JPH0636781B2 - アプライト型電気掃除機 - Google Patents

アプライト型電気掃除機

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JPH0636781B2
JPH0636781B2 JP60267149A JP26714985A JPH0636781B2 JP H0636781 B2 JPH0636781 B2 JP H0636781B2 JP 60267149 A JP60267149 A JP 60267149A JP 26714985 A JP26714985 A JP 26714985A JP H0636781 B2 JPH0636781 B2 JP H0636781B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、吸口部と、集塵室とを連通させる塵埃通路用
ダクトを、本体ケースに内蔵させてなるアプライト型電
気掃除機に関するものである。
[従来の技術] 従来のアプライト型電気掃除機としては、実開昭55−
79953号に示すように、吸口部と集塵室とを、本体
ケースの背面に配置したホースとL字状の屈折管で連通
する構成のものと、特開昭49−12656号に示すよ
うに、電動送風機と集塵室とを、本体ケース外に設けた
ホースと本体ケースの集塵室内に設けたダクトによって
連通する構成のものとがある。
[発明が解決しようとする課題] 上記実開昭55−79953号に示す従来技術では、た
とえば、ベットの下などの狭い空間を掃除しようとし
て、本体ケースを下げても、第7図に示すように、本体
ケースの背面に配置した外付けホース46が障害になっ
て、本体ケースを水平に倒すことができず、狭い空間を
十分に掃除することができない。しかも、屈折管に設け
た開口(孔)に、アタッチメント用のホース継手を接続
しようとした場合、屈折管がL字状になっているため、
ホース継手と屈折管の接触幅が十分にとれず、ホース継
手を屈折管に確実に取り付けることができない。ホース
継手と屈折管の接触幅を十分にとれるようにするため
に、屈折管のホース継ぎ手挿入方向の寸法を長くする
と、本体ケース背面からの屈折管の出っ張り高さが大き
くなる不具合が発生する。
上記特開昭49−12656号に示す従来技術では、本
体ケース内に内蔵したダクトの集塵室側端部がL字状に
なっているので、塵埃がつまりやすく、かつその詰まっ
た塵埃を取り除くのが極めて困難であるという不具合を
有している。
本発明の目的とするところは、上記従来技術の不具合点
にかんがみ、塵埃通路用ダクトの集塵室側端部部分の寸
法を大きくすることなく、その集塵室側端部にアタッチ
メント用のホース継手を、確実に、かつ、簡単に取り付
けることができるとともに、塵埃通路用ダクトの集塵室
側端部に、塵埃が詰まりにくく、万一詰まってもその塵
埃を簡単に除去でき、かつ、本体ケースをほぼ水平に倒
すことが可能なアプライト型電気掃除機を提供するにあ
る。
[課題を解決するための手段] 上記目的は、集塵室を有する本体ケースと、この本体ケ
ースに回動自在に取り付けた吸口部と、前記集塵室内に
設置する集塵フィルターと、前記吸口部から塵埃を吸引
させる駆動源となる電動送風機と、前記吸口部と前記集
塵室とを連通する塵埃通路用ダクトとを備え、前記塵埃
通路用ダクトを前記本体ケースに内蔵してなるアプライ
ト型電気掃除機において、 前記塵埃通路用ダクトの集塵室側端部を略T字形とし、
そのT字形の一端を前記集塵フィルターに連通させ、か
つそのT字形の他端を前記本体ケースの背面に開口させ
この開口に嵌合する密閉蓋を、その密閉蓋の回動支点が
本体ケースの背面内に位置するように前記本体ケースの
背面に設けるとともに、 前記開口周縁である本体ケース背面に前記密閉蓋を開い
たときの逃げ部となる凹部を設け、しかも、密閉蓋の内
側を、塵埃の流れを円滑にするために曲面とし、この曲
面にパッキンを設け、 さらに、前記密閉蓋を開いたとき、前記塵埃通路用ダク
トの前記T字形部分に、前記本体ケースと別体のホール
継手などのアダプタを前記開口から挿入固定可能な構成
とすることにより、達成される。
[作用] 密閉蓋を閉じた状態で運動送風機を回転させると、吸口
部から吸い込まれた塵埃は、塵埃通路用ダクトを介して
集塵室内に円滑に流れ、集塵室内に設置した集塵フィル
ター内に捕捉される。この場合、密閉蓋内側の曲面に設
けたパッキンに塵埃が衝突し、その塵埃がジャンピング
しながら集塵フィルター側に誘導されるので、塵埃通路
用ダクト端部における塵埃詰まりが少なくなる。
塵埃通路用ダクトの略T字形部分に塵埃が詰まった場合
には、密閉蓋を開き、本体ケース背面の開口から集塵室
側に向かって細い棒を押し込めば、略T字形部分に詰ま
った塵埃が集塵フィルター内に移動して、略T字形部分
の塵埃詰まりが解消される。この場合、密閉蓋は、凹部
により、本体ケースの背面に沿うように大きく開くの
