JPH0636623B2 - 時分割形光通話路 - Google Patents
時分割形光通話路Info
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- JPH0636623B2 JPH0636623B2 JP59183399A JP18339984A JPH0636623B2 JP H0636623 B2 JPH0636623 B2 JP H0636623B2 JP 59183399 A JP59183399 A JP 59183399A JP 18339984 A JP18339984 A JP 18339984A JP H0636623 B2 JPH0636623 B2 JP H0636623B2
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- wavelength
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- highway
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Links
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04J—MULTIPLEX COMMUNICATION
- H04J14/00—Optical multiplex systems
- H04J14/02—Wavelength-division multiplex systems
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04Q—SELECTING
- H04Q11/00—Selecting arrangements for multiplex systems
- H04Q11/0001—Selecting arrangements for multiplex systems using optical switching
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、時分割多重伝送路上の光信号を光のままで交
換する時分割形光交換機の光通話路に関する。
換する時分割形光交換機の光通話路に関する。
従来、複数の時分割多重ハイウェイを入出力とする時分
割形光通話路において、入力ハイウェイ上のタイムスロ
ットを任意の出力ハイウェイ上の任意のタイムスロット
と交換する場合、電気信号の場合と同様に、同一ハイウ
ェイ内のタイムスロットの交換を行う光時間スイッチと
ハイウェイ相互間のタイムスロットの交換を行う光ハイ
ウェイスイッチとを組み合わせた構成が考えられる。例
えば、ハイウェイ間の交換を行うハイウェイスイッチ
(Sスイッチ)1段とタイムスロットの交換を行う時間
スイッチ(Tスイッチ)1段を組み合わせて2段構成と
したS−T構成が挙げられる。この場合、異なる入力ハ
イウェイ上の同一タイムスロットの信号を同一ハイウェ
イ上の異なるタイムスロットに交換して出力したい場合
には、ハイウェイスイッチ出力端において信号は衝突
し、いわゆる内部閉塞となることが知られている。
割形光通話路において、入力ハイウェイ上のタイムスロ
ットを任意の出力ハイウェイ上の任意のタイムスロット
と交換する場合、電気信号の場合と同様に、同一ハイウ
ェイ内のタイムスロットの交換を行う光時間スイッチと
ハイウェイ相互間のタイムスロットの交換を行う光ハイ
ウェイスイッチとを組み合わせた構成が考えられる。例
えば、ハイウェイ間の交換を行うハイウェイスイッチ
(Sスイッチ)1段とタイムスロットの交換を行う時間
スイッチ(Tスイッチ)1段を組み合わせて2段構成と
したS−T構成が挙げられる。この場合、異なる入力ハ
イウェイ上の同一タイムスロットの信号を同一ハイウェ
イ上の異なるタイムスロットに交換して出力したい場合
には、ハイウェイスイッチ出力端において信号は衝突
し、いわゆる内部閉塞となることが知られている。
一方、内部閉塞をなくすためには、スイッチの段数を増
加させてT−S−T構成とすることが知られている。し
かし、この構成は、閉塞確率を小さくするためには、光
ハイウェイスイッチの展開度を約2倍としたいわゆるク
ロス形の構成あるいは再配置制御をする必要があり、ハ
ードウェア量が増大し、また制御が複雑になるという欠
点を有している。
加させてT−S−T構成とすることが知られている。し
かし、この構成は、閉塞確率を小さくするためには、光
ハイウェイスイッチの展開度を約2倍としたいわゆるク
ロス形の構成あるいは再配置制御をする必要があり、ハ
ードウェア量が増大し、また制御が複雑になるという欠
点を有している。
本発明の目的は、上記従来の欠点を除去し、ハードウェ
アの削減、制御の簡単化がもたらされる時分割形光通話
路を提供することにある。
アの削減、制御の簡単化がもたらされる時分割形光通話
路を提供することにある。
本発明は、複数の情報が時分割多重されて伝送されてい
るハイウェイを入出力とする光時分割形交換機におい
て、波長多重技術と時分割多重技術を併用することによ
り、ハイウェイ相互間での同一タイムスロットの交換と
同一ハイウェイ内でのタイムスロットの交換を任意に行
うものである。
るハイウェイを入出力とする光時分割形交換機におい
て、波長多重技術と時分割多重技術を併用することによ
り、ハイウェイ相互間での同一タイムスロットの交換と
同一ハイウェイ内でのタイムスロットの交換を任意に行
うものである。
以下、図面を用いて本発明の一実施例を詳細に説明す
る。
る。
第6図は本発明の一般化した実施例を示したものであ
る。便宜上、以下では特に入出力ハイウェイ数n=2、
タイムスロット数m=3の場合を例に説明する。
る。便宜上、以下では特に入出力ハイウェイ数n=2、
タイムスロット数m=3の場合を例に説明する。
第1図は、請求項1の発明に関する一実施例を示す図で
あり、2本の入力ハイウェイ上の任意のタイムスロット
