JPH0637031Y2 - プロテクタモ−ルの取付装置 - Google Patents
プロテクタモ−ルの取付装置Info
- Publication number
- JPH0637031Y2 JPH0637031Y2 JP1986064667U JP6466786U JPH0637031Y2 JP H0637031 Y2 JPH0637031 Y2 JP H0637031Y2 JP 1986064667 U JP1986064667 U JP 1986064667U JP 6466786 U JP6466786 U JP 6466786U JP H0637031 Y2 JPH0637031 Y2 JP H0637031Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- protector
- vehicle body
- line
- pallet
- protector molding
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Automobile Manufacture Line, Endless Track Vehicle, Trailer (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は自動車の組立ラインに設けられるプロテクタモ
ールの取付装置に関する。
ールの取付装置に関する。
(従来の技術) 近年、自動車においては、デザイン上の目的で、或いは
障害物との接触に対して車体を保護する等の目的で、車
体の両側面下方に前後方向に延びるプロテクタモールを
装着することが広く行われている。このプロテクタモー
ルは、合成樹脂で形成されると共に、自動車の組立ライ
ンにおいて車体に両面接着テープを用いて貼付けられる
のであるが、車体への装着前においては、必ずしも該車
体の形状に対応した形状とはなっておらず、不規則に曲
ったり捩れたりした状態にあるのが通例である。そのた
め、特に冬季等の外気温が低いために該プロテクタモー
ルが硬くなっている場合には、車体側面に沿うように形
状を修正しながら貼付けようとしても、車体に対するな
じみが悪く、良好に装着できないという問題がある。
障害物との接触に対して車体を保護する等の目的で、車
体の両側面下方に前後方向に延びるプロテクタモールを
装着することが広く行われている。このプロテクタモー
ルは、合成樹脂で形成されると共に、自動車の組立ライ
ンにおいて車体に両面接着テープを用いて貼付けられる
のであるが、車体への装着前においては、必ずしも該車
体の形状に対応した形状とはなっておらず、不規則に曲
ったり捩れたりした状態にあるのが通例である。そのた
め、特に冬季等の外気温が低いために該プロテクタモー
ルが硬くなっている場合には、車体側面に沿うように形
状を修正しながら貼付けようとしても、車体に対するな
じみが悪く、良好に装着できないという問題がある。
そこで、従来においては、組立ラインにおけるプロテク
タモール取付ステーションの近傍に設けられた該モール
の収納部に加熱手段を設け、収納状態にあるプロテクタ
モールを例えば15℃以上に予熱して柔軟な状態に維持し
ておくようにしている。
タモール取付ステーションの近傍に設けられた該モール
の収納部に加熱手段を設け、収納状態にあるプロテクタ
モールを例えば15℃以上に予熱して柔軟な状態に維持し
ておくようにしている。
また、このプロテクタモールと車体とのなじみを良く
し、且つ両面接着テープの良好な接着性を確保するため
には、上記のようにプロテクタモールを加熱するだけで
は不十分で、車体の温度も例えば15℃以上の温度である
ことが必要であり、そこで組立ラインにおけるプロテク
タモール取付ステーションの上流部に、上記プロテクタ
モール加熱用の加熱手段とは別に、車体を加熱するため
の加熱手段を設けていた。
し、且つ両面接着テープの良好な接着性を確保するため
には、上記のようにプロテクタモールを加熱するだけで
は不十分で、車体の温度も例えば15℃以上の温度である
ことが必要であり、そこで組立ラインにおけるプロテク
タモール取付ステーションの上流部に、上記プロテクタ
モール加熱用の加熱手段とは別に、車体を加熱するため
の加熱手段を設けていた。
(考案が解決しようとする問題点) しかるに、プロテクタモールをその収納部で加熱する場
合、該収納部はプロテクタモールを常時出し入れする場
合であって周囲に対して開放しておかなければならない
から、加熱効率が極めて悪く、また組立ラインを流れる
車体の仕様等との関係で収納部に長時間滞在するプロテ
クタモールについては加熱時間が徒らに長くなり、この
点でも加熱効率が悪化するのである。
合、該収納部はプロテクタモールを常時出し入れする場
合であって周囲に対して開放しておかなければならない
から、加熱効率が極めて悪く、また組立ラインを流れる
車体の仕様等との関係で収納部に長時間滞在するプロテ
クタモールについては加熱時間が徒らに長くなり、この
点でも加熱効率が悪化するのである。
そして、このようなプロテクタモールの加熱とは別に車
体に対する加熱も行われるので、プロテクタモールの取
付けに要する加熱エネルギーが著しく大きなものとなる
のである。
体に対する加熱も行われるので、プロテクタモールの取
付けに要する加熱エネルギーが著しく大きなものとなる
のである。
(問題点を解決するための手段) 本考案は自動車の組立ラインにおける合成樹脂製のプロ
テクタモールの取付けに関する上記のような実情に対処
して、車体及びプロテクタモールの加熱に要するエネル
ギーを低減することを目的とするものであり、この目的
達成のため次のように構成したことを特徴とする。
テクタモールの取付けに関する上記のような実情に対処
して、車体及びプロテクタモールの加熱に要するエネル
ギーを低減することを目的とするものであり、この目的
達成のため次のように構成したことを特徴とする。
即ち、本考案に係るプロテクタモールの取付装置は、プ
ロテクタモールの収納部から組立ラインにおけるプロテ
クタモール取付ステーションに該モールを搬送する搬送
手段を備えると共に、この搬送手段を上記組立ラインに
おけるプロテクタモール取付ステーションの上流部側方
を並行して通過するように配設し、且つ該搬送手段にお
ける上記組立ラインとの並行部に、該搬送手段が内部を
通過することにより該手段によって搬送されている車体
への取付け前のプロテクタモールを加熱するように構成
された加熱器を配置する。そして、この加熱器に、上記
組立ライン上のプロテクタモール取付け前の車体に温風
を吹き付ける温風吹き出し口を設けたことを特徴とす
る。
ロテクタモールの収納部から組立ラインにおけるプロテ
クタモール取付ステーションに該モールを搬送する搬送
