JPH0636580A - 半導体読み出し専用記憶装置 - Google Patents

半導体読み出し専用記憶装置

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JPH0636580A
JPH0636580A JP19035592A JP19035592A JPH0636580A JP H0636580 A JPH0636580 A JP H0636580A JP 19035592 A JP19035592 A JP 19035592A JP 19035592 A JP19035592 A JP 19035592A JP H0636580 A JPH0636580 A JP H0636580A
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Kiyoharu Oikawa
清春 笈川
Takeshi Yagi
豪 八木
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Toshiba Corp
Japan Semiconductor Corp
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Toshiba Corp
Iwate Toshiba Electronics Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】半導体ROMの出力データの“1”→“1”ま
たは“0”→“1”の読み出しモードに際して行選の抵
抗等による信号遅延が生じても、行線の切換り時の
“0”グリッチの発生を防止し、“1”データのアクセ
スタイムを改善する。 【構成】半導体ROMにおいて、行デコーダ2の出力の
遷移状態を検知する行デコーダ出力遷移検知回路11
と、この行デコーダ出力遷移検知回路の検知出力を受け
て出力バッファの動作を制御する制御回路12とを具備
することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体読み出し専用記
憶装置(以下、半導体ROMと記す)に係り、特に出力
データの“1”→“1”または“0”→“1”の読み出
しモードにおける行線の切り換わり時の“0”グリッチ
の発生を防止する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】図7は、従来のCMOS型(相補性絶縁
ゲート型)のEPROM(紫外線消去・再書き込み可能
なROM)の一部を示すブロック図である。
【0003】1はメモリセルアレイ、2は行アドレス入
力A7〜A3に応じてメモリセルアレイMAの行線を選
択制御する行デコーダ、3はメモリセルアレイ1の列線
を選択する列セレクタ、4は列アドレス入力A2〜A0
に応じて列セレクタ3を選択制御する列デコーダ、5は
センスアンプおよび出力バッファを含む出力回路、6は
出力バッファ制御回路である。図8は、図7のEPRO
Mの一部を示す回路図である。
【0004】メモリセルアレイ1において、行列状に配
列されているメモリセル(S11〜S1n)、(S21〜S2
n)…は、セルトランジスタのゲート閾値が記憶データ
の“0”、“1”に応じて設定されている。WL0、W
L1…は行線、BL1〜BLnは列線である。行デコー
ダ2は、行アドレス入力をデコードするデコーダ回路お
よび行線駆動回路2b…とを有する。
【0005】列セレクタ3は、列線BL1〜BLnにそ
れぞれ直列に接続された列選択トランジスタCS1〜C
Snからなり、8組に区分され、各組の列選択トランジ
スタ同士の各他端が共通に接続されている。
【0006】列デコーダ4は、列アドレス入力をデコー
ドするデコーダ回路および列選択信号CL0、CL1、
CL2…を列選択信号線に供給する列選択トランジスタ
駆動回路4b…とを有する。
【0007】出力回路5は、各組の列選択トランジスタ
同士の共通接続点(共通列線DL0〜DL7)に読み出
された信号OT0〜OT7をそれぞれ検知・増幅する8
個のセンスアンプSA0〜SA7と、それぞれクロック
ドインバータからなり、動作時に各センスアンプSA0
〜SA7の出力を反転させて出力バスに出力する8個の
