JPH0637385U - 投げテープ収納容器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】本考案は、小袋等の煩雑な破り作業も全く必要
なく、瞬時に、且つ確実に容器本体を開口させることが
出来ると共に、該容器本体を把持して目的の方向に投げ
動作を行うだけで、該容器本体に収納された複数の小巻
テープを確実に目的の方向に蜘蛛の巣状に放出させるこ
とが出来るだけでなく、不意な破袋の心配も全く無い極
めて優れた投げテープ収納容器を提供するものである。 【構成】容器本体内に、夫々の一端が集束固定された複
数の小巻テープが収納されると共に、該容器本体の開口
部には離脱蓋が設けられ、且つ該容器本体の周壁面に
は、該容器本体を把持した指を挿通させて該容器本体を
指掛け保持状態とするための指入用の環体が一体的に設
けられてなり、しかも該環体の開孔面が、前記容器本体
の開口部の開口面と略同方向に設けられたことを特徴と
する。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は投げテープ収納容器、更に詳しくは、例えば結婚式や劇場、パーティ ー等に限らず各種のゲーム等に用いられる投げテープを収納した容器に関するも のである。

【０００２】

【従来の技術】

従来、この種の投げテープ収納容器としては実願昭61−143183公報所載のもの がある。

【０００３】 即ち、上記公報所載の投げテープ収納容器は、図７に示す様に、指入用の環体 11に、手で破れるお手玉形の小袋12を取付け、且つ該小袋12内には一端が集束固 定された複数個の小巻テープ13が収納されてなるものである。

【０００４】 上記構成からなる投げテープ収納容器は、図８の様に、指入用の環体11に指を 挿入してお手玉形の小袋12を指掛け保持状態で把持し、その後該小袋12を把持し た状態で投げ動作を行うことによって複数の小巻テープ13を蜘蛛の巣状に放出さ せることが出来るものである。

【０００５】

【考案が解決しようとする課題】

しかしながら、上記従来の様な投げテープ収納容器に於いては下記の様な問題 点があった。

【０００６】 即ち、上記構成からなる投げテープ収納容器は、図８に示す様に、該投げテー プ収納容器を把持する手の指を前記指入用の環体11に挿入してお手玉形の小袋12 を指掛け保持状態で把持し、その後、該小袋12を把持した手又はもう一方の手で 該小袋12を適度に開口させるべく分断した後、該小袋12を指掛け保持状態にして 投げ動作を行うことにより収納された複数の小巻テープ13を蜘蛛の巣状に放出さ せることが出来るものであるが、如何せん、目的の方向（矢印Ｈ）に該小巻テー プ13を蜘蛛の巣状に放出させるべく小袋12を把持した状態で投げ動作（矢印Ｇ） を行っても、該小巻テープ13を収納した小袋12には、前記投げ動作（矢印Ｇ）に よる慣性力を介して放出される小巻テープ13を前記目的の方向（矢印Ｈ）に案内 するための案内手段が設けられておらず、又投げ動作により該小袋12が手から離 脱するのを阻止すべく、該小袋12を把持した指を挿通させて該小袋12を指掛け保 持状態とするための指入用の環体８も前記小袋12の底壁部12a に立設されただけ であることから、前記投げ動作（矢印Ｇ）を介して放出される複数の小巻テープ 13は全て下方向（矢印Ｉ）に勢いよく放出されて目的の方向（矢印Ｈ）に放出さ れないだけでなく、該小袋12の破り方が中途半端な状態に於いては、収納されて いる複数の小巻テープ13の全てが蜘蛛の巣状に放出されず、又破り過ぎると収納 されている小巻テープ13が投げ動作（矢印Ｇ）を行う前にこぼれ落ちてしまうと いう使用上に於いての大変重大な問題が生じていた。

【０００７】 更に、上記小袋12は使用時に於いて、収納した小巻テープ13を容易に放出可能 な如く、予め適度に開口させるべく破られるものである。

【０００８】 よって、通常、小袋12の材質には薄紙が用いられることになるが、内部に複数 の小巻テープ13を収納した状態で持ち運びを行う場合等に、該小袋12が簡単に破 袋してしまうこととなり、使用不可能になるという難儀な問題をも生じさせるこ ととなっていた。

