JPH0637735B2 - 噴射式製織機械とその制御方法 - Google Patents

噴射式製織機械とその制御方法

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JPH0637735B2
JPH0637735B2 JP50023584A JP50023584A JPH0637735B2 JP H0637735 B2 JPH0637735 B2 JP H0637735B2 JP 50023584 A JP50023584 A JP 50023584A JP 50023584 A JP50023584 A JP 50023584A JP H0637735 B2 JPH0637735 B2 JP H0637735B2
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、糸材(製織される糸をいう、以下同じ)の貯
蔵、供給、測定装置を有する噴射式製織機械及びこれを
制御する方法に関する。該装置は、糸の中間貯蔵部が巻
回部材により巻回可能であり、噴射式製織機械のひ道へ
そう入のために糸材が貯蔵ドラムの引出し端部より螺旋
状に引出されてなる貯蔵ドラムと、前記の引出し端部に
配列され、且つ停止要素と該停止要素を引出される糸材
の径路へとそして径路より外へと移動させるアクチユエ
ータ装置とからなる少なくとも1つの糸材停止装置と、
装置内で調節可能な所望の糸材長さが貯蔵ドラムから引
出された時点で前記の停止装置に作動信号を送出するア
クチユエータ制御ユニツトとを備えるものである。
この種の公知の装置はベルギー特許第 889255号並びに
第 889677号(国際特許出願第PCT/BE 82/00011号に対
応する)に開示されている。
本発明の目的はこの種の従来技術による装置の信頼度を
更に高めることにあり、ここに糸材停止装置は実際にや
がて糸材引出しを停止させるために作動され、即ち、停
止要素が引出される糸材の経路へと移動され、その後糸
材引出し点がこの停止要素の位置を通過し且つ貯蔵ドラ
ムの周囲を引出し回転だけ回転し、次に該引出し点が前
記の停止要素により停止されるように作動されるもので
ある。この後者の場合は、そう入れた横糸材が貯蔵ドラ
ムの周囲に対応する付加的な長さを間違つて持つことを
意味している。
上記の目的は本発明に従つて達成されるものであり、こ
こに前記の制御ユニツトは、好ましくは光学形で、その
自身公知の糸材検知器に電気的に接続され、該糸検知器
は、織られる織物の織端から一定距離にある横糸用ひ道
の到達端部に位置づけられ、前記の制御ユニツトは、こ
れにより、そう入れた横糸材が前記の糸材検知検出器の
検出領域に達した時点で電気信号を受け、且つ該信号に
応じて前記の作動信号を生成し、該信号を前記の糸材停
止装置のアクチユエータ装置に転送し、これにより貯蔵
ドラムからの糸材の引出しを停止させるものである。
本発明に従う糸材の貯蔵,供給,測定装置の好ましい実
施例を、ここに添付図面を参照して詳述する。
第1図は、空気噴射式織機の横糸材そう入装置を概略図
示したもので、該装置は本発明に従う糸材貯蔵,供給,
測定装置からなり; 第2図は、前記の糸材貯蔵,供給,測定装置自身の側面
図で、特に破断並びに断面形態を示すものであり; 第3図は、第1図に示した装置の前面図であり; 第4図及び第5図は第1図及び第2図に示した装置の詳
細図であり; 第6図は第1図〜第5図に示した装置のアクチユエータ
制御ユニツトの回路図であり; 第7図は第6図に示したアクチユエータ制御ユニツトの
マイクロプロセツサに使用される流れ図である。第1図
を参照すると、糸材巻枠からの横糸材WYは糸材貯蔵,
供給,測定装置MDに巻回され、ここに該装置には第2
図〜第5図を参照して詳述される。横糸材WYは、製織
サイクル当り1度、ひ道のそう入端部の丁度外側に位置
づけされた空気噴射主ノズルMNの作動によつて、当業