出力バッファBF0〜BF7とを有する。
【0008】出力バッファ制御回路6は、読み出しイネ
ーブル信号RDENに基づいて相補的な出力イネーブル
信号(OTEN、/OTEN)を出力バッファBF0〜
BF7に供給する。上記センスアンプSA0〜SA7
は、それぞれ図3に示すように構成されている。
【0009】図3において、30はカレントミラー負荷
を有する差動回路であり、プリチャージ信号PSがイン
バータ31により反転された信号/PSを受けて活性化
される。差動回路30の一方の入力端と共通列線との間
に列線電圧クランプ回路が挿入されており、差動回路3
0の他方の入力端には例えば3Vのセンス基準電圧VREF
が供給される。
【0010】上記クランプ回路においては、ゲート・ド
レイン相互が接続されたPMOSトランジスタP1がV
CCノード(例えば5Vの電源電圧)と差動回路30の一
方の入力端と間に接続されており、差動回路30の一方
の入力端と共通列線との間にNMOSトランジスタN1
が挿入されており、このトランジスタN1のゲートには
バイアス電圧BIASが供給される。
【0011】さらに、VCCノードと差動回路30の一方
の入力端との間には、プルアップ用のPMOSトランジ
スタP2が接続されており、そのゲートには接地電位V
SSが与えられる。また、VCCノードと差動回路30の他
方の入力端との間には、プルアップ用のPMOSトラン
ジスタP3が接続されており、そのゲートには前記反転
プリチャージ信号/PSが与えられる。上記ROMの通
常の読み出し動作はよく知られているので、以下、簡単
に説明する。
【0012】列アドレス入力がそのままで行アドレス入
力が変化した場合のアクセス時には、行選択により選択
された各メモリセルに接続されている各列線の電位は、
選択セルがオフ状態(記憶データ“0”の状態)の場合
には例えば3.5Vの高レベル(センス基準電圧VREFよ
り高いレベル)、選択セルがオン状態(記憶データ
“1”の状態)の場合には例えば2.5Vの低レベル
(センス基準電圧VREFより低いレベル)になる。この選
択列線の電位はセンスアンプおよび出力バッファを経て
出力データD0〜D7となる。この場合、選択列線の電
位の高レベル/低レベルが対応して読み出し読み出しデ
ータ出力の“0”レベル(低レベル)/“1”レベル
(高レベル)となる。
【0013】即ち、選択されたメモリセルに接続されて
いる列線の電位は上記2.5Vと3.5Vとの間で変化
するので、読み出しデータ出力は“1”と“0”との間
を変化し、“1”→“0”あるいは“1”→“1”また
は“0”→“0”あるいは“0”→“1”のように変化
する。
【0014】これに対して、行アドレス入力がそのまま
で列アドレス入力が変化した場合のアクセス時には、選
択されたメモリセルに接続されている列線のレベルに対
応した読み出しデータ出力が現れ、読み出しデータ出力
は、“1”→“0”あるいは“1”→“1”または
“0”→“0”あるいは“0”→“1”のように変化す
る。 ところで、通常、行線WL0、WL1…はポリシ
リコンやポリサイド等からなり、その抵抗分(R11〜R
1n-1)、(R21〜R2n-1)…が存在する。また、行線W
L0、WL1…には多数のセル(S11〜S1n)、(S21
〜S2n)…のゲート容量が負荷として存在する。
【0015】このような抵抗分や負荷容量の存在による
信号遅延によって、行線WL0、WL1…の行デコーダ
側の一端部に近い列線BL1近傍部の行選択信号に対し
て、行線WL0、WL1…の行デコーダ側とは反対側の
他端部(終端部)に近い列線BLn近傍部の行選択信号
の立上りが遅れ、列線BLnに接続されているセルの選
択が行選択開始時より遅れるので、出力データにグリッ
チが発生するという問題がある。以下、出力データにグ
リッチが発生する理由について詳述する。図9は、上記
EPROMのアドレス選択からデータ出力までの一例を
示すタイミング波形図である。
【0016】例えば選択セルS11、S1n-2からデータを
読み出す場合、行線WL0を選択して活性化(“H”レ
ベル)すると同時に列選択トランジスタCS1を選択す
るための列選択信号線CL0を活性化(“H”レベル)
した後、読み出しイネーブル信号RDENを活性化
