JPS6245342B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、静止している巻付けドラムを有し、
その上には、静止している貯蔵ボビンから供給さ
れる糸を回転可能な巻付け腕によつて貯蔵糸の形
成のために巻付け可能であると共に形成された貯
蔵糸を頂部から引去り可能であり、また、形成さ
れた貯蔵糸の長さに関係して巻付け腕の回転運動
を自動的に制御するための装置を有している織機
用糸供給装置に関するものである。

予備巻付け装置と呼ばれるこの種類の糸供給装
置は、多くの実施形態が知られており、メリヤス
機械の場合にも、つかみ織機及び噴射織機の場合
にも使用されている。巻付け腕の回転運動の制御
のための装置によつて、その巻付けドラムには、
常に、ヨコ入れのために十分な糸の予備が用意さ
れる。この糸の予備が引去られるや否や、巻付け
腕によつて再び糸が巻付けドラムの上に置かれ
る。

ヨコ糸が確実にヨコ入れされる上述の織機の必
要に対して、公知の予備巻付け装置は、その目的
を満足させる。なぜならば、ヨコ糸を確実にヨコ
入れするヨコ入れ機構は、単に、ちようど必要な
糸の長さだけを予備巻付け装置から引去るのであ
るから、これは、単に、十分な糸の長さを貯蔵す
ることが必要であるだけであるからである。

ヨコ糸が公知のようにヨコ入れされる噴射織機
の場合には、問題は本質的に変わつて来る。この
場合には、糸供給装置は、単に、十分な糸の長さ
を貯蔵しなければならないだけではなく、追加し
て、正確に測定された糸の長さを正確に定められ
た時点に、織機に供給しなければならない。公知
の予備巻付け装置は、この要求を満足させないの
で、この装置は、従来、噴射織機には使用される
ことはできなかつた。

噴射織機に対しては、一方では、分離された測
定部分と、貯蔵部分と有している糸供給装置が公
知となつており、この場合、測定部分は、回転す
るローラ、往復運動される指等によつて形成さ
れ、また、貯蔵部分は、空気式貯蔵器によつて形
成されるが、この貯蔵器の中に糸が長く延ばされ
たループの形で貯蔵される。他方では、巻付けド
ラムを有している糸供給器が公知となつており、
このドラムの上に、ヨコ糸が巻付け腕によつて巻
付けられ、また、ヨコ糸は、巻付けドラムの周面
を周期的に貫通するピンによつて選択的に封鎖さ
れ、又は、ヨコ入れのために自由にされる。

最初に述べられた糸供給装置は、織物幅と共に
多くなる貯蔵長さのために、なかんずく、場所の
問題が生ずる。また、第二番目に述べられた糸供
給装置の場合には、ヨコ入れ、巻付け腕の運動及
〓〓〓〓
び軸の運動の間は、正確な同期がなければならな
い。

この問題は、異なつた、例えば、多色のヨコ糸
がヨコ入れされるべきであると、直ちに、いく倍
にもされる。その時には、公知のように、各色に
対して糸供給装置が存在しなければならない。第
一に述べられた糸供給装置においては、無論、さ
もなくても存在する場所の問題が、苛酷にされ
る。第二番目に述べられた糸供給装置は、この場
合には、単に、色の交換が一定のリズムで行なわ
れる時に使用されることができるだけであり、こ
の場合、個々の群の回転数は、このリズムに比例
して選択されなければならない。しかしながら、
色のつながりが自由に選択可能であるべきである
ならば、これらの糸供給装置は、巻付け腕の運動
とピンの運動との間における連結のために、使用
されることができない。なぜならば、ある特定の
ヨコ糸が必要とされない限りは、それぞれの糸供
給装置は静止のままとされるが、しかしながら、
ヨコ糸が必要とされると、その時には、それらの
ヨコ糸は、実際上遅延無しに走行し始めなければ
ならないからである。

本発明によつて、噴射織機に対しても使用可能
な、わずかな場所を必要とするだけであると共に
多色ヨコ糸のヨコ入れに対しても自由な色のつな
がりに適している糸供給装置を得るという課題
が、解決されなければならない。

