JPH0637712Y2 - 留め部材 - Google Patents
留め部材Info
- Publication number
- JPH0637712Y2 JPH0637712Y2 JP1987138531U JP13853187U JPH0637712Y2 JP H0637712 Y2 JPH0637712 Y2 JP H0637712Y2 JP 1987138531 U JP1987138531 U JP 1987138531U JP 13853187 U JP13853187 U JP 13853187U JP H0637712 Y2 JPH0637712 Y2 JP H0637712Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hook
- surface fastener
- woven fabric
- edge portion
- fastening member
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Slide Fasteners, Snap Fasteners, And Hook Fasteners (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はクッション等各種成形体に一体的に簡単に接合
できる面ファスナーを有する係合部材に関する。
できる面ファスナーを有する係合部材に関する。
面ファスナーは繊維布帛その他の種々の物品を接合する
部材として広く使用されている。その1例として、クッ
ション体の表面の所定位置に面ファスナーの一方を取り
付けると共に、これと対応して表皮材を裏面側に面ファ
スナーの他方を取り付け、この両方の面ファスナーの係
合接着によって表皮材をクッション体に固定する方法が
知られている。この方法においてクッション体の表面へ
の面ファスナーの取り付けに関しては、たとえば(i)
フック状係合素子を有する面ファスナーの裏面に不織布
等からなるシートを適宜手段で取り付けて係合用部材と
なし、これを型内に粘着剤で固定封止させたのち、型内
に成形材料を導入して発泡させる方法(実開昭59-18459
9号公報参照)、及び(ii)面ファスナーのフック状係
合素子全体をフィルムで被覆するとともに薄い金属シー
トを備えた係合用部材を型内に設けた磁石で吸引して固
定したのち、成形材料を型内に導入して発泡させ、該係
合用部材を成形体と一体的に接合させる方法(特開昭60
-179003号公報参照)、などが知られている。
部材として広く使用されている。その1例として、クッ
ション体の表面の所定位置に面ファスナーの一方を取り
付けると共に、これと対応して表皮材を裏面側に面ファ
スナーの他方を取り付け、この両方の面ファスナーの係
合接着によって表皮材をクッション体に固定する方法が
知られている。この方法においてクッション体の表面へ
の面ファスナーの取り付けに関しては、たとえば(i)
フック状係合素子を有する面ファスナーの裏面に不織布
等からなるシートを適宜手段で取り付けて係合用部材と
なし、これを型内に粘着剤で固定封止させたのち、型内
に成形材料を導入して発泡させる方法(実開昭59-18459
9号公報参照)、及び(ii)面ファスナーのフック状係
合素子全体をフィルムで被覆するとともに薄い金属シー
トを備えた係合用部材を型内に設けた磁石で吸引して固
定したのち、成形材料を型内に導入して発泡させ、該係
合用部材を成形体と一体的に接合させる方法(特開昭60
-179003号公報参照)、などが知られている。
上記した面ファスナーのクッション体への取り付けに係
わる方法のうち、(i)の接着剤を用いる方法は面ファ
スナーを型内に固定する作業が面倒であるうえ、取り付
け位置の調整を行いにくいという問題があった。また
(ii)の方法で用いられる係合用部材は、フック状係合
素子全体がフィルムで覆われているために、成型時に成
形材料がフック状係合素子の間に侵入するのを防止する
効果はすぐれているが、成型終了後成形体を型から取り
出したのち、フック状係合素子を被覆しているフィルム
を除去する手間がかかり、あるいは成形材料が発泡する
際に熱溶解するフィルムを使用した場合にも、フック状
係合素子上に未溶解のフィルムが残留物として残り、係
合力が低下する、という欠点があった。
わる方法のうち、(i)の接着剤を用いる方法は面ファ
スナーを型内に固定する作業が面倒であるうえ、取り付
け位置の調整を行いにくいという問題があった。また
(ii)の方法で用いられる係合用部材は、フック状係合
素子全体がフィルムで覆われているために、成型時に成
形材料がフック状係合素子の間に侵入するのを防止する
効果はすぐれているが、成型終了後成形体を型から取り
出したのち、フック状係合素子を被覆しているフィルム
を除去する手間がかかり、あるいは成形材料が発泡する
際に熱溶解するフィルムを使用した場合にも、フック状
係合素子上に未溶解のフィルムが残留物として残り、係
合力が低下する、という欠点があった。
しかして本考案の目的は、係合部材を粘着剤で型内に固
定封止する手間を要しないでフック状係合素子間内に原