手段を備えると共に、この搬送手段を上記組立ラインに
おけるプロテクタモール取付ステーションの上流部側方
を並行して通過するように配設し、且つ該搬送手段にお
ける上記組立ラインとの並行部に、該搬送手段が内部を
通過することにより該手段によって搬送されている車体
への取付け前のプロテクタモールを加熱するように構成
された加熱器を配置する。そして、この加熱器に、上記
組立ライン上のプロテクタモール取付け前の車体に温風
を吹き付ける温風吹き出し口を設けたことを特徴とす
る。
(作用) 上記の構成によれば、収納部から取出されて搬送手段に
より取付ステーションへ移送されるプロテクタモール、
即ち次に車体に取付けられるプロテクタモールのみがそ
の取付け前に加熱器によって加熱されることになり、ま
た、プロテクタモールはこの加熱器の内部を通過させる
だけでよいから、該加熱器の内部を周囲に対して略閉鎖
することができ、従ってプロテクタモールが効率良く加
熱されることになる。そして、この加熱器は組立ライン
上におけるプロテクタモール取付け前の車体に温風を吹
き付けるので、該車体に対する加熱も同時に行われるこ
とになる。
より取付ステーションへ移送されるプロテクタモール、
即ち次に車体に取付けられるプロテクタモールのみがそ
の取付け前に加熱器によって加熱されることになり、ま
た、プロテクタモールはこの加熱器の内部を通過させる
だけでよいから、該加熱器の内部を周囲に対して略閉鎖
することができ、従ってプロテクタモールが効率良く加
熱されることになる。そして、この加熱器は組立ライン
上におけるプロテクタモール取付け前の車体に温風を吹
き付けるので、該車体に対する加熱も同時に行われるこ
とになる。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基いて説明する。
先ず、第1図により本実施例に係るプロテクタモール取
付装置が備えられた自動車の組立ラインの全体配置構成
について説明すると、この組立ライン1は、車体Aの右
側の車輪A′,A′が載置されてこれを前方へ駆動するス
ラットコンベア1aと、該コンベア1aに並行に配設されて
車体Aの左側の車輪A″,A″を案内するガイドレール1b
とで構成されていると共に、この組立ライン1の所定位
置にはプロテクタモール取付ステーション(以下、単に
取付ステーションという)Xが設けられている。この取
付ステーションXは、ライン1の左右両側に設けられて
作業者B1,B2が夫々配置されたピット21,22によって構成
されていると共に、これらのピット21,22には、車体A
に取付けるべきプロテクタモールをライン1に沿って自
由に移動させるためのローラコンベア3,3と、上記作業
者B1,B2によって車体Aの側面に取付けられたプロテク
タモールを完全に接着するための自動圧着機4,4とが備
えられている。ここで、この圧着機4は、第2図に示す
ように、架台4aに支持されたシリンダ4bにより押付けロ
ーラ4cを車体Aの側面に押付けるように構成されたもの
である。
付装置が備えられた自動車の組立ラインの全体配置構成
について説明すると、この組立ライン1は、車体Aの右
側の車輪A′,A′が載置されてこれを前方へ駆動するス
ラットコンベア1aと、該コンベア1aに並行に配設されて
車体Aの左側の車輪A″,A″を案内するガイドレール1b
とで構成されていると共に、この組立ライン1の所定位
置にはプロテクタモール取付ステーション(以下、単に
取付ステーションという)Xが設けられている。この取
付ステーションXは、ライン1の左右両側に設けられて
作業者B1,B2が夫々配置されたピット21,22によって構成
されていると共に、これらのピット21,22には、車体A
に取付けるべきプロテクタモールをライン1に沿って自
由に移動させるためのローラコンベア3,3と、上記作業
者B1,B2によって車体Aの側面に取付けられたプロテク
タモールを完全に接着するための自動圧着機4,4とが備
えられている。ここで、この圧着機4は、第2図に示す
ように、架台4aに支持されたシリンダ4bにより押付けロ
ーラ4cを車体Aの側面に押付けるように構成されたもの
である。
一方、組立ライン1における取付ステーションXの上流
側にはプロテクタモール取付装置10が配備されている。
この取付装置10は、ライン1の一側方(進行方向に向っ
て左側)に配置されて各プロテクタモールを仕様別に収
納した収納棚20と、該収納棚20から作業者Cにより取出
されたプロテクタモールを上記取付ステーションXにお
ける左右のピット21,22に搬送する搬送装置30と、該搬
送装置30による搬送経路の途中であってライン1の左右
両側の位置に夫々配置された一対の加熱器601,602とを
主たる構成メンバーとして構成されている。ここで、第
3図に示すように、プロテクタモールD…Dは作業者C
が配置された作業エリアYにおいて車体Aの片側1台分
を1組としてパレットEに積込まれ、この状態で搬送装
置30により左右のピット21,22に搬送されると共に、空
のパレットEが同じく搬送装置30により上記作業エリア
Yに回収されるようになっている。また、各プロテクタ
モールDは合成樹脂で形成されていると共に、第4図に
示すように裏面に両面接着テープD′がその一方の接着
面によって予め接着されている。
側にはプロテクタモール取付装置10が配備されている。
この取付装置10は、ライン1の一側方(進行方向に向っ
て左側)に配置されて各プロテクタモールを仕様別に収
納した収納棚20と、該収納棚20から作業者Cにより取出
されたプロテクタモールを上記取付ステーションXにお
ける左右のピット21,22に搬送する搬送装置30と、該搬
送装置30による搬送経路の途中であってライン1の左右
両側の位置に夫々配置された一対の加熱器601,602とを
主たる構成メンバーとして構成されている。ここで、第
3図に示すように、プロテクタモールD…Dは作業者C
が配置された作業エリアYにおいて車体Aの片側1台分
を1組としてパレットEに積込まれ、この状態で搬送装
置30により左右のピット21,22に搬送されると共に、空
のパレットEが同じく搬送装置30により上記作業エリア
Yに回収されるようになっている。また、各プロテクタ
モールDは合成樹脂で形成されていると共に、第4図に
示すように裏面に両面接着テープD′がその一方の接着
面によって予め接着されている。
次に、第5〜11図により上記搬送装置30の具体的構成に
ついて説明すると、該装置30は、上記作業エリアYにお
ける収納棚20に沿って配設されたローラコンベアでなる
左側用及び右側用の準備台31,32を有し、作業者Cがこ
れらの準備台31,32上で収納棚20から取出した各1組の
車体左側用及び右側用のプロテクタモールD…D,D…D
をパレットE,Eに積込むようになっている。そして、こ
