JPH06372B2 - 積層物の製造方法 - Google Patents

積層物の製造方法

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JPH06372B2
JPH06372B2 JP14450185A JP14450185A JPH06372B2 JP H06372 B2 JPH06372 B2 JP H06372B2 JP 14450185 A JP14450185 A JP 14450185A JP 14450185 A JP14450185 A JP 14450185A JP H06372 B2 JPH06372 B2 JP H06372B2
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C66/00General aspects of processes or apparatus for joining preformed parts
    • B29C66/70General aspects of processes or apparatus for joining preformed parts characterised by the composition, physical properties or the structure of the material of the parts to be joined; Joining with non-plastics material
    • B29C66/71General aspects of processes or apparatus for joining preformed parts characterised by the composition, physical properties or the structure of the material of the parts to be joined; Joining with non-plastics material characterised by the composition of the plastics material of the parts to be joined

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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は超音波ウエルダー処理を行なうことによって積
層物を製造する方法に関する。さらにくわしくは、オレ
フィン系重合体を母材とし、表皮材と両者を重ね合わせ
た後、該母材端部を表皮材によって覆い、巻き込んだ
後、巻き込まれた表皮材を超音波ウエルダー処理によっ
て母材に溶接させることを特徴とする積層物の製造方法
に関するものであり、母材と表皮材との一面が強固に接
着された積層物を提供することを目的とするものであ
る。
従来の技術 現在、自動車用ドアなどの内装材として、基材部材(母
材)であるハードボードと不繊布、ニット、発泡物(た
とえば、ウレタンスポンジ)、合成皮革(たとえば、ビ
ニルレザー)、天然または合成繊維の繊布などを緩衝部
材(表皮材)とし、これらを強固に密着した積層物が広
く利用されている。その積層物を製造する方法として特
公昭56-1224号が提案されている。この方法によって得
られる積層物は、母材であるハードボードが有する機械
的強度と表皮材が有する緩衝性および装飾性のいずれも
発揮させるものである。しかし、この方法では表皮材と
充填材入り結晶性ポリプロピレン組成物からなる母材と
の間に未充填の結晶性ポリプロピレン組成物からなる中
間材を介在させる方法であり、その製造工程において母
材および中間材を各々に使われるポリプロピレンのいず
れの結晶融点よりも高温に加熱し、母材の一方の表面
を、加熱前、間または後に中間材の一方の表面と接触さ
せ、表皮材を一部の未充填の結晶性ポリプロピレン組成
物が表皮材に流入または接触させるような温度及び圧力
の条件の下に中間材の他の表面と接触させ、ついで母材
及び中間材を各々に使われたポリプロピレンの結晶融点
より低く冷却させ、表皮材と母材とを接着(一体化)さ
せてラミネートを形成させる方法である。この方法で
は、その工程が複雑であるばかりでなく、工程をコント
ロールすることが難しい。
一般に前記母材と表皮材とを強固に接着する方法として
母材と表皮材とを合わせ、表皮材の表面に超音波接着が
行なわれている。しかし、この方法では積層物の両端末
において表皮材と母材との接着が悪く、そのため両端末
を切断する方法および両端末を機械的に密接させる方法
(たとえば、ホッチキスで打ち止める方法)あるいは接
着剤を用いて接着させる方法が実施されている。前者の
方法では、切断部がロスするのみならず、切断という工
程が必要である。また、後者の方法では接着という面倒
な工程が必要であり、その工程に長時間を要する。
発明が解決しようとする問題点 以上のことから、本発明はこれらの欠点(問題点)が
なく、オレフィン系重合体を母材とし、不繊布、ニット
または発泡物を表皮材とする積層物を簡易に製造するこ
とができ、かつ接着性が良好な積層物を得ることがあ
る。
問題点を解決するための手段および作用 本発明にしたがえば、これらの問題点は、厚さ1.0〜
50mmのオレフィン系重合体の成形品を母材とし、該
母材と該母材より大きい、厚さ0.1〜10mmの表皮
材の両者を重ね合わせ、表皮材により該母材を覆うよう
に巻き込み、該成形品の表面側に超音波ウェルダーのホ
ーンを、裏面側に治具を配置し、該成形品の表皮材を母
材裏面側のみ溶接させることを特徴とする積層物の製造
方法。
によって解決することができる。以下、本発明を具体的
に説明する。
(A) オレフィン系重合体および母材 本発明において母材に使われるオレフィン系重合体とし
ては、密度0.90g/cm3ないし0.98g/cm3のエ
チレン単独重合体、プロピレンの単独重合体、エチレン
とプロピレンとのランダムまたはブロック共重合体なら
びにエチレンおよび/またはプロピレンと炭素数が多く
とも12個の他のα−オレフィンとのランダムまたはブロ
ック共重合体(α−オレフィンの共重合割合は多くとも
20重量%)があげられる。これらのオレフィン系重合体
のメルトインデックス(JIS K-6760にしたがい、温度が
190℃および荷重が2.16Kgの条件で測定、以下「M.
