JPH0637784Y2 - 圧力鍋の蒸気圧調整用おもし弁 - Google Patents

圧力鍋の蒸気圧調整用おもし弁

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JPH0637784Y2
JPH0637784Y2 JP14962789U JP14962789U JPH0637784Y2 JP H0637784 Y2 JPH0637784 Y2 JP H0637784Y2 JP 14962789 U JP14962789 U JP 14962789U JP 14962789 U JP14962789 U JP 14962789U JP H0637784 Y2 JPH0637784 Y2 JP H0637784Y2
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pressure
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勇 坂田
靖博 高木
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昭和マツタカ株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、圧力鍋の蒸気圧調整用おもし弁に関する。
従来の技術 この種の弁としては、第2図に示すように、圧力鍋の垂
直状蒸気排出管61の上端開口縁部にのせられるテーパ部
62が下端に設けられた垂直棒状弁体63と、弁体63に荷重
を加えるおもり64と、蒸気排出管61の外面に設けられた
環状突出部65に係合離脱自在な弁体開放位置保持用環状
係合部材66とを備えているものが知られている。
弁体63の上部は合成樹脂製つまみ67に埋め込まれてい
る。弁体63の下方突出部外面には雄ねじ68が形成されて
いる。おもり64は、ステンレス製中実棒材の切削加工に
より天井付円筒状に形成されたものであって、下向きの
中心孔69を有している。天井にはねじ孔71が形成され
て、これに、弁体63がねじ入れられている。中心孔89の
周面下端近くには環状溝72が形成されて、これに、係合
部材66がはめ止められている。
考案が解決しようとする課題 上記弁では、おもり64を形成するために、中心孔69、ね
じ孔71および環状溝72の切削加工が必要である。中心孔
69の容積な、おもり64全体のかなりの部分を占め、した
がって、材料の歩留まりが悪い。ねじ孔71および環状溝
72の加工は非常に難しく、これらの加工に手間が掛か
り、おもし弁が高価につくという問題点があった。
この考案の目的は、上記問題点を解決した圧力鍋の蒸気
圧調整用おもし弁を提供することにある。
課題を解決するための手段 この考案による圧力鍋の蒸気圧調整用おもし弁は、圧力
鍋の垂直状蒸気排出管の上端開口縁部にのせられるテー
パ部が下端に設けられた垂直棒状弁体と、弁体に荷重を
加えるおもりと、蒸気排出管の外面に設けられた環状突
出部に係合離脱自在な弁体開放位置保持用環状係合部材
とを備えている圧力鍋の蒸気圧調整用おもし弁におい
て、おもりが、パイプ材製垂直短円筒胴およびこれの内
周面上端部にはめ止められた頂板よりなり、頂板の中央
部に孔が設けられてこれに弁体がはめ止められ、おもり
が円筒状カバーにはめ入れられておもりの下端面がカバ
ーの下端部に設けられた内向きフランジで受けられ、フ
ランジの内周面上端部に段が設けられて、係合部材が、
段上面とおもり下端面の間に挾み止められていることを
特徴とするものである。
作用 この考案による圧力鍋の蒸気圧調整用おもし弁では、お
もりが、パイプ材製垂直短円筒胴およびこれの内周面上
端部にはめ止められた頂板よりなるから、中心孔の加工
が不要である。
また、頂板の中央部に孔が設けられてこれに弁体がはめ
止められているから、弁体をおもりに取付けるためのね
じ孔の加工が不要である。
さらに、おもりが円筒状カバーにはめ入れられておもり
の下端面がカバーの下端部に設けられた内向きフランジ
で受けられ、フランジの内周面上端部に段が設けられ
て、係合部材が、段上面とおもり下端面の間に挾み止め
られているから、係合部材をおもりに取付けるための環
状溝の加工が不要である。
実施例 この考案の実施例を第2図を参照してつぎに説明する。
第1図に、圧力鍋の蓋11に設けられた垂直状蒸気排出管
12と、これの上端開口を開閉するおもし弁13とが示され
ている。
蒸気排出管11の外面には、上から下にかけて順次、弁抜
止め用環状突出部14、弁仮止め用環状突出部15および係
止用環状突出部16が設けられ、係止用環状突出部16より
下方の部分が蓋11にねじ込まれている。
おもし弁13は、垂直棒状弁体21と、弁体21を荷重するお
もり22と、おもり22を被覆している上下のカバー23,24
とを備えている。弁体21おもり22は、いすれもステンレ
ス製である。上下のカバー23,24は、いずれも合成樹脂
製である。
弁体21の下端にはテーパ部31が設けられ、これが、蒸気
排出管12の上端開口縁部にのせられている。弁体21の上
