JP3091564B2 - 洗濯機 - Google Patents

洗濯機

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JP3091564B2
JP3091564B2 JP04109697A JP10969792A JP3091564B2 JP 3091564 B2 JP3091564 B2 JP 3091564B2 JP 04109697 A JP04109697 A JP 04109697A JP 10969792 A JP10969792 A JP 10969792A JP 3091564 B2 JP3091564 B2 JP 3091564B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、交流モータにより洗濯
用の撹拌体を回転駆動するように構成して成る洗濯機に
関する。
【0002】
【従来の技術】洗濯機においては、一般的に、洗濯用の
撹拌体又は脱水用のバスケットを回転駆動する交流モー
タとして誘導モータを用いており、洗濯時には、該誘導
モータを正逆回転させることにより、正転水流及び逆転
水流を生成するようにしている。この場合、洗濯物の種
類に応じて水流の強さを変化させるために、誘導モータ
の回転速度を可変制御する構成が考えられる。具体的に
は、誘導モータへ印加する電圧をPWM制御して可変す
る構成が考えられる。
【0003】このPWM制御を行う構成では、誘導モー
タの回転速度を所望の回転速度に設定することが可能と
なるから、洗濯物の種類に応じた最適な洗濯水流を生成
することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記構成では、誘導モ
ータへ印加する交流電圧をPWM制御(オンオフ制御)
してその大きさを可変するスイッチング回路を誘導モー
タと交流電源との間に設けると共に、誘導モータに並列
に交流用のフライホイール回路を接続している。しか
し、この構成では、ノイズ等によりフライホイール回路
のスイッチング素子が誤動作して短絡が発生することが
あり、短絡電流即ち過電流が流れて、各回路を構成する
電子部品が破壊されるおそれがあった。特に、洗濯機で
は、洗濯用の撹拌体を正逆回転させるために、交流モー
タを短周期で正逆回転させる必要があり、フライホイー
ル回路を誤動作させるようなノイズが発生し易いという
事情がある。
【0005】そこで、本発明の目的は、ノイズ等により
フライホイール回路が誤動作して短絡が発生した場合
に、各回路を構成する電子部品の破壊を確実に防止でき
る洗濯機を提供するにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の洗濯機は、交流
モータを短周期で正逆回転させることにより洗濯用の撹
拌体を正逆回転駆動するように構成して成る洗濯機にお
いて、前記交流モータと交流電源との間に設けられ前記
交流モータへ印加する交流電圧をその周期の間に多数回
オンオフする程度の細かい時間間隔でオンオフしてその
大きさを可変するスイッチング回路を備えると共に、
1のフライホイールダイオード及びこのダイオードをス
イッチングする回路からなる直列回路と、前記第1のフ
ライホイールダイオードと逆極性の第2のフライホイー
ルダイオード及びこのダイオードをスイッチングする回
路からなる直列回路とを有し、これら2つの直列回路を
前記交流モータに並列に接続してなる交流用のフライホ
イール回路を備え、そして、前記スイッチング回路のス
イッチング素子に直列に接続された過電流検出用の抵抗
を備え、この抵抗の両端子間電圧が許容値を越えたとき
に前記スイッチング回路のスイッチング素子をオフする
過電流保護手段を備えたところに特徴を有する。
【0007】
【作用】上記手段によれば、フライホイール回路が誤動
作して短絡が発生した場合、スイッチング回路のスイッ
チング素子に流れる電流の大きさが急激に大きくなる
が、過電流保護手段によって、上記スイッチング素子に
直列に接続された過電流検出用の抵抗の両端子間電圧が
