JPH0638415Y2 - 平滑回路 - Google Patents

平滑回路

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JPH0638415Y2
JPH0638415Y2 JP1988075699U JP7569988U JPH0638415Y2 JP H0638415 Y2 JPH0638415 Y2 JP H0638415Y2 JP 1988075699 U JP1988075699 U JP 1988075699U JP 7569988 U JP7569988 U JP 7569988U JP H0638415 Y2 JPH0638415 Y2 JP H0638415Y2
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JP
Japan
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capacitor
smoothing
polar solid
smoothing circuit
solid
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JP1988075699U
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賢 和崎
正彦 広川
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TDK Corp
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TDK Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、例えばスイッチング電源の入出力回路を構成
する平滑回路に関し、セラミックスコンデンサまたはフ
ィルムコンデンサ等の無極性固体コンデンサと、抵抗を
直列に接続したタンタルコンデンサ等の有極性固体コン
デンサとを、電源ライン間に互いに並列となるよう接続
することにより、平滑に必要な大きな静電容量が取得で
き、長寿命で、しかも有極性固体コンデンサにショート
モード故障が発生した場合でも、発火等の危険性のない
平滑回路を提供できるようにしたものである。
〈従来の技術〉 平滑回路は、脈動電流を平滑化するという本質的機能を
確保するため、大静電容量のコンデンサが必要であり、
従来は静電容量の大きなアルミ電解コンデンサを用いる
のが一般的であった。
〈考案が解決しようとする問題点〉 しかし、アルミ電解コンデンサは、電解液の蒸発による
ドライアップ故障が発生し易く、寿命が短いという欠点
がある。また、等価直列抵抗(ESR)及び等価直列イン
ダクタンスが高く、高周波領域での損失が増える。この
ため、例えば500KHz以上のスイッチング周波数を持つス
イッチング電源の入出力回路には使用できない。
アルミ電解コンデンサに代えて、タンタルコンデンサで
代表される有極性固体コンデンサを用いた場合は、比較
的大きな静電容量が取得でき、ESR及びESLもアルミ電解
コンデンサよりは小さくなる。しかし、タンタルコンデ
ンサは、故障がショートモードとなるため、短絡電流に
よる異常発熱、それに伴う発火等の危険性があること、
リップル電流が流れると内部発熱を伴なうこと等の問題
点がある。
また、別のコンデンサとして、セラミックコンデンサや
フィルムコンデンサ等の無極性固体コンデンサも知られ
ている。これらの無極性固体コンデンサはESRやESLが小
さく、故障がショートモードとなることもないが、一個
当りの取得静電容量が小さいので、平滑回路として要求
される静電容量を取得するのに、多数個を並列接続する
必要があり、回路構成の大型化、コストアップ等を招く
という問題点がある。
〈問題点を解決するための手段〉 上述する従来の問題点を解決するため、本考案に係る平
滑回路は、第1図に例示するように、電源ライン1−2
間に、平滑用無極性固体コンデンサ3と、抵抗4及び平
滑用有極性固体コンデンサ5の直列接続回路とを、互い
に並列となるよう接続したことを特徴とする。第1図に
おいて、Vinは入力電圧、VOは平滑出力電圧である。
〈作用〉 セラミックコンデンサやフィルムコンデンサ等で代表さ
れる無極性固体コンデンサ3は、前述したように、ESR
やESLが小さく、ショートモード故障を生じることもな
く、長寿命であり、しかもリップル電流を流すこともで
きる。
ところが、これらの無極性固体コンデンサ3は取得静電
容量が小さい。そこで、本考案においては、無極性固体
コンデンサ3による取得静電容量の不足分を、これと並
列に接続された有極性固体コンデンサ5によって補う。
有極性固体コンデンサ5は、前述したように、タンタル
コンデンサがその代表例であり、長寿命で、比較的大き
な静電容量を取得できる。ここで、抵抗4を直列に接続
してあるので、有極性固体コンデンサ5にショートモー
ド故障を生じた場合にも電流を制限し、異常発熱及びそ
れに伴う発火を防止できる。
またリップル電流は抵抗4によって制限され、主とし
て、無極性固体コンデンサ3側に流れるので、リップル
電流による有極性固体コンデンサ5の内部発熱が小さく
なる。
第1図は、無極性固体コンデンサ及び有極性固体コンデ
ンサは1個だけであるが、これは等価回路として示すも
のであって、実際の回路構成においては、要求される静
電容量値に応じてその数を増減できる。また抵抗4は、
ヒューズ機能を有する抵抗によって構成することができ
る。
〈考案の効果〉 以上述べたように、本考案に係る平滑回路は、電源ライ
ン間に、平滑用無極性固体コンデンサと、抵抗及び平滑
用有極性固体コンデンサの直列接続回路とを、互いに並
列となるよう接続したから、平滑に必要な大きな静電容
量が取得でき、長寿命で、有極性固体コンデンサにショ
ートモード故障が発生した場合でも、発火等の危険性の
ない平滑回路を提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る平滑回路の電気回路図である。 1、2……電源ライン 3……無極性固体コンデンサ 4……抵抗 5……有極性固体コンデンサ

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】電源ライン間に、平滑用無極性固体コンデ
    ンサと、抵抗及び平滑用有極性固体コンデンサの直列接
    続回路とを、互いに並列となるよう接続したことを特徴
    とする平滑回路。
  2. 【請求項2】前記無極性固体コンデンサは、セラミック
    コンデンサまたはフィルムコンデンサの何れかであるこ
    とを特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項に記載の
    平滑回路。
  3. 【請求項3】前記有極性固体コンデンサは、タンタルコ
    ンデンサであることを特徴とする実用新案登録請求の範
    囲第1項または第2項に記載の平滑回路。
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