JP4274923B2 - 毛髪保持具 - Google Patents

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本発明は、パーマ等により毛髪にカールを付与する場合に、毛髪束を所定の形状に巻回するときの補助具として用いられる毛髪保持具に関する。
下記特許文献1及び特許文献2には、本出願人による「ロール状の巻上げ状態で保持されるようにくせ付けされた筒状体からなる毛髪保持具」が記載されている。この毛髪保持具は、筒状体をその長手方向に引伸状態にしてその状態から解放すると、ロール状の巻上げ状態へと自発的に巻き上げられるものである。
この毛髪保持具によれば、引伸状態の筒状体内に毛髪を挿入した後、筒状体の引伸状態を開放すれば、筒状体内に挿入された毛髪を、巻き上げ操作することなく容易に巻き上げることができる。
特開2003−33216号公報 国際公開第03/007752号パンフレット
しかし、前記毛髪保持具においては、引伸状態の筒状体において、巻き上げ方向の力が加わっているため、筒状体内へ毛髪を挿入、配置するのが容易ではない。
従って、本発明の目的は、毛髪を巻き上げ操作することなく巻き上げることができると共に、筒状体等の保持体に毛髪を容易に配置することができる毛髪保持具を提供することにある。
本発明は、一端から他端に向けて毛髪束を配置させて保持可能に形成された保持体からなり、前記保持体は、所定の巻き上げ形状に巻き上がるようになされており且つ伸長状態を維持可能になされている毛髪保持具を提供することにより、上記目的を達成したものである。
本発明の毛髪保持具によれば、毛髪を巻き上げ操作することなく巻き上げることができると共に、筒状体等の保持体に毛髪を容易に配置することができる。
以下、本発明の毛髪保持具を、その好ましい一実施形態である第1実施形態について、図1及び図2を参照して説明する。
本実施形態の毛髪保持具1は、図1及び図2に示すように、一端から他端に向けて毛髪束H(図3参照)を配置させて保持可能に形成された保持体2からなり、前記保持体2は、所定の巻き上げ形状に巻き上がるようになされており且つ伸長状態を維持可能になされている。詳細には、保持体2は、一端の開口部21から他端の開口部22に向けて毛髪束Hを挿通可能にシート3,4により構成された扁平な筒状体からなる。
本実施形態の毛髪保持具1について詳述する。本実施形態の毛髪保持具1における筒状体2は、図1に示すように、一面を形成するシート(以下「一面シート」ともいう)3及び他面を形成するシート(以下「他面シート」ともいう)4からなる。両シート3,4は、帯状シートであり、その両側端部同士が接着されて、扁平の筒状体2を形成している。
筒状体2の大きさは、毛髪の長さやくせ付けしたい場所、挿入する毛髪束の量に応じて適宜選択される。
筒状体2を形成するシートとしては、各種可撓性材料が用いられ、例えば、不織布、織物、編み物、多孔性又は非多孔性の樹脂フィルム、紙、樹脂ネット、又はこれらの複合体等が挙げられる。本実施形態においては、渦巻ばね(後述)による巻き上げ力を阻害しないように低剛性の不織布が用いられている。
シートの厚みは、特に限定されないが、好ましくは5μm〜500μmである。
筒状体2の一面シート3における内面の幅方向中央部には、図1(b)に示すように、扁平筒状の筒状袋部6が筒状体2の長手方向に延びるように設けられている。筒状袋部6は、一面シート3の内面と、該内面に設けられた内面シート61とから形成されている。筒状袋部6は、渦巻ばね5(後述)を収納し得る形状を有しており、渦巻ばね5が筒状袋部6内部で長手方向に移動自在に保持できる形状を有していることが好ましい。また、筒状袋部6の長手方向両端部は封止されており、渦巻ばね5が脱落しないようになっている。
本実施形態の毛髪保持具1においては、図1に示すように、渦巻ばね5が、前記筒状袋部6に収納されて、筒状体2に、伸長状態で該筒状体2の長手方向に沿うように配されている。
