JPH0638124B2 - 近赤外線吸収フイルタ− - Google Patents

近赤外線吸収フイルタ−

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JPH0638124B2
JPH0638124B2 JP58151698A JP15169883A JPH0638124B2 JP H0638124 B2 JPH0638124 B2 JP H0638124B2 JP 58151698 A JP58151698 A JP 58151698A JP 15169883 A JP15169883 A JP 15169883A JP H0638124 B2 JPH0638124 B2 JP H0638124B2
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代作 松永
昭二 大磯
昭 中村
成人 進藤
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    • G02B5/20Filters
    • G02B5/22Absorbing filters
    • G02B5/223Absorbing filters containing organic substances, e.g. dyes, inks or pigments

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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は近赤外線吸収フィルム又は吸収板に関する。更
に詳しくは式(1) 〔式(1)においてX、Yは共に水素原子を表わすかX及
びYのうちいずれか一方はニトロ基又はアミノ基を表わ
し、他方は水素原子を表わす。又R1は1〜5個の酸素原
子によって中断されていてもよい直鎖又は枝分れしたC
1〜16のアルキル基;シクロアルキル基;アルケニル
基;アラルキル基;アリールオキシアルキル基;C
1〜12のアルキル基又はアルコキシ基を有していても
よいアリール基を、R2は水素原子又はC1〜4のアルキ
ル基を表わす。〕 で表わされるアントラキノン化合物又は式(2)若しくは
(2)′ 〔式(2),(2)′においてR3,R4,R5及びR6は同一又は相
異なる原子又は基であって、水素原子、塩素原子、スル
ホン酸基、置換されていてもよいスルホンアミド基又は
置換されていてもよいアミノメチル基を、o,p,q,rは同
一又は相異なる数で1〜6の整数を、Meは金属原子をそ
れぞれ表わす。〕 で表わされるナフタロシアニン化合物のうちの少なくと
も一種を含有することを特徴とする近赤外線吸収フィル
ム又は吸収板に関する。
近年、情報量の増大にともない、情報処理分野の技術は
目ざましい発展を続けている。ここで用いられる情報の
読取方式においても、様々な改良・発展が見られ、中で
も光学読取装置はコンピューターやファクシミリなどの
入力装置としてその重要性を増している。
例えば量販店で多用されているPOSシステムでも特定
波長の近赤外線を読取光とするバーコーダー読取装置が
このシステムで重要な役割を果たしている。又、工場等
におけるロボットの導入も目ざましいものがあるが、ロ
ボットの駆動にも一部近赤外線の応用がはかられてい
る。これらの例ではいずれも半導体受光素子と特定波長
をカットする為のフィルターからなる光検出装置が用い
られているが、誤動作を防ぎ高い信頼性をえるためには
使用するフィルターが検出光以外の光を十分カットし狭
い波長幅の光のみを検出するような装置である必要があ
る。この場合可視光カットフィルターとしては黒系の色
素が用いられ十分その目的を果たしているが近赤外光を
能率良くカットする近赤外線カットフィルターには良い
