JPH0637396U - ウエブの熱処理装置 - Google Patents

ウエブの熱処理装置

Info

Publication number
JPH0637396U
JPH0637396U JP7233792U JP7233792U JPH0637396U JP H0637396 U JPH0637396 U JP H0637396U JP 7233792 U JP7233792 U JP 7233792U JP 7233792 U JP7233792 U JP 7233792U JP H0637396 U JPH0637396 U JP H0637396U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heat treatment
duct
web
damper
handle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP7233792U
Other languages
English (en)
Other versions
JP2591706Y2 (ja
Inventor
一孝 秦
Original Assignee
株式会社ヒラノテクシード
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社ヒラノテクシード filed Critical 株式会社ヒラノテクシード
Priority to JP1992072337U priority Critical patent/JP2591706Y2/ja
Publication of JPH0637396U publication Critical patent/JPH0637396U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2591706Y2 publication Critical patent/JP2591706Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Treatment Of Fiber Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 トランク室内部にファン,加熱装置及び上下
一対のダクトを配し、前記一対のダクトの相対向する面
に複数のノズルをそれぞれ配し、前記一対のノズルの間
にウエブを走行させて、熱風を走行するウエブへ該両ノ
ズルから噴射して熱処理を行なう昇降式のダクトを有し
た熱処理装置において、トランク室の外部から回転式の
ダンパを回転調整することができるものを提供する。 【構成】 上ダクト14を上下動自在に設け、上ダクト
14と加熱装置22との間の熱風通路14a内部に回動
式のダンパ28を設け、ダンパ28の回動軸と連結され
た操作軸36をトランク室12内部に設け、ハンドル4
2をトランク室12外部に設け、ハンドル42の軸と操
作軸36とを連結するユニバーサルジョイント40によ
って連結した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、長尺状の布帛やシ―ト等のウエブの熱処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、トランク室の内部にファン、加熱装置及び上下一対のダクトを配し 、これらダクトの相対向する面に複数のノズルをそれぞれ配した熱処理装置があ る。そして、上下一対のノズルの間にウエブを送行させ、ファンから送られた風 を加熱装置によって熱風にし、これを上下に分けて上下ダクトから上下ノズルに 送ってウエブの上下面に噴射して熱処理を行なう。
【0003】 その中でも処理するウエブの種類によって、上下ノズル間の間隔を変えること ができるウエブの熱処理装置も提案されている。このような熱処理装置としては 、例えば、下ノズルを4本のケーブルで吊り下げ、各4本のケーブルをそれぞれ モータによって動かして、下ノズルを上下動させるものがあった(米国特許第3 739491号)。
【0004】 ところで、各上下ダクトに送る熱風の強さを調整するには、加熱装置とダクト ととを繋ぐ熱風の通路に回転式のダンパが設け、これを回動させることによりダ クトに送られる熱風の量を調整する。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、回動式のダンパを回転させる操作部材は、トランク室の内部に 設けられている。これは、上下ダクトが、上下方向にそれぞれ移動するためであ る。そのため、熱処理装置の運転中には、ダンパの回転状態を調整することがで きなかった。
【0006】 そこで、本考案は、上記問題点に鑑み、昇降式のダクトを有した熱処理装置に おいても、トランク室の外部から回転式のダンパを回転調整することができるウ エブの熱処理装置を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案のウエブの熱処理装置は、トランク室内部にファン,加熱装置及び上下 一対のダクトを配し、前記一対のダクトの相対向する面に複数のノズルをそれぞ れ配し、前記一対のノズルの間にウエブを走行させて、熱風を走行するウエブへ 該両ノズルから噴射して熱処理を行なう熱処理装置において、前記上下一対のダ クトのうち少なくともどちらか一方を上下動自在に設け、前記上下動自在なダク トと加熱装置との間の熱風の通路内部に回動式のダンパを設け、前記ダンパの回 動軸と連結された操作軸を前記トランク室内部に設け、ハンドルを前記トランク 室外部に設け、前記ハンドルの軸と操作軸とを連結するユニバーサルジョイント を前記トランク室内部に設けたものである。
【0008】
【作 用】
上記構成の熱処理装置においては、トランク室外部のハンドルを回転させるこ とにより、回動式のダンパを回動させることができる。
【0009】 そして、ダクトを上下動させると、それとともに回動式ダンパ及び操作軸も上 下動する。しかしながら、トランク室外部に設けたハンドルの軸と操作軸とは、 ユニバーサルジョイントによって連結されているため、両者の連結関係は保持さ れる。
【0010】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。
【0011】 図1は、本考案の一実施例を示す熱処理装置10のトランク室12の内部構造 を示す欠載斜視図である。
【0012】 符号14,16は、トランク室12の内部の上下に配された上下ダクトである 。これら上下ダクト14,16の相対向する面には、複数のノズル18が千鳥状 に配されている。
【0013】 符号20は、上下ダクト14,16の側方に配されたファンである。
【0014】 符号22は、ファン20から送られた空気を加熱する加熱装置である。
