JPH0638156B2 - 写真的に有用な基を含有するポリ尿素およびポリウレタン化合物、およびこのような化合物を含有する写真記録材料 - Google Patents
写真的に有用な基を含有するポリ尿素およびポリウレタン化合物、およびこのような化合物を含有する写真記録材料Info
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- JPH0638156B2 JPH0638156B2 JP60281849A JP28184985A JPH0638156B2 JP H0638156 B2 JPH0638156 B2 JP H0638156B2 JP 60281849 A JP60281849 A JP 60281849A JP 28184985 A JP28184985 A JP 28184985A JP H0638156 B2 JPH0638156 B2 JP H0638156B2
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Description
【発明の詳細な説明】 本発明は、写真的に有用な化合物の残基を含有する新規
なポリ付加物およびポリ縮合物に関し、そして少なくと
も1種の写真ハロゲン化銀乳剤層およびそれらの新規な
ポリ付加物およびポリ縮合物からなる写真記録材料に関
する。
なポリ付加物およびポリ縮合物に関し、そして少なくと
も1種の写真ハロゲン化銀乳剤層およびそれらの新規な
ポリ付加物およびポリ縮合物からなる写真記録材料に関
する。
写真記録材料はきわめて複雑な構造を有し、そして一般
にある数の無機成分および有機成分を含有することが知
られている。これらの成分のうちで、始めに記録材料中
に均一に分布して存在するが、画像方法(imagew
ise)に露光されかつ現像条件下に画像方法の化学反
応に暴露されて画像方法の分布で所望の着色反応生成物
または非着色反応生成物を生成する化合物を、とくに述
べることができる。この種の化合物を以後写真的に有用
な化合物と呼ぶ。本発明の関連して写真的に有用な化合
物は、例えば、写真カプラーであり、この写真カプラー
現像剤酸化生成物とのカップリング反応の結果、必要に
応じて分子の一部を放出して、着色または非着色カップ
リング生成物を生成することができ、画像の構成に向か
って、直接に、例えば、色素として、あるいは間接に、
例えば、現像抑制剤または現像促進剤として寄与するこ
とができる。これに関して他の写真的に有用な化合物
は、例えば、電子移動の結果、画像の構成に向かって直
接あるいは間接に寄与できる分子の一部を放出すること
ができる化合物(写真レドックス化合物)である。写真
カプラーの例は、カラーカプラー(例えば、イエローカ
プラー、マゼンタカプラー、シアンカプラー)、ホワイ
トカプラー、マスキングカプラー、DIR化合物であ
る。写真レドックス化合物は、酸化可能または還元可能
な化合物であり、これらの化合物は酸化または還元の結
果色素を放出することができる(色素放出剤)。
にある数の無機成分および有機成分を含有することが知
られている。これらの成分のうちで、始めに記録材料中
に均一に分布して存在するが、画像方法(imagew
ise)に露光されかつ現像条件下に画像方法の化学反
応に暴露されて画像方法の分布で所望の着色反応生成物
または非着色反応生成物を生成する化合物を、とくに述
べることができる。この種の化合物を以後写真的に有用
な化合物と呼ぶ。本発明の関連して写真的に有用な化合
物は、例えば、写真カプラーであり、この写真カプラー
現像剤酸化生成物とのカップリング反応の結果、必要に
応じて分子の一部を放出して、着色または非着色カップ
リング生成物を生成することができ、画像の構成に向か
って、直接に、例えば、色素として、あるいは間接に、
例えば、現像抑制剤または現像促進剤として寄与するこ
とができる。これに関して他の写真的に有用な化合物
は、例えば、電子移動の結果、画像の構成に向かって直
接あるいは間接に寄与できる分子の一部を放出すること
ができる化合物(写真レドックス化合物)である。写真
カプラーの例は、カラーカプラー(例えば、イエローカ
プラー、マゼンタカプラー、シアンカプラー)、ホワイ
トカプラー、マスキングカプラー、DIR化合物であ
る。写真レドックス化合物は、酸化可能または還元可能
な化合物であり、これらの化合物は酸化または還元の結
果色素を放出することができる(色素放出剤)。
一般に、写真的に有用な化合物は写真記録材料の層中で
拡散しないことが望ましい。この目的に対して、それら
は通常バラスト基、例えば、8〜20個の炭素原子を含
有する直鎖状または分枝鎖状のアルキル基を有する。ま
た、写真的に有用な化合物は分散液の形態を使用するこ
とができ、ここで写真的に有用な化合物の官能基はポリ
マー構造体に1回あるいは反復して結合しており、こう
して、拡散が防止されている。したがって、問題のこの
型のポリマーはとくに写真的に有用な化合物の官能基を
もつ反復構造単位を含有する。
拡散しないことが望ましい。この目的に対して、それら
は通常バラスト基、例えば、8〜20個の炭素原子を含
有する直鎖状または分枝鎖状のアルキル基を有する。ま
た、写真的に有用な化合物は分散液の形態を使用するこ
とができ、ここで写真的に有用な化合物の官能基はポリ
マー構造体に1回あるいは反復して結合しており、こう
して、拡散が防止されている。したがって、問題のこの
型のポリマーはとくに写真的に有用な化合物の官能基を
もつ反復構造単位を含有する。
問題の型のポリマー分散液の形態で写真記録材料の層中
に混入されている写真的に有用な化合物は、一般に拡散
に対する十分な抵抗を有し、そして結合剤含量が低いと
きでさえ、層の機械的性質のほとんど影響を及ぼさな
い。写真的に有用な化合物がカラーカプラーであると
き、それらは貯蔵中に結晶化せず、光、熱および湿気に
対して高い抵抗を有し、そして所望の分光的性質を示し
かつ、拡散抵抗性および非常に微細な形態で、現像中に
析出すべきであることが特に重要である。写真記録材料
中に5000以上の分子量を有する問題の型のポリマー
分散液の形態で混入されたカラーカプラーは、一般に、
すぐれたコロイド安定性を示し、そしてそれらに付与さ
れた前述の要求のあるものを満足する。高分子量のカラ
ーカプラーは、例えば、ドイツ国特許(DE−C)1,
297,417号、ドイツ国特許(DE−A)2,40
7,569号、ドイツ国特許(DE−A)3,148,
125号、ドイツ国特許(DE−A)3,217,20
0号、ドイツ国特許(DE−A)3,320,079
号、ドイツ国特許(DE−A)3,324,932号、
ドイツ国特許(DE−A)3,331、743号、ドイ
ツ国特許(DE−A)3,340,376号、欧州特許
(EP−A)27,284号および米国特許第4,08
0,211号に記載されている。高分子量のカラーカプ
ラーは、一般に、エチレン系不飽和の、いわゆるモノマ
ーのカラーカプラーを重合することのよって製造され
る。しかしながら、それらは少なくとも比較的大量の乳
化剤(例えば、ポリマーの重量に基づいて5〜8%)を
それらの製造に必要とし、処理中に望ましくない発泡を
生じ、その結果これらのようなポリマー分散液を使用し
て流延した層は、頻繁に、スポットの欠陥、縞または原
子の被膜の欠陥を示すかぎり、それらは欠点を有する。
に混入されている写真的に有用な化合物は、一般に拡散
に対する十分な抵抗を有し、そして結合剤含量が低いと
きでさえ、層の機械的性質のほとんど影響を及ぼさな
い。写真的に有用な化合物がカラーカプラーであると
き、それらは貯蔵中に結晶化せず、光、熱および湿気に
対して高い抵抗を有し、そして所望の分光的性質を示し
かつ、拡散抵抗性および非常に微細な形態で、現像中に
析出すべきであることが特に重要である。写真記録材料
中に5000以上の分子量を有する問題の型のポリマー
分散液の形態で混入されたカラーカプラーは、一般に、
すぐれたコロイド安定性を示し、そしてそれらに付与さ
れた前述の要求のあるものを満足する。高分子量のカラ
ーカプラーは、例えば、ドイツ国特許(DE−C)1,
297,417号、ドイツ国特許(DE−A)2,40
7,569号、ドイツ国特許(DE−A)3,148,
125号、ドイツ国特許(DE−A)3,217,20
0号、ドイツ国特許(DE−A)3,320,079
号、ドイツ国特許(DE−A)3,324,932号、
ドイツ国特許(DE−A)3,331、743号、ドイ
ツ国特許(DE−A)3,340,376号、欧州特許
(EP−A)27,284号および米国特許第4,08
0,211号に記載されている。高分子量のカラーカプ
ラーは、一般に、エチレン系不飽和の、いわゆるモノマ
ーのカラーカプラーを重合することのよって製造され
る。しかしながら、それらは少なくとも比較的大量の乳
化剤(例えば、ポリマーの重量に基づいて5〜8%)を
それらの製造に必要とし、処理中に望ましくない発泡を
生じ、その結果これらのようなポリマー分散液を使用し
て流延した層は、頻繁に、スポットの欠陥、縞または原
子の被膜の欠陥を示すかぎり、それらは欠点を有する。
発泡の傾向を減少するために、共重合可能な乳化剤を使
用することが推奨された(ドイツ国特許(DE−A)
2,407,569号,欧州特許(EP−A)27,2
84号)。しかしながら、この問題はこのようにして満
足に解決できなかった。なぜなら、使用するモノマーの
乳化剤の残基または重合中に形成するその加水分解生成
物の残基は生成されたラッテクスの漿液中に残るからで
ある。さらに、重合により製造されたポリマーラッテク
スのカプラーは、現像の間に形成される画像色素の適切
な熱、湿気またはUVの安定性を示さない。既知の高分
子量のカラーカプラーは、油形成剤を使用して混入され
る低分子量のカラーカプラーよりも大きい湿式引掻き抵
抗を促進するが、また、写真記録材料の低い破断抵抗を
促進するという、他の欠点を有する。
用することが推奨された(ドイツ国特許(DE−A)
2,407,569号,欧州特許(EP−A)27,2
84号)。しかしながら、この問題はこのようにして満
足に解決できなかった。なぜなら、使用するモノマーの
乳化剤の残基または重合中に形成するその加水分解生成
物の残基は生成されたラッテクスの漿液中に残るからで
ある。さらに、重合により製造されたポリマーラッテク
スのカプラーは、現像の間に形成される画像色素の適切
な熱、湿気またはUVの安定性を示さない。既知の高分
子量のカラーカプラーは、油形成剤を使用して混入され
る低分子量のカラーカプラーよりも大きい湿式引掻き抵
抗を促進するが、また、写真記録材料の低い破断抵抗を
促進するという、他の欠点を有する。
本発明の目的は、低い発泡の傾向を示し、そして写真コ
ロイド層中に混入されたとき、改良された機械的性質を
与えかつ被膜の欠点を生成しない、乳化剤不含ポリマー
分散液の形態の、写真的に有用な化合物、より特定的に
は写真カプラーまたは色素放出剤を提供することであ
る。さらに、写真的に有用な化合物がカラーカプラーで
あるとき、現像中に生成される画像色素は熱、湿気およ
びUV光に対して増大された安定性を示すことを意図さ
れる。
ロイド層中に混入されたとき、改良された機械的性質を
与えかつ被膜の欠点を生成しない、乳化剤不含ポリマー
分散液の形態の、写真的に有用な化合物、より特定的に
は写真カプラーまたは色素放出剤を提供することであ
る。さらに、写真的に有用な化合物がカラーカプラーで
あるとき、現像中に生成される画像色素は熱、湿気およ
びUV光に対して増大された安定性を示すことを意図さ
れる。
本発明によれば、この目的は新規な高分子量のポリ付加
物およびポリ縮合物により達成され、それらは、次式I Q(−Y)n I 式中、 Qは写真的に有用な化合物のn価の残基を表わし、 Yは−O−または−NR1−を表わし、 R1はH、C1−C6アルキル、シクロアルキルまたはフ
ェニルを表わし、そして nは2〜4の整数である、 に相当する反復構造単位を含有する。
物およびポリ縮合物により達成され、それらは、次式I Q(−Y)n I 式中、 Qは写真的に有用な化合物のn価の残基を表わし、 Yは−O−または−NR1−を表わし、 R1はH、C1−C6アルキル、シクロアルキルまたはフ
ェニルを表わし、そして nは2〜4の整数である、 に相当する反復構造単位を含有する。
Qは上に定義した写真的に有用な化合物の残基である。
写真的に有用な化合物は、少なくとも1種の感光性ハロ
ゲン化銀乳剤層からなる写真記録材料中に混入されたと
き、画像の露光後、現像条件下に化学的に画像方法で反
応して、画像方法の分布で着色または非着色反応生成物
を生成する化合物である。したがって、Qは、例えば、
本発明に従い、十分に高い分子量を与えられており、こ