渦巻ばね5は、図2(c)に示すようにその断面が直線状になっているときは、図2(d)に示すように、その上面51を内側にして渦巻状(ロール状)に巻き上がるようになされている。一方、渦巻ばね5は、図2(d)に示す渦巻状から図2(a)に示す伸長状態に伸長させ、その状態でその幅方向断面を、図2(b)に示すようにその巻き上げ方向とは反対方向に向けて凸状(下面52から上面51に向けた凸状)に変形することにより、渦巻状に巻き上がろうとする渦巻ばね5を拘束し、伸長状態を維持可能になされている。更に、渦巻ばね5は、伸長状態を維持している状態において、その断面を図2(c)に示すように直線状に変形することにより、渦巻ばね5に対する拘束を開放し、図2(d)に示すように再度渦巻状に巻き上がるようになされている。
このような特性を有する渦巻ばね5は、例えば、1枚の板に前述の2種類のくせ付けを施すことにより得ることができ、また、1種類のくせ付けを施した2枚以上の板を積層して得ることもできる。
渦巻ばね5としては、渦巻状に巻き上がるようになされており、伸長状態にしてからその幅方向断面を凸状に変形することにより伸長状態を維持可能になされているものであれば、各種材料を用いることができ、例えば、金属ばね、樹脂ばね等が挙げられる。本実施形態においては、渦巻状への巻き上げ力の強さ、耐久性等を考慮し、金属ばねを用いている。ばねは腐食防止の目的で樹脂によってコーティングされていても良い。
渦巻ばね5の長さは、筒状体2の滑らかな巻き上げ形状を得る上で、筒状体2の長さの80%以上であることが好ましい。
本実施形態の毛髪保持具1においては、渦巻ばね5が筒状体2に前述した構成で設けられているため、筒状体2は、渦巻ばね5の巻き上がりに伴い所定の巻き上げ形状(本実施形態では渦巻状)に巻き上がり、且つ渦巻ばね5の伸長状態の維持に伴い伸長状態を維持するようになされている。
渦巻ばね5の巻き上げ力は、毛髪束を挿入した状態の筒状体2に対し巻き上げ操作をしなくても巻き上げ可能な大きさが必要であり、筒状体2を形成するシートの剛性、長さ、幅、毛髪の長さやくせ付けしたい場所、挿入する毛髪束の量等に応じて適宜選択される。
本発明において巻き上げとは、毛髪に所定のくせ付けをすること全般を意味し、本来の巻き上げに加えて例えば湾曲や屈曲なども包含される。
次に、本発明の毛髪保持具の第1実施形態の一使用態様として、パーマ処理により毛髪(頭髪)に直接カールを付与する場合について、図3を参照しながら説明する。
毛髪束Hの量や得ようとするカール形状に応じて、適当な長さ及び幅を有する筒状体2からなる毛髪保持具1を用いる。
筒状体2が図1(c)に示す巻き上げ状態になっているときは、筒状体2を渦巻ばね5と共に伸長し、その状態で筒状袋部6内の渦巻ばね5を、その幅方向断面が図2(b)に示す巻き上げ方向とは反対方向の凸状となるように変形させる。これにより、渦巻ばね5の伸長状態が維持されて、筒状体2は伸長状態が維持される。
次に、図3(a)に示すように、筒状体2の一端の開口部21を楕円形状に開口して、該開口部21から毛髪束Hを挿入する。そして、毛髪束Hを、その先端が筒状体2の他端の開口部22から少しはみ出るまで、筒状体2に挿通させる。
毛髪束Hを筒状体2に挿通させた後、筒状体2の一端の開口部21近傍を把持した状態で、筒状袋部6内の渦巻ばね5の幅方向断面を、図2(c)に示す直線状に変形し、渦巻ばね5の巻き上げに対する拘束を開放する。これにより、筒状体2は、図3(c)及び(d)に示すように、渦巻ばね5の巻き上げ力により、筒状体2の巻き上げ操作をしなくても、筒状体2の他端の開口部22の側から、所望の巻回径で巻回されてゆく。しかも、ロッドを用いる必要もない。
その後、筒状体2の外側からパーマ用の毛髪処理剤を毛髪束Hに付与する。所定時間後、筒状体2から毛髪束Hを挿脱し、洗髪等して、パーマ処理を完了する。
尚、筒状体2の開口部21から毛髪束Hを挿入させる際に、必要に応じ、該開口部21を真円状に開口した方が、毛髪束Hをスムーズに挿入させ易い。また、必ずしも、毛髪束Hの先端を筒状体2の他端の開口部22からはみ出させる必要はない。
本実施形態の毛髪保持具1によれば、渦巻ばね5による巻き上げ力により、巻き上げ操作をしなくても、毛髪束Hが挿通された筒状体2を巻き上げることができる。また、渦巻ばね5の幅方向断面を巻き上げ方向とは反対方向に凸状に変形させることにより、渦巻ばね5の巻き上げ力を拘束することができ、そのため、渦巻ばね5の伸長状態、即ち筒状体2の伸長状態を容易に維持することができ、筒状体2の一端の開口部21からの毛髪束Hの挿入も容易である。