(“H”レベル)する。この場合、選択セルS11近傍の
行線信号よりも選択セルS1n-2近傍の行線信号の立上り
が遅れるので、セルS11から共通列線DL0に読み出さ
れたデータのタイミングよりもセルS1n-2から共通列線
DL7に読み出されたデータのタイミングが遅れる。そ
して、読み出しイネーブル信号RDENの活性化から若
干遅れて出力イネーブル信号OTENが活性化(“H”
レベル)すると、共通列線DL0の読み出しデータOT
0が出力データD“として出力バス7に出力し、さら
に、共通列線DL7の読み出しデータOT7が出力デー
タD7として出力バス7に出力するようになる。
【0017】この後、列アドレス入力および読み出しイ
ネーブル信号RDENをそのままにして、行アドレス入
力を変化させて選択行線をWL0からWL1に切り換え
て選択セルS21、S2n-2からデータを読み出す場合に
も、上記と同様に、選択セルS21近傍の行線信号よりも
選択セルS2n-2近傍の行線信号の立上りが遅れるので、
セルS21の出力データD0とセルS2n-2の出力データD
7とではタイミングの違いが生じる。
【0018】上記動作に際して、出力データD0は正常
に読み出されるが、出力データD7は“0”グリッチが
発生した後に正常に読み出される。即ち、列線BLn近
傍部の行選択信号の波形の立上りおよび立下りがなま
り、行アドレス入力の切り換え時に、列線BLn近傍部
の行選択信号の非選択期間が長くなる。この非選択期間
に、センスアンプの一方の入力端に接続されているPM
OSトランジスタP1およびP2により共通列線の電位
がプルアップされる。
【0019】したがって、新たに選択されたセルS2n-2
がオン状態であった場合には、出力データD7は、本来
は“1”→“1”または“0”→“1”と変化するはず
であるが、この変化の間(前記非選択期間)に過渡的に
“0”になる。このような“0”グリッチが発生する
と、オン状態の選択セルS2n-2に対する“1”データの
アクセスタイムが大幅に劣化してしまう。上記したよう
な現象は、EPROMに限らず、電気的消去・再書き込
み可能なROM(EEPROM)においても生じる。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】上記したように従来の
半導体ROMは、出力データの“1”→“1”または
“0”→“1”の読み出しモードにおいて、行線の抵抗
分や負荷容量による行選択信号の遅延に起因して、行線
の切り換わり時に“0”グリッチが発生し、“1”デー
タのアクセスタイムが大幅に劣化してしまうという問題
があった。
【0021】本発明は上記の問題点を解決すべくなされ
たもので、出力データの“1”→“1”または“0”→
“1”の読み出しモードにおいて、行線の抵抗分や負荷
容量による行選択信号の遅延が生じても、行線の切り換
わり時に“0”グリッチが発生することを防止でき、
“1”データのアクセスタイムを改善し得る半導体読み
出し専用記憶装置を提供することを目的とする。
【0022】
【課題を解決するための手段】本発明の半導体読み出し
専用記憶装置は、読み出し専用メモリセルが行列状に配
列されたメモリセルアレイと、このメモリセルアレイの
行線を選択する行デコーダと、上記メモリセルアレイの
列線を選択する列選択トランジスタと、この列選択トラ
ンジスタを制御する列デコーダと、上記列選択トランジ
スタを経た選択列線からの読み出し信号を検知・増幅す
るセンスアンプと、このセンスアンプの出力をバッファ
増幅するデータ出力バッファと、前記行デコーダの出力
の遷移状態を検知する行デコーダ出力遷移検知回路と、
この行デコーダ出力遷移検知回路の検知出力を受けて前
記出力バッファの動作を制御する制御回路とを具備する
ことを特徴とする。
【0023】
【作用】出力データの“1”→“1”または“0”→
“1”の読み出しモードにおいて、行線の抵抗分や負荷
容量による行選択信号の遅延が生じ、行線の行デコーダ
側とは反対側の他端部に近い行選択信号の立上りが遅
れ、上記他端部の行選択信号の非選択期間が長くなり、
列線電位がプルアップされる。しかし、この非選択期間
(行線の切り換わり時)には、行デコーダ出力遷移検知
回路から検知出力(パルス)が発生する。制御回路は、
