JPH0636644U - 芳香剤用容器 - Google Patents

芳香剤用容器

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JPH0636644U
JPH0636644U JP7452892U JP7452892U JPH0636644U JP H0636644 U JPH0636644 U JP H0636644U JP 7452892 U JP7452892 U JP 7452892U JP 7452892 U JP7452892 U JP 7452892U JP H0636644 U JPH0636644 U JP H0636644U
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JP
Japan
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fragrance
opening
gas permeable
container
container body
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Pending
Application number
JP7452892U
Other languages
English (en)
Inventor
▲高▼橋正敏
富永克子
Original Assignee
エステー化学株式会社
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 貯蔵安定性の向上 【構成】 開口部4が形成された椀状の容器本体2の内
部にゲル状芳香剤3を収納し、前記開口部4を覆うよう
に気体透過性部材5を配設し、さらに、前記開口部4に
蓋部材9を嵌着してこれを密封し、前記気体透過性部材
5を容器本体2と蓋部材9との間で挟持することで前記
ゲル状芳香剤3を前記気体透過性部材5で保持する芳香
剤用容器1であって、前記蓋部材9の一部に切取り可能
な開封部材8を設けた芳香剤用容器。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は芳香剤用容器に関し、特に、貯蔵安定性に優れた芳香剤用容器に関 するものである。
【0002】
【従来技術および解決しようとする課題】
従来、ゲル状芳香剤が収納された芳香剤用容器としては、図4に示されるよう なものが知られている。
【0003】 この芳香剤用容器21は、樹脂等で形成された椀状の容器本体22を有し、こ の容器本体22の頂部にはひも等が挿通する吊下げ部27が形成され、下部周縁 には波型状に突設したスカート部28が形成されている。
【0004】 また、この容器本体22の内部にはゲル状芳香剤23が収納され、その開口部 24に不織布または多孔質フィルム等から形成された気体透過性部材25が配設 され、容器本体22の開口部24の内周に突設した突条29を介して支持されて いる。
【0005】 そして、容器本体22の内部に収納されたゲル状芳香剤23は、容器本体22 と気体透過性部材25との間で保持されている。
【0006】 また、前記気体透過性部材25の外部表面には、引き剥がし可能に気体不透過 性シート(例えば、アルミニウム製シート)等から形成された密封片26が貼着 している。
【0007】 そして、上記のように構成された芳香剤用容器21を使用するには、密封片2 6を引き剥がし、吊下げ部27にひもを挿通して容器本体22を適当な箇所に吊 下げるか、あるいはスカート部28を机上等に載置する。
【0008】 このような状態において、容器本体22に収容されたゲル状芳香剤23は揮散 を開始し、その芳香成分が気体透過性部材25を通過して開口部24からその下 方である外部に揮散する。
【0009】 しかしながら、前記ゲル状芳香剤23の揮発成分が気体透過性部材25を透過 して、密封片26との間に凝縮し、密封片26にふくれや、剥がれを生じさせた り、また、このゲル状芳香剤23には、水性、油性の芳香剤を問わず油状成分が 含まれているため、この油状成分が密封片26の接着面を侵して、密封を不完全 にするため、使用開始前に芳香成分が外部に揮散する場合があるという問題点を 有していた。
【0010】 この考案は上記のような従来のもののもつ問題点を解決したものであって、ゲ ル状芳香剤に含まれる油状成分によって使用開始前に、密封が不完全となること を防止し、芳香成分が外部に揮散する恐れのない芳香剤用容器を提供することを 目的とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、この考案は開口部が形成された容器本体の内部 にゲル状芳香剤を収納し、前記開口部を覆うように気体透過性部材を配設し、前 記開口部に蓋部材を嵌着してこれを密封し、前記気体透過性部材を容器本体と蓋 部材との間で挟持して前記ゲル状芳香剤を前記容器本体内に保持する芳香剤用容 器であって、前記蓋部材の一部に切取り可能な開封部材を設け、また、前記開封 部材は、前記蓋部材の一部に、環状の切断部から切取り可能に形成される密封片 と、この密封片に取付けられた摘み部とからなるという手段を採用したものであ る。
【0012】
【作用】
この考案は上記の手段を採用したことにより、摘み部を引き上げて、密封片を 切断部から切り離すと、開封し、芳香剤の芳香成分が気体透過性部材を通過して 揮散し、芳香性を付与する。また、蓋部材は容器本体に嵌着し、気体透過性部材 の周縁部は容器本体と蓋部材との間で挟持されているため、芳香剤の油状成分に よってシール性が侵されない。
【0013】
【実施例】
以下、図面に示すこの考案の実施例について説明する。 図1、図2にはこの考案による芳香剤用容器の実施例が示されていて、図1は 芳香剤用容器の概略平面図であり、図2は図1のA−A線矢印方向から見た概略 断面図である。
【0014】 すなわち、この芳香剤用容器1は、樹脂等で形成された椀状の容器本体2を有 し、この容器本体2にはゲル状芳香剤3が収納され、その開口部4を覆った状態 で気体透過性部材5が配設されている。
【0015】 また、前記開口部4には前記気体透過性部材5の外側から蓋部材9が嵌着して 、その周縁部で前記気体透過性部材5の周縁部を容器本体2との間で挟持して、 前記気体透過性部材5によって容器本体2の内部に収容されているゲル状芳香剤 3を保持している。
【0016】 なお、前記気体透過性部材5は、不織布、濾紙または多孔質フィルム等から形 成されている。
【0017】 一方、前記蓋部材9には、所謂プルトップと言われる開封部材8が設けられ、 この開封部材8は、薄肉に形成された環状の切断部10によって円形状に形成さ れた密封片6と、この密封片6の一端に取付けられたリング状の摘み部7とから なっている。
【0018】 上記のように構成された芳香剤用容器1を使用するには、前記蓋部材9のリン グ状の摘み部7を引き上げて前記切断部10から密封片6を切り離して、図3に 示すように、揮散口11を形成し、この揮散口11を下にして適当な箇所にひも 等で吊下げるか、または載置する。
【0019】 この場合、前記気体透過性部材5の周縁部は、蓋部材9の残りの部分(すなわ ち、環状に残った周縁の部分)と容器本体2との間で依然として挟持されている 。
【0020】 そして、前記芳香剤用容器1の密封片6が切り離されると、それに収納された ゲル状芳香剤3の芳香成分は前記気体透過性部材5を通過して、揮散口11を介 して外部下方に揮散し、芳香性を付与する。
【0021】 また、ゲル状芳香剤3は、それ自体に流動性があるため、その揮散面は常に前 記気体透過性部材5に接触するので、常に同じ開口面積となって空気と接触し、 これによって、ゲル状芳香剤3の揮散量は常に一定に保持される。
【0022】 そして、前記密封片6は容器本体2の開口部4に嵌着する蓋部材9の一部から 形成されるため、従来のように、気体透過性部材に貼着されるその接着部が、ゲ ル状芳香剤に含まれる油状成分によって侵されて接着不良を起こす恐れがない。
【0023】 従って、ゲル状芳香剤3の油状成分によって接着不良を起こさないため、摘み 部7を引き上げて密封片6を切り離さなければ芳香成分の揮散が開始されず、貯 蔵安定性が向上することとなる。
【0024】 また、前記気体透過性部材5が厚手の濾紙等で形成されている場合においては 、外気温の上下によって気体透過性部材5と蓋部材9との間で結露が生じた場合 であっても、濾紙等によって吸水されるため、開封時に結露した水が飛んで物を 汚す恐れがない。
【0025】 なお、実施例において、前記容器本体2の形状を椀状としたが、これには限定 されない。ただし、椀状、ドーム状、アーチ状および半球状等に形成されている と、ゲル状芳香剤3が円滑に沈下するため、これらの形状が望ましい。
【0026】 また、前記実施例においては、揮散口11を下にして設置したが、揮散口11 を上にして使用することもできることは勿論である。
【0027】
【考案の効果】
この考案は前記のように構成したことにより、ゲル状芳香剤の油状成分によっ て密封不良を起こさないため、摘み部を引き上げて密封片を切り離さなければ芳 香成分の揮散が開始されず、貯蔵安定性が向上するという効果を有するものであ る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案による芳香剤用容器の実施例を示す概
略平面図である。
【図2】図1のA−A線矢印方向から見た概略断面図で
ある。
【図3】開封部材を取り去り、揮散口を下にして設置し
た状態を示す概略断面図である。
【図4】従来の芳香剤用容器を示す全体概略図である。
【符号の説明】
1、21……芳香剤用容器 2、22……容器本体 3、23……ゲル状芳香剤 4、24……開口部 5、25……気体透過性部材 6、26……密封片 7……摘み部 8……開封部材 9……蓋部材 10……切断部 11……揮散口 27……吊下げ部 28……スカート部 29……突条