者には公知の空気噴射式製織機械のひ道WMSにそう入
される。ノズルMNの開閉は第1の電子制御ユニツトA
により制御され、該ユニツトは又、複数個の、いわゆる
空気噴射リレーノズルRN1〜RNn(但し、nは、例えば1
6に等しい。)の開閉を制御し、該ノズルは横糸材WY
の輸送をひ道の到達端部AEまで支えるものである。噴
射式製織機械に供される主ノズルとリレーノズル制御シ
ステムとは、例えば、西ドイツ特許DE-OS 2836206並び
に、1983 年12月12日付、即ち、本出願と同一期日
に出願者自身の同時係属中の国際特許出願(PCT出
願)に開示されている。
本発明に従つて、糸材検知検出器WDは、好ましくは光
学形であり、当業者にはそれ自身は熟知されたものであ
るがこれは織物端部(=ひ道の到達端部)からdの距離
にあるひ道WMSの到達端部に位置付けされる。検出器
WDの位置は、ひ道に沿う長さ方向に調節自在である
が、通常は、前記のdが糸材引出しの1回転のほぼ50
%、即ち糸材貯蔵,供給,測定装置の貯蔵ドラムの実際
の周囲の約50%であるように選択される。
横糸材WYが、ひ道へのそのそう入の間に、糸材検知検
出器WDの位置に達すると、外検出器は、糸材貯蔵,供
給,測定装置に用いられる第2の電子制御ユニットBへ
の信号ワイヤSWDにパルス信号を送出し、ここに該制御
ユニツトは第6図及び第7図を参照して詳述される。ワ
イヤSWDの信号に応じて、制御ユニツトBは、糸材貯
蔵,供給,測定装置MD(第2図〜第5図)の引出し端
部に位置付された糸材停止装置に作動信号を送出し、こ
れにより、装置からの横糸材WYの引出しが停止され
る。
第2図を参照すると、糸材貯蔵,供給,測定装置1は貯
蔵ドラム2と、せん回供給チユーブ3の形態をなす巻回
装置と、該巻回装置駆動用の電動機4とから構成され
る。糸材スプールYS(第1図参照)から電動機4によ
り駆動されるせん回供給チユーブ3に供給される横糸材
WYは貯蔵ドラム2に巻回され、そこで数回巻きの中間
糸材貯蔵部分を形成する。そこで、この貯蔵ドラム2は
磁気装置により(ここでは図略)周囲に対して固定位置
に維持される固定部分となる。この種の装置は当業者に
は公知であり、例えば、米国特許US-PS 3776480 並びに
US-PS 3843153 に開示されている。供給装置1はドラム
2に貯蔵された糸材の量を検知する糸材貯蔵センサ5を
備え、該センサは貯蔵ドラム2のほぼ円筒状の面に近接
して設けられる。この貯蔵センサ5はいわゆる最大セン
サであることが出来、好ましくは発光装置と受光装置と
からなる。この糸材貯蔵センサ5はドラムに貯蔵された
糸材の量、即ち、原理的にはドラムに巻回された糸材の
巻き数を示す信号を発生する。この信号に基づいて、貯
蔵制御ユニツト7は、糸材貯蔵ドラム2上に十分な量の
糸材が連続的に与えられるように電動機4の動作を制御
する。糸材貯蔵制御ユニツトはそれ自身技術的には公知
である。この技法は西ドイツ特許DE-OS 2908743、フラ
ンス特許FR-A1 562223及びPCT/EP 83/00121(出願者
所有)により例示され得る。
貯蔵ドラム2の引出し端部に配置された糸材停止装置1
0はアクチユエータ装置11からなり、該装置は複数個
の電磁コイル11からなり、該コイルは、これを被う2
個のU字形リングからなるバルーン制限リング13で支
承されたコイルコア12に巻回される。前記のバルーン
制限リング13は貯蔵装置1の固定部分、例えばその基
板に固定確保される。リング状ガイド部分16は貯蔵ド
ラム2の引出し端部に接続される。前記のガイド部分1
6は複数個の糸材停止要素14を支持し、該糸材停止要
素14の各々はガイド部分16に設けられた半径方向内
腔15に移動自在に配置された金属球14からなる。
第4図及び第5図に示したように、各々の電磁コイル1
1とこれに関連するコア12とは前記の内腔15に対向
配置される。バルーン制限リング13とガイド部分16
