JPH07281375A - 写真記録材料 - Google Patents

写真記録材料

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JPH07281375A
JPH07281375A JP7931995A JP7931995A JPH07281375A JP H07281375 A JPH07281375 A JP H07281375A JP 7931995 A JP7931995 A JP 7931995A JP 7931995 A JP7931995 A JP 7931995A JP H07281375 A JPH07281375 A JP H07281375A
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JP
Japan
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coupler
color
silver halide
layer
halide emulsion
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JP7931995A
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English (en)
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Guenter Helling
ギユンター・ヘリング
Beate Weber
ベアテ・ベバー
Helmut Dr Reiff
ヘルムート・ライフ
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Agfa Gevaert AG
Original Assignee
Agfa Gevaert AG
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Publication date
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    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03CPHOTOSENSITIVE MATERIALS FOR PHOTOGRAPHIC PURPOSES; PHOTOGRAPHIC PROCESSES, e.g. CINE, X-RAY, COLOUR, STEREO-PHOTOGRAPHIC PROCESSES; AUXILIARY PROCESSES IN PHOTOGRAPHY
    • G03C7/00Multicolour photographic processes or agents therefor; Regeneration of such processing agents; Photosensitive materials for multicolour processes
    • G03C7/30Colour processes using colour-coupling substances; Materials therefor; Preparing or processing such materials
    • G03C7/388Processes for the incorporation in the emulsion of substances liberating photographically active agents or colour-coupling substances; Solvents therefor
    • G03C7/3882Processes for the incorporation in the emulsion of substances liberating photographically active agents or colour-coupling substances; Solvents therefor characterised by the use of a specific polymer or latex
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03CPHOTOSENSITIVE MATERIALS FOR PHOTOGRAPHIC PURPOSES; PHOTOGRAPHIC PROCESSES, e.g. CINE, X-RAY, COLOUR, STEREO-PHOTOGRAPHIC PROCESSES; AUXILIARY PROCESSES IN PHOTOGRAPHY
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    • G03C7/30Colour processes using colour-coupling substances; Materials therefor; Preparing or processing such materials
    • G03C7/392Additives
    • G03C7/396Macromolecular additives

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  • General Physics & Mathematics (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 少なくとも1種のイエローカプラーを含む少
なくとも1層の青感性ハロゲン化銀乳液剤層、少なくと
も1種のマゼンタカプラーを含む少なくとも1層の緑感
性ハロゲン化銀乳剤層、少なくとも1種のシアンカプラ
ーを含む少なくとも1層の赤感性ハロゲン化銀乳剤層を
通常の非感光層と共に支持体上に有し、少なくとも1層
が(数平均)分子量が3,000〜50,000の非イ
オン性で実質的に脂肪族のポリウレタンを含むことを特
徴とするカラー写真材料。 【効果】 色素安定性の向上したカラー写真記録材料が
得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明はカラー現像の際に製造される画像
色素、特にマゼンタアゾメチン色素のためのオイルフォ
ーマーとしてある種のポリマーを含む少なくとも1層の
ハロゲン化銀乳剤層を有する写真記録材料に関する。
【0002】カラー現像による、すなわち画像に従って
露光されたハロゲン化銀乳剤層を適したカラーカプラー
の存在下でカラー現像主薬として知られる適したカラー
現像物質を用いて現像し、そこにおいて銀画像と一致し
て形成される現像物質の酸化生成物がカラーカプラーと
反応して色素画像が形成されることによるカラー写真画
像の製造は既知である。第1アミノ基を含む芳香族化合
物、特にp−フェニレンジアミン色素の化合物が従来カ
ラー現像主薬として用いられている。
【0003】カラーカプラーは水に不溶性であるが有機
溶媒に可溶性の分散ポリマーであることができることも
既知である。
【0004】例えばDE 4 136 965は色素の
光安定性の向上のために、有機溶媒に可溶性のポリマー
にカプラーを分散することを示唆している。しかし既知
のポリマーはその場合に課せられる要求をすべての点で
満たしてはいない。JP−N1 183 650による