この課題は、本発明によると、次ぎの特徴、す
なわち ａ 巻付けドラムの引去り側の端部の領域内に配
置された、その監視領域を経てヨコ糸の引去り
の間にヨコ糸がそれぞれ通過するごとに第一の
信号を与えるための監視装置と ｂ 監視装置に後続された、第一の信号の算出の
ため及び第一の信号の個数が、あるあらかじめ
定められた、調節可能な、必要な糸の長さに相
当する値に到達するや否や、第二の信号の附与
のための制御ユニツトと ｃ 制御ユニツトに接続されると共に第二の信号
によつて制御可能な糸クランプと から成立つて頭初に述べられた種類の予備巻付け
装置が、以上のような特徴を有することによつて
解決される。

監視装置から第一の信号が与えられる時には、
常に、巻付けドラムからちようどドラムの周辺に
相当する糸の長さが引去られる。いくつの、この
ようなドラムの周辺に相当する糸の長さが、ヨコ
入れされるべきヨコ糸の長さに相当するかを決定
することによつて、監視装置は、必要な糸の長さ
が引去られる時点を正確に確立するという簡単な
可能性を与える。このことは、簡単な方法で、第
一の信号の算出によつて生ずる。この信号が、あ
らかじめ与えられたいき値に到達するや否や、第
二の信号を介して糸クランプが作動され、織機が
正確に必要な糸の長さを供給されることが、保証
される。

巻付け腕の回転運動の制御のための装置は、公
知の様式で、その巻付け運動が、巻付けドラムの
上に巻付けられた糸の巻きの個数が、あるあらか
じめ与えられた値を超過するや否や、停止され、
また、この値が下回るや否や、巻付け運動が再び
開始されるように作動をする。このことは、ドラ
ムからの糸の引去りの始まりの直後にその新たな
巻付けが始まり、ドラムの上に再び必要な糸の長
さが貯蔵されるまで継続することを意味するもの
である。

本発明による糸供給装置においては、それ故、
両方の機能、すなわち、ドラムの巻付け及びドラ
ムからの糸の引去りが、相互に分離され、それに
もかかわらず、糸供給装置によつて正確に測定さ
れた糸の片が、供給されるが、従来は、この糸の
引去りの特性は、両方の上記の機能が強固に相互
に結合され、その上、織機の駆動と同期される時
に満足させることができるだけであるという見解
であつたのである。

本発明による糸供給装置の有利な実施形態が、
「特許請求の範囲」第２〜７項に記載されてい
る。

本発明は、更に、上記の糸供給装置の運転方法
にも関するものである。

この方法は、巻付けドラムの上におけるいくつ
の糸の巻きが織機におけるヨコ入れのために必要
とされる糸の長さに相当するかを確めることと、
巻付け腕の回転数の制御のための装置を必要な個
数、すなわち、ｎ巻きよりもより大きな個数に調
節することと、制御ユニツトを、第ｎ−１番目の
第一の信号の到着の際に、第二の信号を発し、こ
れによつて、糸クランプが糸の第ｎ−１番目と第
〓〓〓〓
ｎ番目との通過の間に作動されるように調節する
こととを特徴とするものである。

以下、本発明をその１実施例を示す添付図面に
基づいて詳細に説明する。

図には糸供給装置１が示されているが、この装
置１は、ブシユ状の支持部分２を有しており、こ
れを介して、糸供給装置１は、織機（図示されて
いない）の一側壁に固着される。同様に、この側
壁には、支持腕３が取付けられ、その上には、ブ
ラケツト４及び５を介してバルンブレーカリング
６及び糸案内環７が取付けられている。糸供給装
置１のブシユ状の支持部分２の中には、軸８が、
詳細には図示されていない多数の玉軸受の介装の
下に回転自在に軸承されている。軸８は、図で見
て左方において、支持部分２から突出している端
部において被駆動ピニオン９を支持している。ピ
ニオン９の駆動は、例えば、モータ及び磁気継手
を介して行なわれる。モータ及び磁気継手は図示
されていないが、磁気継手を操作する切換え装置
が、１０で示されている。１１によつて、軸８の
上に固着されたハウジングが示されているが、こ
のハウジング１１は、それ故、静止している支持
部２に相対的に回転可能であり、また、管から形
成された巻付け腕１２を支持している。