の搬送装置30には、上記左側用準備台31から取付ステー
ションXにおける左側のピット21に至る左側用プロテク
タモール供給経路Iと、該ピット21から作業エリアYに
至る左側用パレット回収経路I′と、右側用準備台32か
ら右側のピット22に至る右側用プロテクタモール供給経
路IIと、該ピット22から作業エリアYに至る右側用パレ
ット回収経路II′とが設けられている。
ついて説明すると、該装置30は、上記作業エリアYにお
ける収納棚20に沿って配設されたローラコンベアでなる
左側用及び右側用の準備台31,32を有し、作業者Cがこ
れらの準備台31,32上で収納棚20から取出した各1組の
車体左側用及び右側用のプロテクタモールD…D,D…D
をパレットE,Eに積込むようになっている。そして、こ
の搬送装置30には、上記左側用準備台31から取付ステー
ションXにおける左側のピット21に至る左側用プロテク
タモール供給経路Iと、該ピット21から作業エリアYに
至る左側用パレット回収経路I′と、右側用準備台32か
ら右側のピット22に至る右側用プロテクタモール供給経
路IIと、該ピット22から作業エリアYに至る右側用パレ
ット回収経路II′とが設けられている。
上記左側用プロテクタモール供給経路Iは、第5,6図に
示すように作業者CによってプロテクタモールD…Dが
積込まれたパレットEが載置されるエレベータ33と、該
エレベータ33と同一直線上前方に配置された左側用供給
シュート34とで構成されている。ここで、エレベータ33
は、下端をフロアに枢着されたアーム33a,33bの上端に
ローラコンベア33cを取付けると共に、一方のアーム33a
をシリンダ33dによりリンク33e,33fを介して前方に傾動
させることにより、上記ローラコンベア33cを実線で示
す上方位置から鎖線で示す下方位置へ移動させるように
構成されている。そして、作業者Cが上方位置にあるロ
ーラコンベア33c上にパレットEを載置した後、該コン
ベア33cを下方位置へ移動させれば、該コンベア33cが若
干前下りに傾斜することによりパレットEが上記供給シ
ュート34に受け渡されるようになっている。また、この
供給シュート34も、ローラコンベア34aで構成されてい
ると共に、若干前下りに傾斜した状態に固定されてお
り、上記エレベータ33から受け渡されたパレットEを自
重でピット21まで移送するようになっている。
示すように作業者CによってプロテクタモールD…Dが
積込まれたパレットEが載置されるエレベータ33と、該
エレベータ33と同一直線上前方に配置された左側用供給
シュート34とで構成されている。ここで、エレベータ33
は、下端をフロアに枢着されたアーム33a,33bの上端に
ローラコンベア33cを取付けると共に、一方のアーム33a
をシリンダ33dによりリンク33e,33fを介して前方に傾動
させることにより、上記ローラコンベア33cを実線で示
す上方位置から鎖線で示す下方位置へ移動させるように
構成されている。そして、作業者Cが上方位置にあるロ
ーラコンベア33c上にパレットEを載置した後、該コン
ベア33cを下方位置へ移動させれば、該コンベア33cが若
干前下りに傾斜することによりパレットEが上記供給シ
ュート34に受け渡されるようになっている。また、この
供給シュート34も、ローラコンベア34aで構成されてい
ると共に、若干前下りに傾斜した状態に固定されてお
り、上記エレベータ33から受け渡されたパレットEを自
重でピット21まで移送するようになっている。
そして、特にこの左側用供給シュート34は、第5図に示
すようにライン1における取付ステーションXの直上流
側に設けられた加熱ステーションZの左側方をライン1
に沿って配設されていると共に、該加熱ステーションZ
の側方位置に配置された左側用加熱器601内を貫通する
ようになっている。
すようにライン1における取付ステーションXの直上流
側に設けられた加熱ステーションZの左側方をライン1
に沿って配設されていると共に、該加熱ステーションZ
の側方位置に配置された左側用加熱器601内を貫通する
ようになっている。
また、左側用パレット回収経路I′は、第7図に示すよ
うに一本の長いローラコンベア35aでなる回収シュート3
5によって構成されている。このシュート35は、ピット2
1側の端部がフロアに立設された支脚35bの上端に回転自
在に枢着されて、作業エリアY側の端部が上下に揺動自
在とされ、シリンダ35cによりレバー35dを介してアーム
35eを後方に起立させた時に、実線で示す前下りに傾斜
した状態から鎖線で示す前上りに傾斜した状態に揺動す
るようになっている。そして、前下りの状態でピット21
側の端部に空のパレットEを載置すると、該パレットE
が自重で作業エリアY側の端部まで移送されてストッパ
36に受止められると共に、この状態で前上りに揺動させ
れば、上記空パレットEが作業エリアYの作業者Cによ
る回収作業に適した高さに持ち上げられるようになって
いる。尚、その場合に、パレットEがピット21側に逆流
しないように、該コンベア35aには逆流防止爪35fが備え
られている。
うに一本の長いローラコンベア35aでなる回収シュート3
5によって構成されている。このシュート35は、ピット2
1側の端部がフロアに立設された支脚35bの上端に回転自
在に枢着されて、作業エリアY側の端部が上下に揺動自
在とされ、シリンダ35cによりレバー35dを介してアーム
35eを後方に起立させた時に、実線で示す前下りに傾斜
した状態から鎖線で示す前上りに傾斜した状態に揺動す
るようになっている。そして、前下りの状態でピット21
側の端部に空のパレットEを載置すると、該パレットE
が自重で作業エリアY側の端部まで移送されてストッパ
36に受止められると共に、この状態で前上りに揺動させ
れば、上記空パレットEが作業エリアYの作業者Cによ
る回収作業に適した高さに持ち上げられるようになって
いる。尚、その場合に、パレットEがピット21側に逆流
しないように、該コンベア35aには逆流防止爪35fが備え
られている。
次に、右側用プロテクタモール供給経路IIは、第5図及
び第8,9図に示すように、右側用準備台32の一端に連設
された中間コンベア37と、該コンベア37に連設された第
1中継台38と、ライン1を挟んでこれらの反対側(右
側)に配置された第2中継台39と、該第2中継台39に連
設された右側用供給シュート40とで構成されていると共
に、ライン1の左右両側に位置する第1,第2中継台38,3
9間は、該ライン1を跨ぐ門型の搬送機50(第11図参
照)によって接続されるようになっている。上記中間コ
ンベア37は、架台37aと該架台37a上に支持されたローラ
コンベア37bとで構成されていると共に、該ローラコン
ベア37bの後部が架台37aに枢着されて前部がシリンダ37
