JP3476664B2 - Atmスイッチ - Google Patents

Atmスイッチ

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JP3476664B2
JP3476664B2 JP31235997A JP31235997A JP3476664B2 JP 3476664 B2 JP3476664 B2 JP 3476664B2 JP 31235997 A JP31235997 A JP 31235997A JP 31235997 A JP31235997 A JP 31235997A JP 3476664 B2 JP3476664 B2 JP 3476664B2
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直樹 高谷
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はATM(Asynchronou
s Transfer Mode)に利用する。本発明はセルの競合制御
技術に関する。
【0002】
【従来の技術】ATMでは各種の情報をセルと呼ばれる
固定長のパケットに分割して転送する。このセルには宛
先が表示されており、ATMスイッチでは、この宛先に
したがってセルを所望の出力回線に転送する交換接続を
行う。
【0003】従来のATMスイッチを図13を参照して
説明する。図13は従来のATMスイッチにおける4×
4基本スイッチの構成を示す図である。図13は基本ス
イッチの構成の中で、入力バッファ型の基本スイッチの
構成を示すものである。図13において符号60はAT
Mセルを所望の出力に転送するクロスポイントであり、
符号20−1〜20−4は入力データハイウェイである
入力回線1−1〜1−4から到着したセルを一時的に蓄
積する入力バッファであり、符号70はセルの競合の制
御を行うアービトレーション回路であり、符号2−1〜
2−4は出力ハイウェイとしての出力回線である。
【0004】クロスポイント60にはアドレスフィルタ
44を備えることにより、ヘッダ内の情報を読み込み、
所望の出力回線2−1〜2−4にセルを転送することが
できる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この従来のATMスイ
ッチでは、入力回線1−1〜1−4から到着した各セル
は各入力バッファ20−1〜20−4に一時蓄積され、
これらの各セルの宛先が同じ宛先の場合にはアービトレ
ーション回路70において調停作業を行う。このような
従来のATMスイッチは、スイッチ規模が大きくなるに
つれて、アービトレーション回路70の処理時間が増加
することになり、ATMスイッチの高速化および大規模
化が困難である。
【0006】また、図14は複数のATMスイッチを用
いた大規模ATMスイッチを示す図であるが、図13に
示したようなATMスイッチを基本スイッチとして複数
個用い、図14に示すような大規模なATMスイッチを
構成する場合には、リンクの数が基本スイッチ数の増大
と共に増加するため、配線自身がお互いに絡み合い複雑
化するため、リンク数の増大という観点からもATMス
イッチの大規模化が困難である。
【0007】本発明は、このような背景に行われたもの
であって、大規模化を図ることができるATMスイッチ
を提供することを目的とする。本発明は、高速化を図る
ことができるATMスイッチを提供することを目的とす
る。本発明は、入出力回線数の増減に柔軟に対応するこ
とができるATMスイッチを提供することを目的とす
る。本発明は、装置コストを低く抑えることができるA
TMスイッチを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、分散的に、各
入力アクセスモジュールを入力回線毎に、各出力アクセ
スモジュールを出力回線毎に持ち、各入力および出力ア
クセスモジュール間は時分割多重を用いることによりア
クセスモジュール間の競合制御を不要とし、簡単な構成
で分散的に処理が行えることを最も主要な特徴とする。
また、各アクセスモジュール内は波長多重を用いること
により、大容量化およびスイッチ内のリンク数の削減を
可能にしている。
【0009】これにより、集中的に交換を行うことによ
り動作処理に限界があった従来技術の問題点を解決し、
分散的にアクセスモジュールを配置し、時分割多重と波
長多重を併用することにより、リンク数が少なく、分散
的にセル配送可能な大規模かつ超高速のATMスイッチ
を実現することができる。
