JPH0636623B2 - 時分割形光通話路 - Google Patents

時分割形光通話路

Info

Publication number
JPH0636623B2
JPH0636623B2 JP59183399A JP18339984A JPH0636623B2 JP H0636623 B2 JPH0636623 B2 JP H0636623B2 JP 59183399 A JP59183399 A JP 59183399A JP 18339984 A JP18339984 A JP 18339984A JP H0636623 B2 JPH0636623 B2 JP H0636623B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
optical
output
wavelength
time slot
highway
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP59183399A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6161596A (ja
Inventor
敬士 葉原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Telegraph and Telephone Corp filed Critical Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority to JP59183399A priority Critical patent/JPH0636623B2/ja
Publication of JPS6161596A publication Critical patent/JPS6161596A/ja
Publication of JPH0636623B2 publication Critical patent/JPH0636623B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04JMULTIPLEX COMMUNICATION
    • H04J14/00Optical multiplex systems
    • H04J14/02Wavelength-division multiplex systems
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04QSELECTING
    • H04Q11/00Selecting arrangements for multiplex systems
    • H04Q11/0001Selecting arrangements for multiplex systems using optical switching

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、時分割多重伝送路上の光信号を光のままで交
換する時分割形光交換機の光通話路に関する。
〔従来技術〕
従来、複数の時分割多重ハイウェイを入出力とする時分
割形光通話路において、入力ハイウェイ上のタイムスロ
ットを任意の出力ハイウェイ上の任意のタイムスロット
と交換する場合、電気信号の場合と同様に、同一ハイウ
ェイ内のタイムスロットの交換を行う光時間スイッチと
ハイウェイ相互間のタイムスロットの交換を行う光ハイ
ウェイスイッチとを組み合わせた構成が考えられる。例
えば、ハイウェイ間の交換を行うハイウェイスイッチ
(Sスイッチ)1段とタイムスロットの交換を行う時間
スイッチ(Tスイッチ)1段を組み合わせて2段構成と
したS−T構成が挙げられる。この場合、異なる入力ハ
イウェイ上の同一タイムスロットの信号を同一ハイウェ
イ上の異なるタイムスロットに交換して出力したい場合
には、ハイウェイスイッチ出力端において信号は衝突
し、いわゆる内部閉塞となることが知られている。
一方、内部閉塞をなくすためには、スイッチの段数を増
加させてT−S−T構成とすることが知られている。し
かし、この構成は、閉塞確率を小さくするためには、光
ハイウェイスイッチの展開度を約2倍としたいわゆるク