cにより下方に傾動可能とされている。そして、図に示
す水平姿勢で準備台32から送り込まれるパレットEを受
け取った後、上記シリンダ37cにより前下りの姿勢に傾
斜されてパレットEを自重で第1中継台38上に受け渡す
ようになっている。また、この第1中継台38も、架台38
a上にローラコンベア38bを支持させた構成とされている
と共に、前下りに傾斜されてパレットEを自重で下流側
端部まで移動させるようになっている。そして、該コン
ベア38bの下流端部にはパレットEの移動を所定位置で
規制するストッパ38cが設けられていると共に、このコ
ンベア38bの中間部には2箇所の切欠き部38d,38dが設け
られている。これらの切欠き部38d,38dは、後述する搬
送機50におけるフック部材53bの2本のアーム部をコン
ベア38bの搬送面より下方に位置させるためのものであ
って、該アーム部が搬送面より下方に位置する状態で該
コンベア38b上にパレットEが送り込まれ、この状態で
フック部材53bが上動することにより、パレットEが該
フック部材53b上に移載されて上方に持ち上げられるよ
うになっている。
び第8,9図に示すように、右側用準備台32の一端に連設
された中間コンベア37と、該コンベア37に連設された第
1中継台38と、ライン1を挟んでこれらの反対側(右
側)に配置された第2中継台39と、該第2中継台39に連
設された右側用供給シュート40とで構成されていると共
に、ライン1の左右両側に位置する第1,第2中継台38,3
9間は、該ライン1を跨ぐ門型の搬送機50(第11図参
照)によって接続されるようになっている。上記中間コ
ンベア37は、架台37aと該架台37a上に支持されたローラ
コンベア37bとで構成されていると共に、該ローラコン
ベア37bの後部が架台37aに枢着されて前部がシリンダ37
cにより下方に傾動可能とされている。そして、図に示
す水平姿勢で準備台32から送り込まれるパレットEを受
け取った後、上記シリンダ37cにより前下りの姿勢に傾
斜されてパレットEを自重で第1中継台38上に受け渡す
ようになっている。また、この第1中継台38も、架台38
a上にローラコンベア38bを支持させた構成とされている
と共に、前下りに傾斜されてパレットEを自重で下流側
端部まで移動させるようになっている。そして、該コン
ベア38bの下流端部にはパレットEの移動を所定位置で
規制するストッパ38cが設けられていると共に、このコ
ンベア38bの中間部には2箇所の切欠き部38d,38dが設け
られている。これらの切欠き部38d,38dは、後述する搬
送機50におけるフック部材53bの2本のアーム部をコン
ベア38bの搬送面より下方に位置させるためのものであ
って、該アーム部が搬送面より下方に位置する状態で該
コンベア38b上にパレットEが送り込まれ、この状態で
フック部材53bが上動することにより、パレットEが該
フック部材53b上に移載されて上方に持ち上げられるよ
うになっている。
また、この右側用プロテクタモール供給経路IIにおける
ライン1の右側に配置された第2中継台39も、第9図に
示すように架台39a上にローラコンベア39bを前下りの傾
斜状態で配置すると共に、該コンベア39bの中間部に2
箇所の切欠き部39c,39cを設けた構成で、パレットEを
保持したフック部材のアーム部がこれらの切欠き部39c,
39c内に突入することにより、パレットEがローラコン
ベア39b上に受け渡されるようになっている。そして、
該コンベア39b上に受け渡されたパレットEは自重で供
給シュート40側に送り込まれるようになっている。この
供給シュート40も前下りに傾斜したローラコンベア40a
によって構成され、第2中継台39から受け渡されたパレ
ットEを自重でピット22まで移動させるようになってい
る。そして、この供給シュート40は、上記左側用供給シ
ュート34と同様に、ライン1における加熱ステーション
Zの右側方に該ライン1に沿って配設されていると共
に、該加熱ステーションZの側方位置に設置された右側
用加熱器602内を貫通するようになっている。
ライン1の右側に配置された第2中継台39も、第9図に
示すように架台39a上にローラコンベア39bを前下りの傾
斜状態で配置すると共に、該コンベア39bの中間部に2
箇所の切欠き部39c,39cを設けた構成で、パレットEを
保持したフック部材のアーム部がこれらの切欠き部39c,
39c内に突入することにより、パレットEがローラコン
ベア39b上に受け渡されるようになっている。そして、
該コンベア39b上に受け渡されたパレットEは自重で供
給シュート40側に送り込まれるようになっている。この
供給シュート40も前下りに傾斜したローラコンベア40a
によって構成され、第2中継台39から受け渡されたパレ
ットEを自重でピット22まで移動させるようになってい
る。そして、この供給シュート40は、上記左側用供給シ
ュート34と同様に、ライン1における加熱ステーション
Zの右側方に該ライン1に沿って配設されていると共
に、該加熱ステーションZの側方位置に設置された右側
用加熱器602内を貫通するようになっている。
更に、右側用パレット回収経路II′は、第10図に示すラ
イン1の右側におけるピット22から上記供給シュート40
に並行に配設された回収シュート41と、該シュート41に
連設された第3中継台42と、第5,8図に示すライン1を
挟んでこれらの反対側(左側)に配設された第4中継台
43と、該中継台43に連設されたパレット取出し用シュー
ト44とで構成されていると共に、ライン1を挟んでその
両側に夫々位置する第3,第4中継台42,43間はライン1
を跨ぐ上記の搬送機50によって経路が構成されている。
そして、第10図に示す上記ライン1の右側の回収シュー
ト41は、ピット22側の端部から前下りに傾斜したローラ
コンベア41aによって構成されていると共に、該シュー
ト41に連設された第3中継台42も、架台42a上に前下り
のローラコンベア42bを設置した構成とされ、回収シュ
ート41のピット22側の端部に載置された空のパレットE
が第3中継台42の前端部に設けられたストッパ42cに当
接するまで自重で移動されるようになっている。また、
この第3中継台42は、上記右側用プロテクタモール供給
経路IIにおける第2中継台39に隣接させて配置されてい
ると共に、該第3中継台42の反第2中継台側の側方に
は、第11図に示すように、シリンダ45aと該シリンダ45a
によってロッド45bを介して進退される押出し部材45cと
でなるパレット押出し機45が設けられ、第3中継台42上
の空のパレットEを第2中継台39上に移載させるように
なっている。また、ライン1を挾んでこれらの反対側に
位置する第4中継台43は、第8図及び第11図に示すよう
に、上記右側用プロテクタモール供給経路IIにおける第