【０００９】 即ち、本考案は上記使用上の問題を全て解決するものであり、小袋等の煩雑な 破り作業も全く必要なく、瞬時に、且つ確実に容器本体を開口させることが出来 ると共に、該容器本体を把持して目的の方向に投げ動作を行うだけで、収納する 複数の小巻テープを確実に目的の方向に蜘蛛の巣状に放出させることが出来るだ けでなく、不意な破袋の心配も全く無い極めて優れた投げテープ収納容器を提供 することを課題とするものである。

【００１０】

【課題を解決するための手段】

本考案は、上記の課題を解決するために、全く新しい投げテープ収納容器を考 案し、以下の手段を講じたものである。

【００１１】 即ち、本考案は、容器本体内に、夫々の一端が集束固定された複数の小巻テー プが収納されると共に、該容器本体の開口部には離脱蓋が設けられ、且つ該容器 本体の周壁面には、該容器本体を把持した指を挿通させて該容器本体を指掛け保 持状態とするための指入用の環体が一体的に設けられてなり、しかも該環体の開 孔面が、前記容器本体の開口部の開口面と略同方向に設けられた点にある。

【００１２】 更に、前記容器本体の少なくとも開口部周縁が、可撓性を有する材料によって 形成されると共に、前記離脱蓋が、前記開口部周縁の撓みによって離脱可能に設 けられた点にある。

【００１３】

【作用】

上記構成からなる投げテープ収納容器に於いては、容器本体の開口部に離脱蓋 が設けられ、且つ該容器本体の周壁面には、該容器本体を把持した指を挿通させ て該容器本体を指掛け保持状態とするための指入用の環体が一体的に設けられて なり、しかも該環体の開孔面が、前記容器本体の開口部の開口面と略同方向に設 けられてなることから、該容器本体を把持して目的の方向に投げ動作を行うだけ で、収納する複数の小巻テープを確実に目的の方向に蜘蛛の巣状に放出させるこ とが出来る。

【００１４】 更に、前記容器本体の少なくとも開口部周縁が、可撓性を有する材料によって 形成されると共に、前記離脱蓋が、前記開口部周縁の撓みによって離脱可能に設 けられてなることから、小袋等の煩雑な破り作業も全く必要なく、瞬時に、且つ 確実に容器本体を開口させることが出来ると共に、持ち運びを行う場合等に於け る不意な破袋の心配も全く無い極めて優れた投げテープ収納容器を提供すること を課題とするものである。

【００１５】

【実施例】

以下、本考案の一実施例を図面に従って説明する。

【００１６】 図１に於いて、１は投げテープ収納容器を示す。

【００１７】 ２は内部に複数の小巻テープ９を収納した容器本体を示し、軟質性の合成樹脂 材によって略つり鐘状に一体成形されてなる。

【００１８】 尚、上記複数の小巻テープ９の夫々の一端9aは、集束されると共に、上記容器 本体２の一端側の開口部３の開口部周縁４に形成された切欠部５に嵌挿され、し かも貼着ラベル６を介して前記容器本体２の周壁面2aに張り付けられてなる。

【００１９】 ７は前記開口部３を一旦閉鎖し、且つ必要に応じて開口するための離脱蓋を示 し、厚紙によって円形状に形成されると共に、前記容器本体２の開口部３の内周 面4aに沿って形成された係合凹部4bに、前記離脱蓋本体7aの周縁7bを係合させる べく嵌入着されてなる。

【００２０】 尚、上記開口部３の内周面4aに沿って形成された係合凹部4bは、嵌入される離 脱蓋７と略同径に形成され、しかも嵌入された離脱蓋７の離脱を防止すると共に 、前記開口部周縁４が撓んだ際に、嵌入された離脱蓋７が外方向に折れ曲がるべ く案内するテーパー4cが形成されてなる。

【００２１】 ８は上記容器本体２を指掛け保持状態に把持するために用いられる指入用の環 体を示すと共に、該指入用の環体８は、該環体８の指入用の開孔面8aを、前記容 器本体２の開口部３の開口面3aと略同方向となるべく、該容器本体２の周壁面2a に一体成形されてなる。