ものがなかった。
本発明者らは700〜900nmの近赤外線に対して安定
した吸収特性を示し、光検出装置としての感度と信頼性
を大幅に向上させる近赤外線カットフィルターを開発す
べく鋭意検討の結果式(1)又は(2)若しくは(2)′で表わ
されるアントラキノン化合物又はナフタロシアニン化合
物が近赤外線に対して安定した吸収特性を示し、フィル
ター用樹脂との相溶性がたかく、近赤外線カットフィル
ターとして光検出装置に利用した場合すぐれた感度と高
い信頼性を与えることを見出し本発明に至ったものであ
る。式(1)又は(2)若しくは(2)′で示される化合物(色
素)は単独で又は2種以上混合して使用され、通常透明
なプラスチックフィルム又は板の表面乃至内部に付与せ
しめ近赤外線カットフィルターとして光検出装置に応用
される。プラスチックフィルム又は板に前記の色素を付
与する方法としては次のような方法が用いられる。
(i)熱可塑性樹脂に前記の色素を混合し加熱熔融してフ
ィルム状又は板状に成型する。
(ii)透明な樹脂製のフィルム又は板の上に前記の色素を
バインダーと共に溶解した溶液を塗付してバインダーの
溶剤を蒸発せしめフィルム又は板上で色素を含有する薄
膜を形成せしめる。
(iii)前記の色素を分散剤等と共に微粒子化してえた分
散化粒子を水に分散せしめこれに樹脂製フィルム又は板
を高温で浸漬し色素をフィルム又は板の内部に染着移行
させる。
近赤外線吸収フィルム又は吸収板を製造するのに適した
樹脂としては赤外線をよく透過し強度にすぐれたものが
よくポリエチレンテレフタレート、ポリメタクリレー
ト、ポリアクリレート、ポリカーボネート、ポリスチレ
ン、ポリアミド、エポキシ、酢酸セルロース等の合成又
は半合成樹脂が適している。又前記(ii)の方法における
バインダーとしてはポリ酢酸ビニル、ポリアクリル酸エ
ステル、ポリメタクリル酸エステル、ポリスチレン、ポ
リエステル、ポリ塩化ビニル、ニトロセルロース等の樹
脂又は樹脂エマルジョン若しくはゼラチン、ポリビニル
アルコール、メチルセルロース、カルボキシメチルセル
ロース、アラビアゴム、カゼイン、ポリビニルピロリド
ン等の水溶性樹脂が使われる。
近赤外線吸収フィルム又は吸収板を調製するにあたって
用いられるべき前記(1)又は(2)若しくは(2)′で示され
る色素の量は吸収フィルム又は吸収板に対して重量比で
0.0001〜5%であり、より好ましくは0.01〜1%であ
る。又吸収フィルム又は吸収板の厚さは通常0.1μ〜5m
mでありより好ましくは0.5μ〜1mmである。
式(1)のアントラキノン化合物(色素)は次のように合
成される。
〔式〔A〕,〔B〕,〔C〕,〔D〕及び(1)において
X,Y,R1及びR2は前記と同じ意味を表わす。〕 即ち〔A〕を例えば特開昭51−41735号の方法の
ようにメチルセロソルブ中酸結合剤として炭酸カリウム
を使用し50−100℃でアルキル化する(a)の方法で
〔B〕を得る。又別法として〔C〕を例えば特開昭48
−624号の方法のようにホルムアミド中シアン化ナト
リウムのようなシアン化物の存在下50−100℃で反
応させる(c)の方法で〔D〕を得、〔D〕を経て溶媒中
加熱閉環する(d)の方法で〔B〕を得る。次に〔B〕を
例えば特公昭47−4635号の方法のようにジクロロ
ベンゼン中に溶解し、80〜90℃で硫化水素ガスを通
じる(b)の方法で式(1)の化合物(色素)を得る。
〔A〕から〔B〕を得るために使用されるアルキル化剤
としては、例えば沃化メチル、沃化エチル、臭化ブチ
ル、臭化ヘキシル、臭化ベンジル、臭化アリルのような
ハロゲン化合物、n−オクチルトシレート、ドデシルト
シレート、ヘキシルオキシエチルトシレート、オクチル
オキシエチルトシレート、ブトキシエチルトシレート、
エトキシエチルトシレート、エトキシエトキシエトキシ