この検知出力が入力すると、出力バッファの動作を不可
能状態に制御する。したがって、この出力バッファの非
動作期間に出力データに“0”グリッチが発生すること
はなく、出力データは、本来通り“1”→“1”または
“0”→“1”と変化する。
【0024】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細
に説明する。図1は、本発明の半導体ROMの一実施例
に係るEPROMの一部を示している。
【0025】このEPROMは、図7を参照して前述し
た従来のEPROMと比べて、行デコーダ出力遷移検知
回路11が付加され、出力バッファ制御回路12が変更
されている点が異なり、その他は同じであるので図7中
と同一符号を付している。
【0026】即ち、1はメモリセルアレイ、2は行アド
レス入力A7〜A3に応じてメモリセルアレイ1の行線
を選択制御する行デコーダ、3はメモリセルアレイ1の
列線を選択する列セレクタ、4は列アドレス入力A2〜
A0に応じて列セレクタ3を選択制御する列デコーダ、
5はセンスアンプおよび出力バッファを含む出力回路、
11は行デコーダ出力遷移検知回路、12は出力バッフ
ァ制御回路である。上記行デコーダ出力遷移検知回路1
1は、前記行デコーダ2の出力の遷移状態を検知するも
のである。
【0027】上記出力バッファ制御回路12は、上記行
デコーダ出力遷移検知回路11の検知出力ENBが入力
している時には、読み出しイネーブル信号RDENの入
力を禁止して出力回路5の出力バッファ7を非動作状態
に制御する。
【0028】図2は、図1のEPROMの一部を示す回
路図であり、図8を参照して前述した従来のEPROM
と比べて、行デコーダ出力遷移検知回路11、出力バッ
ファ制御回路12が異なり、その他は同じであるので図
8中と同一符号を付している。
【0029】即ち、メモリセルアレイ1は、m行×n列
の行列状にメモリセル(S11〜S1n)、(S21〜S2n)
…が配列されている。これらの各メモリセルは、それぞ
れ浮遊ゲートおよび制御ゲートを有し、例えばソースが
接地電位VSSに接続されたNチャネルMOSトランジス
タからなり、そのゲート閾値が記憶データの“0”、
“1”に応じて設定されている。
【0030】上記メモリセルアレイ1において、WL
0、WL1…は同一行のメモリセルのゲートに共通に接
続されている行線である。BL1〜BLnは同一列のメ
モリセルのドレインに共通に接続されている列線であ
る。
【0031】行デコーダ2は、行アドレス入力をデコー
ドするデコーダ回路およびこのデコーダ回路の出力に応
じて行線WL0、WL1…(例えばポリシリコン線)を
選択的に駆動する行線駆動回路2b…とを有する。
【0032】列セレクタ3は、メモリセルアレイ1の列
線BL1〜BLnにそれぞれ直列に接続された例えばN
チャネル列選択トランジスタCS1〜CSnからなり、
8組に区分され、各組の列選択トランジスタ同士の各他
端が共通に接続されている。列デコーダ4は、列アドレ
ス入力をデコードするデコーダ回路およびこのデコーダ
回路の出力に応じて列選択トランジスタCS1〜CSn
を選択的に駆動するための列選択信号CL0、CL1、
CL2…を列選択信号線(例えばアルミニウム線)に供
給する列選択駆動回路4b…とを有する。
【0033】出力回路5は、各組の列選択トランジスタ
同士の共通接続点(共通列線DL0〜DL7)に読み出
された信号OT0〜OT7をそれぞれ検知・増幅する8
個のセンスアンプSA0〜SA7と、それぞれクロック
ドインバータからなり、動作時に各センスアンプSA0
〜SA7の出力を反転させて出力バスに出力する8個の
出力バッファBF0〜BF7とを有する。
【0034】前記行デコーダ出力遷移検知回路11は、
2個のノア回路111、112が用いられている。第1
のノア回路111は、前記行線駆動回路2…の各出力が
それぞれ対応してゲートに入力するダミーセル用のNM
OSトランジスタ(SD1、SD2…)と、これらのダミー
セル用トランジスタの各ドレインに共通に接続されたダ
ミー列線DBLと、このダミー列線とVCCノードとの間
に接続され、ゲートにプリチャージ信号PSが入力する
プルアップ用のPMOSトランジスタP4とからなる。
この場合、前記ダミーセル用トランジスタ(SD1、SD2
