JP2509028B2 - 温度判定装置 - Google Patents
温度判定装置Info
- Publication number
- JP2509028B2 JP2509028B2 JP27401591A JP27401591A JP2509028B2 JP 2509028 B2 JP2509028 B2 JP 2509028B2 JP 27401591 A JP27401591 A JP 27401591A JP 27401591 A JP27401591 A JP 27401591A JP 2509028 B2 JP2509028 B2 JP 2509028B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- temperature sensor
- temperature
- voltage
- semiconductor switch
- series
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Measuring Temperature Or Quantity Of Heat (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、温度判定装置に関す
る。
る。
【0002】
【従来の技術】図4は負特性サーミスタのような温度セ
ンサ1を用い、その温度センサ1の検出温度に応じた抵
抗値変化を電圧変化として取り出すための温度検出回路
を示しており、この温度検出回路では直流電圧源VCCに
直列抵抗R1 を介して温度センサ1を接続し、検出温度
に応じた温度センサ1の抵抗値変化により変化する温度
センサ1の両端電圧VTHを取り出すようになっている。
ンサ1を用い、その温度センサ1の検出温度に応じた抵
抗値変化を電圧変化として取り出すための温度検出回路
を示しており、この温度検出回路では直流電圧源VCCに
直列抵抗R1 を介して温度センサ1を接続し、検出温度
に応じた温度センサ1の抵抗値変化により変化する温度
センサ1の両端電圧VTHを取り出すようになっている。
【0003】この両端電圧VTHをA/D変換してマイク
ロコンピュータ(以下マイコンと略す)に取り込み、検
出温度を判定するとともに、この判定に基づいて温度制
御を行なったりするのが温度判定装置である。ところで
このような温度センサ1により鍋底温度を検出して、検
出した鍋底温度に応じて、加熱手段、例えばガスバーナ
のガス供給を制御する加熱調理器が最近提供されてきて
いる。
ロコンピュータ(以下マイコンと略す)に取り込み、検
出温度を判定するとともに、この判定に基づいて温度制
御を行なったりするのが温度判定装置である。ところで
このような温度センサ1により鍋底温度を検出して、検
出した鍋底温度に応じて、加熱手段、例えばガスバーナ
のガス供給を制御する加熱調理器が最近提供されてきて
いる。
【0004】このように鍋底温度を検出して加熱制御を
行なう場合、検出温度範囲が約60℃から約350℃程
度までと非常に広範囲であるため、図4のような温度検
出回路を用いた場合、温度センサ1の検出温度−両端電
圧VTH(最大5V)との関係は図5に示すようになり、
低温域及び高温域の電圧の変化量が少なく、細かい制御
を行なうことができなかった。
行なう場合、検出温度範囲が約60℃から約350℃程
度までと非常に広範囲であるため、図4のような温度検
出回路を用いた場合、温度センサ1の検出温度−両端電
圧VTH(最大5V)との関係は図5に示すようになり、
低温域及び高温域の電圧の変化量が少なく、細かい制御
を行なうことができなかった。
【0005】また温度センサ1が断線或いは短絡状態と
なった場合は加熱停止にする必要があるが、上記の理由
により断線、短絡による電圧変化か、温度変化による電
圧変化かをマイコンで判定することが困難になり、その
ため外部の回路を用いて対応しなければならず、コスト
アップにつながっていた。そこで温度センサ1に直列に
接続する抵抗の値を切り換えて、図7に示すように温度
検出範囲を高(イ)、低(ロ)の2段切換とするものが
ある。