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 開口部が形成された容器本体の内部にゲ
    ル状芳香剤を収納し、前記開口部を覆うように気体透過
    性部材を配設し、前記開口部に蓋部材を嵌着してこれを
    密封し、前記気体透過性部材を容器本体と蓋部材との間
    で挟持して前記ゲル状芳香剤を前記容器本体内に保持す
    る芳香剤用容器であって、前記蓋部材の一部に切取り可
    能な開封部材を設けたことを特徴とする芳香剤用容器。
  2. 【請求項2】 前記開封部材は、前記蓋部材の一部に、
    環状の切断部から切取り可能に形成される密封片と、該
    密封片に取付けられた摘み部とからなる請求項1記載の
    芳香剤用容器。
JP7452892U 1992-10-26 1992-10-26 芳香剤用容器 Pending JPH0636644U (ja)

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JP7452892U JPH0636644U (ja) 1992-10-26 1992-10-26 芳香剤用容器

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JP7452892U JPH0636644U (ja) 1992-10-26 1992-10-26 芳香剤用容器

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JPH0636644U true JPH0636644U (ja) 1994-05-17

Family

ID=13549901

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JP7452892U Pending JPH0636644U (ja) 1992-10-26 1992-10-26 芳香剤用容器

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09182783A (ja) * 1995-12-29 1997-07-15 S T Chem Co Ltd 揮散器及び揮散体用架台
JP2019023106A (ja) * 2017-07-24 2019-02-14 花王株式会社 香り提示装置

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