1中継台38の側方に隣接させて配置されていると共に、
該第1中継台38の架台38aに下端部を枢着されたアーム
部材43a…43aの上端にローラコンベア43bを前下りの傾
斜状態で支持させた構成とされ、上記アーム部材43a…4
3aをシリンダ43cによって第1中継台38側へ揺動させる
ことにより、ローラコンベア43bが第1中継台38の側方
へ退避した位置から該第1中継台38の直上方のパレット
受取り位置へ移動するようになっている。更に、上記パ
レット取出し用シュート44は右側用プロテクタモール供
給経路IIにおける中間コンベア37の側方に配置されてい
ると共に、この中間コンベア37と共通の架台37a上にロ
ーラコンベア44aを前下りの傾斜状態に支持させた構成
とされ、上記第4中継台43が退避位置にある時に、該第
4中継台43のローラコンベア43bと取出し用シュート44
のローラコンベア44aとが一直線状に位置し、前者のコ
ンベア43bから後者のコンベア44aへパレットEが自重で
移動するようになっている。尚、この取出し用シュート
44の下流端部にはローラコンベア44a上のパレットEを
受止めるストッパ44bが設けられていると共に、上流端
部には、第4中継台43がパレット受取り位置にある時に
該中継台43のローラコンベア43b上のパレットEが落下
するのを防止するためのストッパ44cが側方へ突出させ
た状態で設けられている。
イン1の右側におけるピット22から上記供給シュート40
に並行に配設された回収シュート41と、該シュート41に
連設された第3中継台42と、第5,8図に示すライン1を
挟んでこれらの反対側(左側)に配設された第4中継台
43と、該中継台43に連設されたパレット取出し用シュー
ト44とで構成されていると共に、ライン1を挟んでその
両側に夫々位置する第3,第4中継台42,43間はライン1
を跨ぐ上記の搬送機50によって経路が構成されている。
そして、第10図に示す上記ライン1の右側の回収シュー
ト41は、ピット22側の端部から前下りに傾斜したローラ
コンベア41aによって構成されていると共に、該シュー
ト41に連設された第3中継台42も、架台42a上に前下り
のローラコンベア42bを設置した構成とされ、回収シュ
ート41のピット22側の端部に載置された空のパレットE
が第3中継台42の前端部に設けられたストッパ42cに当
接するまで自重で移動されるようになっている。また、
この第3中継台42は、上記右側用プロテクタモール供給
経路IIにおける第2中継台39に隣接させて配置されてい
ると共に、該第3中継台42の反第2中継台側の側方に
は、第11図に示すように、シリンダ45aと該シリンダ45a
によってロッド45bを介して進退される押出し部材45cと
でなるパレット押出し機45が設けられ、第3中継台42上
の空のパレットEを第2中継台39上に移載させるように
なっている。また、ライン1を挾んでこれらの反対側に
位置する第4中継台43は、第8図及び第11図に示すよう
に、上記右側用プロテクタモール供給経路IIにおける第
1中継台38の側方に隣接させて配置されていると共に、
該第1中継台38の架台38aに下端部を枢着されたアーム
部材43a…43aの上端にローラコンベア43bを前下りの傾
斜状態で支持させた構成とされ、上記アーム部材43a…4
3aをシリンダ43cによって第1中継台38側へ揺動させる
ことにより、ローラコンベア43bが第1中継台38の側方
へ退避した位置から該第1中継台38の直上方のパレット
受取り位置へ移動するようになっている。更に、上記パ
レット取出し用シュート44は右側用プロテクタモール供
給経路IIにおける中間コンベア37の側方に配置されてい
ると共に、この中間コンベア37と共通の架台37a上にロ
ーラコンベア44aを前下りの傾斜状態に支持させた構成
とされ、上記第4中継台43が退避位置にある時に、該第
4中継台43のローラコンベア43bと取出し用シュート44
のローラコンベア44aとが一直線状に位置し、前者のコ
ンベア43bから後者のコンベア44aへパレットEが自重で
移動するようになっている。尚、この取出し用シュート
44の下流端部にはローラコンベア44a上のパレットEを
受止めるストッパ44bが設けられていると共に、上流端
部には、第4中継台43がパレット受取り位置にある時に
該中継台43のローラコンベア43b上のパレットEが落下
するのを防止するためのストッパ44cが側方へ突出させ
た状態で設けられている。
次に、上記右側用供給経路IIにおいて、ライン左側の第
1中継台38からライン右側の第2中継台39へプロテクタ
モールD…Dを積載したパレットEを移送し、また右側
用回収経路II′において、ライン右側の第3中継台42か
ら第2中継台39を介してライン左側の第4中継台43に空
のパレットEを移送する搬送機50の構成を説明する。こ
の搬送機50は、第11図に示すようにライン1を跨ぐ門型
のフレーム51の内側に逆U字状のレール52を設けると共
に、このレール52に沿って移動する搬送具53を備え、該
搬送具53をモータ54によってギヤ装置55を介して駆動さ
れるチェーン56により移動させるように構成されてい
る。また、上記搬送具53は、レール52に係合されたベー
ス部材53aと該部材53aに上部を枢支されたフック部材53
bとで構成されている。そして、レール52の左側下端位
置においてフック部材53bのアーム部が第1中継台38の
コンベア38bにおける切欠き部38d,38d内に位置する状態
で(第8図参照)、プロテクタモールD…Dを積載した
パレットEを受け取ると共に、この状態で搬送具53をレ
ール52に沿ってライン1の右側に移送する。そして、上
記フック部材53bのアーム部が第2中継台39におけるコ
ンベア39bの切欠き部39c、39cに突入することにより
(第9図参照)、上記パレットEを該第2中継台39に受
け渡すようになっている。また、フック部材53bがこの
位置にある状態で押出し機45により第3中継台42上から
第2中継台39上に空のパレットEが移載されると、上記
フック部材53bが該パレットEを受け取ってライン左側
へ移送すると共に、パレット受け取り位置に待機する第
4中継台43に該パレットEを受け渡す。そして、該第4
中継台43が側方へ退避した後、搬送具53が更に下動して
フック部材53bのアーム部が上記第1中継台38における
コンベア38bの切欠き部38d,38dに突入し、この状態でプ
ロテクタモールD…Dを積載した次のパレットEが該第
1中継台38上に供給されるのを待つようになっている。
1中継台38からライン右側の第2中継台39へプロテクタ
モールD…Dを積載したパレットEを移送し、また右側
用回収経路II′において、ライン右側の第3中継台42か
ら第2中継台39を介してライン左側の第4中継台43に空