なった場合は加熱停止にする必要があるが、上記の理由
により断線、短絡による電圧変化か、温度変化による電
圧変化かをマイコンで判定することが困難になり、その
ため外部の回路を用いて対応しなければならず、コスト
アップにつながっていた。そこで温度センサ1に直列に
接続する抵抗の値を切り換えて、図7に示すように温度
検出範囲を高(イ)、低(ロ)の2段切換とするものが
ある。
【0006】図6はこの切り換えを行なう従来の温度判
定装置を示しており、温度検出回路では抵抗R1 と温度
センサ1との直列回路を直流電圧源Vccに接続すると
ともに、抵抗R1 に並列に半導体スイッチSと抵抗R2
との直列回路を接続して半導体スイッチSがオフのとき
温度センサ1に抵抗R1 のみを直列接続して高抵抗値と
し、半導体スイッチSがオンのとき抵抗R1 に並列に抵
抗R2 を接続して、温度センサ1に直列接続される抵抗
を低抵抗値としている。
定装置を示しており、温度検出回路では抵抗R1 と温度
センサ1との直列回路を直流電圧源Vccに接続すると
ともに、抵抗R1 に並列に半導体スイッチSと抵抗R2
との直列回路を接続して半導体スイッチSがオフのとき
温度センサ1に抵抗R1 のみを直列接続して高抵抗値と
し、半導体スイッチSがオンのとき抵抗R1 に並列に抵
抗R2 を接続して、温度センサ1に直列接続される抵抗
を低抵抗値としている。
【0007】そして温度センサ1の両端電圧VTHを取り
込んで温度判定を行なう回路としてA/D変換回路を内
蔵したマイコン2を使用し、このマイコン2は内蔵A/
D変換回路用のA/D入力端子IADとVss端子との間
に上記温度センサ1の両端電圧VTHを接続して内蔵A/
D変換回路により両端電圧VTHを、VREF 端子に取り込
んだ電圧を基準電圧としてA/D変換し、このA/D変
換したデジタル値を基に温度検出や、制御のための処理
を行なうのである。ここでマイコン2は直流電圧源Vc
cにVcc端子と、内蔵A/D変換回路のVREF 端子と
を接続している。更に抵抗値切り換えの半導体スイッチ
Sに対する制御信号を出力端子Oから出力するようにな
っており、検出温度領域に応じて出力端子Oから制御信
号を出力して半導体スイッチSをオン/オフし、温度セ
ンサ1に直列接続する抵抗の値を切り換える。
込んで温度判定を行なう回路としてA/D変換回路を内
蔵したマイコン2を使用し、このマイコン2は内蔵A/
D変換回路用のA/D入力端子IADとVss端子との間
に上記温度センサ1の両端電圧VTHを接続して内蔵A/
D変換回路により両端電圧VTHを、VREF 端子に取り込
んだ電圧を基準電圧としてA/D変換し、このA/D変
換したデジタル値を基に温度検出や、制御のための処理
を行なうのである。ここでマイコン2は直流電圧源Vc
cにVcc端子と、内蔵A/D変換回路のVREF 端子と
を接続している。更に抵抗値切り換えの半導体スイッチ
Sに対する制御信号を出力端子Oから出力するようにな
っており、検出温度領域に応じて出力端子Oから制御信
号を出力して半導体スイッチSをオン/オフし、温度セ
ンサ1に直列接続する抵抗の値を切り換える。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところでここで温度セ
ンサ1の両端電圧VTHは半導体スイッチSがオフの場
合、 VTH=(Vcc×温度センサ1の抵抗値)/(R1 +温
度センサ1の抵抗値) となり、半導体スイッチSがオンの場合、 VTH=(Vcc×温度センサ1の抵抗値)/{〔(R2
×半導体スイッチSのオン抵抗)/(R2 +半導体スイ
ッチSのオン抵抗)〕+温度センサ1の抵抗値}とな
り、半導体スイッチSがオフの場合は何ら問題が内が、
半導体スイッチSがオンの場合は半導体スイッチSのオ
ン抵抗Rが無視できなくなり、正確な温度判定ができな
くなるという問題がある。
ンサ1の両端電圧VTHは半導体スイッチSがオフの場
合、 VTH=(Vcc×温度センサ1の抵抗値)/(R1 +温
度センサ1の抵抗値) となり、半導体スイッチSがオンの場合、 VTH=(Vcc×温度センサ1の抵抗値)/{〔(R2
×半導体スイッチSのオン抵抗)/(R2 +半導体スイ
