JPH0637426U - ドレン用防塵網 - Google Patents
ドレン用防塵網Info
- Publication number
- JPH0637426U JPH0637426U JP9070992U JP9070992U JPH0637426U JP H0637426 U JPH0637426 U JP H0637426U JP 9070992 U JP9070992 U JP 9070992U JP 9070992 U JP9070992 U JP 9070992U JP H0637426 U JPH0637426 U JP H0637426U
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- Sink And Installation For Waste Water (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 小さな異物がドレン40内に侵入するのを防
ぐ。長期間使用したときの脆化による破損を無くす。 【構成】 ドーム状の金属メッシュからなる網体10の
裾部に金属製の補強リング20を取り付ける。補強リン
グ20の周方向4位置に支持脚30を取り付ける。支持
脚30は金属製で、水平部31と、その先端から下方へ
延出し且つく字状に折曲した曲成部32とからなる。曲
成部32をドレン40内に押し込む。曲成部32の頂部
32aがドレン40の内面に圧接する。
ぐ。長期間使用したときの脆化による破損を無くす。 【構成】 ドーム状の金属メッシュからなる網体10の
裾部に金属製の補強リング20を取り付ける。補強リン
グ20の周方向4位置に支持脚30を取り付ける。支持
脚30は金属製で、水平部31と、その先端から下方へ
延出し且つく字状に折曲した曲成部32とからなる。曲
成部32をドレン40内に押し込む。曲成部32の頂部
32aがドレン40の内面に圧接する。
Description
【0001】
本考案は雨樋等のドレンに装着してドレン内へ異物が侵入するのを防ぐドレン 用防塵網に関する。
【0002】
雨樋のドレンから樋内に異物が侵入するのを防ぐために、図3に示すような格 子付きの塩ビ製ドレン50が市販されている。これは、ドレン本体51とその開 口部を覆う格子52とからなり、格子52は上方に膨らみ、ドレン本体51に一 体化されている。
【0003】
このようなドレンは格子を持つため、ビニール袋のような大きな異物がドレン 内に侵入するのは防止できる。しかし、格子の目が粗く、小さな異物がドレン内 に侵入するのは防止できない。そのため雨樋では、軒樋に続く寄せ樋等に詰まり を発生させる危険がある。
【0004】 また、塩ビ製の格子は耐候性が低く、長期間の使用では脆化により破壊する。 そうなると防塵機能を全く失う。そのため、官公庁の建築物等では金属メッシュ の取り付けを義務付けている場合が多い。
【0005】 本考案の目的は、ドレン内への小さな異物の侵入を防止できると共に、その防 塵機能を長期間安定に維持し、更にドレンへの取り付けも容易なドレン用防塵網 を提供することにある。
【0006】
本考案のドレン用防塵網は、ドレンに装着される防塵網であって、ドレンの開 口部を覆うべく上方へ膨出した金属メッシュからなる網体と、該網体の裾部に取 り付けられた金属製の補強リングと、該補強リングの周方向複数箇所から内側へ 水平に延出し、その水平部に続く部分をドレン内へ挿入させるべく下方へ延出さ せると共に、この下向き延出部に外側へく字状に折曲した曲成部を設け、その頂 部をドレン内面に圧接させるようにした金属製の支持脚とを具備する。
【0007】
網体、補強リングおよび支持脚が金属からなり、耐候性が高い。網体は目が細 く、小さな異物がドレン内に侵入するのを防ぐ。支持脚は、その下向き延出部に 設けた曲成部の頂部がドレン内面に圧接することにより、防塵網の抜けを防止す る。また、下向き延出が比較的容易に内側へ偏位し、且つ、内側へ傾斜した頂部 より下の部分がガイドとなるので、下向き延出部をドレン内へ容易に挿入でき、 口径の異なるドレン内へも挿入できる。
【0008】
以下に、図面に掲げる実施例に基づいて本考案の防塵網を詳細に説明する。
【0009】 図1に本考案の一実施例を示す。本防塵網は、上方へドーム状に膨出した金属 メッシュからなる網体10と、網体10の裾部に取り付けられた円形の補強リン グ20と、その周方向4位置から下方に延出した4本の支持脚30とからなり、 口径が例えば60〜150mmのドレン40に装着される。
【0010】 網体10に使用される金属メッシュは、ステンレス鋼(SUS304)の細線 を約1cmピッチで碁盤目状に組み合わせたものであり、各交差部は抵抗溶接さ れている。網体10は、この金属メッシュをプレス等にてドーム状としたもので ある。
【0011】 補強リング20は、ステンレス鋼の太線を円形に丸め、その突き合わせ部を溶 接したものである。そして、網体10の裾部が外側へ折り曲げられて補強リング 20の下面に抵抗溶接されている。補強リング20の直径は、ドレン40の口径 より若干大きくされている。
【0012】 4本の支持脚30は、抵抗溶接にて補強リング20の上面に取り付けられてい る。各支持脚30は、補強リング20からその内側へ水平に延出した水平部31 と、水平部31の先端から下方へ延出してドレン40内に挿入される下向き延出 部とからなる。
【0013】 下向き延出部は、全体が外側へく字状に折曲された曲成部32であり、その頂 部32aがドレン40の内面に圧接するように、4本の支持脚30における曲成 部32の頂部32aを通る円の直径が、曲成部32をドレン40内に挿入しない 状態で、ドレン40の口径より若干大きくなる形状とされている。
【0014】 本防塵網は、4本の支持脚30の各下向き延出部、即ち曲成部32をドレン4 0内に押し込むことにより、ドレン40に装着される。ドレン40に防塵網が装 着されると、その網体10でドレン40の開口部が覆われる。網体10が目の細 かい金属メッシュからなるので、小さい異物がドレン10内に侵入するのを防ぐ 。また、4本の支持脚30における曲成部32の頂部32aがドレン40の内面 に圧接するので、本防塵網は不用意に離脱しない。
【0015】 一方、曲成部32をドレン40内に挿入するときは、曲成部32が比較的容易 に内側へ偏位し、しかも、内側へ傾斜した頂部32aより下の部分が挿入時にガ イドとして機能するので、その挿入が容易である。
