JP3051489U - 清掃具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 床面上の砂を除去する。 【解決手段】 柄１１に回動可能に板状体１２を取り付
け、板状体１２の下面に雄面ファスナ１３を設け、板状
体１２の下面に雄面ファスナ１３により清掃板１４を取
り付け、清掃板１４の両面にニードルパンチ材を設け、
ニードルパンチ材に板状体１２の長手方向の畝を設け
る。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は床面等を清掃するための清掃具に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

図８は従来の清掃具を示す概略側面図、図９は図８に示した清掃具を示す概略 一部切断正面図である。図に示すように、柄１に回動可能に板状体２が取り付け られ、板状体２に不織布３が着脱可能に取り付けられている。

【０００３】 この清掃具においては、不織布３を床面に接触させた状態で板状体２を移動す ると、床面上のゴミが不織布３に付着するから、床面を清掃することができる。 そして、不織布３に多くのゴミが付着して汚れたときに、汚れた不織布３を板状 体２から取り外し、新たな不織布３を板状体２に取り付ければ、床面を効率良く 清掃することができる。

【０００４】

【考案が解決しようとする課題】

しかし、このような清掃具においては、砂を除去することができない。

【０００５】 本考案は上述の課題を解決するためになされたもので、砂を除去することがで きる清掃具を提供することを目的とする。

【０００６】

【課題を解決するための手段】

この目的を達成するため、本考案においては、柄に板状体を取り付け、上記板 状体の下面に少なくとも下面にニードルパンチ材を有する清掃板を取り付け、上 記ニードルパンチ材に上記板状体の長手方向の畝を設ける。

【０００７】 この場合、上記板状体を上記柄に回動可能に取り付ける。

【０００８】 また、上記板状体の下面に面ファスナを設け、上記面ファスナにより上記清掃 板を上記板状体の下面に取り付ける。

【０００９】 この場合、上記面ファスナとして雄面ファスナを用い、上記清掃板として両面 にニードルパンチ材を有するものを用いる。

【００１０】 また、上記板状体の上面に清掃布取付手段を設ける。

【００１１】

【考案の実施の形態】

図１は本考案に係る清掃具を示す概略側面図、図２は図１に示した清掃具を示 す概略正面図、図３は図１に示した清掃具を示す概略平面図、図４は図１に示し た清掃具を示す概略底面図、図５は図３のＡ−Ａ拡大断面図である。図に示すよ うに、柄１１に回動可能に板状体１２が取り付けられ、板状体１２の下面に雄面 ファスナ１３が設けられ、雄面ファスナ１３は板状体１２の長手方向すなわち図 １紙面と直角の方向に設けられている。また、板状体１２の下面に雄面ファスナ １３により清掃板１４が取り付けられ、清掃板１４はその両面にニードルパンチ 材を有し、ニードルパンチ材に畝１４ａが設けられ、畝１４ａの方向は板状体１ ２の長手方向である。また、板状体１２の上面に穴１５が設けられ、穴１５の入 口部にゴム板１６が取り付けられ、ゴム板１６に十字状の切れ目１６ａが設けら れ、穴１５、ゴム板１６により清掃布取付手段が構成されている。

