JPH063700Y2 - 車両制御装置の安全装置 - Google Patents

車両制御装置の安全装置

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JPH063700Y2
JPH063700Y2 JP1988050823U JP5082388U JPH063700Y2 JP H063700 Y2 JPH063700 Y2 JP H063700Y2 JP 1988050823 U JP1988050823 U JP 1988050823U JP 5082388 U JP5082388 U JP 5082388U JP H063700 Y2 JPH063700 Y2 JP H063700Y2
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JP
Japan
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switch
circuit
output
armrest
safety
Prior art date
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JP1988050823U
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JPH01152830U (ja
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春樹 生形
茂 小森谷
浩介 佐藤
篤 藤井
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KYB Corp
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KYB Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は車両制御装置の安全装置に関する。
(従来の技術) 作業者の乗降を容易にするため、第3図に示すように、
運転シート1左側のアームレスト2を図示の破線位置へ
と跳ね上げることができるようにした掘削機械では、跳
ね上げ中の誤動作防止のため、アームレスト2の下部に
設けたスイッチ4からのON,OFF信号にてアームレ
スト2が跳ね上げられているかどうかを検出し、アーム
レスト2が破線位置にある場合には操作レバー3の入力
を無効とするものがある。つまり、アームレスト2が跳
ね上げられていることから作業者がシート1についてい
ないとみなすものであり、その場合には、操作レバー3
がなんらかの拍子に操作されても掘削機械が作動しない
ようにされるのである。
(考案が解決しようとする課題) ところで、このような装置では、エンジンを運転させた
まま降車しても、アームレスト2が跳ね上げられていれ
ば問題を生じないのであるが、降車した後にアームレス
ト2が図示の実線位置まで戻されるとなると事態が相違
してくる。
これは、従来例がアームレスト位置に応じて出力禁止回
路を作動させるかどうかを決定する構成であるため、作
業者が着席した後にアームレスト2を戻した状態と、降
車しているのにアームレスト2を実線位置にまで戻した
状態とでは同じ信号しか出力されないためで、降車した
後にアームレスト2が戻された状態では出力禁止回路が
解除されており、したがって、作業者以外の者が操作レ
バー3に触れると、あるいは作業者が乗車の際に操作レ
バー3に誤って触れると、作業機が作動してしまうから
である。つまり、こうした場合が生じ得ることまでは考
慮されていないのである。
また、運転シートに設けられ作業者の体重を検知して作
動するスイッチや、作業者が乗車したかどうかを光学的
センサ,音響センサで検知して、作業者が乗車していな
ければ、作業機が作動しないようにするための装置(乗
車確認安全装置)が設けられることもあるが、こうした
装置においても誤動作する可能性がある。これらの装置
は、乗車したかどうかを確認しても、作業者が操作する
意思をもって乗車していることまで検知するようにはし
ていないからである。
この考案はこのような従来の課題に着目してなされたも
ので、作業者が安全確認を終了し、作業する意思を示さ
なければ、アームレストスイッチ(第1の安全スイッ
チ)が元の位置に戻されていても出力禁止回路が解除さ
れないようにした装置を提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) この考案は、操作レバーからの信号に応じて作業を行な
わせる出力回路と、作業者が運転席から離れるときに動
作動される第1の安全スイッチ(たとえばアームレスト
スイッチ)と、第1の安全スイッチが作動した後は前記
出力回路の出力を禁止する回路と、前記第1の安全スイ
ッチが元の位置に戻された場合において作業意思をもっ
て操作すると前記出力禁止回路の出力禁止が解除される
第2の安全スイッチ(たとえばプッシュボタンスイッ
チ)を設けた。
(作用) 本考案によれば、第1の安全スイッチが元に戻され、か
つ第2の安全スイッチが操作されない限り、出力禁止の
状態が解かれないので、たとえばエンジンを運転させた
まま降車した後に第1の安全スイッチが元の位置に戻さ
れた場合にも出力禁止の状態が解かれることはない。
そして、作業者が安全確認を終了し、作業再開時に第2
の安全スイッチを操作すると初めて出力禁止が解かれ、
作業が再開される。
(実施例) 第1図はこの考案の一実施例のアナログ回路の構成図
で、この回路は、電源11に対して電磁リレーの電磁コ
イルRと常開のリレー接点R0とを直列接続し、かつリ
レー接点R0にスタータ回路と連動する常閉のスイッチ
2を並列接続することにより、スイッチS2からの信号
にて自己保持するようにしたもので、連動スイッチS2
がONになると、電磁コイルRに電流が流れて、リレー
接点R0がONになり、以後はスイッチS2をOFFにし
ても回路は閉じたままとなる。なお、連動スイッチS2