【００２２】 本実施例に係る投げテープ収納容器は以上の構成からなるが、次に係る投げテ ープ収納容器を使用する場合について説明する。

【００２３】 先ず、図２（イ）に示す様に、前記容器本体２の周壁面2aに一体的に設けられ た指入用の環体８に、人指し指等を挿通させて該容器本体２を把持すると共に、 同図（ロ）の様に、該容器本体２の開口部周縁４の近傍を、該容器本体２を把持 した指で押圧（矢印Ａ）することによって、該開口部周縁４を押圧力の働く方向 に撓ませる（矢印Ｂ）ことが出来る。

【００２４】 よって、前記開口部周縁４が撓む（矢印Ｂ）ことで、前記開口部３の内周面4a に沿って形成された係合凹部4bに係合する離脱蓋本体7aは、該係合凹部4bに形成 されたテーパー4cから離脱すべく外方向（矢印Ｃ）に折れ曲がることとなる。

【００２５】 次に、前記容器本体２の押圧力を弱めると、該容器本体２は軟質性の合成樹脂 材から形成されてなるために、自らの復元力によって元の状態に戻ることになる が、この時前記離脱蓋本体7aは、図３（イ）に示す様に、外方向（矢印Ｃ）に折 れ曲がった状態であるために、前記開口部３の内周面4aに沿って形成された係合 凹部4bから自らの周縁7bを離脱した状態となる。

【００２６】 従って、上記の如く容器本体２の開口部３の内周面4aに沿って形成された係合 凹部4bから自らの周縁7bを離脱すべく折れ曲がった離脱蓋７を有したままで同図 （ロ）の様に、目的の方向（矢印Ｅ）に向かって投げ動作（矢印Ｄ）を行うこと により、該離脱蓋７は容易に前記開口部３から離脱して容器本体２の開口部３を 開口すると共に、該容器本体２の周壁面2aには、該容器本体２を把持した指を挿 通させて該容器本体を指掛け保持状態とするための指入用の環体８が、該環体８ の開孔面8aを前記容器本体２の開口部３の開口面3aと略同方向に一体的に設けら れてなることから、前記投げ動作（矢印Ｄ）を介しての慣性力を前記環体８に挿 通された指の方向、即ち、目的の方向（矢印Ｅ）に案内すべく該容器本体２に収 納された複数の小巻テープ９を確実に蜘蛛の巣状に放出（矢印Ｆ）することが出 来るのである。

【００２７】 尚、上記実施例に於いて、容器本体内には複数の小巻テープが収納され、しか も該小巻テープの夫々の一端は集束されると共に、該容器本体の開口部周縁に形 成された切欠部に嵌挿されると共に、貼着ラベルを介して前記容器本体の外周面 に張り付けられてなるが、要は小巻テープの夫々の一端が集束されて容器本体に 固定されていれば、必ずしも容器本体の開口部周縁に形成された切欠部に嵌挿さ れる必要もなく、該容器本体内面側に取付けられていてもよいのは言うまでもな く、又その取付け手段もラベル、接着剤等決して限定されるものではない。

【００２８】 更に、上記実施例に於いて、容器本体の周壁面には、該容器本体を把持した指 を挿通させて該容器本体を指掛け保持状態とするための指入用の環体が、該環体 の開孔面を、前記容器本体の開口部の開口面と略同方向とすべく一体的に設けら れてなるが、該指入用の環体の取付け箇所も、図４（イ）に示す様に、必ずしも 容器本体の開口部周縁から一定の寸法離間していなくともよく、同図（ロ）の様 に、該容器本体の開口部周縁に面一状態で設けられていてもよく、又同図（ハ） の様に、略円錐形状に形成された容器本体の周壁面に対して略垂直となるべく傾 斜していてもよく、要は該容器本体を指掛け保持状態とするための指入用の環体 が、該環体の開孔面を、前記容器本体の開口部の開口面と略同方向となるべく該 容器本体の周壁面に設けられていれば、該指入用の環体の形状、大きさ、数量、 取付け箇所、更に該容器本体の形状等の具体的な構成も決して限定されず、又指 入用の環体が該容器本体と予め一体成形されたもの、更に別体の環体が容器本体 に後付けされた構成であってもよい。