【0010】すなわち、本発明は、複数の入力回線に到
来するセルをそれぞれそのセルのヘッダに表示された宛
先にしたがって複数の出力回線に振り分けるATMスイ
ッチである。
【0011】ここで、本発明の特徴とするところは、前
記複数の入力回線をそれぞれ1以上収容するN個の入力
アクセスモジュールと、前記複数の出力回線をそれぞれ
1以上収容するM個の出力アクセスモジュールと、この
入力アクセスモジュールおよび出力アクセスモジュール
を連結する信号線と、この入力アクセスモジュールおよ
び出力アクセスモジュールを同期させる同期手段とを備
え、この同期手段は、前記出力アクセスモジュールにつ
いては順次前記信号線からの受信タイミングを設定する
手段と、前記入力アクセスモジュールについてはこの受
信タイミングの中で受信中の出力アクセスモジュールに
宛てる前記信号線への送信タイミングを順次設定する手
段とを含むところにある。
【0012】前記送信タイミングは、前記N個の入力ア
クセスモジュールに対してそれぞれ均等に割当てられ、
前記受信タイミングは、前記M個の出力アクセスモジュ
ールに対してそれぞれ均等に割当てられ、前記受信タイ
ミングの長さは前記送信タイミングの長さのN倍である
ことが望ましい。
【0013】前記入力アクセスモジュールには、前記入
力回線に到来するセルをその宛先毎に一時蓄積するバッ
ファを備えることが望ましい。
【0014】前記入力アクセスモジュールおよび前記出
力アクセスモジュールの設置数(NおよびM)を検出す
る手段と、この検出結果にしたがって前記送信タイミン
グおよび前記受信タイミングを設定する手段とを備える
ことが望ましい。これにより、アクセスモジュール数の
増減に柔軟に対応することができる。
【0015】前記N個の入力アクセスモジュールおよび
前記M個の出力アクセスモジュールのトラヒックをそれ
ぞれ検出する手段と、この検出結果にしたがって前記送
信タイミングおよび前記受信タイミングの長さを前記N
個の入力アクセスモジュールおよび前記M個の出力アク
セスモジュールについて個別に割当てる手段とを備える
こともできる。これによりトラヒックの大きさにしたが
って最適な送信タイミングおよび受信タイミングを設定
することができる。
【0016】また、前記入力アクセスモジュールは、収
容する複数の前記入力回線に到来する電気信号セルをそ
れぞれ波長の異なる光信号セルに変換する手段と、この
それぞれ波長の異なる光信号セルを合波する手段とを備
え、前記出力アクセスモジュールは、前記合波した光信
号を受信しこの光信号を前記それぞれ波長の異なる光信
号セルに分波する手段と、この分波したそれぞれ波長の
異なる光信号セルを電気信号セルに変換する手段とを備
えることが望ましい。
【0017】前記合波する手段と前記分波する手段と
は、リング形態のバスを介して接続されることが望まし
い。
【0018】
【発明の実施の形態】発明の実施の形態を図1ないし図
4および図7、図11を参照して説明する。図1は本発
明第一実施例のATMスイッチの構成図である。図2は
送信同期回路のブロック構成図である。図3は受信同期
回路のブロック構成図である。図4は送信タイミングと
受信タイミングとの関係を示すタイムチャートである。
図7は本発明第二実施例の上位制御部を示す図である。
図11は本発明第四実施例の上位制御部を示す図であ
る。
【0019】本発明は、入力回線1−11〜1−44に
到来するセルをそれぞれそのセルのヘッダに表示された
宛先にしたがって出力回線2−11〜2−44に振り分
けるATMスイッチである。
【0020】ここで、本発明の特徴とするところは、図
1に示すように、入力回線1−11〜1−44をそれぞ
れ収容する4個の入力アクセスモジュールIN1〜IN
4と、出力回線2−11〜2−44をそれぞれ収容する
4個の出力アクセスモジュールOUT1〜OUT4と、
この入力アクセスモジュールIN1〜IN4および出力
アクセスモジュールOUT1〜OUT4を連結する信号
線であるリング形態のバス6と、この入力アクセスモジ
ュールIN1〜IN4および出力アクセスモジュールO
UT1〜OUT4を同期させる同期手段である図2に示
す送信同期回路13−11〜13−44および図3に示
す受信同期回路14−11〜14−44とを備え、図4
に示すように、この受信同期回路14−11〜14−4
4は、出力アクセスモジュールOUT1〜OUT4につ
いて順次バス6からの受信タイミングを設定し、この送
信同期回路13−11〜13−44は、入力アクセスモ
ジュールIN1〜IN4についてこの受信タイミングの