うしてポリマー構造体への結合により耐拡散性とされて
いるカプラーまたは写真レドックス化合物の残基であ
る。
写真的に有用な化合物は、少なくとも1種の感光性ハロ
ゲン化銀乳剤層からなる写真記録材料中に混入されたと
き、画像の露光後、現像条件下に化学的に画像方法で反
応して、画像方法の分布で着色または非着色反応生成物
を生成する化合物である。したがって、Qは、例えば、
本発明に従い、十分に高い分子量を与えられており、こ
うしてポリマー構造体への結合により耐拡散性とされて
いるカプラーまたは写真レドックス化合物の残基であ
る。
カプラーの残基は、標準の4当量のカプラーの残基およ
びまた2当量のカプラーの残基であり、後者の場合にお
いて、より少量のハロゲン化銀が色素の生成のとき要求
される。2当量のカプラーは4当量のカプラーから誘導
されることが知られており、ここで4当量のカプラー
は、結合位置において、カップリング反応の間に切離さ
れる置換基を含有する。2当量のカプラーは、実質的に
無色のもの、およびまた、鮮明な自然の色を有するもの
を包含し、この鮮明な色はカラーカップリング反応の間
に消失するか、あるいは生成される画像色素の色により
置換される。後者のプラーはマスキングカラーとして作
用して、画像色素の望ましくない二次濃度を補償するこ
とができる。2当量のカプラーは、また、既知のホワイ
トカプラーを包含するが、ホワイトカプラーはカラー現
像剤の酸化生成物との反応のとき色素を生成せず、それ
ゆえ、色素の画像の構成に向かってのみ間接的に寄与す
る。2当量のカプラーは、また、既知のDIR化合物を
含有し、このDIR化合物は、カップリング位置におい
て、カラー現像剤の酸化生成物との反応のとき拡散する
現像抑制剤として放出される放出性残基を含有する。ま
た、他の写真的に有用な化合物、例えば、現像促進剤と
して作用しうる核化剤もしくはカブリ剤、または硬膜剤
または漂白触媒は、このような2当量のカプラーから放
出され、こうして活性化された、必要に応じて拡散性の
形態であることができる。カラーカプラーとして、カプ
ラーは現像中において、それらの化学的構造にしたがっ
て、種々の色調のイエロー色素、マゼタン色素またはシ
アン色素を形成することができる。問題の構造は十分に
当業者にとって知られているので、それらについてここ
で詳述する必要はないであろう。
びまた2当量のカプラーの残基であり、後者の場合にお
いて、より少量のハロゲン化銀が色素の生成のとき要求
される。2当量のカプラーは4当量のカプラーから誘導
されることが知られており、ここで4当量のカプラー
は、結合位置において、カップリング反応の間に切離さ
れる置換基を含有する。2当量のカプラーは、実質的に
無色のもの、およびまた、鮮明な自然の色を有するもの
を包含し、この鮮明な色はカラーカップリング反応の間
に消失するか、あるいは生成される画像色素の色により
置換される。後者のプラーはマスキングカラーとして作
用して、画像色素の望ましくない二次濃度を補償するこ
とができる。2当量のカプラーは、また、既知のホワイ
トカプラーを包含するが、ホワイトカプラーはカラー現
像剤の酸化生成物との反応のとき色素を生成せず、それ
ゆえ、色素の画像の構成に向かってのみ間接的に寄与す
る。2当量のカプラーは、また、既知のDIR化合物を
含有し、このDIR化合物は、カップリング位置におい
て、カラー現像剤の酸化生成物との反応のとき拡散する
現像抑制剤として放出される放出性残基を含有する。ま
た、他の写真的に有用な化合物、例えば、現像促進剤と
して作用しうる核化剤もしくはカブリ剤、または硬膜剤
または漂白触媒は、このような2当量のカプラーから放
出され、こうして活性化された、必要に応じて拡散性の
形態であることができる。カラーカプラーとして、カプ
ラーは現像中において、それらの化学的構造にしたがっ
て、種々の色調のイエロー色素、マゼタン色素またはシ
アン色素を形成することができる。問題の構造は十分に
当業者にとって知られているので、それらについてここ
で詳述する必要はないであろう。
色素放出剤の残基は、すべて発色団と区別され、かつ強
さがレドックス依存性でありかつ発色団を固定基(an
choring group)へ結合する結合により区
別される。前記固定基は、本発明に従い、拡散抵抗性に
寄与するポリマー構造体へ固定されている。したがっ
て、この型の化合物は、次式に相当する基を含有する: −REDOX−DYE 式中、 REDOX はレドックス活性基を表わし、この基はア
ルカリ性現像条件下に酸化または還元されることがで
き、そして排除反応、親核置換反応、加水分解または他
の切離し反応を行ない、その反応の程度はそれが酸化さ
れた形態であるいは還元された形態で存在するかに依存
して変化し、その結果DRE残基は切離され、そして DYE は拡散性色素の残基を表わす。
さがレドックス依存性でありかつ発色団を固定基(an
choring group)へ結合する結合により区
別される。前記固定基は、本発明に従い、拡散抵抗性に
寄与するポリマー構造体へ固定されている。したがっ
て、この型の化合物は、次式に相当する基を含有する: −REDOX−DYE 式中、 REDOX はレドックス活性基を表わし、この基はア
ルカリ性現像条件下に酸化または還元されることがで
き、そして排除反応、親核置換反応、加水分解または他
の切離し反応を行ない、その反応の程度はそれが酸化さ
れた形態であるいは還元された形態で存在するかに依存
して変化し、その結果DRE残基は切離され、そして DYE は拡散性色素の残基を表わす。
レドックス活性基およびレドックス活性基を含有する色
素放出剤は、種々の形態で知られている。これらは概説
的な論文、クリスチアン(Christian)C.バ
ン・デ・サンデ(Van de Sande),アンゲ
バンテ・ヘミー・インターナショナル・エディション・
イン・イングリッシ(Angew.Chem.Int.
Ed.Engl.)22 ,(1983),191−2
09ページに詳述されている。色素放出剤の代わりに、
Qにより表わされる写真レドックス化合物の基は、任意
の画像方法の放出後、画像の構成に間接的に寄与するこ
とのできる他の放出性残基を含有することができること
はもちろんである。このような化合物の例は、現像抑制
剤、現像促進剤、または現像剤酸化生成物が消費される
反応において現像剤酸化生成物と使用できる化合物であ
る。
素放出剤は、種々の形態で知られている。これらは概説
的な論文、クリスチアン(Christian)C.バ
ン・デ・サンデ(Van de Sande),アンゲ
バンテ・ヘミー・インターナショナル・エディション・
イン・イングリッシ(Angew.Chem.Int.
Ed.Engl.)22 ,(1983),191−2
09ページに詳述されている。色素放出剤の代わりに、
Qにより表わされる写真レドックス化合物の基は、任意
の画像方法の放出後、画像の構成に間接的に寄与するこ
とのできる他の放出性残基を含有することができること
はもちろんである。このような化合物の例は、現像抑制
剤、現像促進剤、または現像剤酸化生成物が消費される
反応において現像剤酸化生成物と使用できる化合物であ
る。
本発明によるポリ付加物およびポリ縮合物の好ましい例
は、次式 式中、 Q′は、それ自体であるいはXと一緒になって(−L1
−A3−L2を含む)、写真的に有用な化合物の残基を表
わし、 Xは を表わし Yは−O−または を表わし、 A1およびA2はC1−C4アルキレンを表わし、 A3はC1−C8アルキレン、アリーレンまたは化学結合
を表わし、 L1は−CONH−、−NHCO−、−CO−、−SO2
−、−O−または化学結合を表わし、 L2は−CONH−、−NH−、−O−または化学結合
を表わし、 R1はH、C1−C6アルキル、シクロアルキルまたはフ
ェニルを表わし、そして R2はアルキルを表わす、 に相当する反復構造単位を含有する。
は、次式 式中、 Q′は、それ自体であるいはXと一緒になって(−L1
−A3−L2を含む)、写真的に有用な化合物の残基を表
わし、 Xは を表わし Yは−O−または を表わし、 A1およびA2はC1−C4アルキレンを表わし、 A3はC1−C8アルキレン、アリーレンまたは化学結合
を表わし、 L1は−CONH−、−NHCO−、−CO−、−SO2
−、−O−または化学結合を表わし、 L2は−CONH−、−NH−、−O−または化学結合
を表わし、 R1はH、C1−C6アルキル、シクロアルキルまたはフ
ェニルを表わし、そして R2はアルキルを表わす、 に相当する反復構造単位を含有する。
式IにおいてQ′で表わされる写真的に有用な化合物の
残基は、基本的には、Qにより表わされかつ式Iにおい
て定義される写真的に有用な化合物の残基と同一の型で
ある。唯一の相違は、式IIにおいて、写真的に有用な化
合物がポリマー構造体に分子の同一部分を通るその結合
により両者共結合されているが、式Iにおいてその結合
は開いている。
残基は、基本的には、Qにより表わされかつ式Iにおい
て定義される写真的に有用な化合物の残基と同一の型で
ある。唯一の相違は、式IIにおいて、写真的に有用な化
合物がポリマー構造体に分子の同一部分を通るその結合
により両者共結合されているが、式Iにおいてその結合
は開いている。
式Iの相当する反復構造単位のための適当な出発物質
は、次の一般式に相当する化合物である: H−Y−Q(−Y−H)n−1 III 式中、Y、Qおよびnはすでに定義した通りである、 これらの化合物の例を、次に記載する: 式IIIに相当する化合物は、既知の方法により合成され
る。一例として、モノマーのジヒドロキシ化合物M−1
2の製造を下に記載する: 工程1:2,2−ビス−アセトキシメチルプロピオン酸 268g(2モル)の2,2−ビス−ヒドロキシメチル
プロピオン酸を、800mlの氷酢酸および416ml
(4.4モル)の酢酸無水物中で10時間還流させる。
この反応溶液から溶媒を真空除去する。油状残留物を1
500mlの石油エーテルとともに攪拌し、カルボン酸エ
ステルを晶出させる。それを吸引濾過し、そして石油エ
ーテルで洗浄する。吸量420g(理論値の96%);
融点85℃。
は、次の一般式に相当する化合物である: H−Y−Q(−Y−H)n−1 III 式中、Y、Qおよびnはすでに定義した通りである、 これらの化合物の例を、次に記載する: 式IIIに相当する化合物は、既知の方法により合成され
る。一例として、モノマーのジヒドロキシ化合物M−1
2の製造を下に記載する: 工程1:2,2−ビス−アセトキシメチルプロピオン酸 268g(2モル)の2,2−ビス−ヒドロキシメチル
プロピオン酸を、800mlの氷酢酸および416ml
(4.4モル)の酢酸無水物中で10時間還流させる。
この反応溶液から溶媒を真空除去する。油状残留物を1
500mlの石油エーテルとともに攪拌し、カルボン酸エ
ステルを晶出させる。それを吸引濾過し、そして石油エ
ーテルで洗浄する。吸量420g(理論値の96%);
融点85℃。
工程2:2,2−ビス−アセトキシメチルプロピオン酸
クロライド 182ml(2.5モル)の塩化チオンニルを工程1の2
18g(1モル)の2,2−ビス−ヒドロキシメチルプ
ロピオン酸(工程1)の上に注ぎ、次いでほぼ100℃
のバッチ温度において8時間還流させる。過剰の塩化チ
オニルを水流ポンプの減圧下に蒸留すると、淡黄色の油
状生成物が得られる。吸量236g(理論値の100
%)。
クロライド 182ml(2.5モル)の塩化チオンニルを工程1の2
18g(1モル)の2,2−ビス−ヒドロキシメチルプ
ロピオン酸(工程1)の上に注ぎ、次いでほぼ100℃
のバッチ温度において8時間還流させる。過剰の塩化チ
オニルを水流ポンプの減圧下に蒸留すると、淡黄色の油
状生成物が得られる。吸量236g(理論値の100
%)。
工程3:化合物M−12 111.4g(0.4モル)の1−(2,4,6−トリ
クロロフェニル)−3−アミノ−5−ピラゾロンを50
0mlのアセトニトリルに懸濁させ、次いで77.2ml
(0.8モル)のピリジンを添加する。次いで、189
g(0.8モル)の2,2−ビス−アセトキシメチルプ
ロピオン酸クロライドを室温において20かけて滴下す
る。アミノピラゾロンは溶液中に入る。
クロロフェニル)−3−アミノ−5−ピラゾロンを50
0mlのアセトニトリルに懸濁させ、次いで77.2ml
(0.8モル)のピリジンを添加する。次いで、189
g(0.8モル)の2,2−ビス−アセトキシメチルプ
ロピオン酸クロライドを室温において20かけて滴下す
る。アミノピラゾロンは溶液中に入る。
次いで、反応溶液を攪拌しながら、2.51の氷/水と
500mlの濃塩酸との混合物中に添加する。水相を油か
らデカンテーションにより除去し、次いで油を水ととも
に2回攪拌し、そしてデカンテーションする。