部には段32を介して小径部33が設けられるとともに、こ
れに続いて外方折り曲げ部34が設けられている。この折
曲げ部34は、後で詳しく説明するが、折曲げられる前
は、真っ直ぐな筒状だったものである。
おもり22は、円筒胴35および頂板36よりなる。円筒胴35
は引抜きパイプでつくられている。胴35の内周面上端部
には段42が設けられ、この段42の上に頂板36がはめ込ま
れている。頂板36の上面は胴35の上端面と面一であり、
胴35の内周面と頂板36の外周面とは合致しており、両面
にまたがってポンチマークが付けられ、これにより、胴
35から頂板36が抜け出ないようになっている。頂板36の
中央部には貫通孔41が設けられている。貫通孔41に弁体
21の小径部33から上方の部分が通されて、上記した真っ
直ぐだった筒状の部分が外方に折り曲げられて折曲げ部
34が貫通孔41の縁部にかしめ止められている。
上カバー34は、半球状の天井43と、これの下縁部に連な
った垂下壁44と、天井43の内部に設けられかつおもり22
の上端面で受けられているいる水平断面十文字状リブ45
とよりなる。垂下壁44の内面には環状係合溝46が形成さ
れている。下カバー35は、胴35の外周面を、その上端の
一部を除いて被覆している周壁47と、これの下端より内
向きに突出して胴47の下端面を受けたフランジ48とより
なる。周壁47の上部は垂下壁44にはめ入れられ、そのは
め入れられた部分の外面に、係合溝46に係合した環状係
合突条49が形成されている。フランジ48の内周面上端部
には段51が設けられ、この段51の上面とおもり33の下端
面間に係合部材52が挾み止められている。係合部材52
は、詳しく図示しないが、ばね材によって形成されたも
のであって、欠円状部53と、これの両端よりそれぞれ内
方に突出した一対のC字状部54とよりなる。両C字状部
54の最少間隔は弁仮止め用環状突出部15の外径より僅に
狭められている。
圧力鍋で通常の煮炊きを行う場合、鍋内の蒸気圧力が所
定以上になると、その蒸気圧によりおもし弁13が持上げ
られて蒸気排出管12と弁体21の間に隙間ができ、その隙
間を通って蒸気が排出される。蒸気が排出されて鍋内の
圧力が低下すると、自重でおもし弁13が落下して蒸気排
出管12の上端にのせられる。このように、蒸気圧により
おもし弁13の昇降が繰り返されることにより、鍋内は所
定圧力に調節される。
煮炊きが終了して、鍋内の蒸気を排出する場合、おもし
弁13を掴んで引き上げると、係合部材52の両C字状部54
が外方に拡げられて弁仮止め用環状突出部15を乗り越
え、その後もとの形に復元される。そうすると、両C字
状部54が環状突出部15に上方から係合されておもし弁13
は持上げられた状態に保持され、蒸気排出管12の上端開
口は開放されたままとなる。
考案の効果 この考案によれば、冒頭で説明した加工、すなわち、中
心孔、弁体をおもりに取付けるためのねじ孔および係合
部材をおもりに取付けるための環状溝の加工がすべて不
要であるから、加工に手間が掛からず、安価なおもし弁
が提供される。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の実施例を示す垂直縦断面図、第2図
は従来例を示す第1図相当の断面図である。 12……蒸気排出管、21……弁体、22……おもり、24……
カバー、31……テーパ部、35……胴、36……頂板、41…
…孔、48……フランジ、51……段、52……係合部材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】圧力鍋の垂直状蒸気排出管12の上端開口縁
    部にのせられるテーパ部31が下端に設けられた垂直棒状
    弁体21と、弁体21に荷重を加えるおもり22と、蒸気排出
    管12の外面に設けられた環状突出部15に係合離脱自在な
    弁体開放位置保持用環状係合部材52とを備えている、圧
    力鍋の蒸気圧調整用おもし弁において、 おもり22が、パイプ材製垂直短円筒胴35およびこれの内
    周面上端部にはめ止められた頂板36よりなり、頂板36の
    中央部に孔41が設けられてこれに弁体31がはめ止めら
    れ、おもり22が円筒状カバー24にはめ入れられておもり
    22の下端面がカバー24の下端部に設けられた内向きフラ
    ンジ48で受けられ、フランジ48の内周面上端部に段51が
    設けられて、係合部材52が、段51上面とおもり22下端面
    の間に挾み止められていることを特徴とする、圧力鍋の
    蒸気圧調整用おもし弁。
JP14962789U 1989-12-25 1989-12-25 圧力鍋の蒸気圧調整用おもし弁 Expired - Lifetime JPH0637784Y2 (ja)

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JPH0388420U JPH0388420U (ja) 1991-09-10
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