を2本の光信号の出力ハイウェイ上の任意のタイムスロ
ットに導びく場合を示す。第1図において、1−1と1
−2は入力ハイウェイ、12−1と12−2は出力ハイ
ウェイであり、この間を、第1の波長変換回路2−1,
2−2と第1のゲート形光スイッチ3−1,3−2と光
結合器4からなる光多重化部、光分波器5と光遅延線6
−1,6−2,6−3と光合波器7からなる光遅延部、
及び光分岐器8と第2のゲート形光スイッチ9−1,9
−2と第2の波長変換回路10−1,10−2と光モノ
マルチバイブレータ11−1,11−2からなる光分離
部によって接続する。13は制御部で、光多重化部の第
1の波長変換回路2−1,2−2と第1のゲート形光ス
イッチ3−1,3−2、及び光分離部の第2のゲート形
光スイッチ9−1,9−2と第2の波長変換回路10−
1,10−2を、予め与えられる目的の変換動作情報に
従い制御する部分である。
あり、2本の入力ハイウェイ上の任意のタイムスロット
を2本の光信号の出力ハイウェイ上の任意のタイムスロ
ットに導びく場合を示す。第1図において、1−1と1
−2は入力ハイウェイ、12−1と12−2は出力ハイ
ウェイであり、この間を、第1の波長変換回路2−1,
2−2と第1のゲート形光スイッチ3−1,3−2と光
結合器4からなる光多重化部、光分波器5と光遅延線6
−1,6−2,6−3と光合波器7からなる光遅延部、
及び光分岐器8と第2のゲート形光スイッチ9−1,9
−2と第2の波長変換回路10−1,10−2と光モノ
マルチバイブレータ11−1,11−2からなる光分離
部によって接続する。13は制御部で、光多重化部の第
1の波長変換回路2−1,2−2と第1のゲート形光ス
イッチ3−1,3−2、及び光分離部の第2のゲート形
光スイッチ9−1,9−2と第2の波長変換回路10−
1,10−2を、予め与えられる目的の変換動作情報に
従い制御する部分である。
以下、本実施例による交換動作を説明する。
まず、タイムスロットの交換について説明する。タイム
スロットの交換には、光多重化部における第1の波長変
換回路2−1,2−2と光遅延部における光分波器5と
光遅延線6−1〜6−3と光合波器7が主として関与す
る。ここで、第1の波長変換回路と光遅延部にはタイム
スロット数mに等しい数の波長(λ0〜λm-1:本実施例
ではm=3)が用意されており、第1の波長変換回路2
−1,2−2で波長λi(i=0〜m−1)に波長変換
された光信号は、光結合器4で結合され、分波器5で分
波された後、光遅延線6−1〜6−3でT0+iTの遅
延をうけ、合波器7で合波される。すなわち、タイムス
ロットを交換するために、あるチャネルの光信号をiタ
イムスロット遅延させたい場合には、制御部13より第
1の波長変換回路2−1,2−2に波長λiを選択して
波長変換するよう制御信号が与えられる。なお、ここで
T0は複数の遅延線に共通の一定遅延時間であり、タイ
ムスロットの交換には相対的な遅延時間i・Tのみが意
味をもっている。最後に、λiに変換されていた光信号
は、第2の波長変換回路10−1〜10−2により出力
ハイウェイの波長に変換され出力される。通常、出力ハ
イウェイ12−1,12−2の波長は一定なので、制御
部13より第2の波長変換回路10−1,10−2に与
えられる制御信号は常に出力ハイウェイ12−1,12
−2の波長を指定すれば良い。
スロットの交換には、光多重化部における第1の波長変
換回路2−1,2−2と光遅延部における光分波器5と
光遅延線6−1〜6−3と光合波器7が主として関与す
る。ここで、第1の波長変換回路と光遅延部にはタイム
スロット数mに等しい数の波長(λ0〜λm-1:本実施例
ではm=3)が用意されており、第1の波長変換回路2
−1,2−2で波長λi(i=0〜m−1)に波長変換
された光信号は、光結合器4で結合され、分波器5で分
波された後、光遅延線6−1〜6−3でT0+iTの遅
延をうけ、合波器7で合波される。すなわち、タイムス
ロットを交換するために、あるチャネルの光信号をiタ
イムスロット遅延させたい場合には、制御部13より第
1の波長変換回路2−1,2−2に波長λiを選択して
波長変換するよう制御信号が与えられる。なお、ここで
T0は複数の遅延線に共通の一定遅延時間であり、タイ
ムスロットの交換には相対的な遅延時間i・Tのみが意
味をもっている。最後に、λiに変換されていた光信号
は、第2の波長変換回路10−1〜10−2により出力
ハイウェイの波長に変換され出力される。通常、出力ハ
イウェイ12−1,12−2の波長は一定なので、制御
部13より第2の波長変換回路10−1,10−2に与
えられる制御信号は常に出力ハイウェイ12−1,12
−2の波長を指定すれば良い。
次に、上記タイムスロット交換と並行して行われるハイ
ウェイ間の交換を説明する。ハイウェイ交換は、光多重
化部における第1のゲート形光スイッチ3−1,3−2
と光結合器4及び光分離部における光分岐器8と第2の
ゲート形光スイッチ9−1,9−2が主として関与す
る。ここで、光信号の1タイムスロットの時間幅Tをハ
イウェイ数nに等しいT/nごとの間隔に分割したサン
プリング位相(1番〜n番:実施例ではn=2)を考え
る。光分離部の第j番目のハイウェイの第2のゲート形
光スイッチは、第j番目のサンプリング位相でon(即
ち光信号が通過する)、それ以外のサンプリング位相で
はoff(即ち光信号が遮断される)となる。すなわ
ち、ハイウェイの1番からn番まで順番にT/nだけず
れたタイミングで複数の第2のゲート形光スイッチが開
閉される。ここで、あるチャネルの光信号を第j番目の
ハイウェイに出力してハイウェイ交換する場合には、制
御部13より第1のゲート形光スイッチ3−jに第j番
目のサンプリング位相でゲートをon、それ以外ではo
ffとなるように制御信号が与えられる。この第j番目
のサンプリング位相でサンプリングされた光信号は、光
結合器4と光分岐器8を通じて、各出力ハイウェイすべ
てに分配されるが、第j番目のハイウェイの第2のゲー
ト形光スイッチ9−jのみが第j番目のサンプリング位