【0015】 符号24は、加熱装置22に連結された分岐ダクトであって、加熱装置22か ら送られた熱風を上下に分けて、上ダクト14,下ダクト16の導入口となる熱 風通路14a,16aに送る。なお、分岐ダクト24と上ダクト14,下ダクト 16の熱風通路14a,16aとは、蛇腹部24a,24bを介して接続されて いるため、上ダクト14,下ダクト16がそれぞれ上下動しても、両者の連結関 係が保持される。
【0016】 符号28,30は、熱風通路14aに設けられた上下2枚の回動式のダンパで ある。図4に示すように、上ダンパ28の回転軸29の前端部と下ダンパ30の 回転軸31の前端部とは、クランク棒34を介して連結されており、上ダンパ2 8が回転すると下ダンパ30も同方向に回転する。また、上ダンパ28の回転軸 29の後端部には、ウォームギア32が設けられている。
【0017】 符号36は、上ダクト14を左右方向に貫通する操作軸である。上ダクト14 の右側面から突出した操作軸36の一端には、ウォームギア38が設けられ、上 ダンパ28に設けられたウォームギア32と螺合している。
【0018】 符号40は、ユニバーサルジョイントであって、その一端は、上ダクト14の 左側面から突出した操作軸36の他端に連結され、その他端は、トランク室12 の側壁12cに回動自在に取付けられるとともに、オフセットクランクよりなる ハンドル42が、トランク室12外部から着脱自在に設けられている。
【0019】 符号44,46は、上ダンパ28の回転阻止のためのストッパであり、図5に 示すように、上ダンパ28が垂直方向から水平方向の間で回動するように設けら ている。そして、上ダンパ28が垂直方向に位置しているときは、全閉状態であ り(図5の二点鎖線の状態)、上ダンパ28が水平方向に位置しているときは、 全開状態である(図5の実線の状態)。
【0020】 符号48,50は、熱風通路16aに設けられた上下2枚のダンパである。こ れらダンパ48,50も、クランク棒34によって連結され、下ダンパ50の回 転軸49にはウォームギア52が設けられ、これには、操作軸54のウォームギ ア51が螺合している。また、操作軸54の他端とハンドル58とは、ユニバー サルジョイント60を介して接続されている。
【0021】 次に、上ダクト14の取付け構造について説明する。
【0022】 上ダクト14の右側面及び左側面の前部及び後部の4箇所には、それぞれ支持 部材62,62…突出している。これら支持部材62には、雌ネジ部が刻まれて おり、後述するネジ棒66が螺合する。
【0023】 トランク室12の天井面12aには、前記支持部材62に対応する位置に保持 部材64が設けられている。支持部材62と保持部材64とは、ネジ棒66を介 して連結され、上ダクト14が保持部材64に吊り下げられている。ネジ棒66 の上端部にはベベルギア68が取付けられている。
【0024】 4つの保持部材64の間には、連結棒70が回動可能に取付けられている。こ れら3本の連結棒70の両端部には、ベベルギア72がそれぞれ設けられ、4本 のネジ棒66のベベルギア68とそれぞれ螺合している。
【0025】 符号74は、昇降用ハンドルである。昇降用ハンドル74は、軸部76とハン ドル部78とよりなり、軸部76の一端部は、トランク室12の外方に突出して 、オフセットクランクよりなるハンドル部78が着脱自在となっている。また、 その他端部は、連結棒70と同軸に連結されている。
【0026】 下ダクト16においても、4つの支持部材62が設けられ、トランク室12の 底面12bには4つの保持部材64が設けられている。保持部材64と支持部材 62とは、4本のネジ棒66によって連結されて、下ダクト16がトランク室1 2の下部に支持されている。また、4本のネジ棒66は、3本の連結棒70とベ ベルギア68を介して連結されている。また、1本のネジ棒66には、昇降用ハ ンドル74が連結されている。
【0027】 上記構成の熱処理装置10の熱処理状態を説明する。
【0028】 複数の上下ノズル18間にウエブWを送行させる。ファン20からの空気を加 熱装置22で加熱して、分岐ダクト24を経て上ダクト14,下ダクト16に送 る。この上ダクト14,下ダクト16に送られる熱風の量は、ダンパ28,30 及びダンパ48,50によって調整する。熱風は、上ダクト14,下ダクト16 のノズル18から送行するウエブWに噴射され熱処理を行なう。ウエブWに当た りはね返った空気は、ふたたびファン20に循環する。
【0029】 上ダクト14を上下動させる場合には、ハンドル部78を回動させることによ り、3本の連結棒70を回動させる。3本の連結棒70が回動すると、4本のネ ジ棒66もベベルギア68によって回転し、上ダクト14が水平な状態を保持し つつ上下動する。
【0030】 下ダクトも昇降用ハンドル70を回動させることにより、4本のネジ棒66が 回動し、下ダクト16が水平な状態を保持しつつ上下動する。
【0031】 そして、上ダクト14が上下動した場合に、操作軸36も同時に上下動し、ハ ンドル42はトランク室12の側壁に固定されているが、両者はユニバーサルジ ョイント40によって連結されているため、操作軸36が上下動しても、この連 結関係が保持される。従って、熱処理装置の運転中においても、ハンドル42を 調整して、ダンパ28,30またはダンパ48,50を調整することができる。 すなわち、ウエブWのフローティング状態の変化を目視しながら、熱風の量を調 整することができる。
【0032】 下ダクト16においても、ハンドル58を回転させることにより、ダンパ48 ,50が回転する。そして、下ダクト16が上下動してもユニバーサルジョイン ト60によって、操作軸54とハンドル58との連結関係は保持される。
【0033】
【考案の効果】
以上により、本考案のウエブの熱処理装置であると、ハンドルと操作軸をユニ バーサルジョイントによって連結しているため、ダクトを上下動させても、両者 の連結関係が保持される。従って、熱処理装置の運転中においてもトランク室外 部に突出したハンドルを操作することによりダンパの開閉状態を調整することが でき、ウエブのフローティング状態を目視しながら、熱風の量を調整することが 可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示すトランク室の一部欠載
斜視図である。
【図2】トランク室の縦断面図である。
【図3】上ダクトの平面図である。
【図4】熱風通路の一部欠載斜視図である。
【図5】熱風通路の縦断面図である。
【図6】支持部材と保持部材とを連結する部分の要部拡
大縦断面図である。
【符号の説明】
10……熱処理装置 12……トランク室 14……上ダクト 16……下ダクト 18……ノズル 20……ファン 22……加熱装置 24……分岐ダクト 26……蛇腹部 28,30……回転式ダンパ 32……ウォームギア 34……クランク棒 36……操作軸 38……ウォームギア 40……ユニバーサルジョイント 42……ハンドル

