JP3061683B2 - 座席および椅子のクッション - Google Patents

座席および椅子のクッション

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JP3061683B2
JP3061683B2 JP4118294A JP11829492A JP3061683B2 JP 3061683 B2 JP3061683 B2 JP 3061683B2 JP 4118294 A JP4118294 A JP 4118294A JP 11829492 A JP11829492 A JP 11829492A JP 3061683 B2 JP3061683 B2 JP 3061683B2
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JP
Japan
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seat
cover
fixing
backrest
fabric
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義行 高橋
喜美 西村
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天龍工業株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、座席および椅子にお
ける座部や背当てのクッション(以下特に断りのない限
り、座席用クッションという)の取付け手段を簡素化さ
せる構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の座席および椅子用クッションの取
付け方法やその構造を例えば乗物用座席の座部について
説明すれば、図15に示すように、平面四角形状の座部
フレームFの空間部分にフック等の固定具Sを介してベ
ニヤ板、鋼板等からなる載置板Bを固定させ、この載置
板B上に発泡材等からなる座部部材Cを載置させ、この
座部部材CにカバーKを被覆させ、このカバーKの下端
部を載置板Bの内側に折曲させてピン等の止具(図示
略)により直接固定させることにより、載置板Bに座部
部材CがカバーKと共に取付けられていた。
【0003】また従来、図16に示されるように座部部
材Hはその表面側の大部分は裏面側に掛けて布地Iが被
覆され、裏面側にはベニヤ板Jが当接され、布地Iの裏
面側の周縁とベニヤ板Jの周縁は重合され、いわゆるタ
ッカー針Tを打ち込んで両者は座部部材Hに固定され、
その作業は全て人手によるものであった。
【0004】さらに、座席においては、これを豪華にみ
せるため等の理由によって、図15にも示したように、
背当ての表面に種々な凹みをつけることが行われてお
り、このような凹みは座部にも形成されるものである。
このような座部の凹みは、例えば実公平4−2638号
公報にても示されているように、座部部材(パッド等の
クッション材)の該当箇所に開裂部を形成しておき、こ
の開裂部を通してカバーKの一部を座部部材の裏面側に
引き出して、これを載置板Bやベニヤ板J等に固定する
ようにして形成していたのである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の座席および椅子
の座席用クッションのうち例えば座席用座部について説
明すれば、カバーが汚損することなどにより交換した
り、補修する場合、載置板の裏面の止具を取外し、カバ
ーを座部部材から取外して行う必要があり、止具を取外
す際にカバーが損傷し易く、カバーの再利用が困難とな
り、新たにカバーを用意する必要があり、また止具の着
脱に手間のかかることが問題となっていた。
【0006】また、座部フレームの空間部分に四方向か
ら固定具を介して載置板を固定するため、固定具の使用
個所が多く、その作業は煩雑であった。
【0007】また、座部部材は単に載置板上にカバーを
介して取付けられているに過ぎないから、座部部材が使
用に際して載置板上を妄動するおそれがあって必ずしも
安定性が良好とはいえない。また、座部部材をカバーに
より被覆する際、座部部材が移動し易く、座部部材を固
定してカバーを被覆する必要があり、カバーの被覆作業
が困難であった。
【0008】更に、載置板の素材として一般的にはベニ
