JPH09120741A - 押釦スイッチ - Google Patents

押釦スイッチ

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JPH09120741A
JPH09120741A JP7279081A JP27908195A JPH09120741A JP H09120741 A JPH09120741 A JP H09120741A JP 7279081 A JP7279081 A JP 7279081A JP 27908195 A JP27908195 A JP 27908195A JP H09120741 A JPH09120741 A JP H09120741A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
key top
case
contact
skirt
button switch
Prior art date
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Pending
Application number
JP7279081A
Other languages
English (en)
Inventor
Akihiro Inagaki
明弘 稲垣
Yoshimi Kitakado
善美 北角
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】この発明は、キートップ部が隅押しされて傾い
た場合でも円滑に復帰動作が行われ、スカート部が保護
されるようにした押釦スイッチを提供することを課題と
する。 【解決手段】例えばシリコンゴムの一体成形によって構
成されたキートップ11、突出段部12、さらにスカート13
を備え、スカート13を回路基板に取り付けることにより
キートップ11が支持される。キートップ11は開口18を介
してケース17の外部に突出され、突出段部12とケース17
の内面との間に間隔Hが設定される。この間隔Hは、キ
ートップ11が傾いて押下された状態でケース17に接触さ
れ、前記スカート部が前記ケースに形成した開口部の内
周部の内面部に接触されないように設定される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えばバーコー
ドリーダのような携帯用の電子機器、あるいはキーボー
ド等に使用される押釦スイッチに関する。
【0002】
【従来の技術】押釦スイッチは、指先で押下操作される
キートップを備え、このキートップはスプリングのよう
な弾性支持体によって支えられ、この弾性支持体の支持
力に抗して押し下げ操作されて、キートップと一体的な
可動接点を固定接点に接触させて、電気回路が形成され
るように構成している。
【0003】近年、携帯用電子機器において多くの操作
指示用のスイッチ機構が用いられているもので、そのス
イッチ機構を構成する押釦スイッチにあっては、例えば
図6で示すようにシリコンゴムのような弾性を有する材
料によってキートップ51を構成し、さらにこのキートッ
プ51と一体的にスカート構造体52を設けて、このスカー
ト構造体52によってキートップ51が弾性的に支持される
ようにしている。
【0004】この場合、キートップ51部はケース53に形
成した開口54を介して外部に突出されており、開口54と
キートップの周囲との間にある程度の間隔が存在する。
このため、キートップ51をその真上から垂直に押下操作
された場合には、キートップ51がその軸線に沿って移動
され、可動接点55と固定接点561 、562 との接触が確実
に行われるものであるが、例えばキートップ51の一つの
角部分に相当する隅部分が押下された場合にはキートッ
プ51が図で示すように傾いて押下され、可動接点55と固
定接点561 、562 との接触状態が不安定となる。また、
キートップ51が傾いて押下されると、このキートップ51
の外周のスカート構造体52がケース53にの開口54の内周
と接触してキートップ51の復帰を阻害すると共に、スカ
ート構造体52が直接ケース53に形成した開口54の内周部
の内面部に接触してスカート構造体52部に亀裂を生ず
る。
【0005】この様な問題点に対処するため、例えば実
開昭64−54227号公報に開示された技術において
は、スカート状の弾性体の肉厚を大きくして、キートッ
プを上昇復帰させる力が大きくされるようにすることが
考えられている。この様にすれば、キートップの隅押し
によってキートップが傾いた場合にあっても、確実に復
帰させることができる。しかし、この様にスカート部の
肉厚を大きくしても、キートップを傾いて押圧する力の
小さいときは問題ないが、その押下力が大きい場合に
は、図6で示したようにスカート部がケース53に形成し
た開口24の内周部の内面部に接触し、肉厚のスカート部
が損傷するようになる問題が発生する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】この発明は上記のよう
な点に鑑みなされたもので、キートップの一つの角部が
押される隅押しが行われて、キートップが傾いて押下さ
