JPH0638130U - 押し釦装置 - Google Patents

押し釦装置

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Publication number
JPH0638130U
JPH0638130U JP8069992U JP8069992U JPH0638130U JP H0638130 U JPH0638130 U JP H0638130U JP 8069992 U JP8069992 U JP 8069992U JP 8069992 U JP8069992 U JP 8069992U JP H0638130 U JPH0638130 U JP H0638130U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
push button
opening
switch
arm
edge
Prior art date
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Pending
Application number
JP8069992U
Other languages
English (en)
Inventor
栄一 石川
勝志 五味
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Faurecia Clarion Electronics Co Ltd
Original Assignee
Clarion Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Clarion Co Ltd filed Critical Clarion Co Ltd
Priority to JP8069992U priority Critical patent/JPH0638130U/ja
Publication of JPH0638130U publication Critical patent/JPH0638130U/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 押し釦の押圧を解除したとき、押し釦から発
生する異音を防止して、操作性の良好な押し釦装置を提
供する。 【構成】 スイッチを押圧する突部と平行に延設された
腕部と、該腕部の先端に形成された掛止爪とが交差する
角部に傾斜面が形成される。押し釦の押圧を解除したと
き、該傾斜面がパネルの開口部縁端に衝突して押し釦の
復帰速度が減速され、掛止爪が開口部縁端に穏やかに係
合した結果、異音が防止される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は音響再生装置等の機器前面パネルに配設された押し釦を操作して機器 内部のスイッチを開閉する押し釦装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
音響再生装置等の各種機器には回路を開閉する多数の小型スイッチが使用され ている。図4及び図5はプッシュスイッチを取り付けたプリント基板を機器前面 パネルに並行に配設し、パネル面の押し釦を操作してスイッチを開閉操作するよ うにした押し釦の取付構造の従来例であり、それぞれ図4はパネルの後方から押 し釦を押し釦開口部に取り付ける例、また、図5は押し釦をパネルの前方から取 り付ける例である。
【0003】 図4において、1は機器の前面パネルであるエスカッション、2はエスカッシ ョン1の内側に平行に配設されたプリント基板、3はプリント基板2に半田付け されたスイッチ、4はパネル開口部1aに操作面を臨ませ取り付けた操作釦であ り、この操作釦4は後方中心部にスイッチ頭部を押圧する突部4aが一体成形さ れている。また、5は押し釦4と一体に、逆T字形に樹脂成形されたばね部であ り、このばね部5の両端に形成された半球状の凸片6がエスカッション2に常時 弾性的に当接して押し釦4を支持している。
【0004】 エスカッション1の前方から押し釦4を開口部1aに挿入するタイプの、図5 に示す押し釦4には、スイッチ3を押圧する突部4aの両側に、突部4aと平行 に腕部7,7が延設され、更に、この腕部7の先端に直角方向に曲折した掛止爪 8が形成されている。この押し釦4をエスカッション1に取り付ける際は、突部 4aを開口部1a側から挿入し、両腕部7,7を狭めながら押し釦4を前方から 強く押圧する。押し釦4の強制挿入により両掛止爪8が開口部内側に到達して腕 部7,7が開き、掛止爪8が開口部縁端に係合して取り付けられる。
【0005】 図4及び図5の押し釦装置に使用されるスイッチ3は頭部に押圧を加えるとス イッチ接点が閉じられ、押圧を解除するとその弾性作用により接点が開き、突部 4aを初期位置に押し戻す自己復帰形のラバースイッチで、僅かな操作ストロー クでスイッチを開閉することができる。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
上述した押し釦装置はいずれも弾性のあるラバースイッチが使用されており、 押し釦4の押圧を解除したときはラバースイッチが押し釦4を初期位置に強く押 し戻す作用が発生する。このため、押し釦の周縁部が開口部に衝突して衝撃音を 発生することがある。このような操作時の異音はいわゆる「パチ音」として、機 器操作上のフィーリング、あるいは品位を低下させる重大な欠点であり、是非と も除去しなければならない問題である。
【0007】 図4の押し釦4のばね部5と凸片6は押し釦操作解除時の衝撃を吸収するため の、異音防止を目的とした部材であるが、成形上複雑な形状であるためコスト的 に不利という問題がある。また、図5の押し釦装置は取付作業性、及びコスト的 に有利ではあるが、押圧解除時に掛止爪8から発生する異音の問題は解決されて いない。
【0008】 本考案は上記事情に鑑みなされたもので、パネルの前方から取り付ける図5の 押し釦装置を改良し、異音を完全に除去して操作性の良好な押し釦操作装置を提 供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本考案の押し釦装置では、機器内部のスイッチを付 勢する突部と、該突部の両側に延設された腕部と、該腕部の先端に形成され押し 釦開口部の縁端に該腕部を掛止する掛止爪とを備え、押し釦を該開口部外側から 挿入し、機器前面パネルに取り付ける押し釦操作装置であって、該腕部と掛止爪 が交差する角部に傾斜面を形成したものである。
【0010】
【作用】