許容値を越えたときにスイッチング回路のスイッチング
素子がオフされる。このため、各回路を構成する電子部
品に過電流が流れることがなくなるので、電子部品の破
壊を確実に防止できるようになる。
【0008】
【実施例】以下、本発明を脱水兼用洗濯機に適用した一
実施例について図面を参照しながら説明する。まず、洗
濯機全体の構成を示す図2において、外箱1内には、水
受槽2が弾性吊持機構(図示しない)を介して弾性支持
されている。水受槽2内には、洗い槽であると共に脱水
用のバスケットである回転槽3が配設されている。この
回転槽3の内底部には、洗濯用の撹拌体4が配設されて
いる。
【0009】上記水受槽2の外底部には、洗濯及び脱水
運転用のモータ5が配設されていると共に、機構部6が
配設されている。上記モータ5は、交流モータである例
えば単相誘導モータから構成されている。そして、機構
部6は、洗濯時には、モータ5の回転を減速して撹拌体
4のみに伝達してこれを回転させ、また脱水時には、モ
ータ5の回転を撹拌体4と回転槽3とに伝達して両者を
一体的に高速回転させるようになっている。
【0010】また、水受槽2の底部に形成された排水口
7には、排水弁8及び排水管9が設けられている。そし
て、エアトラップ10が上記排水口7に隣接して設けら
れている。このエアトラップ10には、水位センサ11
がエアチューブ12を介して接続されている。この水位
センサ11は、外箱1の上部カバー13内の後部に配設
されている。また、この上部カバー13内の後部には、
給水弁14が配設されている。
【0011】さて、電気的構成を示す図1において、商
用交流電源15から、電源母線16及び17が導出され
ている。これら電源母線16及び17間には、モータ
5、このモータ5を通断電してPWM制御するためのス
イッチング回路18及びモータ5の回転方向を切り換え
るための切換回路19が接続されている。上記スイッチ
ング回路18は、ブリッジ形の全波整流回路20と、ス
イッチング素子である例えばNPN形のトランジスタ2
1とから構成されている。このトランジスタ21をオン
オフ制御することにより、モータ5へ印加する交流電圧
をオンオフしてその大きさを可変する構成となってい
る。
【0012】ここで、トランジスタ21には、過電流検
出用の抵抗22が直列に接続されている。この抵抗22
のトランジスタ21側の端子は、コンパレータ23の
(−)側入力端子に接続されている。上記抵抗22の他
方の端子と直流定電圧端子24との間には、分圧抵抗2
5,26が接続されている。これら分圧抵抗25,26
の中間接続点は、コンパレータ23の(+)側入力端子
に接続されている。
【0013】また、切換回路19は、モータ5の正回転
側端子5aと電源母線17との間に接続されたトライア
ック27と、モータ5の逆回転側端子5bと電源母線1
7との間に接続されたトライアック28とから構成され
ている。この場合、トライアック27をオンし且つトラ
イアック28をオフすることにより、モータ5の主コイ
ル及び補助コイルが正回転駆動される方向に通電され、
トライアック27をオフし且つトライアック28をオン
することにより、モータ5の主コイル及び補助コイルが
逆回転駆動される方向に通電されるようになっている。
【0014】一方、モータ5及び切換回路19からなる
直列回路の両端には、交流用のフライホイール回路29
が接続されており、もって、このフライホイール回路2
9はモータ5に並列に接続されている。上記フライホイ
ール回路29は、図示する極性のフライホイールダイオ
ード30(第1のフライホイールダイオード)及びこの
ダイオード30を通断電するスイッチング回路31から
なる直列回路と、上記フライホイールダイオード30と
逆極性のフライホイールダイオード32(第2のフライ
ホイールダイオード)及びこのダイオード32を通断電
するスイッチング回路33からなる直列回路とを並列接
続して構成されている。
【0015】上記ダイオード30用のスイッチング回路
31は、PNP形のトランジスタ34とNPN形のトラ