ッチSのオン抵抗)〕+温度センサ1の抵抗値}とな
り、半導体スイッチSがオフの場合は何ら問題が内が、
半導体スイッチSがオンの場合は半導体スイッチSのオ
ン抵抗Rが無視できなくなり、正確な温度判定ができな
くなるという問題がある。
【0009】更に半導体スイッチSのオン抵抗にばらつ
きがある場合、同じ回路であっても温度センサ1の両端
電圧VTHに大きな差ができ安定した性能の回路を製作で
きなくなるという問題があった。勿論電磁継電器等の機
械的スイッチを使用すれば上記のようなオン抵抗よるば
らつきは無くなるが、部品実装時において基板の実装面
積が増え更にコストアップになるという問題があった。
きがある場合、同じ回路であっても温度センサ1の両端
電圧VTHに大きな差ができ安定した性能の回路を製作で
きなくなるという問題があった。勿論電磁継電器等の機
械的スイッチを使用すれば上記のようなオン抵抗よるば
らつきは無くなるが、部品実装時において基板の実装面
積が増え更にコストアップになるという問題があった。
【0010】本発明は、上記の問題点に鑑みて為された
もので、その目的とするところは半導体スイッチを用い
て温度センサに直列接続する抵抗の値を切り換える場合
に、半導体スイッチのオン抵抗の影響を無くして正確な
温度判定が行なえる温度判定装置を提供するにある。
もので、その目的とするところは半導体スイッチを用い
て温度センサに直列接続する抵抗の値を切り換える場合
に、半導体スイッチのオン抵抗の影響を無くして正確な
温度判定が行なえる温度判定装置を提供するにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、本発明は温度−抵抗特性を持つ温度センサと、温
度センサの抵抗変化量を電圧に変換するための複数の直
列抵抗と、温度センサの検出温度に応じて上記直列抵抗
を温度センサに切換接続する半導体スイッチと、上記直
列抵抗と上記半導体スイッチとを介して直流電圧源に接
続された上記温度センサの両端電圧をA/D変換する際
に、上記温度センサと上記直列抵抗との直列回路の両端
電圧をA/D変換の基準電圧とするA/D変換手段とを
備え、A/D変換値に基づいて上記温度センサの検出温
度を判定する判定手段とを備えた温度判定装置におい
て、上記A/D変換手段の基準電圧入力端子に別の半導
体スイッチを介して上記温度センサと上記直列抵抗との
直列回路の両端電圧を接続するものである。
めに、本発明は温度−抵抗特性を持つ温度センサと、温
度センサの抵抗変化量を電圧に変換するための複数の直
列抵抗と、温度センサの検出温度に応じて上記直列抵抗
を温度センサに切換接続する半導体スイッチと、上記直
列抵抗と上記半導体スイッチとを介して直流電圧源に接
続された上記温度センサの両端電圧をA/D変換する際
に、上記温度センサと上記直列抵抗との直列回路の両端
電圧をA/D変換の基準電圧とするA/D変換手段とを
備え、A/D変換値に基づいて上記温度センサの検出温
度を判定する判定手段とを備えた温度判定装置におい
て、上記A/D変換手段の基準電圧入力端子に別の半導
体スイッチを介して上記温度センサと上記直列抵抗との
直列回路の両端電圧を接続するものである。
【0012】
【作用】本発明の上記構成によれば、温度センサの検出
温度に応じて直列抵抗を温度センサに切換接続するた
め、低い温度から高い温度まで、判定可能な温度センサ
の両端電圧が得られ、そのため温度センサの短絡、断線
検出もA/D変換手段の変換出力で行なえる。
温度に応じて直列抵抗を温度センサに切換接続するた
め、低い温度から高い温度まで、判定可能な温度センサ
の両端電圧が得られ、そのため温度センサの短絡、断線
検出もA/D変換手段の変換出力で行なえる。
【0013】また直列抵抗と温度センサとの直列回路に
直流電圧源を接続する半導体スイッチのオン抵抗値がば
らついても、A/D変換手段の基準電圧入力端子に別の
半導体スイッチを介して直列抵抗と温度センサとの直列
回路の両端電圧を基準電圧として取り込むので、別の半
導体スイッチのオン抵抗値の同様なばらつきによる基準
電圧の補正が期待でき、その結果回路間での温度判定誤