とは好ましくは1〜2ミリメートル程度の大きさのギヤ
ツプ18を定める。横糸材WYは、これが貯蔵ドラム2
から引出される時前記のギヤツプを通過する。永久磁石
17が各内腔15の1端部に配置され、これにより、各
々の電磁コイル11に導かれる作動電流をオフに切替え
た後前記の金属球14を前記の内腔15に復帰させる。
第4図及び第5図に示したように、金属球14は、コイ
ル10に導かれる作動電流をオンに切替えた時点でコイ
ル11の磁力によつて引き付けられる。ギヤツプ18の
幅は金属球の半径に対応する。コイル11が作動されな
い時は、永久磁石17が金属14が引きつけ、従つて、
該金属球は完全に内腔15の内側に位置づけられ、これ
により糸材WYは貯蔵ドラム2から半径方向に引出し自
在となり、製織機のひ道にそう入出来る。
各電磁コイル11の磁力は、コイル11に作動電流を流
した時、永久磁石17の吸引力に打ち勝つように選択さ
れる。これにより金属球14は内腔15の半径方向外向
きに移動し、コイルコア12の自由端部に接触するよう
になる。この条件では、金属球の約半分が貯蔵ドラム2
からの糸材の引出しが終了するように糸材WYの通過に
対してギヤツプ18をロツクする。コイル11に導かれ
た作動電流をオフに切替えると、主空気噴射ノズルMN
(第1図参照)により製織機械のひ道に引つ張られる糸
材WYの張力は永久磁石17の磁力と共同し、これによ
り金属球14はその始動位置に戻り、かくして永久磁石
17と接触するようになる。糸材の張力が金属球14の
形状に起因して永久磁石17の磁力と共同する時の該磁
石17の保持力は比較的小さくて済む。従つて、電磁コ
イル11により生成される吸引力のほんのわずかな部分
が永久磁石17の磁力に打ち勝つために必要となる。従
つて、糸材停止装置10は、針状或いはピン状の停止要
素14を用いた従来の装置より迅速に動作する。糸材停
止装置10の動作を更に増強するために、非磁性材料の
薄板をコイルコア12の自由端に及び/又は永久磁石1
7の外側端部に配置して、金属球14や永久磁石17及
び/又はコイルコア12の間の磁気的吸着或いは「固
着」効果を排除することが可能である。
停止要素14は、永久磁石17に向けられた平面内端部
と、丸形状の、好ましくは半球状の外端部を有する短か
い円筒状ピンの形態をなすことが出来る。
第6図を参照して、制御ユニツトBを以下に詳述する。
このユニツトBは、米国INTEL Corp. により製造され
た、ここでは8748 形の標準マイクロプロセツサである
計算装置20からなる。
マイクロプロセツサ20には、その入力ピンXTALに接続
された水晶共振子31により生成された同期信号が供給
される。
トリガ入力32は製織機械の主シヤフトでピツクアツプ
された信号を受信する。この信号はオプトエレクトロニ
クス結合要素33の入力に印加され、該要素の出力はマ
イクロプロセツサ20のピンTOに接続される。トリガ
信号は、製織機の動作を糸材貯蔵,供給,測定装置1を
制御するマイクロプロセツサ20の動作と同期させるた
めに用いられる。特に、入力32でのトリガ信号の発生
は、次の横糸材そう入サイクルが開始されたことを意味
する。
制御ユニツトBには、好ましくは3個のBCDスイツチ
34〜36からなる横糸流さ設定スイツチング装置が設
けられ、該スイツチの各々は4個の入力端子と1つの出
力端子とを有する。BCDスイツチの各々は0〜9の1
0進数にセツト可能である。この10進数は各々のスイ
ツチにより変換され、これによりその4つの入力端子の
対応する1つがコードに従つてその出力端子に接続され
る。例えば、BCDスイツチの1つを10進数「5」に
設定する時は、その第1及び第3の入力端子はその出力
端子に接続され、一方、その第2及び第4の入力端子は
出力端子から切り離される。スイツチ34〜36の各々
の第1入力端子はダイオードを介してマイクロプロセツ
サ20の入力ピンDB3に接続され、スイツチの各々の