【００２９】 更に、上記実施例に於いて、容器本体は軟質性の合成樹脂材から形成されてな るが、要は少なくとも開口部周縁が可撓性を有すべく形成されていれば、該容器 本体全体が軟質性の合成樹脂材による一体成形によって形成される必要もなく、 例えば、開口部周縁のみが軟質性の合成樹脂材で、他が厚紙及び硬質の合成樹脂 材等から形成される複数の分割体の集合によって一体的に形成された容器本体で もよく、該容器本体の具体的な材料や材質、その他組み立て構成等も決して限定 されず、更に該容器本体が軟質性の合成樹脂材から形成される構成も、必ずしも 本考案の必須の要件でないのは言うまでもない。

【００３０】 尚、上記容器本体は略つり鐘状に一体成形されてなるが、本考案に於ける容器 本体は決して略つり鐘状に限定されるものではなく、半球状、円錐状、円錐台状 、多角錘並びに円柱状であってもよく、更に開口部が多角形に形成された多角柱 状であってもよく、その具体的な形状等も決して限定されない。

【００３１】 更に、上記実施例に於いて、離脱蓋は円形状の厚紙からなるが、決して円形状 に限定されるものではなく、要は容器本体の開口部を閉鎖すべく所定の形状を有 していれば多角形状であってもよく、又該離脱蓋が複数の部材の組み合わせによ って一体的に形成されていてもよく、更に材質も厚紙等に限定されないのは言う までもなく、合成樹脂板等であってもよい。

【００３２】 更に、上記容器本体の開口部の内周面に沿って形成された係合凹部には、嵌入 される離脱蓋の離脱を防止すると共に、該離脱蓋が外方向に折れ曲がるべく案内 するテーパーが形成されてなるが、本考案に於ける係合凹部は、決してテーパー を有して形成される必要もなく、図５（イ）に示す様に、前記離脱蓋７の周縁部 を嵌入可能な断面略コの字状の溝であってもよく、更に前記開口部３を閉鎖する 離脱蓋７も必ずしも該開口部３の内周面に係合される必要もなく、要は開口部周 縁４が撓むことによって離脱可能な離脱蓋７が前記開口部３に離脱可能に取付け られていれば、同図（ロ）の様に、開口部周縁４に形成された凸状体4dに、離脱 蓋７の周端に形成された起立体7cを外嵌着して該離脱蓋７を係合するもの、更に 同図（ハ）に示す様に、前記容器本体２の開口部周縁４の内周面に凸状体4eを設 け、且つ該凸状体4eに係合可能な凹状部7eが形成された嵌合部7dを有する離脱蓋 ７を前記開口部３に外嵌着した構成であってもよい。

【００３３】 尚、上記実施例に於いて、離脱蓋は、開口部周縁の撓みによって折れ曲がる厚 紙から形成されてなるが、例えば図６（イ）に示す様に離脱蓋本体の表面に複数 の折り曲げ線10を設けた場合や、同図（ロ）の様に複数のミシン目10c 等の折曲 手段を設けた場合には、離脱蓋の折り曲げを容易に、且つ確実に行うことが出来 る。

【００３４】 更に、上記実施例に於いて、開口部に形成された係合凹部は、該開口部の内周 面に沿って形成されてなるが、要は前記開口部を封鎖すべく嵌入又は外嵌着され る離脱蓋の周縁が係合可能であれば前記開口部の内周面に、所定の間隔を有して 部分的に形成されていてもよい。

【００３５】

【考案の効果】

叙上の様に、本考案は、容器本体の開口部に離脱蓋が設けられ、且つ該容器本 体の周壁面には、該容器本体を把持した指を挿通させて該容器本体を指掛け保持 状態とするための指入用の環体が一体的に設けられ、しかも該環体の開孔面が、 前記容器本体の開口部の開口面と略同方向に設けられてなることから、該容器本 体を把持して目的の方向に投げ動作を行うだけで、該投げ動作を介しての慣性力 を前記環体に挿通された指の方向、即ち、目的の方向に案内して該容器本体に収 納された複数の小巻テープを確実に目的の方向に蜘蛛の巣状で放出することが出 来る。

