JPH0638202U - 中性点接地装置 - Google Patents

中性点接地装置

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JPH0638202U
JPH0638202U JP7098592U JP7098592U JPH0638202U JP H0638202 U JPH0638202 U JP H0638202U JP 7098592 U JP7098592 U JP 7098592U JP 7098592 U JP7098592 U JP 7098592U JP H0638202 U JPH0638202 U JP H0638202U
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JP
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neutral point
lid
reactor
tank
point reactor
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JP7098592U
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稔 桑田
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Nissin Electric Co Ltd
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Nissin Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 接地変圧器、中性点リアクトルおよび直列抵
抗器をひとつのタンクに収納して構成される中性点接地
装置において、中性点リアクトルを交換するときの外気
の影響を回避することを目的とする。 【構成】 中性点リアクトルをタンクの外部へ引き出す
ための作業孔をタンクに設ける。この作業孔に開閉自在
の蓋を取り付ける。この蓋に吊り下げ金具を固定し、こ
の吊り下げ金具を介して中性点リアクトルを吊り下げ
る。蓋を開けて吊り上げれば蓋とともに中性点リアクト
ルは吊り出される。中性点リアクトルを仕切壁により気
密に区画し、蓋を開放しても、他の機器が吸湿しないよ
うにする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は回路の中性点アース用接続点を得るための中性点接地装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
周知のように中性点接地装置は、図2に示す回路図のように接地変圧器1と、 この接地変圧器1の中性点を接地する中性点リアクトル2および直列抵抗器3と によって構成されている。接地変圧器1は一次をスターに、二次をデルタに結線 してある。4は断路器、5は接地スイッチであり、これらは必要に応じ、たとえ ば点検の際に使用されるものであり、設置されない場合もある。
【0003】 これら接地変圧器1、中性点リアクトル2および直列抵抗器3を、図1に示す ようにひとつのタンク6に収納し、設置スペースの縮少化を図るようにするとと もに、系統構成が変更されたことにより、これに要求される容量の変更に応じて 中性点リアクトル2をその容量に見合ったものと交換するときの作業性を容易に するために、タンク6の蓋6Aに作業孔7を設け、この作業孔7を閉塞する蓋8 に吊り下げ金具9を介して中性点リアクトル2を吊り下げ、蓋8とともに中性点 リアクトル2を吊り上げるようにした構成は、考案者によって別途提案されてい る。
【0004】 なお図1では直列抵抗器3を省略し、これに代えて中性点リアクトル2を構成 しているリアクトル巻線10として、抵抗巻線を利用することによって、抵抗器 を兼ねるようにした構成を示している。そしてこの中性点リアクトル2はアルミ ニウムなどからなるシールドを兼ねたケース11に収納され、接地変圧器1の上 方にまたはその側方に設置される。
【0005】 ところでこのような構成の中性点接地装置において、中性点リアクトル2を交 換するために蓋8を開いたとき、中性点リアクトル2以外の他の機器も外気にさ らされるため、これらの機器の絶縁物が湿気を吸収するなどして品質が低下する 恐れがある。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は、接地変圧器、中性点リアクトルおよび直列抵抗器をひとつのタンク に収納するとともに、中性点リアクトルをタンクの作業孔から取り出し自在とし た中性点接地装置において、中性点リアクトルの取り出しの際の、タンク内の他 の機器の品質の低下を最小限に留めるようにすることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案は、中性点リアクトルを仕切壁によって気密に区画したことを特徴とす る。
【0008】
【作用】
作業孔は常時は蓋により閉塞されている。そしてこの閉塞状態において、中性 点リアクトルは吊り下げ金具を介して蓋に吊り下げられている。中性点リアクト ルを取り出すときは、蓋を開いてこれを上方に吊り上げれば、その蓋とともに中 性点リアクトルは吊り上げられてタンクの外部に取り出される。この蓋が開放さ れた場合でも、中性点リアクトルは仕切壁によって気密に仕切られているため、 外部の湿気を他の機器が吸収することが阻止される。これによって吸湿による機 器の品質の低下を最小限に留めることができるようになる。
【0009】
【実施例】
本考案の実施例を図1によって説明する。なお図中12は接地変圧器1を構成 する巻線、13はこの巻線12が巻回される鉄心である。蓋8はボルトなどを利 用して開閉自在に取り付けることによって作業孔7を閉塞している。作業孔7は ケース11が通過し得る程度の大きさとされている。蓋8に取り付けられた吊り 下げ金具9はケース11を貫通し、その下端はケース11の底壁に取り付けられ ている。14は蓋8を吊り上げるときに使用する吊り金具である。
【0010】 系統構成の変更にともない、中性点リアクトル2を変更しようとするときは、 蓋8を上蓋6Aから取外し、その蓋8を吊り金具14を利用して上方に吊り上げ る。この吊り上げにより吊り下げ金具9を介してケース11とともに中性点リア クトル2が一体となってそのまま作業孔7を通って上方に吊り出されてくる。
【0011】 別に交換すべき中性点リアクトルを製作しておき、その中性点リアクトルを吊 りだしてきた中性点リアクトルと交換して固定金具11に固定し、先とは逆の操 作により蓋8を吊り降ろして作業孔7を閉塞して固定する。
【0012】 本考案にしたがい、タンク6内において中性点リアクトル2を仕切壁15によ って気密に区画する。中性点リアクトル2からのリード線は、仕切壁15に設け た絶縁スペース16を介して外部に導出する。
【0013】 このような構成において、中性点リアクトル2の交換のために蓋8を開放した 場合、外気は仕切壁15によってその外側よりタンク6の内部に侵入するのが阻 止される。これにより接地変圧器1その他タンク6に収納されている機器類の絶 縁物が、外気に含まれている湿気を吸収するのが防止される。そのため絶縁低下 による品質の低下を防ぐことができるようになる。
【0014】 なおタンク6内に絶縁媒体として絶縁ガスを充満させることがあるが、その場 合はタンク6内を真空引きする。このような真空引きをタンク6内および仕切壁 15により仕切られた内部を同時に行なうようにすれば、仕切壁15としては真 空引きに耐える構造とする必要はない。また運転中は両室を同一ガス区分として 扱ってもよく、タンク6の外部で両室内を接続すれば、ガス監視装置は1台です む。
【0015】
【考案の効果】
以上詳述したように本考案によれば、接地変圧器、中性点リアクトルおよび直 列抵抗器をひとつのタンクに収納するとともに、中性点リアクトルをタンクに設 けた作業孔を介して交換するようにした構成において、その交換の際の外気によ る影響を局限化でき、品質の低下を回避し、信頼性の低下を最小限に留めること ができる効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示す断面図である。
【図2】中性点接地装置の回路図である。
【符号の説明】
1 接地変圧器 2 中性点リアクトル 3 直列抵抗器 6 タンク 7 作業孔 8 蓋 9 吊り下げ金具 11 ケース 15 仕切壁

