JPH0656200B2 - 自動変速機の制御装置 - Google Patents

自動変速機の制御装置

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JPH0656200B2
JPH0656200B2 JP18994688A JP18994688A JPH0656200B2 JP H0656200 B2 JPH0656200 B2 JP H0656200B2 JP 18994688 A JP18994688 A JP 18994688A JP 18994688 A JP18994688 A JP 18994688A JP H0656200 B2 JPH0656200 B2 JP H0656200B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は自動変速機の制御装置に関するものである。
(従来技術およびその問題点) 自動変速機においては、一般に、多段変速機構の変速を
行なわせる電磁式の変速操作手段を備えて、あらかじめ
設定された変速特性に基づいて、前記変速操作手段にシ
フトアップ、シフトダウンに応じた変速信号を出力する
ことにより、当該多段変速機構の変速が制御される。
このような自動変速機においては、変速のハンチングを
防止することが望まれ、このため上記変速特性にシフト
アップ特性線とシフトダウン特性線とを設けて、該両特
性線の間にヒステリシスをもたせることが行なわれてい
る。
しかしながら、変速特性を上述のように設定しても、運
転状態によっては、例えば定速走行中になされるアクセ
ルのわずかな開閉操作がなされた場合に、変速のハンチ
ングが特に生じ易くなる。このため、変速のハンチング
が特に問題となり易い車速が小さいときに、シフトアッ
プ信号の出力を所定の設定時間だけ遅延させることが考
えられている。
一方、自動変速機においては、マニュアル操作によるレ
ンジ位置の変更という手間を要することなく、減速時に
いかに効果的にエンジンブレーキを得るかが問題とな
る。このエンジンブレーキを効果的に得るには、低速段
での走行がなされるようにすればよく、このため、特開
昭52−20630号公報に示すように、減速時のエン
ジンブレーキを効果的に得るため、ある変速段の変速領
域が1段上の変速段の変速領域に対してある車速まで大
きく伸びるように変速特性を設定することが提案されて
いる。すなわち、大きな減速時にはアクセルが全閉ある
いは全閉付近とされるため、この全閉付近の変速領域を
低速段用として広げるようにしたものである。
ところで、前述したようにシフトアップ信号の出力を所
定の設定時間だけ遅延させるものにおいては、アクセル
が全閉あるいは全閉付近での減速時に変速のハンチング
が生じ易いものとなる。すなわち、アクセル開度(スロ
ットル開度)が大きい状態での走行から、アクセルを全
閉(スロットル全閉)とする減速状態へと移行したと
き、シフトアップすべきより高速段の変速領域を通過し
た後、再び低速段へと移行するような機会が多くなる。
この場合、遅延のための設定時間経過後にシフトアップ
信号が先ず出力され、次いでシフトダウンの信号が出力
されることになり、変速のハンチングを生じる。このよ
うなことは、単にハンチングだけの問題ではなく、一時
的に高速段での走行がなされることによるエンジンブレ
ーキでの効果が減少されてしまうことになる。そして、
このような現象は、前記特開昭52−20630号公報
に示すように変速特性を設定した場合に特に顕著とな
る。
(発明の目的) 本発明の目的は、シフトアップ信号の出力を所定の設定
時間だけ遅延させるようなものを前提として、アクセル
全閉あるいは全閉付近での減速時における変速のハンチ
ングを防止し得るようにした自動変速機の制御装置を提
供することにある。
(問題点を解決するための手段、作用) 前述の目的を達成するため、本発明にあっては次のよう
な構成としてある。すなわち、第6図にブロック図的に
示すように、 多段変速機構の変速を行なわせる電磁式の変速操作手段
と、 あらかじめ設定された変速特性に基づいて、前記変速操
作手段にシフトアップ、シフトダウンに応じた変速信号
を出力することにより、前記多段変速機構の変速を制御
する変速制御手段と、 前記変速制御手段から出力される変速信号のうちシフト
アップ信号の出力を所定の設定時間だけ遅延させる遅延
手段と、 アクセルが全閉または全閉付近での減速を検出する減速
検出手段と、 前記設定時間内に前記減速検出手段により減速が検出さ
れたとき、前記シフトアップ信号を解除するシフトアッ
プ信号解除手段と、 を備えた構成としてある。
このように構成された本発明にあっては、遅延のための
設定時間内にアクセル全閉あるいは全閉付近での減速が
検出されたときは、その出力が遅延されていたシフトア
ップ信号そのものが無かったものとされることになる。
これにより、減速に伴って、一旦シフトアップすべき高