と、色素のカラー収率(color yield)及び
水/熱又は暗/熱(darkness/heat)安定
性を芳香族鎖を有するポリマーにより向上させることが
できる。しかし不十分な光安定性の故に、これらのポリ
マーはイメージ・ホワイト(image white)
における望ましくない変色を引き起こすという欠点を有
する。
【0005】US 4,388,403は、カラーカプ
ラーが負荷法(loading)によりイオノマーポリ
ウレタンに適用される、水中の疎水性物質の分散液の製
造法を記載している。この方法の欠点は、カプラーが負
荷された粒子が十分に安定でなく、特にピラゾロトリア
ゾールカプラーが短時間内に析出することである。
【0006】本発明の目的はオイルフオーマーとして最
大濃度を向上させ、カプラーからの望ましくない2次濃
度(secondary density)を低下さ
せ、加熱室で保存した場合の白安定性を向上させ、放射
線照射した場合の望ましくない2次濃度の形成を避ける
のを助ける新規なポリマーの提供である。
【0007】驚くべきことに、この目的は特殊なポリウ
レタンを用いて達成できることが見いだされた。
【0008】かくして本発明は、少なくとも1種のイエ
ローカプラーを含む少なくとも1層の青感性ハロゲン化
銀乳液剤層、少なくとも1種のマゼンタカプラーを含む
少なくとも1層の緑感性ハロゲン化銀乳剤層、少なくと
も1種のシアンカプラーを含む少なくとも1層の赤感性
ハロゲン化銀乳剤層を通常の非感光層と共に支持体上に
有し、少なくとも1層が(数平均)分子量が3,000
〜50,000、好ましくは8,000〜40,000
の非イオン性で実質的に脂肪族のポリウレタンを含むこ
とを特徴とするカラー写真材料を提供する。
【0009】(数平均)分子量はL.M.Peeble
s,Molecular Weight Distri
butions in Polymers,Inter
science 1971,page 207に従って
決定する。
【0010】「実質的に脂肪族」は、芳香族出発物質が
出発物質の合計量の10重量%以下であることを意味す
る。
【0011】特にカプラー1g当たり0.1〜3gのポ
リウレタン、好ましくはカプラー1g当たり0.5〜1
gのポリウレタンを関連する層で用い、ポリウレタンは
カプラーを含むハロゲン化銀乳剤層で用いる。
【0012】本発明のポリウレタンはマゼンタカプラー
を含む層で用いるのが好ましい。
【0013】ポリウレタンは熔融状態で、又は好ましく
は有機溶媒中で既知の方法により製造することができ
る。
【0014】これらのポリウレタンの合成には式Q(N
CO)2のポリイソシアナートが用いられ、式中Qは炭
素数が4〜12の脂肪族炭化水素基、炭素数が6〜25
の環状脂肪族炭化水素基、炭素数が6〜15の芳香族炭
化水素基又は炭素数が7〜15の芳香族脂肪族炭化水素
基を示す。用いるのが好ましいそのようなジイソシアナ
ートの例はテトラメチレンジイソシアナート、ヘキサメ
チレンジイソシアナート、トリメチルヘキサメチレンジ
イソシアナート、ドデカメチレンジイソシアナート、
1,4−ジイソシアナートシクロヘキサン、3−イソシ
アナートメチル−3,3,5−トリメチルシクロヘキシ
ルイソシアナート(イソホロンジイソシアナート)、
4,4’−ジイソシアナートジシクロヘキシルメタン、
4,4’−ジイソシアナート−3,3’−ジメチルジシ
クロヘキシルメタン、4,4’−ジイソシアナート−
2,2−ジシクロヘキシルプロパン、1,4−ジイソシ
アナートベンゼン、2,4−又は2,6−ジイソシアナ
ートトルエン又はこれらの異性体の混合物、4,4’
−、2,4’−又は2,2’−ジイソシアナートジフェ
ニルメタン又はこれらの異性体の混合物、4,4’−ジ
イソシアナート−2,2−ジフェニルプロパン、p−キ
シレンジイソシアナート及びα,α,α’,α’−テト
ラメチル−m−又は−p−キシレンジイソシアナート、
ならびにこれらの化合物から成る混合物である。
【0015】ポリウレタンの化学においてそれ自体既知
の官能基性のより高いポリイソシアナート、例えばカー
ボジイミド基、アロファネート基、イソシアヌレート
基、ウレタン基及び/又はビウレット基を有するポリイ
ソシアナートをもちいることも当然可能である。
【0016】考慮に入れることができるポリイソシアナ
ートのための反応相手は、主に1分子当たり1〜8つ、
好ましくは1〜3つのヒドロキシル基を有し、(平均)
分子量が最高5,000、好ましくは最高3,500の
ポリヒドロキシル化合物である。上記の出版物において
排他的に記載されている分子量が32〜349の低分子
量ポリヒドロキシル化合物、及び平均分子量が少なくと
も350、好ましくは少なくとも1,000の比較的高
分子量のポリヒドロキシル化合物の両方をこの目的のた
めに考慮に入れることができる。
【0017】比較的高分子量のポリヒドロキシル化合物
には、ポリウレタンの化学においてそれ自体既知のヒド
ロキシポリエステル、ヒドロキシポリエーテル、ヒドロ
キシポリチオエーテル、ヒドロキシポリアセタール、ヒ
ドロキシポリカーボネート及び/又はヒドロキシポリエ
ステルアミドが含まれ、平均分子量が600〜4,00
0の化合物が好ましく、平均分子量が800〜2,50
0の化合物が特に好ましい。ポリカーボネートポリオー
ル、ポリエーテルポリオール及びポリエステルポリオー
ルが特に好ましい。
【0018】ポリウレタン構造成分として適したポリヒ
ドロキシル成分を下記に記載する。考慮に入れることが
できるヒドロキシル基を有するポリカーボネートには、
例えばジフェニルカーボネート又はホスゲンなどの炭酸
誘導体をジオールと反応させることにより得られる。考
慮に入れることができるジオールは、例えばエチレング
リコール、1,2−及び1,3−プロパンジオール、
1,4−及び1,3−ブタンジオール、1,6−ヘキサ
ンジオール、1,8−オクタンジオール、ネオペンチル
グリコール、1,4−ビスヒドロキシメチルシクロヘキ
サン、2−メチル−1,3−プロパンジオール、2,
2,4−トリメチル−1,3−ペンタンジオール、ジプ
ロピレングリコール、ポリプロピレングリコール、ジブ
チレングリコール、ポリブチレングリコール、ビスフェ
ノールA、テトラブロモビスフェノールAが含まれる。
ジオール成分は40〜100重量%のヘキサンジオー
ル、好ましくは1,6−ヘキサンジオール及び/又はヘ
キサンジオール誘導体、好ましくは末端OH基の他にエ
ーテル又はエステル基を含む誘導体、例えばDE−AS
17 70 245に記載の1モルのヘキサンジオール
と少なくとも1モル、好ましくは1〜2モルのカプロラ
クトンの反応により得られる生成物、あるいはヘキサン
ジオールをそれ自身でエーテル化してジ−又はトリヘキ
シレングリコールを得ることにより得られる生成物を含
むのが好ましい。そのような誘導体の製造は、例えばD
E−AS 1 570 540から既知である。DE−
OS 37 17 060に記載のポリエーテル/ポリ
カーボネートジオールも非常に容易に用いることができ
る。
【0019】ヒドロキシポリカーボネートは実質的に直
鎖状でなければならない。しかし必要なら、特に低分子
量ポリオールに多官能基成分を挿入することによりそれ
らを分枝させることができる。例えばグリセロール、ト
リメチロールエタン、1,2,6−ヘキサントリオー
ル、1,2,4−ブタントリオール、トリメチロールプ
ロパン、ペンタエリトリトール、キニトール、マンニト
ール及びソルビトール、メチルグリコシド、1,4,
