JPH0637706Y2 - マット装着用ホック - Google Patents

マット装着用ホック

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JPH0637706Y2
JPH0637706Y2 JP1989116600U JP11660089U JPH0637706Y2 JP H0637706 Y2 JPH0637706 Y2 JP H0637706Y2 JP 1989116600 U JP1989116600 U JP 1989116600U JP 11660089 U JP11660089 U JP 11660089U JP H0637706 Y2 JPH0637706 Y2 JP H0637706Y2
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hook
cloth
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mat
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紘史 新山
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は主として自動車用マットなど、毛足の長い生地
に対して用いられるマット装着用ホックに関するもので
ある。
(従来の技術) 乗用車室内において、床面に敷きつめる自動車用マット
には、高級イメージを与えるために毛足の長いじゅうた
んなどの生地が使用されるようになったが、このような
生地をその縁部で重ね合わせてホックで止める場合に
は、雄ホックのゲンコの部分に毛先がまつわり付いて、
雌ホックとの嵌合をさまたげるという問題がある。
(考案が解決しようとする課題) そこで、雄ホックのゲンコの基部に形成されているワッ
シャ部分を大きくして、ゲンコ周辺の毛足を抑え込み、
起毛部分をゲンコから遠ざけることが考えられたが、こ
こでは次のような問題が残される。すなわち、このよう
に、毛足の長いじゅうたんなどの生地のために、ワッシ
ャ部分の大きなゲンコを特別に製作することは、数万,
数10万単位で生産されるホックの場合、相当の在庫をか
かえなければならないという生産面での不利がある。ま
た、ゲンコはしぼり加工で形成され、また、その寸法精
度も対応する雌ホックのばね部分に適合させる関係で充
分高精度でなければならないから、可成り高級な材料を
使用しなければならないが、ワッシャ部分を大きくする
と、その分コスト高となる。また、しぼり加工がしにく
くなり初期の寸法精度が出しにくくなる。
(考案の目的) 本考案は、上記事情にもとづいてなされたもので、雄ホ
ックのゲンコは従来のままの形状とし、とくに毛足の長
い生地に使用する時、上記ゲンコに組合わせて使用する
別部材のワッシャを用意して、ホックのコスト低減をは
かり、雄ホックの汎用性を維持し、ゲンコのしぼり加工
の寸法精度、生産性を阻害しないように工夫したマット
装着用ホックを提供しようとするものである。
(課題を解決するための手段) このため、本考案では、 互いに係脱される雄ホック(2)および雌ホック(1)
よりなり、上記雄ホック(2)はゲンコ(2a)に対して
表面に密に毛足を有するマットの生地(D)に設けた孔
(d)を介しホソ(2b)をかしめ付けて上記生地(D)
に取り付ける構成になっているマット装着用ホックにお
いて、 上記雄ホック(2)は、マットの毛足(C)を有する生
地(D)の表面側に上記ゲンコ(2a)が位置するととも
に、該ゲンコ(2a)下縁のワッシャ部(2d)の裏側と前
記生地(D)の表面との間に該ゲンコ(2a)に対して別
部材で構成された大径ワッシャ(3)が介設された状態
で取り付けられていることを特徴としている。
(作用) これによって、雄ホックは従来と同じ形のゲンコを用い
ることができ、ワッシャのみを別に用意すればよいか
ら、在庫管理の上でも有利であり、高級材料であるゲン
コのコストを上げることなく、比較的安価な材料のワッ
シャとの併用で、全体コストを低げることができる。ま
た、ゲンコの成形に際しても、ワッシャ部を大きくする
必要がないので、高い寸法精度でしぼり加工が容易に行
え、生産性の面でも有利となる。
(実施例) 以下、本考案の一実施例を図面を参照して具体的に説明
する。図において、符号1は雌ホックであり、頭1aとバ
ネ1bとより構成される。上記雌ホックは、頭1aに形成し
たホソ部1cを生地Aに突設した孔aに通し、反対側でバ
ネ1bの中央に穿った孔1dに嵌挿し、上記頭1aとバネ1bと
の間で生地Aを挟持した状態でホソ部1cの先端をかしめ
付けて、上記生地Aに取付けられる。
この雌ホックに対して係脱自在に係合される雄ホック2