第2入力端子はダイオードを介してマイクロプロセツサ
の入力ピンDB2に接続され、スイツチの各々の第3入
力端子はダイオードを介してマイクロプロセツサの入力
DB1に接続され、そしてスイツチの各々の第4入力端
子はダイオードを介してマイクロプロセツサ20の入力
DB0に接続される。スイツチ34〜36の各々の出力
端子はマイクロプロセツサ20の出力ピンP22〜P2
0に接続される。マイクロプロセツサの入力ピンDB0
〜DB3の各々は、動作開始時に、その「高位」状態
に、即ち、論理1の電位にある。マイクロプロセツサの
ピンP20〜P22も「高位」状態にある。スイツチ3
4〜36の1つの値を読取る場合、マイクロプロセツサ
20はそのピンP20〜P22の1つの電圧を引き下げ
る。例えば、スイツチ34のBCD値を読取る場合は、
マイクロプロセツサ20はそのピンP22をゼロ電位
に、即ち、その「低位」状態にセットする。製織機のオ
ペレータにより手動でスイツチ34に対して選択された
10進数が「5」の場合は、マイクロプロセツサ20の
ピンDB3とDB1における電圧はゼロ電位に、即ち、
「低位」論理状態に引き下げられ、一方ピンDB2とD
B0の論理状態は「高位」電位のままになる。
マイクロプロセツサ20の出力ピンP10〜P17は増
幅器回路39の入力ピン1〜8に接続され、この増幅機
或いはドライバ回路は8個の出力側子ピン11〜18を
有し、これ等のピンの各々は各々の入力ピン1〜8に関
係する。前記の入力ピン1〜8で「高位」電位(論理
1)の入力信号を受けると、ドライバ回路39は対応す
る出力端子ピンを−35ボルトの電位を有する電圧源に
接続する。ドライバ回路39の出力ピン11〜18の各
々は3個の電磁コイル11に接続される。24個の糸材
停止装置10に関係する24個の電磁コイル11が8列
のマトリクスとして配列される。1行内に配列された電
磁コイル11の各々の出力端子は3本の出力導線40〜
42の各々の1つに接続される。
マイクロプロセツサ20の出力ピンP24〜P26が他
のドライバ回路46の入力ピン1〜3に電流増幅器43
〜45を通して接続される。このドライバ回路46には
3個の出力ピン14〜16が含まれ、その各々は導線4
0〜42の各々の1つに接続される。ドライバ回路の入
力ピンの1つで「高位」電位(論理1)を受ける時は、
ドライバ回路46は対応する出力ピンを+5ボルトの電
圧に接続する。上記の回路のマトリクス配列により、マ
イクロプロセツサ20は、作動されるべきコイル11の
列を決定する出力ピンP10〜17の1つに「高位」電
位を生成することにより、又、作動されるべき電磁コイ
ル11の行を選択する出力ピンP24〜P26の1つに
高位電位を生成することにより、24個の電磁コイル1
1の1つの付勢することが可能にされる。上記のマトリ
クス配列により、11個の出力ピンP10〜17及びP
24〜P26のみと11個のワイヤのみを有する24個
の電磁コイル11の間で1つの電磁コイル11の作動が
許容される。
マイクロプロセツサ20の出力ピンP23は電流増幅器
56を介して発光素子57に接続され、該素子は次に抵
抗器58に介してマイナス電位に接続される。発光素子
57は製織機械の停止運動リレー(ここでは図示されな
いが、技術的には公知である)を次に作動する感光性ス
イツチング素子59を作動する。
増幅器或いはドライバ回路39と46は各々UDN2580
A 形及びUCN2002A 形の標準回路要素で与えられ、両
回路は米国SPRAGUE Corp.から入手可能である。
本発明の好ましい実施例においては、製織機械のひ道の
到達端部における糸材検知器WDからの信号ワイヤSWD
は糸材センサインタフエース回路22を越えてマイクロ
プロセツサ20の入力ピンINTに接続される。糸材セ
ンサインタフエース回路22は、実質的には、並列接続
のダイオード24と抵抗器25とを通してインバータゲ
ート26に接続された演算増幅器からなり、その出力は
