JPH05311993A - トンネル掘削機のテールシール装置 - Google Patents

トンネル掘削機のテールシール装置

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JPH05311993A
JPH05311993A JP4121849A JP12184992A JPH05311993A JP H05311993 A JPH05311993 A JP H05311993A JP 4121849 A JP4121849 A JP 4121849A JP 12184992 A JP12184992 A JP 12184992A JP H05311993 A JPH05311993 A JP H05311993A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wire brush
wire
tail shield
cylinder
tail
Prior art date
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Pending
Application number
JP4121849A
Other languages
English (en)
Inventor
Norio Mitani
典夫 三谷
Takeshi Imamura
剛士 今村
Katsuji Shikimi
勝二 式見
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Komatsu Ltd
Original Assignee
Komatsu Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Komatsu Ltd filed Critical Komatsu Ltd
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Publication of JPH05311993A publication Critical patent/JPH05311993A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Lining And Supports For Tunnels (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ワイヤブラシの数を多くしても急曲掘進時に
セグメントと干渉しないようにする。 【構成】 テールシールド16の後端部内面にワイヤブ
ラシ支持筒体22の一端部を径方向と相対向した一対の
連結ピン27,27とホルダで屈曲可能に連結する。こ
のワイヤブラシ支持筒体22の内周面にセグメント24
の外周面24aに接触するワイヤブラシ23を長手方向
に間隔を置いて取付ける。前記テールシールド16とワ
イヤブラシ支持筒体22とに亘って複数のシリンダ30
を前記連結ピン27を境として左右対称に円周方向に沿
って配設する。連結ピン27を境として左側のシリンダ
と右側のシリンダの伸長室相互及び縮小室相互をそれぞ
れ連通してワイヤブラシ支持筒体22に連結ピン27回
りの外力が作用した時にワイヤブラシ支持筒体22が連
結ピン27を中心として屈曲するようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、トンネル掘削機の後部
に設けられたテールシールドと掘削したトンネル内に取
付けたセグメントとの間を止水するテールシール装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】トンネル掘削機によるトンネル掘削工法
としては掘削したトンネル内にセグメントを順次取付け
る工法があり、この場合にトンネル掘削機とセグメント
との間から地山の水がトンネル内に侵入することがある
ので、トンネル掘削機の後部にテールシールドを取付
け、このテールシールドとセグメントとの間をシール部
材でシールして止水するテールシール装置が用いられて
いる。例えば、図1に示すようにテールシールド1にワ
イヤブラシ2を複数取付け、隣接するワイヤブラシ2と
セグメント3の間にグリース4を封入したワイヤブラシ
式のテールシール装置が知られている。
【0003】前述のテールシール装置は加圧グリース圧
と地山の水圧(土圧)とを対抗させて止水するものであ
り、その加圧グリース圧をある値以上とするとワイヤブ
ラシ2とセグメント3との間からトンネル内部にグリス
が洩れるから、そのグリース圧はある値以上にできない
ので地山の水圧が高水圧になる程ワイヤブラシ2の数を
