JPH0636951A - チョークコイル - Google Patents
チョークコイルInfo
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- JPH0636951A JPH0636951A JP4189718A JP18971892A JPH0636951A JP H0636951 A JPH0636951 A JP H0636951A JP 4189718 A JP4189718 A JP 4189718A JP 18971892 A JP18971892 A JP 18971892A JP H0636951 A JPH0636951 A JP H0636951A
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- Japan
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- core
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- Manufacturing Cores, Coils, And Magnets (AREA)
- Coils Or Transformers For Communication (AREA)
Abstract
(57)【要約】 （修正有）
【目的】 巻線作業においてリード線の方向に注意する
必要がなく、また、リード線の引出し位置がばらついて
もベースの穴への貫通作業が容易なチョークコイルを提
供する。 【構成】 コアカバー１を同一形状の上下２個のサブコ
アカバー１Ａ、１Ｂから構成し、前記サブコアカバー１
Ａ、１Ｂの夫々にはベース２に設けた爪１１Ａと嵌合可
能な段部９Ａ、９Ｂを形成し、前記コアカバー１の上下
位置関係を反転した場合においても前記コアカバー１を
前記ベース２に一体的に嵌合可能とした。好ましくは、
前記ベース２の穴１０にテーパ形状部を設ける。
必要がなく、また、リード線の引出し位置がばらついて
もベースの穴への貫通作業が容易なチョークコイルを提
供する。 【構成】 コアカバー１を同一形状の上下２個のサブコ
アカバー１Ａ、１Ｂから構成し、前記サブコアカバー１
Ａ、１Ｂの夫々にはベース２に設けた爪１１Ａと嵌合可
能な段部９Ａ、９Ｂを形成し、前記コアカバー１の上下
位置関係を反転した場合においても前記コアカバー１を
前記ベース２に一体的に嵌合可能とした。好ましくは、
前記ベース２の穴１０にテーパ形状部を設ける。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、エアコンのノイズフ
ィルタ等に使用されるチョークコイルの構造の改良に関
する。
ィルタ等に使用されるチョークコイルの構造の改良に関
する。
【０００２】
【従来の技術】図５に、従来のチョークコイルを構成す
るコアカバー１とベース２と巻線１ａ，１ｂとを示し、
図６に、コアカバー１とベース２とを分解した場合を示
す。
るコアカバー１とベース２と巻線１ａ，１ｂとを示し、
図６に、コアカバー１とベース２とを分解した場合を示
す。
【０００３】コアカバー１はセンタバリア３とドーナツ
形状部４と底板７と嵌合部８とを有し、センタバリア３
とドーナツ形状部４とが一体に形成され、また底板７と
嵌合部８とが一体に形成されている。
形状部４と底板７と嵌合部８とを有し、センタバリア３
とドーナツ形状部４とが一体に形成され、また底板７と
嵌合部８とが一体に形成されている。
【０００４】このドーナツ形状部４に、図示しないトロ
イダルコアが格納され、このトロイダルコアは底板７で
支えられている。また、嵌合部８は穴８ａを有し、その
凹部８ｂでセンタバリア３に嵌合されている。
イダルコアが格納され、このトロイダルコアは底板７で
支えられている。また、嵌合部８は穴８ａを有し、その
凹部８ｂでセンタバリア３に嵌合されている。
【０００５】ベース２は、巻線１ａ，１ｂのリード線１
