JPH0637762Y2 - ヘアーカーラー - Google Patents

ヘアーカーラー

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JPH0637762Y2
JPH0637762Y2 JP1988032566U JP3256688U JPH0637762Y2 JP H0637762 Y2 JPH0637762 Y2 JP H0637762Y2 JP 1988032566 U JP1988032566 U JP 1988032566U JP 3256688 U JP3256688 U JP 3256688U JP H0637762 Y2 JPH0637762 Y2 JP H0637762Y2
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JP
Japan
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hair
sheet
shape memory
sheets
curler
Prior art date
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JP1988032566U
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English (en)
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JPH01138301U (ja
Inventor
勝彦 河合
孝士 中村
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Koizumi Factory
Original Assignee
Koizumi Factory
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、形状記憶物質よりなるシートを用いた新規な
ヘアーカーラーに関する。
〔従来の技術及び問題点〕
従来、ヘアーカーラーはロッド,チューブ等のカーラー
と止め具とよりなる構造が一般に知られている。これら
のヘアーカーラーを使用した髪のカールは、まずカーラ
ーに髪の先端を固定した後、カーラーを回転させて髪を
巻きつけ、次いで巻きつけた髪を止め具でカーラーに固
定することにより行われる。かかる操作は複雑であり、
多数のカーラーを使用する場合には、髪の巻きつけに多
大の時間を要していた。
また、金属線を利用して所望の任意の形に髪をカールす
るために一枚の布地の両端に金属線を定着させた髪カー
ルクリップが提案(実開昭52-132265)されているが、
カール形状を形づくるのに手間を要し、またその際、髪
がクリップから滑って離脱し易いという問題がある。
更に形状記憶合金を利用した一枚の短冊状物の一端に毛
髪固定具を付設したヘアーカーラーも提案(実開昭60-8
3503)されているが、毛髪固定具によって髪が部分的に
強く引かれて損傷し易いと共に髪をセットする際に、ヘ
アーカーラーを髪をカールする方向に合わせて手で保持
しておかなければならないという問題がある。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案者は、上記従来技術の問題点に対処して、髪への
取り付け,巻きつけ等を容易に行うことのできるヘアー
カーラーを開発すべく検討を重ねた。その結果、巻回し
た状態で形状が記憶された形状記憶物質よりなるシート
を含む、可撓性を有する種類の異なる特定の2枚のシー
トを重合してヘアーカーラーを構成することにより、上
記重合されたシート間に髪を挾み該シートに熱風を吹き
つける等の加熱手段を施すだけで容易に髪のカールがで
きることを見い出し、本考案を完成するに至つた。
即ち、本考案は、重合された2枚の可撓性シートよりな
り、該シートのうち一方のシートは、巻回した状態で形
状が記憶された形状記憶物質よりなるシート、他方のシ
ートは、網状シート又は不織布シートから夫々構成さ
れ、かつ該巻回し方向に対して平行となるシートの両辺
が接合され、該接合辺の少なくとも一方が着脱可能に構
成されていることを特徴とするヘアーカーラーである。
以下、本考案を図面に従つて具体的に説明するが、本考
案はこれらの図面に限定されるものではない。
第1図は、本考案のヘアーカーラーの代表的な態様を示
す概略図である。すなわち、本考案のヘアーカーラー
は、重合即ち重ね合わされた2枚の可撓性シート1及び
2よりなり、該シートの一方は、巻回した状態で形状が
記憶された形状記憶物質よりなるシートで構成され、他
方のシートは、網状シート又は不織布シートから構成さ
れ、かつ該巻回方向Aに対して平行となるシートの両端
3及び3′が、少なくとも一方の辺で着脱可能となるよ
うに接合されたヘアーカーラーである。
本考案のヘアーカーラーを構成する2枚の可撓性シート
は、そのうちの一方が巻回した状態で形状が記憶された
形状記憶物質よりなるシート即ちシート全体が形状記憶
物質の素材より形成されるか又は形状記憶物質が内臓或
いは付設されて形状記憶機能を有するシート(以下、形
状記憶シートという)である。上記の形状記憶物質は、
髪が変質する温度より低い温度、一般には100℃以下、
好ましくは40〜80℃で、予め記憶された形状に戻り、か
つ常温でそのシート状物が可撓性を有するものであれば
限定されず、公知のものが特に制限なく使用される。例
えば、形状記憶プラスチツクス,形状記憶性ゴム弾性
体,形状記憶合金であつて、上記特性を有するものが一
般に使用される。具体的には、形状記憶プラスチツクス
としては、例えば特開昭59-53528号に示されるようなノ
ルボルネン系ポリマー、特開昭60-28433号に示されるよ