速段側の変速領域を通過した後再び低速段側の変速領域
へと復帰したようなときに、一旦シフトアップされた後
直ちにシフトダウンされてしまう、というような変速の
ハンチングが防止され、かつエンジンブレーキを効果的
に得られる。
(実施例) 以下本発明の実施例を添付した図面に基づいて説明す
る。
第1図において、1はエンジン、2は自動変速機であ
り、エンジン1の出力が自動変速機2を介して、図示を
略す駆動輪へ伝達される。
自動変速機2は、トルクコンバータ3と遊星歯車式多段
変速機構4とから構成されている。このトルクコンバー
タ3は、図示を略すロックアップクラッチを備え、ロッ
クアップ用のソレノイド5を制御することにより、ロッ
クアップクラッチがON(締結)、OFF(締結解除)
される。また、変速機構4は、実施例では前進4段とさ
れ、既知のように変速操作手段として複数個の変速用ソ
レノイド6の励磁、消磁の組合せを変更することによ
り、所望の変速段とされる。勿論、上記各ソレノイド
5、6は、ロックアップ用あるいは変速用の油圧式アク
チュエータの作動態様を切換えるものである。
第1図中10はマイクロコンピュータを利用して構成さ
れた制御ユニットで、これには各センサあるいはスイッ
チ11〜15からの信号が入力される。上記センサ11
は、スロットル弁7の開度すなわちスロットル開度を検
出するものである。センサ12は車速を検出するもので
ある。センサ13は自動変速機2の現在のギア位置すな
わち変速段を検出するものである。
スイッチ14およびセンサ15は、互いに協働してアク
セル全閉あるいは全閉付近での減速を検出するためのも
のである。すなわち、スイッチ14はアクセルが全閉あ
るいは全閉付近のときにONされ、このスイッチ14が
ONのときにエンジン回転数が所定回転数以上であると
きに、上述したような減速と判断される。また、制御ユ
ニット10からは、前記ソレノイド5に対してロックア
ップクラッチのON、OFF用の制御信号が、またソレ
ノイド6に対して変速制御用の信号が出力される。
なお、制御ユニット10は、基本的にCPU、ROM、
RAM、CLOCK(ソフトタイマ)を備える他、A/
DあるいはD/A変換機さらには入出力インターフェイ
スを有するが、これ等はマイクロコンピュータを利用す
る場合の既知の構成なので、その説明は省略する。な
お、以下の説明で用いる変速特性(マップ)は、制御ユ
ニット10のROMに記憶されているものである。
制御ユニット10による変速制御について、以下に説明
する。
先ず、変速特性が第2図のように設定されている。この
第2図から明らかなように、3速から4速へのシフトア
ップ特性線が、スロットル開度が小さい領域において、
設定車速V1まで3速用の変速領域が4速用の変速領域
に大きく伸びている。なお、本実施例では、3速から4
速へのシフトアップ時にのみ、ソレノイド6へのシフト
アップ信号出力の遅延を行なわせるようにしてある 第2図に示す変速特性において、現在の運転状態が設定
車速V1よりも小さい車速で3速の状態にあるとする。
この3速の状態から、運転者がアクセル操作することに
より、運転状態が矢印αもしくはβとなるように変化す
る場合を考える。この矢印αで示す場合は、スロットル
開度が小さくなって4速への変速領域となり、この4速
の変速領域のままで、4速への変速領域に入った直後か
ら遅延のための所定の設定時間T1が経過した場合とさ
れる。また、矢印βで示す場合は、一旦4速への変速領
域に入った直後から上記設定時間T1を経過する前に、
スロットル開度が全閉(エンジン回転数が未だ大きいの
で減速となる)となって再び3速の変速領域へ戻った場
合である。
第3図は運転状態が上記の態様α、βで示すように変化
したときの、スロットル開度と、設定時間T1設定用の
タイマのカウント時間と、変速段との関係を示してあ
る。この第3図から明らかなように、αで示すように変
化したときは、設定時間T1経過後に4速へのシフトア
ップが行なわれることになる。一方、βで示すように変
化したときには、設定時間T1経過前にアクセル全閉ま
たは全閉付近での減速が検出されたため、4速へのシフ
トアップが行なわれないことになる。
前述したような制御内容を、第4図、第5図のフローチ
ャートを参照しつつ説明する。なお、以下の説明でPあ
るいはQはステップを示す。
先ず、第5図のフローチャートは第4図のフローチャー
トに対して所定時間毎の割込みによって行なわれ、この
割込処理によって、設定時間T1までのカウントがなさ
れる。すなわち、後述するように、4速への変速領域に
入った時点でタイマのカウント値DTが設定時間T1に
設定されるが、Q1において、タイマのカウント値DT
が零であるか否かが判別される。そして、この判別でY
ESのときは設定時間T1が経過したとしてそのままリ
ターンされる。逆にQ1の判別でNOのときは、Q2に
おいて、タイマのカウント値DTがカウントダウンされ
る。
上記第5図の割込処理がなされる第4図では、次のよう