ヤ板、鋼板が使用されているため、弾力性に欠け、座り
心地が良くなかった。
【0009】さらにまた、座席の座部や背当てに凹部を
形成する、実公平4−2638号公報に記載されている
構造あるいは方法においては、当該公報の実用新案登録
請求の範囲の記載からすれば、「下地カバーの裏面には
該パッドの開裂部に挿入される引袋を取付け、該表層カ
バーの裏面には該下地カバーの引袋内に挿入される引袋
を取付け、該表層カバーの引袋内下縁にはワイヤを収納
し、該ワイヤには複数個のフックを係着して該フックを
該表層カバーと該下地カバーの下縁に夫々設けられてい
る切欠部から臨出せしめ、該パッドの開裂部下方に張設
されているワイヤにフックを係合」させなければならな
いから、多くの部品が必要で構造が複雑となるだけでな
く、このような構造のものにする作業及び工程・工数も
複雑とならざるを得ないものである。
【0010】この発明は、このような欠点に鑑み、クッ
ションに対するカバーの着脱の簡素化を図り、カバーの
再利用性に優れ、かつクッションの取付け作業の簡素化
を図ることができるクッションを提供することを目的と
する。
【0011】また、本発明の他の目的は、この種座席を
豪華にすべく座部等に設けられる凹部を簡単に形成する
ことができて、そのための製造を容易にすることのでき
るクッションを提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係る座
席のクッションは、「多数の係合部を備えた固定部材1
0が表面に設けられ、かつ座席の座部フレーム12の空
間部分に対応するシート部材などの支持材14と、支持
材14の固定部材10と絡みあう布地16により裏面を
被覆させてなる発泡プラスチックス製の座部部材18
と、座部部材18に対応し、かつ支持材14の固定部材
10と同様の固定部材10が少なくとも開口部周縁の裏
面に設けられてなるカバー20と、からなり、座部フレ
ーム12の空間部分に支持材14を固定させ、支持材1
4の表面に座部部材18を、支持材14の固定部材10
を座部部材18の布地16に絡みあいさせて載置させ、
この座部部材18に外方からカバー20を被覆させ、カ
バー20の固定部材22を座部部材18の裏面の布地1
6に絡らませて固定させてなることを特徴とする座部ク
ッション」である。
【0013】また、請求項2に係る座席のクッショ
は、上記請求項1の座部部材18について、 「座部部材
18にはカバー20に一体化した引込部材20aが挿通
される貫通孔18aが形成されていること」である。
【0014】請求項3の発明に係る背当用のクッション
、「多数の係合部を備えた固定部材が表面に設けら
れ、かつ背当のフレームの空間部分に対応する支持材
と、この支持材の固定部材と絡みあう布地により裏面を
被覆させてなる発泡プラスチックス製の背当部材と、こ
の背当部材に対応し、かつ前記支持材の固定部材と同様
の固定部材が少なくとも開口部周縁の裏面に設けられて
なるカバーと、からなり、 前記フレームの空間部分に前
記支持材を固定させ、この支持材の表面に背当部材を、
前記支持材の固定部材を前記背当部材の布地に絡みあい
させて載置させ、この背当部材に外方からカバーを被覆
させ、このカバーの固定部材を前記背当部材の裏面の布
地に絡らませて固定させてなることを特徴とする背当の
クッション」である。
【0015】また、請求項4に係る発明は、上記請求項
3の背当部材について、前記背当部材には前記カバー
に一体化した引込部材が挿通される貫通孔が形成されて
いること」である。
【0016】(削除)
【0017】(削除)
【0018】
【作用】以下に、各発明の作用を説明するが、これらの
作用については共通する部分も多いので、重複する作用
については省略して各ポイントだけを説明する。また、
背当に関しては座部と共通する部分が多いので、以下で
は座部を中心とした説明とする。この発明に係る座席の
座部の取付け手段は、図1に示すように、まず平面四角
形状の座部フレーム12の空間部分の長さ方向或いは幅
方向のどちらか一方向に固定具を介して支持材14を
定させる。この際、多数の係合部10aを備えた固定部
材10が設けられた支持材14の表面を上方に向けて座
部フレーム12に固定させることが必要である。
【0019】次に、支持材14の表面に座部部材18を
載置させる。この際、支持材14の表面の固定部材10
