JPH0637166U - 蓋付き注出体 - Google Patents

蓋付き注出体

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JPH0637166U
JPH0637166U JP7238192U JP7238192U JPH0637166U JP H0637166 U JPH0637166 U JP H0637166U JP 7238192 U JP7238192 U JP 7238192U JP 7238192 U JP7238192 U JP 7238192U JP H0637166 U JPH0637166 U JP H0637166U
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JP
Japan
Prior art keywords
lid
spout
container
pedestal
cutout
Prior art date
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Pending
Application number
JP7238192U
Other languages
English (en)
Inventor
広臣 松浦
賢一 石山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Kasei Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Kasei Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sekisui Kasei Co Ltd filed Critical Sekisui Kasei Co Ltd
Priority to JP7238192U priority Critical patent/JPH0637166U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 紙製パック容器等に取り付けられる注出体
を、嵩張らずコンパクトで、蓋を含めた全体を一体成形
により容易に製造することができるものとする。 【構成】 台座11と、台座11から一体的に立上がっ
て容器内に開口する筒状の注出口12と、注出口12に
嵌合される蓋18とを有し、台座11が容器に固定され
ることによって容器に取り付けられる注出体10におい
て、注出口12と蓋18とを、つまみ片16を有する帯
状の切取り部15と、切取り部15の上下に位置する切
取り用薄肉ガイド部23、24とを間に介して、一体的
に形成する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、容器に取り付けられる蓋付きの注出体に関し、特に、ジュース等の 飲料を充填した紙製のパック容器に取り付けられるもので、注出口と一体的に成 形された蓋を切断分離して開封し、注出口から容器内部の液体を注出すると共に 、容器内部に液体が残った時には、分離した蓋を注出口に嵌合することにより、 開封された注出口を閉鎖しておくことができる、蓋付き注出体に関するものであ る。
【0002】
【従来の技術】
近年、牛乳やジュース等の飲料用として紙製のパック容器が多く用いられてお り、そのようなパック容器の中で、特にジュース用の容器等において、パック容 器の傾斜した上面二片のうちの一片に取り付け、一部を切断除去して注出口を形 成する、合成樹脂製の注出体というものが使用されている。
【0003】 そのような合成樹脂製の注出体としては、図8に示すように、容器Aに固定さ れる台座1と、台座1から立上がった筒状のキャップ装着部2と、キャップ装着 部2の内側において台座1から立上がった注ぎ口3と、注ぎ口3の内側において 台座1から立上がったプルオープン用リング4と、このリング4によって開口さ れる台座1側に設けられた切取り用薄肉ガイド部5とが一体的に形成されたもの で、リング4を指で引っ張ることにより、切取り用薄肉ガイド部5が切断されて 、注ぎ口3の内側が容器A内に開口し、該開口された注ぎ口3から容器A内の液 体を注出すると共に、容器A内部に液体が残った時には、別途製造したキャップ Cを注出体Bのキャップ装着部2に螺合等の手段により装着することによって注 ぎ口3を閉鎖しておく、というものが従来から知られている。(実開昭3−66 824号公報参照)
【0004】
【考案が解決しようとする課題】 ところが、上記のような従来の容器に取り付ける注出体については、注ぎ口の 内側に配置されたプルオープン用リングを指で引っ張って台座部側に設けられた 切取り用薄肉ガイド部を切断することにより注ぎ口の内側を容器内に開口させる ものであるため、引っ張り操作の関係上、プルオープン用リング自体をあまり小 さくしたり、その位置を低くしたりするというわけにはいかず、さらに、開封後 の注ぎ口を再閉鎖できるように、それらの部分全体を覆うキャップを装着する必 要があるため、キャップも含めて全体が大きく嵩張ったものとなると共に、プル オープン用リングを含めた注出体全体を一体成形により製造する場合に、その金 型が複雑なものとなり、しかも装着するキャップを別途製造した後にいちいち注 出体に装着しなければならない、等の問題がある。
【0005】 本考案は、上記のような問題を解消し、嵩張らずコンパクトで、蓋を含めた全 体を一体成形により容易に製造することができる構造を有する、蓋付き注出体を 提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案は、上記課題を解決しかつ目的を達成するために、台座と、該台座から 一体的に立上がって容器内に開口する筒状の注出口と、該注出口に嵌合される蓋 とを有し、台座が容器に固定されることによって容器に取り付けられる注出体に おいて、注出口と蓋とが、つまみ片を有する帯状の切取り部と、該切取り部の上 下に位置する切取り用薄肉ガイド部とを間に介して、一体的に形成されているこ とを特徴とする、蓋付き注出体を提供するものである。
【0007】
【作 用】
上記のように構成された本考案の蓋付き注出体は、注出体を容器の開口部に挿 入して台座を容器に固定するだけで、既に蓋が装着された状態の注出体として容 器に取り付けられる。そして、その開封に際しては、注出体の外周部に位置する つまみ片を引っ張って切取り用薄肉ガイド部を切断し、帯状の切取り部を取り除 くことにより、注出口と蓋とが分離され、容器内に開口する注出口により容器内 の液体を注出することができる。また、開封後に再び注出口を閉鎖したいときに は、分離された蓋を注出口に嵌合することによって、注出口の再閉鎖を行うこと ができる。
【0008】
【実施例】