エチルトシレート、ノニルオキシプロピルトシレート、
オクチルオキシプロピルトシレート、ヘキシルオキシプ
ロピルトシレート、フェノキシエチルトシレート、シク
ロヘキシルオキシエチルトシレート、フェニルエチルト
シレート、シクロヘキシルトシレート、メチルシクロヘ
キシルトシレート、アリルオキシエチルトシレート、2
−ブテニルトシレート、桂皮トシレート又は のようなスルホン酸エステル類、ジメチル硫酸、ジエチ
ル硫酸、トリエチル燐酸、トリブチル燐酸のような硫酸
エステル、燐酸エステル類が挙げられる。
又〔C〕を製造する為の原料となる式 H2N-R2……(3) (式中、R2は式(1)におけると同じ意味を表わす)で表
わされるアミンとしては例えばノニルオキシプロピルア
ミン、オクチルオキシプロピルアミン、ヘキシルオキシ
プロピルアミン、ドデシルオキシプロピルアミン、エト
キシプロピルアミン、オクチルアミン、ヘキシルアミ
ン、ブチルアミン、プロピルアミン、エチルアミン、メ
チルアミン、アリルアミン、ベンジルアミン、シクロヘ
キシルアミン、アニリン、トルイジン、エチルアニリ
ン、キシリジン、メシジン、ヘキシルアニリン、アニシ
ジン、フェネチジン、2,5−ジメトキシアニリン、クレ
シジン、ブトキシアニリン、ヘキシルオキシアニリン、
ブチルアニリン、ドデシルアニリン、オクチルオキシア
ニリンのようなアミン類が挙げられる。
又、式(2)のナフタロシアニン化合物(色素)は例えば
次のようにして合成することができる。即ちInorganica
chimica Acta,44巻(1980年)209−210頁
に従い、ナフタレン−2,3−ジカルボン酸誘導体と尿素
及び後記の金属塩を250−310℃で反応せしめ、次
いで不純物を溶媒で抽出し、精製品を得る。更に得られ
たナフタロシアニン化合物を、スルホン化又はクロルス
ルホン化後スルホンアミドに誘導するか、クロルメチル
化後アミノメチルに誘導して、式(2)のナフタロシアニ
ン化合物(色素)を得る。
原料のナフタレン−2,3−ジカルボン酸誘導体として
は、ナフタレン−2,3−ジカルボン酸、5,8−ジクロロナ
フタレン−2,3−ジカルボン酸、5,6,7,8−テトラクロロ
ナフタレン−2,3−ジカルボン酸があげられる。又、金
属塩としては、亜鉛塩、マグネシウム塩、銅塩、ニッケ
ル塩、コバルト塩、スズ塩等が使われる。
次に実施例をあげて本発明を具体的に説明する。
実施例1. 色素1. 色素1 0.03部をポリスチレン100部と充分に混合す
る。200℃に加熱融解し、型に入れ成型して厚さ1mm
の板を作る。淡緑色に着色したポリスチレン板が得られ
た。
得られた近赤外線吸収板の光吸収特性を第1図に示す。
波長600〜860nmの近赤外線を有効に吸収している
ことが判る。
ここで用いた色素1は次のように合成した。
エチレングリコールモノメチルエーテル65部中に、無
水炭酸カリウム21.4部、1,4−ジアミノ−2,3−ジシアノ
アントラキノン14.4部を仕込み70−80℃で6時間反
応させる。次いで、γ−メトキシブチルトシレート27.5
部を仕込み90−95℃で4時間反応させる。冷却後メ
タノール50部を加え結晶を過し水洗、乾燥して次式
(I) で表わされる化合物15.9部を得た。次にこの化合物15.9
部をO−ジクロルベンゼン200部に溶解し、80−9
0℃にて、硫化水素ガスを吹き込みながら反応させ、色
素1 13.6部(粗生物)をえた。キシレンで再結晶する
とmp192〜4℃、アセトン中のλmax753nmを示す
精製品がえられる。
実施例2. 色素2 色素3 色素2と3の混合物0.1部をポリメチルメタクリレート
100部と充分に混合する。これを220℃に加熱して
融解せしめ、型に入れ成型して厚さ0.5mmの淡緑色に着
色した吸収板を得た。得られた近赤外線吸収板の光吸収
特性を第2図に示す。波長600〜860nmの近赤外線