多くしてグリース4の段数を多くし高水圧に対抗させる
必要がある。このために高水圧下の地山で稼動するトン
ネル掘削機の場合には図2に示すようにワイヤブラシ2
の数が多くなってテールシール装置の全長Lが長くな
り、急曲線施工等や方向修正操作時等に既設セグメント
3とトンネル掘削機6が大きく弯曲変位した場合に既設
セグメント3とテールシールド1が干渉してトンネル施
工性、運転制御性が劣る。
【0004】そこで、本発明は前述の課題を解決できる
ようにしたトンネル掘削機のテールシール装置を提供す
ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】トンネル掘削機の後部に
テールシールド16を設け、このテールシールド16の
後端部内に、リング状のワイヤブラシ23を長手方向に
間隔を置いて複数備えたワイヤブラシ支持筒体22を屈
曲自在に連結し、前記ワイヤブラシ支持筒体22とワイ
ヤブラシ23とセグメント24との間にグリースを封入
し成るトンネル掘削機のテールシール装置。
【0006】
【作 用】急曲掘進時にはワイヤブラシ23とセグメ
ント24が弯曲変位してそのワイヤブラシ23のセグメ
ント24外周面24aへの接触力が急曲掘進中心を境と
して一方が大で、他方が小となるから、ワイヤブラシ支
持筒体22は急曲掘進方向に屈曲してセグメント24が
干渉することがなく、ワイヤブラシ23の数を多くして
高水圧の地山で稼動できるようにしても急曲掘進時にワ
イヤブラシ支持筒体22とセグメント24が干渉するこ
とがないので、高水圧の地山で急曲掘進することが可能
となる。
【0007】
【実 施 例】図3に示すように、カッタヘッド10を
備えた前部本体11と中間部本体12が前部スラストシ
リンダ13で揺動自在に連結され、中間部本体12に後
部本体14が中間部スラストシリンダ15で揺動自在に
連結され、後部本体14の後方にテールシールド16が
設けられ、各本体間及び後部本体14とテールシールド
16間にフレキシブルなカバー17が設けてあり、各本
体にグリッパ18が出入り可能に取付けられ、前記後部
本体14とテールシールド16とに亘って、テールシー
ルドスラストシリンダ19が連結されて急曲掘進可能な
トンネル掘削機を構成している。前記テールシールド1
6は図4に示すように筒状となり、その後端部内周面2
0にはリング状の凹部21が形成されていると共に、ワ
イヤブラシ支持筒体22の一端部が首振り可能に嵌挿さ
れ、このワイヤブラシ支持筒体22のテールシールド1
6より後方に突出した他端部の内周面22aにリング状
のワイヤブラシ23が長手方向に間隔を置いて複数取付
けてあり、図5に示すようにこのワイヤブラシ23がセ
グメント24の外周面24aに接して環状の空間25を
構成し、この空間25にグリース26が封入されてテー
ルシール装置を構成している。
【0008】前記ワイヤブラシ支持筒体22の一端部は
図4、図6に示すように径方向に相対向した一対の連結
ピン27とホルダ28で屈曲可能に連結され、かつリン
グ状のシール材29でシールしてある。前記連結ピン2
7はワイヤブラシ支持筒体22に嵌合して取付けられ、
ホルダ28はテールシールド16のリング状の凹部21
の後端部に固着してあり、このホルダ28の凹部28a
に連結ピン27が嵌まり込んでいる。なお、ホルダ28
の凹部28aは連結ピン27より若干大きくなって両者
間にはガタがある。前記リング状のシール材29はテー
ルシールド16の後端内周面に形成した環状凹部16a
に装着され、そのシール材29がワイヤブラシ支持筒体
22の外周面22bに接してシールしている。
【0009】図7に示すように、テールシールド16と
ワイヤブラシ支持筒体22とに亘って複数のシリンダ3
0が前記一対の連結ピン27を境として左右対称にテー
ルシールド16の内周に沿って配置してある。すなわ
ち、図5に示すように前記シリンダ30のピストン杆3
1が自在継手32を介してテールシールド16の内周面
に連結され、シリンダチューブ33の取付片34がワイ
ヤブラシ支持筒体22にピン35で取付けたブラケット
36にピン37とボール38を介して連結してある。前
記シリンダ30における連結ピン27を境として左側の
シリンダ30Lと右側のシリンダ30Rは図8に示すよ
うに、その各伸長室30a相互と縮小室30b相互がゴ
ムホース等の配管39でそれぞれ連通してあり、例えば
図9に示すように一方のシリンダ30Lが伸長すると他
方のシリンダ30Rが縮小するようにしてあり、これに
より屈曲油圧駆動装置を構成している。
【0010】次に作動を説明する。直線掘進の場合には
テールシールド16とセグメント24が一直線状となっ
てワイヤブラシ23はセグメント24の外周面24aに