座部部材18の裏面の布地16と絡合し、図6に示す
ように、確実に両者が固着される。
【0020】支持材14の表面に載置される座部は、図
2及び図4に示すように、表面に凹み20bが形成され
たものである。この座部においては、カバー20の内側
の適宜箇所に一体化した引込部材20aを、座部部材1
8に形成した貫通孔18aを通して裏面側に導いて、こ
の引込部材20aの先端をこれに一体化した固定部材2
2によって座部部材18と一体的な布地16に固定して
ある。勿論、このような構成は、背当23に対しても適
用できることは言うまでもない。(原段落43の内容)
この凹み20bを有する座部等は、次のようにして形成
されるものであり、これを図4を参照して詳細に説明す
る。まず、座部の中心となる座部部材18には、図4の
(イ)に示すように、形成すべき凹み20bに該当する
部分に予じめ貫通孔18aが形成してあって、一方カバ
ー20の凹み20bに対応する内側には貫通孔18a程
度あるいはこれより少し長い長さを有した引込部材20
aが一体化してある。この引込部材20aの先端は、図
2にも示したように、左右に分離できるようにしてあ
り、この分離した先端が座部部材18の裏面に位置する
布地16に固定できるように、引込部材20aの先端に
は固定部材22が一体的に取付けてある。(原段落44
の内容) なお、引込部材20aのカバー20に対する取
付けは、図4の(イ)に示すように、その基端をまとめ
て行ってもよいが、その基端を左右に分離して行っても
よいものである。また、図面に示した実施例において
は、引込部材20aが一本のみしか示されていないが、
この引込部材20aは、カバー20に必要とされる 凹み
20bの数に応じて用意されるものであることは当然で
ある。そして、この引込部材20aの数及び位置に応じ
て、座部部材18等に形成される貫通孔18aの数及び
位置も決定されるものである。(原段落45の内容)
のような引込部材20aを有するカバー20は、図4の
(ロ)に示すように、その引込部材20aを貫通孔18
aに挿通しながら、座部部材18にかぶせられ、外側に
位置する固定部材22を座部部材18側の布地16に固
定されるのである。これにより、カバー20の座部部材
18に対する固定が完了するから、凹み20bを次のよ
うにして形成するのである。なお、引込部材20aの貫
通孔18aに対する挿通を行い易くするために、この引
込部材20aの先端にひも等の可撓性長尺材を設けてお
くと有利である。(原段落46の内容) 貫通孔18aに
挿通された引込部材20aは、図4の(ロ)にて示した
ように更に強く引くとともに(このときカバー20には
凹み20bが既に形成されている)、図4の(ハ)に示
すように、この引込部材20aの先端を左右に分けなが
らこれに設けておいた各固定部材22を座部部材18側
の布地16に貼着するのである。これにより、引込部材
20aの取付が簡単に完了するのであり、凹み20bが
短時間内に完成するのである。(原段落47の内容)
【0021】また、カバー20が汚損し、交換する場
合、前記作業とは逆に、カバー20の開口部側を座部部
材18の裏面から取外すことによりカバー20を座部部
材18から取外す。この際、カバー20の開口部側を単
に引っ張ることによりカバー20の固定部材10と座部
材18の地16との絡みあいを解除できるため、容
易にカバー20を座部部材18の裏面から取外すことが
できる。
【0022】その後、カバーを洗浄し、再び座部部材に
外方からカバーを被覆させ、カバーの開口部側を座部部
材の裏面に固定する。前記した作用は、座部用クッショ
ンについて説明したが、本質的に背当用クッションの作
用についても適用される。
【0023】
【実施例】この発明の実施例の詳細を座席用クッション
の構造について図面を参照して説明する。そして背当て
用クッションの例については後述するが、特に断りのな
い限り、以下の説明は原則的に背当用クッションの構成
についても準用されるものである。
【0024】図1〜図10に示すように、座席の座部は
以下の構成からなるものである。図1を参照して明らか
なように、表面に多数の係合部を備えた固定部材10が
設けられ、かつ座席の座部フレーム12の空間部分に対
応するシート部材、ダイヤフラム等の支持材14が設け
られている。本実施例の固定部材10の具体例は面ファ