相でonとなるため、第j番目の出力ハイウェイのみに
光信号が出力され、交換動作を実現する。なお、パルス
時間幅は、T/nになるため、光モノマルチバイブレー
タ11−1,11−2でパルス時間幅を元のタイムスロ
ット時間幅Tまで引き延ばしたのち、出力ハイウェイ1
2−1,12−2に出力する。
ウェイ間の交換を説明する。ハイウェイ交換は、光多重
化部における第1のゲート形光スイッチ3−1,3−2
と光結合器4及び光分離部における光分岐器8と第2の
ゲート形光スイッチ9−1,9−2が主として関与す
る。ここで、光信号の1タイムスロットの時間幅Tをハ
イウェイ数nに等しいT/nごとの間隔に分割したサン
プリング位相(1番〜n番:実施例ではn=2)を考え
る。光分離部の第j番目のハイウェイの第2のゲート形
光スイッチは、第j番目のサンプリング位相でon(即
ち光信号が通過する)、それ以外のサンプリング位相で
はoff(即ち光信号が遮断される)となる。すなわ
ち、ハイウェイの1番からn番まで順番にT/nだけず
れたタイミングで複数の第2のゲート形光スイッチが開
閉される。ここで、あるチャネルの光信号を第j番目の
ハイウェイに出力してハイウェイ交換する場合には、制
御部13より第1のゲート形光スイッチ3−jに第j番
目のサンプリング位相でゲートをon、それ以外ではo
ffとなるように制御信号が与えられる。この第j番目
のサンプリング位相でサンプリングされた光信号は、光
結合器4と光分岐器8を通じて、各出力ハイウェイすべ
てに分配されるが、第j番目のハイウェイの第2のゲー
ト形光スイッチ9−jのみが第j番目のサンプリング位
相でonとなるため、第j番目の出力ハイウェイのみに
光信号が出力され、交換動作を実現する。なお、パルス
時間幅は、T/nになるため、光モノマルチバイブレー
タ11−1,11−2でパルス時間幅を元のタイムスロ
ット時間幅Tまで引き延ばしたのち、出力ハイウェイ1
2−1,12−2に出力する。
第2図は第1図の交換動作を説明するタイミングチャー
トで、便宜上、入出力ハイウェイ1−1,1−2,12
−1,12−2には各々1ビットで構成された光信号が
3チャネル多重されている場合の例を示す。以下、入力
ハイウェイ1−1の多重化チャネルをA,B,C、入力
ハイウェイ1−2の多重化チャネルをD,E,Fとし、
それらのうちのAとFを交換して、出力ハイウェイ12
−1にF,B,C、出力ハイウェイ12−2にD,E,
Aの順番で導びく場合を例に第1図の動作を説明する。
トで、便宜上、入出力ハイウェイ1−1,1−2,12
−1,12−2には各々1ビットで構成された光信号が
3チャネル多重されている場合の例を示す。以下、入力
ハイウェイ1−1の多重化チャネルをA,B,C、入力
ハイウェイ1−2の多重化チャネルをD,E,Fとし、
それらのうちのAとFを交換して、出力ハイウェイ12
−1にF,B,C、出力ハイウェイ12−2にD,E,
Aの順番で導びく場合を例に第1図の動作を説明する。
第2図のa〜qは第1図のa点〜q点の信号に対応す
る。
る。
入力ハイウェイ1−1,1−2から波長λ、タイムスロ
ット時間幅Tの多重光信号が到来する(第2図a,
b)。この光信号を第1の波長変換回路2−1,2−2
に入力し、タイムスロットの交換を行うため、制御部1
3の制御情報に従って波長をλからλ0〜λ2に変換する
(第2図c,d)。λ0、λ1、λ2はそれぞれ後の光遅
延部6−1、6−2、6−3の遅延時間T0,T0+T,
T0+2Tに対応している。第2図の例では、チャネル
Aの光信号をλ2,チャネルB〜Eの光信号をλ0、チャ
ネルFの光信号をλ1に変換する。第1の波長変換回路
2−1,2−2から出力される光信号を第1のゲート形
光スイッチ3−1,3−2に入力し、制御部13の制御
情報に従って入力ハイウェイ速度の出力ハイウェイ数倍
(ここでは2倍)の速度で各ゲート形光スイッチ3−
1,3−2をオン/オフさせ、入力光信号を高速サンプ
リングする。但し、ハイウェイ間の交換動作を実現する
ためにサンプリングの位相を制御する(第2図e,
f)。第2図の例では、出力ハイウェイ12−1に出力
するチャネルB,C,Fの光信号はビット(タイムスロ
ット)の前半で、出力ハイウェイ12−2に出力するチ
ャネルA,D,Eの光信号はビットの後半でサンプリン
グする。第1のゲート形光スイッチ3−1,3−2から
出力される光信号を光結合器4で結合する(第2図
g)。
ット時間幅Tの多重光信号が到来する(第2図a,
b)。この光信号を第1の波長変換回路2−1,2−2
に入力し、タイムスロットの交換を行うため、制御部1
3の制御情報に従って波長をλからλ0〜λ2に変換する
(第2図c,d)。λ0、λ1、λ2はそれぞれ後の光遅
延部6−1、6−2、6−3の遅延時間T0,T0+T,
T0+2Tに対応している。第2図の例では、チャネル
Aの光信号をλ2,チャネルB〜Eの光信号をλ0、チャ
ネルFの光信号をλ1に変換する。第1の波長変換回路
2−1,2−2から出力される光信号を第1のゲート形
光スイッチ3−1,3−2に入力し、制御部13の制御
情報に従って入力ハイウェイ速度の出力ハイウェイ数倍
(ここでは2倍)の速度で各ゲート形光スイッチ3−
1,3−2をオン/オフさせ、入力光信号を高速サンプ
リングする。但し、ハイウェイ間の交換動作を実現する
ためにサンプリングの位相を制御する(第2図e,
f)。第2図の例では、出力ハイウェイ12−1に出力
するチャネルB,C,Fの光信号はビット(タイムスロ
ット)の前半で、出力ハイウェイ12−2に出力するチ
ャネルA,D,Eの光信号はビットの後半でサンプリン
グする。第1のゲート形光スイッチ3−1,3−2から
出力される光信号を光結合器4で結合する(第2図
g)。
光結合器4で結合された2つの入力ハイウェイの光信号
は、光分波器5で波長λ0、λ1、λ2ごとに分波された
後、光ファイバ等の光遅延線6−1,6−2,6−3で
それぞれT0,T0+T,T0+2Tの遅延を受ける(第
2図h,i,j)。第2図の例では、便宜上、T0を0