また、仮に渦巻ばね5が筒状体2を形成するシート3,4に対し移動できない構成であると、筒状体2が巻回された際に、筒状体2の内外径差の影響により渦巻ばね5の巻き上げ力に対する反力が生じるが、本実施形態の毛髪保持具1においては、渦巻ばね5が筒状体2を形成するシート3,4に対し移動自在になっており、両者の相対位置のズレが生じるため、斯る反力が生じることがない。
従って、本実施形態の毛髪保持具1によれば、筒状体2内に挿入された毛髪Hを巻き上げ操作することなく巻き上げることができると共に、筒状体2内へ毛髪Hを容易に挿入することができる
次に、本発明の毛髪保持具の第2実施形態について説明する。第2実施形態については、第1実施形態と異なる点についてのみ説明し、特に説明しない点については、第1実施形態に関する説明が適宜適用される。
第2実施形態の毛髪保持具1においては、図4に示すように、筒状体2は、その一面を形成するシート(以下「一面シート」ともいう)3’及びその他面を形成するシート(以下「他面シート」ともいう)4’からなり、一面シート3は、図4(c)に示すように渦巻状に巻き上がるようになされており、巻き上がるようになされた一面シート3は、その幅方向中央部に折り目31が形成されており、図4(b)に示すように該折り目31で折り曲げることにより伸長状態を維持可能になされている。
一面シート3’は、他面シート4’よりも充分に高い剛性を有する材料から形成されており、渦巻状に巻き上がるようになされている。
一面シート3’には、その幅方向中央部にその長手方向全長に亘って折り目31が形成されている。そのため、一面シート3’を伸長した状態で、図4(b)に示すように該折り目31に沿って幅方向断面を巻き上げ方向とは反対に凸状に折り曲げると、一面シート3’の巻き上げ力が拘束され、図4(a)に示すように一面シート3’の伸長状態が維持できるようになっている。
渦巻状に巻き上がるシートとしては、ポリアクリロニトリル、ポリスチレン、ポリエチレンテレフタレート、ナイロン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、ポリカーボネート等で形成されたシートが挙げられる。
他面シート4’は、剛性が比較的低い材料から形成されており、内外の径差に起因するひずみを解消するために、図4(a)に示すように、シート幅方向に延びるスリット41がシート長手方向に離間して多数形成されている。
一面シート3’と他面シート4’とは、一面シート3’が他面シート4’とは反対側を内側にして巻き上がるように〔図4(c)参照〕、両シート3’,4’の両側縁部で接合され、筒状体2を形成している。
このように、第2実施形態においては、筒状体2の一面を形成するシート3’自体が渦巻状に巻き上がるようになされていることにより、第1実施形態のように筒状体を形成するシートとは別体の弦巻ばねを備えていなくても、筒状体2が巻き上がるようになっている。
第2実施形態の毛髪保持具1においては、筒状体2を伸長し、その状態で図4(b)に示すように一面シート3’の幅方向断面を巻き上げ方向とは反対方向に折り目31で折り曲げることにより、図4(a)に示すように、筒状体2の伸長状態を維持することができる。また、図4(d)に示すように幅方向断面を直線状に変形すると、一面シート3’の巻き上げ力に対する拘束が開放され、一面シート3’の巻き上げ力により、図4(c)に示すように筒状体2全体が巻き上がる。
このように、第2実施形態の毛髪保持具1は、第1実施形態と同様の、筒状体の巻き上げ及び伸長に関する特性を有しているため、第2実施形態の毛髪保持具1においても、第1実施形態と同様に、筒状体2内に挿入された毛髪を巻き上げ操作することなく巻き上げることができると共に、筒状体2内へ毛髪を容易に挿入することができる。
前述した実施形態においては、保持体が扁平な筒状体から構成されているが、本発明の毛髪保持具における保持体は、シートから構成されていてもよい。
第3実施形態の毛髪保持具1においては、図5(a)に示すように、保持体2が1枚のシート3”からなる。
