JPH0637448Y2 - 温度検知装置 - Google Patents

温度検知装置

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JPH0637448Y2
JPH0637448Y2 JP1987114015U JP11401587U JPH0637448Y2 JP H0637448 Y2 JPH0637448 Y2 JP H0637448Y2 JP 1987114015 U JP1987114015 U JP 1987114015U JP 11401587 U JP11401587 U JP 11401587U JP H0637448 Y2 JPH0637448 Y2 JP H0637448Y2
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temperature
voltage
thermistor
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heated
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JPS6421414U (ja
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正能 鈴木
克美 石風呂
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Sharp Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 <技術分野> この考案は例えば電子レンジにおいて、食品温度を検知
して仕上り判断に寄与する温度検知装置に関し、特にそ
の故障の検出の制度を高め、ひいては機器の安全性を高
めるものである。
<従来技術> 一般に、サーミスタ等の感熱素子の抵抗−温度特性は、
第2図に示すように低温域では1MΩ以上の高抵抗とな
り、また高温域では1KΩをはるかに下回る低抵抗となっ
ている。
ところで、このような特性を有する感熱素子が断線ある
いは短絡により故障したことを検知するには、例えば、
断線したときには、かなりの高抵抗を示し、また短絡し
たときには、きわめて低い抵抗値を示すことを利用して
感熱素子の両端の抵抗値、即ち感熱素子に通電したとき
に得られる出力電圧を検知して基準の電圧と比較するこ
とにより、断線もしくは短絡の判定を行うことができ
る。
上記第2図においては、特性曲線1のA点における抵抗
値RAより感熱素子の抵抗Rが大であれば、感熱素子は断
線(領域C)していると判定し、逆に感熱素子の抵抗R
がB点における抵抗値RBより小であれば、この感熱素子
は短絡(領域D)していると判定することができる。
このような温度検知装置の一例を、本考案の実施例であ
る電子レンジの温度プルーブ回路を示す第1図を用いて
説明する。第1図において、R1(第1の抵抗素子),R2
(分圧用の抵抗素子),R3(第2の抵抗素子),R4,R5
は抵抗、Rpはサーミスタ、Trはトランジスタ、Xは制御
部CONのKIポートに接続された接続点である。上記トラ
ンジスタTrのベースは制御部CONのQ2ポートに接続され
ている。上記抵抗R1,R2,R3の各抵抗値はそれぞれ68K
Ω,9.53KΩ、47KΩとする。
上記温度プルーブ回路において、まず、トランジスタTr
をオフした状態におけるX点の電圧をA/D変換して制御
部CON内でサーミスタRpがオープンか否かを判断する。
オープンであれば電圧は−6V×68K/(68K+9.35K+47
K)≒−3.3Vであるから、X点の電圧が−3.3Vより0Vに
近ければすべてオープンと判定する。
又、−3.3Vよりの低電圧であればサーミスタRpがオープ
ンでないと判断してQ2ポートからトランジスタTrオン信
号を発してトランジスタTrをオンし、以後X点電圧から
食品温度を検知する。
<解決すべき問題点> しかしながら、上記の判断では、第1図の回路において
抵抗R3およびサーミスタRpの両方がオープン状態にある
時、温度調理を実行したとすると、次の様な問題が生じ
る。まず、サーミスタRpのオープンジャッジであるが、
第3図の等価回路から判るようにR3がオープンのため、
入力電圧はGNDレベルとなる。従って従来のプログラム
処理では、これをサーミスタRpのオープン状態とは見な
さず、次の処理として、トランジスタTrをオンして温度
測定を行なう。この時の入力電圧は、 であり、測定温度「低温」であると判断される。
一方、加熱装置としてのマグネトロンは、測定温度の判
断より食品温度を上げるため、駆動されるが、いくら温
度が上昇してもサーミスタRpがオープンであるため、温
度上昇は検知されない。そのため、測定温度は「低温」
と判断され続け、マグネトロンは駆動され続けるので非
常に危険な状態となる。
この考案は上記のような事情に鑑みてなされたもので、
抵抗R3およびサーミスタRpの両方がオープンの時であっ
てもこの両方のオープンを判定して確実に故障と判断
し、加熱源の動作を停止させ、被加熱物の温度の誤検知
による加熱源の加熱動作を継続してしまうという危険を
防止し、正確な被加熱物の温度の検知により正常に加熱
源の制御を行うことを目的とするものである。
<問題点を解決するための手段> 第1図において、従来技術で説明した部分の説明は省略
する。本考案はトランジスタTrをオフした状態における
KIポートの入力電圧を検知する手段3を設け、この検知
手段3の出力に基づいてスイッチング手段(実施例では
トランジスタTr)をオンするオン信号あるいは動作停止
信号(例えばエラー信号)を発生する信号発生手段4を
設ける。
そして、この信号発生手段4はサーミスタRpの断線時に
出る電圧及び電圧設定用抵抗R3も同時に断線した時に出
る電圧の何れをも判定して動作停止信号を発生する判定
手段5を有する。
<作用> 制御部CONのKIポートへの入力電圧が第1の電圧V1(例
えば−3.3V)以上、あるいは第2の電圧V2(例えば0V)
付近であれば、これを判定手段5で判定して信号発生手
段4から動作停止信号を出す。
上記以外の電圧を検知した場合はスイッチング手段のオ
ン信号を発生する。従って、サーミスタRpのみの断線は
もとより抵抗R3が同時に断線した時にも動作を停止す
る。
<実施例> 本発明の温度検知装置は第1図に示すように構成され、
この温度検知装置を例えば電子レンジの温度プローブ回
路(電子レンジにより加熱調理される被加熱物の温度を
検出する回路)として用い、該回路のサーミスタRpの抵
抗値が被加熱物の温度により変化しサーミスタRpの電圧
が変化し、このサーミスタRpの電圧により被加熱物の温