としており、λ0のチャネルB,C,D,Eは遅延な
し、λ2のチャネルAは2タイムスロット、λ1のチャネ
ルFは1タイムスロットの遅延を受ける。光遅延線6−
1,6−2,6−3より出力される各波長の光信号を光
合波長7で合波する(第2図k)。
は、光分波器5で波長λ0、λ1、λ2ごとに分波された
後、光ファイバ等の光遅延線6−1,6−2,6−3で
それぞれT0,T0+T,T0+2Tの遅延を受ける(第
2図h,i,j)。第2図の例では、便宜上、T0を0
としており、λ0のチャネルB,C,D,Eは遅延な
し、λ2のチャネルAは2タイムスロット、λ1のチャネ
ルFは1タイムスロットの遅延を受ける。光遅延線6−
1,6−2,6−3より出力される各波長の光信号を光
合波長7で合波する(第2図k)。
光合波器7で合波された光信号を光分岐器8に入力し
て、各出力ハイウェイごとに分岐した後、第2のゲート
形光スイッチ9−1,9−2により制御部13の制御情
報に従って出力ハイウェイ12−1,12−2に対応す
るサンプリング位相の信号を取り出す(第2図l,
m)。第2図の例では、ゲート形光スイッチ9−1では
ビットの前半(チャネルF,B,C)、ゲート形光スイ
ッチ9−2ではビットの後半(チャネルD,E,A)を
取り出す。第2のゲート形光スイッチ9−1,9−2か
ら出力される光信号を第2の波長変換回路10−1,1
0−2に入力して、出力ハイウェイの波長λに変換する
(第2図n,o)。第2の波長変換回路10−1,10
−2で波長変換された光信号は、さらに光モノマルチ1
1−1,11−2により速度変換を受けて元の光信号速
度に戻り、出力ハイウェイ12−1,12−2に送出さ
れる(第2図p,q)。
て、各出力ハイウェイごとに分岐した後、第2のゲート
形光スイッチ9−1,9−2により制御部13の制御情
報に従って出力ハイウェイ12−1,12−2に対応す
るサンプリング位相の信号を取り出す(第2図l,
m)。第2図の例では、ゲート形光スイッチ9−1では
ビットの前半(チャネルF,B,C)、ゲート形光スイ
ッチ9−2ではビットの後半(チャネルD,E,A)を
取り出す。第2のゲート形光スイッチ9−1,9−2か
ら出力される光信号を第2の波長変換回路10−1,1
0−2に入力して、出力ハイウェイの波長λに変換する
(第2図n,o)。第2の波長変換回路10−1,10
−2で波長変換された光信号は、さらに光モノマルチ1
1−1,11−2により速度変換を受けて元の光信号速
度に戻り、出力ハイウェイ12−1,12−2に送出さ
れる(第2図p,q)。
ここで、第2図のg(第1図のg点)において、チャネ
ルAとD、チャネルCとFは同一のタイミングで一本の
光伝送路に結合されている。このような場合、従来の単
一波長のみを用いた構成では、光信号同士の衝突がおこ
るため交換動作を実現することができない。これに対
し、本実施例の場合には、チャネルAがλ2、チャネル
Dがλ0と波長が異なるため、これらの光信号を区別す
ることができる。同様にチャネルCがλ0、チャネルF
がλ1であり、区別することができる。
ルAとD、チャネルCとFは同一のタイミングで一本の
光伝送路に結合されている。このような場合、従来の単
一波長のみを用いた構成では、光信号同士の衝突がおこ
るため交換動作を実現することができない。これに対
し、本実施例の場合には、チャネルAがλ2、チャネル
Dがλ0と波長が異なるため、これらの光信号を区別す
ることができる。同様にチャネルCがλ0、チャネルF
がλ1であり、区別することができる。
第3図は請求項2の発明に関する一実施例を示す図で、
第1図と同様に入出力ハイウェイ数n=2、タイムスロ
ット数m=3の場合の例である。第3図では、入力ハイ
ウェイ1−1,1−2と出力ハイウェイ12−1,12
−2の間を、第1の波長変換回路2−1,2−2と第1
のゲート形光スイッチ3−1,3−2と光結合器4から
なる光多重化部、光分岐器14と第2のゲート形光スイ
ッチ15−1,15−2,15−3と光遅延線18−
1,18−2,18−3と光結合器16からなる光遅延
部、及び光分波器17と第2の波長変換回路10−1,
10−2と光モノマルチバイブレータ11−1,11−
2からなる光分離部によって接続する。光多重化部の第
1の波長変換回路2−1,2−2と第1のゲート形光ス
イッチ3−1,3−2、光遅延部の第2のゲート形光ス
イッチ15−1,15−2,15−3、及び光分離部の
第2の波長変換回路10−1,10−2は、制御部13
により後述の第4図に示すような交換動作に必要な制御
を受ける。
第1図と同様に入出力ハイウェイ数n=2、タイムスロ
ット数m=3の場合の例である。第3図では、入力ハイ
ウェイ1−1,1−2と出力ハイウェイ12−1,12
−2の間を、第1の波長変換回路2−1,2−2と第1
のゲート形光スイッチ3−1,3−2と光結合器4から
なる光多重化部、光分岐器14と第2のゲート形光スイ
ッチ15−1,15−2,15−3と光遅延線18−
1,18−2,18−3と光結合器16からなる光遅延
部、及び光分波器17と第2の波長変換回路10−1,
10−2と光モノマルチバイブレータ11−1,11−
2からなる光分離部によって接続する。光多重化部の第
1の波長変換回路2−1,2−2と第1のゲート形光ス
イッチ3−1,3−2、光遅延部の第2のゲート形光ス
イッチ15−1,15−2,15−3、及び光分離部の
第2の波長変換回路10−1,10−2は、制御部13
により後述の第4図に示すような交換動作に必要な制御
を受ける。
以下、本実施例による交換動作を説明する。
先の第1図の実施例においては、第1の波長変換回路で
波長λi(i=0〜m−1)に波長変換してT0+iTの
遅延線を選択することによりタイムスロットの交換を行
っていた。また、第1のゲート形光スイッチを第j番目
(j=1〜n)のサンプリング位相でonとすることに
より第j番目の出力ハイウェイを選択してハイウェイの
交換を行っていた。
波長λi(i=0〜m−1)に波長変換してT0+iTの