のパレットEを移送する搬送機50の構成を説明する。こ
の搬送機50は、第11図に示すようにライン1を跨ぐ門型
のフレーム51の内側に逆U字状のレール52を設けると共
に、このレール52に沿って移動する搬送具53を備え、該
搬送具53をモータ54によってギヤ装置55を介して駆動さ
れるチェーン56により移動させるように構成されてい
る。また、上記搬送具53は、レール52に係合されたベー
ス部材53aと該部材53aに上部を枢支されたフック部材53
bとで構成されている。そして、レール52の左側下端位
置においてフック部材53bのアーム部が第1中継台38の
コンベア38bにおける切欠き部38d,38d内に位置する状態
で(第8図参照)、プロテクタモールD…Dを積載した
パレットEを受け取ると共に、この状態で搬送具53をレ
ール52に沿ってライン1の右側に移送する。そして、上
記フック部材53bのアーム部が第2中継台39におけるコ
ンベア39bの切欠き部39c、39cに突入することにより
(第9図参照)、上記パレットEを該第2中継台39に受
け渡すようになっている。また、フック部材53bがこの
位置にある状態で押出し機45により第3中継台42上から
第2中継台39上に空のパレットEが移載されると、上記
フック部材53bが該パレットEを受け取ってライン左側
へ移送すると共に、パレット受け取り位置に待機する第
4中継台43に該パレットEを受け渡す。そして、該第4
中継台43が側方へ退避した後、搬送具53が更に下動して
フック部材53bのアーム部が上記第1中継台38における
コンベア38bの切欠き部38d,38dに突入し、この状態でプ
ロテクタモールD…Dを積載した次のパレットEが該第
1中継台38上に供給されるのを待つようになっている。
次に、ライン1における加熱ステーションZの左右両側
方に配置されて、左側用及び右側用供給経路I,IIにおけ
る供給シュート34,40が夫々貫通する加熱器601,602の構
成を説明すると、これらの加熱器は同一の構造であっ
て、第12,13図に示すように、加熱室61と、該室61の上
面に接続されたダクト62と、該ダクト62の上流端に配置
されたファン63と、ダクト62の下流部に配置されたヒー
タ64とを有し、上記ファン63によって発生された風がヒ
ータ64により加熱された上で加熱室61内に導入されるよ
うに構成されていると共に、上記室61の前面61a(ライ
ン1側を向く面)には複数の温風吹き出し口65…65が設
けられている。また、加熱室61内にはダクト62から送り
込まれる温風を前後方向に分散させる案内板66,66が設
けられていると共に、該温風を室内下方を通過する供給
シュート40(34)側に供給した後、上記吹出し口65…65
から外部に吹き出させる位置と、供給シュート40(34)
側に供給することなく吹き出し口65…65から吹き出させ
る位置とに切換える風向切換え板67が備えられ、上記供
給シュート40(34)上のパレットEに収容されたプロテ
クタモールD…Dの温度が一定温度を超えた時に、シリ
ンダ68により風向切換え板67を前者の位置から後者の位
置に切換えるようになっている。尚、上記供給シュート
40(34)における加熱室61への入口部及び該室61からの
出口部にはストッパ69,70が備えられている。
方に配置されて、左側用及び右側用供給経路I,IIにおけ
る供給シュート34,40が夫々貫通する加熱器601,602の構
成を説明すると、これらの加熱器は同一の構造であっ
て、第12,13図に示すように、加熱室61と、該室61の上
面に接続されたダクト62と、該ダクト62の上流端に配置
されたファン63と、ダクト62の下流部に配置されたヒー
タ64とを有し、上記ファン63によって発生された風がヒ
ータ64により加熱された上で加熱室61内に導入されるよ
うに構成されていると共に、上記室61の前面61a(ライ
ン1側を向く面)には複数の温風吹き出し口65…65が設
けられている。また、加熱室61内にはダクト62から送り
込まれる温風を前後方向に分散させる案内板66,66が設
けられていると共に、該温風を室内下方を通過する供給
シュート40(34)側に供給した後、上記吹出し口65…65
から外部に吹き出させる位置と、供給シュート40(34)
側に供給することなく吹き出し口65…65から吹き出させ
る位置とに切換える風向切換え板67が備えられ、上記供
給シュート40(34)上のパレットEに収容されたプロテ
クタモールD…Dの温度が一定温度を超えた時に、シリ
ンダ68により風向切換え板67を前者の位置から後者の位
置に切換えるようになっている。尚、上記供給シュート
40(34)における加熱室61への入口部及び該室61からの
出口部にはストッパ69,70が備えられている。
次に、上記の如く構成されたプロテクタモール取付装置
10の作用を車体AにプロテクタモールD…Dを取付ける
手順に従って説明する。
10の作用を車体AにプロテクタモールD…Dを取付ける
手順に従って説明する。
組立ライン1による車体Aの搬送に同期して、作業エリ
アYの作業者Cが収納棚20から上記車体Aに取付ける左
側用及び右側用のプロテクタモールD…D,D…Dを取出
して準備台31,32上のパレットE,Eに夫々積み込み、左側
用のプロテクタモールのパレットEは左側用供給経路I
を構成するエレベータ33上に載置し、また右側用プロテ
クタモールのパレットEは右側用供給経路IIを構成する
中間コンベア37から第1中継台38上に供給する。
アYの作業者Cが収納棚20から上記車体Aに取付ける左
側用及び右側用のプロテクタモールD…D,D…Dを取出
して準備台31,32上のパレットE,Eに夫々積み込み、左側
用のプロテクタモールのパレットEは左側用供給経路I
を構成するエレベータ33上に載置し、また右側用プロテ
クタモールのパレットEは右側用供給経路IIを構成する
中間コンベア37から第1中継台38上に供給する。
上記エレベータ33上に載置されたパレットEは、該エレ
ベータ33が上方位置から下方位置に下降して供給シュー
ト34に接続されることにより該供給シュート34に受け渡
され、該シュート34によって加熱器601内を通過した上
で左側のピット21に供給される。また、第1中継台38上
に供給された右側用プロテクタモールのパレットEは搬
送機50における搬送具53のフック部材53bに受け渡され
ると共に、該搬送具53と共にレール52に沿ってライン1
の左側から右側へ移送され、第2中継台39に受け渡され
る。そして、該第2中継台39から供給シュート40に受け
渡され、加熱器602内を通過した上で右側のピット22に
供給される。そして、これらのプロテクタモールD…D,
D…Dはピット21,22における作業者B1,B2によって車体
Aの左右両側面に貼り付けられる。
