JPS633128Y2 - - Google Patents

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JPS633128Y2
JPS633128Y2 JP19506381U JP19506381U JPS633128Y2 JP S633128 Y2 JPS633128 Y2 JP S633128Y2 JP 19506381 U JP19506381 U JP 19506381U JP 19506381 U JP19506381 U JP 19506381U JP S633128 Y2 JPS633128 Y2 JP S633128Y2
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JP
Japan
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bushing
oil
pocket
case
transformer
Prior art date
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JP19506381U
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JPS58103123U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は変圧器ケースのブツシング取付部内に
油密に形成されたブツシングポケツト部に絶縁油
を充填する油充填装置に関するものである。
従来、既設の変圧器が点検時あるいは事故等に
より運転を一時停止させた場合、上記変圧器に代
えて移動用変圧器を応急処理として使用する場合
がある。この場合、移動用変圧器は高さ制限の関
係から高圧側のブツシングを一旦取り外して現地
まで移動させ、現地において高圧側ブツシングの
再組立を行つて移動用変圧器を使用していた。然
るに、現地でブツシングの取付けを行う場合、通
常は変圧器ケースのブツシング取付部に設けたブ
ツシングポケツト部に高圧側ブツシングの基部を
収納した状態でこのブツシングをケースのブツシ
ング取付部に直立させて固定し、次に、ブツシン
グポケツト部内を真空ポンプにて所定の圧力に減
圧し、このあと、脱気した絶縁油をブツシングポ
ケツト部に充填させてブツシングの組立てを行つ
ていた。この場合、真空ポンプ駆動用の電源が現
地にあれば問題はないが、現地に電源がないとブ
ツシングポケツト部を減圧することができず、こ
のため、絶縁油は常圧状態下のブツシングポケツ
ト部に充填するしか方法がなく、従つてブツシン
グポケツト部を形成する絶縁遮蔽筒の表面あるい
はブツシングの油中に沈入している部分の表面に
気泡が残り、この結果、上記気泡は機器への電圧
印加によつて有害な部分放電の原因となつて、上
記絶縁遮蔽筒やブツシングを劣化損傷させる虞れ
があつた。
本考案は上述の欠点を除去して、ブツシングポ
ケツト部を特別な減圧装置を用いることなく所要
の圧力に減圧させてから脱気した絶縁油を減圧状
態下のブツシングポケツト部に気泡を生じせしめ
ることなく充填することができるようにしたブツ
シングポケツト部の油充填装置を提供するもの
で、以下本考案を移動用変圧器に実施した例につ
いて説明すると、1は移動用変圧器のケース、2
はケース1の一側部上部を外側に膨出させて形成
したブツシング取付部、3はケース1に油密に被
着されたカバー、4はカバー3のブツシング取付
部2の上方に位置する部分に開口したブツシング
の取付孔、5は合成樹脂等の絶縁物によりほぼ逆
円錐状に形成された有底筒状の絶縁遮蔽筒で、こ
の絶縁遮蔽筒5は、第1図に示すように、その下
方端を取付孔4よりブツシング取付部2内に挿通
させ、上方端の鍔部を取付孔4周縁のカバー3上
にガスケツトを介して油密に取付けることによ
り、ブツシング取付部2内に垂下保持される。6
は上記絶縁遮蔽筒5の上部開口端周縁を包囲して
カバー3上に取付けられたブツシングの取付座、
7は高圧側のブツシングで、その基部を絶縁遮蔽
筒5内にケース1内と区画されて油密に形成され
るブツシングポケツト部8内に収納して、フラン
ジ部9を、ガスケツトを介して取付座6に装着す
ると、ブツシング7はブツシング取付部2に直立
して取付けられる。10はケース1に収納した図
示しない変圧器本体より導出したリード線で、絶
縁遮蔽筒5の底部に油密に取付けられる。11は
ブツシング7を貫通するブツシングリードで、そ
の一方端はリード線10と接続され、他方端はブ
ツシング7上端の図示しない充電部に取り外し可
能に接続される。12は取付座6の一側部にブツ
シングポケツト部8内と連通させて溶着したパイ
プで、先端にはバルブ13が取付けられている。
14はブツシング取付部2の側壁も含めてケース