ロス形の構成あるいは再配置制御をする必要があり、ハ
ードウェア量が増大し、また制御が複雑になるという欠
点を有している。
〔発明の目的〕
本発明の目的は、上記従来の欠点を除去し、ハードウェ
アの削減、制御の簡単化がもたらされる時分割形光通話
路を提供することにある。
〔発明の構成及び作用〕
本発明は、複数の情報が時分割多重されて伝送されてい
るハイウェイを入出力とする光時分割形交換機におい
て、波長多重技術と時分割多重技術を併用することによ
り、ハイウェイ相互間での同一タイムスロットの交換と
同一ハイウェイ内でのタイムスロットの交換を任意に行
うものである。
以下、図面を用いて本発明の一実施例を詳細に説明す
る。
第6図は本発明の一般化した実施例を示したものであ
る。便宜上、以下では特に入出力ハイウェイ数n=2、
タイムスロット数m=3の場合を例に説明する。
第1図は、請求項1の発明に関する一実施例を示す図で
あり、2本の入力ハイウェイ上の任意のタイムスロット
を2本の光信号の出力ハイウェイ上の任意のタイムスロ
ットに導びく場合を示す。第1図において、1−1と1
−2は入力ハイウェイ、12−1と12−2は出力ハイ
ウェイであり、この間を、第1の波長変換回路2−1,
2−2と第1のゲート形光スイッチ3−1,3−2と光
結合器4からなる光多重化部、光分波器5と光遅延線6
−1,6−2,6−3と光合波器7からなる光遅延部、
及び光分岐器8と第2のゲート形光スイッチ9−1,9
−2と第2の波長変換回路10−1,10−2と光モノ
マルチバイブレータ11−1,11−2からなる光分離
部によって接続する。13は制御部で、光多重化部の第
1の波長変換回路2−1,2−2と第1のゲート形光ス
イッチ3−1,3−2、及び光分離部の第2のゲート形
光スイッチ9−1,9−2と第2の波長変換回路10−
1,10−2を、予め与えられる目的の変換動作情報に
従い制御する部分である。
以下、本実施例による交換動作を説明する。
まず、タイムスロットの交換について説明する。タイム
スロットの交換には、光多重化部における第1の波長変
換回路2−1,2−2と光遅延部における光分波器5と
光遅延線6−1〜6−3と光合波器7が主として関与す
る。ここで、第1の波長変換回路と光遅延部にはタイム
スロット数mに等しい数の波長(λ0〜λm-1:本実施例
ではm=3)が用意されており、第1の波長変換回路2
−1,2−2で波長λi(i=0〜m−1)に波長変換
された光信号は、光結合器4で結合され、分波器5で分
波された後、光遅延線6−1〜6−3でT0+iTの遅
延をうけ、合波器7で合波される。すなわち、タイムス
ロットを交換するために、あるチャネルの光信号をiタ
イムスロット遅延させたい場合には、制御部13より第
1の波長変換回路2−1,2−2に波長λiを選択して
波長変換するよう制御信号が与えられる。なお、ここで
0は複数の遅延線に共通の一定遅延時間であり、タイ
ムスロットの交換には相対的な遅延時間i・Tのみが意
味をもっている。最後に、λiに変換されていた光信号
は、第2の波長変換回路10−1〜10−2により出力
ハイウェイの波長に変換され出力される。通常、出力ハ
イウェイ12−1,12−2の波長は一定なので、制御
部13より第2の波長変換回路10−1,10−2に与
えられる制御信号は常に出力ハイウェイ12−1,12
−2の波長を指定すれば良い。
次に、上記タイムスロット交換と並行して行われるハイ
ウェイ間の交換を説明する。ハイウェイ交換は、光多重
化部における第1のゲート形光スイッチ3−1,3−2
と光結合器4及び光分離部における光分岐器8と第2の
ゲート形光スイッチ9−1,9−2が主として関与す
る。ここで、光信号の1タイムスロットの時間幅Tをハ
イウェイ数nに等しいT/nごとの間隔に分割したサン
プリング位相(1番〜n番:実施例ではn=2)を考え
る。光分離部の第j番目のハイウェイの第2のゲート形
光スイッチは、第j番目のサンプリング位相でon(即
ち光信号が通過する)、それ以外のサンプリング位相で
はoff(即ち光信号が遮断される)となる。すなわ
ち、ハイウェイの1番からn番まで順番にT/nだけず
れたタイミングで複数の第2のゲート形光スイッチが開
閉される。ここで、あるチャネルの光信号を第j番目の
ハイウェイに出力してハイウェイ交換する場合には、制