周方向に亘って均一な力で接触するからワイヤブラシ支
持筒体22には掘進方向に対して直交する方向の外力が
何ら作用しない。このために、各シリンダ30には均等
な外力が作用して左右シリンダ30L、30Rの縮小室
30b,30bの圧力が等しくなって各シリンダ30は
伸長せずにテールシールド16によってワイヤブラシ支
持筒体22を外力、例えば地山の水圧によるワイヤブラ
シ23とセグメント24の外周面24aとの摩擦抵抗に
抗してけん引することができる。
【0011】急曲掘進する場合には図4に示すようにテ
ールシールド16、ワイヤブラシ支持筒体22に対して
セグメント24が弯曲変位し、ワイヤブラシ23とセグ
メント24の外周面24aとの接触力は連結ピン27を
境として一方側が大で他方側が小となる。例えば、右側
が大で左側が小となればワイヤブラシ支持筒体22には
掘進方向に対して直交する方向の外力、つまり連結ピン
27を中心として左側向きの外力が作用する。これによ
り、右側のシリンダ30Rには伸長方向の力で作用し、
左側のシリンダ30Lには縮小方向の外力が作用して図
9に示すように右側のシリンダ30Rが伸長し、左側の
シリンダ30Lが縮小するから、ワイヤブラシ支持筒体
22は連結ピン27を中心として左側に屈曲してワイヤ
ブラシ支持筒体22がセグメント24に干渉することを
防止する。
【0012】
【発明の効果】急曲掘進時にはワイヤブラシ23とセグ
メント24が弯曲変位してそのワイヤブラシ23のセグ
メント24外周面24aへの接触力が急曲掘進中心を境
として一方が大で、他方が小となるから、ワイヤブラシ
支持筒体22は自在に屈曲してセグメント24が干渉す
ることがなく、ワイヤブラシ23の数を多くして高水圧
の地山で稼動できるようにしても急曲掘進時にワイヤブ
ラシ支持筒体22とセグメント24が干渉することがな
いので、高水圧の地山で急曲掘進することが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来例の断面図である。
【図2】従来例の不具合説明図である。
【図3】本発明の実施例を示す全体断面図である。
【図4】テールシールド部分の断面図である。
【図5】図4のA部拡大図である。
【図6】図4のB−B断面図である。
【図7】シリンダの配列を示す正面図である
【図8】シリンダの伸長室と縮小室の連通説明図であ
る。
【図9】シリンダの伸長作動説明図である。
【符号の説明】
1…テールシールド、22…ワイヤブラシ支持筒体、2
3…ワイヤブラシ、24…セグメント、24a…外周
面、27…連結ピン、28…ホルダ、30…シリンダ、
30a…伸長室、30b…縮小室。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トンネル掘削機の後部にテールシールド
    16を設け、このテールシールド16の後端部内に、リ
    ング状のワイヤブラシ23を長手方向に間隔を置いて複
    数備えたワイヤブラシ支持筒体22を屈曲自在に連結
    し、前記ワイヤブラシ支持筒体22とワイヤブラシ23
    とセグメント24との間にグリースを封入し成るトンネ
    ル掘削機のテールシール装置。
  2. 【請求項2】 前記テールシールド16とワイヤブラシ
    支持筒体22に亘って屈曲油圧駆動装置を設けた請求項
    1記載のトンネル掘削機のテールシール装置。
  3. 【請求項3】 テールシールド16とワイヤブラシ支持
    筒体22とに亘って複数のシリンダ30を、その屈曲中
    心を境として左右対称に連結し、その首振り中心を境と
    して左側のシリンダ30Lと右側のシリンダ30Rの伸
    長室30a相互と縮小室30b相互をそれぞれ連通して
    前記屈曲油圧駆動装置として成る請求項1記載のトンネ
    ル掘削機のテールシール装置。
JP4121849A 1992-05-14 1992-05-14 トンネル掘削機のテールシール装置 Pending JPH05311993A (ja)

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JP4121849A JPH05311993A (ja) 1992-05-14 1992-05-14 トンネル掘削機のテールシール装置

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JPH05311993A true JPH05311993A (ja) 1993-11-22

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