ンジスタ35とをダーリントン接続して構成されてい
る。トランジスタ34のベースは、抵抗36を介して電
源母線16へ接続されている。この場合、トランジスタ
34は、商用交流電源15の交流電圧が「負」の半サイ
クルの間、オンされることにより、トランジスタ35を
オンするように構成されている。尚、各トランジスタ3
4,35のベースとエミッタとの各間には、それぞれ抵
抗37,38が接続されている。
【0016】また、ダイオード32用のスイッチング回
路33は、NPN形のトランジスタ39とNPN形のト
ランジスタ40とをダーリントン接続して構成されてい
る。トランジスタ39のベースは、抵抗41を介して電
源母線16へ接続されている。この場合、トランジスタ
39は、商用交流電源15の交流電圧が「正」の半サイ
クルの間、オンされることにより、トランジスタ40を
オンするように構成されている。尚、各トランジスタ3
9のベースとトランジスタ40のエミッタとの間には、
抵抗42が接続され、トランジスタ40のベースとエミ
ッタとの間には、抵抗43が接続されている。また、商
用交流電源15から導出された電源母線16及び17間
には、ノイズ吸収用のコンデンサ44が接続されてい
る。
【0017】一方、上記電源母線16及び17間には、
直流電源回路45が接続されており、この直流電源回路
45は、直流定電圧を制御回路である例えばマイクロコ
ンピュータ46へ与えるように構成されている。このマ
イクロコンピュータ46は、内部のメモリに洗濯及び脱
水運転を制御するためのプログラムを記憶している。上
記マイクロコンピュータ46が、過電流保護手段及び回
転速度制御手段の各機能を有している。
【0018】また、マイクロコンピュータ46は、操作
パネル(図示しない)に設けられた各種スイッチを備え
た入力回路47からの各種スイッチ信号、水位センサ1
1からの水位検出信号、モータ5の回転速度を検出する
回転速度検出手段48からの検出信号、コンパレータ2
3からの出力信号を受けるようになっている。上記回転
速度検出手段48は、例えばロータリエンコーダから構
成されている。
【0019】そして、マイクロコンピュータ46は、操
作パネルに設けられた種々の表示部を備えた表示回路4
9を駆動制御すると共に、排水弁8及び給水弁14をそ
れぞれ駆動回路50,51を介して駆動制御するように
構成されている。更に、マイクロコンピュータ46は、
前記スイッチング回路18のトランジスタ21をトラン
ジスタ駆動回路52を介してオンオフ制御することによ
り、モータ5に印加される交流電圧をオンオフしてPW
M制御するようになっている。このPWM制御により、
モータ5へ印加される交流電圧の大きさが可変され、も
って、モータ5の回転速度が可変されるように構成され
ている。
【0020】上記PWM制御について、以下、図5を参
照して簡単に説明する。今、デューティが50%のPW
M制御信号(図5(a)参照)をトランジスタ駆動回路
52を介してトランジスタ21へ与えると、モータ5に
印加される電圧Vは、図5(b)に示すようにオンオフ
変化する。このオンオフにより、モータ5に印加される
平均電圧Vaの大きさは、図5(b)に破線で示すよう
に低下する。尚、PWM制御信号のデューティとは、オ
ン時間t1/(オン時間t1+オフ時間t2)の割合の
ことである。
【0021】そして、上記PWM制御信号のデューティ
を変化させることにより、モータ5に印加される平均電
圧Vaの大きさが変化し、この平均電圧Vaの大きさに
応じてモータ5の回転速度が設定される。即ち、PWM
制御信号のデューティを変化させることにより、モータ
5の回転速度が可変制御されるようになっている。
【0022】また、マイクロコンピュータ46は、切換
回路19のトライアック27,28を各別にオンオフ制
御することにより、モータ5を正回転及び逆回転駆動す
るように構成されている。
【0023】次に、上記構成の作用を図3、図4、図6
及び図7も参照して説明する。図3のフローチャート
は、マイクロコンピュータ46のうちの回転速度制御手