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 接地変圧器と、前記接地変圧器の中性点
    を接地する中性点リアクトルおよび直列抵抗器を備え、
    前記接地変圧器、中性点リアクトルおよび直列抵抗器を
    ひとつのタンクに収納するとともに、前記中性点リアク
    トルを前記タンクの外部へ引き出すための作業孔を前記
    タンクに設け、前記作業孔を閉塞する開閉自在の蓋に、
    吊り下げ金具を介して前記中性点リアクトルを吊り下げ
    てなる中性点接地装置において、前記中性点リアクトル
    を仕切壁によって気密に区画してなる中性点接地装置。
JP1992070985U 1992-08-31 1992-08-31 中性点接地装置 Expired - Lifetime JP2513663Y2 (ja)

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JP2513663Y2 JP2513663Y2 (ja) 1996-10-09

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016185071A (ja) * 2010-07-20 2016-10-20 エンプリマス、エルエルシー 電力系統保護用の連続無停止ac接地システム

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5411656A (en) * 1977-06-27 1979-01-27 Mitsubishi Electric Corp Phase scanning array antenna
JPS57194768A (en) * 1981-05-25 1982-11-30 Tadao Yoshida Preparation of kamaboko (boiled fish paste)
JPH03184315A (ja) * 1989-12-13 1991-08-12 Nissin Electric Co Ltd 中性点接地装置

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JP2513663Y2 (ja) 1996-10-09

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