スナーであり、先端のループが切断された状態の雄型や
その反対の雌型が使用される。
【0025】支持材14の具体例は弾性力を有する塩化
ビニール等の柔軟性素材の一枚シートを使用している。
固定部材10の具体例は、図6に示されるもののほか、
図10に示されるように上下に対称的な形態できのこ型
を呈した面ファスナーが挙げられる。図10に示される
例は、布地16側と支持材14側に夫々きのこ型の面フ
ァスナー11が設けられている例である。
【0026】前記支持材14の固定部材10と絡みあう
布地16により裏面を被覆させてなる座部部材18が設
けられている(図1、図3参照)。本実施例の布地16
はループ状のパイル編みによる編物を使用している。布
地16は固定部材10が絡みあうならばもちろんパイル
編みによるものに制限されない。例えば平織組織による
布地であっても織組織において縦糸と緯糸間に多少の間
隙があれば絡みあう機能を奏することは容易に理解でき
るであろう。固定部材10と絡みあう布地16とはこの
明細書においてこのことを指称している。座部部材18
には発泡ウレタンフォームが採用されている。発泡ポリ
プロピレンフォーム、発泡ポリエチレンフォームなども
採用される。
【0027】図3に示されるように、座部部材18の背
当側(図面では右側)の下方にL型の段部19が設けら
れ、後述のカバー20の下端の固定部材22(前記した
固定部材10と同じ構成のものである)を座部部材18
の裏面の布地16に絡みあいさせることによりカバー2
0を座部部材18に被覆させる際、カバー20の下端の
固定部材22が段部19に収納され、座部部材18の底
面をフラット構造にさせ、支持材14に対して座部部材
18が安定して固定できる。語「絡みあう」とは、例え
ばループ状のパイル編みによる布地の繊維間に面ファス
ナーが「からみつくこと」を意味している。
【0028】前記座部部材18に対応し、かつシート部
材14の固定部材10と同様の固定部材22が開口部周
縁の裏面に設けられてなるカバー20が設けられてい
る。本実施例のカバー20は一側が開口された袋状のも
のである。
【0029】座部フレーム12の空間部分に幅方向(図
面では上下方向)に取付具24を介して支持材14を固
定させてある。本実施例において、支持材14は座部フ
レーム12の外周に取付具24により直接固定させてあ
る(図7参照)。この支持部材14の表面に座部部材1
8を、支持材14の固定部材10を座部部材18の布地
16に絡らませて載置させてある。
【0030】この座部部材18に上方からカバー20を
被覆させ、カバー20の下端を座部部材18の裏面に絡
ませて固定させる。本実施例においてカバー20の下端
の固定手段は、支持部材14の表面に設けられた固定部
材10と同様の固定部材22がカバー20の開口部周縁
の裏面に設けられているため、この固定部材22に座部
部材18の裏面の布地16を絡らませることにより固着
させることができる。
【0031】図8には支持材14の座部フレーム12に
対する別の固定手段が示してある。本例も前記例と同様
に座部フレーム12の空間部分の幅方向に支持材14を
固定するものであるが、座部フレーム12の外周に直接
ピンにより固定するのではなく、フック26等を介して
座部フレーム12に固定するものである。
【0032】図9には支持材14の座部フレーム12に
対する更に別の固定手段が示してある。本例も前記例と
同様に座部フレーム12の空間部分の幅方向に支持材1
4を固定するものであるが、座部フレーム12の空間部
分に幅方向の一方は前記と同様のフック26等を介して
固定し、他方は弾力性を有する弾性フック28等を介し
て固定するものであり、この場合、支持材14は特に弾
性力を有するものに限定されることはない。
【0033】本実施例において、支持材14の表面の固
定部材10は面ファスナーの例におけるループの先端を
切断した雄型に限定されることなく、座部部材18の裏
面に設けられた布地16と絡らまる機能を奏するもので
あれば、他の部材でもよい。支持材14は弾性力を有す
る一枚の塩化ビニール製シートであるが、帯状物を二本
以上並列に座部フレーム12に張設させることも可能で
ある。
【0034】布地16は編物であるが、支持材14側の
固定部材10およびカバー20側の固定部材22と絡ら
まる布地であれば、前記したように編物、織物、不織布
等の種類は問わない。