段の制御内容を概略的に示すものである。この図3に
は、モータ5を正回転方向へ回転駆動する場合、即ち、
正回転水流で洗いを行う場合の制御が概略的に示されて
いる。洗い運転は、この正回転水流による洗いと、逆回
転水流による洗いとを交互に繰り返す運転を、設定され
た洗い運転時間だけ行う運転である。上記正回転水流に
よる洗い時間(通常、逆回転水流による洗い時間も同じ
時間である)は、予め設定されている。
【0024】そこで、モータ5を正回転方向へ回転駆動
する場合、切換回路19のトライアック27をオンして
モータ5への通電方向を正回転側へ切り換えて通電した
状態で、まず、図1に示すように、デューティが100
%のPWM制御信号をトランジスタ21へ与えることに
より(ステップS1)、モータ5の起動時に商用交流電
源15の交流電源電圧の100%をモータ5に印加す
る。これにより、モータ5が起動されて、その回転速度
が上昇する(図4参照)。
【0025】この場合、モータ5の回転速度が予め設定
された目標回転速度に達するまでは、電源電圧の100
%の電圧をモータ5に印加する。そして、モータ5の回
転速度が目標回転速度に達した後は、PWM制御信号の
デューティを変化させることにより、モータ5の回転速
度が目標回転速度にほぼ等しくなるようにフィードバッ
ク制御されている。
【0026】具体的には、まず、正回転水流による洗い
時間が終了したか否かを判断し(ステップS2)、この
場合、正回転水流による洗い時間が終了していないか
ら、ステップS2にて「NO」へ進む。続いて、回転速
度検出手段48により検出したモータ5の検出回転速度
が目標回転速度に達したか否かを判断する(ステップS
3)。ここで、モータ5の検出回転速度が目標回転速度
に達していない場合には、ステップS3にて「NO」へ
進み、電源電圧の100%をモータ5に印加し続ける。
【0027】一方、ステップS3において、モータ5の
検出回転速度が目標回転速度に達した場合には、ステッ
プS3にて「YES」へ進み、PWM制御信号のデュー
ティを変化させることにより、モータ5の回転速度が目
標回転速度に等しくなるように制御する(ステップS
4)。
【0028】この場合、具体的には、モータ5の回転速
度が目標回転速度よりも大きくなったときには、PWM
制御信号のデューティを小さく設定し、モータ5の回転
速度が目標回転速度よりも小さくなったときには、PW
M制御信号のデューティを大きく設定して、モータ5の
回転速度が目標回転速度にほぼ等しく保持されるように
制御する(図4(a)及び(b)参照)。
【0029】この後、正回転水流による洗い時間が終了
すると、ステップS2にて「YES」へ進み、切換回路
19のトライアック27をオフしてモータ5への通電を
停止する。そして、所定のモータ停止期間が経過した
後、切換回路19のトライアック28をオンしてモータ
5への通電方向を逆回転側へ切り換えて通電し、逆回転
水流による洗いを行う。この逆回転水流による洗いは、
上述した正回転水流による洗いとほぼ同様にして制御さ
れるようになっている。以下、正回転水流による洗い
と、逆回転水流による洗いとを交互に繰り返す運転が、
設定された洗い運転時間だけ行われる。
【0030】尚、上記洗い運転が終了した後は、すすぎ
運転が行われるが、このすすぎ運転についても、上記し
た洗い運転とほぼ同様な制御が行われるように構成され
ている。
【0031】ここで、モータ5に印加される交流電圧を
オンオフしてPWM制御している場合、フライホイール
回路29は、スイッチング回路18のトランジスタ21
がオフされたときに、商用交流電源15の交流電圧の正
負に応じて、いずれか一方のフライホイールダイオード
30,32を通して、モータ5のインダクタンスに蓄積
されたエネルギを放電して電源側へ返還するようになっ
ている。
【0032】具体的には、商用交流電源15の交流電圧
が「正」の半サイクルの間は、フライホイールダイオー
ド32用のスイッチング回路33のトランジスタ39及
び40がオンされる方向にバイアスされている。このと