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】トランク室内部にファン,加熱装置及び上
    下一対のダクトを配し、前記一対のダクトの相対向する
    面に複数のノズルをそれぞれ配し、前記一対のノズルの
    間にウエブを走行させて、熱風を走行するウエブへ該両
    ノズルから噴射して熱処理を行なう熱処理装置におい
    て、 前記上下一対のダクトのうち少なくともどちらか一方を
    上下動自在に設け、 前記上下動自在なダクトと加熱装置との間の熱風通路内
    部に回動式のダンパを設け、 前記ダンパの回動軸と連結された操作軸を前記トランク
    室内部に設け、 ハンドルを前記トランク室外部に設け、 前記ハンドルの軸と操作軸とを連結するユニバーサルジ
    ョイントを前記トランク室内部に設けたことを特徴とす
    るウエブの熱処理装置。
JP1992072337U 1992-10-16 1992-10-16 ウエブの熱処理装置 Expired - Fee Related JP2591706Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1992072337U JP2591706Y2 (ja) 1992-10-16 1992-10-16 ウエブの熱処理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1992072337U JP2591706Y2 (ja) 1992-10-16 1992-10-16 ウエブの熱処理装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0637396U true JPH0637396U (ja) 1994-05-17
JP2591706Y2 JP2591706Y2 (ja) 1999-03-10

