JPH0637554Y2 - スイツチ装置 - Google Patents

スイツチ装置

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JPH0637554Y2
JPH0637554Y2 JP1986017145U JP1714586U JPH0637554Y2 JP H0637554 Y2 JPH0637554 Y2 JP H0637554Y2 JP 1986017145 U JP1986017145 U JP 1986017145U JP 1714586 U JP1714586 U JP 1714586U JP H0637554 Y2 JPH0637554 Y2 JP H0637554Y2
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JP
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switch
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JP1986017145U
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孝道 増渕
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Yamaha Corp
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、電子楽器などのフラツトな操作パネルに設
けられて、各種機能選択等を行なうのに適したスイツチ
装置に関する。
〔考案の概要〕
この考案は、スイツチ装置の操作子に押圧部とアクチエ
ータ部を設けてその押圧部側をヒンジ部を介して操作パ
ネルに接続し、押圧部の押圧ストロークが拡大されるア
クチエータ部によつてクリツク機構を備えたスイツチ部
の可動部を駆動するようにして、僅かな押圧ストローク
でクリツク感が得られるスイツチ装置を安価に提供でき
るようにしたものである。
〔従来の技術〕
近年、電子楽器やその他の各種電子機器の操作パネルは
フラツト化される傾向にあり、機能選択等を行なうため
の各スイツチの操作子をパネル面から殆ど突出させず、
薄いシート状の部材で覆つて操作位置のみをパターン化
して示し、僅かな押圧ストロークでクリツク感を伴つて
操作できるようにしている。
例えば、電子楽器における音色あるいはリズムセレクト
用スイツチとして、第7図に示すようなクリツク機構を
有するタクトスイツチが使用されている。
この例では、タクトスイツチ20を半田付けによつて取付
けたプリント基板21を、スペーサ22を介して間隔をあけ
て操作パネル23の裏面のねじ24によつて固定し、タクト
スイツチ20の操作子であるアクチエータブロツク25を操
作パネル23の窓孔23aから僅かに突出させ、その上面及
び操作パネル23の上面にプラスチツクシート26を貼着し
て覆つている。
また、電卓用のスイツチとして、例えば米国特許4,066,
851号明細書に見られるように、第8図(A)(B)に
示すようなものもある。
これは、第8図(A)に示すようにゴム等の弾性を有す
るシート30を2つ折りにして重ね、その下側のシート30
aの上面に固定接点31を設け、上側のシート30bの一部を
球面状に膨出させてクリツク感のある可動部30cを形成
し、その内面に可動接点32を設けて多数のスイツチを構
成したスイツチアツセンブリ33を、同図(B)に示すよ
うに電卓本体34内に収納し、操作パネル面35に形成した
多数の窓孔から、各スイツチの可動部33cを押圧して操
作できるようにしたものである。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、第7図に示したものは高価なタクトスイ
ツチを使用するため、多数のセレクトスイツチを必要と
する電子楽器等では大きなコストアツプ要因となるとい
う問題点がある。
また、操作パネル23の表面にシート26を貼るため、スト
ロークの短かいタクトスイツチを使用しなければなら
ず、しかもその短かいストローク(例えば0.3mm程度)
の動きがシート26に吸収されていまい、本来タクトスイ
ツチ26が持つクリツク感が減殺されてしまうという問題
点もあつた。
一方、第8図に示したものは、その操作面がフラツトで
なく凸凹しており、クリツク感は有るかもしれないがス
トロークが大きいので、操作面上にシートを貼つてフラ
ツトなメンブレンスイツチタイプにしようとすると、ご
わごわになつて実用に供し得なくなるという問題点があ
つた。
この考案は、これらの問題を解決して、僅かな押圧スト