差が無くなって安定した性能の回路を製作でき、更に半
導体スイッチを用いるため機械的スイッチを用いる場合
に比べて、基板の実装面積を小さくすることができ、且
つコストダウンも図れる。
直流電圧源を接続する半導体スイッチのオン抵抗値がば
らついても、A/D変換手段の基準電圧入力端子に別の
半導体スイッチを介して直列抵抗と温度センサとの直列
回路の両端電圧を基準電圧として取り込むので、別の半
導体スイッチのオン抵抗値の同様なばらつきによる基準
電圧の補正が期待でき、その結果回路間での温度判定誤
差が無くなって安定した性能の回路を製作でき、更に半
導体スイッチを用いるため機械的スイッチを用いる場合
に比べて、基板の実装面積を小さくすることができ、且
つコストダウンも図れる。
【0014】
【実施例】以下本発明を実施例により説明する。 (実施例1)図1は本実施例の回路を示しており、本実
施例回路では高い抵抗値の抵抗R11と低い抵抗値の抵抗
R12とを用い、夫々の抵抗R11、R12の一端を温度セン
サ3に接続し、他端を直流電圧源Vccに夫々半導体ス
イッチS1 、S2 を介して接続し、更にマイコン2の内
蔵A/D変換回路のVREF 端子を半導体スイッチS3 、
S4 を夫々介して、半導体スイッチS2と抵抗R12との
接続点、半導体スイッチS1 と抵抗R11との接続点に接
続し、半導体スイッチS2 、S4 をマイコン2の出力端
子O2 からの制御信号でオン/オフし、半導体スイッチ
S1 、S3 をマイコン2の出力端子O1からの制御信号
でオン/オフする。
施例回路では高い抵抗値の抵抗R11と低い抵抗値の抵抗
R12とを用い、夫々の抵抗R11、R12の一端を温度セン
サ3に接続し、他端を直流電圧源Vccに夫々半導体ス
イッチS1 、S2 を介して接続し、更にマイコン2の内
蔵A/D変換回路のVREF 端子を半導体スイッチS3 、
S4 を夫々介して、半導体スイッチS2と抵抗R12との
接続点、半導体スイッチS1 と抵抗R11との接続点に接
続し、半導体スイッチS2 、S4 をマイコン2の出力端
子O2 からの制御信号でオン/オフし、半導体スイッチ
S1 、S3 をマイコン2の出力端子O1からの制御信号
でオン/オフする。
【0015】而して抵抗R11を温度センサ1に直列接続
する場合には、マイコン2の出力端子O1 からの制御信
号により半導体スイッチS1 ,S2 をオンし、抵抗R12
を温度センサ3に直列接続する場合にはマイコン2の出
力端子O2 からの制御信号により半導体スイッチS3 ,
S4 をオンする。本実施例の場合温度センサ1に抵抗R
11或いはR12を直列接続する半導体スイッチS 3 或いは
S 4 を介してマイコン2内蔵のA/D変換回路の基準電
圧入力端子に基準電圧V REF を入力するため、半導体ス
イッチS1 ,S2 のオン抵抗にばらつきがあっても、A
/D変換回路の基準電圧入力端子に入力する基準電圧V
REF もこれに応じて変換するため、オン抵抗のばらつき
が補正された形となって、A/D変換回路の変換値に誤
差が生じず、結果マイコン2による温度判定が正確にで
き、温度判定に基づく制御も正確に行えることになる。
する場合には、マイコン2の出力端子O1 からの制御信
号により半導体スイッチS1 ,S2 をオンし、抵抗R12
を温度センサ3に直列接続する場合にはマイコン2の出
力端子O2 からの制御信号により半導体スイッチS3 ,
S4 をオンする。本実施例の場合温度センサ1に抵抗R
11或いはR12を直列接続する半導体スイッチS 3 或いは
S 4 を介してマイコン2内蔵のA/D変換回路の基準電
圧入力端子に基準電圧V REF を入力するため、半導体ス
イッチS1 ,S2 のオン抵抗にばらつきがあっても、A
/D変換回路の基準電圧入力端子に入力する基準電圧V
REF もこれに応じて変換するため、オン抵抗のばらつき
が補正された形となって、A/D変換回路の変換値に誤
差が生じず、結果マイコン2による温度判定が正確にで
き、温度判定に基づく制御も正確に行えることになる。
【0016】図2は本実施例を加熱調理装置の温度制御
に用いた例を示しており、五徳3上に載置されガスバー
ナ4により加熱される鍋6の底に温度センサ1を当接