1の側壁に気密に溶着されて周設した内部に空間
部15を有するケース1の補強、16は注油パイ
プの反対側において上記補強14と取付座6とを
連結する連結管で、この連結管16の補強14側
と取付座6側にはそれぞれバルブ17が配設され
ている。そして、ブツシングポケツト部8と補強
14の空間部15とは上記連結部16にて連通さ
れている。18は注油パイプ12に接続管19を
介して取り外し可能に連結した油タンクで、内部
にはブツシングポケツト部8の容積より1.5〜2
倍程度の容量の脱気した絶縁油が収納されてい
る。20は油タンク18のバルブ、21は油タン
ク18の油注口である。尚、高圧側のブツシング
7は、移動用変圧器の移動に際しては高さ制限の
関係から取り外して別送し、ブツシングの取付座
6には盲蓋22を被着して変圧器の移動を行う。
次に、ブツシングポケツト部8内に絶縁油を充
填する場合について説明すると、先づ移動用変圧
器の移動に際して、ブツシング7をブツシング取
付部2から取り外したあと盲蓋22を取付座6に
被着し、この状態で注油パイプ12に真空ポンプ
Pを接続すると共に、バルブ13,17を開放し
て上記真空ポンプを駆動させることにより、補強
14内の空間部15を所要の圧力以下に減圧させ
る。このあと、バルブ13,17を閉鎖して真空
ポンプPを注油パイプ12から外して移動用変圧
器を現地まで移動させる。現地においては、先づ
盲蓋22を外してブツシングポケツト部8内に収
納してあるブツシングリード11をブツシング7
に挿通させてから、上記ブツシング7の基部をブ
ツシングポケツト部8内に納め、フランジ部9を
取付座6に固定してブツシング7をブツシング取
付部2に固定し、続いて上記ブツシングリード1
1をブツシング7の上端に接続する。次に、連結
管16のバルブ17を開放して予じめ所要圧力以
下に減圧されている補強14の空間部15内にブ
ツシングポケツト部8内の空気を吸引させて、ブ
ツシングポケツト部8内を所要の圧力に減圧させ
る。(この際、ブツシングポケツト部8内を所要
圧力まで減圧することができるように補強14の
空間部15が減圧されていることは云うまでもな
い。)ブツシングポケツト部8内を減圧させたあ
と、バルブ17を閉鎖し、続いて注油パイプ12
に接続管19を介して油タンク18を連結させ
る。油タンク18の連結後バルブ13,20を開
放すると共に、油タンク18の注油口21を蓋等
を外して開放すると、油タンク18内の脱気した
絶縁油は接続管19−注油パイプ12を経てブツ
シングポケツト部8内に充填される。充填後は油
タンク18の注油口21を気密に閉鎖する。この
結果、ブツシングポケツト部8には減圧状態下の
ままで絶縁油の充填が可能となり、しかも、絶縁
油の充填中、油中に存在する高圧ブツシング7の
基部表面や、絶縁遮蔽筒5の表面に万一気泡が発
生したとしても、ブツシングポケツト部8内は予
じめ所要圧力以下に減圧されているので、上記気
泡は消滅して残留するということはない、従つ
て、ブツシングポケツト部8の絶縁状態を良好に
維持することが可能となる。又、油クンク18は
内部に絶縁油が残留しているため、ブツシングポ
ケツト部8のコンサベータとしての役割を果すこ
とができる。
尚、油タンク18は、接続管19を用いること
なく直接注油パイプ12に連結させるようにして
も本考案は成立するものである。
又、油タンク18は、第4図に示すように、カ
バー3上に設けたカバー補強体23内の空間を利
用して、この空間内に絶縁油を注油口より充填
し、必要時はバルブ20を開閉操作して補強体2
3内の絶縁油をブツシングポケツト部8内に充填
するようにしても本考案は成立するものである。
本考案は上述のように、現地において変圧器の
高圧側ブツシングを再組立するに際して、予じめ
所要圧力以下に減圧されているケース補強内の空
間部を利用して、この空間部と連通するブツシン
グポケツト部内を所要圧力に減圧し、減圧後ブツ
シングポケツト部と連通する注油パイプに取付け
た油タンク内の絶縁油を減圧状態下のブツシング
ポケツト部に充填するようにしたもので、本案は
現地においてたとえ真空ポンプ駆動用の電源がな
くても、ブツシングポケツト部と連通するケース
補強内の空間部が予じめ所要圧力以下に減圧して
あるので、ブツシングポケツト部は上記補強の空
間部を利用して減圧することが可能となり、しか
も絶縁油を減圧状態下でブツシングポケツト部に
充填することができるため、絶縁油の充填中、ブ
ツシングポケツト部内には気泡は発生せず、万一
発生したとしても、ブツシングポケツト部内は減
圧状態下にあるので気泡は消滅し、従つて気泡の
存在によつて生ずる電圧印加時におけるブツシン
グポケツト部の絶縁や油中に没入するブツシング
の基部表面が劣化損傷するということは全くなく
機器自体を長期に亘り安定した状態で使用するこ
