JPH0637117Y2 - 超急曲線施工用シールド掘進機 - Google Patents

超急曲線施工用シールド掘進機

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Publication number
JPH0637117Y2
JPH0637117Y2 JP8517988U JP8517988U JPH0637117Y2 JP H0637117 Y2 JPH0637117 Y2 JP H0637117Y2 JP 8517988 U JP8517988 U JP 8517988U JP 8517988 U JP8517988 U JP 8517988U JP H0637117 Y2 JPH0637117 Y2 JP H0637117Y2
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JP
Japan
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shield
sharp curve
tail
ring
shield machine
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP8517988U
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English (en)
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JPH026792U (ja
Inventor
敏夫 塚本
英和 青木
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Komatsu Ltd
Original Assignee
Komatsu Ltd
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Publication date
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  • Excavating Of Shafts Or Tunnels (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は超急曲線に沿って掘進が可能な超急曲線施工
用シールド掘進機に関する。
〔従来の技術〕
従来シールド本体を2分割または3分割して,各部材の
間を油圧シリンダにより屈折自在とすることにより,急
曲線または超急曲線に沿って掘進が可能なシールド掘進
機がすでに提案されている。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかし従来のシールド本体を3分割した超急曲線施工用
シールド掘進機でも施工曲線の半径Rが15m以下になる
と,後部シールドの後端が地山に干渉して掘進できなく
なることがある。
このため従来では土木的補助工法により地山を余掘して
後部シールドの後端が地山に干渉するのを防止している
が,この方法では多くの時間と労力を必要として作業能
率が悪いと共に,余掘した部分に多量の裏込め材を充填
しなければならないため経費が嵩むなどの不具合があっ
た。
この考案は上記不具合を改善する目的でなされたもの
で,後部シールドの後端が地山と干渉することなく超急
曲線に沿った掘進が可能な超急曲線施工用シールド掘進
機を提供しようとするものである。
〔課題を解決するための手段及び作用〕
この考案は上記目的を達成するために,シールド本体が
2分割または3分割された超急曲線施工用シールド掘進
機において,上記シールド本体の後部シールドとテール
シールの設けられたテールリングの間を分割すると共
に,後部シールドとテールリングの間を連結手段により
屈曲自在に連結したことにより,急曲線施工時や超急曲
線施工時テールリングが地山と接触しても後部シールド
とテールリングの間が屈曲して地山との干渉を防止する
ようにした超急曲線施工用シールド掘進機を提供するも
のである。
〔実施例〕
この考案の一実施例を図面を参照して詳述する。
図において1はシールド本体で,前部シールド2と後部
シールド3に2分割されており,各シールド2,3の間に
設けられた複数本の油圧シリンダ4により屈曲自在とな
っている。
上記前部シールド2の前部には図示しない回転駆動源に
より回転されるカッタヘッド5が設けられいて,このカ
ッタヘッド5により掘削された土砂はカッタヘッド5内
へ取込まれた後,図示しない土砂搬送装置によりシール
ド本体1内を経て後方へ搬出されるようになっている。
一方上記後部シールド3の長さはシールド本体1が掘削
したトンネルの内壁に沿って組立られるセグメント6の
長さとテールシール7が取付けられたテールリング8の
長さにより決定されるが,この考案は従来一体であった
後部シールド3とテールリグ8の間をさらに分割して,
これら後部シールド3とテールリング8の間を連結手段
9により屈曲自在に連結したもので,連結手段9はワイ
ヤなどの線条体10と蛇腹状のシール部材11よりなる。
上記線条体10は後部シールド3の推進力をテールリング
8へ伝えるもので,上記シール部材11の最大伸長時より
短く,かつ常用長さより長く形成されていて,円周方向
に等間隔に複数本配設されていると共に,両端部は後部
シールド3の後端とテールリング8の前端に固着されて
いる。
またシール部材11は合成ゴムのような弾性体により後部
シールド3の内径よりやや大径な蛇腹状に形成されてい
て,一端部は固着具12によりサポートリング13を介して
後部シールド3の後端部内周面に,そして他端側は固着
具12によりサポートリング13を介してテールリング8の
前端側内周面に液密に取付けられている。
なおシール部材11の取付けは第4図に示すようにシール
部材11の両端に予め加硫接合などの手段で固着した取付
けリング14を溶接などの手段で後部シールド3とテール
リング8に固着するようにしてもよい。
次に作用を説明するとシールド本体1が直進する場合
は,前部シールド2と後部シールド3及びテールリング
8の中心が一直線状となって連結手段9の各線条体10は
緊張された状態にあり,後部シールド3の推進力をテー
ルリング8へ伝える。
またシールド本体1が急曲線施工や超急曲線施工に移行
すると,前後シールド2,3の間が油圧シリンダ4により
曲線に沿って屈曲されると共に,テールリング8の後端
がA点で地山に接触するとその反力で後部シールド3と
テールリング8の間が第1図に示すように屈曲されて地
山との干渉を防止する。
これによってテールリング8と干渉する部分の地山を余
掘することなく急曲線または超急曲線に沿ってシールド
本体1を掘進させることができるようになる。
〔考案の効果〕
この考案は以上詳述したように,後部シールドと,テー
ルシールの設けられたテールリングの間を分割して両者
の間を連結手段により屈曲自在に連結したことから,急
曲線施工時や超急曲線施工時テールリングが地山に接触
しても,急曲線や超急曲線に沿ってテールリングが屈曲
されるため,地山との干渉で掘進が困難となる虞れがな
い。
また土木的補助工法で地山を余掘する必要がないことか
ら,余掘に必要な時間と労力が節減できると共に,余掘
部分に多量の裏込め材を充填する必要もないため経済的
である。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案の一実施例を示し,第1図はシールド掘
進機の断面図,第2図は第1図II円内の拡大図,第3図
は第1図III方向からの拡大矢視図,第4図はシール部
材の取付の他の実施例を示す。 1…シールド本体,3…後部シールド, 7…テールシール,8…テールリング, 9…連結手段,10…線条体, 11…シール部材,14…取付けリング。