れるような状態となっても、その傾き量が制限されると
共に、スカート部がケース内に形成した開口部の内面部
に接触されることを防止し、押下力に大小にかかわら
ず、キートップが速やかに復帰されると共にスカート部
に損傷等が生じないようにされる、信頼性に富む押釦ス
イッチを提供しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明に係る押釦スイ
ッチは、キートップの基端部の周部に弾性材料によって
構成されたスカート部を設けると共に、キートップの基
端部の周部に外方向に向けて突出段部を形成し、キート
ップの上部操作部がケースに形成した開口を介して突設
されるようにする。そして、突出段部とケースの下面と
の間隔がキートップが傾いて押下された状態で接触され
るようにする。
【0008】ここで、突出段部のキートップが傾いて押
下された状態で接触される角部分が丸みを持って、もし
くは斜めに切り落として成形することも行われ、さらに
突出段部がケースの開口部周囲に接触する状態としても
よいものであり、またスカート部のキートップとの連続
部でスカート部と兼用する状態で突出段部が形成される
ようにしてもよい。
【0009】この様に構成される押釦スイッチにあって
は、キートップの隅押し等によって傾いて押下された場
合には、突出段部がケースに対して接触されるようにな
り、その傾きの量が制限されると共に、復帰力を阻害す
るようことが確実に避けられる。また、スカート部がケ
ース内に形成した開口の外周部の内面部と接触されるこ
とを防ぎ、スカート部の損傷を避けることができる。し
たがって、常に信頼性を持って実用に供されるものであ
り、例えばバーコードリーダのような携帯用電子機器に
適用して操作信頼性が効果的に確保される。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照してこの発明の
実施の形態を説明する。図1の(A)は第1の実施形態
に係る押釦スイッチの断面構造を示すもので、キートッ
プ11は柱状に構成されるもので、その上面が操作面とさ
れて指先等によって押下される。このキートップ11の基
端部には、その周部に突設されるようにして突出段部12
が一体的に構成され、その下端部周囲には広がるように
成形した肉薄のスカート13が一体的に形成される。ここ
で、キートップ11、突出段部12およびスカート13部は、
例えばシリコンゴムのような弾性材料によって一体的に
成形されている。
【0011】キートップ11は、スカート13部分によって
回路基板14に対して取り付け設定されるもので、キート
ップ11の下面、すなわち回路基板14との対向面には可動
接点15が設けられ、この可動接点15と対向する回路基板
14の面上には、キートップ11が押下されたときに可動接
点15によって短絡される固定接点161 および162 が設け
られている。
【0012】この回路基板14に取り付けられるようにな
るキートップ11部は、回路基板14部と共にケース17の内
部に設定されるもので、ケース17にはキートップ11を外
部に突出させる開口18が形成され、ケース17の開口18部
に対応する内側面との間隔Hは、制限された値に設定さ
れている。
【0013】この様に構成される押釦スイッチにおい
て、キートップ11の真上から、矢印aで示すような垂直
の操作力が作用した場合には、このキートップ11はスカ
ート13部の撓みによってこの矢印の方向に垂直に押下さ
れ、その動きが阻害されることなく可動接点15が固定接
点161 と162 とを短絡し、所定のスイッチング動作が行
われる。
【0014】しかし、特に携帯用機器の場合には矢印b
で示すようにキートップ11の一つの隅部分が押されるこ
とがある。この様な隅押しの状態となると、(B)図で
示すようにキートップ11は傾いて押下される。しかしな
がら、突出段部12とケース17との間隔Hが所定の制限値
より小さな値とされていると、キートップ11が傾いてそ
の外周部が開口18等に接触する以前に、突出段部12の角
部121 がケース17の内面に接触し、キートップ11がそれ
以上傾くことを阻止すると共に、スカート13部がケース
17に形成した開口18部の内周部の内面部に接触されるの
を防ぎ、スカート13部の損傷を避けることができる。
【0015】すなわち、間隔Hがキートップ11が傾いて
押下された状態で突出段部12の角部121 とケース17の内
面とが接触され、キートップ11の外周がケース17の開口
18に接触されないように設定することにより、キートッ
プ11が傾斜した状態で押下されても、その傾き度合いが
突出段部12によって規制されて、その復帰を阻害する事
態が生ずることがない。また、スカート13部に対して大
きな力が作用されることが阻止されるため、またケース
17に形成した開口18部の内周部の内面部と接触されるこ
とを防ぐため、こぬ湯このスカート13に損傷を与えるこ
とがなく、信頼性に富む押釦スイッチとすることができ
る。
【0016】キートップ11と一体的に構成される突出段
部12は、この様に隅押しによりキートップ11の傾きが制
限できるもの、またスカート13部がケース17に形成した