500mlの濃塩酸との混合物中に添加する。水相を油か
らデカンテーションにより除去し、次いで油を水ととも
に2回攪拌し、そしてデカンテーションする。
粗製のなお湿潤した油を1000mlのアルコールL中に
溶解し、まず5NのNaOH(2モル)で中和する。次
いで、400mlの5NのNaOH(2モル)を溶液に室
温において添加する。30分後、この溶液を活性炭で処
理し、濾過し、そして酢酸で酸性にする。次いで、この
溶液を5lの水中に攪拌しながら入れ、結晶質生成物を
吸引濾過し、そして水およびエタノールで洗浄する。
溶解し、まず5NのNaOH(2モル)で中和する。次
いで、400mlの5NのNaOH(2モル)を溶液に室
温において添加する。30分後、この溶液を活性炭で処
理し、濾過し、そして酢酸で酸性にする。次いで、この
溶液を5lの水中に攪拌しながら入れ、結晶質生成物を
吸引濾過し、そして水およびエタノールで洗浄する。
227−229℃で溶融する淡黄色の結晶が、86g
(論理値の54%)の収量で得られる。
(論理値の54%)の収量で得られる。
本発明による高分子量のポリ付加物およびポリ縮合物に
おいて、式IまたはIIに相当する個々の構造的要素は、
次式IVに相当する反復構造単位により互いに結合してい
る: −CO−NH−Z−(NH−CO−)p 式中、Zは(p+1)価の有機結合構成員であり、そし
てpは≧1の数である。したがって、本発明によるポリ
付加物およびポリ縮合物はポリ尿素またはポリウレタン
化合物であり、これらは、さらに、基Z中にポリエーテ
ルおよび/またはポリエステル構造を有することがで
き、そして必要に応じて他のウレイド基および/または
ウレタン基およびまた親水性残基を含有することができ
る。
おいて、式IまたはIIに相当する個々の構造的要素は、
次式IVに相当する反復構造単位により互いに結合してい
る: −CO−NH−Z−(NH−CO−)p 式中、Zは(p+1)価の有機結合構成員であり、そし
てpは≧1の数である。したがって、本発明によるポリ
付加物およびポリ縮合物はポリ尿素またはポリウレタン
化合物であり、これらは、さらに、基Z中にポリエーテ
ルおよび/またはポリエステル構造を有することがで
き、そして必要に応じて他のウレイド基および/または
ウレタン基およびまた親水性残基を含有することができ
る。
式IVに相当する構造単位に適当な出発物質は、少なくと
も2つのイソシアネートを含有する化合物、例えば、ポ
リイソシアネートおよびそれらの混合物、多官能性のい
わゆるNCO−プレポリマーおよびそれらの混合物およ
びまたモノマーのポリイソシアネートおよび多官能性N
CO−プレポリマーの混合物(セミプレポリマー)であ
る。モノマーのポリイソシアネートは、主として、NC
O−プレポリマーの製造の出発物質として以後にまた述
べる型のジイソシアネートである。NCO−プレポリマ
ーは、例えば、水中の溶解性または分散性に寄与する1
または2以上の親水性基を含有するものである。しかし
ながら、NCO−プレポリマーの精確な化学的構成は重
要ではない。このことは、とくに、従来ポリウレンタン
の分散液または溶液の製造に使用されてきたNCO−プ
レポリマーは本発明に従う使用に適することを意味す
る。それらは、任意の方法で、例えば、ドイツ国特許
(DE−A)1,495,745号、ドイツ国特許(D
E−A)1,495,847号、ドイツ国特許(DE−
A)2,446,440号、ドイツ国特許(DE−A)
2,340,512号、米国特許第3,479,310
号、英国特許(GB−A)1,158,088号または
英国特許(GB−A)1,076,688号に記載され
ている方法により製造することができる。
も2つのイソシアネートを含有する化合物、例えば、ポ
リイソシアネートおよびそれらの混合物、多官能性のい
わゆるNCO−プレポリマーおよびそれらの混合物およ
びまたモノマーのポリイソシアネートおよび多官能性N
CO−プレポリマーの混合物(セミプレポリマー)であ
る。モノマーのポリイソシアネートは、主として、NC
O−プレポリマーの製造の出発物質として以後にまた述
べる型のジイソシアネートである。NCO−プレポリマ
ーは、例えば、水中の溶解性または分散性に寄与する1
または2以上の親水性基を含有するものである。しかし
ながら、NCO−プレポリマーの精確な化学的構成は重
要ではない。このことは、とくに、従来ポリウレンタン
の分散液または溶液の製造に使用されてきたNCO−プ
レポリマーは本発明に従う使用に適することを意味す
る。それらは、任意の方法で、例えば、ドイツ国特許
(DE−A)1,495,745号、ドイツ国特許(D
E−A)1,495,847号、ドイツ国特許(DE−
A)2,446,440号、ドイツ国特許(DE−A)
2,340,512号、米国特許第3,479,310
号、英国特許(GB−A)1,158,088号または
英国特許(GB−A)1,076,688号に記載され
ている方法により製造することができる。
本発明に従う方法において使用するために好ましい化学
的に組込まれた親水性基を含有するNCO−プレポリマ
ーは、一例として上に引用した文献に記載される方法と
同様にして製造される。したがって、NCO−プレポリ
マーを製造するために出発物質は、次の通りである: 1、有機ポリイソシアネート、好ましくは次式に相当す
るジイソシアネート: Z″(NCO)2 式中、Z″は4〜12個の炭素原子を含有する二価の脂
肪族炭化水素基、6〜15個の炭素原子を含有する環式
脂肪族炭化水素基、6〜15個の炭素原子を含有する芳
香族炭化水素基または7〜15個の炭素原子を含有する
芳香脂肪族炭化水素基である。本発明に従って使用する
ことが好ましい、このようなジイソシアネートの例は、
次の通りである:テトラメチレンジイソシアネート、ヘ
キサメチレンジイソシアネート、1,4−ジイソシアナ
トシクロヘキサン、1−イソシアナト−3,3,5−ト
リメチルイソシアナトメチルシクロヘキサン、イソホロ
ンジイソシアネート、4、4′−ジイソシアナトジシク
ロヘキシルメタン、4,4′−ジイソシアナト−2,2
−ジシクロヘキシルプロパン、2,4−ジイソシアナト
トルエン、4,4′−ジイソシアナトジフェニルメタ
ン、4,4′−ジイソシアナト−2,2−ジフェニルプ
ロパン、p−キシレンジイソシアネートまたはα,α,
α′,α′−テトラメチル−m−または−p−キシレン
ジイソシアネートおよびこれらの化合物の混合物。
的に組込まれた親水性基を含有するNCO−プレポリマ
ーは、一例として上に引用した文献に記載される方法と
同様にして製造される。したがって、NCO−プレポリ
マーを製造するために出発物質は、次の通りである: 1、有機ポリイソシアネート、好ましくは次式に相当す
るジイソシアネート: Z″(NCO)2 式中、Z″は4〜12個の炭素原子を含有する二価の脂
肪族炭化水素基、6〜15個の炭素原子を含有する環式
脂肪族炭化水素基、6〜15個の炭素原子を含有する芳
香族炭化水素基または7〜15個の炭素原子を含有する
芳香脂肪族炭化水素基である。本発明に従って使用する
ことが好ましい、このようなジイソシアネートの例は、
次の通りである:テトラメチレンジイソシアネート、ヘ
キサメチレンジイソシアネート、1,4−ジイソシアナ
トシクロヘキサン、1−イソシアナト−3,3,5−ト
リメチルイソシアナトメチルシクロヘキサン、イソホロ
ンジイソシアネート、4、4′−ジイソシアナトジシク
ロヘキシルメタン、4,4′−ジイソシアナト−2,2
−ジシクロヘキシルプロパン、2,4−ジイソシアナト
トルエン、4,4′−ジイソシアナトジフェニルメタ
ン、4,4′−ジイソシアナト−2,2−ジフェニルプ
ロパン、p−キシレンジイソシアネートまたはα,α,
α′,α′−テトラメチル−m−または−p−キシレン
ジイソシアネートおよびこれらの化合物の混合物。
また、ポリウレタン化学においてそれ自体知られている
高級ポリイソシアネートを使用することが可能であり、
あるいはそれ自体知られている変性されたポリイソシア
ネート、例えば、カーボジイミド基、アロホネート基、
イシアヌレート基、ウレタン基および/またはビウレッ
ト基を含有するポリイソシアネートを使用することさえ
可能である。
高級ポリイソシアネートを使用することが可能であり、
あるいはそれ自体知られている変性されたポリイソシア
ネート、例えば、カーボジイミド基、アロホネート基、
イシアヌレート基、ウレタン基および/またはビウレッ
ト基を含有するポリイソシアネートを使用することさえ
可能である。
2.少なくとも2つのイソシアネート反応性基を含有す
る有機化合物、しかし殊にすべて2つのアミノ基、チオ
ール基、カルボキシル基および/またはヒドロキシル基
を含有しかつ62〜10,000、好ましくは100〜
6000、より好ましくは500〜4000の範囲の分
子量を有する有機化合物。イソシアネートポリ付加反応
に関して3以上の官能性を有する化合物を少量で使用し
てある程度の枝分かれを得ることができる;同一の目的
は、また、3官能性またはそれより高いポリイソシアネ
ートのすでに述べた可能な使用により達成される。
る有機化合物、しかし殊にすべて2つのアミノ基、チオ
ール基、カルボキシル基および/またはヒドロキシル基
を含有しかつ62〜10,000、好ましくは100〜
6000、より好ましくは500〜4000の範囲の分
子量を有する有機化合物。イソシアネートポリ付加反応
に関して3以上の官能性を有する化合物を少量で使用し
てある程度の枝分かれを得ることができる;同一の目的
は、また、3官能性またはそれより高いポリイソシアネ
ートのすでに述べた可能な使用により達成される。
好ましいヒドロキシル化合物は、それら自体ポリウレタ
ン化学において知られているヒドロキシポリエステル、
ヒドロキシポリエーテル、ヒドロキシチオエーテル、ヒ
ドロキシポリアセタール、ヒドロキシポリカーボネート
および/またはヒドロキシエステルアミドである。本発
明に従う使用に適当なヒドロキシル基を含有するポリエ
ステルは、例えば、多価、好ましくは二価のアルコール
および、必要に応じて、さらには三価のアルコールと多
塩基性、好ましくは二塩基性カルボン酸との反応生成物
である。遊離カルボン酸を使用する代わりに、それらの
無水物または低級アルコールとのエステルをポリエステ
ルの製造に使用することも可能である。多塩基性カルボ
ン酸は脂肪族、芳香族および/または複素環族であるこ
とができ、そして、例えば、ハロゲン原子により置換さ
れていてもよくおよび/または不飽和であることができ
る。この種の適当な多塩基性カルボン酸の例は、次の通
りである:コハク酸、アジピン酸、スベリン酸、アゼラ
イン酸、セバシン酸、フタル酸、イソフタル酸、トリメ
チン酸、無水フタル酸、無水テトラヒドロフタル酸、無
水ヘキサヒドロフタル酸、無水テトラクロロフタル酸、
無水エンドメチレンテトラヒドロフタル酸、無水グルア
ル酸、無水マレイン酸、フマル酸、二量体および三量体
の脂肪酸、例えば、オレイン酸(モノマーの脂肪酸との
混合物であってもよい)、テレフタル酸ジメチルエステ
ル、テレフタル酸−ビス−グリコールエステル。適当な
多価アルコールの例は、次の通りである:エチレングリ
コール、1,2−および1,3−プロピレングリコー
ル、1,4−および2,3−ブチレングリコール、1,
6−ヘキサンジオール、1,8−オクタンジオール、ネ
オペンチルグリコール、1,4−ビス−ヒドロキシメチ
ッルシクロヘキサン、2−メチル−1,3−プロパンジ
オール、グリセリン、トリメチロールプロパン、1,
2,6−ヘキサンジオール、1,2,4−ブタンジオー
ル、トリメチロールエーテル、ペンタエリスリトール、
キニノール、マンニトールおよびソルビトール、メチル
グリセリド、またジエチレングリコール、トリエチレン
グリコール、テトラエチレングリコール、ポリエチレン
グリコール、ジプロピレングリコール、ポリプロピレン
グリコール、ジブチレングリコールおよびポリブチレン
グリコール。ポリエステルは末端カルボキシル基を含有
することができる。ラクトンのポリエステル、例えば、
ε−カプロラクトン、またはヒドロキシカルボン酸、例
えば、ω−ヒドロキシカプロン酸を使用することもでき
る。
ン化学において知られているヒドロキシポリエステル、
ヒドロキシポリエーテル、ヒドロキシチオエーテル、ヒ
ドロキシポリアセタール、ヒドロキシポリカーボネート
および/またはヒドロキシエステルアミドである。本発
明に従う使用に適当なヒドロキシル基を含有するポリエ
ステルは、例えば、多価、好ましくは二価のアルコール
および、必要に応じて、さらには三価のアルコールと多
塩基性、好ましくは二塩基性カルボン酸との反応生成物
である。遊離カルボン酸を使用する代わりに、それらの
無水物または低級アルコールとのエステルをポリエステ