マイクロプロセツサ20の入力ピンINTに接続され
る。インバータゲート26の入力端子はコンデンサ27
を介して接地される。演算増幅器23の利得は該増幅器
23に接続された可変利得制御抵抗器28により調節さ
れ得る。糸材センサWDによりパルスが生成されると、
これは演算増幅器23により電流増幅される。演算増幅
器23の出力電流はダイオード24を通過し、コンデン
サ27を充電する。パルス信号がゼロ電位に戻ると、コ
ンデンサ27は抵抗器25、29及び30を通して接地
に放電される。インバータゲート26のスイツチングの
しきい値に起因して、所定電圧のパルスのみが検出さ
れ、従つて糸材センサインタフエース回路22は、小さ
なノイズ電圧を無視する。コンデンサがダイオード24
を通して迅速に充電され、抵抗器25、29及び30を
通してゆつくりと充電されると、ゲート26により生成
された短かい入力パルスはより長い出力パルスに変換さ
れる。インタフエース回路への非常に短かい入力パルス
のかかる広幅化により、例えこれ等のパルスが短かくて
も、マイクロプロセツサ20が確実に入力パルスを検出
することを可能にする。
第7図を参照すると、マイクロプロセツサ20の読出し
専用メモリに記憶された制御プログラムの流れ図が示さ
れる。リセツトライン43のリセツト信号が受信される
と、この信号はリセツトインタフエース回路44を通し
てマイクロプロセツサ20のリセツトピンRに通過す
る。このリセツト信号は、製織機械の主電源がスイツチ
オンされる毎に自動的に生成され、これにより機械の電
源投入後にマイクロプロセツサが第1ステツプと共に制
御プログラムの実施を開始することが保証される。かく
して、この時点で、マイクロプロセツサ20は「STAR
T」指令と呼ばれる第1指令の実施を開始する。
プログロムステツプNo.1では、マイクロプロセツサ2
0は所定の糸材停止装置10を作動し、これにより横糸
WYがその引出しの開始位置にロツクされる。マイクロ
プロセツサ20は作動された停止装置の番号を、或いは
そのRAM(乱アクセスメモリ)の所定の記憶セルの角
度位置を記憶する。
プログラムステツプNo.2では、マイクロプロセツサ2
0は、セツトされた所望の横糸長さ(製織機械のオペレ
ータにより手動でセツトされる)を表わすスイツチ34
〜36のBCDコードを遂時読取り、且つそのRAMの
所定の記憶セルに対応するBCDコードを記憶する。
プログラムステツプNo.3では、マイクロプロセツサ2
0は、セツトされた所望の横糸長さを表わすBCDコー
ドを引出し回転数と貯蔵ドラム2の 1/24 回転に対応す
るデイジタル値に変換し、これによりこのデイジタル値
は、1横糸材そう入サイクルの間に、即ち、横糸材の所
望長さの引出し動作の間に糸材引出し点が移動する貯
蔵、ドラムの周囲の回転数を表わすことになる。又、前
記の所望の横糸材長さを該長さを引出すのに必要な時間
に対応する値により表わすことも可能になる。前記のデ
イジタル数に基づいて、マイクロプロセツサ20は、ど
の糸材停止装置が次に、即ち現在の引出しサイクロの終
了により作動されるかを決定する。決定された停止装置
の番号はマイクロプロセツサ20のRAMの所定の記憶
セルに記憶される。
プログラムステツプNo.4では、待機ルーチン或いはル
ープが与えられ、これによりマイクロプロセツサ20は
製織機器からのトリガ信号の受信を、例えば、現在の横
糸そう入サイクルが開始される時点での製織機械の主シ
ヤフトの実際の位置を表わす信号形態で待機することが
許容される。このトリガ信号は、当業者にはそれ自身は
熟知された、機械の主シヤフトの角度位置を読取る回転
センサにより生成され得るものである。
待機ルーチンはトリガ信号が発生したか否かを定期的に
チエツクするプログラムループにより実現される。この
条件が満たされるとマイクロプロセツサ20はプログラ
ムステツプNo.5を継続する。
プログラムステツプNo.5では、プログラムステツプNo.