き、フライホイールダイオード30用のスイッチング回
路31のトランジスタ34及び35はオフされている。
この状態で、スイッチング回路18のトランジスタ21
がオンしているときは、フライホイールダイオード30
及び32に電流が流れない。
【0033】上記状態で、スイッチング回路18のトラ
ンジスタ21がオフされると、スイッチング回路33の
トランジスタ39及び40がオンして、フライホイール
ダイオード32を通してモータ5に環流電流が流れる。
これにより、モータ5のインダクタンスに蓄積されたエ
ネルギが放電されて電源側へ返還される。
【0034】一方、商用交流電源15の交流電圧が
「負」の半サイクルの間は、フライホイールダイオード
30用のスイッチング回路31のトランジスタ34及び
35がオンされる方向にバイアスされている。このと
き、フライホイールダイオード32用のスイッチング回
路33のトランジスタ39及び40はオフされている。
この状態で、スイッチング回路18のトランジスタ21
がオンしているときは、フライホイールダイオード30
及び32に電流が流れない。
【0035】上記状態で、スイッチング回路18のトラ
ンジスタ21がオフされると、スイッチング回路31の
トランジスタ34及び35がオンして、フライホイール
ダイオード30を通してモータ5に環流電流が流れる。
これにより、モータ5のインダクタンスに蓄積されたエ
ネルギが放電されて電源側へ返還される。
【0036】上述したように、フライホイール回路29
が正常に動作している場合、スイッチング回路18のト
ランジスタ21に流れる電流の大きさは、図6(b)に
示すように変化する。このとき同時に、上記トランジス
タ21に直列に接続された過電流検出用の抵抗22の両
端子間電圧の大きさは、図6(c)にて実線Aで示すよ
うに変化する。この正常の場合、抵抗22の両端子間電
圧が許容値を越えないから、具体的には、抵抗22の両
端子間電圧がコンパレータ23の(+)側入力端子に入
力される基準電圧値Cよりも高くならないから、コンパ
レータ23の出力信号がハイレベルのまま保持される
(図6(d)参照)。このハイレベルの出力信号を受け
て、マイクロコンピュータ46は前述したPWM制御を
行う。
【0037】さて、ノイズ等によりフライホイール回路
29が誤動作して短絡が発生した場合、具体的には、例
えば商用交流電源15の交流電圧が「正」の半サイクル
の間において、スイッチング回路18のトランジスタ2
1がオンしているときに、何らかのノイズ等によってフ
ライホイールダイオード30用のスイッチング回路31
のトランジスタ34及び35がオンされると、短絡回路
が形成される。
【0038】この結果、図7(b)に示すように、スイ
ッチング回路18のトランジスタ21に流れる電流の大
きさが急激に大きくなるが、このとき同時に、上記トラ
ンジスタ21に直列に接続された過電流検出用の抵抗2
2の両端子間電圧も高くなる(抵抗22の両端子間電圧
の変化を図7(c)にて実線Aで示す)。そして、この
抵抗22の両端子間電圧が許容値を越えると、具体的に
は、抵抗22の両端子間電圧がコンパレータ23の
(+)側入力端子に入力される基準電圧値Cよりも高く
なると、コンパレータ23の出力信号がロウレベルに変
化する(図7(d)参照)。
【0039】このロウレベルの出力信号を受けて、マイ
クロコンピュータ46は、スイッチング回路18のトラ
ンジスタ21をオフする。このため、各回路を構成する
トランジスタ等の電子部品に過電流が流れることがなく
なるので、電子部品の破壊を確実に防止することができ
る。特に、洗濯機では、洗濯用の撹拌体4を正逆回転さ
せるために、モータ5を短周期で正逆回転させる必要が
あり、切換回路19のトライアック27,28を短周期
でオンオフスイッチングする構成であるので、フライホ
イール回路29を誤動作させるようなノイズが発生し易
いという事情がある。このため、本実施例のように構成
することにより、過電流による電子部品の破壊を一層確
実に防止できる。
【0040】また、上記実施例では、スイッチング回路