ロークで確実なクリツク感が得られ、操作パネル面をフ
ラツトにするのに適したスイツチ装置を安価に提供する
ことを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
そのため、この考案によるスイツチ装置は、操作パネル
にヒンジ部を介して接続され、押圧部とアクチエータ部
とからなり、その長手方向に沿つて上記ヒンジ部,押圧
部,アクチエータ部を順に形成した操作子本体と、この
操作子本体のアクチエータ部の下方に配設され、該アク
チエータ部によつて駆動されるスイツチ部とによつて構
成される。
そして、上記スイツチ部が、固定部と立上り部を有する
可動部とからなるクリツク機構を備えており、このスイ
ツチ部の可動部が上記操作子本体のアクチエータ部によ
つて駆動されるようにしたものである。
〔作用〕
このスイツチ装置の操作子本体は、ヒンジ部から押圧部
までの距離よりアクチエータ部までの距離の方が長くな
るので、押圧部のストロークは小さくても、それが上記
距離の比で拡大されてアクチエータ部のストロークが大
きくなるので、そのアクチエータ部によつてクリツク機
構を有するスイツチ部の可動部を駆動することにより、
確実なクリツク感が得られる。
〔実施例〕
以下、この考案の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図は、この考案の一実施例を示すスイツチ装置を操
作パネルと共に操作子本体の長手方向に沿う断面で示す
図(第2図のA−A線に沿う断面図)であり、第2図は
プリント基板を取り外して操作パネルの裏側から見た斜
視図、第3図は操作パネルの表側から見た平面図であ
る。
実施例の構成 第1図及び第2図を参照して、操作パネル1に多数の操
作子用の窓孔1aを列設し、その各窓孔1aにそれぞれ略方
形の押圧部2aとそこから細長く延設したアクチユエータ
部2bを一体に形成した操作子2を周囲に隙間を持たせて
嵌挿するように、押圧部2a側の端縁を薄肉でV字型に成
形したヒンジ部3を介して窓孔1aの一短辺側で操作パネ
ル1に接続している。
この実施例では、操作子本体2をヒンジ部3と共に操作
パネル1に一体に成形しており、押圧部2aはヒンジ部3
とアクチユエータ部2bとの間にある。
この操作子本体2のアクチエータ部2bの下方にスイツチ
部4を設けており、このスイツチ部4は、プリント基板
40に固定接点4a1,4a2をカーボン層によつてパターン形
成された固定部4aと、ゴム等の弾性材によつてカツプ状
に形成された立上り部4b1によるクリツク機構を有する
可動部4bとからなり、可動部4bの立上り部4b1内に下方
に突出して導電性ゴム等による可動接点4b2を設けてい
る。
そして、このスイツチ部4の可動部4bが操作子本体2の
アクチエータ部2bによつて駆動されるようになつてい
る。
操作パネル1の下面には、スイツチ部4を取付けるため
の取付片5と支柱6を一体に形成してあり、スイツチ部
4の各可動部4bは、その基部に形成した突起4b3を取付
片5の先端面に設けた溝5aに嵌入させて取付け、プリン
ト基板40は、透孔41を支柱6に嵌合させて位置決めして
取付けられる。
さらに、操作パネル1上には、操作子本体2及びヒンジ
部3を覆うように塩化ビニール等の樹脂製のシート7を
貼つてあり、表面はフラツトになつている。
このシート7の表面には、第3図に示すように各操作子
本体2の押圧部2aの位置に対応して、各スイツチの操作
装置とセレクト内容を示すパターン7aが印刷されてい
る。
なお、この第3図は、電子オルガンのリズム選択スイツ
チにこの考案によるスイッチ装置を適用した場合の例を
示している。
実施例の作用 このように構成したスイッチ装置において、シート7上
からいずれかの操作子本体2の押圧部2aを第1図に矢印
Pで示すように指で押すと、ヒンジ部3の先端を支点C
として操作子本体2が矢印Q方向に傾斜する。
この場合、支点Cから押圧部2aの中心までの距離L1より
アクチエータ部2bの駆動点までの距離L2の方が長いの
で、てこの原理により押圧部2aのストロークがこの距離
の比L2/L1によつて拡大されてアクチエータ部2bが下降
する。
したがつて、押圧部2aの押圧ストロークが小さくても、
アクチエータ部2bは比較的大きなストロークでスイツチ
部4の可動部4bを押し下げ駆動し、カツプ状の立上り部
4b1を変形させるので確かなクリツク感が得られ、可動
接点4b2が下降してプリント基板40上の固定接点4a1,4a
2間を短絡させ、スイツチ部4をオンにすることができ
る。
操作子本体2上のシート7から指を離すと、ヒンジ部3
及びスイツチ部4の可動部4bの復元力によつて、操作子
本体2は第1図に示す状態に復帰してスイツチ部4はオ
