JPH0637932B2 - 自動変速機の制御装置 - Google Patents

自動変速機の制御装置

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JPH0637932B2
JPH0637932B2 JP18368788A JP18368788A JPH0637932B2 JP H0637932 B2 JPH0637932 B2 JP H0637932B2 JP 18368788 A JP18368788 A JP 18368788A JP 18368788 A JP18368788 A JP 18368788A JP H0637932 B2 JPH0637932 B2 JP H0637932B2
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研司 沢
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は自動変速機の制御装置に関するものである。
(従来技術およびその問題点) 自動変速機においては、一般に、多段変速歯車機構の変
速を行なわせる電磁式の変速操作手段を備えて、あらか
じめ設定された変速特性に基づいて、前記変速操作手段
にシフトアップ、シフトダウンに応じた変速信号を出力
することにより、当該多段変速歯車機構の変速が制御さ
れる。
このような自動変速機においては、変速のハンチングを
防止することが望まれ、このため上記変速特性にシフト
アップ特性線とシフトダウン特性線とを設けて、該両特
性線の間にヒステリシスをもたせることが行なわれてい
る。
しかしながら、変速特性を上述のように設定しても、運
転状態によっては変速のハンチングが特に生じ易くなる
場合がある。このため、変速のハンチングが特に問題と
なり易い車速が小さいときに、シフトアップ信号の出力
を所定の設定時間だけ遅延させることが考えられてい
る。
しかしながら、上記遅延を行なわせた場合、車速の速や
かな上昇を要求すべく運転車がアクセルを大きく踏みつ
づけていても、なかなかシフトアップがなされず、この
ため車速の頭打ち感が強くなって運転者が違和感を感じ
てしまう、という新たな問題を生じる。特に、特開昭5
2−20639号公報に示すように、減速時のエンジン
ブレーキを効果的に得るため、ある変速段の変速領域が
1段上の変速段の変速領域に対してある車速まで大きく
伸びるように変速特性を設定した場合には、このような
問題が特に生じ易いものとなる。
したがって、本発明の目的は、設定車速以下のときにシ
フトアップ信号の出力を設定時間遅延させるようにした
ものを前提として、この遅延に伴う違和感を解消し得る
ようにした自動変速機の制御装置を提供することにあ
る。
(問題点を解決するための手段、作用) 前述の目的を達成するため、本発明にあっては、遅延の
ための設定時間内に車速が設定車速よりも大きくなった
ときは、この遅延を中止してシフトアップ信号をすみや
かに出力させるようにしてある。具体的には、第6図に
ブロック図的に示すように、 多段変速歯車機構の変速を行なわせる電磁式の変速操作
手段と、 あらかじめ設定された変速特性に基づいて、前記変速操
作手段にシフトアップ、シフトダウンに応じた変速信号
を出力することにより、前記多段変速歯車機構の変速を
制御する変速制御手段と、 車速があらかじめ設定した設定車速以下であることを検
出する車速検出手段と、 前記車速検出手段により車速が前記設定車速以下である
ことが検出されたとき、前記変速制御手段から出力され
る変速信号のうちシフトアップ信号の出力を所定の設定
時間だけ遅延させる遅延手段と、 前記設定時間内に、前記車速検出手段により検出される
車速が前記設定車速よりも大きくなったときは、前記遅
延手段による遅延を解除させる遅延解除手段と、 を備えた構成としてある。
このような構成とすることにより、先ず、設定車速以下
のときの変速のハンチングが効果的に防止される。そし
て、車速が設定車速よりも大きくなったときは、遅延の
ための設定時間内であっても、この遅延を中止してすみ
やかにシフトアップさせるようにしてあるので、車速の
頭打ち感を無くして、運転車が期待するような車速上昇
が得られる。勿論、この場合は車速が設定車速よりも大
きくなっているので、もはや変速のハンチングというも
のは事実上問題ではなくなる。
(実施例) 以下本発明の実施例を添付した図面に基づいて説明す
る。
第1図において、1はエンジン、2は自動変速機であ