材料が浸入するのを簡単に防止することができるだけで
なく、フック状係合素子を被覆するフィルムを除去する
必要もなく、またフィルム溶解後にフック状係合素子の
上部に残る残留物質によって起る係合力の低下がない掛
け止め部材を提供することにある。
定封止する手間を要しないでフック状係合素子間内に原
材料が浸入するのを簡単に防止することができるだけで
なく、フック状係合素子を被覆するフィルムを除去する
必要もなく、またフィルム溶解後にフック状係合素子の
上部に残る残留物質によって起る係合力の低下がない掛
け止め部材を提供することにある。
本考案によれば、フック状係合素子を有する帯長の面フ
アスナーと該面フアスナーを支持する固定部材とからな
る留め部材において、該面フアスナー上にフツク状係合
素子が配されていない端縁部分を設けるとともに該端縁
部分に面フアスナーの長手方向に沿って不織布からなる
部材を設けたことを特徴とする留め部材が提供される。
アスナーと該面フアスナーを支持する固定部材とからな
る留め部材において、該面フアスナー上にフツク状係合
素子が配されていない端縁部分を設けるとともに該端縁
部分に面フアスナーの長手方向に沿って不織布からなる
部材を設けたことを特徴とする留め部材が提供される。
本考案の止め部材を構成する不織布としては、ポリエス
テル、ポリプロピレン、アクリル、ナイロン、レーヨン
等の合成繊維のほか綿、麻、紙等からなる天然繊維を用
いることができる。不織布の形状としては、面ファスナ
ー周辺の端縁部分と水平方向に平板な帯状体を設けても
よいし、端縁部分にフック状係合素子と同程度の高さの
不織布を畝状に設けてもよく、あるいは面ファスナーの
裏面に固定部材として不織布を用いる場合には、面ファ
スナーの巾よりも大きい不織布を準備し、面ファスナー
の端縁部分より突出した部分を該縁部に沿ってフック状
係合素子方向に折曲げて一体とすればよく、この方法は
製造工程の簡素化をもたらす。
テル、ポリプロピレン、アクリル、ナイロン、レーヨン
等の合成繊維のほか綿、麻、紙等からなる天然繊維を用
いることができる。不織布の形状としては、面ファスナ
ー周辺の端縁部分と水平方向に平板な帯状体を設けても
よいし、端縁部分にフック状係合素子と同程度の高さの
不織布を畝状に設けてもよく、あるいは面ファスナーの
裏面に固定部材として不織布を用いる場合には、面ファ
スナーの巾よりも大きい不織布を準備し、面ファスナー
の端縁部分より突出した部分を該縁部に沿ってフック状
係合素子方向に折曲げて一体とすればよく、この方法は
製造工程の簡素化をもたらす。
また、該不織布からなる部材は超音波、高周波、ホット
メルト接着剤、両面テープ等適宜手段を用いて面ファス
ナーの端縁部分に取付けることができる。
メルト接着剤、両面テープ等適宜手段を用いて面ファス
ナーの端縁部分に取付けることができる。
本考案で用いるフック状係合素子は鉤状、キノコ状、傘
状等係合機能を有するものであればよい。面ファスナー
裏面に設けられる固定部材には不織布を用いることがで
き、また固定部材を成形体に強固に埋設接着させるため
に面ファスナー裏面に、多数の突出したモノフィラメン
トループやキノコ状又は傘状の固定要素を取付けること
もできる。
状等係合機能を有するものであればよい。面ファスナー
裏面に設けられる固定部材には不織布を用いることがで
き、また固定部材を成形体に強固に埋設接着させるため
に面ファスナー裏面に、多数の突出したモノフィラメン
トループやキノコ状又は傘状の固定要素を取付けること
もできる。
面ファスナーと固定部材との間に磁性金属体を配置すれ
ば、型内への掛け止め部材の固定に磁気吸引力を利用す
ることができ、便利である。
ば、型内への掛け止め部材の固定に磁気吸引力を利用す
ることができ、便利である。
以下本考案を図面により説明する。
第1図は本考案の一例に係わる面ファスナー基布1の表
面に多数のフック状係合素子2を設け、端縁部分3に不
織布からなる部材4を設け、該基布の裏面に不織布から
なる固定部材5を設けた留め部材の斜視図である。第2
図は第1図のX-X′線上で切断した本考案の断面図であ
る。第3図(a)は本考案の留め部材を型6の中に配置
する状態を示す断面図であり、第3図(b)は型6の中
に設けられた溝7の底面にフック状係合素子2を対向さ
せ、不織布からなる部材4は溝の縁部に配置させた後
で、成形体原料8を注入し、蓋9を覆せて発泡させれ
ば、不織布からなる部材4は成形体原料を吸収するとと
もに、溝の縁部を封止し、溝部に原材料が浸入するのを
防止する。第4図は留め部材が一体的に埋設接着された
成形体10の断面図である。
面に多数のフック状係合素子2を設け、端縁部分3に不
織布からなる部材4を設け、該基布の裏面に不織布から
なる固定部材5を設けた留め部材の斜視図である。第2
図は第1図のX-X′線上で切断した本考案の断面図であ
る。第3図(a)は本考案の留め部材を型6の中に配置
する状態を示す断面図であり、第3図(b)は型6の中
に設けられた溝7の底面にフック状係合素子2を対向さ
せ、不織布からなる部材4は溝の縁部に配置させた後
で、成形体原料8を注入し、蓋9を覆せて発泡させれ