1の間に作動された糸材停止装置10がロツクされた横
糸WYを解放するために脱作動される。
次に、全横糸材そう入サイクルの間は、マイクロプロセ
ツサ20はステツプNo.6において待機ルーチンを実施
し、これにより該マイクロプロセツサは、その入力ピン
INTを読取ることにより待機し、或いは信号が発生し
ているか否か、又は信号が製織機械のひ道の到達端部の
横糸材検知検出器WDからの信号ワイヤSWDに受信され
るか否かを定期的にチエツクする。この条件が満たされ
ない限りは、マイクロプロセツサ20はプログラムステ
ツプNo.7に継続する。条件が満足されると、マイクロ
プロセツサはプログラムステツプNo.8に続く。
プログラムステツプNo.7では、例えば、糸材破断の発
生を検出するための障害チエツクルーチンが与えられ
る。このルーチンは、プログラムステツプNo.5で予め
作動された糸材停止装置の解放以来経過し、マイクロプ
ロセツサ20内で内部的、連続的に計算され或いは測定
される実際の時間を、例えば糸材破断の場合にのみ越え
られる所定の時間しきい値と比較することにより実現さ
れる。この条件が満たされない限りは、マイクロプロセ
ツサ20は再びプログラムステツプNo.6に復帰する。
条件が満たされると、マイクロプロセツサはプログラム
ステツプNo.9に継続する。
プログラムステツプNo.9では、マイクロプロセツサ2
0はその出力ピンP23に「高位」電位信号(論理1)
を生成し、これにより製織機械の運動停止リレーが作動
され、製織機が停止される。
プログラムステツプNo.10では、マイクロプロセツサ
20は、そのR(=リセツト)入力ピンにリセツト信号
が受信された後プログラムのSTART 指令に復帰する。
プログラムステツプNo.8では、マイクロプロセツサ2
0はプログラムステツプNo.3の間に決定され或いは選
択された糸材停止装置を作動し、これにより貯蔵ドラム
2からの糸材引出しが停止される。これは、P10〜P
17の内の関連出力ピン、及びP22〜P24の内の関
連出力ピンに「高位」電位(論理1)を生成するマイク
ロプロセツサにより実施され、ここに前記のピンは第6
図に示したマトリクス配列の選択された停止装置に導か
れるものである。更に、プログラムステツプNo.8で
は、マイクロプロセツサ20は現在作動された停止装置
の番号をそのRAMの所定の記憶セルに記憶する。
プログラムステツプNo.11では、マイクロプロセツサ
20は、プログラムステツプNo.4で受信されたトリガ
信号がしばらくして消失しているか否かをチエツクす
る。トリガ信号が消失すると、マイクロプロセツサ20
は直ちにプログラムステツプNo.2に復帰し、又プログ
ラムステツプの全鎖が再びマイクロプロセツサ20によ
り実施され、これにより後続する横糸そう入サイクルが
制御される。
本発明は、上記の、そして添付図面に示した実施例に限
定されるものではなく、本発明の範囲内で他の実施例も
可能である。例えば、横糸材検出機WDの利用は、糸材
測定装置MDが糸材引出しのために複数個の糸材停止装
置を備えるという場合に限定されものではなく、本発明
に従う横糸材検出機WDとその機能とはトリガ信号生成
装置としても適用可能であり、これにより測定装置の糸
材引出しはドラムの引出し端部にある唯1つの糸材停止
装置により停止され、ここで横糸材の所望の長さの調節
は貯蔵ドラムの直径の(周囲の)調節により実施され
る。
プログラムステツプ 1. 「 停止位置を作動して糸材をその始動位置にロツ
クし、停止装置の番号を記憶する」 2. 「 BCDスイツチを読取り、設定された横糸長さ
を記憶する」 3. 「 糸材長さを引出し回転数と貯蔵ドラムの 1/24
回転に変換し、これに基づいてどの停止装置が次に作動
されるべきかを計算し、その番号を記憶する」 4. 「 製織機械からのトリガ信号?」 5. 「 吸引された引出し装置を脱作動して糸材を開放
する」 6. 「 糸材到達検出器からの信号?」 7. 「 糸材到達時点が決定された制限値以上?」 8. 「 決定された停止装置を作動し、該装置の番号を
記憶する」 9. 「 故障発生のため製織機を停止させる」 10. 「 始動させる」 11. 「 トリガ信号が消失したか?」

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】糸の貯蔵、供給、測定装置を有する噴射式