3,6−ジアンヒドロヘキシトールがこの目的に適して
いる。
【0020】適したポリエーテルポリオールはポリウレ
タンの化学でそれ自体既知のポリエーテル、例えば水、
上記のジオール又は2つのNH結合を有するアミンなど
の2価の開始剤分子を用いて製造されるテトラヒドロフ
ラン、スチレンオキシド、プロピレンオキシド、ブチレ
ンオキシド又はエピクロロヒドリン、特にプロピレンオ
キシドの付加又は混合付加生成物である。
【0021】分子量が500〜2,500のOH−末端
ポリテトラヒドロフランが特に好ましいポリエーテルで
ある。
【0022】適したポリエステルポリオールは例えば多
価、好ましくは2価、場合によりさらに3価のアルコー
ルと多塩基性、好ましくは2塩基性カルボン酸との反応
生成物である。遊離のポリカルボン酸の代わりに対応す
るポリカルボン酸無水物又は低級アルコールの対応する
ポリカルボン酸エステル又はそれらの混合物を用いてポ
リエステルを製造することもできる。ポリカルボン酸は
脂肪族、環状脂肪族、芳香族及び/又は複素環性である
ことができ、場合により例えばハロゲン原子で置換され
ていることができ、及び/又は不飽和であることができ
る。
【0023】挙げることができるそのような化合物の例
はコハク酸、アジピン酸、スベリン酸、アゼライン酸、
セバシン酸、フタル酸、イソフタル酸、トリメリット
酸、フタル酸無水物、テトラヒドロフタル酸無水物、ヘ
キサヒドロフタル酸無水物、テトラクロロフタル酸無水
物、エンドメチレンテトラヒドロフタル酸無水物、グル
タル酸無水物、マレイン酸、マレイン酸無水物、フマル
酸、ダイマー及びトリマー脂肪酸、例えば場合によりモ
ノマー脂肪酸と混合されたオレイン酸、ジメチルテレフ
タレート、テレフタル酸ビス−グリコールエステルであ
る。
【0024】考慮に入れることができる多価アルコール
は例えばエチレングリコール、1,2−及び1,3−プ
ロパンジオール、1,4−及び2,3−ブタンジオー
ル、1,6−ヘキサンジオール、1,8−オクタンジオ
ール、ネオペンチルグリコール、シクロヘキサンジメタ
ノール(1,4−ビスヒドロキシメチルシクロヘキサ
ン)、2−メチル−1,3−プロパンジオール、グリセ
ロール、トリメチロールプロパン、1,2,6−ヘキサ
ントリオール、1,2,4−ブタントリオール、トリメ
チロールエタン、ペンタエリトリトール、キニトール、
マンニトール及びソルビトール、メチルグリコシド、な
らびにジエチレングリコール、トリエチレングリコー
ル、テトラエチレングリコール、ジプロパングリコー
ル、ジブチレングリコール及びポリブチレンクリコール
である。
【0025】上記のポリエーテルポリオールと、ポリカ
ーボネートポリオール及び/又はアジピン酸、1,6−
ヘキサンジオール及びネオペンチルグリコールから製造
した平均分子量が1,000〜3,000のポリエステ
ルポリオールとの混合物も特に好ましい。
【0026】分子量が32及び299であり、1〜4の
ヒドロキシル及び/又はアミノ基を有する連鎖延長剤も
特にポリウレタンの製造のためのさらに別の成分として
考慮することができる。
【0027】低分子量ポリヒドロキシル化合物(“連鎖
延長剤”)は最も多様な種類のジオールから成り、例え
ば a)アルカンジオール、例えばエチレングリコール、
1,2−及び1,3−プロパンジオール、1,4−ブタ
ンジオール、1,5−ペンタンジオール、ジメチル−
1,3−プロパンジオール及び1,6−ヘキサンジオー
ル; b)エーテルジオール、例えばジエチレングリコール、
トリエチレングリコール又はヒドロキノンジヒドロキシ
エチルエーテル; c)一般式 HO−(CH2x−CO−O−(CH2y−OH及びH
O−(CH2x−O−CO−R−CO−O−(CH2x
−OH [式中、Rは炭素数が1〜10、好ましくは2〜6のア
ルキレン又はアリーレン基を意味し、xは2〜6を意味
し、yは3〜5を意味する]のエステルジオール、例え
ばδ−ヒドロキシブチル−ε−ヒドロキシカプロン酸エ
ステル、ω−ヒドロキシヘキシル−γ−ヒドロキシ酪酸
エステル、アジピン酸(β−ヒドロキシエチル)エステ
ル及びテレフタル酸ビス(β−ヒドロキシエチル)エス
テルが含まれる。
【0028】しかしポリアミンも連鎖延長剤として用い
ることができる。脂肪族又は環状脂肪族ジアミンが好ま
しいが、場合により3又はより高官能基ポリアミンもあ
る程度の分枝の達成に用いることができる。そのような
適した脂肪族ポリアミンの例はエチレンジアミン、1,
2−及び1,3−プロピレンジアミン、1,4−テトラ
メチレンジアミン、1,6−ヘキサメチレンジアミン、
2,2,4−及び2,4,4−トリメチルヘキサメチレ
ンジアミンの異性体混合物、2−メチルペンタメチレン
ジアミン及びビス−(β−アミノエチル)アミン(ジエ
チレントリアミン)である。
【0029】適した環状脂肪族ポリアミンの例は:
【0030】
【化1】
【0031】である。
【0032】芳香族脂肪族ポリアミン、例えば1,3−
及び1,4−キシレンジアミン又はα,α,α’,α’
−テトラメチル−1,3−及び−1,4−キシレンジア
ミンもポリウレタンの製造のための連鎖延長剤として用
いることができる。
【0033】本発明の目的の場合、ヒドラジン、ヒドラ
ジン水和物及び置換ヒドラジン、例えばメチルヒドラジ
ン、N,N’−ジメチルヒドラジン及びその同族体、な
らびに酸ジヒドラジド、例えばカーボジヒドラジド、シ
ュウ酸ジヒドラジド、マロン酸、コハク酸、グルタル
酸、アジピン酸、β−メチルアジピン酸、セバシン酸、
ヒドロアクリル酸及びテレフタル酸のジヒドラジド、セ
ミカルバジドアルキレンヒドラジド、例えばβ−セミカ
ルバジドプロピオン酸ヒドラジド(DE−OS17 7
0 591)、セミカルバジドアルキレンカルバジンエ
ステル、例えば2−セミカルバジドエチルカルバジンエ
ステル(DE−OS 19 18 504)又はアミノ
セミカルバジド化合物、例えばβ−アミノエチルセミカ
ルバジドカーボネート(DE−OS 19 02 93
1)もジアミンとして考慮しなければならない。
【0034】ポリウレタンはそれ自体既知の方法で製造
する:ポリイソシアナートを脱水ポリヒドロキシル化合
物中に窒素下において室温から60℃で撹拌しながら入
れる。混合物を70〜120℃に加熱し、この温度で
0.5〜5時間保持する。次いで反応物を場合により第
3アミン又は錫化合物で触媒し、NCO含有率を決定す
る。約50〜70℃で材料を溶媒、好ましくは酢酸エチ
ルに溶解し、計算量の連鎖停止剤(遮蔽剤(block
ing agent))と合わせる。場合により反応混
合物を50〜70℃でNCO含有率が0となるまでさら
に撹拌する。
【0035】当然ポリイソシアナートを最初に導入し、
ポリヒドロキシル化合物を加えることもできる。反応生
成物が低粘度の場合、場合により反応を溶媒なしで行う
ことができる。
【0036】必要なら、追加の親水性構造成分をNCO
プレポリマー中に挿入することもできる。これは例えば
(i)少なくとも1つのイソシアナート−反応性基、好
ましくはアルコールヒドロキシル基及び(ii)非−イ
オン性/親水性ポリオキシエチレン単位を含む化合物を
用いることによっても行うことができる。そのような構
造成分は例えば米国特許第3,905,929、4,1
90,566又は4,237,264号明細書に記載さ
れている。親水性が修正されていない上記のポリイソシ
アナートの他にさらに別のポリイソシアナート成分とし
て親水性が修正されたポリイソシアナート、例えば米国