【0035】座部部材18の裏面に被覆させた布地16
は、座部部材18の裏面全域に設けることなく、また要
所に設けられていてもよい。カバー20の具体例は一側
が開口した袋状のものであるが、座部部材18を被覆で
きる大きさの一枚の生地状のものでもよい。
【0036】この発明に係る座部の構成は、乗物用座席
の背当て用クッションにもそのまま利用できるから、背
当用クッションについて説明する。図11は一側である
が背当部材21の概略断面図を示しており、この部材2
1は、前記した座部部材18と同様発泡ポリウレタンフ
ォームなどの発泡プラスチックスフォームである。
【0037】背当部材21の一側面には、座部部材18
と同様に布地16が接着材を介して接着されている。布
地16はパイルなどのように多数の係合部を備えた固定
部材10と係合する構成のものであり、先に説明した布
地16の構成と同じである。
【0038】図12は背当23の断面図であるが、背当
部材21の一側面の両側に通常知られているように、背
当23用の支柱25が配置されている。そして背当部材
21の一側面に前記した両側の支柱25を挟みかつ背当
部材21の一側面に沿わせて前記した布地16が配置さ
れ、その布地16の背当部材21側は接着材により、接
着されている。
【0039】他方、背当部材21の一側面と他側面の布
地16の間であってかつその両側端は支柱25の外側寄
りに背当23の強度を保持する目的で芯材を構成する支
持材27が挿入されている。また、布地16と背当部材
21の外側周面には、前記した座部部材18のカバーは
同趣旨により、カバー20が装着されている。図示を省
略してあるが、支柱25側には背当23の背面側を固定
するための支持材が設けられる。そしてその支持材には
カバー20との関係において絡みあう固定部材が設けら
れることは予定されており、このことは図1の説明から
も容易に理解できるであろう。
【0040】更に背当23の他の例について説明する。
図13に示される例は、背当23の背面に支柱25を1
本設けた例であるが、本質的に先の構成と同じである。
背当部材21の他側と一側の一部を被覆してカバー20
が設けられている。
【0041】他方、背当部材21の他側つまり支柱25
側には布地16が装着されている。この布地16の構成
は前記した例と同じであり、固定部材10と絡みあう機
能を備えたものである。そしてこの布地16の外側には
背当部材21の形態に対応させて支持材27が設けられ
ており、この支持材27の内側つまり背当部材21の布
地16側に適宜の数と位置に前記した固定部材10が設
けられている。そして前記したカバー20に設けた固定
部材10と対応する位置であって、支持材27の外側に
も固定部材10が設けられている。
【0042】かくして支持材29とカバー20は固定部
材10を解除することにより、カバー20を背当部材2
1から外すことができ、背当23は支持材27と背当部
材21の布地16との結合を固定部材10の解除を行う
ことにより、分離できる。
【0043】また、図2及び図4には、表面に凹みが形
成される座部が示してある。この座部においては、カバ
ー20の内側の適宜箇所に一体化した引込部材20a
を、座部部材18に形成した貫通孔18aを通して裏面
側に導いて、この引込部材20aの先端をこれに一体化
した固定部材22によって座部部材18と一体的な布地
16に固定してある。勿論、このような構成は、前述し
た背当23に対しても適用できることは言うまでもな
い。
【0044】この凹み20bを有する座部等は、次のよ
うにして形成されるものであり、これを図4を参照して
詳細に説明する。まず、座部の中心となる座部部材18
には、図4の(イ)に示すように、形成すべき凹み20
bに該当する部分に予じめ貫通孔18aが形成してあっ
て、一方カバー20の凹み20bに対応する内側には貫
通孔18a程度あるいはこれより少し長い長さを有した
引込部材20aが一体化してある。この引込部材20a
の先端は、図2にも示したように、左右に分離できるよ
うにしてあり、この分離した先端が座部部材18の裏面
に位置する布地16に固定できるように、引込部材20
aの先端には固定部材22が一体的に取付けてある。
【0045】なお、引込部材20aのカバー20に対す
る取付けは、図4の(イ)に示すように、その基端をま
とめて行ってもよいが、その基端を左右に分離して行っ