は上記バネ1bに嵌合するゲンコ2aとホソ2bとから構成さ
れており、通常の生地Bの場合には、生地Bに穿設した
孔bにホソ2bを通して、ホソ2bに形成した座部2cと上記
ゲンコ2aのワッシャ部2dとの間で生地Bを挟持した状態
で、ホソ2bの先端をゲンコ2aの中央の孔2cに挿入し、か
しめ付けて、上記生地Bに取付けられる。
そして、本考案では、上記ゲンコ2aのワッシャ部2d内縁
に嵌合するフランジ部3aを形成した大径のワッシャ3が
別に用意されていて、自動車用マットのように長い毛足
Cを有する生地Dに上記雄ホック2を取付ける場合、予
め、上記ゲンコ2aに対して、そのワッシャ部2dの内縁に
フランジ部3aを嵌合し、スポット溶着などで上記ワッシ
ャ3を第4図のように取付けて置き、これを生地D上に
載せ、生地Dに穿った孔dを介してホソ2bを通し、ホソ
2bの座部2cとゲンコ2aに取付けた大径ワッシャ3との間
で生地Dを挟持した状態で、ホソ2bの先端をゲンコ2aの
中央の孔2eに挿入し、かしめ付けて生地Dに取付けるの
である。
この場合、上記ワッシャ3はゲンコ2aまわりの一定範囲
の毛足Cを生地D面に抑え込むことになり、ワッシャ3
の外側で起立されるようになるため、毛先がゲンコ2aに
まつわりつくことがない。このため、雌ホック1を雄ホ
ック2に嵌合する時、上記毛足Cが両者の嵌合をさまた
げることがない。
なお、上記実施例では、丸バネホックを例示して本考案
につき説明したが、2本バネホックなど他の形式のホッ
クに対しても、本考案の構成を適用することができるこ
とは勿論である。
このようにして、ゲンコ2aとワッシャ3との別に構成し
て、用途に応じて使いわけることにより、特別の雄ホッ
クを多量に在庫する必要がなくなり汎用性が得られる。
また、ワッシャ3自体は単に、毛足を抑えるためだけの
ものであり、しぼり加工もほとんどないので、比較的低
コストの材料が使用できるので、ゲンコ2aに大径のワシ
ャを一体的に形成するよりも全体として低コストにでき
る。また、ゲンコ2a自体もその絞り加工が仕易い従来の
形にとどまる点でも生産性で有利である。
(考案の効果) 本考案は、以上説明したように、毛足(C)を表面に有
するマットの生地(D)にホックを取り付ける際に、雄
ホック(2)を構成するゲンコ(2a)下縁のワッシャ部
(2d)の裏側と生地(D)の表面との間に、該ゲンコ
(2a)に対して別部材の大径ワッシャ(3)を介設させ
て取り付けるようにしたので、マット生地(D)表面の
毛足(C)がホック周囲の広い面積で大径ワッシャ
(3)によって抑え込まれ、毛足が雄ホックあるいは雌
ホックにまつわり付くということがなく雌雄ホックの嵌
合の邪魔にならない。この場合、雄ホック(2)のゲン
コ(2a)と大径ワッシャ(3)とは、別部材で各別に製
造されるところから、ゲンコ下縁に大径のワッシャを一
体に形成させる従来のホックに比し、特別の雄ホックを
多量に在庫させる必要がなく大径ワッシャを別に用意す
ればよいのであるから在庫管理の上でも有利である。ま
た、高級材料であるゲンコのコストを上げることなく、
比較的安価な材料のワッシャとの併用で、全体コストを
低げることができる。また、ゲンコの成形に際しても、
ワッシャ部を大きくする必要がないので、高い寸法精度
でしぼり加工が容易に行え、生産性の面でも有利となる
等、マット装着専用のホックとして実用上優れた効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す分解斜視図、第2図な
いし第4図は各使用態様の縦断側面図である。 1……雌ホック、1a……頭、 1b……バネ、1c……ホソ部、 2……雄ホック、2a……ゲンコ、 2b……ホソ、2c……座部、 2d……ワッシャ部、3……ワッシャ、 3a……フランジ部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】互いに係脱される雄ホック(2)および雌
    ホック(1)よりなり、上記雄ホック(2)はゲンコ
    (2a)に対して表面に密に毛足を有するマットの生地
    (D)に設けた孔(d)を介しホソ(2b)をかしめ付け
    て上記生地(D)に取り付ける構成になっているマット
    装着用ホックにおいて、 上記雄ホック(2)は、マットの毛足(C)を有する生
    地(D)の表面側に上記ゲンコ(2a)が位置するととも
    に該ゲンコ(2a)下縁のワッシャ部(2d)の裏側と前記
    生地(D)の表面との間に該ゲンコ(2a)に対して別部
    材で構成された大径ワッシャ(3)が介設された状態で
    取り付けられていることを特徴とするマット装着用ホッ
    ク。
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