遅延線を選択することによりタイムスロットの交換を行
っていた。また、第1のゲート形光スイッチを第j番目
(j=1〜n)のサンプリング位相でonとすることに
より第j番目の出力ハイウェイを選択してハイウェイの
交換を行っていた。
これに対し、第3図の実施例では、第1の波長変換回路
2−1,2−2で波長λi(i=1〜n)に波長変換し
て第i番目の出力ハイウェイを選択することにより、ハ
イウェイ相互間の同一タイムスロットの交換を行う。す
なわち、光分波部17の波長が出力ハイウェイ番号に対
応している。また、タイムスロットの時間幅Tをタイム
スロットの数mに等しいT/mの時間幅のサンプリング
位相に分割し、第1のゲート形光スイッチ3−1,3−
2を第k番目(k=1〜m)のサンプリング位相でon
としてT0+(k−1)(T−T/m)の遅延線を選択
することにより、タイムスロットの交換を行う。すなわ
ち、第2のゲート形光スイッチ15−1〜15−3は、
各サンプリング位相ごとに順次onとなり、サンプリン
グ位相を遅延量の異なる遅延線18−1〜18−3に対
応させている。
2−1,2−2で波長λi(i=1〜n)に波長変換し
て第i番目の出力ハイウェイを選択することにより、ハ
イウェイ相互間の同一タイムスロットの交換を行う。す
なわち、光分波部17の波長が出力ハイウェイ番号に対
応している。また、タイムスロットの時間幅Tをタイム
スロットの数mに等しいT/mの時間幅のサンプリング
位相に分割し、第1のゲート形光スイッチ3−1,3−
2を第k番目(k=1〜m)のサンプリング位相でon
としてT0+(k−1)(T−T/m)の遅延線を選択
することにより、タイムスロットの交換を行う。すなわ
ち、第2のゲート形光スイッチ15−1〜15−3は、
各サンプリング位相ごとに順次onとなり、サンプリン
グ位相を遅延量の異なる遅延線18−1〜18−3に対
応させている。
第4図は第3図の交換動作を説明するタイミングチャー
トで、第2図と同様に、入出力ハイウェイ上に各々1ビ
ットで構成された光信号が3チャネル多重されている場
合を示す。ここでも入力ハイウェイ1−1のチャネルA
と入力ハイウェイ1−2のチャネルFを交換して出力ハ
イウェイ12−1,12−2に導びく場合を例に第3図
の動作を説明する。
トで、第2図と同様に、入出力ハイウェイ上に各々1ビ
ットで構成された光信号が3チャネル多重されている場
合を示す。ここでも入力ハイウェイ1−1のチャネルA
と入力ハイウェイ1−2のチャネルFを交換して出力ハ
イウェイ12−1,12−2に導びく場合を例に第3図
の動作を説明する。
第4図のa〜qは第3図のa点〜q点の信号に対応す
る。
る。
入力ハイウェイ1−1,1−2から到来する波長λの多
重光信号を第1の波長変換回路2−1,2−2に入力し
(第4図a,b)、ハイウェイの交換を行うため、制御
部13の制御情報に従って波長をλからλ1,λ2に変換
する(第4図c,d)。λ1,λ2はそれぞれ出力ハイウ
ェイ12−1,12−2に対応している。第4図の例で
は、チャネルA,D,Eの光信号をλ2に、チャネル
B,C,Fの光信号をλ1に変換する。第1のゲート形
光スイッチ3−1,3−2は、制御部13の制御情報に
従って入力ハイウェイ速度のタイムスロット数倍(ここ
では3倍)の速度でオン/オフし、第1の波長変換回路
2−1,2−2から出力される光信号を高速サンプリン
グする。但し、タイムスロットの交換動作を実現するた
めに、サンプリング位相を制御する(第4図e,f)。
第4図の例では、チャネルAの光信号はハイウェイの1
ビットの時間(1タイムスロット)を3分割した内の第
3番目、チャネルB〜Eの光信号は第1番目、チャネル
Fの光信号は第2番目の位相でそれぞれサンプリングす
る。このように、波長変換かつ高速サンプリングされた
光信号を光結合器4で結合する(第4図g)。
重光信号を第1の波長変換回路2−1,2−2に入力し
(第4図a,b)、ハイウェイの交換を行うため、制御
部13の制御情報に従って波長をλからλ1,λ2に変換
する(第4図c,d)。λ1,λ2はそれぞれ出力ハイウ
ェイ12−1,12−2に対応している。第4図の例で
は、チャネルA,D,Eの光信号をλ2に、チャネル
B,C,Fの光信号をλ1に変換する。第1のゲート形
光スイッチ3−1,3−2は、制御部13の制御情報に
従って入力ハイウェイ速度のタイムスロット数倍(ここ
では3倍)の速度でオン/オフし、第1の波長変換回路
2−1,2−2から出力される光信号を高速サンプリン
グする。但し、タイムスロットの交換動作を実現するた
めに、サンプリング位相を制御する(第4図e,f)。
第4図の例では、チャネルAの光信号はハイウェイの1
ビットの時間(1タイムスロット)を3分割した内の第
3番目、チャネルB〜Eの光信号は第1番目、チャネル
Fの光信号は第2番目の位相でそれぞれサンプリングす
る。このように、波長変換かつ高速サンプリングされた
光信号を光結合器4で結合する(第4図g)。
光結合器4から出力される光信号を光分岐器14で分岐
した後、第2のゲート形光スイッチ15−2、15−3
でそれぞれ高速サンプリングする。この第2のゲート形
光スイッチ15−1,15−2,15−3は制御部13
の制御情報に従い、それぞれ第1のゲート形光スイッチ
3−1,3−2のサンプリングに対応する第1番目〜第
3番目の位相でオンとなる。第2のゲート形光スイッチ
15−1,15−2,15−3を通過した光信号は、光
遅延線18−1,18−2,18−3でそれぞれT0,
T0+T−T/3,T0+2(T−T/3)の遅延を受け
る(第4図h,i,j)。T/3の補正項は、異なるサ
ンプリング位相の光信号の位相をそろえるためであり、
後の光モノマルチ11−1、11−2への入力光信号パ
ルスを等間隔にするためのものである。第4図の例で
は、便宜上、T0を0としており、チャネルB,C,
D,Eは遅延なし、チャネルAは2タイムスロット、チ
ャネルFは1タイムスロットの遅延を受ける。光遅延線