ルの製造に使用することも可能である。多塩基性カルボ
ン酸は脂肪族、芳香族および/または複素環族であるこ
とができ、そして、例えば、ハロゲン原子により置換さ
れていてもよくおよび/または不飽和であることができ
る。この種の適当な多塩基性カルボン酸の例は、次の通
りである:コハク酸、アジピン酸、スベリン酸、アゼラ
イン酸、セバシン酸、フタル酸、イソフタル酸、トリメ
チン酸、無水フタル酸、無水テトラヒドロフタル酸、無
水ヘキサヒドロフタル酸、無水テトラクロロフタル酸、
無水エンドメチレンテトラヒドロフタル酸、無水グルア
ル酸、無水マレイン酸、フマル酸、二量体および三量体
の脂肪酸、例えば、オレイン酸(モノマーの脂肪酸との
混合物であってもよい)、テレフタル酸ジメチルエステ
ル、テレフタル酸−ビス−グリコールエステル。適当な
多価アルコールの例は、次の通りである:エチレングリ
コール、1,2−および1,3−プロピレングリコー
ル、1,4−および2,3−ブチレングリコール、1,
6−ヘキサンジオール、1,8−オクタンジオール、ネ
オペンチルグリコール、1,4−ビス−ヒドロキシメチ
ッルシクロヘキサン、2−メチル−1,3−プロパンジ
オール、グリセリン、トリメチロールプロパン、1,
2,6−ヘキサンジオール、1,2,4−ブタンジオー
ル、トリメチロールエーテル、ペンタエリスリトール、
キニノール、マンニトールおよびソルビトール、メチル
グリセリド、またジエチレングリコール、トリエチレン
グリコール、テトラエチレングリコール、ポリエチレン
グリコール、ジプロピレングリコール、ポリプロピレン
グリコール、ジブチレングリコールおよびポリブチレン
グリコール。ポリエステルは末端カルボキシル基を含有
することができる。ラクトンのポリエステル、例えば、
ε−カプロラクトン、またはヒドロキシカルボン酸、例
えば、ω−ヒドロキシカプロン酸を使用することもでき
る。
本発明に従って使用することもできる。好ましくは2つ
のヒドロキシル基を含有するポリエーテルは、それ自体
既知であり、そして、例えば、エポキシド、例えば、エ
チレンオキシド、プロピレンオキシド、ブチレンオキシ
ド、テトラヒドロフラン、スチレンオキシドまたはエピ
クロロヒドオリンをそれら自体で、例えば、PE3の存
在下に、重合することによって、あるいはこれらのエポ
キシドを、必要に応じて、混合して、あるいは順次に、
反応性水素原子を含有する出発化合物、例えば、アルコ
ールおよびアミン、例えば、水、エチレングリコール、
1,3−または1,2−プロピレングリコール、4,
4′−ジヒドロキシフェニルプロパン、アニリン上に付
加させることによって得られる。
のヒドロキシル基を含有するポリエーテルは、それ自体
既知であり、そして、例えば、エポキシド、例えば、エ
チレンオキシド、プロピレンオキシド、ブチレンオキシ
ド、テトラヒドロフラン、スチレンオキシドまたはエピ
クロロヒドオリンをそれら自体で、例えば、PE3の存
在下に、重合することによって、あるいはこれらのエポ
キシドを、必要に応じて、混合して、あるいは順次に、
反応性水素原子を含有する出発化合物、例えば、アルコ
ールおよびアミン、例えば、水、エチレングリコール、
1,3−または1,2−プロピレングリコール、4,
4′−ジヒドロキシフェニルプロパン、アニリン上に付
加させることによって得られる。
ビニルポリマーにより変性されたポリエーテル、例え
ば、ポリエーテルの存在下にスチレン/アクリロニトリ
ルを重合することによって生成される型のピリエーテル
(米国特許(US−A)3,304,273号、米国特
許(US−A)3,523,093号、米国特許(US
−A)3,110,695号、ドイツ国特許(DE−
C)1,152,536号)は、また、適当である。必
要に応じて使用することができる高級ポリエーテルは、
同様にして、既知の方法で、高級出発分子、例えば、ア
ンモニア、エタノールアミン、エチレンジアミンまたは
スクロースをアルコキシル化することによって生成され
る。
ば、ポリエーテルの存在下にスチレン/アクリロニトリ
ルを重合することによって生成される型のピリエーテル
(米国特許(US−A)3,304,273号、米国特
許(US−A)3,523,093号、米国特許(US
−A)3,110,695号、ドイツ国特許(DE−
C)1,152,536号)は、また、適当である。必
要に応じて使用することができる高級ポリエーテルは、
同様にして、既知の方法で、高級出発分子、例えば、ア
ンモニア、エタノールアミン、エチレンジアミンまたは
スクロースをアルコキシル化することによって生成され
る。
適当なヒドロキシポリチオエーテルは、とくに、チオジ
グリコールをそれ自体でおよび/または他のグリコー
ル、ジカルボン酸、ホルムアミド、アミノカルボン酸ま
たはアミノアルコールと縮合させることのより得られる
生成物である。一緒に使用する成分に依存して、生成物
はポリチオ混合エーテル、ポリチオエーテルエステル、
ポリチオエステルアミドである。
グリコールをそれ自体でおよび/または他のグリコー
ル、ジカルボン酸、ホルムアミド、アミノカルボン酸ま
たはアミノアルコールと縮合させることのより得られる
生成物である。一緒に使用する成分に依存して、生成物
はポリチオ混合エーテル、ポリチオエーテルエステル、
ポリチオエステルアミドである。
適当なヒドロキシアセタールは、例えば、グリコール、
例えば、ジエチレングリコール、トリエチレングリコー
ル、4,4′−ジエトキシジフェニルメチルメタン、ヘ
キサジオールおよびホルムアルデヒドから得ることがで
きる化合物である。適当なポリアセタールは、まあ、環
式アセタールの重合により製造することができる。
例えば、ジエチレングリコール、トリエチレングリコー
ル、4,4′−ジエトキシジフェニルメチルメタン、ヘ
キサジオールおよびホルムアルデヒドから得ることがで
きる化合物である。適当なポリアセタールは、まあ、環
式アセタールの重合により製造することができる。
本発明に従う使用に適するヒドロキシル基含有ポリカー
ボネートは、それ自体既知であり、そして、例えば、ジ
オール、例えば、1,3−プロパンジオール、1,4−
ブタンジオールおよび/または1,6−ヘキサンジオー
ル、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、
テトラエチレングリコールを、ジアリールカーボネー
ト、例えば、ジフェニルカーボネートまたはホスゲンと
反応させることによって得ることができる。
ボネートは、それ自体既知であり、そして、例えば、ジ
オール、例えば、1,3−プロパンジオール、1,4−
ブタンジオールおよび/または1,6−ヘキサンジオー
ル、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、
テトラエチレングリコールを、ジアリールカーボネー
ト、例えば、ジフェニルカーボネートまたはホスゲンと
反応させることによって得ることができる。
ヒドロキシル基を含有するポリエステルアミドおよびポ
リアミドは、例えば、多塩基性、飽和および不飽和のカ
ルボン酸またはそれらの無水物および多価の飽和および
不飽和のアミノアルコール、ジアミン、ポリアミンおよ
びそれらの混合物から得られる主として線状の縮合物で
ある。すでにウレタン基または尿素基を含有するポリヒ
ドロキシ化合物を使用することもできる。
リアミドは、例えば、多塩基性、飽和および不飽和のカ
ルボン酸またはそれらの無水物および多価の飽和および
不飽和のアミノアルコール、ジアミン、ポリアミンおよ
びそれらの混合物から得られる主として線状の縮合物で
ある。すでにウレタン基または尿素基を含有するポリヒ
ドロキシ化合物を使用することもできる。
低分子量のポリオールを使用することもできる。適当な
低分子量のポリオールは、例えば、エタンジオール、
1,2−および1,3−プロパンジオール、1,4−お
よび1,3−ブタンジオール、ペンタジオール、ヘキサ
ンジオール、トリメチロールプロパン、ヘキサントリオ
ール、グリセリンおよびペンタエリスリトールである。
低分子量のポリオールは、例えば、エタンジオール、
1,2−および1,3−プロパンジオール、1,4−お
よび1,3−ブタンジオール、ペンタジオール、ヘキサ
ンジオール、トリメチロールプロパン、ヘキサントリオ
ール、グリセリンおよびペンタエリスリトールである。
前述のポリイソシアネートおよびポリヒドロキシ化合物
の代表例は、例えば、次の文献に記載されている:ハイ
−ポリマーズ(High−Polymers),Vo
l.XVI,「ポリウレタン類、化学および技術(Pol
yurethanes,Chemistry and
Technology)」,サウンダーズ−フィリッシ
ー(Saunders−Frisch)著,インターサ
イエス・パブリッシャーズ、ニューヨーク/ロンドン,
Vol.I,1962,32−42および44−54ペ
ージおよびVol.II,1964,5−6および198
−199ページ、およびまたクンストシュトッフ−ハン
ドブーフ(Kunststoff−Handbuc
h),ヴィーウェグ−ホヒトレン(Vieweg−Ho
chtren),カール−ハンセン−フェルラーグ(C
arl−Hanser−Verlag),ミュンヘン,
1966,例えば、45−71ページ。
の代表例は、例えば、次の文献に記載されている:ハイ
−ポリマーズ(High−Polymers),Vo
l.XVI,「ポリウレタン類、化学および技術(Pol
yurethanes,Chemistry and
Technology)」,サウンダーズ−フィリッシ
ー(Saunders−Frisch)著,インターサ
イエス・パブリッシャーズ、ニューヨーク/ロンドン,
Vol.I,1962,32−42および44−54ペ
ージおよびVol.II,1964,5−6および198
−199ページ、およびまたクンストシュトッフ−ハン
ドブーフ(Kunststoff−Handbuc
h),ヴィーウェグ−ホヒトレン(Vieweg−Ho
chtren),カール−ハンセン−フェルラーグ(C
arl−Hanser−Verlag),ミュンヘン,
1966,例えば、45−71ページ。
3、化学的に固定された親水性基を含有しかつイソシア
ネート付加反応に関して好ましくは1および、より特定
的には、2の官能価を有する合成成分、一例として、ポ
リウレタンの水性分散液または溶液の製造に関して前述
した種類の成分、すなわち、イオン性基もしくは潜在的
イオン性基を含有するジイソシアネート、ジアミンまた
はジヒドロキシ化合物、およびポリエチレンオキシド単
位を含有するジイソシアネートまたはグリコール。好ま
しイ親水的に変性された合成成分は、とくに、次のもの
を包含する;ドイツ国特許(DE−A)2,446,4
45号に従うスルホネート基を含有する脂肪族ジオー
ル、ドイツ国特許(DE−A)2,651,506号に
従うカチオン性またはさらにはアニオン性の混入可能な
内部乳化剤、およびまたはここに記載した1官能性の乳
化可能なポリエーテル。それ自体既知の方法によるNC
O−プレポリマーの製造において、反応成分は、一般
に、イソシアネート基対NCO−反応性水素原子好まし
くはヒドロキシルからの水素原子の比に相当する定量的
比、1.05〜10:1、好ましくは1.1〜3:1で
使用される。
ネート付加反応に関して好ましくは1および、より特定
的には、2の官能価を有する合成成分、一例として、ポ
リウレタンの水性分散液または溶液の製造に関して前述
した種類の成分、すなわち、イオン性基もしくは潜在的
イオン性基を含有するジイソシアネート、ジアミンまた
はジヒドロキシ化合物、およびポリエチレンオキシド単
位を含有するジイソシアネートまたはグリコール。好ま
しイ親水的に変性された合成成分は、とくに、次のもの
を包含する;ドイツ国特許(DE−A)2,446,4
45号に従うスルホネート基を含有する脂肪族ジオー
ル、ドイツ国特許(DE−A)2,651,506号に
従うカチオン性またはさらにはアニオン性の混入可能な
内部乳化剤、およびまたはここに記載した1官能性の乳
化可能なポリエーテル。それ自体既知の方法によるNC
O−プレポリマーの製造において、反応成分は、一般
に、イソシアネート基対NCO−反応性水素原子好まし
くはヒドロキシルからの水素原子の比に相当する定量的
比、1.05〜10:1、好ましくは1.1〜3:1で
使用される。
個々の反応成分は、任意の順序で添加することができ
る。こうして、ヒドロキシル化合物を混合し、引続いて
ポリイソシアネート添加するか、あるいは、ヒドロキシ
ル化合物の混合物または個々のヒドロキシル化合物を徐
々にポリイソシアネート成分中に導入することができ
る。
る。こうして、ヒドロキシル化合物を混合し、引続いて
ポリイソシアネート添加するか、あるいは、ヒドロキシ