うなガラス転移温度が室温以上の合成付加重合体等が、
形状記憶合金としては、Ti−Ni系,Cu−Zn−Sn系,Cu−Zn
−Si系,Fe−P系,Cu−Zn−Al系等よりなる公知の材質が
一般に挙げられる。
また、形状記憶シートの厚みは、加熱時の巻回力及び常
温での加工性を勘案して決定すればよく、一般には0.1
〜2mm程度が好ましい。
更に、形状記憶シートの巻回時の径及び巻回数は、シー
トの大きさ,目的とするカールの大きさ等に応じて適宜
決定すればよい。
網状シート又は不織布シートとしては、前記の形状記憶
シートの動作に対して抵抗が少ない材質及び厚みを有す
るものが好適に使用される。例えば、材質は、ポリプロ
ピレン,軟質塩化ビニル樹脂,ナイロン,プラスチツク
スが好適である。また、厚みは0.05〜2mm、特に0.1〜1m
m程度が好ましい。
本考案において、重合された可撓性シートの形状は特に
制限されないが、第1図に示すような長方形あるいはこ
れに類似した形状が一般的である。
本考案において、一方が形状記憶シートよりなる、重合
された2枚の可撓性シート1及び2は、該形状記憶シー
トの巻回方向Aに対して平行となる両辺3及び3′を接
合することが、上記可撓性シート1及び2間に髪を挾ん
だ状態で巻回するために必要である。また、該両辺のう
ち少なくとも一方は、着脱可能となるように接合するこ
とが、可撓性シート1及び2間に髪を挾み易くするため
に必要である。着脱可能に接合する手段は、2つの面を
着脱可能に接合するための公知の手段が特に制限なく採
用される。例えば、貼り合せフアスナー,プラスチツク
磁石,粘着テープ等の着脱接合具4を対にして少なくと
も一辺に設ければよい。上記着脱接合具は全辺に連続的
に設けてもよいし部分的に設けてもよい。また着脱可能
としない接合手段としては、例えば接着、融着等の手段
が一般的に採用される。
〔作用・効果〕
本考案のヘアーカーラーは、重合された2枚の可撓性シ
ート1及び2を平らに伸ばした状態で、着脱接合具4を
開いてシートを開き、該シート間に髪を挟んだ後、再び
該着脱接合具4を閉じることによつて容易に髪に取り付
けることができる。そして、上記可撓性シートにドライ
ヤー等で熱風を吹き付けて加熱することによつて、可撓
性シート1及び2のうちの形状記憶シートが巻回し、こ
れにより第2図に示すように、可撓性シート1及び2間
に挾まれた状態で髪5がカールされる。
また、本考案のヘアーカーラーを髪から取り外すには、
該ヘアーカーラーは可撓性を有しているので、巻きを伸
ばした後、着脱接合具4を開くことによつて行うことが
できる。
以上の説明より理解されるように、本考案のヘアーカー
ラーは、従来のロツド,チユーブ等のカーラーに比べて
操作が容易であり、効率よく髪のカールを行うことがで
きる。即ち、本考案は、髪を部分的に固定する特別の止
め具を使用せず網状シート又は不織布シートと形状記憶
シートの両シート間に髪を挟んで温風等により形状記憶
シートに予め記憶された巻回しの形状にして網状シート
又は不織布シートの摩擦力を利用して髪を固定するため
に、止め具で固定するよりも固定に手間を要しないばか
りでなく、髪が滑つて離脱することもなく、更に髪にや
さしく止め具を使用した場合にみられる髪が部分的に強
く引かれて損傷するといつた問題も存しない。また止め
具使用の場合、短い髪は固定し難いという問題があつた
が、本考案は、髪の長短にかかわらず容易に固定するこ
とができるため形状記憶シートの利用と相俟って効率よ
く髪のカールを行うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のヘアーカーラーの代表的な態様を示す
概略図であり、第2図はその使用状態を示す概略図であ
る。 図において、1及び2は可撓性シート,3及び3′は可撓
性シートの辺,4は着脱接合具,5は髪を夫々示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実願 昭51−40508号(実開 昭52− 132265号)の願書に添付した明細書及び図 面の内容を撮影したマイクロフィルム(J P,U) 実願 昭60−180118号(実開 昭61− 188501号)の願書に添付した明細書及び図 面の内容を撮影したマイクロフィルム(J P,U)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】重合された2枚の可撓性シートよりなり、
    該シートのうち一方のシートは、巻回した状態で形状が
    記憶された形状記憶物質よりなるシート、他方のシート
    は、網状シート又は不織布シートから夫々構成され、か
    つ該巻回し方向に対して平行となるシートの両辺が接合
    され、該接合辺の少なくとも一方が着脱可能に構成され
    ていることを特徴とするヘアーカーラー。
JP1988032566U 1988-03-14 1988-03-14 ヘアーカーラー Expired - Lifetime JPH0637762Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1988032566U JPH0637762Y2 (ja) 1988-03-14 1988-03-14 ヘアーカーラー

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JPH01138301U JPH01138301U (ja) 1989-09-21
JPH0637762Y2 true JPH0637762Y2 (ja) 1994-10-05

Family

ID=31259113

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