18−1、18−2,18−3より出力される各光信号
を光結合器16で結合する(第4図k)。
した後、第2のゲート形光スイッチ15−2、15−3
でそれぞれ高速サンプリングする。この第2のゲート形
光スイッチ15−1,15−2,15−3は制御部13
の制御情報に従い、それぞれ第1のゲート形光スイッチ
3−1,3−2のサンプリングに対応する第1番目〜第
3番目の位相でオンとなる。第2のゲート形光スイッチ
15−1,15−2,15−3を通過した光信号は、光
遅延線18−1,18−2,18−3でそれぞれT0,
T0+T−T/3,T0+2(T−T/3)の遅延を受け
る(第4図h,i,j)。T/3の補正項は、異なるサ
ンプリング位相の光信号の位相をそろえるためであり、
後の光モノマルチ11−1、11−2への入力光信号パ
ルスを等間隔にするためのものである。第4図の例で
は、便宜上、T0を0としており、チャネルB,C,
D,Eは遅延なし、チャネルAは2タイムスロット、チ
ャネルFは1タイムスロットの遅延を受ける。光遅延線
18−1、18−2,18−3より出力される各光信号
を光結合器16で結合する(第4図k)。
光結合器16から出力された光信号を光分波器17に入
力して、各出力ハイウェイ番号に対応する波長λ1,λ2
に分波する(第4図l,m)。この分波した各光信号を
第2の波長変換回路10−1,10−2においてそれぞ
れ出力ハイウェイの波長λに変換し(第4図n,o)、
さらに光モノマルチ11−1,11−2により速度変換
して元の光信号速度に戻し、出力ハイウェイ12−1,
12−2に送出する(第2図p,q)。
力して、各出力ハイウェイ番号に対応する波長λ1,λ2
に分波する(第4図l,m)。この分波した各光信号を
第2の波長変換回路10−1,10−2においてそれぞ
れ出力ハイウェイの波長λに変換し(第4図n,o)、
さらに光モノマルチ11−1,11−2により速度変換
して元の光信号速度に戻し、出力ハイウェイ12−1,
12−2に送出する(第2図p,q)。
ここで、第4図のgおよびh(第3図のg点およびh
点)において、チャネルBとEは同一のタイミングで一
本の光伝送路に結合されている。このような場合、従来
の単一波長のみを用いた構成では、光信号同士の衝突が
おこるため交換動作を実現することができない。これに
対し、本実施例の場合には、チャネルBがλ1、チャネ
ルEがλ2と波長が異なるため、これらの光信号を区別
することができる。第4図のk(第3図のk点)におけ
るチャネルFとD,BとE,CとAについても同様であ
る。
点)において、チャネルBとEは同一のタイミングで一
本の光伝送路に結合されている。このような場合、従来
の単一波長のみを用いた構成では、光信号同士の衝突が
おこるため交換動作を実現することができない。これに
対し、本実施例の場合には、チャネルBがλ1、チャネ
ルEがλ2と波長が異なるため、これらの光信号を区別
することができる。第4図のk(第3図のk点)におけ
るチャネルFとD,BとE,CとAについても同様であ
る。
第5図は第1図の通話路構成が非閉塞形であることを説
明するための図であり、格子点Mi,j,k(i=1〜
3,j=1〜2,k=1〜3)の各面iは入力ハイウェ
イのタイムスロット、各列jは出力ハイウェイ番号に対
応した多重化時の位相で、j=1は1ビットの前半、j
=2は1ビットの後半のサンプリングに対応し、各行k
は出力ハイウェイ上のタイムスロットに対応し、入力ハ
イウェイのタイムスロットとは遅延量T0,T0+T,T
0+2Tに対応して波長λ0〜λ2で関係づけられてい
る。各格子点Mi,j,kのi=1〜3を通して空塞状
態は、j,kで定められる出力ハイウェイのタイムスロ
ットの空塞状態に対応するものである。
明するための図であり、格子点Mi,j,k(i=1〜
3,j=1〜2,k=1〜3)の各面iは入力ハイウェ
イのタイムスロット、各列jは出力ハイウェイ番号に対
応した多重化時の位相で、j=1は1ビットの前半、j
=2は1ビットの後半のサンプリングに対応し、各行k
は出力ハイウェイ上のタイムスロットに対応し、入力ハ
イウェイのタイムスロットとは遅延量T0,T0+T,T
0+2Tに対応して波長λ0〜λ2で関係づけられてい
る。各格子点Mi,j,kのi=1〜3を通して空塞状
態は、j,kで定められる出力ハイウェイのタイムスロ
ットの空塞状態に対応するものである。
第5図には、第2図の動作例と同様に、入力ハイウェイ
にはそれぞれA,B,CとD,E,Fの光信号があり、
j=1,k=2に対応する出力ハイウェイ1番(HW
1)の第2番目のタイムスロット(TS2)が空状態
で、ここにA〜Fのいずれか一つを接続する場合を例と
して斜線で示している。この場合、j=1,k=2に対
応する格子点M1,1,2、M2,1,2、M3,1,
2はいずれも空状態であり、入力信号AまたはDを接続
する場合には格子点M1,1,2を選択、BまたEを接
続する場合にはM2,1,2を選択、CまたはFを接続
する場合にはM3,1,2を選択することにより、他チ
ャネルの信号と衝突することなしに接続可能である。
にはそれぞれA,B,CとD,E,Fの光信号があり、
j=1,k=2に対応する出力ハイウェイ1番(HW
1)の第2番目のタイムスロット(TS2)が空状態
で、ここにA〜Fのいずれか一つを接続する場合を例と
して斜線で示している。この場合、j=1,k=2に対
応する格子点M1,1,2、M2,1,2、M3,1,
2はいずれも空状態であり、入力信号AまたはDを接続
する場合には格子点M1,1,2を選択、BまたEを接
続する場合にはM2,1,2を選択、CまたはFを接続
する場合にはM3,1,2を選択することにより、他チ
ャネルの信号と衝突することなしに接続可能である。
なお、波長が異なれば信号は区別でき、またサンプリン
グ位相が異なれば衝突は起こらない。すなわち、衝突す
る可能性があるのは、同一の波長に変換され、同一サン
プリング位相でサンプリングされた光信号同士である。
例えば、第5図中、入力ハイウェイ上の異なるタイムス