特許第3,920,598号明細書に記載されている種
類の親水性が修正されたポリイソシアナート又は過剰量
の上記の種類の有機ポリイソシアナートと最後に述べた
種類のイソシアナート−反応性基を有する親水性構造成
分との反応により得られるような化合物も当然用いるこ
とができる。
【0037】NCOプレポリマーの製造の際、一般にイ
ソシアナート−反応性基に対するイソシアナート基の当
量比を1.1:1〜3:1、好ましくは1.1:1〜
2:1に保ちながら20〜150℃、好ましくは60〜
120℃の温度で上記の出発材料を互いに反応させる。
反応物に関する上記の当量比から、本発明の目的の場
合、「セミプレポリマー」、すなわち真のプレポリマー
と過剰量の出発イソシアナートの混合物も「NCOプレ
ポリマー」と考えるべきであることがわかる。
【0038】本発明の目的のための合成を行う場合、ポ
リイソシアナート成分は(部分的に)遮蔽された形態で
用いることができる。適した遮蔽剤又は連鎖停止剤は、
例えばε−カプロラクタムなどのラクタム、アセトンオ
キシム、メチルエチルケトンオキシム(ブタノンオキシ
ム)及びシクロヘキサノンオキシムなどのオキシム、ジ
エチルマロネート、エチルアセトアセテート及びアセチ
ルアセトンなどのC−H酸化合物、炭素数が1〜14の
単純な1価アルコール、2−エチルヘキサノール、エチ
レングリコールモノエチルエーテル及びジエチレングリ
コールモノエチルエーテルなどのアルコール、フェノー
ル、クレゾール及びキシレノールなどのフェノール、な
らびにトリアゾール、イミダゾリン、イミダゾール及び
テトラヒドロピリミジンなどの複素環状化合物である。
記載の遮蔽剤は単独で、又は混合物として用いることが
できる。好ましい遮蔽剤はブタノンオキシム、ジエタノ
ールアミン、N−アルキルエタノールアミン、N,N−
ジアルキルエタノールアミン、脂肪族ジアルキルアミ
ン、例えばジメチルアミン、ジエチルアミン、ジイソプ
ロピルアミン、ジブチルアミンなどである。
【0039】NCOポリマーの形成のような本発明の方
法において用いられるポリイソシアナート成分の部分的
遮蔽はアセトン、メチルエチルケトン、酢酸エチル、酢
酸ブチル、トルエン、キシレン及び/又は脂肪族炭化水
素溶媒などの溶媒の存在下あるいは不在下で行うことが
できる。酢酸エチルが特に好ましい溶媒である。遮蔽反
応は一般に最高150℃、好ましくは20〜100℃の
温度で行う。部分的遮蔽NCOプレポリマーをポリイソ
シアナート成分として用いる場合、部分的遮蔽は一般に
NCOプレポリマーの製造と同時に、又はその後に行
う。
【0040】本発明の方法で用いられるポリイソシアナ
ート成分は一般に、遊離及び場合により遮蔽されたイソ
シアナート基の合計含有率が(NCOとして計算、分子
量=42、ポリイソシアナート成分の合計重量に関し
て)1〜50、好ましくは10〜50重量%であり、遊
離のイソシアナート基含有率が場合により存在する遮蔽
剤を含むポリイソシアナートの合計重量に関して0.1
〜20、好ましくは0.5〜10重量%である。部分的
遮蔽ポリイソシアナートのNCO官能価数、すなわちポ
リイソシアナートの各分子中に存在するイソシアナート
基の統計的平均数は一般に1.8〜2.3である。
【0041】好ましいポリウレタンは一方でポリエステ
ル又はポリエーテル、他方でヘキサメチレンジイソシア
ナート、イソホロンジイソシアナート又は3,3,5−
トリルメチルヘキサメチレンジイソシアナートから、多
官能基性脂肪族連鎖停止剤を共に用いて製造する。
【0042】
【出発材料】ポリエステル1 分子量1,700、
アジピン酸、1,6−ヘキサンジオール及びネオペンチ
ルグリコールから製造。
【0043】ポリエステル2 分子量3,300、
アジピン酸、1,6−ヘキサンジオール、1,4−ブタ
ンジオール及びネオペンチルグリコールから製造。
【0044】ポリエーテル1 ポリプロピレングリ
コール、分子量1,000。
【0045】ポリエーテル2 ポリプロピレングリ
コール、分子量2,000。
【0046】ポリカーボネート1 1,6−ヘキサンジ
オール、テトラエチレングリコール(モル比2:5)及
びジフェニルカーボネートから製造、分子量1,37
0。
【0047】HDI ヘキサメチレンジイ
ソシアナート。
【0048】IPDI イソホロン ジイソ
シアナート。
【0049】TMHDI 3,3,5−トリメ
チルヘキサメチレンジイソシアナート。
【0050】
【外1】
【0051】270.6g(0.159モル)のポリエ
ステル1を29.4g(0.175モル)のHDIと共
に室温で撹拌した。この混合物を100〜110℃にお
いて2時間で予備重合させた。NCO含有率が0.50
%(理論値0.45%)のNCO−末端プレポリマーを
次いで500ml(450g)の酢酸エチルに溶解し、
次いで40%溶液において7.75g(0.0738モ
ル)のジエタノールアミンと反応させた。酢酸エチル中
の光学的に透明な生成物の溶液が得られる。
【0052】
【外2】
【0053】253.2g(0.253モル)の分子量
が1,000の脱水ポリテトラヒドロフランを室温で4
6.8g(0.279モル)のHDIと共に撹拌した。
この混合物を100〜110℃において2時間で予備重
合させた。NCO含有率が0.62%(理論値0.71
%)のNCO−末端プレポリマーを次いで500ml
(450g)の酢酸エチルに溶解し、次いで40%溶液
において9.3g(0.089モル)のジエタノールア
ミンと反応させた。酢酸エチル中の光学的に透明な生成
物の溶液が得られる。
【0054】
【外3】
【0055】284.1g(0.086モル)のポリエ
ステル2を室温で15.9g(0.095モル)のHD
Iと共に撹拌した。この混合物を100〜110℃にお
いて2時間で予備重合させた。NCO含有率が0.2%
(理論値0.2%)のNCO−末端プレポリマーを次い
で500ml(450g)の酢酸エチルに溶解し、次い
で40%溶液において2.1g(0.016モル)のジ
ブチルアミンと反応させた。酢酸エチル中の光学的に透
明な生成物の溶液が得られる。
【0056】
【外4】
【0057】262.3g(0.154モル)のポリエ
ステル1を室温で38.7g(0.175モル)のIP
DIと共に撹拌した。この混合物を100〜110℃に
おいて3時間で予備重合させた。NCO含有率が0.6
5%(理論値0.43%)のNCO−末端プレポリマー
を次いで500ml(450g)の酢酸エチルに溶解
し、次いで40%溶液において5.27g(0.041
モル)のジブチルアミンと反応させた。酢酸エチル中の
光学的に透明な生成物の溶液が得られる。
【0058】ポリマーP5〜P8 以下の実施例を表で示す。製造は実施例1と同様であ
る。
【0059】
【表1】
【0060】ポリマーP9〜P12 以下の実施例を表で示す。製造は実施例1と同様であ
る。
【0061】
【表2】
【0062】*反応混合物を1滴のジブチル錫ラウレー
トで触媒した。
【0063】ポリマーP13〜P16 以下の実施例を表で示す。製造は実施例1と同様であ
る。
【0064】一般的方法 ポリイソシアナートを40℃で脱水ポリヒドロキシル化
合物に加える。混合物を105℃に加熱し、この温度で
1.5時間保持する。次いで反応物を1滴のジブチル錫
ラウレートで触媒し、NCO含有率を決定する。材料を
約65℃で酢酸エチルに溶解して40%溶液を得、計算
量の連鎖停止剤(遮蔽剤)と合わせる。場合により反応
混合物をNCO含有率が0となるまでさらに55℃で撹