シート3”には、毛髪束Hを挿通保持する幅方向に延びる挿通孔32が、複数個(本実施形態では6個)長手方向に離間して形成されている。挿通孔32は、幅方向に延びる楕円形状を有している。挿通孔の形状は、毛髪束を挿通できれば、矩形状、スリット状等でもよい。また、シート3”は、渦巻状に巻き上がるようになされ、図5(b)に示すように、その幅方向中央部に折り目31が形成されており、該折り目31で折り曲げることにより伸長状態を維持可能になされている。即ち、第3実施形態におけるシート3”は、挿通孔32が形成されている以外は、図4に示す第2実施形態における一面シート3’と実質的に同じ構成からなる。
第3実施形態の毛髪保持具によれば、シート3”を伸長し、その状態で図5(b)に示すようにシート3”の幅方向断面を巻き上げ方向とは反対方向に折り目31で折り曲げることにより、図5(a)に示すように、シート3”の伸長状態を維持することができる。この状態で、図5(c)に示すように、毛髪束Hを、シート3”における表面及び裏面に順次配するように挿通孔32に順次挿通することができる。このようにして、毛髪束Hをシート3”の一端から他端に向けて配置させて保持できる。毛髪束Hの挿通孔32への挿入の際には、略棒状の毛髪挿入具を用いると、かかる挿通が容易である。
そして、シート3”の幅方向断面を直線状に変形すると、シート3”の巻き上げ力に対する拘束が開放され、シート3”の巻き上げ力により、シート3”が毛髪束Hと共に巻き上がる。
このように、第3実施形態の毛髪保持具においても、毛髪を巻き上げ操作することなく巻き上げることができると共に、保持体であるシート3”に毛髪を容易に配置することができる。
保持体がシートからなる毛髪保持具においては、更に別のシートが設けられていてもよい。
第4実施形態の毛髪保持具1は、図6(a)に示すように、巻き上がるようになされた前記シート3”における長手方向側縁部に、該シート3”とは別のシート4”が該長手方向側縁部を連設部33として一体的に設けられている。別のシート4”は、図6(b)に示すように、連設部33で折曲することにより、巻き上がるようになされた前記シート3”に重ね合わせられるようになされている。
即ち、第4実施形態の毛髪保持具における保持体2は、図5に示す第3実施形態における、巻き上がるようになされたシートと実質的に同じシート3”(挿通孔の個数が異なる)の長手方向側縁部に、別のシート4”が一体的に設けられて構成されている。
第4実施形態の毛髪保持具によれば、第3実施形態の毛髪保持具と同様に、図6(b)に示すように、毛髪束Hを複数個の挿通孔32に順次挿通することができる。更に、この状態で別のシート4”を連設部33で折曲することにより、該別のシート4”をシート3”に重ねることができ、この状態で、シート3”の幅方向断面を直線状に変形すると、シート3”及び4”がシート3”を内側にして、毛髪束Hと共に巻き上がる。
第4実施形態の毛髪保持具においては、第3実施形態の毛髪保持具に比して、別のシート4”が設けられているため、毛髪束Hをシート3”とシート4”とで挟んだ状態で巻き上げることができ、また巻き上げ時において毛髪束H同士が接触せず、良好なくせ付けをすることができる。
本発明の毛髪保持具は、前述した実施形態に制限されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない限り、以下に示すように適宜変更が可能である。
保持体の巻き上げ形態は、前記実施形態のような渦巻ばね状に制限されず、目的に応じ、蛇腹状、ジグザグ状、スパイラル状などの種々の形態とすることができる。
筒状体2は、その形成方法について特に制限はなく、シートを縫合、融着又は接着して形成したものでも、押出成形等により当初から扁平筒状に形成したものでもよい。
シートに巻き上げ力を付与するには、第1実施形態のようにシートとは別体の渦巻ばねを用いてもよく、第2〜第4実施形態のようにシート自体が巻き上がるものを用いてもよい。
第1、第2及び第4実施形態においては、巻き上げ状態における内側のシートが巻き上がるように構成されているが、本発明においては、巻き上げ状態における外側のシートが巻き上がるように構成することができ、内側のシート及び外側のシートの両方が巻き上がるように構成することもできる。