度を検知し、この検知した温度に基づいて電子レンジの
加熱源(マグネトロン)の動作を制御する。
例えば、電子レンジによる加熱調理を開始した時点で
は、サーミスタRpが検知する被加熱物の温度は低いた
め、加熱源の動作を継続させて加熱動作を続けて行い被
加熱物を加熱する。
そして、サーミスタRpが検知する被加熱物の温度があら
かじめ決められた温度に達すると加熱源の動作を制御し
て、被加熱物の温度をこのあらかじめ決められた温度に
維持し被加熱物にあった時間この動作を続け被加熱物の
加熱調理を行う。
しかし、加熱調理を開始した時に上記で説明したよう
に、サーミスタRp,抵抗R3がオープン状態にあり、KIポ
ートの入力電圧が第1の電圧V1以上、あるいは第2の電
圧V2付近であれば、判定手段5でサーミスタRpあるいは
抵抗R3がオープン状態にあると判定し、動作停止信号を
信号発生手段4で発生し、加熱源の動作を直ちに停止
し、加熱源にる加熱を停止する。
この時、トランジスタTrはオフ状態で抵抗R3はサーミス
タRpに直列に接続された状態であるので、特殊な加熱状
態、例えば、冷凍食品を解凍した後加熱調理する場合の
ように、被加熱物の温度が非常に低い温度でサーミスタ
Rpの抵抗値が非常に高抵抗になっても、この時の接続点
Xの検知電圧とサーミスタRpの断線時の検知電圧との電
圧値の差は明確な値となり、それぞれの状態を確実に判
定することができる。
したがって、抵抗R3のオープンによる被加熱物の温度が
非常に低い温度であるという誤検知によって起こる加熱
源の継続動作による異常加熱を確実に防ぐことができ
る。
しかも、被加熱物の加熱調理時には、トランジスタTrが
オン状態となり抵抗R3が短絡されるので、被加熱物の仕
上がり温度付近の温度検知精度を低下させることなく、
正確な仕上がり状態を検知することができる。
<効果> 本考案の温度検知装置は上記のような構成であるから、
第2の抵抗素子の断線により起こる被加熱物の温度検知
の誤検知を確実に防止することができ、第2の抵抗素子
の断線時においても加熱源の動作を誤って継続させるこ
となく、直ちに停止させることができ、加熱源による異
常加熱及び被加熱物の燃焼を未然にしかも確実に防止す
ることができる。
また、特殊な加熱状態、例えば、冷凍食品を解凍した後
加熱調理する場合のように、被加熱物の温度が非常に低
い温度でサーミスタの抵抗値が非常に高抵抗になった場
合であっても、スイッチング手段がオフ状態で第2の抵
抗素子がサーミスタに接続された状態で、サーミスタの
断線及び第2の抵抗素子の断線を判定するので、このサ
ーミスタや第2の抵抗素子の断線時の検知電圧と被加熱
物の温度が非常に低い温度である時の検知電圧との電圧
値の差は明確な値となり、それぞれの状態を確実に判定
することができ、冷凍食品の解凍時の誤検知をも確実に
防止することができる。
しかも、被加熱物の加熱調理時には、スイッチング手段
はオン状態となり第2の抵抗素子が短絡されるので、被
加熱物の仕上がり温度付近の温度検知精度を低下させる
ことなく、正確な仕上がり状態を検知することができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図:本考案の一実施例の構成図。 第2図:サーミスタの抵抗−温度特性図。 第3図:第1図において、サーミスタRp及び抵抗R3が同
時断線した時の等価回路図。 符号 5:判定手段。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】サーミスタと第1の抵抗素子との並列回路
    に直列に分圧用の抵抗素子を接続し、該分圧用の抵抗素
    子に直列に電圧設定用の第2の抵抗素子を接続し、この
    第2の抵抗素子を短絡するスイッチング手段と、 上記第1の抵抗素子と分圧用の抵抗素子との接続点の電
    圧を検知する手段と、 この検知手段の出力に基づいて上記第2の抵抗素子を短
    絡させるために上記スイッチング手段をオンさせるオン
    信号あるいは、加熱源の動作を停止させる動作停止信号
    を発生する信号発生手段とを設けてなり、 上記スイッチング手段のオン時に上記加熱源により加熱
    される被加熱物の温度を検知して加熱源の動作を制御す
    るための温度検知装置において、 上記信号発生手段は、上記スイッチング手段のオフ時に
    上記サーミスタのみ断線した時の電圧及び第2の抵抗素
    子も同時に断線した時の電圧の両方を判定して上記動作
    停止信号を発生する判定手段を設けたことを特徴とした
    温度検知装置。
JP1987114015U 1987-07-24 1987-07-24 温度検知装置 Expired - Lifetime JPH0637448Y2 (ja)

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JP1987114015U JPH0637448Y2 (ja) 1987-07-24 1987-07-24 温度検知装置

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JP1987114015U JPH0637448Y2 (ja) 1987-07-24 1987-07-24 温度検知装置

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JPS6421414U JPS6421414U (ja) 1989-02-02
JPH0637448Y2 true JPH0637448Y2 (ja) 1994-09-28

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ID=31354376

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JP1987114015U Expired - Lifetime JPH0637448Y2 (ja) 1987-07-24 1987-07-24 温度検知装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS59197907A (ja) * 1983-04-22 1984-11-09 Mitsubishi Electric Corp 温度制御装置

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JPS6421414U (ja) 1989-02-02

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