拌する。
【0065】
【表3】
【0066】*N−MDAはN−メチルエタノールアミ
ンである。
【0067】ポリマーP17〜P21 以下の実施例を表で示す。
【0068】最初に実施例13からのNCOプレポリマ
ーを再度製造する。NCO含有率は0.44%であっ
た。プレポリマー(1400g)を酢酸エチルで50%
に希釈し、それぞれ500gづつの5部分に分けた。次
いで下表に挙げる連鎖停止剤を用いて連鎖停止を行っ
た。NCO値が0に下がったら溶液を40%の固体含有
率まで酢酸エチルでさらに希釈した。
【0069】
【表4】
【0070】*シナロックス(Synalox)OA1
5はn−ブタノール上で開始された分子量が500の1
官能基性ポリブチレンオキシドポリエーテルである。
【0071】それぞれの場合に光学的に透明な低粘度の
溶液が得られる。
【0072】本発明の写真記録材料中に感光性成分とし
て存在するハロゲン化銀は、ハライド成分としてクロリ
ド、ブロミド又はヨーダイド、あるいはそれらの混合物
を含むことができる。例えば少なくとも1層のハライド
含有率が0〜15モル%のヨーダイド、0〜100モル
%のクロリド及び0〜100モル%のブロミドであるこ
とができる。
【0073】カラーネガティブ及びカラー反転フィルム
の場合、臭素化−ヨー素化銀乳剤が通常用いられ、カラ
ーネガティブ及びカラー反転印画紙の場合、クロリド含
有率の高い塩化−臭素化銀乳剤から純粋な塩化銀乳剤ま
でが通常用いられる。結晶は主に密な結晶であり、例え
ば規則的な立方又は8面体の形、あるいは中間的形を有
することができる。しかし平均の直径−対−厚さの比率
が好ましくは少なくとも5:1である積層結晶も存在す
ることができ、ここで粒子の直径は粒子の投影面積に対
応する面積を有する円の直径として定義される。しかし
層は厚さに対する直径の比率が5:1より基本的に大、
例えば12:1〜30:1の管状ハロゲン化銀結晶を有
することもできる。
【0074】ハロゲン化銀粒子は多層粒子構造を有する
こともでき、最も単純な場合は内部及び外部粒子領域
(コア/シェル)を有し、各粒子領域のハライド組成、
及び/又は他の修正、例えばドーピングが異なる。乳剤
の平均粒径は0.2μm〜2.0μmが好ましく、粒径
分布は均一分散及び不均一分散の両方であることができ
る。粒径の均一分散分布は、粒子の95%において平均
粒径との差が±30%より小であることを意味する。
【0075】乳剤は、ハロゲン化銀の他に有機銀塩、例
えば銀ベンズトリアゾレート又はベヘン酸銀を含むこと
ができる。
【0076】別々に製造された2種類か又はそれ以上の
ハロゲン化銀乳剤を混合物として用いることもできる。
【0077】乳液剤は通常の方法で化学及び/又は分光
増感することができ、適した添加剤を用いて安定化する
こともできる。適した化学増感剤、分光増感剤及び安定
剤は例えばResearch Disclosure
17643(December 1987)に記載され
ており、特に第III、IV及びVI章が参照される。
【0078】本発明のカラー写真記録材料は通常のマゼ
ンタカプラーとポリウレタンの本発明の組み合わせを含
む通常の緑感性ハロゲン化銀乳剤層の他に、赤及び青分
光領域からの光の記録のためのさらに別のハロゲン化銀
乳剤層を含むのが好ましい。この目的で感光層は適した
増感色素を用いて既知の方法で分光増感される。
【0079】分光増感剤として適したポリメチン色素、
色素の適した組み合わせ及び強色増感効果を有する組み
合わせに関する総論はResearch Disclo
sure,1978,第IV章に含まれている。
【0080】適した緑増感剤の例は塩基性末端基として
ベンズオキサゾール、ナフトキサゾール又はベンズオキ
サゾールとベンゾチアゾールを用いた9−エチル−カー
ボシアニン、ならびにさらに置換されていることがで
き、複素環窒素上にスルホアルキル基を有していること
も必要なベンズイミダゾカーボシアニンである。
【0081】上記の感光層のそれぞれは単一層から成る
ことができ、あるいは例えば二重層配置などの既知の方
法で2層又はそれ以上の層のハロゲン化銀乳剤を含むこ
とができる(DE−C−1 121 470)。ネガテ
ィブフィルムの場合、赤感性ハロゲン化銀乳剤層は緑感
性ハロゲン化銀乳剤層よりフィルムベースに近いことが
多く、緑感性層は今度は青感性層より近く、一般に緑感
性層と青感性層の間に非感光黄色フィルター層がある。
しかし例えばカラー印画紙において他の配置も考えられ
る。非感光中間層は一般に分光感度の異なる層の間に配
置され、その中間層は現像主薬酸化生成物の望ましくな
い拡散を抑制する試薬を含むことができる。分光感度が
同一の数層のハロゲン化銀乳剤層が存在する場合、それ
らは直接隣接して配置することができ、又は分光感度の
異なる感光層がそれらの間に位置するように配置するこ
ともできる(DE−A−1 958 709、DE−A
−2 530 645、DE−A−2 622 92
2)。
【0082】通常本発明のカラー写真記録材料は、分光
感度の異なるハロゲン化銀乳剤層に空間的に、及び分光
的に付随して異なるシアン、マゼンタ及びイエロー部分
カラー画像を与えるカラーカプラーを含み、その場合本
発明の化合物は関連するカラーカプラーと共に緑感性ハ
ロゲン化銀乳剤層に付随するのが好ましい。
【0083】本明細書において空間的付随は、カラーカ
プラー及びハロゲン化銀乳剤層が相互作用し、現像した
時に形成される銀画像がカラーカプラーから与えられる
カラー画像と一致できるような空間的関係でそれらを配
置することを意味すると理解しなければならない。これ
は一般にカラーカプラーをハロゲン化銀層自身、又は場
合により非感光性の隣接結合層に含むことにより達成す
る。
【0084】本明細書において分光的付随は、各感光ハ
ロゲン化銀乳剤層の分光感度と空間的に付随する特定の
カラーカプラーにより与えられる部分的カラー画像の色
の間に特定の関係があり、各分光感度(赤、緑、青)は
関連する部分的カラー画像の他の色(例えば順にシア
ン、マゼンタ及びイエロー)に付随する。
【0085】1つ又はそれ以上のカラーカプラーが、分
光増感の異なるハロゲン化銀乳剤層のそれぞれに付随す
ることができる。分光増感の同一の2層又はそれ以上の
ハロゲン化銀乳剤層が存在する場合、これらのそれぞれ
がカラーカプラーを含むことができ、その場合これらの
カラーカプラーは必ずしも同一である必要はない。それ
らはカラー現像した場合に少なくとも大体同一の色を与
えなくてはならないだけであり、その色は通常特定のハ
ロゲン化銀乳剤層が主に感応性である光の色の補色であ
る。
【0086】シアンカプラーは一般にフェノール又はα
−ナフトール型のカプラーである。イエローカプラーは
一般に解鎖ケトメチレン基を有するカプラー、特にα−
アシルアセトアミド型のカプラー、例えばベンゾイルア
ニリドカプラー及びα−ピバロイルアセトアニリドカプ
ラーである。
【0087】マゼンタカプラーは一般に5−ピラゾロ
ン、インダゾロン又はピラゾロアゾール型のカプラーで
ある。
【0088】好ましい実施態様の場合、本発明の記録材
料は式I
【0089】
【化2】
【0090】[式中、R10はH、アルキル、アラルキ
ル、アリール、アルコキシ、アロキシ、アルキルチオ、
アリールチオ、アミノ、アニリノ、アシルアミノ、シア
ノ、アルコキシカルボニル、カルバモイル、スルファモ
イルを意味し、これらの残基はさらに置換されているこ
とができ、R11はH又はカプリングにより遊離すること
