JP2503033B2 - 成形体の製造法 - Google Patents

成形体の製造法

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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は成形体に係合部材が一体的に接合された構造
体を製造する方法に関する。
(従来技術) 基布上に多数の係合素子を設けた面ファスナーは繊維
布帛その他種々の物品を接合するための部材として広く
使用されている。面ファスナーの応用例として、このも
のを一体接着させたゴムシートが特開昭60−11336号公
報により知られている。該公報に記載されているゴムシ
ートは面ファスナーと未加硫シートを加硫接着する技術
を応用したものであり、面ファスナーの表面の係合突起
を収容する多数の小孔または溝を有する金型又は板状金
属片を、裏面に接着剤を塗布した面ファスナーの表面に
重ね、該面ファスナーの係合突起を前記金型等の小孔ま
たは溝内に収容し、面ファスナーの接着剤塗布面に未加
硫ゴムシートを重ね、加熱加圧することにより製造され
る。
(発明が解決しようとする問題点) 前記公知技術においては、面ファスナーの裏面に接着
剤を塗布するのに手間がかかる上に、長期間の使用によ
って面ファスナーがゴムシートから剥離するという欠点
があった。
(問題点を解決するための手段) 本発明によれは、表面に多数の係合素子を有する面フ
ァスナーと該面ファスナーを支持する固定要素からなる
係合部材を、該係合素子を収容しうる小孔または細溝を
有する第1の成形型に収容した状態で該固定要素が上向
きになるようにして第2の成形型の底面に配置し、次い
で第2の成形型内に成形原料を注入し、成形体を形成さ
せることにより、係合部材が一体的に接合された成形体
を製造することができる。
本発明によれば、面ファスナーの表面に設けられてい
る係合素子を損うことなく成形操作を行うことができる
だけでなく、成形材料が固定要素に浸透し、または固定
要素の周囲を包囲した状態で硬化されるので、成形体へ
の係合部材の接合は強固であり、係合部材が剥離し難い
成形体が得られる。
本発明において使用される面ファスナーを構成する係
合素子の材質としてはナイロン、ポリエステル等の合成
繊維モノフィラメントおよび金属、プラスチックを使用
することができ、形状は鉤状、キノコ状、傘状等の係合
機能を有するものであればよい。成形型は鉄、アルミニ
ウム等の金属および合成樹脂、木等材質は問わないが、
第1の成形型を第2の成形型に簡単に確実に配置するた
めには、一方の成形型を磁性金属である鉄等で構成し、
他方の成形型に磁石を設け、磁石の吸引力によりこれら
を固定すると便利である。
面ファスナーの支持部材である固定要素は成形体に一
体的に接合される機能を有するものであれば特に制限は
なく、ナイロン、ポリエステル等の合成繊維およびガラ
ス繊維等からなる不織布を用いることができる。このほ
かループ、および膨頭部を持った突出突起を有するも
の、あるいは鉤状、キノコ状、傘状などの形状を有する
ものでもよく、ループや突出突起は上記合成繊維および
ガラス繊維により構成することができ、鉤状、キノコ
状、傘状などの形状は金属により構成することができ
る。成形型内に注入することができる成形原料は、ポリ
ウレタン、ポリスチレン、ポリ塩化ビニル、ポリオレフ
ィン、ポリエステル、ポリアミド、ゴム、コンクリー
ト、石膏などであり、液状、粒状、粉状等の状態で型内
に注入することができる。
以下図面により本発明を説明する。
第1図は本発明に用いる係合部材4の例を示す断面図
で、基布1の上に多数のフック状係合素子2を設け、基
布の裏面に固定要素として不織布を設けた構造を示す。
第2図は第1の成形型5の例を示す斜視図であり、該
成形型はフック状係合素子を収容する細溝6を有してい
る。第3図は係合部材のフック状係合素子を第1の成形
型の細溝内に収容した斜視図であり、第4図は第3図を
X−X′線上で切断した断面図であり、第5図は第2の
成形型の底面に、係合部材のフック状係合素子を細溝内
に収容した第1の成形型を、固定要素である不織布を上
向きにして配置した断面図である。第1の成形型を簡単
に確実に第2の成形型底面に固定するためには第1の成
形型を磁性金属で構成し、第2の成形型底面に磁石を設
けるようにしてもよいし、第2の金型底面にループ状物
を固定しておき、第1の成形型の細溝内に収容されてい
るフック状係合素子と係合させることにより、第2の成
形型を固定させるようにしてもよい。
第6図は第2の成形型内に成形材料を注入した状態を
示す断面図である。第7図は本発明の方法により得られ
る成形体の例を示す断面図であり、成形体の表面に係合
部材が一体的に接合され、表面にはフック状係合素子が
露出している。
本発明により得られる成形体は、その表面にフック状
係合素子を有するから、フック状係合素子と係合するル
ープ状物をもつ部材と係合させて、種々の用途に使用で
きる。例えば、ポリウレタン発泡体にフック状係合素子
をもつ係合部材を一体接合し、裏面にループ状繊維をも
つ表皮材で発泡体を被覆すると、フック状係合素子がル
ープ状繊維の係合により表皮材に強固に接合されたクッ
ション体や椅子を製造することができる。他の例として
は、成形原料としてコンクリート、ゴム、石膏等を使用
してもよく、建築、インテリア分野等広い分野に利用で
きる。
(発明の効果) 本発明によれば、係合素子を有する係合部材が一体的
に接合された成形体の製造法が提供される。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明に用いる係合部材の例を示す断面図で
あり、第2図は第1の成形型の斜視図。第3図は第1の
成形型の細溝に係合部材のフック状係合素子を収容した
状態を示す斜視図であり、第4図は第3図のX−X′線
上で切断した状態を示す断面図。第5図は第2の成形型
底面に、第1の成形型を配置した状態を示す断面図。第
6図は成形原料を注入した状態を示す断面図。第7図は
得られる成形体の例を示す断面図である。 1……基布、2……フック状係合素子、3……不織布、
4……係合部材、5……第1の成形型、6……細溝、7
……第2の成形型、8……成形原料、9……成形体。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】表面に多数の係合素子を有する面ファスナ
    ーと該面ファスナーを支持する固定要素からなる係合部
    材を、該係合素子を収容しうる小孔または細溝を有する
    第1の成形型に収容した状態で該固定要素が上向きにな
    るようにして第2の成形型の底面に配置し、次いで第2
    の成形型内に成形原料を注入し、成形体を形成させるこ
    とを特徴とする係合部材が一体的に接合された成形体の
    製造方法。
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