ば、不織布からなる部材4は成形体原料を吸収するとと
もに、溝の縁部を封止し、溝部に原材料が浸入するのを
防止する。第4図は留め部材が一体的に埋設接着された
成形体10の断面図である。
第5図(a),(b),(c),(d),(e)は面フ
ァスナーの端縁部分への不織布の取付位置を種々変化さ
せた状態を示す模式図である。
ァスナーの端縁部分への不織布の取付位置を種々変化さ
せた状態を示す模式図である。
本考案によれば、粘着剤やフィルムを用いる従来の係合
部材に比べ、作業が極めて簡単でかつ発泡成形後成形体
に埋設接着された係合部材のフィルムを除去手間やフィ
ルムの残留物質により係合力が低下することのない留め
部材が提供される。
部材に比べ、作業が極めて簡単でかつ発泡成形後成形体
に埋設接着された係合部材のフィルムを除去手間やフィ
ルムの残留物質により係合力が低下することのない留め
部材が提供される。
第1図は本考案の留め部材の一例を示す斜視図。第2図
は第1図をX-X′線上で切断した断面図。第3図
(a),(b)は型内に留め部材を配置し、原材料を注
入した状態を示す断面図。第4図は留め部材つき成形体
の断面図。 第5図(a),(b),(c),(d),(e)は面フ
ァスナーの端縁部分への不織布の取付位置を種々変化さ
せた状態を示す模式図。 1……面ファスナー基布、2……フック状係合素子、3
……端縁部分、4……不織布からなる部材、5……固定
部材、6……型、7……溝、8……成形体原料、9……
蓋、10……成形体。
は第1図をX-X′線上で切断した断面図。第3図
(a),(b)は型内に留め部材を配置し、原材料を注
入した状態を示す断面図。第4図は留め部材つき成形体
の断面図。 第5図(a),(b),(c),(d),(e)は面フ
ァスナーの端縁部分への不織布の取付位置を種々変化さ
せた状態を示す模式図。 1……面ファスナー基布、2……フック状係合素子、3
……端縁部分、4……不織布からなる部材、5……固定
部材、6……型、7……溝、8……成形体原料、9……
蓋、10……成形体。
Claims (3)
- 【請求項1】フツク状係合素子を有する帯長の面フアス
ナーと該面フアスナーを支持する固定部材とからなり、
成形体原料と一体的に接合させて成形体を製造するのに
用いる留め部材において、該面フアスナー上にフツク状
係合素子が配されていない端縁部分を設けるとともに、
該端縁部分に面フアスナーの長手方向に沿つて不織布か
らなる部材を設けたことを特徴とする留め部材。 - 【請求項2】面フアスナーと固定部材との間に磁性金属
体を配置してなる実用新案登録請求の範囲第1項記載の
留め部材。 - 【請求項3】固定部材が不織布よりなり、かつ端縁部分
に面フアスナーの長手方向に沿つて設けた不織布からな
る部材と一体になつていることを特徴とする実用新案登
録請求の範囲第1項の留め部材。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987138531U JPH0637712Y2 (ja) | 1987-09-09 | 1987-09-09 | 留め部材 |
US07/140,112 US4842916A (en) | 1987-01-19 | 1987-12-31 | Separable fastener component & moldings attached with such fastener component |
KR1019880000330A KR960006769B1 (ko) | 1987-01-19 | 1988-01-18 | 분리가능한 계합용 부재 및 계합용 부재가 부착된 성형체 |
FR8800564A FR2609758B1 (fr) | 1987-01-19 | 1988-01-19 | Constituant d'attache separable et objets moules fixes avec ce constituant d'attache |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987138531U JPH0637712Y2 (ja) | 1987-09-09 | 1987-09-09 | 留め部材 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6443705U JPS6443705U (ja) | 1989-03-15 |
JPH0637712Y2 true JPH0637712Y2 (ja) | 1994-10-05 |
Family
ID=33446869
