JPH0639108Y2 - ポンプユニットの騒音防止装置 - Google Patents

ポンプユニットの騒音防止装置

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JPH0639108Y2
JPH0639108Y2 JP1987130955U JP13095587U JPH0639108Y2 JP H0639108 Y2 JPH0639108 Y2 JP H0639108Y2 JP 1987130955 U JP1987130955 U JP 1987130955U JP 13095587 U JP13095587 U JP 13095587U JP H0639108 Y2 JPH0639108 Y2 JP H0639108Y2
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exhaust
electric motor
window
closed container
pump unit
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JPS6436577U (ja
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正弘 玉木
俊和 望月
和人 佐藤
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Shibaura Machine Co Ltd
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Toshiba Machine Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、例えば射出成形機装置などに組込まれる電動
機駆動の油圧源ポンプユニットなどに対する騒音防止装
置に関する。
〔従来の技術〕
第3図に示すように、一般にこの種のポンプユニット10
は、例えばベーンポンプなどでなる油圧ポンプ12とこれ
にカップリング14を介して連結される電動機16とから構
成されるが、この種のポンプは騒音が高く、このため通
常はユニット全体が防音用の密閉容器18内に収納されて
いる。
そして前記密閉容器18には、通常は吸気ファン20を備え
た吸気窓22とならびに排気窓24とが設けられており、こ
れによりポンプ駆動中における電動機16からの排熱が換
気排出され、電動機16の過度の温度上昇が防止されるよ
うに構成されている。因みに、前述のような構造におけ
る電動機16においては、電動機16の表面温度は通常周囲
温度+55℃の範囲内で且つ95℃以下であることを規定さ
れると共に、電動機16の駆動用電線のサイズは周囲温度
の上昇と共にサイズアップされるように規定されてい
る。
〔考案が解決しようとする問題点〕
前述したように、この種のポンプユニットにおいては、
ポンプユニットからの騒音は密閉容器によって遮蔽さ
れ、駆動電動機からの排熱は換気排出手段によって排熱
されるように構成されている。
しかしながら、従来のこの種ポンプユニットにおける密
閉容器ならびに換気排出手段は、その密閉遮音度ならび
に排熱冷却効率が共に充分でなく劣悪である欠点があっ
た。
先ず、換気排出手段においては、第3図において、吸気
窓22から吸気ファン20を介して送入される外気流26,28
は、その内の外気流28が吸気口16aから電動機16内に流
入されて電動機16を冷却し、他の外気流26が排気窓24か
ら流出されて密閉容器18内の雰囲気を換気するが、しか
しながらこの場合、電動機16を冷却して排気口16bから
排出される排気流30,32の内の排気流30(図中1点鎖線
で示されている)は電動機16の吸気口16aへ再び還流さ
れ、残余の排気流32が排気窓24から排出される。したが
って、電動機16の冷却は外気流26と排気流30とが混合さ
れた高温気流によって行われ、冷却効率が低下して電動
機表面温度を含む電動機温度が上昇される。また、密閉
容器18内部の雰囲気温度も同様に上昇される。このた
め、電動機寿命が短縮されると共に、電動機駆動用配線
がサイズアップされて全体のコストが上昇される。
一方、密閉容器自体は、前述のようにその内部雰囲気な
らびに電動機温度が上昇されることから結果的に大きな
換気量を必要とし、大きな開口面積の吸気窓22ならびに
排気窓24を必要とする。したがって、密閉遮音度が低下
されることとなる。
そこで本考案の目的は、充分な密閉遮音度ならびに高い
排熱冷却効率が得られる密閉容器でなるポンプユニット
の騒音防止装置を提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