てもよいものである。また、図面に示した実施例におい
ては、引込部材20aが一本のみしか示されていない
が、この引込部材20aは、カバー20に必要とされる
凹み20bの数に応じて用意されるものであることは当
然である。そして、この引込部材20aの数及び位置に
応じて、座部部材18等に形成される貫通孔18aの数
及び位置も決定されるものである。
【0046】このような引込部材20aを有するカバー
20は、図4の(ロ)に示すように、その引込部材20
aを貫通孔18aに挿通しながら、座部部材18にかぶ
せられ、外側に位置する固定部材22を座部部材18側
の布地16に固定されるのである。これにより、カバー
20の座部部材18に対する固定が完了するから、凹み
20bを次のようにして形成するのである。なお、引込
部材20aの貫通孔18aに対する挿通を行い易くする
ために、この引込部材20aの先端にひも等の可撓性長
尺材を設けておくと有利である。
【0047】貫通孔18aに挿通された引込部材20a
は、図4の(ロ)にて示したように更に強く引くととも
に(このときカバー20には凹み20bが既に形成され
ている)、図4の(ハ)に示すように、この引込部材2
0aの先端を左右に分けながらこれに設けておいた各固
定部材22を座部部材18側の布地16に貼着するので
ある。これにより、引込部材20aの取付が簡単に完了
するのであり、凹み20bが短時間内に完成するのであ
る。
【0048】従って、この座部等によれば、従来のよう
な複雑な構造及び作業を全く必要としないのであり、凹
み20bを極めて簡単かつ短時間内に形成することがで
きるだけでなく、座部等のコストの軽減を図ることがで
きるのである。
【0049】次にこの発明の製造方法について図面を参
照して詳述する。この発明は、前記支持材14の固定部
材10と交絡する布地16を座部部材18の裏面に取付
るものであり、本発明の実施例を図5を参照に説明す
る。この実施例は基本的に背当についても共通する構成
であり、特に断りのない限り、以下の説明は準用され
る。
【0050】この発明の一例の基本的工程は、座部部材
18の裏面に対応する面を有する上型32と、内部に座
部部材18に対応する成形溝34が設けられてなる下型
36との間に発泡プラスチックス原料38を注入し、発
泡プラスチックス原料38を発泡させた後、上型32と
下型36とを離型させて座部部材18を製造するもので
ある。
【0051】前記製造工程において、上型32の裏面に
布地16を係止させる。本実施例の布地16は前記発明
の座部に使用される布地16であり、図14に示すよう
に、パイル生地15の裏面に肉薄の樹脂フィルム17を
ラミネート加工により接着させたものであり、発泡時の
加熱により発泡プラスチック原料38と樹脂フィルム1
7とが融着される。この際、樹脂フィルム17がパイル
生地15の裏面にラミネート加工により接着されている
ため、発泡プラスチック原料38がパイル生地15側に
浸透することがない。
【0052】また、係止手段は、図5に示したように、
上型32の裏面にフック40を装着させ、このフック4
0に布地16を係止させてある。この際、布地16の樹
脂フィルム17側を下型36側に向けることが必要であ
る。
【0053】この上型32を下型36に合わせる。この
際、上型32に設けられたフック40に対応する嵌合孔
42が下型36に設けられ、型合わせした際にフック4
0がこの嵌合孔42に嵌合され、上下型32,36の型
合わせに支障をきたさないように配慮されており、上型
32の裏面に係止された布地16が下型36の内部の成
形溝34の上縁に沿って成形溝34を閉塞した状態とな
る。
【0054】この型合わせされた下型36の側方の注入
孔44から、上型32の裏面により密封された下型36
の内部の成形溝34内に発泡プラスチック原料38を注
入させる。本実施例に使用される発泡プラスチック原料
38はポリウレタンフォームのチップ、または溶融状の
液体であり、発泡後にポリウレタンフォームが成形され
る。
【0055】この発泡プラスチック原料38を発泡させ
ると、発泡プラスチックに布地16が付着する。上下型
32,36を離型させた後、布地16が接着された発泡
プラスチックの外周縁に沿わせてトリミングすることに
より座部部材18が得られる。なお、図中44は注入口
を示す。
【0056】本実施例において、布地16の上型32へ