I.」と云う)またはメルトフローインデックス(JIS
K-6758にしたがい、温度が230℃および荷重が2.16kgの
条件で測定、以下「MFI」と云う)が0.01〜100g/10分
のものが好ましく、とりわけ0.01〜80g/10分のものが
好適である。M.I.またはMFIが0.01g/10分未満のオレ
フィン系重合体を使用するならば、得られる組成物の成
形性がよくないのみならず、後記の溶融混練性を悪いた
めに均一状の組成物を得ることが困難となる。一方100
g/10分を越えたオレフィン系重合体を用いるならば、
溶融混練性および成形性はすぐれているが、得られる成
形物の機械的特性がよくない。
さらに、本発明においてはこれらのオレフィン系重合体
に少なくとも1個の二重結合を有する化合物(たとえ
ば、不飽和カルボン酸、ビニルシラン化合物)をグラフ
ト重合することによって得られる変性ポリオレフィンも
含まれる。
これらのオレフィン系重合体および変性ポリオレフィン
は、それぞれ単独で使用してもよく、二種以上併用して
もよい。さらに、これらのオレフィン系重合体および変
性ポリオレフィンのうち、二種以上を任意の割合で樹脂
ブレンドして用いてもよい。
これらのオレフィン系重合体および変性ポリオレフイン
については、それらの製造方法がよく知られているもの
である。
また、本発明における母材は前記オレフィン系重合体の
みからなるものでもよいが、さらにオレフィン系重合体
に通常合成樹脂またはゴムの分野において一般に使われ
ている無機充填剤(たとえば、タルク、ガラス繊維)を
配合させてもよい。このさい、無機充填剤の組成割合は
通常80重量%以下であり、とりわけ75重量%以下が好適
である。
以上のオレフィン系重合体または無機充填剤含有オレフ
ィン系重合体をオレフィン系重合体の分野において一般
に行なわれている方法でシートを成形させることによっ
て本発明の母材を製造することができる。母材の厚さは
通常1.0〜50mmであり、特に2.0〜30mmが好ましい。この
母材の厚さが、1.0mm未満では、母材としての機能を発
揮しない。一方、50mmを越えると、超音波を後記表皮材
の表面まで伝達させることが困難となる。
(B) 表皮材 また、本発明において用いられる表皮材としては、不織
布、編物、織物、合成皮革、天然皮革、発泡物、シート
および紙があげられる。
不繊布、編物および織物は、木綿、麻、材料繊維(天然
パルプ)、絹および羊毛のごとき天然繊維ならびにカガ
ス、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、
ポリ塩化ビニリデン、フツ素含有重合体(たとえば、ポ
リフッ化ビニリデン、ポリ四フツ化エチレン)、ナイロ
ン(ポリアミド(ナイロン)、ポリアクリルニトリル、
ポリビニルアルコールのアセタール化物、ポリウレタ
ン、炭素およびポリエステル(ポリエチレンテレフタレ
ートのごとき合成繊維から製造されるものである。ま
た、合成皮革は、ポリ塩化ビニル、ポリビニルアルコー
ルのアセタール化物およびポリウレタンのごとき重合物
から製造されるものである。さらに、天然皮革は、羊、
馬、牛、豚などの動物の皮革である。また、発泡物はポ
リウレタン、ポリエチレン、ポリスチレンおよびポリウ
レタンを発泡させることによって得られるものであり、
その発泡倍率は通常40倍以下である。さらに、シートは
ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル、ポリ塩
化ビニル、ポリスチレン、アクリロニトリル−ブタジエ
ン−スチレン三元共重合体(ABS)、ポリアクリロニト
リルおよびポリアミドから製造されるものである。その
上、紙は一般に紙として広く利用されているものの他
に、合成紙として使用されているものも使うことができ