り、エンジン1の出力が自動変速機2を介して、図示を
略す駆動輪へ伝達される。
自動変速機2は、トルクコンバータ3と遊星歯車式多段
変速機構4とから構成されている。このトルクコンバー
タ3は、図示を略すロックアップクラッチを備え、ロッ
クアップ用のソレノイド5を制御することにより、ロッ
クアップクラッチがON(締結)、OFF(締結解除)
される。また、変速機構4は、実施例では前進4段とさ
れ、既知のように変速操作手段として複数個の変速用ソ
レノイド6の励磁、消磁の組合せを変更することによ
り、所望の変速段とされる。勿論、上記各ソレノイド
5、6は、ロックアップ用あるいは変速用の油圧式アク
チュエータの作動態様を切換えるものである。
第1図中10はマイクロコンピユータを利用して構成さ
れた制御ユニットで、これには各センサ11〜13から
の信号が入力される。上記センサ11は、スロットル弁
7の開度すなわちスロットル開度を検出するものであ
る。センサ12は車速を検出するものである。センサ1
3は自動変速機2の現在のギア位置すなわち変速段を検
出するものである。また、制御ユニット10からは、前
記ソレノイド5に対してロックアップクラッチのON、
OFF用の制御信号が、またソレノイド6に対して変速
制御用の信号が出力される。
なお、制御ユニット10は、基本的にCPU、ROM、
RAM、CLOCK(ソフトタイマ)を備える他、A/
DあるいはD/A変換機さらには入出力インターフェイ
スを有するが、これ等はマイクロコンピユータを利用す
る場合の既知の構成なので、その説明は省略する。な
お、以下の説明で用いる変速特性(マップ)等は、制御
ユニット10のROMに記憶されているものである。
制御ユニット10による変速制御について、以下に説明
する。
先ず、変速特性が第2図のように設定されている。この
第2図から明らかなように、スロットル開度が小さい領
域において、設定車速V1まで3速用の変速領域が4速
用の変速領域に大きく伸びている。なお、本実施例で
は、3速から4速へのシフトアップ時にのみ、ソレノイ
ド6へのシフトアップ信号出力の遅延を行なわせるよう
にしてある 第2図に示す変速特性において、現在の運転状態が同図
Xで示す状態、すなわち3速の状態にあるとする。この
X状態から、運転者がアクセル操作することにより、運
転状態が矢印αもしくβとなるように変化する場合を考
える。この矢印αで示す場合は、スロットル開度が大き
くなって、4速への変速領域となり、この4速の変速領
域のまま車速が設定車速V1よりも大きくなったときで
ある。そして、この設定車速V1よりも大きくなるまで
の時間が、4速への変速領域に入った直後から所定の設
定時間T1が経過する前とされる。また、矢印βで示す
場合は、一旦4速への変速領域に入った直後から上記設
定時間T1を経過する前に、アクセルが戻し操作される
ことによりスロットル開度が小さくなって再び3速の変
速領域へ戻った場合である。
第3図は運転状態が上記の態様α、βで示すように変化
したときの、スロットル開度と、設定時間T1設定用の
タイマのカウント時間と、変速段との関係を示してあ
る。この第3図から明らかなように、βで示すように変
化したときは、設定時間T1経過前に再び3速の変速領
域へと戻っているため、4速へのシフトアップが行なわ
れないことにある。一方、αで示すように変化したとき
には、設定時間T1経過前であっても、車速が設定車速
V1よりも大きくなった時点でシフトアップがなされ
る。
前述したような制御内容を、第4図、第5図のフローチ
ャートを参照しつつ説明する。なお、以下の説明でPあ
るいはQはステップを示す。
先ず、第5図のフローチャートは第4図のフローチャー
トに対して所定時間毎の割込みによって行なわれ、この
割込処理によって、設定時間T1までのカウントがなさ
れる。すなわち、後述するように、4速への変速領域に
入った時点でタイマのカウント値DTが設定時間T1に
設定されるが、Q1において、タイマのカウント値DT
が零であるか否かが判別される。そして、この判別でY
ESのときは設定時間T1が経過したとしてそのままリ
ターンされる。逆にQ1の判別でNOのときは、Q2に
おいて、タイマのカウント値DTがカウントダウンされ
る。
上記第5図の割込処理がなされる第4図では、次のよう
な処理がなされる。先ず、P1においてシステムのイニ
シャライズが行なわれるが、このとき、フラグFが零に
セットされる。なお、このフラグFは、「1」のときが
4速へのシフトアップを遅延していることを示し、