ｃが貫通する穴５と、爪６ａを有する嵌合部６と、ベー
ス板２ａとを有する。
ｃが貫通する穴５と、爪６ａを有する嵌合部６と、ベー
ス板２ａとを有する。
【０００６】コアカバー１とベース２とは、ベース２の
嵌合部６とコアカバー１の嵌合部８とが嵌合することに
より、一体に形成される。
嵌合部６とコアカバー１の嵌合部８とが嵌合することに
より、一体に形成される。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】このような構成のチョ
ークコイルにおいては、巻線１ａ，１ｂのリード線１ｃ
は必ずコアカバー１の嵌合部８側に引き出されなければ
ならない。そうでないと、リード線１ｃが穴５を貫通す
るようにすることができないからである。このように従
来のチョークコイルは、巻線作業においてリード線の引
出し方向に注意しなければならず、巻線作業の能率を向
上させることが難しい。
ークコイルにおいては、巻線１ａ，１ｂのリード線１ｃ
は必ずコアカバー１の嵌合部８側に引き出されなければ
ならない。そうでないと、リード線１ｃが穴５を貫通す
るようにすることができないからである。このように従
来のチョークコイルは、巻線作業においてリード線の引
出し方向に注意しなければならず、巻線作業の能率を向
上させることが難しい。
【０００８】また、チョークコイルとしての組み上がり
時に、ベース２に対してコアカバー１のセンタバリア３
が正しくリード線１ｃが引き出される位置にくるよう
に、ベース２に対するコアカバー１の組付けに充分留意
する必要があり、作業能率を向上させることがはなはだ
困難である。
時に、ベース２に対してコアカバー１のセンタバリア３
が正しくリード線１ｃが引き出される位置にくるよう
に、ベース２に対するコアカバー１の組付けに充分留意
する必要があり、作業能率を向上させることがはなはだ
困難である。
【０００９】さらに、巻線１ａ，１ｂの先端部分である
リード線１ｃをベース２に設けられたリード線用穴５に
貫通させる必要があるが（図５，図７を参照されたい。
図７は、ベース板２ａを図５のＶ−Ｖ線断面で表した従
来のチョークコイルの構成図である）、穴５の直径はリ
ード線１ｃの直径よりもわずかに大きいだけで、穴５の
入口から出口までその直径は一定寸法となっている（図
７のＡ部拡大図である図８参照）上に、巻線ピッチによ
ってリード線１ｃの引出し位置はばらつくので、引出し
位置によってはリード線１ｃを穴５へ挿入することが困
難となり、リード線貫通作業の能率が低下しがちであ
る。
リード線１ｃをベース２に設けられたリード線用穴５に
貫通させる必要があるが（図５，図７を参照されたい。
図７は、ベース板２ａを図５のＶ−Ｖ線断面で表した従
来のチョークコイルの構成図である）、穴５の直径はリ
ード線１ｃの直径よりもわずかに大きいだけで、穴５の
入口から出口までその直径は一定寸法となっている（図
７のＡ部拡大図である図８参照）上に、巻線ピッチによ
ってリード線１ｃの引出し位置はばらつくので、引出し
位置によってはリード線１ｃを穴５へ挿入することが困
難となり、リード線貫通作業の能率が低下しがちであ
る。
【００１０】この発明は、上記事情を考慮してなされた
ものであり、その目的とするところは、巻線作業におい
てリード線の引出し方向に注意する必要がないチョーク
コイルを提供することにある。また、他の目的として、
リード線の引出し位置がばらついてもベースの穴への貫
通作業が容易なチョークコイルを提供することにある。
ものであり、その目的とするところは、巻線作業におい
てリード線の引出し方向に注意する必要がないチョーク
コイルを提供することにある。また、他の目的として、
リード線の引出し位置がばらついてもベースの穴への貫
通作業が容易なチョークコイルを提供することにある。
【００１１】
【課題を解決するための手段】そこでこの発明では、ド
ーナツ状を呈するトロイダルコアと、該トロイダルコア
を収納するためのドーナツ形空隙部を有するコアカバー
と、該コアカバーに捲回される巻線と、前記巻線のリー