…)は、前記行線WL0、WL1…の行デコーダ側とは
反対側に配置されており、前記メモリセル(S11〜S1
n)、(S21〜S2n)…と同じ種類のトランジスタが用
いられている。第2のノア回路112は、上記第1のノ
ア回路111の出力およびプリチャージ信号PSが入力
する。
【0035】上記行デコーダ出力遷移検知回路11にお
いては、プリチャージ信号PSが活性レベル(“L”)
の時に、プルアップ用トランジスタP4がオンになり、
ダミー列線DBLが“H”レベルにプリチャージされ
る。そして、行アドレス入力の遷移時に行デコーダ2の
全ての出力が非選択状態になっている時に、ダミーセル
用の各トランジスタ(SD1、SD2…)がオフになり、ダ
ミー列線DBLが“H”レベルを保持し、第2のノア回
路112の出力ENBが“L”レベル(検知出力レベ
ル)になる。その他の期間は、第2のノア回路112の
出力ENBが“H”レベルになる。プリチャージ信号P
Sが非活性レベル(“H”)の時には、第2のノア回路
112の出力ENBが“L”レベルになる。
【0036】前記出力バッファ制御回路12は、行デコ
ーダ出力遷移検知回路11の出力および読み出しイネー
ブル信号RDENが入力するナンド回路121と、この
ナンド回路121の出力に基づいて相補的な出力イネー
ブル信号(OTEN、/OTEN)を発生して出力バッ
ファBF0〜BF7を制御するインバータ回路122と
からなる。
【0037】上記出力バッファ制御回路12において
は、行デコーダ出力遷移検知回路11の出力ENBが
“H”レベルの時には、読み出しイネーブル信号RDE
Nが入力すると、相補的な出力イネーブル信号(OTE
N、/OTEN)を発生して出力バッファBF0〜BF
7を動作可能状態に制御する。これに対して、行デコー
ダ出力遷移検知回路11の出力ENBが“L”レベルの
時には、読み出しイネーブル信号RDENの入力を禁止
して出力バッファBF0〜BF7を非動作状態に制御す
る。なお、出力バス7には大きな負荷容量(外部容量も
含む)C0が寄生する。図3は、センスアンプSA0〜
SA7の1個の一例を示す回路図である。
【0038】このセンスアンプにおいて、30はカレン
トミラー負荷を有する差動回路であり、プリチャージ信
号PSがインバータ31により反転された信号/PSを
受けて活性化される。差動回路30の一方の入力端と共
通列線との間に列線電圧クランプ回路が挿入されてお
り、差動回路30の他方の入力端には例えば3Vのセン
ス基準電圧VREFが供給される。
【0039】上記クランプ回路においては、ゲート・ド
レイン相互が接続されたPMOSトランジスタP1がV
CCノード(例えば5Vの電源電圧)と差動回路30の一
方の入力端と間に接続されており、差動回路30の一方
の入力端と共通列線との間にNMOSトランジスタN1
が挿入されており、このトランジスタN1のゲートには
バイアス電圧BIASが供給される。
【0040】さらに、VCCノードと差動回路30の一方
の入力端との間には、プルアップ用のPMOSトランジ
スタP2が接続されており、そのゲートには接地電位V
SSが与えられる。また、VCCノードと差動回路30の他
方の入力端との間には、プルアップ用のPMOSトラン
ジスタP3が接続されており、そのゲートには前記反転
プリチャージ信号/PSが与えられる。
【0041】次に、上記EPROMの動作を説明する。
ここで、通常の読み出し動作は、基本的には図7に示し
たEPROMの動作と同様であるのでその詳述を省略
し、以下、出力データの“1”→“1”または“0”→
“1”の読み出しモードにおける読み出し動作について
説明する。図4は、上記EPROMのアドレス選択から
データ出力までの一例を示すタイミング波形図である。
【0042】いま、例えば選択セルS11、S1n-2からデ
ータを読み出す場合、行線WL0を選択して活性化
(“H”レベル)すると同時に列選択トランジスタCS
1を選択するための列選択信号線CL0を活性化
(“H”レベル)した後、読み出しイネーブル信号RD
ENを活性化(“H”レベル)する。この場合、選択セ
ルS11近傍の行線信号よりも選択セルS1n-2近傍の行線
信号の立上りが遅れるので、セルS11から共通列線DL