１３によつて円筒形のボス部分が示されてお
り、このボス部分１３は、玉軸受１４の介装の下
に軸８の上に回転自在に軸承されており、また、
ボス部分１３は、詳細には図示されていないハウ
ジング１１の内部の駆動装置を介して、ボス部分
１３が回転しつつある軸８に対して静止のままで
あるように、支持部分２に連結されている。

図示された装置のここまでに考慮された部分の
より詳細な説明に対しては、オランダ特許願第
7806470号が参照される。この特許願から、巻付
け腕１２を形成している管は、図の左端部から見
ることのできる軸８の中の中央穴１５の中に開口
していることが分かる。穴１５の軸心は、巻付け
腕１２の回転軸を形成している。

図において右端部において、軸８に、巻付けド
ラム１６のボス部分１３に自由に軸承されてい
る。巻付けドラム１６は、はち状のハウジングに
よつて形成されており、このハウジングは、その
左方の開放端部において、ボス部分１３によつて
支持された円板１７に固着されている。それ故、
巻付けドラム１６は、回転を阻止される。すなわ
ち、ドラム１６は、軸８及び巻付け腕１２が回転
の際に、静止のままである。

巻付けドラム１６は、その後端部において、回
転する巻付け腕１２の自由端部によつて決定され
る平面内において円すい形の拡大部１８を有して
おり、また、これに引続いて、その前端部の方に
わずかに円すい形又は円筒形の部分１９を有して
いる。前方端部において巻付けドラム１６は、バ
ルンブレーキリング６によつて包囲されており、
この場合、ドラム１６の外表面と、バルンブレー
キリング６との間には、ヨコ糸Ｓの通過に対して
十分な遊間２０がある。

図示されていない貯蔵ボビンから引出されたヨ
コ糸Ｓは、穴１５及び巻付け腕１２を経て巻付け
ドラム１６の円すい形の拡大部１８に到達する。
巻付け腕１２の回転運動の際にヨコ糸Ｓは、円筒
形又はわずかに円すい形のドラム部分１９の上を
滑べり、ドラム部分１９の上において、個々の糸
の巻きは、巻付け腕１２の継続回転の際に、バル
ンブレーキリング６に向かつてしゆう動する。貯
蔵されたヨコ糸Ｓの引去りが、巻付けドラム１６
とバルンブレーキリング６との間の遊間２０及び
糸案内環７を経て加工箇所、例えば、ノズル織機
（図示されていない）にまで行なわれる。

支持腕３の上には、更に、第一及び第二の光電
式検出装置Ａ及びＢが配置されているが、これら
は、それぞれ、光源２１ないしは２３と、光電池
２２ないしは２４とから成立つている。光源２１
及び２３からの光線は、巻付けドラム１６の上に
斜めに当たり、その反射表面から光電池２２ない
しは２４の上に反射される。光源２１及び２３
は、導線を介して電圧源に接続されており、光電
池２２は導線２５を介して切換え装置１０に、ま
た、光電池２４は導線２６を介して制御ユニツト
２７に接続されている。

巻付けドラム１６の上に、ヨコ糸Ｓの巻きが、
それらが第一の検出装置Ａの検出領域をおおう程
に多く巻付けられるや否や、光源２１と光電池２
２との間における光路がしや断される。光電池２
２は対応する信号を発生し、この信号は切換え装
置１０に到達し、その上、この装置１０によつ
て、巻付け腕１２の駆動はしや断される。巻付け
ドラム１６からヨコ糸Ｓの引き出しの際に、第一
〓〓〓〓
の検出装置Ａの検出領域が再び糸の巻きから自由
となるや否や、巻付け腕１２の駆動装置は再び附
勢され、腕１２は、新たな巻き付け過程を始め
る。この場合、検出装置Ａの位置は、巻付け腕１
２の駆動が、巻付けドラム１６の上に巻付けられ
たヨコ糸Ｓの長さが、織物の幅、従つて、ヨコ入
れに対して必要とされるヨコ糸長さよりもより大
きいような時に始めてしや断されるように選択さ
れる。