ド線が貫通する穴を有するベースとからなるチョークコ
イルにおいて、前記コアカバーは、断面コ字状の周壁に
よって形成される凹部を有するとともに、中央透孔部に
これを半径方向に横断すべく画成された板状部材を有す
る、同一形状の２個のサブコアカバーが巻線によって一
体的に嵌合されることにより構成され、前記各サブコア
カバーには、前記ベースに設けられた爪片と嵌合可能な
段部が形成され、前記各サブコアカバーの外周端部には
その半周に外側凹部が、その残余の半周に内側凹部が形
成されており、前記２個のサブコアカバーは双方の板状
部材が互いに一致すべく位置決め、嵌合されるととも
に、前記コアカバーの上下位置関係を反転した場合にあ
っても前記コアカバーを前記ベースに一体的に嵌着可能
であるように構成した。
ーナツ状を呈するトロイダルコアと、該トロイダルコア
を収納するためのドーナツ形空隙部を有するコアカバー
と、該コアカバーに捲回される巻線と、前記巻線のリー
ド線が貫通する穴を有するベースとからなるチョークコ
イルにおいて、前記コアカバーは、断面コ字状の周壁に
よって形成される凹部を有するとともに、中央透孔部に
これを半径方向に横断すべく画成された板状部材を有す
る、同一形状の２個のサブコアカバーが巻線によって一
体的に嵌合されることにより構成され、前記各サブコア
カバーには、前記ベースに設けられた爪片と嵌合可能な
段部が形成され、前記各サブコアカバーの外周端部には
その半周に外側凹部が、その残余の半周に内側凹部が形
成されており、前記２個のサブコアカバーは双方の板状
部材が互いに一致すべく位置決め、嵌合されるととも
に、前記コアカバーの上下位置関係を反転した場合にあ
っても前記コアカバーを前記ベースに一体的に嵌着可能
であるように構成した。
【００１２】また、前記ベースの穴には、テーパ形状部
を設けることが好ましい。
を設けることが好ましい。
【００１３】
【作用】この発明によるチョークコイルにあっては、コ
アカバーは、断面コ字状の周壁によって形成される凹部
を有するとともに、中央透孔部にこれを半径方向に横断
すべく画成された板状部材を有する、同一形状の２個の
サブコアカバーが巻線によって一体的に嵌合されること
により構成され、前記各サブコアカバーには、前記ベー
スに設けられた爪片と嵌合可能な段部が形成され、前記
各サブコアカバーの外周端部にはその半周に外側凹部
が、その残余の半周に内側凹部が形成されており、前記
２個のサブコアカバーは双方の板状部材が互いに一致す
べく位置決め、嵌合されるとともに、前記コアカバーの
上下位置関係を反転した場合にあっても前記コアカバー
を前記ベースに一体的に嵌着可能であるように構成した
ので、コアカバーを構成するサブコアカバー同士の組付
けが確実かつ容易に行えるとともに、コアカバーに上下
の方向性がなくなり、巻線作業においてリード線の引出
し方向を考慮する必要がなくなるので、巻線作業の能率
向上を図ることができる。
アカバーは、断面コ字状の周壁によって形成される凹部
を有するとともに、中央透孔部にこれを半径方向に横断
すべく画成された板状部材を有する、同一形状の２個の
サブコアカバーが巻線によって一体的に嵌合されること
により構成され、前記各サブコアカバーには、前記ベー
スに設けられた爪片と嵌合可能な段部が形成され、前記
各サブコアカバーの外周端部にはその半周に外側凹部
が、その残余の半周に内側凹部が形成されており、前記
２個のサブコアカバーは双方の板状部材が互いに一致す
べく位置決め、嵌合されるとともに、前記コアカバーの
上下位置関係を反転した場合にあっても前記コアカバー
を前記ベースに一体的に嵌着可能であるように構成した
ので、コアカバーを構成するサブコアカバー同士の組付
けが確実かつ容易に行えるとともに、コアカバーに上下
の方向性がなくなり、巻線作業においてリード線の引出
し方向を考慮する必要がなくなるので、巻線作業の能率
向上を図ることができる。
【００１４】また、好ましくは、ベースの穴にテーパ形
状部を設けることにより、リード線の引出し位置にばら