し、この温度センサ1により鍋底温度を検出するように
なっている。温度センサ1の両端電圧VTHは図1で示し
た本発明装置と同じ構成の温度判定装置5に取り込まれ
る。この取り込まれた電圧信号は温度判定装置5のマイ
コン2によりA/D変換されて検出温度が判定されるわ
けであるが、加熱開始時には半導体スイッチS1 をオン
状態にして、高抵抗値の抵抗R11を温度センサ1に直列
接続し、温度検出範囲を図7のロに示す低温度範囲と
し、やがて温度センサ1の検出温度が上昇して両端電圧
VTHが図7のA点よりも下がったことを検出判定すると
マイコン2は半導体スイッチS1をオフ状態にするとと
もに、半導体スイッチS2 をオン状態にして温度センサ
1に直列接続される抵抗を低抵抗値の抵抗R12に切換
え、温度検出範囲を図7のイに示す高温度範囲に設定す
る。
に用いた例を示しており、五徳3上に載置されガスバー
ナ4により加熱される鍋6の底に温度センサ1を当接
し、この温度センサ1により鍋底温度を検出するように
なっている。温度センサ1の両端電圧VTHは図1で示し
た本発明装置と同じ構成の温度判定装置5に取り込まれ
る。この取り込まれた電圧信号は温度判定装置5のマイ
コン2によりA/D変換されて検出温度が判定されるわ
けであるが、加熱開始時には半導体スイッチS1 をオン
状態にして、高抵抗値の抵抗R11を温度センサ1に直列
接続し、温度検出範囲を図7のロに示す低温度範囲と
し、やがて温度センサ1の検出温度が上昇して両端電圧
VTHが図7のA点よりも下がったことを検出判定すると
マイコン2は半導体スイッチS1をオフ状態にするとと
もに、半導体スイッチS2 をオン状態にして温度センサ
1に直列接続される抵抗を低抵抗値の抵抗R12に切換
え、温度検出範囲を図7のイに示す高温度範囲に設定す
る。
【0017】やがて温度センサ1の検出温度が一定温度
に達するとマイコン2は電磁弁や比例制御弁からなるガ
ス供給制御装置7を制御してガスバーナ4へのガス供給
を遮断或いは減少させて、ガスバーナ4を消火、或いは
ガスバーナ4を小火にして過熱を防止する。この消火或
いは小火によって温度センサ1の検出温度が降下して、
両端電圧V THがB点より上がると、半導体スイッチ
S1 、S3 をオンするとともに、半導体スイッチS2 、
S4 をオフし、温度センサ1に接続される抵抗をR12か
らR11に切り換える。
に達するとマイコン2は電磁弁や比例制御弁からなるガ
ス供給制御装置7を制御してガスバーナ4へのガス供給
を遮断或いは減少させて、ガスバーナ4を消火、或いは
ガスバーナ4を小火にして過熱を防止する。この消火或
いは小火によって温度センサ1の検出温度が降下して、
両端電圧V THがB点より上がると、半導体スイッチ
S1 、S3 をオンするとともに、半導体スイッチS2 、
S4 をオフし、温度センサ1に接続される抵抗をR12か
らR11に切り換える。
【0018】以上の動作において半導体スイッチS3 、
S4 のオン、オフによりマイコン2の内蔵A/D変換回
路の基準電圧VREFを半導体スイッチS1 或いはS2 を
介して得るため半導体スイッチS1 或いはS2 のオン抵
抗の影響を受けない検出温度の判定でき、ガスバーナ4
のガス供給の制御が正確に制御できる。尚図2中8は元
栓である。
S4 のオン、オフによりマイコン2の内蔵A/D変換回
路の基準電圧VREFを半導体スイッチS1 或いはS2 を
介して得るため半導体スイッチS1 或いはS2 のオン抵
抗の影響を受けない検出温度の判定でき、ガスバーナ4
のガス供給の制御が正確に制御できる。尚図2中8は元
栓である。
【0019】(実施例2)上記実施例1では、温度セン
サ1に直列接続する抵抗値の切り換えは、抵抗R 11、R
12を切り換えることによって行なっているが、本実施例
では図6の従来例と同様に図4に示すように抵抗R1 を
介して温度センサ1を直流電圧源Vccに接続し、この
抵抗R1 に並列に半導体スイッチSを介して抵抗R2 を
接続し、高抵抗値の抵抗を温度センサ1に直列接続する
場合には半導体スイッチSをオフして抵抗R1 のみを温
度センサ1に直列接続し、また低抵抗値の抵抗を温度セ
