JPH0636562U

JPH0636562U - 熊手付き裾広鋏

Info

Publication number: JPH0636562U
Application number: JP8266392U
Authority: JP
Inventors: 政淳河
Original assignee: 政淳河
Priority date: 1992-10-16
Filing date: 1992-10-16
Publication date: 1994-05-17

Abstract

(57)【要約】【目的】掃除鋏と熊手の機能を一体化し、一本でゴミ
を拾う役割とかき寄せる役割を兼ね、清掃時における不
便と手間を解消することのできる、熊手付き裾広鋏を提
供しようとするものである。【構成】掃除鋏（１）の下部両端の幅を広くして裾広
鋏（２）を設け、その一方を細分し、数ヵ所を外側に曲
げて熊手状を施したかき寄せ部分（３）を設ける。以上
の構成よりなる、熊手付き裾広鋏。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、清掃時に使用する掃除鋏に係わるものであり、詳しくは熊手付き裾広鋏に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来、清掃時に使用する掃除道具は、その清掃場所によって掃除鋏や熊手等を使い分ける必要があり、また、小石や空き缶等の固形のゴミを拾う時には掃除鋏を持ち、それらや落ち葉等をかき寄せる時には熊手に持ち替えて使用している。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

従来の技術で述べたもののうち前者においては、多くの場合、清掃場所には掃除鋏や熊手等は必要不可欠であり、両方共にその場所に持ちあるかなければならないという不便が生じる。

【０００４】また、後者においては、必要に応じて掃除鋏と熊手等を持ち替えなくてはならないという事は手間がかかり迅速に清掃が行えないという問題点を有する。

【０００５】本考案は、従来の技術の有するこのような問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、清掃時に使用する掃除鋏と熊手とを一体化させることにより両方の役割を同時に満たすことのできる、熊手付き裾広鋏を提供しようとするものである。

【０００６】

【課題を解決するための手段】

上記目的を達成するために本考案における熊手付き裾広鋏は、掃除鋏（１）の下部両端の幅を広くして裾広鋏（２）を設け、その一方を細分した内の数ヵ所を外側に曲げて熊手状にしたかき寄せ部分（３）を設ける。

【０００７】

【作用】

熊手付き裾広鋏の裾広鋏で小石や空き缶等の固形のゴミを拾うことができる。また、幅が広いので一度に多くの固形物を拾うことも可能である。

【０００８】熊手付き裾広鋏の熊手状のかき寄せ部分は落ち葉や固形のゴミ等をかき寄せて集める。

【０００９】

【実施例】

以下、本考案の実施例を図面を参照して説明する。図１〜図２において、掃除鋏（１）の下部両端の幅を広くして裾広鋏（２）を設ける。

【００１０】そして、この一方を何ヵ所かに細分して、その内の数ヵ所を外側に曲げて熊手状のかき寄せ部分（３）を設ける。

【００１１】下部両端に設けた裾広鋏（２）は、小石や空き缶等の固形のゴミを拾う際に幅が広いので、その幾つかをまとめて拾うことができる。

【００１２】裾広鋏（２）の一方に設けた熊手状のかき寄せ部分（３）は小石や空き缶等の固形のゴミは勿論のこと、落ち葉や木のくず、砂などもかき寄せて集めることができる。

【００１３】これまでの掃除道具とは異なり、サイズもコンパクトなので溝や隙間等の清掃しにくい場所でも十分に対応することができる。

【００１４】一本でゴミを拾う事とかき寄せる事の両方の役割を満たすので、清掃の準備の際には熊手付き裾広鋏を準備しておけば、不便や手間が解消される。

【００１５】本考案は、以上の如く構成されているのでこれを使用するときは、かき寄せ部分（３）であらかじめ小石や空き缶、落ち葉等のゴミをかき寄せておき、裾広鋏（２）で拾って集める。

【００１６】

【考案の効果】

本考案は、上述の如く構成されているので次に記載する効を奏する。請求項１の熊手付き裾広鋏おいて、掃除鋏と熊手との一体化により一本で二つの役割を果たすので、必要に応じて持ち替える手間が省かれて迅速に清掃が行える。また、準備するのにも一本で良いので持ち運びも便利である。

【００１７】鋏の幅を広くしたことによりゴミを一度に幾つかまとめて拾えるのでそれに費やす時間が短縮される。

【００１８】かき寄せ部分は、小石や空き缶等の固形のゴミでも落ち葉や木のくず、砂などでもかき寄せられる力を有している。

【００１９】サイズがコンパクトであるので、従来清掃しずらい溝や隙間でも楽に掃除することができる。

【００２０】挟として必要な時も熊手として必要な時もそれぞれを単独で使用することができ、一本で鋏、熊手、そして、熊手付き裾広鋏として三様の機能を持っている。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の斜視図である。

【図２】本考案の一部拡大図である。

【符号の説明】

（１）掃除鋏（２）裾広鋏（３）かき寄せ部分

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】掃除鋏（１）の下部両端の幅を広くして
裾広鋏（２）を設け、その一方を細分し、数ヵ所を外側
に曲げて熊手状を施したかき寄せ部分（３）を設けて、
清掃時に一本で挟としても熊手としても使用可能な、熊
手付き裾広鋏。