目標回転
速度に達するまでは、電源電圧の100%の電圧をモー
タ5に印加する。そして、モータ5の回転速度が目標回
転速度に達した後は、PWM制御信号のデューティを変
化させることにより、モータ5の回転速度が目標回転速
度にほぼ等しくなるように、即ち、回転速度検出手段3
0により検出した検出回転速度と目標回転速度との速度
差が設定値内に収束するようにフィードバック制御され
る。
【0025】具体的には、図1に示すように、目標回転
速度Nに対応するデューティを設定して、モータ5を回
転させる(ステップS1)。この場合、目標回転速度N
は、弱い水流を得るための低速度N0 とする。続いて、
回転速度検出手段30によりモータ5の回転速度Nx を
検出し(ステップS2)、この検出回転速度Nx と目標
回転速度Nとの速度差(N−Nx の絶対値)が設定値Δ
N内であるか否かを判断する(ステップS3)。上記設
定値ΔNは、フィードバック制御の精度に応じて適宜決
められた値である。
【0026】ここで、速度差が設定値ΔN内であれば、
ステップS3にて「YES」へ進み、正回転水流による
洗い時間が終了したか否かを判断し(ステップS4)、
今の場合、正回転水流による洗い時間が終了していない
から、ステップS4にて「NO」へ進み、ステップS2
へ戻る。
【0027】一方、ステップS3において、速度差が設
定値ΔN内でなければ、「NO」へ進み、デューティD
を増減する(ステップS5)。具体的には、検出回転速
度Nx が目標回転速度Nよりも小のときは、D=D+Δ
DとしてデューティDを増やし、検出回転速度Nx が目
標回転速度Nよりも大のときは、D=D−ΔDとしてデ
ューティDを減らす。尚、増減値ΔDは、予め設定され
ている。
【0028】続いて、フィードバック制御中におけるモ
ータ5の回転速度の変動を検出するために、回転速度検
出手段30によりモータ5の回転速度Ny を検出し(ス
テップS6)、この検出回転速度Ny が目標回転速度N
の下限値(N−ΔN)よりも小さいか否かを判断する
(ステップS7)。ここで、検出回転速度Ny が目標回
転速度Nの下限値(N−ΔN)よりも小さくなければ、
ステップS7にて「NO」へ進み、通常のフィードバッ
ク制御を行う。
【0029】さて、ステップS7において、検出回転速
度Ny が目標回転速度Nの下限値(N−ΔN)よりも小
さい場合には、「YES」へ進み、回転速度の変動を判
断するためのカウンタTをカウントアップする(ステッ
プS8)。尚、このカウンタTは、前記したステップS
1において零クリアされるものである。そして、このカ
ウンタTのカウント値が所定値に達した場合には、ステ
ップS9にて「YES」へ進み、目標回転速度Nを高く
する(ステップS10)。具体的には、予め決められた
増加値Δnだけ、Nの値を大きくする。これにより、目
標回転速度Nは、低速度N0 よりも高い速度N1 に設定
される。続いて、カウンタTのカウント値を零クリアし
(ステップS11)、ステップS2へ戻り、高くした目
標回転速度Nでフィードバック制御を行う。
【0030】一方、ステップS9において、カウンタT
のカウント値が所定値に達していないた場合には、「N
O」へ進み、ステップS2へ戻り、目標回転速度Nを変
更しないままでフィードバック制御を続ける。上記構成
の場合、カウンタTが回転速度の変動を検出する回転速
度変動検出手段を構成しており、この手段により、検出
回転速度と目標回転速度Nとの速度差が設定値ΔN内に
収束しない場合を検出できるようになっている。
【0031】この後、正回転水流による洗い時間が終了
すると、ステップS4にて「YES」へ進み、モータ5
への通電を停止する。そして、所定のモータ停止期間が
経過した後、正逆回転切換回路によりモータ5への通電
方向を逆回転側へ切り換え、逆回転水流による洗いを行
う。この逆回転水流による洗いは、上述した正回転水流
による洗い運転、即ち、図1に示すフローチャートの運
転とほぼ同様にして制御されるようになっている。ここ
で、図1のステップS1における目標回転速度Nとして
は、上述した正回転水流による洗い運転時に設定された
速度(目標回転速度Nを高く変更した場合には、その高
くした目標回転速度N)を用いており、これ以外の制御
は同じである。
【0032】以下、正回転水流による洗いと、逆回転水
流による洗いとを交互に繰り返す運転が、設定された洗
い運転時間だけ行われる。尚、2回目以降の正回転水流
による洗い運転及び逆回転水流による洗い運転におい
て、ステップS1における目標回転速度Nは、上記1回
目の逆回転水流による洗い運転時と同様にして、その前
の逆回転水流による洗い運転又は正回転水流による洗い
運転時に目標回転速度Nを高く変更した場合には、その
高くした目標回転速度Nを用いるようになっている。
【0033】尚、上記洗い運転が終了した後は、すすぎ
運転が行われるが、このすすぎ運転についても、上記し
た洗い運転とほぼ同様な制御が行われるように構成され
ている。
【0034】上述した構成の本実施例によれば、モータ
5の回転速度をフィードバック制御しているときに、検
出回転速度Nx と目標回転速度Nとの速度差(N−Nx
の絶対値)が設定値ΔN内に収束しない場合には、目標
回転速度Nを高くするように構成した。これにより、モ
ータ5へ印加する電圧をPWM制御して低くして、該モ
ータ5のトルクを小さくすると、洗濯物の量が多いとき
(負荷が大きいとき)には、フィードバック制御して
も、該モータ5の回転速度の変動が大きくなって、検出
回転速度Nx と目標回転速度Nとの速度差が設定値ΔN
内に収束しなくなるが、このような場合に、目標回転速
度Nを高く変更して設定するので、モータ5へ印加する