つきが生じても、円滑にリード線をベースの穴に貫通さ
せることができるので、リード線のベースの穴への貫通
作業の能率向上を図ることができる。
状部を設けることにより、リード線の引出し位置にばら
つきが生じても、円滑にリード線をベースの穴に貫通さ
せることができるので、リード線のベースの穴への貫通
作業の能率向上を図ることができる。
【００１５】
【実施例】図１は、この発明によるチョークコイルの一
実施例を示す斜視図である。同図において、コアカバー
１は、同一形状の２つのサブコアカバー１Ａ，１Ｂから
なる。サブコアカバー１Ａは、センタバリア３Ａとドー
ナツ形状部４Ａとを有し、センタバリア３Ａには段部９
Ａが設けられている。また、サブコアカバー１Ｂは、セ
ンタバリア３Ｂとドーナツ形状部４Ｂとを有し、センタ
バリア３Ｂには段部９Ｂが設けられている。
実施例を示す斜視図である。同図において、コアカバー
１は、同一形状の２つのサブコアカバー１Ａ，１Ｂから
なる。サブコアカバー１Ａは、センタバリア３Ａとドー
ナツ形状部４Ａとを有し、センタバリア３Ａには段部９
Ａが設けられている。また、サブコアカバー１Ｂは、セ
ンタバリア３Ｂとドーナツ形状部４Ｂとを有し、センタ
バリア３Ｂには段部９Ｂが設けられている。
【００１６】さらに、ベース２は、ベース板２Ａと穴１
０と爪１１Ａを有する嵌合部１１とを有する。
０と爪１１Ａを有する嵌合部１１とを有する。
【００１７】図１では、ベース２の爪１１Ａとサブコア
カバー１Ｂの段部９Ｂとが嵌合する（段部９Ｂから１８
０度回転した位置においても同様な段部を有し、したが
って、コアカバー１とベース２とは１８０度離れた２つ
の位置で嵌合する）ことにより、コアカバー１とベース
２とは一体に形成される。サブコアカバー１Ｂとサブコ
アカバー１Ａとは後述するように同一形状であるので、
互いに交換可能であり、サブコアカバー１Ｂの位置にサ
ブコアカバー１Ａを配置してもよい。この場合には、ベ
ース２の爪１１Ａはサブコアカバー１Ａの段部９Ａと嵌
合される。
カバー１Ｂの段部９Ｂとが嵌合する（段部９Ｂから１８
０度回転した位置においても同様な段部を有し、したが
って、コアカバー１とベース２とは１８０度離れた２つ
の位置で嵌合する）ことにより、コアカバー１とベース
２とは一体に形成される。サブコアカバー１Ｂとサブコ
アカバー１Ａとは後述するように同一形状であるので、
互いに交換可能であり、サブコアカバー１Ｂの位置にサ
ブコアカバー１Ａを配置してもよい。この場合には、ベ
ース２の爪１１Ａはサブコアカバー１Ａの段部９Ａと嵌
合される。
【００１８】このようにコアカバー１を構成する２個の
サブコアカバー１Ａ、１Ｂとは同一形状であるので、巻
線１ａのリード線１ｃは図１に示すような下向きの方向
とする必要はなく、リード線１ｃを上向きの方向として
もよく、この場合にはベース２はコアカバー１の上方に
配置されることになる。
サブコアカバー１Ａ、１Ｂとは同一形状であるので、巻
線１ａのリード線１ｃは図１に示すような下向きの方向
とする必要はなく、リード線１ｃを上向きの方向として
もよく、この場合にはベース２はコアカバー１の上方に
配置されることになる。
【００１９】このように巻線作業においてリード線１ｃ
の方向に注意する必要がないので、巻線作業の能率を向
上させることができる。
の方向に注意する必要がないので、巻線作業の能率を向
上させることができる。
【００２０】図２は、図１のチョークコイルのコアカバ
ー１を分解して示す分解図である。同図に示すように、
トロイダルコア１２は、上方に位置するサブコアカバー
１Ａと下方に位置するサブコアカバー１Ｂとのドーナツ
形状部４Ａと４Ｂとに挟み込まれて、その空間部に配置
される。
ー１を分解して示す分解図である。同図に示すように、
トロイダルコア１２は、上方に位置するサブコアカバー
１Ａと下方に位置するサブコアカバー１Ｂとのドーナツ
形状部４Ａと４Ｂとに挟み込まれて、その空間部に配置
される。
【００２１】上記サブコアカバー１Ｂは、外側凹部１３