中で受信中の出力アクセスモジュールOUT1〜OUT
4に宛てるバス6への送信タイミングを順次設定すると
ころにある。
【0021】図4に示すように、前記送信タイミング
は、入力アクセスモジュールIN1〜IN4に対してそ
れぞれ均等に割当てられ、前記受信タイミングは、出力
アクセスモジュールOUT1〜OUT4に対してそれぞ
れ均等に割当てられ、前記受信タイミングの長さは前記
送信タイミングの長さの4倍である。
【0022】図2に示すように、入力アクセスモジュー
ルIN1〜IN4の送信同期回路13−11〜13−4
4には、入力回線1−11〜1−44に到来するセルを
その宛先毎に一時蓄積するバッファ15を備えている。
【0023】本発明第二実施例では、図7に示すよう
に、入力アクセスモジュールIN1〜IN4および出力
アクセスモジュールOUT1〜OUT4の設置数(Nお
よびM)を検出する手段である上位制御部40を備え、
この上位制御部40は、この検出結果にしたがって前記
送信タイミングおよび前記受信タイミングを設定する。
【0024】本発明第四実施例では、入力アクセスモジ
ュールIN1〜IN4および出力アクセスモジュールO
UT1〜OUT4のトラヒックをそれぞれ検出する手段
である上位制御部40を備え、この上位制御部40は、
この検出結果にしたがって前記送信タイミングおよび前
記受信タイミングの長さが入力アクセスモジュールIN
1〜IN4および出力アクセスモジュールOUT1〜O
UT4について個別に割当てられる。
【0025】送信同期回路13−11〜13−44およ
び受信同期回路14−11〜14−44の同期は、同期
モジュール30で発生し、各同期回路に分配される同期
情報およびクロック信号を受信することにより行われ
る。
【0026】また、入力アクセスモジュールIN1〜I
N4は、収容する複数の入力回線1−11〜1−44に
到来する電気信号セルをそれぞれ波長の異なる光信号セ
ルに変換する手段である電気光変換器9−11〜9−4
4と、このそれぞれ波長の異なる光信号セルを合波する
手段である光合波器7−1〜7−4とを備え、出力アク
セスモジュールOUT1〜OUT4は、前記合波した光
信号を受信しこの光信号を前記それぞれ波長の異なる光
信号セルに分波する手段である光分波器8−1〜8−4
と、この分波したそれぞれ波長の異なる光信号セルを電
気信号セルに変換する手段である光電気変換器10−1
1〜10−44とを備える。光合波器7−1〜7−4と
光分波器8−1〜8−4とは、リング形態のバス6を介
して接続される。
【0027】
【実施例】(第一実施例)本発明第一実施例を説明す
る。図1で符号IN1〜IN4までは入力アクセスモジ
ュール、符号OUT1〜OUT4までは出力アクセスモ
ジュール、符号6は入力アクセスモジュールIN1〜I
N4と出力アクセスモジュールOUT1〜OUT4の間
のデータを転送するリング形態のバスである。
【0028】入力アクセスモジュールIN1〜IN4
は、基本スイッチ12−1〜12−4、電気光変換器9
−11〜9−44、光合波器7−1〜7−4および送信
同期回路13−11〜13−44から構成される。入力
アクセスモジュールIN1では基本スイッチ12−1か
ら出力される4個のセルが電気光変換器9−11〜9−
14によりそれぞれ異なる波長λ1〜λ4に変換され、
光合波器7−1でそれぞれλ1〜λ4の光信号を一つの
波長多重光信号に合波する。
【0029】出力アクセスモジュールOUT1〜OUT
4は、光電気変換器10−11〜10−44、光分波器
8−1〜8−4および受信同期回路14−11〜14−
44から構成される。出力アクセスモジュールOUT1
ではバス6から転送されてくる波長多重光信号を光分波
器8−1で分波し、光電気変換器10−11〜10−4
4においてλ1〜λ4の光信号をそれぞれ4つの電気的
な信号に変換する。
【0030】入力アクセスモジュールIN1〜IN4と
出力アクセスモジュールOUT1〜OUT4とはリング
形態のバス6で接続されている。入力アクセスモジュー
ルIN1〜IN4から転送されたデータはバス6を経由
して出力アクセスモジュールOUT1〜OUT4に転送
される。各アクセスモジュール間はフレーム同期をとっ
ており、バス6上の各入力アクセスモジュールIN1〜
IN4は同期にしたがって送信することが可能であり、
各出力アクセスモジュールOUT1〜OUT4は同期に
したがって受信することが可能である。
【0031】図1に示した入力アクセスモジュールIN
1〜IN4では、基本スイッチ12−1〜12−4で振