0に読み出されたデータのタイミングよりもセルS1n-2
から共通列線DL7に読み出されたデータのタイミング
が遅れる。そして、読み出しイネーブル信号RDENの
活性化から若干遅れて出力イネーブル信号OTENが活
性化(“H”レベル)すると、共通列線DL0の読み出
しデータOT0が出力データD“として出力バス7に出
力し、さらに、共通列線DL7の読み出しデータOT7
が出力データD7として出力バス7に出力するようにな
る。
【0043】この後、列アドレス入力および読み出しイ
ネーブル信号RDENをそのままにして、行アドレス入
力を変化させて選択行線をWL0からWL1に切り換え
て選択セルS21、S2n-2からデータを読み出す場合に
も、上記と同様に、選択セルS21近傍の行線信号よりも
選択セルS2n-2近傍の行線信号の立上りが遅れるので、
セルS21の出力データD0とセルS2n-2の出力データD
7とではタイミングの違いが生じる。
【0044】上記したような動作に際して、新たに選択
されたセルS2n-2がオン状態であった場合、つまり、出
力データD7の“1”→“1”または“0”→“1”の
読み出しモードにおいて、行線WL1の抵抗分(R21〜
R2n)や負荷容量による行選択信号の遅延が生じ、行デ
コーダ側とは反対側の他端部(終端部)に近い行選択信
号の立上りが遅れ、上記他端部の行選択信号の非選択期
間が長くなり、この非選択期間に、センスアンプの一方
の入力端に接続されているPMOSトランジスタP1、
P2により共通列線の電位がプルアップされる。
【0045】しかし、本実施例のEEPROMにおいて
は、上記非選択期間(行線の切り換わり時)には、行デ
コーダ出力遷移検知回路11から検知出力ENBが発生
する。出力バッファ制御回路12は、この検知出力EN
Bが入力すると、出力バッファBF0〜BF7の動作を
不可能状態に制御する。
【0046】したがって、データ読み出し時における出
力データD0〜D7の間でのアクセスタイム差が生じな
くなると共に、出力バッファBF0〜BF7の非動作期
間に出力データD7に“0”グリッチが発生することは
なく、出力データD7は、本来通り“1”→“1”また
は“0”→“1”と変化する。
【0047】このように出力データに“0”グリッチが
発生しないと、出力ラッチ回路(図示せず)のラッチタ
イミングの余裕が生じるので、メモリシステムの設計が
容易になると共にメモリシステムの誤動作の発生が防止
される。図5は、図2中の行デコーダ出力遷移検知回路
11の変形例を示す回路図である。
【0048】50は前記したようなダミーセルSD1、S
D2…およびダミー列線DBLを含むダミー列線回路であ
り、このダミー列線回路50の出力ノードと前記プルア
ップ用トランジスタP4との間に、2個のNMOSトラ
ンジスタN2、N3が直列に挿入されている。そして、
上記NMOSトランジスタN2のゲートはVCCノードに
接続されており、上記NMOSトランジスタN3のゲー
トには前記バイアス電圧BIASが印加される。その他の構
成は、図2中の行デコーダ出力遷移検知回路11と同じ
であるので、同じ符号を付している。図6(a)乃至図
6(c)は、図2中のダミーセルの変形例を示してい。
【0049】即ち、図6(a)は、通常のNMOSトラ
ンジスタ、図6(b)は、EEPROMセル、図6
(c)は、消去ゲートを有するフラッシュ型のEEPR
OMセルを示している。
【0050】
【発明の効果】上述したように本発明によれば、出力デ
ータの“1”→“1”または“0”→“1”の読み出し
モードにおいて、行線の抵抗分や負荷容量の存在による
行選択信号の遅延が生じても、行線の切り換わり時に
“0”グリッチが発生することを防止でき、“1”デー
タのアクセスタイムを改善し得る半導体読み出し専用記
憶装置を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るEPROMを示すブロ
ック図。
【図2】図1のEPROMの一部を示す回路図。
【図3】図2中のセンスアンプの1個分を取り出して一
例を示す回路図。
【図4】図1のEPROMの読み出し動作の一例を示す
タイミング波形図。
【図5】図2中の行デコーダ出力遷移検知回路の変形例
を示す回路図。
【図6】図2中のダミーセルの変形例を示す回路図。