ル化合物の混合物または個々のヒドロキシル化合物を徐
々にポリイソシアネート成分中に導入することができ
る。
NCO−プレポリマーの製造は、好ましくは、溶融物中
で30〜190℃、好ましくは50〜120℃において
実施する。プレポリマーは、もちろん、有機溶媒の存在
下に製造することもできるが、このような溶媒は使用す
べきではない。適当な溶媒は、例えば、固形分に基づい
て30重量%の量で使用して、とくに高い温度で溶融す
るプレポリマーの粘度を減少させるために使用すること
ができ、例えば、アセトン、メチルエチルケトン、酢酸
エチル、ジメチルホルムアミド、シクロヘキサン、ジオ
キサン、グリコールジメチルエーテル、グリコールエー
テルアセテートであろう。
で30〜190℃、好ましくは50〜120℃において
実施する。プレポリマーは、もちろん、有機溶媒の存在
下に製造することもできるが、このような溶媒は使用す
べきではない。適当な溶媒は、例えば、固形分に基づい
て30重量%の量で使用して、とくに高い温度で溶融す
るプレポリマーの粘度を減少させるために使用すること
ができ、例えば、アセトン、メチルエチルケトン、酢酸
エチル、ジメチルホルムアミド、シクロヘキサン、ジオ
キサン、グリコールジメチルエーテル、グリコールエー
テルアセテートであろう。
最良には、NCO−プレポリマーの製造において使用す
る出発物質の種類および量の比は、NCO−プレポリマ
ーが次の要件を満足するように選択することが好まし
い: a)1.8〜2.2、好ましくは2程度の平均のNCO
官能性を有する、 b)10gの固形分につき0〜100、好ましくは0.
1〜100、より好ましくは0.5〜50ミリ当量のカ
チオン性またはアニオン性の組込まれた基を含有する、 c)プレポリマーの合計重量に基づいて、0〜30重量
%、好ましくは0.5〜30重量%のエチレンオキシド
単位をポリエーテルセグメント中に存在させておよび横
に、末端におよび/または主鎖内に組込んで含有する、
および d)500〜10,000、好ましくは800〜400
0の平均分子量を有する。
る出発物質の種類および量の比は、NCO−プレポリマ
ーが次の要件を満足するように選択することが好まし
い: a)1.8〜2.2、好ましくは2程度の平均のNCO
官能性を有する、 b)10gの固形分につき0〜100、好ましくは0.
1〜100、より好ましくは0.5〜50ミリ当量のカ
チオン性またはアニオン性の組込まれた基を含有する、 c)プレポリマーの合計重量に基づいて、0〜30重量
%、好ましくは0.5〜30重量%のエチレンオキシド
単位をポリエーテルセグメント中に存在させておよび横
に、末端におよび/または主鎖内に組込んで含有する、
および d)500〜10,000、好ましくは800〜400
0の平均分子量を有する。
すでに述べたように、好ましいNCO−プレポリマー
は、b)に述べた型のイオン性基、すなわち、とくに −COO 、−SO3 または またはc)に述べた型の非イオン性基または前述の型の
イオン性基およびまた非イオン性基を含有する。しかし
ながら、3において述べた親水性合成成分、すなわち、
上のb)およびc)に述べた基の含量がゼロである成
分、のいずれをも使用しないで、NCO−プレポリマー
を本発明に従う方法において使用することもできる。
は、b)に述べた型のイオン性基、すなわち、とくに −COO 、−SO3 または またはc)に述べた型の非イオン性基または前述の型の
イオン性基およびまた非イオン性基を含有する。しかし
ながら、3において述べた親水性合成成分、すなわち、
上のb)およびc)に述べた基の含量がゼロである成
分、のいずれをも使用しないで、NCO−プレポリマー
を本発明に従う方法において使用することもできる。
本発明に従うポリ付加物およびポリ縮合物を製造するた
めに、式IIIに相当するジヒドロキシまたはジアミノ化
合物および、必要に応じて、少なくとも2つのイソシア
ネート反応性基を含有する他の有機化合物を有機ポリイ
ソシアネートと反応させる。この反応は次のように実施
することができる。すなわち、まず、ポリイソシアネー
トを第1反応性化合物と反応させることにより二官能性
または多官能性のNCO−プレポリマーを調製し、次い
で第2反応性化合物および、必要に応じて、他の反応性
化合物と反応させる。次IIIに相当する写真的に有用な
化合物を、第1、第2またはそれ以上の反応性化合物と
して使用することができる。しかしながら、また、ポリ
イソシアネートを、なかでも、式IIIに相当する低分子
量の写真的に有用な化合物を含有する反応性化合物の混
合物と反応させることが可能である。反応条件は、当業
者には知られており、そしてポリウレタンおよびポリ尿
素が通常生成する条件である。ポリ付加物およびポリ縮
合物が分散液またはラテックスの形態で直接蓄積する型
の方法を使用することが好ましい。
めに、式IIIに相当するジヒドロキシまたはジアミノ化
合物および、必要に応じて、少なくとも2つのイソシア
ネート反応性基を含有する他の有機化合物を有機ポリイ
ソシアネートと反応させる。この反応は次のように実施
することができる。すなわち、まず、ポリイソシアネー
トを第1反応性化合物と反応させることにより二官能性
または多官能性のNCO−プレポリマーを調製し、次い
で第2反応性化合物および、必要に応じて、他の反応性
化合物と反応させる。次IIIに相当する写真的に有用な
化合物を、第1、第2またはそれ以上の反応性化合物と
して使用することができる。しかしながら、また、ポリ
イソシアネートを、なかでも、式IIIに相当する低分子
量の写真的に有用な化合物を含有する反応性化合物の混
合物と反応させることが可能である。反応条件は、当業
者には知られており、そしてポリウレタンおよびポリ尿
素が通常生成する条件である。ポリ付加物およびポリ縮
合物が分散液またはラテックスの形態で直接蓄積する型
の方法を使用することが好ましい。
次いで、反応混合物を水と混合して水溶液または水性分
散液を調製する。この目的に、溶液または分散液が高い
固形分を有するように、ほんのわずかの水使用すること
が最良である。30〜60重量%の固形分を有する溶液
または分散液は容易に調製することができる。溶液によ
るそれ以上の希釈は容易に可能である。水は好ましくは
一度にあるいは徐々に必要に応じて添加する。しかしな
がら、反応混合物はそれを水相に導入することによって
水と混合することもできる。使用する水は、例えば、0
〜90℃、好ましくは14〜60℃である。
散液を調製する。この目的に、溶液または分散液が高い
固形分を有するように、ほんのわずかの水使用すること
が最良である。30〜60重量%の固形分を有する溶液
または分散液は容易に調製することができる。溶液によ
るそれ以上の希釈は容易に可能である。水は好ましくは
一度にあるいは徐々に必要に応じて添加する。しかしな
がら、反応混合物はそれを水相に導入することによって
水と混合することもできる。使用する水は、例えば、0
〜90℃、好ましくは14〜60℃である。
形成する分散液は非常に微細であり、それらの構成成分
の粒子は好ましくは0〜200nmの範囲である。しか
しながら、粒子はもちろんこれより大きくあることがで
きる。
の粒子は好ましくは0〜200nmの範囲である。しか
しながら、粒子はもちろんこれより大きくあることがで
きる。
水中のポリウレタンまたはポリ尿素の溶液または分散液
のどちらがが本発明に従い得られるかどうかは、溶解ま
たは分散した粒子の分子量および親水性に依存し、そし
て粒子の分子量および親水性は、ことにNCO−プレポ
リマーがポリウレタン化学の既知の方法により製造され
るとき、出発物質の種類および量の比を適当に選択する
ことにより調節することができる。例えば、2よりわず
かに低い平均のNCO官能価を有するNCO−プレポリ
マーを使用すると、過度に高い分子量に到達する前に、
ポリ付加反応は停止する。
のどちらがが本発明に従い得られるかどうかは、溶解ま
たは分散した粒子の分子量および親水性に依存し、そし
て粒子の分子量および親水性は、ことにNCO−プレポ
リマーがポリウレタン化学の既知の方法により製造され
るとき、出発物質の種類および量の比を適当に選択する
ことにより調節することができる。例えば、2よりわず
かに低い平均のNCO官能価を有するNCO−プレポリ
マーを使用すると、過度に高い分子量に到達する前に、
ポリ付加反応は停止する。
単一の低分子量の式IIIに相当する写真的に有用な化合
物を用いて製造する代わりに、本発明に従うポリ付加物
およびポリ縮合物は式IIIに相当する複数のそれらの写
真的に有用な化合物を使用して製造することもでき、こ
の場合において、式IIIに相当するこれらの種々の出発
物質はQに意味において異ることができる。このように
して、いかなる化学的量論理的制限に従わないで、単一
のポリマーにおいて異なる写真機能(Q)を組み合わせ
ることができる。例えば、このようにして、カラーカッ
プリング反応の間に混合された色を生成するために、カ
ラーカップリング反応の間に異なる色素を与えるよう
に、ポリマー中でカプラー単位を組み合わせることがで
きる。さらに、カラーカプラー単位のほかに、異る機能
の他の構造単位、例えば、ホワイトカプラーまたはDI
R−カプラーの単位をポリマー中に組込むことが可能で
ある。
物を用いて製造する代わりに、本発明に従うポリ付加物
およびポリ縮合物は式IIIに相当する複数のそれらの写
真的に有用な化合物を使用して製造することもでき、こ
の場合において、式IIIに相当するこれらの種々の出発
物質はQに意味において異ることができる。このように
して、いかなる化学的量論理的制限に従わないで、単一
のポリマーにおいて異なる写真機能(Q)を組み合わせ
ることができる。例えば、このようにして、カラーカッ
プリング反応の間に混合された色を生成するために、カ
ラーカップリング反応の間に異なる色素を与えるよう
に、ポリマー中でカプラー単位を組み合わせることがで
きる。さらに、カラーカプラー単位のほかに、異る機能
の他の構造単位、例えば、ホワイトカプラーまたはDI
R−カプラーの単位をポリマー中に組込むことが可能で
ある。
最後に、例えば、還元性色素放出化合物を含有する構造
単位および電子共与体の残基を含有する構造単位(マス
クされた還元剤)をポリマー中において組み合わせるこ
とも可能である。
単位および電子共与体の残基を含有する構造単位(マス
クされた還元剤)をポリマー中において組み合わせるこ
とも可能である。
小さい粒子サイズおよび高い分散安定性をもつ写真的に
有用な化合物のラテックスは、本発明の従うポリ付加ま
たはポリ縮合により得られる。
有用な化合物のラテックスは、本発明の従うポリ付加ま
たはポリ縮合により得られる。
写真記録材料の製造において、本発明に従うポリ付加物
およびポリ縮合物は既知の方法でハロゲン化銀乳剤層ま
たは他のコロイド層の流延溶液中に、好ましくは製造中
に得られる型の水性分散液の形態で、親水性コロイド溶
液に、必要に応じて湿潤剤または分散剤の存在下に添加
することにより、既知の方法で組込むことが可能であ
る。結合剤に加えて、親水性流延溶液は、もちろん、他
の標準の添加剤を含有することができる。
およびポリ縮合物は既知の方法でハロゲン化銀乳剤層ま
たは他のコロイド層の流延溶液中に、好ましくは製造中
に得られる型の水性分散液の形態で、親水性コロイド溶
液に、必要に応じて湿潤剤または分散剤の存在下に添加
することにより、既知の方法で組込むことが可能であ
る。結合剤に加えて、親水性流延溶液は、もちろん、他
の標準の添加剤を含有することができる。
水性分散液は、ハロゲン化銀乳剤層の流延溶液または他
の水透過性層の中に直接分散させる必要はない。その代
わり、それを最初に親水性コロイドの水性非感光性溶液
中に有利に分散させることさえ可能であり、そして生ず
る混合物を、引続いて、必要に応じて使用した有機溶媒
を除去した後、感光性ハロゲン化銀乳剤層の流延溶液ま
たは他の水透過性層と適用前に混合することができる。
の水透過性層の中に直接分散させる必要はない。その代
わり、それを最初に親水性コロイドの水性非感光性溶液
中に有利に分散させることさえ可能であり、そして生ず
る混合物を、引続いて、必要に応じて使用した有機溶媒
を除去した後、感光性ハロゲン化銀乳剤層の流延溶液ま
たは他の水透過性層と適用前に混合することができる。
適当な感光性ハロゲン化銀乳剤は、ハロゲン化銀、臭化
銀またはそれらの混合物の乳剤であり、それは、必要に
応じて、乳剤通常使用する親水性結合剤の1種類の中
に、少量の、すなわち、10モル%までのヨウ化銀を含
有することができる。写真層に使用することが好ましい
結合剤はゼラチンである。しかしながら、ゼラチンは他
の自然または合成の結合剤で完全にあるいは部分的に置
換することができる。