御部13より第1のゲート形光スイッチ3−jに第j番
目のサンプリング位相でゲートをon、それ以外ではo
ffとなるように制御信号が与えられる。この第j番目
のサンプリング位相でサンプリングされた光信号は、光
結合器4と光分岐器8を通じて、各出力ハイウェイすべ
てに分配されるが、第j番目のハイウェイの第2のゲー
ト形光スイッチ9−jのみが第j番目のサンプリング位
相でonとなるため、第j番目の出力ハイウェイのみに
光信号が出力され、交換動作を実現する。なお、パルス
時間幅は、T/nになるため、光モノマルチバイブレー
タ11−1,11−2でパルス時間幅を元のタイムスロ
ット時間幅Tまで引き延ばしたのち、出力ハイウェイ1
2−1,12−2に出力する。
第2図は第1図の交換動作を説明するタイミングチャー
トで、便宜上、入出力ハイウェイ1−1,1−2,12
−1,12−2には各々1ビットで構成された光信号が
3チャネル多重されている場合の例を示す。以下、入力
ハイウェイ1−1の多重化チャネルをA,B,C、入力
ハイウェイ1−2の多重化チャネルをD,E,Fとし、
それらのうちのAとFを交換して、出力ハイウェイ12
−1にF,B,C、出力ハイウェイ12−2にD,E,
Aの順番で導びく場合を例に第1図の動作を説明する。
第2図のa〜qは第1図のa点〜q点の信号に対応す
る。
入力ハイウェイ1−1,1−2から波長λ、タイムスロ
ット時間幅Tの多重光信号が到来する(第2図a,
b)。この光信号を第1の波長変換回路2−1,2−2
に入力し、タイムスロットの交換を行うため、制御部1
3の制御情報に従って波長をλからλ0〜λ2に変換する
(第2図c,d)。λ0、λ1、λ2はそれぞれ後の光遅
延部6−1、6−2、6−3の遅延時間T0,T0+T,
0+2Tに対応している。第2図の例では、チャネル
Aの光信号をλ2,チャネルB〜Eの光信号をλ0、チャ
ネルFの光信号をλ1に変換する。第1の波長変換回路
2−1,2−2から出力される光信号を第1のゲート形
光スイッチ3−1,3−2に入力し、制御部13の制御
情報に従って入力ハイウェイ速度の出力ハイウェイ数倍
(ここでは2倍)の速度で各ゲート形光スイッチ3−
1,3−2をオン/オフさせ、入力光信号を高速サンプ
リングする。但し、ハイウェイ間の交換動作を実現する
ためにサンプリングの位相を制御する(第2図e,
f)。第2図の例では、出力ハイウェイ12−1に出力
するチャネルB,C,Fの光信号はビット(タイムスロ
ット)の前半で、出力ハイウェイ12−2に出力するチ
ャネルA,D,Eの光信号はビットの後半でサンプリン
グする。第1のゲート形光スイッチ3−1,3−2から
出力される光信号を光結合器4で結合する(第2図
g)。
光結合器4で結合された2つの入力ハイウェイの光信号
は、光分波器5で波長λ0、λ1、λ2ごとに分波された
後、光ファイバ等の光遅延線6−1,6−2,6−3で
それぞれT0,T0+T,T0+2Tの遅延を受ける(第
2図h,i,j)。第2図の例では、便宜上、T0を0
としており、λ0のチャネルB,C,D,Eは遅延な
し、λ2のチャネルAは2タイムスロット、λ1のチャネ
ルFは1タイムスロットの遅延を受ける。光遅延線6−
1,6−2,6−3より出力される各波長の光信号を光
合波長7で合波する(第2図k)。
光合波器7で合波された光信号を光分岐器8に入力し
て、各出力ハイウェイごとに分岐した後、第2のゲート
形光スイッチ9−1,9−2により制御部13の制御情
報に従って出力ハイウェイ12−1,12−2に対応す
るサンプリング位相の信号を取り出す(第2図l,
m)。第2図の例では、ゲート形光スイッチ9−1では
ビットの前半(チャネルF,B,C)、ゲート形光スイ
ッチ9−2ではビットの後半(チャネルD,E,A)を
取り出す。第2のゲート形光スイッチ9−1,9−2か
ら出力される光信号を第2の波長変換回路10−1,1
0−2に入力して、出力ハイウェイの波長λに変換する
(第2図n,o)。第2の波長変換回路10−1,10
−2で波長変換された光信号は、さらに光モノマルチ1
1−1,11−2により速度変換を受けて元の光信号速
度に戻り、出力ハイウェイ12−1,12−2に送出さ
れる(第2図p,q)。
ここで、第2図のg(第1図のg点)において、チャネ
ルAとD、チャネルCとFは同一のタイミングで一本の