先の目的を達成するために、本考案に係るポンプユニッ
トの騒音防止装置は、電動機駆動ポンプユニットを吸気
ならびに排気窓を有する密閉容器内に配設し、前記吸気
窓は電動機の吸気口に対向する密閉容器の1側面に設
け、前記排気窓は電動機の排出口の近傍における密閉容
器の底面に設け、前記排出窓と電動機の排出口との間を
排気ダクトで連通してなり、前記排気ダクトは、内部に
排気ファンを配設しかつ電動機ならびにポンプとの間に
は間隙を介在させるよう構成することを特徴とする。吸
気窓および/もしくは排気窓に遮音用ルーバーを取付
け、また前記ルーバーには吸音材を貼着し、また、密閉
容器の内面には吸音材を貼着すると好適である。
〔作用〕
駆動電動機からの排熱排気流は排気ダクトを通して完全
に密閉容器外部へ排出される。したがって駆動電動機は
これに対向して設けられた密閉容器側壁上の吸気窓から
ストレートに導入される外気流のみによって冷却される
ので、すなわち従来の装置におけるように電動機排気口
から排出された高温排気流が電動機吸気口へ再び還流さ
れることがないので、電動機の冷却が効率良く行なわ
れ、電動機の温度上昇が抑止される。またこれと同時
に、前述のように排気流が完全に外部へ排出されるの
で、密閉容器内の雰囲気温度の上昇が効果的に抑止され
る。一方、密閉容器における吸気窓ならびに排気窓はそ
れぞれの開口面積が限定されると共にそれぞれ一ケ所に
設定され、且つ殊に排気窓は容器底面に設けることがで
きるので、密閉容器の密閉遮音度が大幅に向上される。
〔実施例〕
次に、本考案に係るポンプユニットの騒音防止装置の一
実施例につき添付図面を参照しながら以下詳細に説明す
る。なお、説明の都合上第3図に示す従来の構造と同一
構成部分については同一参照符号を付し詳細な説明を省
略する。
第1図において、ポンプユニット10は例えばベーンポン
プなどでなる油ポンプ12とこれにカップリング14を介し
て連結される電動機16とから構成され、このユニット全
体が密閉容器18内に配置されている。密閉容器18には、
電動機16の吸気口16aに対向する1側壁18aに吸気窓40
が、また電動機16の排気口16bの近傍における容器底面1
8bに排気窓42がそれぞれ設けられている。そして、排気
窓42と電動機排気口16bとの間は排気ダクト44によって
連通されている。
第2図において、排気ダクト44と電動機排気口16bの周
縁部にならびにポンプ12の周縁部との間には間隙が介在
されており、電動機16ならびにポンプ12の振動が排気ダ
クト44ならびに密閉容器18に伝達されるのを防止するよ
うに構成されている。排気ダクト44内の排気窓42には排
気ファン46が配設され、この排気ファン46の外側には遮
音用ルーバー48が取付けられ、そしてこのルーバー48な
らびに排気ダクト44の内面には吸音材50が貼着されてい
る。また更に第1図において、吸気窓40には遮音用ルー
バー52が取付けられており、このルーバー52は前述のル
ーバー48とほぼ同様に構成され好ましくはその内面に吸
音材が貼着される。また、密閉容器18の内壁面にも好ま
しくは吸音材54(一部のみを示す)が貼着される。
このような構成において、ポンプユニット10の駆動中に
は、電動機16の吸気口16aに対向して設けられた吸気窓4
0からストレートに導入される外気流56の内の主要部分5
8が吸気口16aに導入され、電動機16内の換気ファン(不
図示)に導かれたうえで高温の排気流62となって排気ダ
クト44内に送出され、最後に排気ファン46を介して排出
流64となって外部へ排出される。この場合、排出流64の
中には、外気流56の内の一部分60が密閉容器18内を換気
排熱した後に排気ダクト44の間隙部から排気ダクト44内
に吸込まれる換気流66が含まれる。
このように、本考案の装置によれば、電動機16の冷却は
外気流58のみによって行なわれ、しかもその風量は排気
ファン46によって充分な風量に確保されているので、冷
却効率が向上され電動機表面温度を含む電動機温度の上
昇が確実に抑止される。またこれと同時に、高温の排気
流62が完全に排出されると共にしかも密閉容器18の内部
は換気流66によって換気されるので、密閉容器内部の雰
囲気温度の上昇が有効に抑止される。一方、密閉容器18
自体は吸気窓40ならびに排気窓42がそれぞれ一ケ所に限
定され且つ殊に排気窓42が容器底面18bに設けられると
共に、これら開口窓40,42にはそれぞれ吸音材50を貼着
された遮音用ルーバー48,52が取付けられているので、
密閉容器18の内壁面に貼着された吸音材54の効果と相俟
って、密閉遮音度ならびに更に吸音効果が充分に達成さ
れる。また、排気ダクト44と電動機16ならびにポンプ12
との間には間隙が介在されているので、電動機16ならび