フになる。
プリント基板の構造 プリント基板40は、第4図及び第5図に示すように、絶
縁材による基板42上に、各スイツチ部4の位置に対応し
て半円形の固定接点4a1,4a2の対がカーボン層によつて
パターン形成されると共に、その一方の側縁に沿つて各
スイツチ部の一方の固定接点4a2を共通に接続する導線4
3a及び他の複数本の導線43bが印刷配線パターンによつ
て形成され、他方の側縁に沿つて各スイツチ部の他方の
固定接点4a1を個別に導引くための各導線44a〜44cが印
刷配線パターンによつて形成されている。
これらの導線のうち導線44bの本数は、第4図で左側か
ら各スイツチ部を通るごとに1本ずつ増えていく。
また、この基板42上は、各固定接点4a1,4a2を形成した
部分と、その各固定接点4a1からの引出線にあたる導線4
4a上と、それと接続されて信号を導引くために新らたに
加わる一番端の導線44cの端部上を除いて、絶縁材によ
る第1のソルダレジスト45,45aによつて被覆されてい
る。
そして、各スイツチ部の一方の固定接点4a1に接続され
た導線44aと一番端の導線44cの端部とを橋絡するよう
に、他のスイツチ部用の導線44b上の第1のソルダレジ
スト層45aを跨いで、カーボン層46を形成している。す
なわち、このカーボン層46がジヤンパ線の役目をしてい
る。
スイツチ部の可動部の他の例 スイツチ部4の可動部を、第6図に示すように複数のス
イツチ部に対して連続一体の可動部ユニツト14として形
成し、それに各可動部14bを膨出させて形成すれば、成
形上及び組立上一層ローコスト化を計ることができる。
〔考案の効果〕
以上説明してきたように、この考案によるスイツチ装置
は、操作子の僅かな押圧ストロークで確かなクリツク感
を伴つてスイツチ部の接点のオン・オフを行なうことが
できる。
したがつて、多数の操作子を配列した操作パネルの表面
にシートを貼つてフラツト化することができる。
また、高価なタクトスイツチを使用する必要がなくな
り、実施例に示したような簡単な構造のスイツチ部を用
いて、多数のセレクトスイツチ等を安価に提供する事が
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は第2図のA−A線に沿う断面図、 第2図はこの考案の一実施例を示すスイツチ装置をプリ
ント基板を取り外して操作パネルの裏側から見た斜視
図。 第3図は同じくその操作パネルの表側から見た平面図、 第4図はプリント基板の部分的平面図、 第5図は第4図のB−B線に沿う断面図、 第6図はスイツチ部の可動部の他の例を示す斜視図 第7図は従来のスラツト化した操作パネルに使用される
スイツチ装置の例を示す断面図、 第8図(A)(B)は従来の電卓用スイツチユニツトの
要部断面図及び電卓への組込み状態を示す断面図であ
る。 1…操作パネル、2…操作子本体 2a…押圧部、2b…アクチエータ部 3…ヒンジ部、4…スイツチ部 4a…固定部、4b…可動部 4b1…立上り部、7…シート 14…可動部ユニツト、40…プリント基板

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】操作パネルにヒンジ部を介して接続され、
    押圧部とアクチエータ部とからなり、その長手方向に沿
    つて前記ヒンジ部,押圧部,アクチエータ部を順に形成
    した操作子本体と、 この操作子本体の前記アクチエータ部の下方に配設さ
    れ、該アクチエータ部によつて駆動されるスイツチ部と
    によつて構成され、 そのスイツチ部が、固定部と立上り部を有する可動部と
    からなるクリツク機構を備えており、 このスイツチ部の可動部が前記操作子本体のアクチエー
    タ部によつて駆動されるようにしたことを特徴とするス
    イツチ装置。
  2. 【請求項2】操作子本体がヒンジ部と共に操作パネルに
    一体に成形されている実用新案登録請求の範囲第1項記
    載のスイツチ装置。
  3. 【請求項3】操作パネル上に、少なくとも操作子本体上
    を覆うようにシート状の部材が貼られている実用新案登
    録請求の範囲第1項又は第2項記載のスイツチ装置。
JP1986017145U 1986-02-08 1986-02-08 スイツチ装置 Expired - Lifetime JPH0637554Y2 (ja)

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JPS62129735U JPS62129735U (ja) 1987-08-17
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