銀またはそれらの混合物の乳剤であり、それは、必要に
応じて、乳剤通常使用する親水性結合剤の1種類の中
に、少量の、すなわち、10モル%までのヨウ化銀を含
有することができる。写真層に使用することが好ましい
結合剤はゼラチンである。しかしながら、ゼラチンは他
の自然または合成の結合剤で完全にあるいは部分的に置
換することができる。
乳剤は通常の使用において化学的にあるいは分光的に増
感させることができ、そして乳剤層および他の非感光性
層は既知硬膜剤を使用して常法で硬膜することができ
る。
感させることができ、そして乳剤層および他の非感光性
層は既知硬膜剤を使用して常法で硬膜することができ
る。
本発明に従うポリ付加物およびポリ縮合物を含有する層
およびまた写真記録材料の他の層は、通常の方法他の添
加剤、例えば、光安定剤、UV吸収剤、ホリマリン結合
剤、還元剤、カプラーなどを含有することができる。こ
れらの添加剤はポリマーの形態で、あるいは低分子量の
形態で存在することができる。
およびまた写真記録材料の他の層は、通常の方法他の添
加剤、例えば、光安定剤、UV吸収剤、ホリマリン結合
剤、還元剤、カプラーなどを含有することができる。こ
れらの添加剤はポリマーの形態で、あるいは低分子量の
形態で存在することができる。
カラー写真画像を生成するために、本発明に従う写真記
録材料は、一般に、少なくとも3層のハロゲン化銀乳剤
層およびそれと関連するカラーカプラーを含有する;こ
の場合において、対応するカラーカプラーは少なくとも
1層のハロゲン化銀乳剤層と本発明に従うポリ付加物お
よびポリ縮合物の1種の形態で関連している。対応する
化合物は、ハロゲン化銀乳剤層自体中に、あるいは隣接
する非感光性結合剤層中に存在することができる。この
場合において、カラー現像剤を現象に使用する。
録材料は、一般に、少なくとも3層のハロゲン化銀乳剤
層およびそれと関連するカラーカプラーを含有する;こ
の場合において、対応するカラーカプラーは少なくとも
1層のハロゲン化銀乳剤層と本発明に従うポリ付加物お
よびポリ縮合物の1種の形態で関連している。対応する
化合物は、ハロゲン化銀乳剤層自体中に、あるいは隣接
する非感光性結合剤層中に存在することができる。この
場合において、カラー現像剤を現象に使用する。
適当なカラー現像剤は、酸化生成物の形態でカラーカプ
ラー類と反応してアゾメチン色素を生成することができ
る任意の現像剤化合物である。適当なカラー現像剤化合
物は、少なくとも1つのp−フェニレンジアミン型の第
一アミノ基を含有する芳香族化合物、例えば、N,N−
ジアルキル−p−フェニレンジアミン、例えば、N,N
−ジエチル−p−フェニレンジアミン、1−(N−エチ
ル−N−メチルスルホンアミドエチル)−3−メチル−
p−フェニレンジアミン、1−(N−エチル−N−ヒド
ロキシエチル)−3−メチル−p−フェニレンジアミン
および1−(N−エチル−N−メトキシエチル)−3−
メチル−p−フェニレンジアミンである。他のハロゲン
化銀現像剤化合物は、カラー写真画像の生成が発色現像
の基づかないかぎり、使用することもできる。
ラー類と反応してアゾメチン色素を生成することができ
る任意の現像剤化合物である。適当なカラー現像剤化合
物は、少なくとも1つのp−フェニレンジアミン型の第
一アミノ基を含有する芳香族化合物、例えば、N,N−
ジアルキル−p−フェニレンジアミン、例えば、N,N
−ジエチル−p−フェニレンジアミン、1−(N−エチ
ル−N−メチルスルホンアミドエチル)−3−メチル−
p−フェニレンジアミン、1−(N−エチル−N−ヒド
ロキシエチル)−3−メチル−p−フェニレンジアミン
および1−(N−エチル−N−メトキシエチル)−3−
メチル−p−フェニレンジアミンである。他のハロゲン
化銀現像剤化合物は、カラー写真画像の生成が発色現像
の基づかないかぎり、使用することもできる。
実施例1 ポリウレタンイエローカツプラーラテツクスA ヘキサンジオール−ネオペンチルグリコールポリアジペ
ート(MW1700)68g、化合物M−1 131g
及び無水トルエン50mlを約100℃に加熱する。次い
でイソホロンジイソシアネート37g及び1,6−ヘキ
サメチレンジイソシアネート28gの混合物をその温度
で素速く滴下により加える。透明な溶液を105−11
0℃に3時間保持する。アセトン720mlで希釈した
後、NCO滴定は3.3%のNCO含有率(計算値3.7%N
CO)を示す。
ート(MW1700)68g、化合物M−1 131g
及び無水トルエン50mlを約100℃に加熱する。次い
でイソホロンジイソシアネート37g及び1,6−ヘキ
サメチレンジイソシアネート28gの混合物をその温度
で素速く滴下により加える。透明な溶液を105−11
0℃に3時間保持する。アセトン720mlで希釈した
後、NCO滴定は3.3%のNCO含有率(計算値3.7%N
CO)を示す。
β′−アミノエチル−β−アミノエタンスルホル酸のナ
トリウム塩の水性溶液18.4g(50ミリモル)と水25
mlの混合物をこの溶液397gに50℃で加える。約1
0分後、生成物を脱イオン水310mlで分散させそして
溶媒を真空中で除去する。非常に微細に分割されたポリ
ウレタン−尿素変性カツプラーの水性分散液が得られ
る。カツプラーは下記のデータを有している: 粒径:45nm pH:7.2 固形分:30% 当量分子量:1615 (equivalent molecular weight) 実施例2 ポリウレタンイエローカプラーラテツクスB β′−アミノエチル−β−アミノエタンスルホル酸のナ
トリウム塩15.9g(43ミリモル)のみを使用すること
を除いて、実施例1と全く同じ方法に従う。
トリウム塩の水性溶液18.4g(50ミリモル)と水25
mlの混合物をこの溶液397gに50℃で加える。約1
0分後、生成物を脱イオン水310mlで分散させそして
溶媒を真空中で除去する。非常に微細に分割されたポリ
ウレタン−尿素変性カツプラーの水性分散液が得られ
る。カツプラーは下記のデータを有している: 粒径:45nm pH:7.2 固形分:30% 当量分子量:1615 (equivalent molecular weight) 実施例2 ポリウレタンイエローカプラーラテツクスB β′−アミノエチル−β−アミノエタンスルホル酸のナ
トリウム塩15.9g(43ミリモル)のみを使用すること
を除いて、実施例1と全く同じ方法に従う。
実施例1における如く処理して下記のデータを有する安
定な分散液を得る: 粒径:230nm pH:6.9 固形分:30.2% 当量分子量:1640 (equivalent molecular weight) 実施例3 ポリウレタンマジエンタカツプラーラテツクスC イソホロジイソシアネート47.5g及び1,6−ヘキサメ
チレンジイソシアネート37.6gの混合物をヘキサンジオ
ール−ネオペンチルグリコールポリアジペート85g
(0.05モル)、化合物M−12 125g及び乾燥トル
エン500mlの混合物に105℃で素速く滴下により加
える。105−110℃に2時間加熱の後、トルエンを
留去する。残留物を689gのアセトンに溶解する。N
CO含有率を測定すると2.7%である。
定な分散液を得る: 粒径:230nm pH:6.9 固形分:30.2% 当量分子量:1640 (equivalent molecular weight) 実施例3 ポリウレタンマジエンタカツプラーラテツクスC イソホロジイソシアネート47.5g及び1,6−ヘキサメ
チレンジイソシアネート37.6gの混合物をヘキサンジオ
ール−ネオペンチルグリコールポリアジペート85g
(0.05モル)、化合物M−12 125g及び乾燥トル
エン500mlの混合物に105℃で素速く滴下により加
える。105−110℃に2時間加熱の後、トルエンを
留去する。残留物を689gのアセトンに溶解する。N
CO含有率を測定すると2.7%である。
水50ml及びβ′−アミノエチル−β−アミノエタンス
ルホル酸のナトリウム塩の51.6%水性溶液40.1gの混合
物を上記アセトン溶液に加える。50℃で10分の後、
生成物を675mlの脱イオン水で分散させそして溶媒を
真空中で除去する。
ルホル酸のナトリウム塩の51.6%水性溶液40.1gの混合
物を上記アセトン溶液に加える。50℃で10分の後、
生成物を675mlの脱イオン水で分散させそして溶媒を
真空中で除去する。
下記のデータを有する分散液が得られる: 粒径:375nm pH:7.3 固形分:30.4% 当量分子量:1057 (equivalent molecular weight) 実施例4 ポリウレタンマジエンタカツプラーラテツクスD イソホロンジイソシアネート11g及びヘキサンジオー
ル−ネオペンチルグリコールポリアジペート(分子量1
700)と1,6−ヘキサメチレンジイソシアネートの
NCO−プレポリマー(該プレポリマーのNCO含有率
2.7%)33.5gを水分の不存在下に無水3−ペンタノン
300gに溶解する。次いで3−ペンタノン250g中
のカツプラージオールM−12 16.5gの溶液を加え、
続いて沸騰温度で4時間攪拌し、次いでナトリウム
(β′−アミノエチル)−β−アミノエタンスルホネー
トの49.3%水溶液7.2gを反応溶液に加え、15分後、
水150gを滴下により導入する。蒸留及び透析により
溶媒を除去した後、1587の当量分子量(equivalent
molecular weight)を有する微細に分割されたポリウ
レタンカツプラーラテツクスが得られる。
ル−ネオペンチルグリコールポリアジペート(分子量1
700)と1,6−ヘキサメチレンジイソシアネートの
NCO−プレポリマー(該プレポリマーのNCO含有率
2.7%)33.5gを水分の不存在下に無水3−ペンタノン
300gに溶解する。次いで3−ペンタノン250g中
のカツプラージオールM−12 16.5gの溶液を加え、
続いて沸騰温度で4時間攪拌し、次いでナトリウム
(β′−アミノエチル)−β−アミノエタンスルホネー
トの49.3%水溶液7.2gを反応溶液に加え、15分後、
水150gを滴下により導入する。蒸留及び透析により
溶媒を除去した後、1587の当量分子量(equivalent
molecular weight)を有する微細に分割されたポリウ
レタンカツプラーラテツクスが得られる。
実施例5 ポリウレタンマジエンタカプラーラテツクスE カツプラージオールM−12の代わりに22gのカツプ
ラージオールM−13を使用することを除いて実施例4
におけると同じ方法に従う。1724の当量分子量を有
する微細に分割されたポリウレタンマジエンタカツプラ
ーラテツクスが得られる。
ラージオールM−13を使用することを除いて実施例4
におけると同じ方法に従う。1724の当量分子量を有
する微細に分割されたポリウレタンマジエンタカツプラ
ーラテツクスが得られる。
実施例6 ポリウレタンイエローカツプラーラテツクスF イソホロンジイソシアネート1.8g及び実施例4に記載
のプレポリマー6.7gを水分の不存在下に3−ペンタノ
ン60g中に溶解する。次いで3−ペンタノン50g中
の6gのカツプラージオールM−4を室温で加え、続い
て沸騰温度で3時間攪拌する。次いでβ′−アミノエチ
ル−β−アミノエタンスルホル酸の49.3%水性溶液1.8
gを反応溶液に加え、そして15分後、水30gを3分
の間にわたつて滴下により導入する。回転蒸発器におけ
る蒸留及び透析により溶媒を除去した後、1925の当
量分子量を有する微細に分割されたポリウレタン黄色カ
ツプラーラテツクスが得られる。
のプレポリマー6.7gを水分の不存在下に3−ペンタノ
ン60g中に溶解する。次いで3−ペンタノン50g中
の6gのカツプラージオールM−4を室温で加え、続い
て沸騰温度で3時間攪拌する。次いでβ′−アミノエチ
ル−β−アミノエタンスルホル酸の49.3%水性溶液1.8
gを反応溶液に加え、そして15分後、水30gを3分
の間にわたつて滴下により導入する。回転蒸発器におけ
る蒸留及び透析により溶媒を除去した後、1925の当
量分子量を有する微細に分割されたポリウレタン黄色カ
ツプラーラテツクスが得られる。
実施例7 ポリウレタンマジエンタカツプラーG ヘキサメチレンジイソシアネート35.1g及びイソホロン
ジイソシアネート46.4gの混合物を、ヘキサンジオール
ネオペンチルグリコールポリアジペート126g(0.07
4モル)、93gの化合物M−12、及び乾燥ジオキサ
ン400mlの混合物に100℃で素速く滴下により加え
る。100−108℃で2時間加熱した後、NCO含有
率は2.9%である(計算値:3.0%)。ジオキサンを真空
中で留去しそして740mlのアセトンで置換する。次い
でβ′−アミノエチル−β−アミノエタンスルホル酸の
ナトリウム塩の51.6%水性溶液21g及び水50gの混