第一の検出装置Ａは、巻付け腕１２の巻付けド
ラム１６の上に形成される糸の貯蔵の長さに関係
して制御するのに役立つが、第二の検出装置Ｂ
は、その都度巻付けドラム１６から引去られる糸
の長さの測定のため及び一つのヨコ入れに対して
必要な糸長さが引去られた瞬間、従つて、糸供給
装置と織機のノズルとの間に配置された糸クラン
プが正確に正しい時点に閉塞されることができる
瞬間を確定するために役立つものである。

ヨコ糸Ｓが巻付けドラム１６から大急ぎで引去
される時は、このことは、巻付けドラム１６から
糸案内環７まで導かれる糸片が、常にドラムの外
周面の回りを走行していることを意味している。
上記の糸片が、ドラムの外周面のある定められた
点と交差する時は、いつでも、正確にドラム外周
面に相当する糸長さが引去られる。この定められ
た点は、第二の検出装置Ｂの検出領域によつて形
成され、これによつて、各糸の通過の際に信号が
生成され、この信号は、ちようどドラムの外周面
の長さの一つの糸片が引去られたことを知らせ
る。今や、どれだけ多くのこのような糸片がヨコ
入れのために必要であるかが決められ、また、制
御ユニツト２７のいき値検出器が、第二の検出装
置Ｂの信号の対応する個数を調節する。第二の検
出装置Ｂの信号は、制御ユニツト２７の中におい
て算えられ、いき値に到達の際に、制御ユニツト
２７によつて糸クランプが閉塞される。糸クラン
プは、好適には、電磁的に操作可能であることが
望ましい。その制御によつて、閉塞に至るまでに
ある時間が経過するので、制御ユニツト２７は、
好適には、糸クランプに対する制御信号は、信号
がいき値の到達の前に、既に発せられるようにす
ることが望ましい。糸クランプの応答時間が、第
二の検出装置Ｂの２個の連続する信号の間の時間
よりも、より短くなくてはならないならば、その
時には、このことは、対応する信号遅延要素によ
つて補償されることができる。すなわち、制御ユ
ニツト２７は、第二の検出装置Ｂからの１個ある
いは２個以上の信号を数えた後、信号遅延要素に
よつて所定時間後に糸クランプを閉塞するための
信号を出すことによつて対応することができる。

図に示すように、バルンブレーキリング６の上
には、電磁式の制御ユニツト２７に接続された糸
クランプ２８が配置されている。この糸クランプ
２８は、巻付けドラム１６の周面に向かつて降下
可能なピン２９を有している。巻付けドラム１６
は、ピン２９の領域内に穴３０を設けられてお
り、これによつて、ピン２９は、その降下の際に
そのドラム１６の周辺の中に進入することがで
き、糸クランプとして作用する止めを、引去られ
るヨコ糸Ｓのために形成するようにする。

糸クランプ２８の図示された実施例及び配置
は、特別に有利である。なぜならば、この糸クラ
ンプ２８は、応答時及び（又は）解放時の変動に
対して、鈍感であるからである。ヨコ入れされる
べきヨコ糸の長さが、第二の検出装置Ｂのｎ個の
信号に相当する時には、既に説明されたように、
制御ユニツト２７は、それが糸クランプ２８の作
動に対する制御信号を第二の検出装置Ｂのｎ−１
個の信号の後に与えるように調節される。今や、
ピン２９は降下され、この場合、単に、ピン２９
が次ぎの糸の通過の際に降下されることが、重要
であるだけである。