以下、各実施例の説明に基づき、本考案をより詳細に説明する。 まず、本考案の蓋付き注出体の一実施例について、図1〜図4に基づいて説明 する。 図1は、本考案による蓋付き注出体の一実施例をパック容器Aに取り付けた状 態を示しており、注出体10は、容器Aの傾斜した上面二片のうちの一片に取り 付けられている。
【0009】 この注出体10は、図2および図3に示すように、注出体10を容器Aに固定 するための台座11が下端部に形成されており、この台座11から筒状の注出口 12が一体的に立上がっていて、注出口12の内側は容器A内に開口している。 注出口12は、その内周に蓋18との係合段部14が設けられており、その外 周には、注出体10を容器Aに仮止めするためのリブ13が、注出口12の補強 を兼ねて、適当箇所に設けられている。
【0010】 注出口12の上端には、薄肉ガイド部23を間に介して、帯状の切取り部15 が環状に一体的に設けられており、切取り部15にはつまみ片16が設けられて いると共に、つまみ片16に近接して切取り部15を上下に横断する薄肉部が設 けられていて、つまみ片16を引っ張って各薄肉部を切断することにより、帯状 の切取り部15が切り離し可能に形成されている。
【0011】 さらに、切取り部15の上端内側には、薄肉ガイド部24を間に介して、蓋1 8が一体的に連設されている。 蓋18は、その天板部の下面から垂下された中栓部19を有し、中栓部19の 下端外周には、注出口12の内周に設けられた係合段部14に係合する係合突起 20が設けられていて、係合突起20の部分において、薄肉ガイド部24を間に 介して、切取り部15と一体的に連設されている。
【0012】 上記のような注出体10は、容器Aの傾斜した上面二片のうちの一片に形成さ れた開口部の下方から蓋18の方から挿入し、台座11の上面と注出口12のリ ブ13とによって容器Aの壁板を挟み込むようにして仮止めした後、台座11を 容器Aの壁板に固定して、容器Aに取り付けられる。 そして、そのように注出体10が取り付けられた容器A内に液体が充填されて 市販されたものを開封する場合には、切取り部15に設けられたつまみ片16を 引っ張って薄肉ガイド部23、24を切断し、切取り部15を帯状に取り除くこ とにより、注出口12と蓋18とは分離され、容器A内の液体は注出口12から 注出することができる。
【0013】 また、開封後再び注出口12を閉鎖する必要がある場合には、図4に示すよう に、分離された蓋18の中栓部19を注出口12内に押し込み、中栓部19の下 端外周の係合突起20と注出口12の内周の係合段部14とを係合させることに より、蓋18の鍔部21を注出口12の上端に密着させることにより、注出口は 閉鎖される。その後の蓋18の開閉操作は、蓋18に設けられたつまみ22によ り行われる。
【0014】 なお、注出体10の開封前に、例えば、注出体10の容器Aへの取付け時に誤 って蓋18が上方から強く押圧される等によって、中栓部19が切取り部15に 対して下方にずれて移動し、それによって薄肉ガイド部24が不用意に切断する 、というようなことを防ぐために、切取り部15上端には、蓋18の鍔部21の 下方に位置する部分に、切取り部15に対して蓋18が下降するのを防ぐための 突起17が設けられている。
【0015】 以上、本考案の一実施例について図1〜図4に基づいて説明したが、つぎに、 本考案の他の実施例について図5〜図7に基づいて説明する。 この実施例は、パック容器Aの傾斜した上面二片のうちの一片に取り付けられ るものであって、図5および図6に示すように、注出体110を容器Aに固定す るための台座111が下端部に形成されており、この台座111から筒状の注出 口112が一体的に立上がっていて、注出口112の内側が容器A内に開口して おり、注出口112の外周にリブ113が設けられており、注出口112の上端 には、薄肉ガイド部123を間に介して、帯状の切取り部115が環状に一体的 に設けられており、切取り部15にはつまみ片116が設けられており、切取り 部115の上端に、薄肉ガイド部124を間に介して、蓋118が一体的に連設 されている、という点においては上記の実施例と同様の構成を有するものである が、蓋118の構造が、その天板部の周辺から垂下されて注出口112の外周面 に被さるように覆う側壁部130を有する王冠形式のキャップであると共に、注 出口112の外周に蓋118との係合突起114が設けられていて、蓋118の 側壁部130の内周面に設けられている突起131と注出口112の外周面に設 けられている係合突起114とが係合するものであり、また、蓋118は、その 側壁部130の下端面において、薄肉ガイド部124を介して、切取り部115 と一体的に連設されている、という点で上記の実施例と具体的な構造が相違する ものである。
【0016】 この図5および図6に示した実施例における注出体110の容器Aへの取付け 、蓋118の開封操作等については、上記の図1〜図4に示した実施例と同様で あり、開封後の注出口112への蓋118の装着状態については、図7に示す通 りである。 以上、本考案を各実施例について図面に基づいて説明したが、本考案はこれに 限定されるものではなく、登録請求の範囲に記載された限りにおいて、種々の実 施態様を有するものであることはいうまでもない。
【0017】
【考案の効果】
本考案による蓋付き注出体は上記のような構成であるので、別途に製造した蓋 をわざわざ装着することなく、単に注出体を容器に固定するだけで、蓋が装着さ れた状態で容器に取り付けられ、使用に際しては、注出体の外周に位置するつま み片を引っ張るだけで容易に開封でき、開封後に注出口を閉鎖する必要がある場 合には、開封操作によって分離された蓋を注出口に嵌合すればよく、嵩張らずコ ンパクトなものを、蓋を含めて一体成形により容易にかつ安価に製造することが できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の蓋付き注出体の一実施例を紙製のパッ
ク容器に取り付けた状態を示す斜視図。
【図2】本考案の蓋付き注出体の一実施例を示す縦断面
図。
【図3】図2に示した一実施例の平面図。
【図4】図2に示した一実施例の開封後に注出口を蓋で
閉鎖した状態を示す縦断面図。
【図5】本考案の蓋付き注出体の他の実施例を示す縦断
面図。
【図6】図5に示した他の実施例の平面図。
【図7】図5に示した他の実施例の開封後に注出口を蓋
で閉鎖した状態を示す縦断面図。
【図8】容器に取り付けられた注出体の従来例を示す縦
断面図。
【符号の説明】
10−注出体 11−台座 12−注出口 15−切取り部 16−つまみ片 17−突起 18−蓋 19−中栓部 21−鍔部 23−切取り用薄肉ガイド部 24−切取り用薄肉ガイド部 130−側壁部