「0」のときがこの遅延を行なっていないことを示す。
P2においては、前記各センサ11〜13からの信号が
入力される。そして、P3において、既知のように現在
のギア位置(変速段)を勘案して第2図に示す変速特性
に照して、シフトアップすべきかシフトダウンすべきか
が判定される。
P4においては、P3の判定結果が、4速へシフトアッ
プすべきものであるか否かが判別される。このP4の判
別でNOのときは、シフトアップの際の遅延を行なわな
いような変速のときであるので、P5において、P3で
の判定結果に従う変速がなされる。そして、P6におい
てフラグFを0にリセットした後、リターンされる。
前記P4の判別でYESのときは、P7において車速が
設定車速V1以下であるか否かが判別される。このP7
の判別でYESのときは、P8においてフラグFが0で
あるか否かが判別される。このP8の判別でYESのと
きは、4速への変速領域に入った直後であるので、P9
において、遅延用のタイマを設定時間T1にセットした
後、P10へ移行する。また、このP8の判別でNOの
ときは、既に遅延が行なわれているときなので、P9を
経ることなくP10へ移行する。
P10では、タイマのカウント値DTが零になったか否
かが判別される。このP10の判別でNOのときは、遅
延時間T1を経過していないときなので、P11におい
て、シフトアップ信号の出力が中止される。そして、P
12においてフラグFを1にセットした後リターンされ
る。
前記P10の判別でYESのときは、設定時間T1を経
過したときなので、P13において4速へのシフトアッ
プ信号を出力した後、フラグFを0にセットしてリター
ンされる。
前記P7の判別でNOのときは、P15において、タイ
マのカウント値DTが零にセットされた後、P10へ移
行する。このP15を経ることにより、P10での判別
がYESとなって、4速へのシフトアップ信号が出力さ
れることになる。
以上実施例について説明したが、1速から2速へのシフ
トアップ時、あるいは2速から3速へのシフトアップ時
にも本発明を適用し得るものである。
(発明の効果) 本発明は以上述べたことから明らかなように、設定車速
以下のときにシフトアップ信号の出力を設定時間遅延さ
せることにより変速のハンチングを効果的に防止しつ
つ、車速が設定車速よりも大きくなったときはこの遅延
を強制的に解除することにより運転者に対して違和感を
与えてしまうような事態を回避できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す全体系統図。 第2図は変速特性の一例を示す図。 第3図は本発明の制御内容を図式的に示すタイムチャー
ト。 第4図、第5図は本発明の制御例を示すフローチャー
ト。 第6図は本発明の全体構成をブロック図的に示す図。 1:エンジン 2:自動変速機 4:多段変速歯車機構 10:制御ユニット 11:センサ(スロットル開度) 12:センサ(車速) 13:センサ(ギア位置)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】多段変速歯車機構の変速を行なわせる電磁
    式の変速操作手段と、 あらかじめ設定された変速特性に基づいて、前記変速操
    作手段にシフトアップ、シフトダウンに応じた変速信号
    を出力することにより、前記多段変速歯車機構の変速を
    制御する変速制御手段と、 車速があらかじめ設定した設定車速以下であることを検
    出する車速検出手段と、 前記車速検出手段により車速が前記設定車速以下である
    ことが検出されたとき、前記変速制御手段から出力され
    る変速信号のうちシフトアップ信号の出力を所定の設定
    時間だけ遅延させる遅延手段と、 前記設定時間内に、前記車速検出手段により検出される
    車速が前記設定車速よりも大きくなったときは、前記遅
    延手段による遅延を解除させる遅延解除手段と、 を備えていることを特徴とする自動変速機の制御装置。
JP18368788A 1988-07-25 1988-07-25 自動変速機の制御装置 Expired - Lifetime JPH0637932B2 (ja)

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JPH0235261A JPH0235261A (ja) 1990-02-05
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