ンサ1に直列接続する場合には半導体スイッチSをオン
して抵抗R1 に抵抗R2 を並列接続し、この並列回路を
温度センサ1に直列接続するものである。
サ1に直列接続する抵抗値の切り換えは、抵抗R 11、R
12を切り換えることによって行なっているが、本実施例
では図6の従来例と同様に図4に示すように抵抗R1 を
介して温度センサ1を直流電圧源Vccに接続し、この
抵抗R1 に並列に半導体スイッチSを介して抵抗R2 を
接続し、高抵抗値の抵抗を温度センサ1に直列接続する
場合には半導体スイッチSをオフして抵抗R1 のみを温
度センサ1に直列接続し、また低抵抗値の抵抗を温度セ
ンサ1に直列接続する場合には半導体スイッチSをオン
して抵抗R1 に抵抗R2 を並列接続し、この並列回路を
温度センサ1に直列接続するものである。
【0020】そしてマイコン2の内蔵A/D変換回路の
VREF 端子は、直流電圧源Vccに対して半導体スイッ
チS5 を介して接続するとともに、半導体スイッチS6
を介して半導体スイッチS と抵抗R2 との接続点に接
続し、半導体スイッチSがオフのとき、つまり抵抗R1
のみを温度センサ1に接続した場合には半導体スイッチ
S5 をマイコン2の出力端子O2 からの制御信号でオン
して内蔵A/D変換回路の基準電圧を半導体スイッチS
5 を介して得、抵抗R1 ,R2 の並列回路を温度センサ
1に接続するために半導体スイッチSをマイコン2の出
力端子O1 からの制御信号でオンした時には、半導体ス
イッチS5 をオフさせるとともに、半導体スイッチS6
を上記半導体スイッチSと同じ制御信号でオンさせ、内
蔵A/D変換回路の基準電圧を抵抗R2 に直列に接続さ
れる半導体スイッチSを通じて得るようにし、半導体ス
イッチSのオン抵抗のばらつきによる温度センサ1の両
端電圧の変化を、基準電圧を半導体スイッチSのオン抵
抗のオン抵抗分だけ変化させることにより、A/D変換
時に補正吸収することができるのである。
VREF 端子は、直流電圧源Vccに対して半導体スイッ
チS5 を介して接続するとともに、半導体スイッチS6
を介して半導体スイッチS と抵抗R2 との接続点に接
続し、半導体スイッチSがオフのとき、つまり抵抗R1
のみを温度センサ1に接続した場合には半導体スイッチ
S5 をマイコン2の出力端子O2 からの制御信号でオン
して内蔵A/D変換回路の基準電圧を半導体スイッチS
5 を介して得、抵抗R1 ,R2 の並列回路を温度センサ
1に接続するために半導体スイッチSをマイコン2の出
力端子O1 からの制御信号でオンした時には、半導体ス
イッチS5 をオフさせるとともに、半導体スイッチS6
を上記半導体スイッチSと同じ制御信号でオンさせ、内
蔵A/D変換回路の基準電圧を抵抗R2 に直列に接続さ
れる半導体スイッチSを通じて得るようにし、半導体ス
イッチSのオン抵抗のばらつきによる温度センサ1の両
端電圧の変化を、基準電圧を半導体スイッチSのオン抵
抗のオン抵抗分だけ変化させることにより、A/D変換
時に補正吸収することができるのである。
【0021】
【発明の効果】本発明は温度−抵抗特性を持つ温度セン
サと、温度センサの抵抗変化量を電圧に変換するための
複数の直列抵抗と、温度センサの検出温度に応じて上記
直列抵抗を温度センサに切換接続する半導体スイッチ
と、上記直列抵抗と上記半導体スイッチとを介して直流
電圧源に接続された上記温度センサの両端電圧をA/D
変換する際に、上記温度センサと上記直列抵抗との直列
回路の両端電圧をA/D変換の基準電圧とするA/D変
換手段とを備え、A/D変換値に基づいて上記温度セン
サの検出温度を判定する判定手段とを備えた温度判定装
置において、上記A/D変換手段の基準電圧入力端子に
別の半導体スイッチを介して上記温度センサと上記直列
抵抗との直列回路の両端電圧を接続するものであるか
ら、温度センサの検出温度に応じて直列抵抗を温度セン
サに切換接続することができ、そのため低い温度から高
い温度まで、判定可能な温度センサの両端電圧が得ら
れ、結果温度センサの短絡、断線検出もA/D変換手段
の変換出力で行え、また直列抵抗と温度センサとの直列