を有効に吸収していることが判る。
ここで用いた色素2及び色素3の混合物は次のように合
成した。
エチレングリコールモノメチルエーテル65部中に無水
炭酸カリウム21.4部、1,4−ジアミノ−5−ニトロ−2,3
−ジシアノアントラキノン16.6部を仕込み70−80℃
で6時間反応させる。次いで、γ−メトキシブチルトシ
レート27.5部を仕込み90−95℃で4時間反応させ
る。冷却後メタノール50部を加え結晶を過し水洗、
乾燥して式(II)及び(III) で表わされる化合物の混合物16.4部を得た。次にこの混
合物16.4部をO−ジクロルベンゼン200部に溶解し、
80−90℃にて硫化水素ガスを吹き込みながら、薄層
クロマトグラフで式(II)及び(III)の化合物と、中間生
成物である色素5及び色素6 色素5 色素6 が認められなくなるまで反応させる。
冷却後メタノール300部を加え、結晶を過しメタノ
ール、次いで湯で洗浄し乾燥して粗製色素14.3部を得
た。粗製色素をキシレンで再結晶して色素2及び色素3
の混合物を得た。(アセトン中でのλmax765nm) 実施例3. 色素4 色素4 5部をジナフチルメタンジスルホン酸5部、水
40部と共にサンドミルで充分に湿式粉砕し、微細に分
散した状態とした後スプレードライヤーで乾燥し、水に
微分散可能な粉末を得た。この粉末5部に、酢酸及び酢
酸ソーダにてpH4.5に調整した水3000部を加えて、
色素4の水分散液を調製し、この分散液にポリエステル
フィルム(「ルミラー」厚さ38μ、東レ製)50部を
浸漬し、高温高圧染色機にて130℃、30分間染色し
た。透明で帯黄緑色に着色したフィルムを得た。得られ
た近赤外線吸収フィルムの近赤外線吸収特性がすぐれて
おり、又得られた近赤外線吸収フィルムを太陽光下に1
0分間置くと、フィルムの温度は25℃から35℃に上
昇した。これに対して未染色フィルムは25℃から31
℃に上昇するに留まった。本発明の近赤外線吸収フィル
ムの熱線吸収効果が明らかである。
実施例4. 色素5 色素6 色素5及び6の混合物を実施例3と同様に処理して分散
性粉末を得た。この粉末4部に水3000部及びテトロ
シンK(山川薬品製)6部を加えて水分散液を調製し、
この染浴にポリアミドフィルム(「東レナイロン」東レ
製)50部を浸漬し、100℃、30分間染色した。透
明で帯青緑色に着色したフィルムを得た。得られた近赤
外線吸収フィルムの近赤外線吸収特性がすぐれていた。
又、実施例3と同様な方法でポリカーボネートフィル
ム、実施例4と同様な方法で酢酸セルロースフィルムを
処理することにより、実施例3、4と同様な効果を有す
る近赤外線吸収フィルムを得ることができる。
実施例5. 色素7 色素7 0.01部とポリカーボネート100部と充分に混
合する。これを300℃に加熱融解し、型に入れ成型し
て厚さ1mmの淡緑色に着色した吸収板をえた。えられた
近赤外線吸収板の光吸収特性を第3図に示す。近赤外線
吸収特性がすぐれていることが判る。色素7は次のよう
にして合成する。
ナフタレン2,3−ジカルボン酸無水物8部、尿素12
部、酢酸亜鉛4部を撹拌しながら加熱反応させる。12
0〜160℃で激しく発泡しつつ反応する。更に徐々に
昇温し、300℃迄1時間で上げ300〜310℃に3
0分間保ち、放冷する。熱水を入れ固型物をほぐし、
過する。更に5%炭酸ナトリウム溶液で洗浄後水洗乾燥
して粗製品を得る。ついで粗製色素をピリジンで熱抽出
し、抽出液に茶色の着色が無くなるまで繰り返す。残渣
を水洗、熱水洗浄して色素7を4.6部得た。融点300
℃以上、この色素のジメチルホルムアミド溶解色は淡緑
青色である。
λmax759nm(DMF) 実施例6. 色素8 1部、ポリメチルメタクリレート10部を、 色素8 アセトン15部、トルエン15部、ジメチルホルムアミ