ロット位置i=1,2,3に対応するP,Q,Rで示さ
れた格子点の光信号は、いずれも波長λ0、サンプリン
グ位相j=1でサンプリングされている。しかし、この
場合、波長が同一であるということは、遅延線で受ける
遅延量も同一であることを意味するから、入力ハイウェ
イ上のタイムスロットが異なる以上、信号が衝突するこ
とは起こり得ない。この例のように、j,kで定められ
る出力ハイウェイのタイムスロットが空状態である限
り、各入力ハイウェイの各タイムスロットにおいて格子
点Mi,j,kが選択可能であり、通話路が非閉塞であ
ることが示される。
グ位相が異なれば衝突は起こらない。すなわち、衝突す
る可能性があるのは、同一の波長に変換され、同一サン
プリング位相でサンプリングされた光信号同士である。
例えば、第5図中、入力ハイウェイ上の異なるタイムス
ロット位置i=1,2,3に対応するP,Q,Rで示さ
れた格子点の光信号は、いずれも波長λ0、サンプリン
グ位相j=1でサンプリングされている。しかし、この
場合、波長が同一であるということは、遅延線で受ける
遅延量も同一であることを意味するから、入力ハイウェ
イ上のタイムスロットが異なる以上、信号が衝突するこ
とは起こり得ない。この例のように、j,kで定められ
る出力ハイウェイのタイムスロットが空状態である限
り、各入力ハイウェイの各タイムスロットにおいて格子
点Mi,j,kが選択可能であり、通話路が非閉塞であ
ることが示される。
なお、第3図の場合についても、第5図において行と列
の関係を入れ替えて各列を波長、各行を多重化時の位相
と関係づけることにより、通話路が非閉塞形であること
が示される。
の関係を入れ替えて各列を波長、各行を多重化時の位相
と関係づけることにより、通話路が非閉塞形であること
が示される。
第6図は第1図の構成をm多重のハイウェイn本の場合
に発展させた一般化の例である。これまでの説明から明
らかなように、高々m本の光ファイバ遅延線により、合
計m×nチャネルの光信号の任意の交換を行うことがで
きる。
に発展させた一般化の例である。これまでの説明から明
らかなように、高々m本の光ファイバ遅延線により、合
計m×nチャネルの光信号の任意の交換を行うことがで
きる。
以上説明したように、本発明では、波長多重技術と時分
割多重技術を併用することにより、光信号の波長変換と
位相の二点の制御のみで任意の交換を行う非閉塞光通話
路が構成できるため、ハードウェアの削減、制御の簡単
化が期待できる。
割多重技術を併用することにより、光信号の波長変換と
位相の二点の制御のみで任意の交換を行う非閉塞光通話
路が構成できるため、ハードウェアの削減、制御の簡単
化が期待できる。
第1図は本発明の一実施例を示す図、第2図は第1図の
動作を説明するたのタイミング図、第3図は本発明の他
の実施例を示す図、第4図は第3図の動作を説明するた
めのタイミング図、第5図は本発明による通話路構成が
非閉塞形であることを説明する図、第6図は第1図の構
成を発展させた図である。 1−1,1−2…入力ハイウェイ、 2−1,2−2…第1の波長変換回路、 3−1,3−2…第1のゲート形光スイッチ、 4…光結合器、5…光分波器、 6−1,6−2,6−3…光遅延線、 7…光合波器、8…光分岐器、 9−1,9−2…第2のゲート形光スイッチ、 10−1,10−2…第2の波長変換回路、 11−1,11−2…光モノマルチバイブレータ、12
−1,12−2…出力ハイウェイ、 13…制御部、14…光分岐器、 15…第2のゲート形光スイッチ、 16…光結合器、17…光分波器、 18−1,18−2,18−3…光遅延線。
動作を説明するたのタイミング図、第3図は本発明の他
の実施例を示す図、第4図は第3図の動作を説明するた
めのタイミング図、第5図は本発明による通話路構成が
非閉塞形であることを説明する図、第6図は第1図の構
成を発展させた図である。 1−1,1−2…入力ハイウェイ、 2−1,2−2…第1の波長変換回路、 3−1,3−2…第1のゲート形光スイッチ、 4…光結合器、5…光分波器、 6−1,6−2,6−3…光遅延線、 7…光合波器、8…光分岐器、 9−1,9−2…第2のゲート形光スイッチ、 10−1,10−2…第2の波長変換回路、 11−1,11−2…光モノマルチバイブレータ、12
−1,12−2…出力ハイウェイ、 13…制御部、14…光分岐器、 15…第2のゲート形光スイッチ、 16…光結合器、17…光分波器、 18−1,18−2,18−3…光遅延線。
Claims (2)
- 【請求項1】複数の時分割多重入出力ハイウェイ上の光
信号を任意に交換する時分割形光通話路において、 各入力ハイウェイの光信号の波長を光信号のタイムスロ
ットの数mに等しい複数の波長(λ0〜λm-1)に変換す
る複数の第1の波長変換回路と、前記第1の波長変換回
路からの出力光信号を入力ハイウェイ上の光信号のタイ
ムスロット時間幅Tより出力ハイウェイ数nに等しいT
/nの時間幅でサンプリングする複数の第1のゲート形
光スイッチと、前記第1のゲート形光スイッチからの出
力光信号を結合する光結合器よりなる光多重化部と、 前記光多重化部から出力される光信号を各波長ごとに分
波する光分波器と、分波された各光信号(λ0〜λm-1)
の遅延量が波長λ0の遅延量T0とタイムスロット時間幅
Tに対してT0+iT(iは整数、i=0〜m−1)な
る遅延量で遅延する複数の光遅延回路と、前記光遅延回
路からの出力光信号を合波する光合波器よりなる光遅延
部と、 前記光遅延部から出力される光信号を各出力ハイウェイ
すべてに分岐する光分岐器と、光分岐器からの各出力光
信号をT/nの時間幅で該当出力ハイウェイ番号(1〜
n)に対応するサンプリング位相でサンプリングして該
当出力ハイウェイへ出力する複数の第2のゲート形光ス
イッチと、前記第2のゲート形光スイッチからの出力光
信号の波長を出力ハイウェイの波長に変換する複数の第
2の波長変換回路と、前記第2の波長変換回路からの出
力光信号のパルス時間幅をT/nから光信号のタイムス