にポンプ12の振動が密閉容器18に伝達されることがな
い。
以上説明したように、本考案の装置によれば、密閉遮音
度が充分に達成され、静粛なポンプユニットが得られる
と同時に、電動機ならびに容器内雰囲気温度が有効に抑
制され、電動機の寿命が延長されると共に電動機駆動用
配線のサイズアップが避けられる。したがって、装置全
体のコストを低減することができる。なお前述の実施例
において、更に、密閉容器を2重壁構造とし、この2重
壁内部に冷却媒体を通過させるように構成すると、殊に
容器内雰囲気温度を更に低下させることができる。
以上、本考案を好適な実施例について説明したが、本考
案はその精神を逸脱することなく多くの設計変更が可能
であることは勿論である。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案に係るポンプユニットの騒
音防止装置は、電動機駆動ポンプユニットを吸気窓なら
びに排気窓を有する密閉容器内に配置し、この密閉容器
の前記排気窓とポンプユニットの電動機排気口との間を
排気ダクトで連通するよう構成したので、駆動電動機は
これに対向して設けられた吸気窓からストレートに導入
される外気流のみによって冷却されることになり、すな
わち従来の装置におけるように電動機排気口から排出さ
れた高温排気流が電動機吸気口へ再び還流されることが
なく、したがって電動機の冷却が効率よく行なわれる。
またこれと同時に、高温の電動機排気流が完全に外部へ
排出されると同時に密閉容器内部の換気も良好に行なわ
れるので、容器内雰囲気温度の上昇が効果的に抑止され
る。一方、密閉容器における吸気窓ならびに排気窓はそ
れぞれその開口面積が限定されると共にそれぞれ一ケ所
に設定され、且つ殊に排気窓は容器底面に設けることが
できるので、密閉容器の密閉度が大幅に向上される。
したがって、本考案の装置によれば、充分な密閉遮音度
が達成されると共に、電動機はその温度上昇度が抑止さ
れて寿命が延長され、また電動機駆動用配線は雰囲気温
度の上昇が抑止されてそのサイズアップが避けられる。
したがって装置全体のコストの低減を図ることができ
る。
また、本考案の装置において、排気ダクト内に排気ファ
ンを配設し、あるいは吸気窓ならびに排気窓に遮音用ル
ーバーを取付け、あるいは更に前記ルーバー内面などの
所要ケ所に吸音材を貼着するようにすれば、遮音効果な
らびに冷却効果を一層向上することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るポンプユニットの騒音防止装置の
一実施例を示す一部切欠斜視図、第2図は第1図に示す
騒音防止装置における排気ダクトならびにこの排気ダク
トのポンプユニットならびに密閉容器底面に対する接続
状態を説明する断面図、第3図は従来のポンプユニット
の騒音防止装置を示す一部切欠斜視図である。 10……ポンプユニット、12……ポンプ 14……カップリング、16……電動機 16a……吸気口、16b……排気口 18……密閉容器、40……吸気窓 42……排気窓、44……排気ダクト 46……排気ファン 48,52……遮音用ルーバー 50,54……吸音材 56,58,60……外気流 62……排気流、64……排出流 66……換気流
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 佐藤 和人 静岡県沼津市大岡2068の3 東芝機械株式 会社沼津事業所内 (56)参考文献 特開 昭56−154118(JP,A)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】電動機駆動ポンプユニットを吸気ならびに
    排気窓を有する密閉容器内に配設し、前記吸気窓は電動
    機の吸気口に対向する密閉容器の1側面に設け、前記排
    気窓は電動機の排出口の近傍における密閉容器の底面に
    設け、前記排出窓と電動機の排出口との間を排気ダクト
    で連通してなり、前記排気ダクトは、内部に排気ファン
    を配設しかつ電動機ならびにポンプとの間には間隙を介
    在させるよう構成することを特徴とするポンプユニット
    の騒音防止装置。
JP1987130955U 1987-08-28 1987-08-28 ポンプユニットの騒音防止装置 Expired - Lifetime JPH0639108Y2 (ja)

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JPS6436577U JPS6436577U (ja) 1989-03-06
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