で、本体ケース背面から塵埃通路用ダクト内に細い棒を
難なく、押し込むことができる。
家具の上面などの掃除をしたいときには、密閉蓋を開い
て、先端に別吸口を有するホース継手などのアダプタ
を、塵埃通路用ダクトの略T字形部分に挿入すれば、そ
のアダプタと略T字形部分との接触幅が大きいので、ア
ダプタが塵埃通路用ダクトに確実に固定される。この場
合も、密閉蓋は、凹部により、本体ケースの背面に沿う
ように大きく開くので、本体ケース背面から塵埃通路用
ダクト内にアダプタを難なく、挿入することができる。
密閉蓋を閉じて、ベットの下などを掃除する場合には、
本体ケースの背面には塵埃通路用ダクトなどの突出部が
ないため、本体ケースを略水平に下げることができるの
で、ベットの下などの狭い空間に本体ケースを挿入する
ことが可能となる。したがって、ベットの下などの狭い
空間における掃除が、十分に行われる。
[実施例] 次に、第1図〜第6図を参照して、本発明の一実施例を
説明する。まず、第1図は本発明によるアプライト型電
気掃除機の外観を示す斜視図、第2図は本体を中央で切
断した縦断面図である。図において、床面に近接するU
字状の吸口部1の下面には開口部分5が設けられてい
る。ここには、円柱の表面に植毛4を形成した回転ブラ
シ3を取り付けてある。吸口部1の前方には軟質部材の
バンパー2を配し、家具等に衝突しても傷めないように
してある。7は底板、6は前車輪、9は後車輪、8はダ
クトである。
回転ブラシ3は、ベルト43により、電動送風機室40
内の電動送風機42のシャフト10と連結されている。
したがって、電動送風機42が回転すると、回転ブラシ
3も回転する。電動送風機室40には、電動送風機42
への風の通路としてサクションダクト39があり、前面
には電動送風機室蓋41が形成されている。
開口部分5から入った塵埃は、電動送風気42と集塵室
37を連通する塵埃通路用ダクト38内を通り、本体ケ
ース11内の集塵室37に内蔵された集塵フィルタ−3
3に入る。集塵フィルター33の口部分35は、爪21
とホルダー保持部36とによりフィルターホルダー31
に固定されている。フィルターホルダー31は、口パッ
キン34をはめ込んだフィルターベース12に取り外し
自在に固定されている。フィルターベース12は、本体
ケース11のねじボス18に、ベース側ボス32により
固定される。
塵埃通路用ダクト38は、フィルターベース12側と本
体背部側に分岐した略T字形の先端部13を有してい
る。略T字形の一端は、集塵フィルター33に連通し、
かつ略T字形の他端は本体ケース11の背面に開口して
いる。
第3図に示した拡大図から明らかなように、本体ケース
11の背面の開口は、回動支点19を中心に開閉自在な
密閉蓋17により密閉可能である。密閉蓋17の回動支
点19は、第3図及び第5図に示すように、本体ケース
1の背面内に位置している。密閉蓋17の内側は、塵埃
の流れをスムーズにするために曲面に形成するととも
に、その曲面に、気密性の点から、ゴムなどの弾性素材
によるパッキン16を設けている。一方、本体ケース1
1の背面には、密閉蓋17をあげたときの逃げ部となる
凹部20と、下げたときのへこみ14と、密閉蓋17先
端を固定するためのスナップヒット15とを形成してあ
る。密閉蓋17は、その回動支点19が本体ケース1の
背面内に位置していても、凹部20により、第5図に示
すように、本体ケース1の背面に沿って大きく開かせる
ことができる。
集塵フィルター33は、前蓋30を外すと、本体ケース
11から取り出すことができる。前蓋30は、上部にあ
るクランプがクランプばね27の弾性力により本体ケー
ス11内に当接して、本体ケースに固定されている。集
塵室37上部のコードリール28には、電源コード24
が巻かれており、コードリール28は、ねじ29により
本体ケース11に固定されている。電気は、電源コード
24から接片22を通り、リール支持体23に導入され
る。第1図に示すように、コードリール28の上部に
は、メインスイッチ44がある。25は掃除機操作用の
ハンドルである。
さて、密閉蓋17は、掃除中や不使用時、本体ケース1
1背面に形成した開口を密閉している。しかもその内面
が集塵フィルター33に向かって曲面となっているか
ら、塵埃の流れが円滑であり、かつ、曲面に設けたパッ
キン16に塵埃が衝突しその塵埃がジャンピングしなが
ら集塵フィルター33側に誘導されるので、塵埃通路用
ダクト38の集塵室側端部における塵埃詰まりが少な
い。万一、ダクト38の略T字形部分13に塵埃が詰ま
った時は、密閉蓋17を開き、棒などを本体ケース11
背面の開口から挿入して集塵室37側に押し込むことに
よって、その塵埃を簡単に取り除くことができる。
第5図に示すように、本体ケース11と別体のホース継
手を挿入固定し、ホース45の他端に別吸口を装着すれ
ば、テーブルなどの上面の掃除も自在に行うことができ
る。加えて、アプライト型の欠点とされる家具の上面や