と内側凹部１４とを有し、また割れ目１５Ａ、１５Ｂを
有する。サブコアカバー１Ａも同一の形状である。これ
らの凹部、割れ目により、同一形状であるサブコアカバ
ー１Ａと１Ｂとは噛み合って一体に形成される。したが
って、サブコアカバー１Ａが上方でも、サブコアカバー
１Ｂが上方でも、一体に形成された後は同一形状とな
る。
と内側凹部１４とを有し、また割れ目１５Ａ、１５Ｂを
有する。サブコアカバー１Ａも同一の形状である。これ
らの凹部、割れ目により、同一形状であるサブコアカバ
ー１Ａと１Ｂとは噛み合って一体に形成される。したが
って、サブコアカバー１Ａが上方でも、サブコアカバー
１Ｂが上方でも、一体に形成された後は同一形状とな
る。
【００２２】また、外側凹部１３および内側凹部１４の
始端と終端、すなわち割れ目１５Ａ，１５Ｂは、サブコ
アカバー１Ａ，１Ｂのそれぞれの外周壁の板状部材とし
てのセンタバリア１６Ａ，１６Ｂの両端部に相当する部
位に位置しているので、それぞれのサブコアカバー１Ａ
と１Ｂとは互いの外側凹部１３と内側凹部１４とが嵌合
される位置でしか一体化されることがなく、逆にいえ
ば、サブコアカバー１Ａと１Ｂとが一体的に嵌合される
位置では、センタバリア１６Ａ，１６Ｂは必ず一致する
こととなり、コアカバー１の組付けを誤りなく容易に行
うことができる。
始端と終端、すなわち割れ目１５Ａ，１５Ｂは、サブコ
アカバー１Ａ，１Ｂのそれぞれの外周壁の板状部材とし
てのセンタバリア１６Ａ，１６Ｂの両端部に相当する部
位に位置しているので、それぞれのサブコアカバー１Ａ
と１Ｂとは互いの外側凹部１３と内側凹部１４とが嵌合
される位置でしか一体化されることがなく、逆にいえ
ば、サブコアカバー１Ａと１Ｂとが一体的に嵌合される
位置では、センタバリア１６Ａ，１６Ｂは必ず一致する
こととなり、コアカバー１の組付けを誤りなく容易に行
うことができる。
【００２３】さらに、トロイダルコア１２を内蔵して一
体的に嵌合されたコアカバー１のドーナツ状の外周部に
は、リード線１ａ，１ｂが捲回されるので、サブコアカ
バー１Ａと１Ｂには、特に互いに固定する手段を設ける
必要がなく、強固に嵌合、一体化される。
体的に嵌合されたコアカバー１のドーナツ状の外周部に
は、リード線１ａ，１ｂが捲回されるので、サブコアカ
バー１Ａと１Ｂには、特に互いに固定する手段を設ける
必要がなく、強固に嵌合、一体化される。
【００２４】図３は、リード線１ｃを穴１０に貫通した
状態におけるベース板２Ａを図１のＡ−Ａ線断面で示す
この実施例に係るチョークコイルの構成図である。図１
の実施例における穴１０は、図３のＢ部を拡大した図４
に示すように、リード線１ｃが挿入される側にテーパ部
１０Ａを有している。
状態におけるベース板２Ａを図１のＡ−Ａ線断面で示す
この実施例に係るチョークコイルの構成図である。図１
の実施例における穴１０は、図３のＢ部を拡大した図４
に示すように、リード線１ｃが挿入される側にテーパ部
１０Ａを有している。
【００２５】このように穴１０のリード線１ｃが挿入さ
れる側（上側）にテーパ部１０Ａを有することにより、
巻線１ａのピッチによってリード線１ｃの引出し位置が
ばらついても円滑に穴１０にリード線１ｃを挿入するこ
とができ、穴１０へのリード線１ｃの貫通作業の能率を
向上させることができる。
れる側（上側）にテーパ部１０Ａを有することにより、
巻線１ａのピッチによってリード線１ｃの引出し位置が
ばらついても円滑に穴１０にリード線１ｃを挿入するこ
とができ、穴１０へのリード線１ｃの貫通作業の能率を
向上させることができる。
【００２６】また、図８に示す従来の穴５の形状の場合
には、図４のようなテーパ部を有しないので、リード線
１ｃを穴５に向ってできるだけ小さなＲで折り曲げる必
要があったが、この実施例における穴１０の場合は、テ
ーパ部１０Ａによりリード線１ｃの折り曲げＲは大きく
てよく、作業を緩和できる。
には、図４のようなテーパ部を有しないので、リード線
１ｃを穴５に向ってできるだけ小さなＲで折り曲げる必