ベータ33が上方位置から下方位置に下降して供給シュー
ト34に接続されることにより該供給シュート34に受け渡
され、該シュート34によって加熱器601内を通過した上
で左側のピット21に供給される。また、第1中継台38上
に供給された右側用プロテクタモールのパレットEは搬
送機50における搬送具53のフック部材53bに受け渡され
ると共に、該搬送具53と共にレール52に沿ってライン1
の左側から右側へ移送され、第2中継台39に受け渡され
る。そして、該第2中継台39から供給シュート40に受け
渡され、加熱器602内を通過した上で右側のピット22に
供給される。そして、これらのプロテクタモールD…D,
D…Dはピット21,22における作業者B1,B2によって車体
Aの左右両側面に貼り付けられる。
また、プロテクタモールD…D,D…Dを貼り付けること
により空となったパレットE,Eのうち左側用プロテクタ
モールのパレットEは、ピット21の作業者B1により回収
シュート35の上流端部に載置されて該シュート35により
作業エリアY側に移送されると共に、作業エリアY側の
端部まで移送された後、回収シュート35の下流端部がシ
リンダ35cにより上方に揺動された時に、作業エリアY
の作業者Cにより回収される。また、右側用プロテクタ
モールのパレットEは、ピット22の作業者B2により回収
シュート41の上流端部に載置されて該シュート41により
第3中継台42上に移送されると共に、押出し機45により
該第3中継台42上から第2中継台39上に移載される。そ
して、搬送機50の搬送具53によりライン1の左側へ移送
されて受取り位置に待機する第4中継台43に受け渡され
ると共に、該第4中継台43が退避位置に移動することに
より更に取出し用シュート44に受け渡されて、該シュー
ト44により作業エリアY側に移送され、該エリアYの作
業者Cによって回収される。
により空となったパレットE,Eのうち左側用プロテクタ
モールのパレットEは、ピット21の作業者B1により回収
シュート35の上流端部に載置されて該シュート35により
作業エリアY側に移送されると共に、作業エリアY側の
端部まで移送された後、回収シュート35の下流端部がシ
リンダ35cにより上方に揺動された時に、作業エリアY
の作業者Cにより回収される。また、右側用プロテクタ
モールのパレットEは、ピット22の作業者B2により回収
シュート41の上流端部に載置されて該シュート41により
第3中継台42上に移送されると共に、押出し機45により
該第3中継台42上から第2中継台39上に移載される。そ
して、搬送機50の搬送具53によりライン1の左側へ移送
されて受取り位置に待機する第4中継台43に受け渡され
ると共に、該第4中継台43が退避位置に移動することに
より更に取出し用シュート44に受け渡されて、該シュー
ト44により作業エリアY側に移送され、該エリアYの作
業者Cによって回収される。
然して、左側用及び右側用プロテクタモールD…D,D…
Dは、供給シュート34,40によりライン1における加熱
ステーションZの左右両側方に配置された加熱器601,60
2内を夫々通過する際に、加熱室61,61内に導入されてい
る温風により適度に加熱されて柔軟性を付与され、この
状態でピット21,22に供給されることになる。また、車
体Aは上記加熱ステーションZを通過する際に、その両
側に配置された加熱器601,602の吹き出し口65…65,65…
65から吹き出される温風により両側面が適度に加熱さ
れ、この状態で取付けステーションXに送り込まれる。
従って、取付けステーションXにおいてピット21,22内
の作業者B1,B2が車体Aの両側面にプロテクタモールD
…D,D…Dを夫々貼り付ける際に、これらのプロテクタ
モールは柔軟な状態にあって車体Aの側面に良好になじ
み、また車体Aも加熱されているためプロテクタモール
D…D,D…Dの裏面の両面接着テープが良好な接着性を
示すことになる。これにより、これらのプロテクタモー
ルD…D,D…Dが車体Aの側面に容易に且つ良好に貼り
付けられることになるのである。
Dは、供給シュート34,40によりライン1における加熱
ステーションZの左右両側方に配置された加熱器601,60
2内を夫々通過する際に、加熱室61,61内に導入されてい
る温風により適度に加熱されて柔軟性を付与され、この
状態でピット21,22に供給されることになる。また、車
体Aは上記加熱ステーションZを通過する際に、その両
側に配置された加熱器601,602の吹き出し口65…65,65…
65から吹き出される温風により両側面が適度に加熱さ
れ、この状態で取付けステーションXに送り込まれる。
従って、取付けステーションXにおいてピット21,22内
の作業者B1,B2が車体Aの両側面にプロテクタモールD
…D,D…Dを夫々貼り付ける際に、これらのプロテクタ
モールは柔軟な状態にあって車体Aの側面に良好になじ
み、また車体Aも加熱されているためプロテクタモール
D…D,D…Dの裏面の両面接着テープが良好な接着性を
示すことになる。これにより、これらのプロテクタモー
ルD…D,D…Dが車体Aの側面に容易に且つ良好に貼り
付けられることになるのである。
そして、特に上記の構成によれば、プロテクタモールD
…Dに対する加熱が、周囲に対して略閉鎖された加熱室
61,61内で、しかも次に車体Aに取付けられるものに対
してのみ行われると共に、この加熱用の温風が車体Aの
加熱にも利用されるので、これらが効率良く加熱される
ことになり、その結果、該プロテクタモールの取付けに
要する加熱エネルギーが少なくても済むことになる。
…Dに対する加熱が、周囲に対して略閉鎖された加熱室
61,61内で、しかも次に車体Aに取付けられるものに対
してのみ行われると共に、この加熱用の温風が車体Aの
加熱にも利用されるので、これらが効率良く加熱される
ことになり、その結果、該プロテクタモールの取付けに
要する加熱エネルギーが少なくても済むことになる。
尚、以上のようにして車体Aの側面に貼り付けられたプ
ロテクタモールD…Dは、取付けステーションXの下流
部に備えられた圧着機4,4により車体Aの両側面に押し
付けられて、確実に装着される。また、この実施例で
は、第1図に示すようにライン1における加熱ステーシ
ョンZの上流側両側方に車体Aを予熱するための例えば
赤外線ランプでなる予熱器71,71が備えられ、特に車体
Aの温度が低い時に、この予熱器71,71と上記加熱器6
01,602から吹き出される温風により車体Aを所要の温度
まで確実に加熱するようになっている。
ロテクタモールD…Dは、取付けステーションXの下流
部に備えられた圧着機4,4により車体Aの両側面に押し
付けられて、確実に装着される。また、この実施例で
は、第1図に示すようにライン1における加熱ステーシ
ョンZの上流側両側方に車体Aを予熱するための例えば