ロット時間幅Tに戻して該当出力ハイウェイに送出する
複数の光モノマルチバイブレータよりなる光分離部を具
備し、 前記第1の波長変換回路において、タイムスロットごと
に、前記光遅延部でタイムスロット変換がなされる遅延
量に対応する一波長を選択し波長変換して前記光遅延部
を通すことによりタイムスロットの交換を行い、 前記第1のゲート形光スイッチにおいて、タイムスロッ
トごとに、出力ハイウェイに対応するサンプリング位相
を選択しサンプリングして前記光分離部を通すことによ
りハイウェイ相互間の同一タイムスロットの交換を行
い、 前記第2の波長変換回路で各光信号の波長を出力ハイウ
ェイの波長に変換し、 前記光モノマルチバイブレータで、パルス時間幅をタイ
ムスロット時間幅に変換して出力ハイウェイに送出す
る、 ことを特徴とする時分割形光通話路。 - 【請求項2】複数の時分割多重入出力ハイウェイ上の光
信号を任意に交換する時分割形光通話路において、 各入力ハイウェイの光信号の波長を出力ハイウェイ数n
に等しい複数の波長(λI〜λn)に変換する複数の第1
の波長変換回路と、前記第1の波長変換回路からの出力
光信号を入力ハイウェイ上の光信号のタイムスロット時
間幅Tよりタイムスロットの数mに等しいT/mの時間
幅でサンプリングする複数の第1のゲート形光スイッチ
と、前記第1のゲート形光スイッチからの出力光信号を
結合する光結合器よりなる光多重化部と、 前記光多重化部から出力される光信号をタイムスロット
の数mに等しい複数に分岐する光分岐器と、分岐された
光信号をT/mの時間幅で順次位相でサンプリングする
複数の第2のゲート形光スイッチと、前記第2のゲート
形光スイッチからの出力光信号を第k番目(kは整数、
k=1〜m)の位相でサンプリングされた光信号の遅延
量が第1番目の位相でサンプリングされた光信号の遅延
量T0とタイムスロット時間幅Tに対してT0+(k−
1)Tなる遅延量で遅延する複数の光遅延回路と、前記
光遅延回路からの出力光信号を結合する光結合器よりな
る光遅延部と、 前記光遅延部から出力される光信号を各出力ハイウェイ
ごとに分波する光分波器と、光分波器からの出力光信号
の波長を出力ハイウェイの波長に変換する複数の第2の
波長変換回路と、前記第2の波長変換回路からの出力光
信号のパルス時間幅をT/mから光信号のタイムスロッ
ト時間幅Tに戻して該当出力ハイウェイに送出する複数
の光モノマルチバイブレータよりなる光分離部を具備
し、 前記第1の波長変換回路において、タイムスロットごと
に、出力ハイウェイに対応する一波長を選択し波長変換
して前記光分離部を通すことによりハイウェイ相互間の
同一タイムスロットの交換を行い、 前記第1のゲート形光スイッチにおいて、タイムスロッ
トごとに、光遅延部でタイムスロット交換がなされる遅
延量に対応するサンプリング位相を選択しサンプリング
して前記光遅延部を通すことによりタイムスロットの交
換を行い、 前記第2の波長変換回路で光信号の波長を出力ハイウェ
イの波長に変換し、 前記光モノマルチバイブレータで、パルス時間幅をタイ
ムスロット時間幅に変換して出力ハイウェイに送出す
る、 ことを特徴とする時分割形光通話路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59183399A JPH0636623B2 (ja) | 1984-08-31 | 1984-08-31 | 時分割形光通話路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59183399A JPH0636623B2 (ja) | 1984-08-31 | 1984-08-31 | 時分割形光通話路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6161596A JPS6161596A (ja) | 1986-03-29 |
JPH0636623B2 true JPH0636623B2 (ja) | 1994-05-11 |
Family
ID=16135095
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP59183399A Expired - Lifetime JPH0636623B2 (ja) | 1984-08-31 | 1984-08-31 | 時分割形光通話路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0636623B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0634534B2 (ja) * | 1987-12-01 | 1994-05-02 | 日本電気株式会社 | 波長・時分割光交換機 |
IT1233075B (it) * | 1989-08-01 | 1992-03-14 | Cselt Centro Studi Lab Telecom | Commutatore veloce di pacchetto e frequenza |
FR2672173B1 (fr) * | 1991-01-29 | 1993-09-03 | Cit Alcatel | Multiplexeur temporel photonique, et demultiplexeur temporel photonique. |
FR2672178B1 (fr) * | 1991-01-29 | 1994-03-18 | Alcatel Cit | Concentrateur photonique. |
-
1984
- 1984-08-31 JP JP59183399A patent/JPH0636623B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6161596A (ja) | 1986-03-29 |
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