ができる基を意味し、Za、Zb、Zcは場合により置換
されていることができるメチン基、=N−又は−NH−
を意味し、Za−Zb結合又はZb−Zc結合のいずれかが
二重結合であり、他の結合が単結合である]の化合物を
マゼンタカプラーとして含む。
【0091】式Iのカプラーは簡単にピラゾロアゾール
カプラーと記載される。そのようなカプラーは特にイミ
ダゾロ[1,2−b]ピラゾール、イミダゾロ[3,4
−b]ピラゾール、ピラゾロ[2,3−b]ピラゾー
ル、ピラゾロ[3,2−c]−1,2,4−トリアゾー
ル、ピラゾロ[2,3−b]−1,2,4−トリアゾー
ル、ピラゾロ[2,3−c]−1,2,3−トリアゾー
ル又はピラゾロ[2,3−d]テトラゾールから誘導さ
れるカプラーと理解される。対応する構造を下記の式I
a〜Igに示す。
【0092】
【化3】
【0093】一般式Ia〜Igにおいて、残基R10、R
12、R13及びR14は水素、アルキル、アラルキル、アリ
ール、アルコキシ、アロキシ、アルキルチオ、アリール
チオ、アミノ、アニリノ、アシルアミノ、シアノ、アル
コキシカルボニル、カルバモイル、スルファモイルを示
し、これらの残基はさらに置換されていることができ
る。
【0094】残基R11はカプリングにより遊離すること
ができ、例えば水素、あるいは好ましくは酸素原子、硫
黄原子又は窒素原子を介してカプリング部位に結合して
いる環状基である。
【0095】脱離可能な基が環状基の場合、環の構成部
分である原子、例えば窒素原子を介して直接、あるいは
中間結合メンバーを介して間接的にカプラー分子のカプ
リング部位に結合することができる。そのような脱離可
能な基は、例えば2価のマゼンタカプラーの不安定基と
して多数知られている。
【0096】酸素を介して結合している脱離可能な基の
例は式 −O−R15 [式中R15は非環状又は環状有機残基、例えばアルキ
ル、アリール、複素環基又はアシルを示す]の基であ
り、例えば有機カルボン酸又はスルホン酸から誘導され
る。
【0097】この種の特に好ましい脱離可能な基の場
合、R15は場合により置換されていることができるフェ
ニル基を意味する。
【0098】窒素を介して結合している脱離可能な基の
例は以下のドイツ公開特許出願に記載されている:25
36 191,27 03 589,28 13 5
22,33 39 201。
【0099】これらの基は多くの場合5−員複素環であ
り、それは環の窒素原子を介してマゼンタカプラーのカ
プリング部位に結合している。複素環の多くは活性化
基、例えばカルボニル又はスルホニル基、あるいはカプ
ラー分子に結合している窒素原子に隣接する二重結合を
有する。
【0100】脱離可能な基が硫黄原子を介してカプラー
のカプリング部位に結合している場合、この基は拡散可
能な炭素環状又は複素環状メルカプト化合物の基である
ことができ、それはハロゲン化銀の現像を抑制すること
ができる。そのような抑制剤残基は多くの場合、例えば
米国特許出願第3,227,554号明細書に記載のよ
うにマゼンタカプラーを含むカプラーのカプリング部位
に結合した脱離可能な基として記載されてきた。
【0101】ピラゾロアゾールカプラーの中で、式Id
及びIeのカプラーが好ましい。式Id及びIeにおい
て、残基R10及びR13の少なくとも1つが第2アルキル
又は第3アルキル残基を示すのが好ましい。
【0102】式Iのピラゾロアゾールカプラーの例は:
【0103】
【化4】
【0104】
【化5】
【0105】
【化6】
【0106】
【化7】
【0107】
【化8】
【0108】
【化9】
【0109】
【化10】
【0110】
【化11】
【0111】
【化12】
【0112】カラーカプラーは4価のカプラーであるこ
とができるが、2価のカプラーであることもできる。後
者はカプリング反応すると脱離される置換基をカプリン
グ部位に含むことにより、4価のカプラーと異なる。。
2価のカプラーは無色のもの、及びカラーカプリングの
間に消失するか、又は発色される画像色素の色により置
換される(マスキングカプラー)固有の強い色を有する
もの、ならびにカラー現像主薬酸化生成物と反応して実
質的に無色の生成物を生ずるホワイトカプラーであると
考えられる。2価のカプラーはさらに、カラー現像主薬
酸化生成物との反応の間に遊離され、それにより直接、
あるいは最初に脱離した残基から1つ又はそれ以上の他
の基が放出された後に例えば現像抑制剤又は促進剤とし
て特に所望の写真効果を現す脱離可能な残基をカプリン
グ部位に含むカプラーと考えられる(例えばDE−A−
27 03 145、DE−A−28 55 697、
DE−A−31 05 026、DE−A−33 19
428)。そのような2価のカプラーの例はDIRカ
プラーならびにDAR又はFARカプラーとして既知で
ある。
【0113】用いられるカプラー、特に本発明に従って
用いるのが好ましい、例えば式Id及びIeのピラゾロ
アゾール型マゼンタカプラーは、ポリマーの形態で、例
えばポリマーラテックスとして用いることもできる。
【0114】高分子量カラーカプラーは、例えばDE−
C−1 297 417、DE−A−24, 07 5
69、DE−A−31 48 125、DE−A−32
17 200、DE−A−33 20 079、DE
−A−33 24 932、DE−A−33 31 7
43、DE−A−33 40 376、EP−A−27
284、US−A−4 080 211に記載されて
いる。高分子量カラーカプラーは一般にエチレン性不飽
和モノマーカラーカプラーの重合により製造される。
【0115】用いるカラーカプラーは弱い、又は制限さ
れた移動性を有する色素を与えるカプラーであることも
できる。
【0116】弱い、又は制限された移動性は、カラー現
像の時に形成される不連続な色素点の輪郭が一緒に移動
して斑点をつける(smudge)ように計算された移
動性と理解される。この移動度は一方で可能最大の鮮鋭
さを保証するために従来の写真記録材料においてカラー
カプラー又はそれから作られる色素に関して求められて
いる通常の場合の写真層内における完全な不動性と、及
び他方で例えば色素拡散法において求められている完全
な色素移動性と区別されなければならない。最後に述べ
た色素は一般に、それをアルカリ性媒体中に可溶性とす
る基を少なくとも1つ有する。置換基を変えることによ
り本発明に従って求められている弱い移動性の程度を制
御し、例えばオイルフォーマーの有機媒体における溶解
度又は結合剤マトリックスに対する親和性に特定の効果
を与えることができる。
【0117】本発明のカラー写真記録材料は上記の成分
の他にさらに別の添加剤、例えば酸化防止剤、色素安定
剤ならびに機械的及び静電的性質を制御する試薬をUV
吸収剤と共に含むことができる。そのような追加の化合
物は本発明の化合物と合わせる、すなわち同一の結合層
又は隣接結合層において用いるのが有利である。
【0118】色素、カプラー及び白(whites)の
安定性を向上させ、カブリを減少させるこれらのさらに
別の添加剤(Research Disclosure
17 643(December 1978),se
ction VII)は以下の種類に属する化学物質で
あることができる:ヒドロキノン、6−ヒドロキシクロ
マン、5−ヒドロキシクロマン、スピロクロマン、スピ
ロインダン、p−アルコキシフェノール、立体障害フェ
ノール(sterically hindered p
henold)、没食子酸誘導体、メチレンジオキシベ