り分けられた入力回線1−11〜1−44上のデータ
は、アドレスフィルタ45、バッファ15、順次カウン
タ50、送信タイミングコントローラ55からなる送信
同期回路13−11〜13−44において、データ送出
のタイミングが決定される。
【0032】この送信同期回路13−11〜13−44
で送信を行うとき、順番に読出されたセルを送信タイミ
ングでバス6上に同期的に送信を行う。図5は入力アク
セスモジュールIN1における宛先と波長との関係を示
すテーブルを示す図である。このとき、図5のスケジュ
ールテーブルに基づいて送信を行う。例えば、図4に示
すA→Eの送信タイミングにおいて、入力アクセスモジ
ュールIN1が出力アクセスモジュールOUT1の出力
回線2−11宛のセルを転送する場合には、基本スイッ
チ12−1はそのセルを送信同期回路13−11にルー
ティングする。送信タイミングに送信同期回路13−1
1から出力されたセルは電気光変換器9−11によりλ
1の光信号セルに変換される。λ1の光信号セルに変換
されたセルは、図5に示すテーブルにしたがって出力回
線2−11に転送される。
【0033】図4に示すように、入力アクセスモジュー
ルIN1〜IN4は送信タイミングA、B、C、Dを一
周期として順番に送信を行っている。また、受信の場合
には図4のタイムチャートにしたがって、受信タイミン
グE、F、G、Hの順番でセルを受信することができ
る。
【0034】図3に示す受信同期回路14−11〜14
−44では、自分宛のセルが入力アクセスモジュールI
N1〜IN4(A、B、C、D)から順次転送される受
信タイミングで図3のゲート回路53が開き、A、B、
C、Dのセルを順番に取り込むことができる。また、速
度変換用バッファ59により出力回線2−11〜2−4
4の回線速度に適合した速度でセルを出力することがで
きる。これらの受信および送信のタイミングは全て同期
的に行うものである。
【0035】この入力アクセスモジュールIN1〜IN
4、出力アクセスモジュールOUT1〜OUT4間では
一切の競合制御も行わず、周期的にセルの送受信を可能
にしている。このことから分散的な配置で小規模から大
規模に拡張でき、高速性に優れている特徴がある。
【0036】(第二実施例)本発明第二実施例を図6な
いし図8を参照して説明する。図6は本発明第二実施例
のATMスイッチの構成図である。図7は上記のとおり
である。図8はアクセスモジュール数の変更に伴う送信
タイミングと受信タイミングとの関係を示すタイムチャ
ートである。
【0037】図6では、図1の構成に入力アクセスモジ
ュールIN5と出力アクセスモジュールOUT5を各1
個増設した構成である。このように、入力アクセスモジ
ュールIN1〜IN5と出力アクセスモジュールOUT
1〜OUT5はリング形態のバス接続であり、フレーム
同期のタイミングを調整することにより、各アクセスモ
ジュールの増設および削減ができる。
【0038】図7を参照してフレーム同期のタイミング
調整を説明する。各アクセスモジュールを増設または減
設するとき、上位制御装置(コンピュータ)40から変
更すべき送信および受信タイミング値を各アクセスモジ
ュールに転送(ダウンロード)し、各アクセスモジュー
ルの制御部52および57のファームウェアに書込む。
新しい送信および受信タイミングは、各アクセスモジュ
ールが受信している同期情報およびクロック信号にした
がって、ファームウェアから各アクセスモジュールで使
用すべきタイミング値に変更することができる。
【0039】上位制御部40は、周期的にアクセスモジ
ュールの設置数情報を収集しており、設置数に変化があ
ると速やかに変更すべき送信および受信タイミング値を
各アクセスモジュールに転送する。
【0040】図8(a)は入力アクセスモジュールIN
1〜IN4および出力アクセスモジュールOUT1〜O
UT4による送信および受信タイミングであり、図8
(b)は入力アクセスモジュールIN1〜IN5および
出力アクセスモジュールOUT1〜OUT5による送信
および受信タイミングである。
【0041】図8からわかるように、図8(a)および
(b)ではクロック信号および同期情報は同一である。
すなわち、各ファームウェアは事前に、使用できる各ア
クセスモジュールの組合せ分のタイミング情報をあらか
じめ保持している。そのため、クロック信号および同期
情報はそのままにしておき、上位からのコマンドのみで
タイミングの切替えを行うことができる。
【0042】(第三実施例)本発明第三実施例を図9お
よび図10を参照して説明する。図9は本発明第三実施