光伝送路に結合されている。このような場合、従来の単
一波長のみを用いた構成では、光信号同士の衝突がおこ
るため交換動作を実現することができない。これに対
し、本実施例の場合には、チャネルAがλ2、チャネル
Dがλ0と波長が異なるため、これらの光信号を区別す
ることができる。同様にチャネルCがλ0、チャネルF
がλ1であり、区別することができる。
第3図は請求項2の発明に関する一実施例を示す図で、
第1図と同様に入出力ハイウェイ数n=2、タイムスロ
ット数m=3の場合の例である。第3図では、入力ハイ
ウェイ1−1,1−2と出力ハイウェイ12−1,12
−2の間を、第1の波長変換回路2−1,2−2と第1
のゲート形光スイッチ3−1,3−2と光結合器4から
なる光多重化部、光分岐器14と第2のゲート形光スイ
ッチ15−1,15−2,15−3と光遅延線18−
1,18−2,18−3と光結合器16からなる光遅延
部、及び光分波器17と第2の波長変換回路10−1,
10−2と光モノマルチバイブレータ11−1,11−
2からなる光分離部によって接続する。光多重化部の第
1の波長変換回路2−1,2−2と第1のゲート形光ス
イッチ3−1,3−2、光遅延部の第2のゲート形光ス
イッチ15−1,15−2,15−3、及び光分離部の
第2の波長変換回路10−1,10−2は、制御部13
により後述の第4図に示すような交換動作に必要な制御
を受ける。
以下、本実施例による交換動作を説明する。
先の第1図の実施例においては、第1の波長変換回路で
波長λi(i=0〜m−1)に波長変換してT0+iTの
遅延線を選択することによりタイムスロットの交換を行
っていた。また、第1のゲート形光スイッチを第j番目
(j=1〜n)のサンプリング位相でonとすることに
より第j番目の出力ハイウェイを選択してハイウェイの
交換を行っていた。
これに対し、第3図の実施例では、第1の波長変換回路
2−1,2−2で波長λi(i=1〜n)に波長変換し
て第i番目の出力ハイウェイを選択することにより、ハ
イウェイ相互間の同一タイムスロットの交換を行う。す
なわち、光分波部17の波長が出力ハイウェイ番号に対
応している。また、タイムスロットの時間幅Tをタイム
スロットの数mに等しいT/mの時間幅のサンプリング
位相に分割し、第1のゲート形光スイッチ3−1,3−
2を第k番目(k=1〜m)のサンプリング位相でon
としてT0+(k−1)(T−T/m)の遅延線を選択
することにより、タイムスロットの交換を行う。すなわ
ち、第2のゲート形光スイッチ15−1〜15−3は、
各サンプリング位相ごとに順次onとなり、サンプリン
グ位相を遅延量の異なる遅延線18−1〜18−3に対
応させている。
第4図は第3図の交換動作を説明するタイミングチャー
トで、第2図と同様に、入出力ハイウェイ上に各々1ビ
ットで構成された光信号が3チャネル多重されている場
合を示す。ここでも入力ハイウェイ1−1のチャネルA
と入力ハイウェイ1−2のチャネルFを交換して出力ハ
イウェイ12−1,12−2に導びく場合を例に第3図
の動作を説明する。
第4図のa〜qは第3図のa点〜q点の信号に対応す
る。
入力ハイウェイ1−1,1−2から到来する波長λの多
重光信号を第1の波長変換回路2−1,2−2に入力し
(第4図a,b)、ハイウェイの交換を行うため、制御
部13の制御情報に従って波長をλからλ1,λ2に変換
する(第4図c,d)。λ1,λ2はそれぞれ出力ハイウ
ェイ12−1,12−2に対応している。第4図の例で
は、チャネルA,D,Eの光信号をλ2に、チャネル
B,C,Fの光信号をλ1に変換する。第1のゲート形
光スイッチ3−1,3−2は、制御部13の制御情報に
従って入力ハイウェイ速度のタイムスロット数倍(ここ
では3倍)の速度でオン/オフし、第1の波長変換回路
2−1,2−2から出力される光信号を高速サンプリン
グする。但し、タイムスロットの交換動作を実現するた
めに、サンプリング位相を制御する(第4図e,f)。
第4図の例では、チャネルAの光信号はハイウェイの1
ビットの時間(1タイムスロット)を3分割した内の第
3番目、チャネルB〜Eの光信号は第1番目、チャネル
Fの光信号は第2番目の位相でそれぞれサンプリングす
る。このように、波長変換かつ高速サンプリングされた
光信号を光結合器4で結合する(第4図g)。