【0016】 また、かなり口径の小さいドレン40にも曲成部32を無理なく挿入でき、そ の場合も水平部31があるために、ドレン40の上面に網体10の裾部が密着し 、ドレン40と網体10との間に隙間ができない。従って、本防塵網は口径の異 なるドレン40に装着でき、品種を少なくできる。
【0017】 耐候性については、構成部材が全てステンレス鋼からなるので、長期間使用し ても脆化による破損がない。
【0018】 本防塵網は、網体10、補強リング20および支持脚30を溶接した後、電解 研磨処理を施すのがよい。この処理により、溶接部の黒みがとれると共に、ステ ンレス鋼の輝きが増し、更に耐食性を高める効果もある。
【0019】 本防塵網は、図2に示すように、支持脚30を格子間に通せるので、格子付き のドレン50にも装着できる。なお、このドレン50は図3に示した格子付きド レンと異なり、ステンレス鋼製である。
【0020】 防塵網の材質はステンレス鋼に限らないが、錆やすい金属の場合はめっき処理 等により耐食性を高める必要がある。
【0021】 網体10はドーム状に限らず、上方へ高く突出した山高の形状でもよい。山高 形状の場合は周囲に異物が貼付いてもその頂部から排水を確保できる。
【0022】 支持脚30は3本以上あればよく、4本である必要はない。曲成部32は下向 き延出部の一部に設けることができる。
【0023】 本防塵網は、樋用のドレンだけでなく、一般住宅や集合住宅の屋内ドレン等に も使用でき、ドレンの種類は特に限定しない。
【0024】
以上の説明から明らかなように、本考案のドレン用防塵網は、ドレンの開口部 を金属メッシュで覆うので小さな異物もドレン内に侵入させず、詰まり防止効果 に優れる。金属性であるので、脆化による破損がなく、当初の防塵機能を長期間 維持し得る。また、ドレンへの装着が容易であり、口径の異なるドレンにも装着 できる。そして、ドレンに一旦装着されると、支持脚がドレン内面に圧接し、離 脱が防止される。つまり、本考案の防塵網は装着が容易で一旦装着されると離脱 し難い特長も有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す防塵網の斜視図であ
る。
る。
【図2】本考案の防塵網の他の使用状態を示す斜視図で
ある。
ある。
【図3】従来の防塵機能を有するドレンの斜視図であ
る。
る。
10 網体 20 補強リング 30 支持脚 31 水平部 32 曲成部 32a 頂部 40,50 ドレン
Claims (1)
- 【請求項1】 ドレンに装着される防塵網であって、 ドレン(40)の開口部を覆うべく上方へ膨出した金属メッ
シュからなる網体(10)と、 該網体(10)の裾部に取り付けられた金属製の補強リング
(20)と、 該補強リング(20)の周方向複数箇所から内側へ水平に延
出し、その水平部(31)に続く部分をドレン内へ挿入させ
るべく下方へ延出させると共に、この下向き延出部に外
側へく字状に折曲した曲成部(32)を設け、その頂部(32
a) をドレン(40)の内面に圧接させるようにした金属製
の支持脚(30)と、 を具備することを特徴とするドレン用防塵網。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9070992U JP2538926Y2 (ja) | 1992-10-23 | 1992-10-23 | ドレン用防塵網 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9070992U JP2538926Y2 (ja) | 1992-10-23 | 1992-10-23 | ドレン用防塵網 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0637426U true JPH0637426U (ja) | 1994-05-20 |
JP2538926Y2 JP2538926Y2 (ja) | 1997-06-18 |
Family
ID=14006063
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9070992U Expired - Lifetime JP2538926Y2 (ja) | 1992-10-23 | 1992-10-23 | ドレン用防塵網 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2538926Y2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010053586A (ja) * | 2008-08-28 | 2010-03-11 | Takayama Metal Industrial Co Ltd | 排水ドレン用防塵網 |
JP2015055140A (ja) * | 2013-09-13 | 2015-03-23 | 株式会社アルテック | ドレンキャップ |
JP2021025196A (ja) * | 2019-07-31 | 2021-02-22 | 株式会社アルテック | ドレンキャップ |
JP2021032516A (ja) * | 2019-08-27 | 2021-03-01 | 株式会社パロマ | コンロバーナの製造方法 |
-
1992
- 1992-10-23 JP JP9070992U patent/JP2538926Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010053586A (ja) * | 2008-08-28 | 2010-03-11 | Takayama Metal Industrial Co Ltd | 排水ドレン用防塵網 |
JP2015055140A (ja) * | 2013-09-13 | 2015-03-23 | 株式会社アルテック | ドレンキャップ |
JP2021025196A (ja) * | 2019-07-31 | 2021-02-22 | 株式会社アルテック | ドレンキャップ |
JP2021032516A (ja) * | 2019-08-27 | 2021-03-01 | 株式会社パロマ | コンロバーナの製造方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2538926Y2 (ja) | 1997-06-18 |
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