な処理がなされる。先ず、P1においてシステムのイニ
シャライズが行なわれるが、このとき、フラグFが零に
セットされる。なお、このフラグFは、「1」のときが
4速へのシフトアップを遅延していることを示し、
「0」のときがこの遅延を行なっていないことを示す。
P2においては、前記各センサあるいはスイッチ11〜
15からの信号が入力される。そして、P3において、
既知のように現在のギア位置(変速段)を勘案して第2
図に示す変速特性に照して、シフトアップすべきかシフ
トダウンすべきかが判定される。
P4においては、P3の判定結果が、4速へシフトアッ
プすべきものであるか否かが判別される。このP4の判
別でNOのときは、シフトアップの際の遅延を行なわな
いような変速のときであるので、P5において、P3で
の判定結果に従う変速がなされる。そして、P6におい
てフラグFを0にリセットした後、リターンされる。
前記P4の判別でYESのときは、P7において車速が
設定車速V1以下であるか否かが判別される。このP7
の判別でYESのときは、P8においてフラグFが0で
あるか否かが判別される。このP8の判別でYESのと
きは、4速への変速領域に入った直後であるので、P9
において、遅延用のタイマを設定時間T1にセットした
後、P10へ移行する。また、このP8の判別でNOの
ときは、既に遅延が行なわれているときなので、P9を
経ることなくP10へ移行する。
P10では、現在アクセル全閉あるいは全閉付近での減
速時であるか否かが判別される。このP10の判別でY
ESのときは、P16において4速へのシフトアップが
キャンセルされた後、前記P6以降の処理がなされる。
このP16を経る処理が、前述した態様βのための処理
となる。
また、P10の判定でNOのときは、P11、12にお
いて、タイマのカウント値DTが零になったか否かが判
別される。このP11の判別でNOのときは、遅延時間
T1を経過していないときなので、P12において、シ
フトアップ信号の出力が中止される。そして、P13に
おいてフラグFを1にセットした後リターンされる。ま
た、前記P11の判別でYESのときは、設定時間T1
を経過したときなので、P14において4速へのシフト
アップ信号を出力した後、P6でフラグFを0にリセッ
トしてリターンされる。このように、P11を経る処理
が、前述した態様αのための処理となる。
前記P7の判別でNOのときは、P15において、タイ
マのカウント値DTが零にセットされた後、P10へ移
行する(遅延時間の設定無し)。
以上実施例について説明したが、1速から2速へのシフ
トアップ時、あるいは2速から3速へのシフトアップ時
にも本発明を適用し得るものである。
(発明の効果) 本発明は以上述べたことから明らかなように、シフトア
ップ信号の出力を設定時間遅延させることにより変速の
ハンチングを効果的に防止しつつ、このシフトアップ信
号の出力を遅延させることに伴なって減速時に生じ易く
なる変速のハンチングをも防止できる。勿論、上記減速
時には、一時的にシフトアップされてしまうような態様
が回避されるため、エンジンブレーキを効果的に得る上
でも好ましいものとなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す全体系統図。 第2図は変速特性の一例を示す図。 第3図は本発明の制御内容を図式的に示すタイムチャー
ト。 第4図、第5図は本発明の制御例を示すフローチャー
ト。 第6図は本発明の全体構成をブロック図的に示す図。 1:エンジン 2:自動変速機 4:多段変速歯車機構 10:制御ユニット

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】多段変速機構の変速を行なわせる電磁式の
    変速操作手段と、 あらかじめ設定された変速特性に基づいて、前記変速操
    作手段にシフトアップ、シフトダウンに応じた変速信号
    を出力することにより、前記多段変速機構の変速を制御
    する変速制御手段と、 前記変速制御手段から出力される変速信号のうちシフト
    アップ信号の出力を所定の設定時間だけ遅延させる遅延
    手段と、 アクセルが全閉または全閉付近での減速を検出する減速
    検出手段と、 前記設定時間内に前記減速検出手段により減速が検出さ
    れたとき、前記シフトアップ信号を解除するシフトアッ
    プ信号解除手段と、 を備えていることを特徴とする自動変速機の制御装置。
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DE4120552C1 (ja) * 1991-06-21 1992-12-17 Dr.Ing.H.C. F. Porsche Ag, 7000 Stuttgart, De
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