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 台座と、該台座から一体的に立上がって
    容器内に開口する筒状の注出口と、該注出口に嵌合され
    る蓋とを有し、台座が容器に固定されることによって容
    器に取り付けられる注出体において、注出口と蓋とが、
    つまみ片を有する帯状の切取り部と、該切取り部の上下
    に位置する切取り用薄肉ガイド部とを間に介して、一体
    的に形成されていることを特徴とする、蓋付き注出体。
  2. 【請求項2】 蓋が、注出口の内周面に設けられた係合
    部に係合する中栓部を有する形状のものであり、切取り
    部が、その上端内側において、切取り用薄肉ガイド部に
    よって、中栓部の下方と一体的に連結されていると共
    に、中栓部の上端から外方に延びる蓋の鍔部の下方位置
    において、切取り部上端面に、その上端が蓋の鍔部の下
    面に近接する突起が設けられていることを特徴とする、
    請求項1記載の蓋付き注出体。
  3. 【請求項3】 蓋が、注出口の外周面に設けられた係合
    部に係合する側壁部を有する王冠形状のものであり、切
    取り部の上端と蓋の側壁部の下端とが、切取り用薄肉ガ
    イド部によって、一体的に連結されていることを特徴と
    する、請求項1記載の蓋付き注出体。
JP7238192U 1992-10-16 1992-10-16 蓋付き注出体 Pending JPH0637166U (ja)

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JP7238192U JPH0637166U (ja) 1992-10-16 1992-10-16 蓋付き注出体

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