る。
これらの表皮材の厚さは、一般には0.1〜10mmであり、
とりわけ0.5〜6mmのものが望ましい。この表皮材の厚
さが10mmを越えると、前記と同様に超音波を伝達させる
ことが困難となる。一般には、母材に比べて表皮材のほ
うが薄いが、本発明ではその逆でも、良好な融着性を有
する積層物が得られる。
(C) 巻き込み方法 本発明において、巻き込みを実施する方法としては、前
記母材と表皮材とを重ね合わせた後、母材の端部を表皮
材によって覆い、母材の裏面の一部を覆ってもよく、ま
た全部を覆ってもよい。このさい、母材と表皮材とは本
質的に完全に重ね合せることが必要である。そのさい、
前記したように表面の母材と表皮材はラミネート成形、
そのほか射出成形同時布貼成形、スタンピング同時布貼
成形などで完全に重ね合わせ、その後手動で母材の端部
または裏面の一部を覆い、二次加工的に後記の超音波ウ
エルダー処理で裏面を溶着させてもよく、また射出成形
金型、スタンピング成形金型などに巻き込み装置を取り
付けて置き、両者が同時布貼成形後に同じ金型の開閉工
程を利用して巻込ませ、後記の超音波ウエルダー処理に
て裏面を溶着させてもよく、同時布貼成形時の前に巻込
む状態にしておき、成形後、金型を二次加工装置に移動
させ、後記の超音波ウエルダー処理して溶着させた後、
金型を開き、製品を取り出してもよい。
(D) 超音波ウエルダー処理 この処理は一般に利用されている超音波振動を発生する
装置を使用し、該発振器より供給される高周波電力を磁
歪型ニッケル振動子で超音波振動エネルギーに変換させ
る。磁歪振動子の端面の振動振幅はわずかであるため円
錐型の金属製ホーンで増幅させる。この溶接装置の荷重
装置は下部治具のほうは固定されており、上部のホーン
を空気圧シリンダーで上下させ、被溶接部に静荷重(通
常、1〜10Kg/cm2)を加える。この処理を実施するに
は治具面とホーン面との間に母材および表皮材からなる
被溶接物を固定させ、ホーンを空気圧などで降下させ、
被溶接物に静荷重を加えるとともにホーンから被溶接物
の表面に振動を伝達させることによって母材と表皮材を
溶接させることができる。
本発明を実施するにあたり、超音波電気容量は被溶接物
の種類、面積および厚みによって異なるが、通常30ワッ
トないし200ワットであり、30ワットないし150ワットが
好ましく、特に50〜150ワットが好適である。また、超
音波周波数は5KHzないし50KHzであり、5KHzないし
40KHzが望ましく、とりわけ5KHzないし30KHzが好適
である。さらに、使用治具の表面積は10cm2ないし1000
cm2であり、100cm2ないし1000cm2が好ましく、特に30
0〜1000cm2が好適である。該治具の材質としては、鉄
およびアルミニウムの金属ならびにこれらの金属を主成
分とする合金(たとえば、ステンレス鋼、ジュラルミ
ン)があげられる。
さらに、ホールの表面積は通常1cm2ないし100cm2
あり、2cm2ないし50cm2が望ましく、とりわけ5cm2
ないし50cm2が好適である。なお、該ホーンの材質とし
ては、前記の金属および合金があげられる。また、この
処理をするさい、ホーンを降下させて被溶接物に加圧す
るが、加圧力は一般には1Kg/cm2ないし50Kg/cm2
あり、1Kg/cm2ないし40Kg/cm2が望ましく、とりわ
け1Kg/cm2ないし20Kg/cm2が好適である。また、加
圧時間は10秒ないし1分間であり、10秒ないし45秒が好
ましく、特に10秒ないし30秒が好適である。さらに、こ
の加圧時間内に超音波振動を行なう。振動時間は1秒な
いし40秒であり、5秒ないし40秒が望ましく、とりわけ
5秒ないし30秒が好適である。
本発明におけるこの処理を実施することによって母材と