要があったが、この実施例における穴１０の場合は、テ
ーパ部１０Ａによりリード線１ｃの折り曲げＲは大きく
てよく、作業を緩和できる。
【００２７】さらに、図５、図６に示した従来のチョー
クコイルは、一体に形成されたセンタバリア３とドーナ
ツ形状部４とに対して１つの金型、また一体に形成され
た底板７と嵌合部８とに対して１つの金型の合計２種類
の金型が必要であるのに対し、この実施例においてはコ
アカバー１は同一形状のサブコアカバー１Ａと１Ｂとか
らなるので、金型は１種類でよく初期投資を大幅に低減
できる。
クコイルは、一体に形成されたセンタバリア３とドーナ
ツ形状部４とに対して１つの金型、また一体に形成され
た底板７と嵌合部８とに対して１つの金型の合計２種類
の金型が必要であるのに対し、この実施例においてはコ
アカバー１は同一形状のサブコアカバー１Ａと１Ｂとか
らなるので、金型は１種類でよく初期投資を大幅に低減
できる。
【００２８】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、この発明に
係るチョークコイルでは、コアカバーは、断面コ字状の
周壁によって形成される凹部を有するとともに、中央透
孔部にこれを半径方向に横断すべく画成された板状部材
を有する、同一形状の２個のサブコアカバーが巻線によ
って一体的に嵌合されることにより構成され、前記各サ
ブコアカバーには、前記ベースに設けられた爪片と嵌合
可能な段部が形成され、前記各サブコアカバーの外周端
部にはその半周に外側凹部が、その残余の半周に内側凹
部が形成されており、前記２個のサブコアカバーは双方
の板状部材が互いに一致すべく位置決め、嵌合されると
ともに、前記コアカバーの上下位置関係を反転した場合
にあっても前記コアカバーを前記ベースに一体的に嵌着
可能であるように構成したので、コアカバーを構成する
サブコアカバー同士の組付けが確実かつ容易に行えると
ともに、コアカバーの上下の方向性がなくなり、巻線作
業においてリード線の引出し方向に注意する必要がなく
なるので、巻線作業の能率を向上させることができる。
また、コアカバーは同一形状のサブコアカバーからなる
ので、金型は従来のように２種類必要なく、１種類でよ
い。
係るチョークコイルでは、コアカバーは、断面コ字状の
周壁によって形成される凹部を有するとともに、中央透
孔部にこれを半径方向に横断すべく画成された板状部材
を有する、同一形状の２個のサブコアカバーが巻線によ
って一体的に嵌合されることにより構成され、前記各サ
ブコアカバーには、前記ベースに設けられた爪片と嵌合
可能な段部が形成され、前記各サブコアカバーの外周端
部にはその半周に外側凹部が、その残余の半周に内側凹
部が形成されており、前記２個のサブコアカバーは双方
の板状部材が互いに一致すべく位置決め、嵌合されると
ともに、前記コアカバーの上下位置関係を反転した場合
にあっても前記コアカバーを前記ベースに一体的に嵌着
可能であるように構成したので、コアカバーを構成する
サブコアカバー同士の組付けが確実かつ容易に行えると
ともに、コアカバーの上下の方向性がなくなり、巻線作
業においてリード線の引出し方向に注意する必要がなく
なるので、巻線作業の能率を向上させることができる。
また、コアカバーは同一形状のサブコアカバーからなる
ので、金型は従来のように２種類必要なく、１種類でよ
い。
【００２９】さらに、ベースの穴にテーパ部を設けた場
合には、リード線の引出し位置がばらついても円滑にリ
ード線をベースの穴に挿入することができるので、穴へ
のリード線貫通作業の能率を向上させることができる。
合には、リード線の引出し位置がばらついても円滑にリ
ード線をベースの穴に挿入することができるので、穴へ
のリード線貫通作業の能率を向上させることができる。
【図１】この発明によるチョークコイルの一実施例を示
す斜視図である。
す斜視図である。
【図２】図１のコアカバーの分解図である。
【図３】ベース板を断面で表した図１の実施例の構成図
である。
である。