押し釦の押圧操作が解除され、スイッチの復元力により押し釦が初期位置に復 帰するとき、腕部と係止爪が交差する角部に形成された傾斜面、または曲面が開 口部縁端に衝突し、この衝突によって押し釦の復帰速度が減速する。その後、掛 止爪は穏やかに開口部縁端に係合するが、すでに速度エネルギーが吸収されてい るため係合時に衝撃音は発生しない。
【0011】
【実施例】
以下、本考案を図面を参照して説明する。図1乃至図3は本考案の押し釦装置 を示す図である。なお、同図において、図5の構成要素と同一の構成要素には同 一符号を付し、その詳細な説明を省略するものとする。
【0012】 図中、7は押し釦を前面パネルであるエスカッション1に係合するための腕部 であり、押し釦4に一体形成され、突部4に平行に延設されている。これら腕部 7,7は材質的に弾性と可撓性を備え、外力を受けたとき撓み変形し、復元可能 である。また、腕部7,7の先端部には、突部4aに対向する方向に直角に曲折 した掛止爪10,10がそれぞれ形成されている。そして、腕部7と掛止爪10 が交差する角度の一部を埋めるように傾斜面12が形成される。
【0013】 図2は上記腕部7及び掛止爪10を拡大した部分断面図で、同図(A)は腕部 7と掛止爪10が交差する角部に傾斜面12が形成された実施例である。また、 同図(B)は角部に湾曲された傾斜面である曲面22が形成された第2実施例を 示している。なお、2つの実施例とも、掛止爪10の先端は傾斜面12、曲面2 2の寸法だけ延長されている。
【0014】 次に、上述した押し釦装置の動作を説明する。図1のように、エスカッション 1に取着された押し釦4は掛止爪10が開口部縁端1bに係合し、突部4aの先 端はスイッチ3の頭部に当接し、スイッチ3はオフ状態に保持されている。ここ で、押し釦4を押圧すると突部4aがスイッチ頭部を押圧して変形させるので、 スイッチ3はオンとなる。押し釦4の押圧時は図3(A)に示すように、腕部7 が右方向に移動して開口部縁端1bに係合する掛止爪10が外れる。図3(B) は押し釦4の押圧を解除したときの、腕部7の動作状態を示す図である。このと き、押し釦4はスイッチ3の弾性復元力を受け、図示左方向へ急速に押し戻され る。押し釦4が初期位置に復帰する過程において、傾斜部12は開口部縁端1b に衝突して、この結果、押し釦4の復帰速度が減速される。速度エネルギーが吸 収された腕部7は傾斜面に沿って左方向及び上方へ徐々に移動する。そして、腕 部7は可撓性があるため、根元から撓み湾曲し、図3(C)のように、掛止爪1 0が開口部縁端1bに係合する。
【0015】 第2実施例の腕部7と掛止爪10の交差角度に形成された曲面22も同様に、 押し釦4の押圧解除時に開口部縁端1bに衝突して、押し釦4の復帰速度を減速 する。そして、掛止爪10がゆるやかに開口部縁端1bに係合する作用は第1実 施例と同一である。
【0016】 従って、角部に形成された傾斜面12、または曲面22は開口部縁端1bに衝 突した際に押し釦4の復帰速度エネルギーを吸収し、掛止爪10が緩やかな速度 で開口部縁端1bに係合するので、係合時の衝撃音は抑制される。なお、傾斜面 12及び曲面22は、折損し易い掛止爪の角部を補強するので、製品の信頼性が 向上するなど波及効果がある。
【0017】
【考案の効果】
以上説明したように本考案の押し釦装置によれば、機器内部のスイッチを付勢 する押し釦突部の両側に該突部と平行に延設された腕部と、該腕部を釦開口部縁 端に掛止する掛止爪と、該腕部と掛止爪が交差する角部に傾斜面を形成したので 、押し釦の押圧を解除して押し釦が初期位置に復帰する際は、傾斜面、または曲 面がパネル開口部縁端に衝突し、押し釦の復帰速度が減速される。この結果、掛 止爪が開口部縁端に緩やかに係合するので、掛止爪の急激な係合に起因する異音 が防止できる。従って、操作性が良好な押し釦装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の押し釦装置の断面図である。
【図2】押し釦装置の要部を拡大した断面図である。
【図3】押し釦装置の動作を説明する図である。
【図4】従来の押し釦装置を示す図である。
【図5】従来の押し釦装置を示す断面図である。
【符号の説明】
1 前面パネル(エスカッション) 1a 押し釦開口部 1b 開口部縁端 3 スイッチ 4 押し釦 4a 突部 7 腕部 10 掛止爪 12 傾斜面 22 曲面

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機器内部のスイッチを付勢する突部と、
    該突部の両側に延設された腕部と、該腕部の先端に形成
    され押し釦開口部の縁端に該腕部を掛止する掛止爪とを
    備え、押し釦を該開口部外側から挿入し、機器前面パネ
    ルに取り付ける押し釦操作装置であって、該腕部と掛止
    爪が交差する角部に傾斜面を形成したことを特徴とする
    押し釦装置。
JP8069992U 1992-10-28 1992-10-28 押し釦装置 Pending JPH0638130U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8069992U JPH0638130U (ja) 1992-10-28 1992-10-28 押し釦装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8069992U JPH0638130U (ja) 1992-10-28 1992-10-28 押し釦装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0638130U true JPH0638130U (ja) 1994-05-20

Family

ID=13725582

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8069992U Pending JPH0638130U (ja) 1992-10-28 1992-10-28 押し釦装置

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JP (1) JPH0638130U (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005045752A1 (ja) * 2003-11-06 2005-05-19 Murata Manufacturing Co.,Ltd. カード装置
JP2014216807A (ja) * 2013-04-25 2014-11-17 シャープ株式会社 携帯端末

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