光結合器4から出力される光信号を光分岐器14で分岐
した後、第2のゲート形光スイッチ15−2、15−3
でそれぞれ高速サンプリングする。この第2のゲート形
光スイッチ15−1,15−2,15−3は制御部13
の制御情報に従い、それぞれ第1のゲート形光スイッチ
3−1,3−2のサンプリングに対応する第1番目〜第
3番目の位相でオンとなる。第2のゲート形光スイッチ
15−1,15−2,15−3を通過した光信号は、光
遅延線18−1,18−2,18−3でそれぞれT0
0+T−T/3,T0+2(T−T/3)の遅延を受け
る(第4図h,i,j)。T/3の補正項は、異なるサ
ンプリング位相の光信号の位相をそろえるためであり、
後の光モノマルチ11−1、11−2への入力光信号パ
ルスを等間隔にするためのものである。第4図の例で
は、便宜上、T0を0としており、チャネルB,C,
D,Eは遅延なし、チャネルAは2タイムスロット、チ
ャネルFは1タイムスロットの遅延を受ける。光遅延線
18−1、18−2,18−3より出力される各光信号
を光結合器16で結合する(第4図k)。
光結合器16から出力された光信号を光分波器17に入
力して、各出力ハイウェイ番号に対応する波長λ1,λ2
に分波する(第4図l,m)。この分波した各光信号を
第2の波長変換回路10−1,10−2においてそれぞ
れ出力ハイウェイの波長λに変換し(第4図n,o)、
さらに光モノマルチ11−1,11−2により速度変換
して元の光信号速度に戻し、出力ハイウェイ12−1,
12−2に送出する(第2図p,q)。
ここで、第4図のgおよびh(第3図のg点およびh
点)において、チャネルBとEは同一のタイミングで一
本の光伝送路に結合されている。このような場合、従来
の単一波長のみを用いた構成では、光信号同士の衝突が
おこるため交換動作を実現することができない。これに
対し、本実施例の場合には、チャネルBがλ1、チャネ
ルEがλ2と波長が異なるため、これらの光信号を区別
することができる。第4図のk(第3図のk点)におけ
るチャネルFとD,BとE,CとAについても同様であ
る。
第5図は第1図の通話路構成が非閉塞形であることを説
明するための図であり、格子点Mi,j,k(i=1〜
3,j=1〜2,k=1〜3)の各面iは入力ハイウェ
イのタイムスロット、各列jは出力ハイウェイ番号に対
応した多重化時の位相で、j=1は1ビットの前半、j
=2は1ビットの後半のサンプリングに対応し、各行k
は出力ハイウェイ上のタイムスロットに対応し、入力ハ
イウェイのタイムスロットとは遅延量T0,T0+T,T
0+2Tに対応して波長λ0〜λ2で関係づけられてい
る。各格子点Mi,j,kのi=1〜3を通して空塞状
態は、j,kで定められる出力ハイウェイのタイムスロ
ットの空塞状態に対応するものである。
第5図には、第2図の動作例と同様に、入力ハイウェイ
にはそれぞれA,B,CとD,E,Fの光信号があり、
j=1,k=2に対応する出力ハイウェイ1番(HW
1)の第2番目のタイムスロット(TS2)が空状態
で、ここにA〜Fのいずれか一つを接続する場合を例と
して斜線で示している。この場合、j=1,k=2に対
応する格子点M1,1,2、M2,1,2、M3,1,
2はいずれも空状態であり、入力信号AまたはDを接続
する場合には格子点M1,1,2を選択、BまたEを接
続する場合にはM2,1,2を選択、CまたはFを接続
する場合にはM3,1,2を選択することにより、他チ
ャネルの信号と衝突することなしに接続可能である。
なお、波長が異なれば信号は区別でき、またサンプリン
グ位相が異なれば衝突は起こらない。すなわち、衝突す
る可能性があるのは、同一の波長に変換され、同一サン
プリング位相でサンプリングされた光信号同士である。
例えば、第5図中、入力ハイウェイ上の異なるタイムス
ロット位置i=1,2,3に対応するP,Q,Rで示さ
れた格子点の光信号は、いずれも波長λ0、サンプリン
グ位相j=1でサンプリングされている。しかし、この
場合、波長が同一であるということは、遅延線で受ける
遅延量も同一であることを意味するから、入力ハイウェ
イ上のタイムスロットが異なる以上、信号が衝突するこ
とは起こり得ない。この例のように、j,kで定められ
る出力ハイウェイのタイムスロットが空状態である限