はスタータと連動してエンジン始動時にONとなり、ス
タータの回転停止とともにOFFとなる。
一方、リレー接点R0は、出力回路12のリレー接点R
i(ただしi=1〜n)と連動してON,OFFするよ
うにしてあり、リレー接点R0のONにより出力回路1
2の総てのリレー接点RiもONとなり、この状態で初
めて出力回路が閉じ、操作レバー3を操作しての掘削作
業等を行うことができる。
こうした自己保持回路に対して、電源11とリレー接点
0との間にアームレスト2が跳ね上げられるとOFF
となるアームレストスイッチ(第1の安全スイッチ)S
1が自己保持を解除するためのスイッチとして介装され
る。ここに、アームレストスイッチS1は第3図に示す
と同じものであり、アームレスト2の跳ね上げにてスイ
ッチS1がOFFになると、自己保持が解け(リレー接
点R0がOFFとなる)、これにて出力回路12の総て
のリレー接点RiがOFFとなるので、操作レバー3を
操作しても、その入力は無効とされる。こうした機能は
従来と同様である。つまり、自己保持回路と、出力回路
12のリレー接点Riとで出力禁止回路が構成される。
PBはリレー接点R0に並列接続される常開のプッシュ
ボタンスイッチで、たとえば運転席の操作パネルに取り
付けられる。このスイッチPBは、アームレストスイッ
チS1がONにされても、このスイッチPBがONとさ
れない限り、出力回路12のリレー接点RiがONとさ
れないようにすることで、作業者が作業を再開する意思
をもってこのスイッチPBを入れた場合を除き、操作レ
バー3に誤って触れても、出力回路12が動作しないこ
とを保証するものである。
たとえば、従来と同様に、エンジンを運転させたまま降
車し、アームレスト2を第3図で実線位置まで戻した場
合について、この例の作用を説明すると、この場合に
は、自己保持は解除されたまま(リレー接点R0はOF
Fのまま)である。これは、エンジン運転中によりスイ
ッチS2はOFFとなっているし、プッシュボタンスイ
ッチPBも常開ゆえOFFであるので、その後にアーム
レストスイッチS1をONにしても、電源コイルRに電
流が流れず、自己保持回路が閉じることはないからであ
る。
そして、作業者が安全確認を終了し、作業を再開するに
当たってプッシュボタンスイッチPBをONにすると、
自己保持回路が再び閉じ、出力回路12のリレー接点R
iがONとなって、作業が再開される。
つまり、この例によれば、アームレスト2が元に戻され
た後に、操作レバー3に誤って触れることがあっても、
そのために作業が行なわれることはないのである。言い
替えると、アームレスト2が戻されても、それだけでは
出力回路12が動作することはなく、作業者により作業
する意思をもってスイッチPBがON操作されて初めて
出力回路12が動作するのであり、これにて乗車に伴う
誤動作を防止することができる。また、また作業する意
思を持たない者が乗車しても、誤動作による暴走などが
防止される。
なお、プッシュボタンスイッチPBを、他のスイッチ
(ホーンスイッチ等)と兼用又は連動させることもでき
る。たとえば、ホーンスイッチと連動させれば、作業者
により作業再開時のホーンが鳴らされると、自己保持回
路が閉じるので、特に安全スイッチを意識せずに済むた
め操作負担が軽くなる。また、第1図に示す回路でな
く、トランジスタやIC等の回路を用いても同様の動作
を行わせることが可能である。
次に、第2図はこの考案の他の実施例で、この例は、マ
イクロコンピュータに与えるプログラムにて同じ機能を
実行させるようにしたものである。同図においては、ア
ームレストスイッチS1がOFFの場合に出力禁止処理
を指令するフラグをセットし、かつプッシュボタンスイ
ッチPBがONでこのフラグをリセットするように構成
される。
(考案の効果) 以上説明したように、この考案では、作業者が運転席か
ら離れることにより作動する第1の安全スイッチとは別
に、第1の安全スイッチが元の位置に戻された場合にお
いて作業意思をもって操作すると出力禁止回路の出力禁
止が解除される第2の安全スイッチを設けたので、誤動
作や暴走を確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一従来例のアナログ回路の構成図、
第2図はこの考案の他の実施例の流れ図、第3図は従来
例の概略図である。 2…アームレスト、3…操作レバー、11…電源、12
…出力回路、R…電磁コイル、R0…リレー接点、R1
n…出力回路のリレー接点、S1…アームレストスイッ
チ(第1の安全スイッチ)、S2…スイッチ、PB…プ
ッシュボタンスイッチ(第2の安全スイッチ)。
フロントページの続き (72)考案者 藤井 篤 埼玉県浦和市辻8丁目7番24号 カヤバ工 業株式会社浦和工場内 (56)参考文献 実開 昭60−98736(JP,U)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】操作レバーからの信号に応じて作業を行な
    わせる出力回路と、作業者が運転席から離れるときに手
    動操作される第1の安全スイッチと、第1の安全スイッ
    チが作動した後は前記出力回路の出力を禁止する回路
    と、前記第1の安全スイッチが元の位置に戻された場合
    において作業意思をもって操作すると前記出力禁止回路
    の出力禁止が解除される第2の安全スイッチとを設けた
    ことを特徴とする車両制御装置の安全装置。
JP1988050823U 1988-04-15 1988-04-15 車両制御装置の安全装置 Expired - Lifetime JPH063700Y2 (ja)

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JPH01152830U JPH01152830U (ja) 1989-10-20
JPH063700Y2 true JPH063700Y2 (ja) 1994-02-02

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