回路に直流電圧源を接続する半導体スイッチのオン抵抗
値がばらついても、A/D変換手段の基準電圧入力端子
に別の半導体スイッチを介して直列抵抗と温度センサと
の直列回路の両端電圧を基準電圧として取り込むので、
別の半導体スイッチのオン抵抗値の同様なばらつきによ
る基準電圧の補正が期待でき、その結果回路間での温度
判定誤差が無くなって安定した性能の回路を製作でき、
更に半導体スイッチを用いるため機械的スイッチを用い
る場合に比べて、基板の実装面積を小さくすることがで
き、且つコストダウンも図れるという効果がある。
サと、温度センサの抵抗変化量を電圧に変換するための
複数の直列抵抗と、温度センサの検出温度に応じて上記
直列抵抗を温度センサに切換接続する半導体スイッチ
と、上記直列抵抗と上記半導体スイッチとを介して直流
電圧源に接続された上記温度センサの両端電圧をA/D
変換する際に、上記温度センサと上記直列抵抗との直列
回路の両端電圧をA/D変換の基準電圧とするA/D変
換手段とを備え、A/D変換値に基づいて上記温度セン
サの検出温度を判定する判定手段とを備えた温度判定装
置において、上記A/D変換手段の基準電圧入力端子に
別の半導体スイッチを介して上記温度センサと上記直列
抵抗との直列回路の両端電圧を接続するものであるか
ら、温度センサの検出温度に応じて直列抵抗を温度セン
サに切換接続することができ、そのため低い温度から高
い温度まで、判定可能な温度センサの両端電圧が得ら
れ、結果温度センサの短絡、断線検出もA/D変換手段
の変換出力で行え、また直列抵抗と温度センサとの直列
回路に直流電圧源を接続する半導体スイッチのオン抵抗
値がばらついても、A/D変換手段の基準電圧入力端子
に別の半導体スイッチを介して直列抵抗と温度センサと
の直列回路の両端電圧を基準電圧として取り込むので、
別の半導体スイッチのオン抵抗値の同様なばらつきによ
る基準電圧の補正が期待でき、その結果回路間での温度
判定誤差が無くなって安定した性能の回路を製作でき、
更に半導体スイッチを用いるため機械的スイッチを用い
る場合に比べて、基板の実装面積を小さくすることがで
き、且つコストダウンも図れるという効果がある。
【図1】本発明の実施例1の回路図である。
【図2】本発明の実施例1を用いた加熱制御装置の構成
図である。
図である。
【図3】本発明の実施例2の回路図である。
【図4】従来の温度検出回路の回路図である。
【図5】図4回路の温度センサの両端電圧−検出温度特
性図である。
性図である。
【図6】別の従来の温度検出回路を用いた温度判定装置
の回路図である。
の回路図である。
【図7】図3及び図6回路の温度センサの両端電圧−検
出温度特性図である。
出温度特性図である。
1 温度センサ 2 マイクロコンピュータ S1 〜S4 半導体スイッチ R11,R12 抵抗R VREF 基準電圧 O1 ,O2 出力端子
Claims (1)
- 【請求項1】温度−抵抗特性を持つ温度センサと、温度
センサの抵抗変化量を電圧に変換するための複数の直列
抵抗と、温度センサの検出温度に応じて上記直列抵抗を
温度センサに切換接続する半導体スイッチと、上記直列
抵抗と上記半導体スイッチとを介して直流電圧源に接続
された上記温度センサの両端電圧をA/D変換する際
に、上記温度センサと上記直列抵抗との直列回路の両端
電圧をA/D変換の基準電圧とするA/D変換手段とを
備え、A/D変換値に基づいて上記温度センサの検出温
度を判定する判定手段とを備えた温度判定装置におい
て、上記A/D変換手段の基準電圧入力端子に別の半導
体スイッチを介して上記温度センサと上記直列抵抗との
直列回路の両端電圧を接続することを特徴とする温度判
定装置。」
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27401591A JP2509028B2 (ja) | 1991-10-22 | 1991-10-22 | 温度判定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27401591A JP2509028B2 (ja) | 1991-10-22 | 1991-10-22 | 温度判定装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05113373A JPH05113373A (ja) | 1993-05-07 |