り、各入力ハイウェイの各タイムスロットにおいて格子
点Mi,j,kが選択可能であり、通話路が非閉塞であ
ることが示される。
なお、第3図の場合についても、第5図において行と列
の関係を入れ替えて各列を波長、各行を多重化時の位相
と関係づけることにより、通話路が非閉塞形であること
が示される。
第6図は第1図の構成をm多重のハイウェイn本の場合
に発展させた一般化の例である。これまでの説明から明
らかなように、高々m本の光ファイバ遅延線により、合
計m×nチャネルの光信号の任意の交換を行うことがで
きる。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明では、波長多重技術と時分
割多重技術を併用することにより、光信号の波長変換と
位相の二点の制御のみで任意の交換を行う非閉塞光通話
路が構成できるため、ハードウェアの削減、制御の簡単
化が期待できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す図、第2図は第1図の
動作を説明するたのタイミング図、第3図は本発明の他
の実施例を示す図、第4図は第3図の動作を説明するた
めのタイミング図、第5図は本発明による通話路構成が
非閉塞形であることを説明する図、第6図は第1図の構
成を発展させた図である。 1−1,1−2…入力ハイウェイ、 2−1,2−2…第1の波長変換回路、 3−1,3−2…第1のゲート形光スイッチ、 4…光結合器、5…光分波器、 6−1,6−2,6−3…光遅延線、 7…光合波器、8…光分岐器、 9−1,9−2…第2のゲート形光スイッチ、 10−1,10−2…第2の波長変換回路、 11−1,11−2…光モノマルチバイブレータ、12
−1,12−2…出力ハイウェイ、 13…制御部、14…光分岐器、 15…第2のゲート形光スイッチ、 16…光結合器、17…光分波器、 18−1,18−2,18−3…光遅延線。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の時分割多重入出力ハイウェイ上の光
    信号を任意に交換する時分割形光通話路において、 各入力ハイウェイの光信号の波長を光信号のタイムスロ
    ットの数mに等しい複数の波長(λ0〜λm-1)に変換す
    る複数の第1の波長変換回路と、前記第1の波長変換回
    路からの出力光信号を入力ハイウェイ上の光信号のタイ
    ムスロット時間幅Tより出力ハイウェイ数nに等しいT
    /nの時間幅でサンプリングする複数の第1のゲート形
    光スイッチと、前記第1のゲート形光スイッチからの出
    力光信号を結合する光結合器よりなる光多重化部と、 前記光多重化部から出力される光信号を各波長ごとに分
    波する光分波器と、分波された各光信号(λ0〜λm-1
    の遅延量が波長λ0の遅延量T0とタイムスロット時間幅
    Tに対してT0+iT(iは整数、i=0〜m−1)な
    る遅延量で遅延する複数の光遅延回路と、前記光遅延回
    路からの出力光信号を合波する光合波器よりなる光遅延
    部と、 前記光遅延部から出力される光信号を各出力ハイウェイ
    すべてに分岐する光分岐器と、光分岐器からの各出力光
    信号をT/nの時間幅で該当出力ハイウェイ番号(1〜
    n)に対応するサンプリング位相でサンプリングして該
    当出力ハイウェイへ出力する複数の第2のゲート形光ス
    イッチと、前記第2のゲート形光スイッチからの出力光
    信号の波長を出力ハイウェイの波長に変換する複数の第
    2の波長変換回路と、前記第2の波長変換回路からの出
    力光信号のパルス時間幅をT/nから光信号のタイムス
    ロット時間幅Tに戻して該当出力ハイウェイに送出する
    複数の光モノマルチバイブレータよりなる光分離部を具
    備し、 前記第1の波長変換回路において、タイムスロットごと
    に、前記光遅延部でタイムスロット変換がなされる遅延
    量に対応する一波長を選択し波長変換して前記光遅延部
    を通すことによりタイムスロットの交換を行い、 前記第1のゲート形光スイッチにおいて、タイムスロッ
    トごとに、出力ハイウェイに対応するサンプリング位相