図示された糸供給装置は、実施例として理解す
べきである。なぜならば、第二の検出装置Ｂは、
静止している巻付けドラム、頂部からの引去り及
び第一検出装置を有している実際的にすべての従
来の糸供給装置に取付けられることができるから
である。この場合、第二の検出装置及び糸クラン
プの配置に対して、他の自由な選択が得られる。
第二の検出装置に対しては、それがヨコ糸Ｓの走
行方向において第一の検出装置の後方に且つ巻付
けドラム１６の引去り側の端部の領域内に配置さ
れることが重要である。第二の検出装置は、無
論、この端部の直後に配置されることもでき、ま
た、反射性の光障壁としてでは無く、透光性の光
障壁として形成されることもできる。同様に、糸
クランプ２８は、バルンブレーキリング６によつ
て支持する必要は無い。糸クランプ２８は、ま
〓〓〓〓
た、支持腕３又は特別のけたに配置されることも
できる。

また、織機自身における糸クランプの配置も全
く可能である。同様に、糸クランプは、巻付けド
ラム１６の内部に配置されることもでき、この場
合には、ピン２９はそのクランプ位置に対してド
ラム周面を外方に貫通しなければならない。10cm
の普通の直径の巻付けドラムから出発する時に
は、第二の検出装置の各信号は、約30cmの引去ら
れた糸の長さに相当する。しかしながら、普通の
ように、織物の幅の段階は、30cmの段階よりも本
質的により細かい。糸供給装置５によつて測定さ
れるヨコ糸長さのより細かな段階も可能とさせる
ために、調節自在な周辺を有する巻付けドラム
（ドイツ公開特許第2920629号公報）を使用する
か、又は、巻付けドラム１６の周辺の上に一様に
分割された多数の第二の検出装置Ｂ及び所属され
た糸クランプ２８を配置するかすることができ、
この場合、検出装置及び糸クランプは、それぞ
れ、一つの構造ユニツトにまとめられることがで
きる。例えば、10個のこのような構造ユニツトが
配置される時には、測定されるヨコ糸の長さは、
３cmの段階に段付けされることができる。無論、
第一の検出装置Ａは、異なつた織物の幅に適合す
るために巻付けドラム１６の軸の方向に調節可能
となつている。

上記のことから、前記の糸供給装置１において
は、糸の貯蔵及び貯蔵された糸の引去りの両方の
機能が完全に相互に分離されていることが分か
る。貯蔵は、単に、貯蔵された糸の量がヨコ入れ
のために必要な長さに対して不足である時にだけ
行なわれ、また、引去りは、ヨコ入れノズルが実
際に糸をヨコ入れする時に行なわれる。この場合
糸供給装置はヨコ糸をノズルに正確に必要な長さ
で供給する。この特性のために、上記の糸供給装
置は、特に、ノズル織機における使用に適してお
り、また、１色及び多色のヨコ糸のヨコ入れに対
しても適している。この場合、第一の場合には、
巻付け腕１２は、多かれ少なかれ連続的に走行す
る。

糸クランプを巻付けドラムの周辺に止めピンと
して形成し、このピンがそれぞれの最後の糸の通
過の後にその引去りを阻止する位置にもたらされ
るようにすることによつて、ヨコ糸は、ヨコ糸が
どのような速度で最後の、ドラム周辺に対応する
部分の引去りの間にもヒ道を横断するかには無関
係に、常に同じヨコ入れ長さで阻止される。

【図面の簡単な説明】

図は本発明の１実施例を示す一部切断略正面図
である。 ６……リング状のけた；１２……巻付け腕；１
６……巻付けドラム；２７……制御ユニツト；２
８……糸クランプ；２９……ピン；３０……くぼ
み。 〓〓〓〓