電圧が高くなり、該モータ5のトルクが大きくなる。
【0035】従って、モータ5のトルクが大きくなるか
ら、洗濯物の量が多くても、モータ5の回転速度の変動
を小さくし得、検出回転速度Nx と目標回転速度Nとの
速度差を設定値ΔN内に収束させること、即ち、フィー
ドバック制御を正常に行うことができる。この結果、モ
ータ5の回転速度の変動が小さくなるから、洗浄性能が
向上する。上述したことを、図6を参照して具体的に説
明する。図6に示すように、目標回転速度Nが低速度N
0 の場合、負荷が小さければ、点Aにおいて、デューテ
ィD0 でモータ5がほぼ安定して回転駆動される。これ
に対して、負荷が大きくなると、デューティD0 でモー
タ5を回転させると、点Bへ移行するため、回転速度が
目標回転速度N(低速度N0 )よりも小さくなってしま
う。従って、通常のフィードバック制御が働いて、デュ
ーティをD0 からD1 へ大きくして、点Cにおいて、モ
ータ5を目標回転速度N(低速度N0 )で回転させるよ
うに制御される。
【0036】しかし、上記点Cでは、モータ5の回転速
度がかなり大きく変動して、検出回転速度Nx と目標回
転速度Nとの速度差が設定値ΔN内に収束しなくなる。
これにより、目標回転速度NがN0 からN1 へ高く変更
され、モータ5が該目標回転速度N1 で回転するように
フィードバック制御が行われる。この結果、図6に点D
で示すように、デューティD2 でモータ5が回転される
ようになり、この場合は、モータ5へ印加する電圧が高
くなって該モータ5のトルクが負荷に対して十分な大き
さとなり、モータ5の回転が変動しなくなり安定する。
【0037】尚、上記実施例では、正回転水流による洗
い運転及び逆回転水流による洗い運転における各起動時
に、モータ5へ電源電圧の100%の電圧を印加するよ
うに構成したので、モータ5を確実に起動させることが
できる。
【0038】また、上記実施例では、モータ5の回転速
度の変動が大きくなって検出回転速度Nx と目標回転速
度Nとの速度差が設定値ΔN内に収束しなくなる状態を
判断するに際して、カウンタTを用いる構成としたが、
これに限られるものではなく、例えば検出回転速度Nx
と目標回転速度Nとの速度差が設定値ΔN内に収束する
までの時間、又は、設定値ΔN内に収束していない間の
時間を計時して、この計時した時間に基づいて判断する
ように構成しても良い。この他、デューティを増加及び
減少する回数をカウントして、このカウント値に基づい
て判断するように構成しても良い。
【0039】更に、上記実施例では、起動時から目標回
転速度に達するまで、モータ5へ電源電圧の100%の
電圧を印加する構成としたが、これに代えて、例えば起
動時だけ(起動後設定時間だけ)電源電圧の100%の
電圧を印加する構成としても良い。
【0040】
【発明の効果】本発明は、以上の説明から明らかなよう
に、誘導モータへ印加する電圧をPWM制御して該モー
タの回転速度をフィードバック制御しているときに、検
出回転速度と目標回転速度との速度差が設定値内に収束
しない場合には、目標回転速度を高くするように制御し
たので、モータを例えば低速度でフィードバック制御し
ているときに、回転速度の変動が大きくなって洗浄性能
が悪化することを確実に防止できるという優れた効果を
奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すフローチャート
【図2】洗濯機全体の縦断側面図
【図3】電気回路図
【図4】PWM制御信号のデューティの変化を示すグラ
フ並びにモータの回転速度の変化を示すグラフ
【図5】PWM制御信号の変化を示すグラフ並びにモー
タに印加する電圧の変化を示すグラフ
【図6】モータの回転速度とトルクとデューティとの関
係を示すグラフ
【符号の説明】
1は外箱、4は撹拌体、5はモータ、18はスイッチン
グ回路、20はトランジスタ、28はマイクロコンピュ
ータ(フィードバック制御手段、目標回転速度変更手
段)、30は回転速度検出手段、34はトランジスタ駆
動回路を示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 誘導モータにより洗濯用の撹拌体を回転
    駆動するように構成して成る洗濯機において、 前記誘導モータの回転速度を検出する回転速度検出手段
    と、 前記誘導モータへ印加する電圧をPWM制御して可変す
    ることにより、前記回転速度検出手段により検出した検
    出回転速度と目標回転速度との速度差が設定値内に収束
    するようにフィードバック制御するフィードバック制御
    手段と、 このフィードバック制御手段によりフィードバック制御
    しても前記検出回転速度と前記目標回転速度との速度差
    が設定値内に収束しない場合には、前記目標回転速度を
    高くする目標回転速度変更手段とを備えたことを特徴と
    する洗濯機。
JP4195078A 1992-07-22 1992-07-22 洗濯機 Pending JPH0639180A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006167924A (ja) * 2004-12-10 2006-06-29 Konica Minolta Holdings Inc インクジェットプリンタ、インクジェットプリンタにおける記録ヘッドのフィードバック制御方法、プログラム及び記憶媒体
JP2016093370A (ja) * 2014-11-14 2016-05-26 シャープ株式会社 洗濯機

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