表皮材とのうち、いずれかの接触面が溶融することが必
要である。
以下、図面によって本発明の巻き込み方法および超音波
ウエルダー処理について説明する。
第1−1図は母材の裏面の一部に表皮材が巻き込ませた
被溶接物の裏面図であり、第1−2図は斜視図である。
また、第2図は第1−1図および第1−2図によって示
される被溶接物に超音波ウエルダー処理を施すさいの側
面図である。これらの図において、1は母材であり、2
は表皮材である。さらに、3は溶接部である。また、A
は超音波発振機のホーンであり、Bは治具である。
本発明の特異的現象は母材を表皮材で覆い、超音波ウエ
ルダー処理させると裏面においてのみ母材と表皮材とが
溶接することである。このさい、表面では母材と表皮材
とは溶接されていない。
実用性の意味として、この処理をさせることにより、か
りに表面において母材と表皮材とが溶接し、製品の表面
である表皮材に溶接跡が残った場合では、母材と表皮材
との溶接(接着)は可能であるけれども、外観について
好ましくない。また、本発明の差込み方法と同時に母材
の端部を表皮材によって覆い、母材の裏面の一部または
全部を巻き込ませ、この処理をさせることにより、かり
に表面と裏面とにおいて母材と表皮材とが溶接し、製品
の表面である表皮材と裏面に溶接跡が残った場合でも、
同じ様に好ましくない。
以上のいずれのごとく、この処理をすることによって製
品の表面に溶接跡を残さない、つまり表面を溶接させず
に外観を良好にするためには、裏面のみを溶接させる本
発明の方法が最適であると考えられる。
実施例および比較例 以下、実施例によって本発明をさらにくわしく説明す
る。
なお、実施例および比較例において、剥離強度はJIS K6
854にしたがい、幅が10mmの試験片を使って測定した。
なお、実施例および比較例において、母材および表皮材
の種類、形状、物性などを下記に示す。
〔(A) 母材〕
母材として、厚さが2.0mm、横が10cmおよび縦が10cmの
エチレン−プロピレンランダム共重合体(MFR 10g/1
0分、エチレン含有量 17.5重量%)シート〔以下「母
材(A)」と云う〕ならびに上記と同じ厚さ、横および縦
を有するエチレン−プロピレンブロック共重合体(MFR
1.0g/10分、エチレン含有量 17.3重量%)のシー
ト〔タルク20重量%含有、以下「母材(B)」と云う〕を
使った。
〔(B) 表皮材〕
表皮材として、厚さが0.5mmのポリエステル不織布〔以
下「表皮材(1)」と云う〕、厚さが3.0mmの発泡ウレタン
〔密度 0.05g/cm3、以下「表皮材(2)」と云う〕、
厚さが0.5mmのポリ塩化ビニルのニット〔以下「表皮材
(3)」と云う〕、厚さが、1.0mmのポリプロピレンの不織
布〔以下「表皮材(4)と云う〕および厚さが0.8mmのABS
ニット〔以下「表皮材(5)」と云う〕を用いた。
実施例 1〜10 第1表に種類が示される各母材と表皮材とを重ね合わせ
た後、母材の端部を表皮材によって覆い、各母材の裏面
の一部(端部よりそれぞれ2.0cm)を覆った。
これらを超音波ウエルダー処理するために超音波発振機
(海上電機社製、型式 WA-7283型)を使用し、ホーン
の加圧力が4Kg/cm2、加圧時間が15秒間、ホーンの振
動周波数が19.5KHz、振動時間が10秒および電気容量が
60ワットの条件下で行なった。なお、超音波発振機の治
具は高さが100mm、幅が200mmおよび長さは200mmであ
り、材質はアルミニウム合金(ジュラルミン)である。
また、ホーンの接触面積は、幅が10mmであり、長さは40
mmである。
比較例 1〜6 第1表に種類が示される各母材と表皮材とを重ね合わせ
たが、実施例1〜10と同様に母材の端部および裏面を
覆うことなく、実施例1〜10と同様の超音波ウエルダ