【図４】図３のＢ部拡大図である。
【図５】従来のチョークコイルを示す斜視図である。
【図６】図５の分解図である。
【図７】ベース板を断面で表した従来のチョークコイル
の構成図である。
の構成図である。
【図８】図７のＡ部拡大図である。
１ コアカバー １ａ、１ｂ 巻線 １ｃ リード線 ２Ａ ベース板 ３Ａ、３Ｂ センタバリア ４Ａ、４Ｂ ドーナツ形状部 ９Ａ、９Ｂ 段部 １０ 穴 １１ 嵌合部 １１Ａ 爪
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 Ｈ０１Ｆ 41/08 Ｆ 8019−5Ｅ (72)発明者 野中 正巳 東京都港区新橋５丁目36番11号 富士電気 化学株式会社内
Claims (2)
- 【請求項１】 ドーナツ状を呈するトロイダルコアと、
該トロイダルコアを収納するためのドーナツ形空隙部を
有するコアカバーと、該コアカバーに捲回される巻線
と、前記巻線のリード線が貫通する穴を有するベースと
からなるチョークコイルにおいて、 前記コアカバーは、断面コ字状の周壁によって形成され
る凹部を有するとともに、中央透孔部にこれを半径方向
に横断すべく画成された板状部材を有する、同一形状の
２個のサブコアカバーが巻線によって一体的に嵌合され
ることにより構成され、 前記各サブコアカバーには、前記ベースに設けられた爪
片と嵌合可能な段部が形成され、前記各サブコアカバー
の外周端部にはその半周に外側凹部が、その残余の半周
に内側凹部が形成されており、 前記２個のサブコアカバーは双方の板状部材が互いに一
致すべく位置決め、嵌合されるとともに、前記コアカバ
ーの上下位置関係を反転した場合にあっても前記コアカ
バーを前記ベースに一体的に嵌着可能である、 ことを特徴とするチョークコイル。 - 【請求項２】 請求項１記載のチョークコイルにおい
て、 前記ベースの穴はテーパ形状部を有することを特徴とす
るチョークコイル。
Priority Applications (1)
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|---|---|---|---|
| JP4189718A JP2733415B2 (ja) | 1992-07-16 | 1992-07-16 | チョークコイル |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4189718A JP2733415B2 (ja) | 1992-07-16 | 1992-07-16 | チョークコイル |
Publications (2)
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|---|---|
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| JP2733415B2 JP2733415B2 (ja) | 1998-03-30 |
Family
ID=16246032
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4189718A Expired - Lifetime JP2733415B2 (ja) | 1992-07-16 | 1992-07-16 | チョークコイル |
Country Status (1)
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|---|---|
| JP (1) | JP2733415B2 (ja) |
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- 1992-07-16 JP JP4189718A patent/JP2733415B2/ja not_active Expired - Lifetime
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