18のトランジスタ21に流れる過電流を検出するに際
して、トランジスタ21に直列に接続した過電流検出用
の抵抗22を用いる構成としたので、過電流検出用の変
流器を用いる構成に比べて、製造コストが安くなる。
【0041】尚、上記実施例によれば、起動時にモータ
5へ電源電圧の100%の電圧を印加するように構成し
たので、モータ5を確実に起動させることができる。そ
して、起動後はモータ5へ印加する電圧をPWM制御し
て可変することにより、回転速度検出手段30により検
出した検出回転速度が目標回転速度に等しくなるように
制御する構成としたので、モータ5の回転速度を所望の
回転速度に設定することが可能となり、洗濯物の種類つ
まり布質に応じた最適な強さの洗濯水流を生成すること
ができ、洗浄能力を向上できると共に、布傷みを防止で
きる。
【0042】
【発明の効果】本発明は、以上の説明から明らかなよう
に、スイッチング回路のスイッチング素子に直列に接続
された過電流検出用の抵抗を備えると共に、この抵抗の
両端子間電圧が許容値を越えたときにスイッチング回路
のスイッチング素子をオフする過電流保護手段を備える
構成としたので、ノイズ等によりフライホイール回路が
誤動作して短絡が発生した場合に、各回路を構成する電
子部品の破壊を確実に防止できるという優れた効果を奏
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す電気回路図
【図2】洗濯機全体の縦断側面図
【図3】フローチャート
【図4】(a)はPWM制御信号のデューティの変化を
示すグラフ、(b)はモータの回転速度の変化を示すグ
ラフ
【図5】(a)はPWM制御信号を示すタイムチャー
ト、(b)はモータに印加される電圧を示すタイムチャ
ート
【図6】フライホイール回路が正常に動作している場合
の各信号のタイムチャート
【図7】フライホイール回路が誤動作した場合の各信号
のタイムチャート
【符号の説明】
1は外箱、3は回転槽、4は撹拌体、5はモータ(交流
モータ)、15は商用交流電源、16,17は電源母
線、18はスイッチング回路、19は切換回路、21は
トランジスタ(スイッチング素子)、22は抵抗、23
はコンパレータ、27,28はトライアック、29はフ
ライホイール回路、30はフライホイールダイオード、
31はスイッチング回路、32はフライホイールダイオ
ード、33はスイッチング回路、34,35,39,4
0はトランジスタ、46はマイクロコンピュータ(過電
流保護手段)を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) D06F 37/30 D06F 33/02 H02H 7/09

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 交流モータを短周期で正逆回転させるこ
    とにより洗濯用の撹拌体を正逆回転駆動するように構成
    して成る洗濯機において、 前記交流モータと交流電源との間に設けられ前記交流モ
    ータへ印加する交流電圧をその周期の間に多数回オンオ
    フする程度の細かい時間間隔でオンオフしてその大きさ
    を可変するスイッチング回路と、第1のフライホイールダイオード及びこのダイオードを
    スイッチングする回路からなる直列回路と、前記第1の
    フライホイールダイオードと逆極性の第2のフライホイ
    ールダイオード及びこのダイオードをスイッチングする
    回路からなる直列回路とを有し、これら2つの直列回路
    を前記交流モータに並列に接続してなる 交流用のフライ
    ホイール回路と、 前記スイッチング回路のスイッチング素子に直列に接続
    された過電流検出用の抵抗と、 この抵抗の両端子間電圧が許容値を越えたときに前記ス
    イッチング回路のスイッチング素子をオフする過電流保
    護手段とを備えたことを特徴とする洗濯機。
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