ンゼン、アミノフェノール、立体障害アミン、エステル
化又はエーテル化フェノール性ヒドロキシル基を有する
誘導体、金属錯体。
【0119】1分子中に立体障害アミンの部分的構造及
び立体障害フェノールの部分的構造の両方を有する化合
物(米国特許第4,268,593号明細書)は、熱、
水分及び光の発生の結果によるイエローカラー画像の損
傷(変質又は分解)の予防に特に有効である。
【0120】UV光吸収化合物は一方でカラー色素を高
UV日光による漂白から保護し、他方で露光時に日光中
のUV光を吸収してフィルムの色再現を向上させること
を目的とする。通常2つの仕事のために異なる構造の化
合物を用いる。例はアリール−置換ベンゾトリアゾール
化合物(米国特許第3,533,794号明細書)、4
−チアゾリドン化合物(米国特許第3,314,794
号明細書)、ベンゾフェノン化合物(日本特許出願−2
784/71)、ケイ皮酸エステル化合物(米国特許第
3,705,805及び3,707,375号明細
書)、ブタジエン化合物(米国特許第4,045,22
9号明細書)又はベンズオキサゾール化合物(米国特許
第3,700,455号明細書)である。
【0121】カラー写真画像を形成するために、少なく
とも1層のハロゲン化銀層に付随してマゼンタカプラー
ならびに式Iの化合物とポリウレタンの組み合わせを含
むカラー写真記録材料をカラー現像主薬を用いて現像す
る。用いることができるカラー現像主薬化合物はその酸
化生成物の形態でカラーカプラーと反応し、アゾメチン
色素を製造することができるすべての現像主薬化合物で
ある。適したカラー現像主薬化合物は、少なくとも1つ
の第1アミノ基を有するp−フェニレンジアミン型の芳
香族化合物、例えばN,N−ジアルキル−p−フェニレ
ンジアミン、例えばN,N−ジエチル−p−フェニレン
ジアミン、1−(N−エチル−N−メタンスルホンアミ
ドエチル)−3−メチル−p−フェニレンジアミン、1
−(N−エチル−N−ヒドロキシエチル−3−メチル−
p−フェニレンジアミン、1−(N−エチル−N−[3
−ヒドロキシプロピル])−3−メチル−p−フェニレ
ンジアミン及び1−(N−エチル−N−メトキシエチ
ル)−3−メチル−p−フェニレンジアミンである。
【0122】用いることができる別のカラー現像主薬は
例えばJ.Amer.Chem.Soc.73,310
0(1951)及びG.Haist Modern P
hotographic Processing,19
79,John Wiley& Sons,New Y
ork,pages 545以下に記載されている。
【0123】通常カラー現像の後で材料を漂白し、定着
する。漂白と定着は別々に、又は一緒に行うことができ
る。漂白剤として用いることができる通常の化合物は、
例えばFe3+塩及びFe3+錯塩、例えばフェリシアニ
ド、ジクロメート、水溶性コバルト錯体などである。ア
ミノポリカルボン酸の鉄−III錯体が特に好ましく、
エチレンジアミンテトラ酢酸、N−ヒドロキシエチルエ
チレンジアミントリ酢酸、アルキルイミノジカルボン酸
及び対応するスルホン酸の鉄−III錯体が特別に好ま
しい。漂白剤として過硫酸も適している。
【0124】
【実施例】実施例1 試料1(比較) 両側にポリエチレンを塗布した紙のフィルムベースに以
下の層を適用した。記載の量は1m2に関する。
【0125】層1 KNO3及びクロムみょうばんを加
えた200mgのゼラチンから製造した基質層 層2 320mgのゼラチンから製造したカプリング層 層3 0.61gのポリエステルAを用いて750mg
のゼラチン、0.61gのマゼンタカプラーI−6と共
に530mgのAgNO3を乳化して製造した緑感性臭
素化−塩化銀乳剤層(20モル%クロリド)、 層4 1gのゼラチン及び16mgの式 C817SO3 -N(C254 + の湿潤剤から製造した保護層。
【0126】この層に1m2当たり120mgの次式
【0127】
【化13】
【0128】の硬膜剤を含む硬膜層を適用する。
【0129】試料2〜9(本発明) 試料2〜9は試料1と同様の方法で製造し、試料1で用
いたポリエステルAを本発明の化合物で置換することが
異なった(表1を参照)。
【0130】得られた試料を次いで目盛り付きグレーウ
ェッジの後で露光した。次いで材料を下記に挙げる処理
浴を用いて以下の方法で処理した: 現像: 210秒、33℃ 漂白: 50秒、20℃ 定着: 60秒、20℃ 乾燥: 120秒、20℃浴の組成 現像主薬: ベンジルアルコール 13ml ヒドロキシルアンモニウムサルフェート 3g 亜硫酸ナトリウム 2g 4−アミノ−N−エチル−N(β−メタンスルホンアミド エチル)−m−トルイジン セスキサルフェート(1水和物) 4.5g 炭酸カリウム 36g 臭素化カリウム 1.4g ジエチレントリアミノペンタ酢酸、5ナトリウム塩 2g ジエチレングリコール 12ml 水で1lとし、pH 10.4 漂白浴: 水 700ml NH4−Fe−EDTA 65g EDTA 10g NH4Br 100g 酢酸でpH6.0に調節し、水で1lとする。
【0131】 定着浴: チオ硫酸アンモニウム 100g 亜硫酸ナトリウム、無水 10g ナトリウムジサルファイト 3g 次いで最大色濃度Dmaxならびにイエロー及びシアン2
次濃度を測定した(表1)。
【0132】表1maxにおける吸収パーセント 試料 ポリマー Dmax イエロー シアン 1 ポリエステルA 2.12 0.38 0.25 2 P1 2.29 0.31 0.18 3 P2 2.37 0.30 0.16 4 P3 2.25 0.32 0.19 5 P4 2.32 0.32 0.18 6 P7 2.30 0.29 0.16 7 P8 2.30 0.29 0.15 8 P11 2.28 0.30 0.15 9 P12 2.35 0.30 0.16 ポリエステルA:アジピン酸とブタンジオールから製造
したポリエステル表1から、乳化添加剤として本発明の
ポリマーを用い、先行技術のポリマーと比較してより高
い最大色濃度及び可視スペクトルの望ましくない領域に
おける2次濃度の減少が達成できることがわかる。
【0133】実施例2 層構造は実施例1と同様に製造するが、用いる乳化添加
剤が比較ポリマーとしてのDE−OS 4 136 9
65からのポリマーS−1(試料16)であることが異
なる。試料10〜15は同様の方法で製造するが、ポリ
マーS−1の代わりに本発明の化合物を用いる点が異な
る。試料は実施例1に記載の通りに処理する。次いで8
0℃、50%RHで21日間保存した後に黄色カブリを
測定する(表2)。
【0134】表2 80℃、50%RHにおいて21日間の加熱室における保存 試料 ポリマー 黄色カブリ 10 P1 0.10 11 P2 0.10 12 P3 0.10 13 P7 0.10 14 P8 0.10 15 P11 0.10 16 S-1 0.16 S−1 2−アミノ−4−メチルフェノール、ならびに
アジピン酸とブタンジオールに基づくポリエステルをヘ
キサメチレンジイソシアナートと反応させて製造したN
COプレポリマーの反応生成物(DE 4 136 9
65に従う)実施例3 層構造は実施例1と同様に製造するが、乳化添加剤とし
てポリエステルA、安定剤St1及び安定剤St2(試
料17)を用いる点が異なる(比較)。試料18〜20
は同様の方法で製造するがポリエステルAの代わりに本
発明のポリマーを用いる点が異なる。試料を実施例1と
同様に処理する。画像白の黄変を80℃及び50%RH
において42日間保存した後にカブリとして測定する