の係止手段は、上型32の裏面のフック40によるもの
であるが、このフック40を上型32の外側面に装着さ
せることにより下型36の嵌合孔42を不要とすること
ができる。
【0057】以上のことは、貫通孔18aを有する座部
部材18を形成する場合も言えることであるが、貫通孔
18aを座部部材18に形成するには図5に示すように
すればよい。すなわち、例えば下型36の内面に貫通孔
18aを形成するための突出部33を形成しておき、こ
の突出部33に該当する部分にプラスチック原料38が
入り込まないようにしておけばよいのである。勿論、こ
の突出部33は、上型32側に形成してもよいのである
が、この突出部33の先端が反対側の型上に形成した凹
み内に入るようにすれば、貫通孔18aの形成をより確
実に行えるものである。また、この突出部33は、上述
した凹み20bを形成するための引込部材20aが挿通
される貫通孔18aを形成するものであるから、プラス
チック原料38の流れ込みを阻止しない程度に形状を自
由に変更して実施できるものである。
【0058】また、この突出部33に対しては、図5に
も示したように、布地16を挿通しておくとよいもので
あり、そのために、布地16の該当部分には穴を開けて
おくとよい。できれば、この穴の周囲に位置する布地の
縁取りをしておくとよい。
【0059】以上のようにすれば、貫通孔18aを有す
る座部部材18を簡単に製造することができるのであ
り、完成した座部部材18においては、その貫通孔18
aの周囲に布地16が位置していて、引込部材20aの
固定を容易に行えるものとなっているのである。
【0060】
【発明の効果】以上に説明したようにこの発明は上記の
構成であるから、以下効果を奏する。座席の座部部材や
背当部材の製造工程において、多数の係合部を備えた固
定部材と絡みあいする布地を両部材の一側面に係止させ
るから、座部部材や背当部材をフレームや背当フレーム
に装着させる場合は、フレーム側に前記した固定部材と
絡合する固定部材を設けておくことにより、その装着作
業を楽に実施できる。また、補修時の取外しが容易であ
る。
【0061】また、座部部材とシート部材との固定手段
が、固定部材と布地との絡みあいによるものであるた
め、固定が確実であり、座部部材に外方からカバーを被
覆させる際に、座部部材がシート部材に対して移動する
ことがなく、カバーの被覆作業を簡素化することができ
る。
【0062】更に、座部部材へのカバーの被覆作業にお
いて、カバーの開口部周縁の裏面の固定部材と座部部材
の裏面の布地との絡合によりカバーを座部部材の裏面に
固定させてあるため、カバーの被覆作業をより簡素化す
ることができる。
【0063】また、支持材の座部フレームへの取付け
が、座部フレームの幅方向或いは長さ方向のどちらか一
方向で行うことができ、固定個所を少なくし、作業を簡
素化することができる。
【0064】また、座部フレームにシート部材を固定さ
せ、このシート部材に座部部材を載置させてあるため、
座部として使用する際に、シート部材に柔軟素材を使用
することにより座り心地が良くなる。
【0065】そして、以上のような座部部材または背当
部材に対して、その適宜箇所に貫通孔を予じめ形成して
おくようにすれば、この種の座席を豪華にするための凹
みを極めて容易に形成することができるのである。その
ためには、いずれかの型側に突出部を形成しておけばよ
いのであり、これにより製造を容易に行うことができる
のである。
【0066】また、本発明に係る座部の製造方法は、上
型と下型との間に発泡プラスチックス原料を注入し、発
泡プラスチックス原料を発泡させた後、上型と下型とを
離型させて座部部材を製造する工程において、固定部材
と絡合する布地を上型の裏面に係止させ、上型と下型間
に注入された発泡プラスチックス原料を発泡させると同
時に、布地を発泡プラスチックに固着させるため、座部
部材の成形と座部部材の裏面への布地の取付けが一工程
で行うことができ、かつ製品が均一となるので、作業時
間の短縮、生産性の向上を図ることができる。上記の記
載では座部について大部分挙げたが、そのことは用語が
相違するものの、背当についても原則的にそっくり適用
できることは言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る座席の座部の分解斜視図であ