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】シールド本体1が2分割または3分割され
    た超急曲線施工用シールド掘進機において,上記シール
    ド本体1の後部シールド3と,テールシール7の設けら
    れたテールリング8の間を分割すると共に,後部シール
    ド3とテールリング8の間を連結手段9により屈曲自在
    に連結してなる超急曲線施工用シールド掘進機。
  2. 【請求項2】上記連結手段9を後部シールド3とテール
    リング8に両端が固定された複数本の線条体10と蛇腹状
    のシール部材11により形成してなる請求項1記載のシー
    ルド掘進機。
  3. 【請求項3】上記シールド部材11の両端に予め加硫接合
    などの手段で取付けリング14を接着し,この取付けリン
    グ14を後部シールド3及びテールリング8にそれぞれ取
    付けるようにしてなる請求項1記載のシールド掘進機。
JP8517988U 1988-06-29 1988-06-29 超急曲線施工用シールド掘進機 Expired - Lifetime JPH0637117Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP8517988U JPH0637117Y2 (ja) 1988-06-29 1988-06-29 超急曲線施工用シールド掘進機

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JP8517988U JPH0637117Y2 (ja) 1988-06-29 1988-06-29 超急曲線施工用シールド掘進機

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Publication Number Publication Date
JPH026792U JPH026792U (ja) 1990-01-17
JPH0637117Y2 true JPH0637117Y2 (ja) 1994-09-28

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ID=31309854

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JP8517988U Expired - Lifetime JPH0637117Y2 (ja) 1988-06-29 1988-06-29 超急曲線施工用シールド掘進機

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0735913Y2 (ja) * 1989-10-17 1995-08-16 株式会社間組 シールド機のテール構造

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Publication number Publication date
JPH026792U (ja) 1990-01-17

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