    製織機械であって、 該糸の貯蔵供給測定装置は、貯蔵ドラム(2)と、少な
    くとも1個の糸停止装置(10,14)と、制御ユニッ
    ト(B)とから成り、 前記貯蔵ドラム上には糸の中間貯蔵部が巻回部材(3)
    により巻装可能で、かつ横糸(WY)を該貯蔵ドラムの
    引出し端部から螺旋状に引出し可能で、 前記糸停止装置は、前記貯蔵ドラムの引出し端部に配置
    され、かつ引出される糸の径路内へとそして該径路より
    外へと移動することのできる停止要素を有し、 前記制御ユニットは、製織機械における織物のひ道(W
    MS)の長さに対応する長さの横糸が前記貯蔵ドラムか
    ら引出された時点で前記停止装置に作動信号を送出する
    べく設けられ、 更に前記制御ユニットは、横糸(WY)のためのひ道
    (WMS)の到達端部(AE)で該端部から所定の距離
    の所に配置された糸検知器(WD)に電気的に接続さ
    れ、また該制御ユニットは、横糸が検知されたことを示
    す前記糸検知器からの信号を受けると、作動信号を前記
    糸停止装置に送ることを特徴とする、 噴射式製織機械。
  2. 【請求項2】前記の糸検知器(WD)は、前記の制御ユ
    ニットが前記糸検知器から前記信号を受信した時点を調
    節するためにひ道の長さ方向に変位可能である請求の範
    囲第1項に記載の噴射式製織機械。
  3. 【請求項3】その上に糸の中間貯蔵部が巻回部材(3)
    により巻装可能でありまたそこの引出し端部から横糸
    (WY)を螺旋状に引出し可能であるところの貯蔵ドラ
    ム(2)と、該貯蔵ドラムの引出し端部に配置され、か
    つ引出される糸の径路内へとそして該径路の外へと移動
    することのできる停止要素を有する少なくとも1個の糸
    停止装置(10,14)とから成る糸の貯蔵、供給、測
    定装置を備えると共に、ひ道(WMS)を備えた噴射式
    製織機械を制御する方法であって、 該制御方法は、各糸引出しサイクルの始めで前記糸停止
    装置を解放するステップを有し、 更に、横糸が前記ひ道(WMS)の到達端部から所定の
    距離(d)に到達するのを監視するステップと、 該横糸が前記所定の距離のところに到達したことが検知
    されると前記糸停止装置を作動するステップとを特徴と
    する、 製織機械の制御方法。
  4. 【請求項4】更に、前記糸停止装置の解放からの時間を
    計測するステップと、その計測された時間をしきい値と
    比較するステップと前記横糸が到達したことが検知され
    ると直ちに前記測定を停止するステップと、前記測定さ
    れた時間が前記しきい値を越えると直ちにエラー信号を
    発生するステップとを有することを特徴とする請求の範
    囲第3項に記載の制御方法。
JP50023584A 1982-12-10 1983-12-12 噴射式製織機械とその制御方法 Expired - Lifetime JPH0637735B2 (ja)

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SE8207096A SE8207096D0 (sv) 1982-12-10 1982-12-10 System for temporer upplagring och matning av uppmetta garnlengder foretredesvis till dysvevmaskiner
SE8207096-2 1982-12-10
PCT/SE1983/000448 WO1984002362A1 (en) 1982-12-10 1983-12-12 Weft yarn storing, feeding and measuring device for jet weaving machines

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JPS60500337A JPS60500337A (ja) 1985-03-14
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