【００３６】 更に、前記容器本体の少なくとも開口部周縁が、可撓性を有する材料によって 形成されると共に、前記離脱蓋が、前記開口部周縁の撓みによって離脱可能に設 けられてなることから、小袋等の煩雑な破り作業も全く必要なく、瞬時に、且つ 確実に容器本体を開口させることが出来ると共に、持ち運びを行う場合等に於け る不意な破袋も完全に無くすことが出来る。

【００３７】 従って、従来の様に、小袋等の煩雑な破り作業も全く必要なく、瞬時に、且つ 確実に容器本体を開口させることが出来ると共に、該容器本体を把持して目的の 方向に投げ動作を行うだけで、収納する複数の小巻テープを確実に目的の方向に 蜘蛛の巣状に放出させることが出来るだけでなく、不意な破袋の心配も全く無い 極めて優れた投げテープ収納容器を提供することが出来るという種々の格別な効 果を有するに至った。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案に於ける投げテープ収納容器を示し、同
図（イ）は斜視図、同図（ロ）は同図（イ）の要部拡大
断面図。

【図２】本考案の投げテープの使用状態を示し、同図
（イ）は把持状態の斜視図、同図（ロ）は離脱蓋折曲時
の要部拡大断面図。

【図３】本考案の投げテープの使用状態を示し、同図
（イ）は離脱蓋折曲後の要部拡大断面図、同図（ロ）は
投げ動作によって小巻テープを放出した際の斜視図。

【図４】本考案の投げテープ収納容器に於ける指入用の
環体の他実施例による取付け状態を示し、同図（イ），
（ロ），（ハ）は側面図。

【図５】本考案の投げテープ収納容器に於ける離脱蓋の
他実施例による取付け状態を示し、同図（イ），
（ロ），（ハ）は要部拡大断面図。

【図６】本考案に於ける離脱蓋の他実施例を示し、同図
（イ），（ロ）は平面図。

【図７】従来の投げテープ収納容器を示す斜視図。

【図８】従来の投げテープ収納容器の使用状態を示す斜
視図。

【符号の説明】

１…投げテープ収納容器 ２…収納容器本体 2a…周壁面 ３…開口部 3a…開口面 ４…開口部周縁 ７…離脱蓋 ８…指入用の環体 8a…開孔面

Claims (5)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 容器本体(2) 内に、夫々の一端(9a)が集
   束固定された複数の小巻テープ(9) が収納されると共
   に、該容器本体(2) の開口部(3) には離脱蓋(7)が設け
   られ、且つ該容器本体(2) の周壁面(2a)には、該容器本
   体(2) を把持した指を挿通させて該容器本体(2) を指掛
   け保持状態とするための指入用の環体(8)が一体的に設
   けられてなり、しかも該環体(8) の開孔面(8a)が、前記
   容器本体(2) 開口部(3) の開口面(3a)と略同方向に設け
   られた構成にしてなることを特徴とする投げテープ収納
   容器。
2. 【請求項２】 前記容器本体(2) の少なくとも開口部周
   縁(4) が、可撓性を有する材料によって形成されると共
   に、前記離脱蓋(7) が、前記開口部周縁(4) の撓みによ
   って離脱可能に設けられてなることを特徴とする請求項
   １記載の投げテープ収納容器。
3. 【請求項３】 前記容器本体(2) の開口部(3) の内周面
   (4a)には、前記離脱蓋(7) の周縁(7b)が係合可能な係合
   凹部(4b)が形成されてなることを特徴とする請求項１又
   は２記載の投げテープ収納容器。
4. 【請求項４】 前記容器本体(2) の少なくとも開口部周
   縁(4) が、軟質性の合成樹脂材で形成されてなることを
   特徴とする請求項１乃至３何れかに記載の投げテープ収
   納容器。
5. 【請求項５】 前記離脱蓋(7) には、容器本体(2) の開
   口部周縁(4) の撓みによって、該離脱蓋本体(7a)を所定
   方向に折曲させる折曲手段が設けられてなることを特徴
   とする請求項１乃至４何れかに記載の投げテープ収納容
   器。