    を選択しサンプリングして前記光分離部を通すことによ
    りハイウェイ相互間の同一タイムスロットの交換を行
    い、 前記第2の波長変換回路で各光信号の波長を出力ハイウ
    ェイの波長に変換し、 前記光モノマルチバイブレータで、パルス時間幅をタイ
    ムスロット時間幅に変換して出力ハイウェイに送出す
    る、 ことを特徴とする時分割形光通話路。
  2. 【請求項2】複数の時分割多重入出力ハイウェイ上の光
    信号を任意に交換する時分割形光通話路において、 各入力ハイウェイの光信号の波長を出力ハイウェイ数n
    に等しい複数の波長(λI〜λn)に変換する複数の第1
    の波長変換回路と、前記第1の波長変換回路からの出力
    光信号を入力ハイウェイ上の光信号のタイムスロット時
    間幅Tよりタイムスロットの数mに等しいT/mの時間
    幅でサンプリングする複数の第1のゲート形光スイッチ
    と、前記第1のゲート形光スイッチからの出力光信号を
    結合する光結合器よりなる光多重化部と、 前記光多重化部から出力される光信号をタイムスロット
    の数mに等しい複数に分岐する光分岐器と、分岐された
    光信号をT/mの時間幅で順次位相でサンプリングする
    複数の第2のゲート形光スイッチと、前記第2のゲート
    形光スイッチからの出力光信号を第k番目(kは整数、
    k=1〜m)の位相でサンプリングされた光信号の遅延
    量が第1番目の位相でサンプリングされた光信号の遅延
    量T0とタイムスロット時間幅Tに対してT0+(k−
    1)Tなる遅延量で遅延する複数の光遅延回路と、前記
    光遅延回路からの出力光信号を結合する光結合器よりな
    る光遅延部と、 前記光遅延部から出力される光信号を各出力ハイウェイ
    ごとに分波する光分波器と、光分波器からの出力光信号
    の波長を出力ハイウェイの波長に変換する複数の第2の
    波長変換回路と、前記第2の波長変換回路からの出力光
    信号のパルス時間幅をT/mから光信号のタイムスロッ
    ト時間幅Tに戻して該当出力ハイウェイに送出する複数
    の光モノマルチバイブレータよりなる光分離部を具備
    し、 前記第1の波長変換回路において、タイムスロットごと
    に、出力ハイウェイに対応する一波長を選択し波長変換
    して前記光分離部を通すことによりハイウェイ相互間の
    同一タイムスロットの交換を行い、 前記第1のゲート形光スイッチにおいて、タイムスロッ
    トごとに、光遅延部でタイムスロット交換がなされる遅
    延量に対応するサンプリング位相を選択しサンプリング
    して前記光遅延部を通すことによりタイムスロットの交
    換を行い、 前記第2の波長変換回路で光信号の波長を出力ハイウェ
    イの波長に変換し、 前記光モノマルチバイブレータで、パルス時間幅をタイ
    ムスロット時間幅に変換して出力ハイウェイに送出す
    る、 ことを特徴とする時分割形光通話路。
JP59183399A 1984-08-31 1984-08-31 時分割形光通話路 Expired - Lifetime JPH0636623B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP59183399A JPH0636623B2 (ja) 1984-08-31 1984-08-31 時分割形光通話路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP59183399A JPH0636623B2 (ja) 1984-08-31 1984-08-31 時分割形光通話路

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6161596A JPS6161596A (ja) 1986-03-29
JPH0636623B2 true JPH0636623B2 (ja) 1994-05-11

Family

ID=16135095