赤外線ランプでなる予熱器71,71が備えられ、特に車体
Aの温度が低い時に、この予熱器71,71と上記加熱器6
01,602から吹き出される温風により車体Aを所要の温度
まで確実に加熱するようになっている。
(考案の効果) 以上のように本考案によれば、自動車の組立ラインにお
いて車体の側面に合成樹脂製のプロテクタモールを装着
する際に、その装着を容易にするための車体及びプロテ
クタモールに対する加熱が、該プロテクタモールの搬送
経路中に配置された加熱器により同時に行われることに
なる。そして、特に本考案によれば、上記プロテクタモ
ールに対する加熱が、次に車体に取り付けられるプロテ
クタモールに対してのみ且つその取付けの直前に、しか
も加熱器の内部を通過させることによって行われること
になる。これにより、従来のように収納棚においてプロ
テクタモールを加熱し、またこれとは別にライン上の車
体を加熱していた場合に比較して、これらの加熱が著し
く効率良く行われることになり、プロテクタモールの取
付けに要する加熱エネルギーが大幅に削減されることに
なる。
いて車体の側面に合成樹脂製のプロテクタモールを装着
する際に、その装着を容易にするための車体及びプロテ
クタモールに対する加熱が、該プロテクタモールの搬送
経路中に配置された加熱器により同時に行われることに
なる。そして、特に本考案によれば、上記プロテクタモ
ールに対する加熱が、次に車体に取り付けられるプロテ
クタモールに対してのみ且つその取付けの直前に、しか
も加熱器の内部を通過させることによって行われること
になる。これにより、従来のように収納棚においてプロ
テクタモールを加熱し、またこれとは別にライン上の車
体を加熱していた場合に比較して、これらの加熱が著し
く効率良く行われることになり、プロテクタモールの取
付けに要する加熱エネルギーが大幅に削減されることに
なる。
図面は本考案の実施例を示すもので、第1図はプロテク
タモール取付装置を配設した組立ラインの配置構成図、
第2図は該ラインに備えられたプロテクタモール圧着機
の概略側面図、第3図はプロテクタモールの搬送に用い
られるパレットの平面図、第4図はプロテクタモールの
拡大断面図、第5図はプロテクタモール取付装置を構成
する搬送装置の平面図、第6,7,8,9,10,11図は第5図VI-
VI線、VII-VII線、VIII-VIII線、IX-IX線、X-X線、XI-X
I線で見た搬送装置各部の側面図、第12,13図は加熱器の
正面図及び側面図である。 1……組立ライン、30……搬送手段(搬送装置)、601,
602……加熱器、65……温風吹き出し口、A……車体、
D……プロテクタモール。
タモール取付装置を配設した組立ラインの配置構成図、
第2図は該ラインに備えられたプロテクタモール圧着機
の概略側面図、第3図はプロテクタモールの搬送に用い
られるパレットの平面図、第4図はプロテクタモールの
拡大断面図、第5図はプロテクタモール取付装置を構成
する搬送装置の平面図、第6,7,8,9,10,11図は第5図VI-
VI線、VII-VII線、VIII-VIII線、IX-IX線、X-X線、XI-X
I線で見た搬送装置各部の側面図、第12,13図は加熱器の
正面図及び側面図である。 1……組立ライン、30……搬送手段(搬送装置)、601,
602……加熱器、65……温風吹き出し口、A……車体、
D……プロテクタモール。
Claims (1)
- 【請求項1】自動車の組立ラインにおいて車体に合成樹
脂製のプロテクタモールを取付ける装置であって、プロ
テクタモールの収納部から上記組立ラインにおけるプロ
テクタモール取付けステーションへ該モールを搬送する
搬送手段が備えられ、この搬送手段が上記組立ラインに
おけるプロテクタモール取付けステーションの上流部側
方を並行して通過するように配設されていると共に、該
搬送手段における上記組立ラインとの並行部に、該搬送
手段が内部を通過することにより該手段によって搬送さ
れている車体への取付け前のプロテクタモールを加熱す
るように構成された加熱器が配置され、且つ該加熱器
に、上記組立ライン上のプロテクタモール取付け前の車
体に温風を吹き付ける温風吹き出し口が設けられている
ことを特徴とするプロテクタモールの取付装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986064667U JPH0637031Y2 (ja) | 1986-04-28 | 1986-04-28 | プロテクタモ−ルの取付装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986064667U JPH0637031Y2 (ja) | 1986-04-28 | 1986-04-28 | プロテクタモ−ルの取付装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62174984U JPS62174984U (ja) | 1987-11-06 |
JPH0637031Y2 true JPH0637031Y2 (ja) | 1994-09-28 |
Family
ID=30901031
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1986064667U Expired - Lifetime JPH0637031Y2 (ja) | 1986-04-28 | 1986-04-28 | プロテクタモ−ルの取付装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0637031Y2 (ja) |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE2216663A1 (de) * | 1972-04-07 | 1973-10-25 | Bernhard Krink | Automatische zugsicherung |
JPS57178953A (en) * | 1981-04-30 | 1982-11-04 | Nissan Motor Co Ltd | Side guard lace of car |
JPS6099181U (ja) * | 1983-12-14 | 1985-07-06 | トヨタ自動車株式会社 | 貼付装置 |
-
1986
- 1986-04-28 JP JP1986064667U patent/JPH0637031Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62174984U (ja) | 1987-11-06 |
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