JP2509028B2 true JP2509028B2 (ja) | 1996-06-19 |
Family
ID=17535774
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27401591A Expired - Lifetime JP2509028B2 (ja) | 1991-10-22 | 1991-10-22 | 温度判定装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2509028B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7839201B2 (en) * | 2005-04-01 | 2010-11-23 | Raytheon Company | Integrated smart power switch |
JP4824504B2 (ja) * | 2005-08-31 | 2011-11-30 | 日本特殊陶業株式会社 | 温度センサ制御装置 |
JP5776705B2 (ja) | 2013-02-06 | 2015-09-09 | 株式会社デンソー | 温度検出装置 |
-
1991
- 1991-10-22 JP JP27401591A patent/JP2509028B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05113373A (ja) | 1993-05-07 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4757176A (en) | Control circuit for induction heating electric cooker | |
JP2509028B2 (ja) | 温度判定装置 | |
JPH0473086B2 (ja) | ||
JPH04143625A (ja) | ガラスセラミック製温度センサを使用した電子オーブンのための改良された温度制御システム | |
KR100628043B1 (ko) | 온도 센서 회로의 에러 감지방법 | |
JPH07159251A (ja) | 温度判定装置 | |
KR950001228B1 (ko) | 전자레인지의 절대습도 감지장치 | |
KR0138525Y1 (ko) | 전기밥솥의 보온온도 조절장치 | |
JPS623447B2 (ja) | ||
JPH0128571B2 (ja) | ||
JPH05154038A (ja) | 炊飯器 | |
KR880000166B1 (ko) | 절대습도센서를 이용한 고주파 가열장치 | |
JPH0243965B2 (ja) | ||
JPS6040181Y2 (ja) | 電気調理器の感温装置 | |
JPH04277491A (ja) | 誘導加熱調理器の温度制御装置 | |
JPS6020022A (ja) | 比例燃焼制御装置 | |
JPS62168363A (ja) | 床暖房装置 | |
JPS6331914B2 (ja) | ||
JPH0645221Y2 (ja) | 温度検出装置 | |
JP2001028288A (ja) | 電気加熱器 | |
KR890000234Y1 (ko) | 전자레인지의 절대습도 감지회로 | |
SU1104480A1 (ru) | Устройство дл регулировани температуры в термостате | |
JPH06124778A (ja) | 誘導加熱調理器 | |
JPH04277490A (ja) | 誘導加熱調理器の温度制御装置 | |
JPH0512808Y2 (ja) |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19960227 |