とができる。又、ブツシングポケツト部の減圧に
際しては、電源を必要とする真空ポンプは勿論、
特殊な減圧タンクを全く必要とせず、本案はケー
ス補強内の空間部を利用して、予じめこの空間部
を所要圧力に減圧させておくだけで減圧タンクの
役目を果すことが可能となり、しかも、絶縁油は
ブツシングポケツト部内を減圧させた状態で充填
することができることとあわせて、本案は現地で
の絶縁油のブツシングポケツト部への充填に際
し、電源設備を始め特殊な減圧タンクを用いるこ
となく、ケース補強内の空間部を有効利用するこ
とによつて、絶縁油の充填作業を効率的に、しか
も経済的に行うことができる。更に、絶縁油の充
填後、油タンクはそのままブツシングポケツト部
のコンサベータとしての役割を果すことができる
等実用上幾多の優れた効果を有すをものである。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第3図は本考案の油充填装置を備え
た変圧器の要部を示す縦断面図で、図中、第1図
は補強内の空間部を減圧している状態を示し、第
2図は現地においてブツシングポケツト部内を減
圧している状態を示し、第3図はブツシングポケ
ツト部に絶縁油を充填している状態を示す。第4
図は本考案の他の実施例を示す変圧器要部の縦断
面図である。 2……ブツシング取付部、5……絶縁遮蔽筒、
6……取付座、8……ブツシングポケツト部、1
2……注油パイプ、15……空間部、18……油
タンク。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 変圧器のケース一側部に膨出して設けたブツシ
    ング取付部に、有底筒状の絶縁遮蔽筒を、その開
    口部を上方に向けてケース内に垂下して取付け、
    上記絶縁遮蔽筒によりケース内と油密に区画形成
    された絶縁遮蔽筒内のブツシングポケツト部に基
    部を収納した高圧側のブツシングを、取付座を介
    してブツシング取付部に直立させて固定し、上記
    取付座の一側部と、ケースの側壁に周設されて内
    部を所要圧力に減圧した空間部を有する補強とを
    連結管により連結して、ブツシングポケツト部と
    補強の空間部とをバルブを介して連通可能とな
    し、上記取付座の連結管を取付けた反対側の側面
    にはブツシングポケツト部内と連通する注油パイ
    プを突設し、この注油パイプに絶縁油を収納した
    油タンクをバルブを介して連結せしめて成る変圧
    器におけるブツシングポケツト部の油充填装置。
JP19506381U 1981-12-29 1981-12-29 変圧器におけるプツシングポケツト部の油充填装置 Granted JPS58103123U (ja)

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JP19506381U JPS58103123U (ja) 1981-12-29 1981-12-29 変圧器におけるプツシングポケツト部の油充填装置

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JP19506381U JPS58103123U (ja) 1981-12-29 1981-12-29 変圧器におけるプツシングポケツト部の油充填装置

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Publication Number Publication Date
JPS58103123U JPS58103123U (ja) 1983-07-13
JPS633128Y2 true JPS633128Y2 (ja) 1988-01-26

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ID=30108351

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JP19506381U Granted JPS58103123U (ja) 1981-12-29 1981-12-29 変圧器におけるプツシングポケツト部の油充填装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP7302346B2 (ja) * 2019-07-12 2023-07-04 富士電機株式会社 静止誘導電器及び静止誘導電器の気泡除去方法

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JPS58103123U (ja) 1983-07-13

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