Family

ID=13486383

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1992072337U Expired - Fee Related JP2591706Y2 (ja) 1992-10-16 1992-10-16 ウエブの熱処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2591706Y2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002069832A (ja) * 2000-08-30 2002-03-08 Inoue Kinzoku Kogyo Co Ltd 乾燥装置
KR102505257B1 (ko) * 2022-04-19 2023-03-03 일성기계공업 주식회사 텐터기용 상,하부 열풍 분배댐퍼장치

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002069832A (ja) * 2000-08-30 2002-03-08 Inoue Kinzoku Kogyo Co Ltd 乾燥装置
JP4511005B2 (ja) * 2000-08-30 2010-07-28 井上金属工業株式会社 乾燥装置
KR102505257B1 (ko) * 2022-04-19 2023-03-03 일성기계공업 주식회사 텐터기용 상,하부 열풍 분배댐퍼장치

Also Published As

Publication number Publication date
JP2591706Y2 (ja) 1999-03-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS6316069A (ja) 自動車ボデイの熱風乾燥設備
JPH0637396U (ja) ウエブの熱処理装置
CN210625145U (zh) 一种鞋子生产加工用烘干装置
KR101631246B1 (ko) 섬유건조 셋팅기용 열풍 공급 가이드 구조체
US3237247A (en) Rotational casting apparatus
CN206392369U (zh) 一种蜂窝板涂层双面烘干装置
JP2591705Y2 (ja) ウエブの熱処理装置
KR101548652B1 (ko) 섬유 건조 및 셋팅기용 열풍 공급구조체
US6338623B1 (en) Rotational molding oven
CN209953407U (zh) 一种批量铝合金零件自动吹风清理装置
CN110671915A (zh) 一种便于持续进料的纺织用烘干装置
JPH04348929A (ja) 横延伸装置のオーブン
CN114654571A (zh) 一种异型陶瓷的自动化加工设备
CN211142510U (zh) 双层拉幅定型装置及系统
CN107164894A (zh) 一种新型纺织品喷染机
CN113857148B (zh) 一种工业设备用防尘除潮装置及其使用方法
JPH0415333Y2 (ja)
CN209866541U (zh) 一种辊涂机涂层厚度调整装置
CN220284449U (zh) 一种带有预热功能的地毯加工装置
CN219551063U (zh) 一种具有高效加热的干燥箱
CN217869531U (zh) 一种面料上浆机的烘干装置
CN219191644U (zh) 一种用于木纹印刷速干装置
CN208765452U (zh) 一种松式烘干机喷嘴调节机构
CN220261625U (zh) 一种用于橡胶颗粒生产的干燥设备
CN219713926U (zh) 一种烘房气流导向均热装置

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees