JPH0638556A - モータ - Google Patents

モータ

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Publication number
JPH0638556A
JPH0638556A JP4194229A JP19422992A JPH0638556A JP H0638556 A JPH0638556 A JP H0638556A JP 4194229 A JP4194229 A JP 4194229A JP 19422992 A JP19422992 A JP 19422992A JP H0638556 A JPH0638556 A JP H0638556A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rotor
external force
peripheral surface
outer peripheral
major axis
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4194229A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshiyasu Nagase
俊泰 長瀬
Masao Yamaguchi
政男 山口
Katsuo Shoji
克雄 庄司
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nagase Integrex Co Ltd
Original Assignee
Nagase Integrex Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nagase Integrex Co Ltd filed Critical Nagase Integrex Co Ltd
Priority to JP4194229A priority Critical patent/JPH0638556A/ja
Publication of JPH0638556A publication Critical patent/JPH0638556A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • General Electrical Machinery Utilizing Piezoelectricity, Electrostriction Or Magnetostriction (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】楕円形状に形成された回転子を回転させるモー
タに関し、回転子が大きなトルクを得ることを目的とす
る。 【構成】楕円形状となる回転子4を筒形状に形成された
本体ケース1の内周面内において回転可能に支持し、前
記回転子4の回転により該回転子4の長径軸線L上の外
周面が本体ケース1に設けられたアクチュエータ3a〜
3cを通過する際、そのアクチュエータ3a〜3cによ
り回転子4に外力を与えて該回転子4を回転させる構成
とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はモータに係り、詳しくは
楕円形状に形成された回転子を回転させるモータに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、モータとして超音波モータの開発
が進められている。この超音波モータは1対の圧電素子
が円形状に形成されたステータの裏面に設けられてい
る。そして、前記ステータの上面にはロータが載置され
ている。この一対の圧電素子に90°の位相差を持った
高周波電圧を加えると、ステータの表面に一定方向の進
行波が発生する。そのため、ロータは前記ステータに発
生する進行波と逆の方向に回転する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記ス
テータに発生する進行波を面接触によってロータに伝達
して該ロータを回転させるので、進行波の伝達効率が低
く、回転子が大きなトルクを得ることができないという
問題がある。
【0004】本発明は上記問題点を解決するためになさ
れたものであって、その目的は回転子が大きなトルクを
得ることができるモータを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記問題点を解
決するため、楕円形状となる回転子を筒形状に形成され
た本体ケースの内周面内において回転可能に支持し、前
記回転子の回転により該回転子の長径軸線上の外周面が
本体ケースに設けられたアクチュエータを通過する際、
そのアクチュエータにより回転子に外力を与えて該回転
子を回転させることをその要旨とする。
【0006】
【作用】回転子が回転し、該回転子の長径軸線上の外周
面が本体ケースに設けられたアクチュエータを通過する
際、該アクチュエータによって回転子の外周面に外力が
与えられる。これにより、回転子は外力を受けるため該
回転子の回転が維持される。
【0007】
【実施例】以下、本発明を具体化した一実施例を図1〜
図5に基づいて説明する。図1,図5に示すように、筒
状に形成されたケース1には120°毎に収納孔2a〜
2cが透設され、該収納孔2a〜2cにはアクチュエー
タとしての積層構造となる圧電素子3a〜3cが配設さ
れている。この圧電素子3a〜3cの内側はケース1の
内周と面一となるように構成されている。前記ケース1
内には楕円形状に形成された回転子4が配設され、該回
転子4の中央には回転軸5が設けられている。前記回転
軸5の内端は球6を介してケース1の底面に回転可能に
支持されている。尚、回転子4が楕円形状となっている
ことをはっきりさせるため、図面では回転子4の形状を
極端に書いたが、実際には扁平率が5〜50%の範囲の
回転子4を使用している。
【0008】前記回転子4の外周面には複数の球6を介
して可撓性を有した円環状のフレキシブル部材7が配設
されている。そして、前記回転子4における長径軸線上
の外周面が前記ベアリング6及びフレキシブル部材7を
介して前記ケース1の内周面に当接し、該回転子4がケ
ース1内にて支持され、かつケース1に対して回転可能
となっている。従って、回転子4は球6を介してフレキ
シブル部材7を変形させながらケース1内で回転するよ
うになっている。これにより、フレキシブル部材7はケ
ース1内で回転せず、定位置を保持するようになってい
る。
【0009】又、前記圧電素子3a〜3cには図示しな
い電源装置によって高電圧が加えられるようになってい
る。又、前記圧電素子3a〜3cに高電圧が加えられる
と、圧電素子3a〜3cの内側面は前記回転軸5の中心
に向かう方向に変位するようになっている。
【0010】従って、前記回転子4の長径軸線L上の外
周面が圧電素子3a〜3cを通過する際、前記各圧電素
子3a〜3cに高電圧がタイミングよく加えられ、その
変位が外力Fとして回転子4の回転軸5に向かって伝達
されるようになっている。つまり、図1に示すように例
えば回転子4が時計方向に回転している際、長径軸線L
上の上部側の外周面が圧電素子3aを通過しようとした
とき、圧電素子3aに高電圧が加えられて該圧電素子3
aが変位する。すると、図4に示すように長径軸線Lを
境とする左側(常に回転子4を垂直状態で見た場合にお
いて)に圧電素子3aの変位が外力Fとして加えられ
る。この外力Fは接線方向成分Ftと接線と直交する法
線方向成分Fnとに分けられ、この法線方向成分Fnに
よって回転子4を回転させる回転トルクを得ることがで
きるようになっている。
【0011】従って、回転子4及び回転軸5が時計方向
へ回転すると、回転子4は球6を介してフレキシブル部
材7を変形させながらケース1内で回転する。そして、
図1に示すように回転子4の長径軸線L上の外周面が圧
電素子3aを通過する際、タイミングよく高電圧が圧電
素子3aに加えられて変位が発生する。これにより、長
径軸線Lを境に左側から圧電素子3aの変位が外力Fと
してフレキシブル部材7及び球6を介して回転子4の外
周面に伝達される。そして、この外力Fの法線方向成分
Fnによって回転トルクが発生し、回転子4が時計方向
に回転する。
【0012】そして、回転子4が時計方向へ回転し、該
回転子4の長径軸線L上の下部側外周面が圧電素子3b
を通過する際、タイミングよく高電圧が圧電素子3bに
加えられる。これにより、長径軸線Lを境に左側(回転
子4の下部側外周面を上にして垂直状態で見た場合にお
いて)から圧電素子3bの変位が外力Fとしてフレキシ
ブル部材7及び球6を介して回転子4の外周面に伝達さ
れる。そして、この外力Fの法線方向成分Fnによって
回転トルクが発生し、回転軸4が時計方向に回転する。
【0013】更に、回転子4が時計方向へ回転して、回
転子4の長径軸線L上の上部側外周面が圧電素子3cを
通過する際、タイミングよく高電圧が圧電素子3cに加
えられる。これにより、長径軸線Lを境に左側(回転子
4の上部側外周面を上にして垂直状態で見た場合におい
て)から圧電素子3cの変位が外力Fとしてフレキシブ
ル部材7及び球6を介して回転子4の外周面に伝達され
る。そして、この外力Fの法線方向成分Fnによって回
転トルクが発生し、回転軸4が時計方向に回転する。
【0014】従って、回転子4は圧電素子3a〜3cの
変位による外力Fが回転子4にタイミングよく与えられ
るため、該回転子4は回転し続けることができる。又、
外力Fは回転子4の外周面に伝達されるため、回転子4
が回転しやすく該回転子4は大きなトルクを得ることが
できる。
【0015】更に、回転子4は球6を介してケース1内
で回転するため、回転子4が回転するときの摩擦係数を
充分に小さくすることができる。この結果、回転子4の
回転を円滑にし、小さな外力Fにて回転子4をスムーズ
に回転させることができる。
【0016】そして、外力Fを回転子4の回転軸5に向
かうようにしたので、回転子4が受ける接線方向成分F
tの力を小さくすることができ、回転子4と圧電素子3
a〜3cとの摩擦が小さくなる。従って、回転子4の磨
耗を軽減し、回転子4の回転が長期にわたって円滑にす
ることができる。
【0017】又、本実施例においては、3個の圧電素子
3a〜3cによって回転子4を回転させたが、それ以上
の圧電素子を使用して回転子4を回転させるように構成
することも可能である。この場合、圧電素子の数を増や
せば増やすだけ回転子4は大きなトルクを得ることがで
きる。
【0018】ちなみに、図6に圧電素子の数に対する回
転子4の平均発生トルクの特性図を回転子4の扁平率毎
に示す。この特性図から見て分かるように、圧電素子の
数が多くなればなるほど外力Fを多く受けるため、平均
発生トルクが上昇する。又、回転子4の扁平率も大きく
なればなるほど、法線方向成分が大きくなるため、平均
発生トルクが上昇する。
【0019】本実施例においては、アクチュエータとし
て圧電素子3a〜3cを使用したが、圧電素子3a〜3
cを機械的はロッドに代え、タイミングよくロッドによ
って回転子4に外力Fを与え、該回転子4を回転させる
ように構成することも可能である。
【0020】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、回
転子が大きなトルクを得ることができる優れた効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】モータの構成及び回転子が回転する状態を示す
説明図である。
【図2】モータの回転子が回転する状態を示す説明図で
ある。
【図3】モータの回転子が回転する状態を示す説明図で
ある。
【図4】回転子が回転することを説明する説明図であ
る。
【図5】モータの構成を示す断面図である。
【図6】回転子の扁平率毎に対して圧電素子の数の増減
に基づく平均発生トルクの特性図である。
【符号の説明】
1…ケース、3a〜3c…アクチュエータとしての圧電
素子、4…回転子、F…外力、L…長径軸線

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 楕円形状となる回転子を筒形状に形成さ
    れた本体ケースの内周面内において回転可能に支持し、
    前記回転子の回転により該回転子の長径軸線上の外周面
    が本体ケースに設けられたアクチュエータを通過する
    際、そのアクチュエータにより回転子に外力を与えて該
    回転子を回転させることを特徴とするモータ。
JP4194229A 1992-07-21 1992-07-21 モータ Pending JPH0638556A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4194229A JPH0638556A (ja) 1992-07-21 1992-07-21 モータ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4194229A JPH0638556A (ja) 1992-07-21 1992-07-21 モータ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0638556A true JPH0638556A (ja) 1994-02-10

Family

ID=16321114

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4194229A Pending JPH0638556A (ja) 1992-07-21 1992-07-21 モータ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0638556A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6273211B1 (en) * 1998-12-08 2001-08-14 Visteon Global Technologies, Inc. Electric power-steering gear, in particular for motor vehicles

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6273211B1 (en) * 1998-12-08 2001-08-14 Visteon Global Technologies, Inc. Electric power-steering gear, in particular for motor vehicles

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