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP59183399A Expired - Lifetime JPH0636623B2 (ja) 1984-08-31 1984-08-31 時分割形光通話路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0636623B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0634534B2 (ja) * 1987-12-01 1994-05-02 日本電気株式会社 波長・時分割光交換機
IT1233075B (it) * 1989-08-01 1992-03-14 Cselt Centro Studi Lab Telecom Commutatore veloce di pacchetto e frequenza
FR2672173B1 (fr) * 1991-01-29 1993-09-03 Cit Alcatel Multiplexeur temporel photonique, et demultiplexeur temporel photonique.
FR2672178B1 (fr) * 1991-01-29 1994-03-18 Alcatel Cit Concentrateur photonique.

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6161596A (ja) 1986-03-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0310058B1 (en) Time and wavelength division switching system
EP0463634B1 (en) Wavelength-time-space division switching system
CA2061919C (en) Optical switch and switching module therefor
JPH04344744A (ja) 光時分割マルチプレクサ及びデマルチプレクサ
KR100487244B1 (ko) 다파장 광 교환 시스템
JPH04344745A (ja) 光集信装置
US7953323B2 (en) Time multiplexed space switch
US5121381A (en) Optical switching apparatus for digital signal cross connection and method of interswitch optical transmission of digital signals
JPH05503818A (ja) シリアルアレイ・タイム スロット・インターチェンジャ
JPH0636623B2 (ja) 時分割形光通話路
US6559990B1 (en) Optical delay circuit having optical loop for repeatedly introducing delay time between input data and output data and method used therein
JPH06292246A (ja) 光クロスコネクトシステム
JP2000134649A (ja) 光クロスコネクト装置
JPH0586714B2 (ja)
JP3991719B2 (ja) 光遅延装置
GB2441410A (en) Time multiplexed space switch which translates a single wavelength data pulse sequence into a sequence of multi-wavelength pulses
JPS63209396A (ja) 時分割形光通話路
US20040218926A1 (en) Optical add/drop multiplexer
JP3139458B2 (ja) 光遅延装置
JP3476664B2 (ja) Atmスイッチ
JPH0714229B2 (ja) 時分割形光通話路
JPS63209395A (ja) 光時間スイツチ
JPH0847013A (ja) 光周波数多重型fifoバッファ
JPH0666981B2 (ja) 波長多重信号用光スイツチ
JPH0630029A (ja) 光atm交換通話路