る。
【図2】 表面側に凹みを有する座部を示す物で、図1
中の1−1線に沿って見た拡大断面図である
【図3】 本発明に係る座席の座部の断面図である。
【図4】 図2に示した座部の製造工程を順に示す断面
図である。
【図5】 本発明に係る座席の背当の断面図である
【図6】 シート部材の固定部材と布地との交絡部分を
示す拡大断面図である
【図7】 座部フレームとシート部材との固定部分を示
す断面図である。
【図8】 座部フレームとシート部材との固定部分の別
の例の断面図である。
【図9】 座部フレームとシート部材との固定部分のさ
らに別の例の断面図である
【図10】 シート部材の固定部材と布地との交絡部分
を示す拡大断面図である。
【図11】 本発明に係る座席の背当部材の断面図であ
【図12】 本発明に係る座部部材の裏面へ布地を取付
ける工程を示す正面図である。
【図13】 本発明に係る座席の別の実施例の背当の断
面図である。
【図14】 布地の拡大断面図である
【図15】 従来の座席の座部の分解斜視図である。
【図16】 従来の座席の座部の他の例の要部断面図で
ある。
【符号の説明】
10 固定部材10a 係合部 12 座部フレーム 14 支持材 16 布地 18 座部部材 18a 貫通孔 20 カバー 20a 引込部材 20b 凹み 21 背当本体 22 固定部材 23 背当 29 支持材 32 上型 33 突出部材 36 下型 38 発泡プラスチック原料
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI B29L 31:58 (56)参考文献 特開 平2−111391(JP,A) 実開 昭63−181400(JP,U) 実開 昭58−1357(JP,U) 実開 平2−112197(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A47C 7/00 - 7/46 B68G 7/00 - 7/06 B29C 39/10

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多数の係合部を備えた固定部材が表面に
    設けられ、かつ座席の座部フレームの空間部分に対応す
    るシート部材などの支持材と、この支持材の前記固定部
    材と絡みあう布地により裏面を被覆させてなる発泡プラ
    スチックス製の座部部材と、この座部部材に対応し、か
    つ前記支持材の固定部材と同様の固定部材が少なくとも
    開口部周縁の裏面に設けられてなるカバーと、からな
    り、前記座 部フレームの空間部分に前記支持材を固定させ
    この支持材の表面に前記座部部材を、前記支持材の固定
    部材を前記座部部材の布地に絡みあいさせて載置させ、
    この座部部材に外方からカバーを被覆させ、このカバー
    の固定部材を前記座部部材の裏面の布地に絡らませて固
    定させてなることを特徴とする座部クッション。
  2. 【請求項2】 前記座部部材には前記カバーに一体化し
    た引込部材が挿通される貫通孔が形成されていることを
    特徴とする請求項1に記載の座部クッション。
  3. 【請求項3】 多数の係合部を備えた固定部材が表面に
    設けられ、かつ背当のフレームの空間部分に対応する支
    持材と、この支持材の固定部材と絡みあう布地により裏
    面を被覆させてなる発泡プラスチックス製の背当部材
    と、この背当部材に対応し、かつ前記支持材の固定部材
    と同様の固定部材が少なくとも開口部周縁の裏面に設け
    られてなるカバーと、からなり、 前記フレームの空間部分に前記支持材を固定させ、この
    支持材の表面に背当部材を、前記支持材の固定部材を前
    記背当部材の布地に絡みあいさせて載置させ、この背当
    部材に外方からカバーを被覆させ、このカバーの固定部
    材を前記背当部材の裏面の布地に絡らませて固定させて
    なることを特徴とする背当のクッション。
  4. 【請求項4】 前記背当部材には前記カバーに一体化し
    た引込部材が挿通される貫通孔が形成されていることを
    特徴とする請求項3に記載の背当のクッション。
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