ー処理を行なった。以上のようにして得られた製品の母
材と表皮材との剥離強度を測定した。それらの結果を第
1表に示す。
なお、実施例1ないし10によって得られた製品は、い
ずれも裏面に溶接跡は認められたが、表面に溶接跡を認
めることができなかった。しかし、比較例1ないし6に
よって得られた製品は、いずれも表面に溶接跡が認めら
れた。
以上の実施例および比較例の結果から、本発明方法によ
って得られた製品は、母材と表皮材との密着性(接着
性)がすぐれているのみならず、製品の表面に溶接跡を
認めることができず、表面が良好であることが明らかで
ある。
発明の効果 本発明の積層物を製造するにあたり、巻き込み方法が簡
単であり、一般に製造されている前記機械的に密接させ
る方法および接着剤を使って接着させる方法に比べて切
断によるロスおよび切断または接着などの面倒な工程を
省略させることができるのみならず、下記のごとき効果
を発揮する。
(1) 母材と表皮材との接着性が良好である。
(2) 表皮材の表面が溶接跡がなく、美麗である。
(3) 表皮材をえらぶことによってソフト感を有する積
層物を得られるし、またあらかじめ表皮材に印刷を施す
ことによって美麗な積層物を得ることができる。
本発明によって得られる積層物は以上のごとき効果を発
揮するために多方面にわたって利用することができる。
代表的な用途を下記に示す。
(1) ピラー、トリムなどの自動車内装物。
(2) 自転車、オートバイなどのサドル。
(3) その他に家具(たとえば、椅子)、玩具。
【図面の簡単な説明】
第1−1図は母材の裏面の一部に表皮材が巻き込ませた
被溶接物の裏面図であり、第1−2図は斜視図である。
また、第2図は第1−1図および第1−2図によって示
される被溶接物に超音波ウエルダー処理を施すさいの側
面図である。 1……母材、 2……表皮材、 3……溶接部、 A……超音波発振機ホーン B……治具
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小林 博 神奈川県川崎市川崎区千鳥町3―2 昭和 電工株式会社川崎樹脂研究所内 (72)発明者 山本 昇 神奈川県川崎市川崎区千鳥町3―2 昭和 電工株式会社川崎樹脂研究所内 (72)発明者 大川内 道広 神奈川県川崎市川崎区千鳥町3―2 昭和 電工株式会社川崎樹脂研究所内 (72)発明者 内海 秀樹 神奈川県川崎市川崎区千鳥町3―2 昭和 電工株式会社川崎樹脂研究所内 (56)参考文献 特開 昭57−144720(JP,A)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】厚さ1.0〜50mmのオレフィン系重合
    体の成形品を母材とし、該母材と該母材より大きい、厚
    さ0.1〜10mmの表皮材の両者を重ね合わせ、表皮
    材により該母材を覆うように巻き込み、該成形品の表面
    側に超音波ウェルダーのホーンを、裏面側に治具を配置
    し、該成形品の表皮材を母材裏面側のみ溶接させること
    を特徴とする積層物の製造方法。
JP14450185A 1985-07-03 1985-07-03 積層物の製造方法 Expired - Lifetime JPH06372B2 (ja)

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DE19635877C2 (de) * 1996-09-04 2002-10-24 Goldwell Gmbh Mittel zur Aufhellung, Glanzverbesserung und Färbung von menschlichen Haaren
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