渦巻ばねは、筒状体の他面を形成するシートのみに配することができ、筒状体の一面を形成するシート及び他面を形成するシートの両方に配することができる。渦巻ばねは、シートに複数本配することもできる。渦巻ばねの配置方向は、筒状体の長手方向に平行でもよく、斜行でもよい。渦巻ばねの配置箇所は、第1実施形態のように、筒状体の内表面側でもよく、筒状体の外表面側でもよい。渦巻ばねを筒状体を形成するシートに完全に固定してもよい。
筒状体に設けられた筒状袋部に渦巻ばねを収納した形態においては、渦巻ばねを筒状体に一点留めした構成とすることができる。
渦巻状に巻き上がるシートにおいては、それを折り曲げる構成として、第2〜第4実施形態に示す折り目に代えて、切り込みを設けることもできる。
筒状体の他端の開口部にチャックを設け、該開口部を閉塞可能な構造とすることもできる。
本発明の毛髪保持具における「扁平な筒状体」においては、全体として扁平形状と同視できれば、それを形成するシートの表面に凹凸が形成されていてもよい。
本発明の毛髪保持具における保持体を形成する「シート」は、一端から他端に向けて毛髪束を配置させて保持可能に形成されていれば、複数個の挿通孔を設けた構成に制限されない。
筒状体が不液透過性のシートから構成されている毛髪保持具を用いてパーマ処理をする場合には、パーマ用の毛髪処理剤を筒状体の開口部から注入すればよい。更に、筒状体の他端の開口部がチャックで閉蓋可能なものを用いる場合には、一端の開口部から注入された毛髪処理剤が筒状体の内部に溜まり、その外に漏れないようにすることができ、毛髪処理剤の使用量を削減し、毛髪処理剤が不必要に毛髪に付着することを防止できる。
また、本発明の毛髪保持具は、パーマ処理により毛髪にカールを付与する場合に限らず、毛髪束を巻回した後、ドライヤー等により熱処理したり、乾燥した毛髪を巻回状態で保持したり、濡れた状態の毛髪を巻回状態で保持し自然乾燥させたりして、毛髪にカールを付与する場合等にも適用することができる。また、毛髪の先端にカールを付与する場合以外にも、毛髪に波状にカールを付与する場合、毛髪に螺旋状にカールを付与する場合等にも適用が可能である。
図1は、本発明の毛髪保持具の第1実施形態を示す図で、(a)は伸長状態の正面図、(b)は(a)に示すB−B断面図、(c)は巻回状態の斜視図である。 図2は、図1に示す毛髪保持具における渦巻ばねを示す図で、(a)は伸長状態の正面図、(b)は(a)に示すB−B断面、(c)は(b)に示す断面を変形した状態を示す図、(d)は巻回状態の側面図である。 図3は、第1実施形態の毛髪保持具の一使用態様を示す図で、(a)、(b)、(c)及び(d)は、それぞれ毛髪束の巻回手順を順次示す斜視図である。 図4は、本発明の毛髪保持具の第2実施形態を示す図で、(a)は伸長状態の正面斜視図、(b)は(a)に示すB−B断面図、(c)は巻回状態の斜視図、(d)は(c)に示すD−D断面図である。 図5は、本発明の毛髪保持具の第3実施形態を示す図で、(a)は正面図、(b)は(a)に示すB−B断面図、(c)は毛髪束を保持した状態を示す図である。 図6は、本発明の毛髪保持具の第4実施形態を示す図で、(a)は正面図、(b)は毛髪束を保持した状態を示す図である。
符号の説明
1 毛髪保持具
2 筒状体(保持体)
21、22 開口部
3 一面を形成するシート
4 他面を形成するシート
5 渦巻ばね
6 筒状袋部
H 毛髪束

Claims (2)

  1. 一端から他端に向けて毛髪束を配置させて保持可能に形成された保持体からなり、
    前記保持体は、所定の巻き上げ形状に巻き上がるようになされており且つ伸長状態を維持可能になされており、
    前記保持体は、扁平な筒状体であり、
    渦巻ばねが、前記筒状体に、伸長状態で該筒状体の長手方向に沿うように配されており、
    前記渦巻ばねは、その幅方向断面を凸状に変形することにより伸長状態を維持可能になされており、
    前記筒状体は、前記渦巻ばねの巻き上がりに伴い渦巻状に巻き上がり、且つ前記渦巻ばねの伸長状態の維持に伴い伸長状態を維持するようになされている毛髪保持具。
  2. 前記保持体がシートである請求項1記載の毛髪保持具。
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