合物を約45℃で加える。10分後、生成物を脱イオン
水830mlで分散させる。次いで、アセトンを真空中で
除去し、下記データを有する微細に分割された貯蔵可能
な分散液が得られる: 粒径:115nm pH:6.5 固形分:28% 当量分子量:1323 本発明に従うポリアダクト(polyadducts)及び重縮合
物の水性分散液は、当業者にはおなじみの標準方法によ
つて写真記録材料の層に偏入される。このために、上記
の如くして製造されたラテツクスを、感光性層又は非感
光性層用のキヤスチング溶液に加え、そしてそれと完全
に混合し、その後、混合物をキヤストして層を形成す
る。キヤスチング溶液は一般にバインダーとして親水性
コロイド、好ましくはゼラチンを含有する。しかしなが
ら、それらの高い分散液安定性によつて、本発明に従う
ポリアダクト及び重縮合物はキヤストして低バインダー
層(low−binder layers)又は実質的にバインダーを含
まない層を形成することもできる。
ジイソシアネート46.4gの混合物を、ヘキサンジオール
ネオペンチルグリコールポリアジペート126g(0.07
4モル)、93gの化合物M−12、及び乾燥ジオキサ
ン400mlの混合物に100℃で素速く滴下により加え
る。100−108℃で2時間加熱した後、NCO含有
率は2.9%である(計算値:3.0%)。ジオキサンを真空
中で留去しそして740mlのアセトンで置換する。次い
でβ′−アミノエチル−β−アミノエタンスルホル酸の
ナトリウム塩の51.6%水性溶液21g及び水50gの混
合物を約45℃で加える。10分後、生成物を脱イオン
水830mlで分散させる。次いで、アセトンを真空中で
除去し、下記データを有する微細に分割された貯蔵可能
な分散液が得られる: 粒径:115nm pH:6.5 固形分:28% 当量分子量:1323 本発明に従うポリアダクト(polyadducts)及び重縮合
物の水性分散液は、当業者にはおなじみの標準方法によ
つて写真記録材料の層に偏入される。このために、上記
の如くして製造されたラテツクスを、感光性層又は非感
光性層用のキヤスチング溶液に加え、そしてそれと完全
に混合し、その後、混合物をキヤストして層を形成す
る。キヤスチング溶液は一般にバインダーとして親水性
コロイド、好ましくはゼラチンを含有する。しかしなが
ら、それらの高い分散液安定性によつて、本発明に従う
ポリアダクト及び重縮合物はキヤストして低バインダー
層(low−binder layers)又は実質的にバインダーを含
まない層を形成することもできる。
実施例8 ポリウレタンマジエンタカツプラーラテツクスD及びE
(実施例4及び5)及び比較カツプラーAを、導入され
たカラーカツプラーに従つてブルー又はグリーンに対し
て感光性にしたハロゲン化銀乳剤の種々のサンプルに加
えた。使用したハロゲン化銀ゼラチン乳剤は乳剤Kg当り
ヨウ臭化銀(ヨウ素含有率3モル%)75g及びゼラチ
ン72gから成つていた。
(実施例4及び5)及び比較カツプラーAを、導入され
たカラーカツプラーに従つてブルー又はグリーンに対し
て感光性にしたハロゲン化銀乳剤の種々のサンプルに加
えた。使用したハロゲン化銀ゼラチン乳剤は乳剤Kg当り
ヨウ臭化銀(ヨウ素含有率3モル%)75g及びゼラチ
ン72gから成つていた。
このようにして製造された乳剤を接着剤層で被覆された
三酢酸セルロース層支持体に施こしそして乾燥した。
三酢酸セルロース層支持体に施こしそして乾燥した。
写真試験: 個々のサンプルをセンシトメーターにより露光し、次い
で下記の如くして処理した。異なる条件(カラー密度の
減少)下に処理された記録材料の貯蔵期間中のカラー写
真像の相対的感度(relative sensitivity)、グラデー
ション()、カラー収率(color yield)及び安定性
を決定する試験を行なつた。
で下記の如くして処理した。異なる条件(カラー密度の
減少)下に処理された記録材料の貯蔵期間中のカラー写
真像の相対的感度(relative sensitivity)、グラデー
ション()、カラー収率(color yield)及び安定性
を決定する試験を行なつた。
貯蔵1:77℃/5%相対湿度で7日 貯蔵2:60℃/飽和湿度で7日 a:最大密度で測定 b:密度0.5で測定 処理浴: カラー現像液A メタリン酸ナトリウム 2g 亜硫酸ナトリウム、無水 2g NaOH,10% 5ml 無水ソーダ 50g 臭化カリウム 1g N−エチル−N(β−メタンスルホン アミド)−エチル−4−アミノ−3− メチルアニリンセスキサルフエート 5g ベンジルアルコール 3ml 水 1000ml とする量 pH 10.75 漂白浴 蒸留水 300ml アンモニウム−鉄−EDTA− 溶液,50% 320ml 臭化アンモニウム 300g 酢酸,80% 28ml 水 1000mlとする量 定着浴濃度(水で1:3に希釈) 蒸留水 140ml チオ硫酸アンモニウム溶液,56− 760ml 60% EDTA酸 6.0g 亜硫酸ナトリウム 119.3g サリウムジサルフアイト 7.0g アンモニア水25% 6ml 蒸留水 1000mlとする量 停止浴( Stop bath ) 酢酸ナトリウム 10g 氷酢酸 20ml 水 1000mlとする量 カラー現像液B 蒸留水 800g ヒドロキシエタンジホスホン酸の 二ナトリウム塩 2g エチエレンジアミン四酢酸の二ナト リウム塩 2g 炭酸カリウム 34g 炭酸水素ナトリウム 1.55g ナトリウムジサルフアイト 0.28g 亜硫酸ナトリウム 3.46g 臭化カリウム 1.34g 硫酸ヒドロキシルアミン 2.4g N−エチル−N−(β−ヒドロキシ) −エチル−4−アミノ−3−エチル アニリンサルフエート 4.7g 蒸留水 1000mlとする量 処理 比較ラテツクスカツプラーA x/y=65/35重量% 比較カツプラーB 表1は、本発明に従うポリウレタンマジエンタカツプラ
ーラテツクスはセンシトメトリーデータにおいて先行技
術カツプラーに実質的に匹敵し得るが、湿つた条件及び
乾燥した条件下に貯蔵挙動において明らかに優れてい
る。
ーラテツクスはセンシトメトリーデータにおいて先行技
術カツプラーに実質的に匹敵し得るが、湿つた条件及び
乾燥した条件下に貯蔵挙動において明らかに優れてい
る。
実施例9 他の試験において、ポリウレタンイエローカツプラーラ
テツクスF及び比較カツプラーBを水性ゼラチン中のジ
ブチルフタレート乳剤の形態においてジブチルフタレー
ト対比較カツプラーBの比1:1にて支持体上にキヤス
トし、露光しそして実施例1に記載した方法と同じ方法
で処理する。センシトメトリーデータにおいて有意な差
はなかつた。更に、サンプルをUV吸収性フイルム(U
V吸収剤として2−ヒドロキシフエニルベンゾトリアゾ
ール誘導体を含有するUV吸収性フイルム)を用いて及
び用いないで日光に対して標準化されたキセノンランプ
の光に露光しそして2.4×106ルツクス、時(lux.h)
で露光した。表2に示されたカラー密度の減少百分率Δ
D/Doが測定された。
テツクスF及び比較カツプラーBを水性ゼラチン中のジ
ブチルフタレート乳剤の形態においてジブチルフタレー
ト対比較カツプラーBの比1:1にて支持体上にキヤス
トし、露光しそして実施例1に記載した方法と同じ方法
で処理する。センシトメトリーデータにおいて有意な差
はなかつた。更に、サンプルをUV吸収性フイルム(U
V吸収剤として2−ヒドロキシフエニルベンゾトリアゾ
ール誘導体を含有するUV吸収性フイルム)を用いて及
び用いないで日光に対して標準化されたキセノンランプ
の光に露光しそして2.4×106ルツクス、時(lux.h)
で露光した。表2に示されたカラー密度の減少百分率Δ
D/Doが測定された。
表2は、本発明に従うポリウレタンイエローカツプラー
ラテツクスが有害な照射に対して比較カツプラーより大
きい安定性を示すことを示す。
ラテツクスが有害な照射に対して比較カツプラーより大
きい安定性を示すことを示す。
実施例10 この実施例は写真記録材料の破損挙動(breakage behav
ior)に対する本発明に従うポリウレタンイエローカツ
プラーラテツクスFの効果を示す。
ior)に対する本発明に従うポリウレタンイエローカツ
プラーラテツクスFの効果を示す。
臭化銀乳剤、本発明に従つて製造された分散液又は実施
例2の比較エマルセート、ゼラチン及び硬化剤から成る
写真乳剤層を調製した三酢酸セルロースフイルム支持体
上に形成しそして乾燥する。乾燥の後、比較材料の層
は、30容量%のAgBr、15容量%の比較カツプラー
B、15容量%のジブチルフタレート及び40容量%の
ゼラチンを含有していた。本発明に従う記録材料におい
ては、比較カツプラーB及びジブチルフタレートがカツ
プラーユニツト(coupler nuits)において測定して当
量のポリウレタンイエローカツプラーラテツクスにより
置換された。これらの記録材料の36mm幅のストリツプ
を17℃/20%r.Hにて3日間同化させた(assimi
lated)。ループ法によつて測定を行なつた。ループ法
においては、試験片をループにし、そして三角形の形に
配列された3つのローラのまわりに巡らせた(circulat
ed)。次いで破損する前にフイルムによつて完了した巡
回の数を決定し、そして前記と同様にして製造されたも
のであるが、層成分として30容量%のAgBr及び7
0容量%のゼラチンを有する材料の対応する値と比較し
た。測定により下記の結果が得られた: 上記試験は、本発明に従うポリウレタンラテツクスカツ
プラーの使用は乳化されたカラーカップラーを含有する
対応する材料の破損挙動と比較して写真記録材料の破損
挙動を改良することを示す。
例2の比較エマルセート、ゼラチン及び硬化剤から成る
写真乳剤層を調製した三酢酸セルロースフイルム支持体
上に形成しそして乾燥する。乾燥の後、比較材料の層
は、30容量%のAgBr、15容量%の比較カツプラー
B、15容量%のジブチルフタレート及び40容量%の
ゼラチンを含有していた。本発明に従う記録材料におい
ては、比較カツプラーB及びジブチルフタレートがカツ
プラーユニツト(coupler nuits)において測定して当
量のポリウレタンイエローカツプラーラテツクスにより
置換された。これらの記録材料の36mm幅のストリツプ
を17℃/20%r.Hにて3日間同化させた(assimi
lated)。ループ法によつて測定を行なつた。ループ法
においては、試験片をループにし、そして三角形の形に
配列された3つのローラのまわりに巡らせた(circulat
ed)。次いで破損する前にフイルムによつて完了した巡
回の数を決定し、そして前記と同様にして製造されたも
のであるが、層成分として30容量%のAgBr及び7
0容量%のゼラチンを有する材料の対応する値と比較し
た。測定により下記の結果が得られた: 上記試験は、本発明に従うポリウレタンラテツクスカツ
プラーの使用は乳化されたカラーカップラーを含有する
対応する材料の破損挙動と比較して写真記録材料の破損
挙動を改良することを示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 フリードリツヒ‐ビルヘルム・クニツツ ドイツ連邦共和国デー‐5090レーフエルク ーゼン1・バルター‐フレツクス‐シユト ラーセ 20 (56)参考文献 特開 昭53−33630(JP,A) 特開 昭55−133455(JP,A) 特開 昭55−133465(JP,A) 特公 昭45−9585JP,B1) 米国特許3791857(US,A)
Claims (9)
- 【請求項1】次式 式中、 Qは写真カプラーまたは色素放出剤のn価の残基を表わ
し、 Yは−O−または−NR1−を表わし、 Zは(p+1)価のイソシアネート化合物の(p+1)
価の残基を表わし、 R1はH、C1−C6アルキル、シクロアルキルまたはフ
エニルを表わし、 nは2〜4の整数であり、そして pは≧1の数である、 に相当する反復構造単位を含有するポリ尿素およびポリ
ウレタン化合物。 - 【請求項2】該反復構造単位における が 次式 式中、 Q′は、それ自体であるいはXと一緒になって(−L1
−A3−L2−を含む)、写真カプラーまたは色素放出剤
の残基を表わし、Xは または を表わし、 A1およびA2はC1−C4アルキレンを表わし、 A3はC1−C8アルキレン、アリーレンまたは化学結合
を表わし、 L1は−CONH−、−NHCO−、−CO−、−SO2
−、−O−または化学結合を表わし、 L2は−CONH−、−NH−、−O−または化学結合
を表わし、 R1はH、C1−C6アルキル、シクロアルキルまたはフ
エニルを表わし、そして R2はHまたはC1−C4アルキルを表わす、 に相当する特許請求の範囲第1項記載のポリ尿素および