例のATMスイッチの構成図である。図10は本発明第
一実施例および本発明第三実施例の送信および受信タイ
ミングを示すタイムチャートである。
【0043】本発明第三実施例では、入力アクセスモジ
ュール数と出力アクセスモジュール数とが等しくない場
合を説明する。図9では、3個の入力アクセスモジュー
ルIN2〜IN4および5個の出力アクセスモジュール
OUT1〜OUT5を用いて設置数を非対称にした場合
の構成を示している。この構成は加入者系交換機のよう
に、入力ポートの数が出力ポートの数より多い場合のよ
うなときに有効である。
【0044】図9の構成における送信および受信タイミ
ングを図10に示す。例えば、対称の構成(図1の構
成)から非対称の構成に変化する場合においても、本発
明第二実施例で説明したように、上位制御装置40から
フレーム同期のタイミング値をファームウェアにダウン
ロードすることにより、図10に示すように対応が可能
となる。
【0045】(第四実施例)本発明第四実施例を図11
および図12を参照して説明する。図11は本発明第四
実施例の上位制御部を示す図である。図12は本発明第
四実施例の送信および受信タイミングを示す図である。
【0046】本発明第四実施例では、上位制御部40は
周期的に各アクセスモジュールのトラヒック情報を収集
している。このトラヒック情報にしたがって、図12に
示すように、送信および受信タイミングを各アクセスモ
ジュール毎に個別に割当てる。図12は、図1に示した
構成を例にしている。
【0047】図12(a)は送信タイミングが入力アク
セスモジュールIN1(A)で最も長く、次に、入力ア
クセスモジュールIN2(B)で長く、入力アクセスモ
ジュールIN3(C)およびIN4(D)は等しい例で
ある。すなわち、入力アクセスモジュールIN1から送
信されるトラヒックが最も大きく、次に、入力アクセス
モジュールIN2から送信されるトラヒックが大きく、
入力アクセスモジュールIN3およびIN4のトラヒッ
クは比較的小さくて均等である場合には、図12(a)
に示すように送信タイミングを割当てることができる。
【0048】図12(b)は受信タイミングが出力アク
セスモジュールOUT1(E)で長い例である。すなわ
ち、各入力アクセスモジュールIN1〜IN4から出力
アクセスモジュールOUT1に転送するトラヒックが他
の出力アクセスモジュールOUT2〜OUT4に比較し
て大きい場合には、図12(b)に示すように受信タイ
ミングを割当てることができる。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
(1)スイッチ規模が大規模になった場合にもリンク数
を削減でき、(2)分散的配置をとるために小規模から
大規模なスイッチ構成を可能にし、(3)各アクセスモ
ジュール間を周期的な制御のみで競合制御も行わないこ
とを可能にすることができる。このためフレキシブルな
スイッチ構成を可能にした高速ATMスイッチを実現す
ることができる。
【0050】また、時分割多重と波長多重とを併用した
ことにより、信号フレームの構成がシンプルになり同期
回路を簡単化することができるとともに、光波長数が出
力ポート数分で済み、各アクセスモジュールで同じ波長
が使用できるため、装置コストを低減することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明第一実施例のATMスイッチの構成図。
【図2】送信同期回路のブロック構成図。
【図3】受信同期回路のブロック構成図。
【図4】送信タイミングと受信タイミングとの関係を示
すタイムチャート。
【図5】入力アクセスモジュールにおける宛先と波長と
の関係を示すテーブルを示す図。
【図6】本発明第二実施例のATMスイッチの構成図。
【図7】本発明第二実施例の上位制御部を示す図。
【図8】アクセスモジュール数の変更に伴う送信タイミ
ングと受信タイミングとの関係を示すタイムチャート。
【図9】本発明第三実施例のATMスイッチの構成図。
【図10】本発明第一実施例および本発明第三実施例の
送信および受信タイミングを示すタイムチャート。
【図11】本発明第四実施例の上位制御部を示す図。
【図12】本発明第四実施例の送信および受信タイミン
グを示す図。
【図13】従来のATMスイッチにおける4×4基本ス
イッチの構成を示す図。
【図14】複数のATMスイッチを用いた大規模ATM
スイッチを示す図。
【符号の説明】