壁等の掃除の困難さも、長いホースを塵埃通路用ダクト
38に接続可能となるので、克服できる。
また、既に第6図と第7図の比較で述べたように、第6
図の理想的形態を実現した本実施例によれば、ベットの
下などのような従来は本体ケース11が入りにくかった
ところも十分に掃除可能である。
[発明の効果] 本発明によれば、 (1)密閉蓋の回動支点を本体ケースの背面内に位置させ
たので、密閉蓋の外側と本体ケースの背面とを面一にさ
せることが可能となり、しかも、密閉蓋の回動支点が本
体ケースの背面内に位置していても、本体ケースの背面
に設けた凹部によって密閉蓋が本体ケースの背面に沿う
ように開くことができる。
(2)密閉蓋が、凹部により本体ケースの背面に沿って大
きく開くので、塵埃通路用ダクト内に難なくアダプタを
挿入することができるとともに、アダプタが挿入される
塵埃通路用ダクトの集塵室側端部がほぼT字形となって
おり、アダプタと塵埃通路用ダクトのほぼT字形部分と
の接触幅が大きくとれるため、本体ケースに内蔵してあ
るところの、塵埃通路用ダクトの集塵室側端部に、アダ
プタを確実に、かつ簡単に取り付けることができる。
(3)塵埃通路用ダクトの集塵室側端部に詰まった塵埃
は、棒などを、密閉蓋を開いて塵埃通路用ダクトの集塵
室側端部内に押し込むと、集塵室内に移動させることが
できる。この際、密閉蓋が、凹部により本体ケースの背
面に沿って大きく開くので、塵埃通路用ダクトの集塵室
側端部内に、詰まった塵埃を取り除く棒などを難なく挿
入することができる。
(4)本体ケースの背面に塵埃通路用ダクトなどの突出部
分がないので、本体ケースを水平に倒すことが可能とな
り、ベットなどの下に本体ケースを円滑に挿入すること
ができる。
(5)塵埃通路用ダクトのT字形を通過する塵埃は、密閉
蓋内側の曲面により円滑に集塵フィルター側に流れると
ともに、その曲面に設けたパッキンの弾性によりジャン
ピングしながら集塵フィルター側に誘導されるので、塵
埃通路用ダクトの集塵室側端部における塵埃詰りが少な
い。
などの効果を奏しえるきわめて使い勝手のすぐれたアプ
ライト型電気掃除機がえられる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明によるアプライト型電気掃除機の外観を
示す斜視図、第2図は本体を中央で切断した断面を示す
斜視図、第3図は略T字形部分の周りの拡大縦断面図、
第4図は密閉蓋を示す背面図、第5図はホースのホース
継手を塵埃通路用ダクトに挿入した状態を示す縦断面
図、第6図は本発明の掃除機を倒した使用状態を示す側
面図、第7図は従来の掃除機を倒した使用状態を示す側
面図である。 1……吸込口、11……本体ケース、13……略T字形
部分、16……パッキン、19……回動支点、20……
凹部、33……集塵フィルター、37……集塵室、38
……塵埃通路用ダクト、42……電動送風機、45……
ホース。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】集塵室を有する本体ケースと、この本体ケ
    ースに回動自在に取り付けた吸口部と、前記集塵室内に
    設置する集塵フィルターと、前記吸口部から塵埃を吸引
    させる駆動源となる電動送風機と、前記吸口部と前記集
    塵室とを連通する塵埃通路用ダクトとを備え、前記塵埃
    通路用ダクトを前記本体ケースに内蔵してなるアプライ
    ト型電気掃除機において、 前記塵埃通路用ダクトの集塵室側端部を略T字形とし、
    そのT字形の一端を前記集塵フィルターに連通させ、か
    つそのT字形の他端を前記本体ケースの背面に開口させ
    この開口に嵌合する密閉蓋を、その密閉蓋の回動支点が
    本体ケースの背面内に位置するように、前記本体ケース
    の背面に設けるとともに、 前記開口周縁である本体ケース背面に前記密閉蓋を開い
    たときの逃げ部となる凹部を設け、しかも、密閉蓋の内
    側を、塵埃の流れを円滑にするために曲面とし、この曲
    面にパッキンを設け、 さらに、前記密閉蓋を開いたとき、前記塵埃通路用ダク
    トの前記T字形部分に、前記本体ケースと別体のホース
    継手などのアダプタを前記開口から挿入固定可能な構成
    としたことを特徴とするアプライト型電気掃除機。
JP60267149A 1985-09-20 1985-11-29 アプライト型電気掃除機 Expired - Fee Related JPH0636781B2 (ja)

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JPS5835182Y2 (ja) * 1978-11-27 1983-08-08 松下電器産業株式会社 電気掃除機

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