ポリウレタン化合物。 - 【請求項3】次式 式中、 Q′は、それ自体であるいはXと一緒になって(−L1
−A3−L2−を含む)、写真カプラーまたは色素放出剤
の残基を表わし、Xは または を表わし、 Yは−O−または−NR1−を表わし、 Z′はジイソシアネート化合物の2価の残基を表わし、 A1およびA2はC1−C4アルキレンを表わし、 A3はC1−C8アルキレン、アリーレンまたは化学結合
を表わし、 L1は−CONH−、−NHCO−、−CO−、−SO2
−、−O−または化学結合を表わし、 L2は−CONH−、−NH−、−O−または化学結合
を表わし、 R1はH、C1−C6アルキル、シクロアルキルまたはフ
エニルを表わし、そして R2はHまたはC1−C4アルキルを表わす、 に相当する反復構造単位を含有する特許請求の範囲第1
項記載のポリ尿素およびポリウレタン化合物。 - 【請求項4】式Iにおいて、Qがイエローカプラー、マ
ゼンタカプラー、シアンカプラーまたはホワイトカプラ
ーの残基を表わす特許請求の範囲第1項記載のポリ尿素
およびポリウレタン化合物。 - 【請求項5】次式 式中、 Qは写真カプラーまたは色素放出剤のn価の残基を表わ
し、 Yは−O−または−NR1−を表わし、 Zは(p+1)価のイソシアネート化合物の(p+1)
価の残基を表わし、 R1はH、C1−C6アルキル、シクロアルキルまたはフ
エニルを表わし、 nは2〜4の整数であり、そして pは≧1の数である、 に相当する反復構造単位を含有するポリ尿素またはポリ
ウレタン化合物の水性分散液。 - 【請求項6】ポリエステル構造および/またはポリエー
テル構造を必要に応じて含有し、そして次式 式中、 Qは写真カプラーまたは色素放出剤のn価の残基を表わ
し、 Yは−O−または−NR1−を表わし、 Zは(p+1)価のイソシアネート化合物の(p+1)
価の残基を表わし、 R1はH、C1−C6アルキル、シクロアルキルまたはフ
エニルを表わし、 nは2〜4の整数であり、そして pは≧1の数である、 に相当する反復構造要素を含有するポリ尿素またはポリ
ウレタン化合物を含有することを特徴とする、少なくと
も1つの感光性ハロゲン化乳剤層からなる写真記録材
料。 - 【請求項7】該反復構造要素における が 次式 式中、 Q′は、それ自体であるいはXと一緒になって(−L1
−A3−L2−を含む)、写真カプラーまたは色素放出剤
の残基を表わし、 Xは または を表わし、 A1およびA2はC1−C4アルキレンを表わし、 A3はC1−C8アルキレン、アリーレンまたは化学結合
を表わし、 L1は−CONH−、−NHCO−、−CO−、−SO2
−、−O−または化学結合を表わし、 L2は−CONH−、−NH−、−O−または化学結合
を表わし、 R1はH、C1−C6アルキル、シクロアルキルまたはフ
エニルを表わし、そして R2はHまたはC1−C4アルキルを表わす、 に相当する特許請求の範囲第6項記載の写真記録材料。 - 【請求項8】ポリ尿素またはポリウレタン化合物が次式 式中、 Q′は、それ自体であるいはXと一緒になって(−L1
−A3−L2を含む)、写真カプラーまたは色素放出剤の
残基を表わし、 Xは または を表わし、 Yは−O−または−NR1−を表わし、 Z′はジイソシアネート化合物の2価の残基を表わし、 A1およびA2はC1−C4アルキレンを表わし、 A3はC1−C8アルキレン、アリーレンまたは化学結合
を表わし、 L1は−CONH−、−NHCO−、−CO−、−SO2
−、−O−または化学結合を表わし、 L2は−CONH−、−NH−、−O−または化学結合
を表わし、 R1はH、C1−C6アルキル、シクロアルキルまたはフ
エニルを表わし、そして R2はHまたはC1−C4アルキルを表わす、 に相当する反復構造単位を含有する特許請求の範囲第6
項記載の写真記録材料。 - 【請求項9】式IにおけるQ及び式IIにおけるQ′がイ
エローカプラー、マゼンタカプラー、シアンカプラーま
たはホワイトカプラーの残基を表わす特許請求の範囲第
6または7項記載の写真記録材料。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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DE19843445790 DE3445790A1 (de) | 1984-12-15 | 1984-12-15 | Neuartige polyadditions- bzw. polykondensationsprodukte, deren waessrige dispersion sowie ein fotografisches aufzeichnungsmaterial, das eine fotografisch nuetzliche verbindung in form solcher polymerer produkte enthaelt |
DE3445790.9 | 1984-12-15 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61145556A JPS61145556A (ja) | 1986-07-03 |
JPH0638156B2 true JPH0638156B2 (ja) | 1994-05-18 |
Family
ID=6252861
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60281849A Expired - Lifetime JPH0638156B2 (ja) | 1984-12-15 | 1985-12-14 | 写真的に有用な基を含有するポリ尿素およびポリウレタン化合物、およびこのような化合物を含有する写真記録材料 |
Country Status (4)
Country | Link |
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US (1) | US4762777A (ja) |
EP (1) | EP0185248B1 (ja) |
JP (1) | JPH0638156B2 (ja) |
DE (2) | DE3445790A1 (ja) |
Families Citing this family (6)
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---|---|---|---|---|
DE3708307A1 (de) * | 1987-03-14 | 1988-09-22 | Agfa Gevaert Ag | Farbfotografisches aufzeichnungsmaterial fuer das farbdiffusionsuebertragungsverfahren |
EP0357069B1 (en) * | 1988-09-01 | 1995-10-25 | Eastman Kodak Company | Color photographic elements with polymeric couplers |
US5093456A (en) * | 1989-06-14 | 1992-03-03 | Minnesota Mining And Manufacturing Company | Monocarbamate diols, polymers derived from them and nlo-active materials therefrom |
US5212015A (en) * | 1989-06-14 | 1993-05-18 | Minnesota Mining And Manufacturing Company | Coated substrates comprising polymers derived from monocarbamate diols |
US5163060A (en) * | 1989-06-14 | 1992-11-10 | Minnesota Mining And Manufacturing Company | Second harmonic generator comprising an NLO-active polymer derived from monocarbamate diols |
CN105093804A (zh) * | 2014-12-16 | 2015-11-25 | 铜陵翔宇商贸有限公司 | 胶片用停显液及其制备方法 |
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BE648710A (ja) * | 1964-06-02 | 1964-10-01 | ||
DE1547860A1 (de) * | 1965-12-30 | 1970-01-08 | Fuji Photo Film Co Ltd | Farbenphotographisches,lichtempfindliches Material |
DE2631521A1 (de) * | 1976-07-14 | 1978-01-19 | Agfa Gevaert Ag | Lichtempfindliches photographisches material mit einer beizmittelschicht |
EP0017717B1 (en) * | 1979-02-16 | 1982-07-07 | EASTMAN KODAK COMPANY (a New Jersey corporation) | Coating composition containing a polyaniline salt semiconductor, a method of preparing said composition and an element with a conductive layer formed from said composition |
US4237194A (en) * | 1979-02-16 | 1980-12-02 | Eastman Kodak Company | Conductive polyanaline salt-latex compositions, elements and processes |
DE3036846A1 (de) * | 1980-09-30 | 1982-05-27 | Agfa-Gevaert Ag, 5090 Leverkusen | Verfahren zur herstellung von dispersionen hydrophober substanzen in wasser |
-
1984
- 1984-12-15 DE DE19843445790 patent/DE3445790A1/de not_active Withdrawn
-
1985
- 1985-12-04 DE DE8585115380T patent/DE3580006D1/de not_active Expired - Fee Related
- 1985-12-04 EP EP85115380A patent/EP0185248B1/de not_active Expired - Lifetime
- 1985-12-14 JP JP60281849A patent/JPH0638156B2/ja not_active Expired - Lifetime
-
1987
- 1987-10-20 US US07/112,056 patent/US4762777A/en not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US3791857A (en) | 1970-08-20 | 1974-02-12 | Agfa Gevaert Ag | Gelatin-containing photographic layers having improved physical properties |
Non-Patent Citations (1)
Title |
---|
特公昭45−9585JP,B1) |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61145556A (ja) | 1986-07-03 |
US4762777A (en) | 1988-08-09 |
DE3445790A1 (de) | 1986-06-19 |
EP0185248A3 (en) | 1988-02-03 |
EP0185248A2 (de) | 1986-06-25 |
EP0185248B1 (de) | 1990-10-03 |
DE3580006D1 (de) | 1990-11-08 |
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