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 静止している巻付けドラムを有し、その上に
   は、静止している準備ドラムから供給される糸
   を、回転可能な巻付け腕によつて貯蔵糸の形成の
   ために巻付け可能であると共に形成された貯蔵糸
   を頂部から引出し可能となつており、また、形成
   された貯蔵糸の長さに関係して巻付け腕の回転運
   動を自動的に制御するための制御ユニツトを有し
   ており、この場合、巻付けドラムの引去り側の端
   部の領域内に配置された監視装置が、その監視領
   域を経る糸の引去りの間に、糸がそれぞれ通過す
   るごとに第一の信号を付与するために設けられて
   おり、また、制御ユニツトは、監視装置に後続さ
   れており、第一の信号の算出及び第一の信号の個
   数が、あるあらかじめ与えられた、調節自在な、
   必要とされる糸の長さに相当する値に到達するや
   否や、第二の信号を付与するように形成されてお
   り、更に、制御ユニツトに接続されると共に第二
   の信号によつて制御可能な糸クランプが設けられ
   ている織機用糸供給装置において、多数の監視装
   置Ｂ及び付属された糸クランプ２８が設けられて
   いることを特徴とする装置。 ２ 監視装置Ｂ及び糸クランプ２８の個数が、そ
   れぞれ、３〜10個である特許請求の範囲第１項記
   載の装置。 ３ 監視装置Ｂ及び糸クランプ２８が、巻付けド
   ラム１６を包囲しているリング状のけた６により
   支持されている特許請求の範囲第１又は２項記載
   の装置。 ４ けた６が、バルンブレーキリングを形成して
   いる特許請求の範囲第３項記載の装置。 ５ 糸クランプ２８が、巻付けドラム１６の引き
   去り側の端部の領域内に固定して配置されている
   と共に電磁的に操作可能なピン２９を有してお
   り、このピンは、巻付けドラムの周辺に向かつて
   動くことができ、その能動的位置においては、引
   去られた糸Ｓに対する止めを形成している特許請
   求の範囲第１〜４項のいずれかに記載の装置。 ６ 糸クランプ２８が、巻付けドラム１６の外部
   に配置されており、また、巻付けドラム１６が、
   周辺に、ドラムの周辺の中へのピン２９の進入の
   ためにくぼみ３０を有している特許請求の範囲第
   ５項記載の装置。 ７ 監視装置Ｂ及び糸クランプ２８が、巻付けド
   ラム１６の周辺の包囲円に沿つて一様に分割され
   て配置されている特許請求の範囲第１〜６項のい
   ずれかに記載の装置。 ８ 静止している巻付けドラムを有し、その上に
   〓〓〓〓
   は、静止している準備ドラムから供給される糸
   を、回転可能な巻付け腕によつて貯蔵糸の形成の
   ために巻付け可能であると共に形成された貯蔵糸
   を頂部から引出し可能となつており、また、形成
   された貯蔵糸の長さに関係して巻付け腕の回転運
   動を自動的に制御するための制御ユニツトを有し
   ており、この場合、巻付けドラムの引去り側の端
   部の領域内に配置された監視装置が、その監視領
   域を経る糸の引去りの間に、糸がそれぞれ通過す
   るごとに第一の信号を付与するために設けられて
   おり、また、制御ユニツトは、監視装置に後続さ
   れており、第一の信号の算出及び第一の信号の個
   数が、あるあらかじめ与えられた、調節自在な、
   必要とされる糸の長さに相当する値に到達するや
   否や、第二の信号を付与するように形成されてお
   り、更に、制御ユニツトに接続されると共に第二
   の信号によつて制御可能な糸クランプが設けられ
   ており、監視装置Ｂ及び付属された糸クランプ２
   ８の多数が設けられていることを特徴とする織機
   用糸供給装置の運転方法において、巻付けドラム
   １６の上における幾つかの糸の巻きが、織機にお
   けるヨコ入れに対して必要とされる糸の長さに相
   当するかを確かめることと、巻付け腕１２の回転
   運動の制御のための装置Ａを必要なｎ巻きの個数
   よりもより大きく調節することと、制御ユニツト
   ２７を、それがｎ−１番目の第一の信号の実現の
   際に、第二の信号を付与するように調節し、これ
   により、糸クランプ２８が糸Ｓの第ｎ−１番目と
   第ｎ番目との通過の間に付勢されるようにするこ
   ととから成り立つていることを特徴とする糸供給
   装置の運転方法。 ９ ｍ個の監視装置Ｂと、ｍ個の糸クランプ２８
   とを使用の際に、制御ユニツト２７を、それが第
   ｍ（ｎ−１）番目の第一の信号の実現の際に、し
   かも、糸Ｓがその引き続く通過の際にちようど必
   要な糸の長さを超過するその糸クランプに、第二
   の信号を付与するように調節するようにする特許
   請求の範囲第８項記載の運転方法。