(表3)。
【0135】
【化14】
【0136】表3は写真材料の黄変を本発明のポリマー
を用いて軽減できることを示している。
【0137】試料 ポリマー 黄色カブリ 17 - 0.31 18 P2 0.13 19 P1 0.1520 P8 0.13 実施例4 40℃において20mlの酢酸エチル中の7.5gのカ
プラーI−6及び7.5gのポリマーP1の溶液(試料
21)を調製し、混合装置を用いて0.75mgのドデ
カニルベンゼンスルホネートを含む125gの6重量%
ゼラチン水溶液中で、17,000rpmにおいて5分
間それを乳化することによりカラーカプラー乳液を製造
する。得られる乳液を室温に冷却し、粒径及び結晶沈澱
に関して調べる。実施例22〜30は同様の方法で製造
するが他のポリマー及び他のカプラーを用いる点が異な
る。
【0138】比較としてヨーロッパ特許第49 399
号明細書に従うポリウレタンに同一の色素カプラーを同
一のカプラー/ポリマー比で負荷する。粒径及び結晶化
挙動を再度調べる。
【0139】負荷法 アジピン酸/1,4−ブタンジオールポリエステルとト
リレンジイソシアナート及びスルホネートエチル−エチ
レンジアミンの付加生成物から成るヨーロッパ特許第4
9 399号明細書からのポリマーIの、90重量%T
HF及び10重量%水の混合物中の30重量%溶液10
0gを62gのTHF中の15gのカプラーI−6の溶
液と共に撹拌し、透明の溶液を得る。次いで173gの
水を20g/分の速度で加え、次いでTHFを真空下で
とばす(試料31)。試料32の場合は同様の方法を用
いるがカプラーI−6の代わりにカプラーI−23を用
いた。
【0140】 表4 試料 カプラー ポリマー 平均粒径/nm 結晶沈殿 21 1-6 P1 180 A 22 1-6 P2 223 A 23 1-6 P3 211 A 24 1-6 P4 194 A 25 1-6 P8 237 A 26 1-23 P1 202 A 28 1-23 P2 187 A 29 1-23 P3 199 A 30 1-23 P11 209 A 31 1-6 ポリマー1** * C 32 1-23 ポリマー1** * C A:結晶なし B:わずかな結晶 C:重度の結晶沈澱 * 重度の結晶沈澱のために測定不可能 ** ヨーロッパ特許第49 399号明細書から 本発明の主たる特徴及び態様は以下の通りである。
【0141】1.少なくとも1種のイエローカプラーを
含む少なくとも1層の青感性ハロゲン化銀乳液剤層、少
なくとも1種のマゼンタカプラーを含む少なくとも1層
の緑感性ハロゲン化銀乳剤層、少なくとも1種のシアン
カプラーを含む少なくとも1層の赤感性ハロゲン化銀乳
剤層を通常の非感光層と共に支持体上に有し、少なくと
も1層が(数平均)分子量が3,000〜50,000
の非イオン性で実質的に脂肪族のポリウレタンを含むこ
とを特徴とするカラー写真材料。
【0142】2.ポリウレタンのための出発物質の10
重量%以下が芳香族出発物質であることを特徴とする上
記1項に記載のカラー写真記録材料。
【0143】3.ポリウレタンを一方で脂肪族ポリエス
テル及び/又はポリエーテル、他方でヘキサメチレンジ
イソシアナート、イソホロンジイソシアナート及び/又
は3,3,5−トリメチルヘキサメチレンジイソシアナ
ートから、1官能基脂肪族連鎖停止剤と共に用いて製造
することを特徴とする上記1項に記載のカラー写真記録
材料。
【0144】4.ポリウレタンをカプラーを含むハロゲ
ン化銀乳剤層においてカプラー1g当たり0.1〜3g
の量で用いることを特徴とする上記1項に記載のカラー
写真記録材料。
【0145】5.カプラーがマゼンタカプラーであるこ
とを特徴とする上記4項に記載のカラー写真記録材料。
【0146】6.マゼンタカプラーが式
【0147】
【化15】
【0148】[式中、R10はH、アルキル、アラルキ
ル、アリール、アルコキシ、アロキシ、アルキルチオ、
アリールチオ、アミノ、アニリノ、アシルアミノ、シア
ノ、アルコキシカルボニル、カルバモイル、スルファモ
イルを意味し、これらの残基はさらに置換されているこ
とができ、R11はH又はカプリングにより遊離すること
ができる基を意味し、Za、Zb、Zcは場合により置換
されていることができるメチン基、=N−又は−NH−
を意味し、Za−Zb結合又はZb−Zc結合のいずれかは
二重結合であり、他の結合は単結合である]のカプラー
であることを特徴とする上記1及び5項に記載のカラー
写真記録材料。
【0149】7.マゼンタカプラーが式
【0150】
【化16】
【0151】[式中、R10、R12及びR13は水素、アル
キル、アラルキル、アリール、アルコキシ、アロキシ、
アルキルチオ、アリールチオ、アミノ、アニリノ、アシ
ルアミノ、シアノ、アルコキシカルボニル、カルバモイ
ル、スルファモイルを示し、これらの残基はさらに置換
されていることができ、R11は上記6項に記載の意味を
有する]の1つであることを特徴とする上記1及び6項
に記載のカラー写真記録材料。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G03C 7/392 A (72)発明者 ベアテ・ベバー ドイツ42799ライヒリンゲン・ヨハニスベ ルク16 (72)発明者 ヘルムート・ライフ ドイツ51375レーフエルクーゼン・パウル −クレー−シユトラーセ68アイ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも1種のイエローカプラーを含
    む少なくとも1層の青感性ハロゲン化銀乳液剤層、少な
    くとも1種のマゼンタカプラーを含む少なくとも1層の
    緑感性ハロゲン化銀乳剤層、少なくとも1種のシアンカ
    プラーを含む少なくとも1層の赤感性ハロゲン化銀乳剤
    層を通常の非感光層と共に支持体上に有し、少なくとも
    1層が(数平均)分子量が3,000〜50,000の
    非イオン性で実質的に脂肪族のポリウレタンを含むこと
    を特徴とするカラー写真材料。
JP7931995A 1994-03-14 1995-03-13 写真記録材料 Pending JPH07281375A (ja)

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DE19944408477 DE4408477A1 (de) 1994-03-14 1994-03-14 Fotografisches Aufzeichnungsmaterial
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DE1522387A1 (de) * 1966-07-02 1969-07-24 Agfa Gevaert Ag Photographische,gelatinehaltige Schichten mit verbesserten physikalischen Eigenschaften
JP2896437B2 (ja) * 1988-01-12 1999-05-31 富士写真フイルム株式会社 ハロゲン化銀カラー感光材料
DE4136965A1 (de) * 1991-11-11 1993-05-13 Agfa Gevaert Ag Fotografisches aufzeichnungsmaterial

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