1−1〜1−4、1−11〜1−44 入力回線 2−1〜2−4、2−11〜2−44 出力回線 5−11〜5−24 信号線 6 バス 7−1〜7−4 光合波器 8−1〜8−4 光分波器 9−11〜9−44 電気光変換器 10−11〜10−44 光電気変換器 12−1〜12−4 基本スイッチ 13−11〜13−44 送信同期回路 14−11〜14−44 受信同期回路 15 バッファ 20−1〜20−4 入力バッファ 30 同期モジュール 40 上位制御部 44、45 アドレスフィルタ 50 順次カウンタ 52、57 制御部 53 ゲート回路 55 送信タイミングコントローラ 56 受信タイミングコントローラ 59 速度変換用バッファ 60 クロスポイント 70 アービトレーション回路 IN1〜IN5 入力アクセスモジュール OUT1〜OUT5 出力アクセスモジュール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平11−112520(JP,A) 特開 平9−307553(JP,A) 特開 平7−30933(JP,A) 特開 平8−65314(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04L 12/28 H04Q 3/00

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の入力回線に到来するセルをそれぞ
    れそのセルのヘッダに表示された宛先にしたがって複数
    の出力回線に振り分けるATMスイッチにおいて、 前記複数の入力回線をそれぞれ1以上収容するN個の入
    力アクセスモジュールと、前記複数の出力回線をそれぞ
    れ1以上収容するM個の出力アクセスモジュールと、こ
    の入力アクセスモジュールおよび出力アクセスモジュー
    ルを連結する信号線と、この入力アクセスモジュールお
    よび出力アクセスモジュールを同期させる同期手段とを
    備え、 この同期手段は、前記出力アクセスモジュールについて
    は順次前記信号線からの受信タイミングを設定する手段
    と、前記入力アクセスモジュールについてはこの受信タ
    イミングの中で受信中の出力アクセスモジュールに宛て
    る前記信号線への送信タイミングを順次設定する手段と
    を含むことを特徴とするATMスイッチ。
  2. 【請求項2】 前記送信タイミングは、前記N個の入力
    アクセスモジュールに対してそれぞれ均等に割当てら
    れ、前記受信タイミングは、前記M個の出力アクセスモ
    ジュールに対してそれぞれ均等に割当てられ、前記受信
    タイミングの長さは前記送信タイミングの長さのN倍で
    ある請求項1記載のATMスイッチ。
  3. 【請求項3】 前記入力アクセスモジュールには、前記
    入力回線に到来するセルをその宛先毎に一時蓄積するバ
    ッファを備えた請求項1記載のATMスイッチ。
  4. 【請求項4】 前記入力アクセスモジュールおよび前記
    出力アクセスモジュールの設置数(NおよびM)を検出
    する手段と、この検出結果にしたがって前記送信タイミ
    ングおよび前記受信タイミングを設定する手段とを備え
    た請求項1または2記載のATMスイッチ。
  5. 【請求項5】 前記N個の入力アクセスモジュールおよ
    び前記M個の出力アクセスモジュールのトラヒックをそ
    れぞれ検出する手段と、この検出結果にしたがって前記
    送信タイミングおよび前記受信タイミングの長さを前記
    N個の入力アクセスモジュールおよび前記M個の出力ア
    クセスモジュールについて個別に割当てる手段とを備え
    た請求項1記載のATMスイッチ。
  6. 【請求項6】 前記入力アクセスモジュールは、収容す
    る複数の前記入力回線に到来する電気信号セルをそれぞ
    れ波長の異なる光信号セルに変換する手段と、このそれ
    ぞれ波長の異なる光信号セルを合波する手段とを備え、 前記出力アクセスモジュールは、前記合波した光信号を
    受信しこの光信号を前記それぞれ波長の異なる光信号セ
    ルに分波する手段と、この分波したそれぞれ波長の異な
    る光信号セルを電気信号セルに変換する手段とを備えた
    請求項1記載のATMスイッチ。
  7. 【請求項7】 前記合波する手段と前記分波する手段と
    は、リング形態のバスを介して接続された請求項6記載
    のATMスイッチ。
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