開口18部の内周部の内面部に接触しないものであればそ
の形状は任意に構成できる。さらに、ケース17と突出段
部12との間隔Hは、キートップ11の傾きを制限できる程
度、スカート13部がケース17に形成した開口18部の内周
部の内面部に接触しない程度であれば、特に限定するも
のではない。
【0017】例えば、図2で示すように突出段部12に丸
みを持った円弧状角部122 に成形することもできるもの
であり、また図3で示すように直角の角を斜めに切り落
とした面取り構造123 することもできる。この様に構成
すれば、キートップ11が図1の(B)で示したように斜
めに押下された場合に、この円弧状角部122 あるいは面
取り構造123 部がケース17の内面と接触することによ
り、スカート13部がケース17に形成した開口18部の内周
部の内面部に接触することを防ぎスカート13部の損傷を
避けることができる。
【0018】さらに、図4で示すように突出段部12の上
面が、キートップ11がスカート13部の弾性力によって上
昇設定される通常の不操作時においてケース17の内面に
接触されるように構成することもできる。すなわち、図
1で示したHが“0”の状態とされるもので、キートッ
プ11の上昇位置の限界が突出段部によって規制されるよ
うに構成する。この様な状態としても、キートップ11が
隅押しされて傾いた場合、突出段部12の角部121 を支点
にしてこのキートップ11が傾くようになり、これまでの
実施形態と同様にその傾き量が制限される。
【0019】これまでの実施形態では、キートップ11に
対して特別に構成される突出段部12を一体的に形成する
ようにしたが、この突出段部12を形成しなくともよい場
合もある。図5はその実施の形態を示すもので、ケース
17に形成した開口18の内周部の内面部が、スカート13に
強く接触され、この開口18の角部によってスカート13部
が損傷される虞がある。このため、図で示すように開口
18の内周面のスカート13に接触するようになる角に丸み
181 を形成すれば、スカート13部の保護が効果的に図れ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)はこの発明の一実施形態に係る押釦スイ
ッチを説明する断面図、(B)はこの押釦スイッチが隅
押しされた状態を説明する図。
【図2】この発明の第2の実施形態を説明する断面図。
【図3】この発明の第3の実施形態を説明する断面図。
【図4】この発明の第4の実施形態を説明する断面図。
【図5】この発明の第5の実施形態を説明する断面図。
【図6】従来の押釦スイッチの例を説明する図。
【符号の説明】
11…キートップ、12…突出段部、121 …角部、13…スカ
ート、14…回路基板、15…可動接点、161 、162 …固定
接点、17…ケース、18…開口。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キートップと、 このキートップの基端部の周部にこのキートップ部を支
    えるように一体的に設けられ、取り付け基板上に取り付
    け設定される弾性材料によって構成されたスカート部
    と、 前記キートップの基端部の周部に外方向に向けて設けら
    れた突出段部と、 前記キートップの基端部端面部に設けられた可動接点
    と、 前記取り付け基板上に設けられて、前記キートップが前
    記スカート部の弾性支持力に抗して押下されたときに前
    記可動接点に接触される固定接点と、 前記キートップの上部操作部が貫通設定される開口を備
    えたケースとを具備し、 前記突出段部と前記ケースの下面との間隔は前記キート
    ップが傾いて押下された状態で前記ケースに接触され、
    前記スカート部が前記ケース開口に接触されないように
    設定した押釦スイッチ。
  2. 【請求項2】 前記突出段部の前記キートップが傾いて
    押下された状態で接触される角部分が丸みをもって成形
    されるようにした請求項1記載の押釦スイッチ。
  3. 【請求項3】 前記突出段部の前記キートップが傾いて
    押下された状態で接触される角部分が斜めに切り落とし
    て成形されるようにした請求項1記載の押釦スイッチ。
  4. 【請求項4】 前記突出段部と前記ケースの下面とが、
    前記キートップの押下されない状態で接触する状態に設
    定された請求項1記載の押釦スイッチ。
  5. 【請求項5】 前記突出段部が前記スカート部の前記キ
    ートップに連続する部分によって構成され、前記スカー
    ト部と前記ケースとの間隔が前記キートップが傾いて押
    下された状態で接触されて、スカート部と前記突出段部
    が兼用されるように構成され、前記ケースの開口の前記
    スカート部に接触する角部が切り落されるように成形さ
    れた請求項1記載の押釦スイッチ。
JP7279081A 1995-10-26 1995-10-26 押釦スイッチ Pending JPH09120741A (ja)

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