【図7】従来のEPROMの一部を示すブロック図。
【図8】図7のEPROMの一部を示す回路図。
【図9】図7のEPROMの読み出し動作の一例を示す
タイミング波形図。
【符号の説明】
1…メモリセルアレイ、2…行デコーダ、3…列セレク
タ、4…列デコーダ、5…出力回路、7…出力バス、1
1…行デコーダ出力遷移検知回路、12…出力バッファ
制御回路、50…ダミー列線回路、111、112…ノ
ア回路、121…ナンド回路、122…インバータ回
路、S11〜S1n、S21〜S2n…メモリセル、WL0、W
L1…行線、BL1〜BLn…列線、CS1〜CSn…
列選択トランジスタ、DL1〜DLn…共通列線、SA
0〜SA7…センスアンプ、BF0〜BF7…出力バッ
ファ、SD1、SD2…ダミーセル、DBL…ダミー列線。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 読み出し専用メモリセルが行列状に配列
    されたメモリセルアレイと、 このメモリセルアレイの行線を選択する行デコーダと、 上記メモリセルアレイの列線を選択する列選択トランジ
    スタと、 この列選択トランジスタを制御する列デコーダと、 上記列選択トランジスタを経た選択列線からの読み出し
    信号を検知・増幅するセンスアンプと、 このセンスアンプの出力をバッファ増幅するデータ出力
    バッファと、 前記行デコーダの出力の遷移状態を検知する行デコーダ
    出力遷移検知回路と、 この行デコーダ出力遷移検知回路の検知出力を受けて前
    記出力バッファの動作を制御する制御回路とを具備する
    ことを特徴とする半導体読み出し専用記憶装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の半導体読み出し専用記憶
    装置において、 前記行デコーダ出力遷移検知回路は、行アドレス入力の
    遷移時に前記行デコーダの全ての出力が非選択状態にな
    っていることを検知し、 前記制御回路は、上記行デコーダ出力遷移検知回路の検
    知出力が入力している時には、読み出しイネーブル信号
    の入力を禁止して前記出力バッファを非動作状態に制御
    することを特徴とする半導体読み出し専用記憶装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の半導体読み出し
    専用記憶装置において、前記行デコーダ出力遷移検知回
    路は、前記行デコーダの各出力がそれぞれ対応してゲー
    トに入力するダミーセル用のNMOSトランジスタおよ
    びこれらのNMOSトランジスタの各ドレインに共通に
    接続されたダミー列線に接続されているプルアップ用の
    PMOSトランジスタからなるノア回路が用いられてい
    ることを特徴とする半導体読み出し専用記憶装置。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の
    半導体読み出し専用記憶装置において、前記NMOSト
    ランジスタは、前記行線の行デコーダ側とは反対側に配
    置されていることを特徴とする半導体読み出し専用記憶
    装置。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4のいずれか1項に記載の
    半導体読み出し専用記憶装置において、前記NMOSト
    ランジスタは、前記読み出し専用メモリセルと同じ種類
    のトランジスタが用いられていることを特徴とする半導
    体読み出し専用記憶装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006172707A (ja) * 2004-12-15 2006-06-29 Samsung Electronics Co Ltd Norフラッシュメモリ装置及びそれのシリアルセンシング方法
JP2007250020A (ja) * 2006-03-13 2007-09-27 Toshiba Corp 半導体記憶装置

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