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1987138531U Expired - Lifetime JPH0637712Y2 (ja) | 1987-01-19 | 1987-09-09 | 留め部材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0637712Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010163855A (ja) * | 2009-01-15 | 2010-07-29 | Takashi Tajima | 塗材単独パネルシ−ト乾式リサイクル塗装製品工法 |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2788565B2 (ja) * | 1992-02-10 | 1998-08-20 | ワイケイケイ株式会社 | シートクッション用の面ファスナー止具 |
JP2788564B2 (ja) * | 1992-02-10 | 1998-08-20 | ワイケイケイ株式会社 | シートクッション用の面ファスナー片連結体 |
JP3699896B2 (ja) * | 2000-06-30 | 2005-09-28 | Ykk株式会社 | シート用面ファスナー |
WO2013005297A1 (ja) * | 2011-07-05 | 2013-01-10 | Ykk株式会社 | 成形面ファスナー及び成形面ファスナーの製造方法、並びにクッション体の製造方法 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2556271B1 (fr) * | 1983-12-13 | 1987-06-12 | Aplix Sa | Procede pour la fixation d'une bande ou analogue munie d'elements d'accrochage sur un article en cours de moulage, et bande pour sa mise en oeuvre |
JPS6264306A (ja) * | 1985-09-13 | 1987-03-23 | 有限会社 タ−モ | 止具 |
-
1987
- 1987-09-09 JP JP1987138531U patent/JPH0637712Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010163855A (ja) * | 2009-01-15 | 2010-07-29 | Takashi Tajima | 塗材単独パネルシ−ト乾式リサイクル塗装製品工法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6443705U (ja) | 1989-03-15 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4931344A (en) | Fastener component | |
US4842916A (en) | Separable fastener component & moldings attached with such fastener component | |
US4784890A (en) | Fastener assembly with peripheral temporary attachment layer | |
US4726975A (en) | Method and apparatus for adapting separable fasteners for attachment to other objects | |
US4814036A (en) | Method for adapting separable fasteners for attachment to other objects | |
JP2529667B2 (ja) | 他の物に取り付けるための分離可能ファスナを適用するための方法および装置 | |
US5005242A (en) | Foamed seat cushion | |
US7678318B2 (en) | Touch fastener products | |
JP2002078512A (ja) | シート用面ファスナー | |
US5101539A (en) | Foamed seat cushion | |
JPH0637712Y2 (ja) | 留め部材 | |
CA1300854C (en) | Fastener assembly with peripheral temporary attachment layer | |
JPH0711621Y2 (ja) | 留め部材 | |
JPH0453685Y2 (ja) | ||
JPH0453688Y2 (ja) | ||
JPH0315396Y2 (ja) | ||
JPH0453686Y2 (ja) | ||
JPH0453687Y2 (ja) | ||
JPH04133711U (ja) | 雄面フアスナー及び雄面フアスナー部材 | |
JPH0637711Y2 (ja) | 留 具 | |
JP2503033B2 (ja) | 成形体の製造法 | |
JPH0637710Y2 (ja) | 係着具 | |
JPH0531445B2 (ja) | ||
JP3061683B2 (ja) | 座席および椅子のクッション | |
JPH0478085B2 (ja) |