ド15部からなる混合液に溶解しキャスティング法によ
り厚さ0.02mmの淡緑色に着色した近赤外吸収フィルムを
得た。ここで用いた色素8は次のように合成した。
エチレングリコールモノメチルエーテル65部中に、無
水炭酸カリウム21.4後、1,4−ジアミノ−2,3−ジシアノ
アントラキノン14.4部を仕込み70〜80℃で9時間反
応させる。
次いでn−ヘキシルオキシエチルトシレート32部を仕
込み90〜95℃で4時間反応させる。冷却後メタノー
ル50部を加え結晶を過し水洗乾燥して式(IV) で表わされる化合物17部を得た。
次に式(IV)の化合物17部を0−ジクロルベンゼン23
0部に溶解し、80〜90℃にて、硫化水素ガスを吹き
込みながら、薄層クロマトグラフで原料の式(IV)の化合
物が認められなくなる迄反応させる。
冷却後メタノール300部を加え、結晶を過し、メタ
ノール次いで湯で洗浄し乾燥して粗製色素14部を得
た。
粗製色素をキシレンに溶解し、不溶解物を別した後シ
リカゲルカラムクロマトグラフィーにかけキシレンで展
開して精製分取し、溶媒を濃縮後析出した結晶を別乾
燥して青色の色素8を得た。
融点126〜127℃ この色素のアセトン溶解色は青緑色である。
λmax743nm(アセトン) 次の表の構造式で示される化合物(色素)について実施
例1〜6と同様な方法で近赤外線吸収フィルム及び吸収
板を作ることができる。
参考例1. ※レデュサーの組成 H2O 22部 エマルゲン911(花王石けん製) 5部 ミネラルターペン 73部 上記組成物を、コロイドミルに通した後、サンドグライ
ンダー処理を4時間行い繊維加工用コート液を得た。該
コート液を綿布上に、乾燥後の塗布量が繊維と同量とな
るようにスチージングし、150℃×5分の熱処理をす
ることにより、色素を含む樹脂で表面処理された加工綿
布をえた。この加工綿布を太陽光下に10分間置くと、
加工綿布の温度は25℃から36℃に上昇した。これに
対し未加工綿布は25℃から32℃の上昇に留まった。
本願発明の色素1が近赤外線をよく吸収することが認め
られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例1で得られた近赤外線吸収板の光吸収特
性図である。 第2図は実施例2で得られた近赤外線吸収板の光吸収特
性図である。 第3図は実施例5で得られた近赤外線吸収板の光吸収特
性図である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】式(1) 〔式(1)においてX,Yは共に水素原子を表わすか、X及び
    Yのうちいずれか一方はニトロ基又はアミノ基を表わし
    他方は水素原子を表わす。又Rは1〜5個の酸素原子
    によって中断されていてもよい直鎖又は枝分れしたC
    1〜16のアルキル基;シクロアルキル基;アルケニル
    基;アラルキル基;アリールオキシアルキル基;C
    1〜12のアルキル基又はアルコキシ基を有していても
    よいアリール基を、R2は水素原子又はC1〜4のアルキ
    ル基を表わす。〕 で表わされるアントラキノン化合物又は式 (2)、若しくは(2)′ 〔式(2),(2)′においてR3,R4,R5及びR6は同一又は相
    異なる原子又は基であって水素原子、塩素原子、スルホ
    ン酸基、置換されていてもよいスルホンアミド基又は置
    換されていてもよいアミノメチル基を、o,p,q,rは同一
    又は相異なる数で1〜6の整数をMeは金属原子をそれぞ
    れ表わす。〕 で表わされるナフタロシアニン化合物のうちの少なくと
    も一種を含有することを特徴とする近赤外線吸収フィル
    ム又は吸収板。
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