【００１２】 この清掃具においては、清掃板１４を床面に接触させた状態で板状体１２をそ の幅方向すなわち図１紙面左右方向に移動すると、床面から砂を除去することが できる。すなわち、清掃板１４はその両面にニードルパンチ材を有するから、ニ ードルパンチ材のダストポケットに砂を抱き込むことができ、またニードルパン チ材に畝１４ａが設けられているから、各畝１４ａの間に砂が位置することにな るので、各畝１４ａの間の砂を各畝１４ａで押すことができ、しかも畝１４ａは 多数設けられているから、確実に砂を押すことができるので、床面から砂を確実 に除去することができる。そして、床面から砂を除去したのち、図６に示すよう に、板状体１２、清掃板１４に部分的に正、負に帯電した不織布（ダスタクロス ）からなる清掃布２１を被せ、清掃布２１の一部を指で切れ目１６ａ部に押し込 むと、清掃布２１の一部がゴム板１６によって保持され、板状体１２、清掃板１ ４に清掃布２１が取り付けられる。この状態で、清掃布２１を床面に接触させて 板状体１２を移動すると、床面上のゴミが清掃布２１に付着するから、床面を清 掃することができる。また、清掃布２１に多くのゴミが付着して汚れたときに、 清掃布２１を引っ張り、清掃布２１の一部がゴム板１６によって保持されない状 態にして、汚れた清掃布２１を板状体１２から取り外し、新たな清掃布２１を板 状体１２に取り付ければ、床面を効率良く清掃することができる。また、板状体 １２を柄１１に回動可能に取り付けているから、容易に清掃を行なうことができ る。また、板状体１２の下面に雄面ファスナ１３を設け、雄面ファスナ１３によ り清掃板１４を板状体１２の下面に取り付けているから、簡単な構造で清掃板１ ４を板状体１２に取り付けることができ、製造コストが安価である。また、清掃 板１４として両面にニードルパンチ材を有するものを用いているから、清掃板１ ４の片面に雌面ファスナ等を設けなくとも、清掃板１４を板状体１２に取り付け ることができるとともに、清掃板１４の両面を清掃に使用することができる。ま た、板状体１２の上面に清掃布取付手段を設けているから、容易に清掃布２１を 板状体１２に取り付け、板状体１２から取り外すことがことができる。

【００１３】 図７は本考案に係る清掃具を示す概略図である。図に示すように、板状体１２ の下面に雄面ファスナ１３により清掃板３１が取り付けられ、清掃板３１はその 両面にニードルパンチ材を有し、ニードルパンチ材に畝３１ａが設けられ、畝３ １ａの方向は斜め方向すなわち板状体１２の長手方向に対して傾斜した方向であ り、その傾斜角は約４５°である。

【００１４】 この清掃具においては、畝３１ａの方向は斜め方向であるから、清掃板１４を 床面に接触させた状態で板状体１２をその幅方向に移動しても、また板状体１２ をその長手方向に移動しても、各畝３１ａの間の砂を各畝３１ａで押すことがで きるから、容易に床面から砂を除去することができる。

【００１５】 なお、上述実施の形態においては、清掃板としてその両面にニードルパンチ材 を有する清掃板１４を用いたが、清掃板としてその下面にのみニードルパンチ材 を有するものを用いてもよい。また、上述実施の形態においては、板状体１２の 下面に雄面ファスナ１３を設け、雄面ファスナ１３により清掃板１４を板状体１ ２の下面に取り付けたが、他の手段により清掃板を板状体の下面に取り付てもよ い。また、上述実施の形態においては、部分的に正、負に帯電した不織布からな る清掃布２１を用いたが、他の清掃布を用いてもよい。

【００１６】

【考案の効果】

本考案に係る清掃具においては、砂を除去することができる。

【００１７】 また、ニードルパンチ材に斜め方向の畝を設けたときには、清掃板を床面に接 触させた状態で板状体をその幅方向に移動しても、また板状体をその長手方向に 移動しても、床面から砂を除去することができる。

【００１８】 また、板状体を柄に回動可能に取り付けたときには、容易に清掃を行なうこと ができる。

【００１９】 また、板状体の下面に面ファスナを設け、面ファスナにより清掃板を板状体の 下面に取り付けたときには、簡単な構造で清掃板を板状体に取り付けることがで き、製造コストが安価である。

【００２０】 また、面ファスナとして雄面ファスナを用い、清掃板として両面にニードルパ ンチ材を有するものを用いたときには、清掃板の片面に雌面ファスナ等を設けな くとも、清掃板を板状体に取り付けることができるとともに、清掃板の両面を清 掃に使用することができる。

【００２１】 また、板状体の上面に清掃布取付手段を設けたときには、容易に清掃布を板状 体に取り付け、板状体から取り外すことがことができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案に係る清掃具を示す概略側面図である。

【図２】図１に示した清掃具を示す概略正面図である。

【図３】図１に示した清掃具を示す概略平面図である。

【図４】図１に示した清掃具を示す概略底面図である。

【図５】図３のＡ−Ａ拡大断面図である。

【図６】図１に示した清掃具の使用状態を示す図であ
る。

【図７】本考案に係る清掃具を示す概略図である。

【図８】従来の清掃具を示す概略側面図である。

【図９】図８に示した清掃具を示す概略一部切断正面図
である。

【符号の説明】

１１…柄 １２…板状体 １３…雄面ファスナ １４…清掃板 １４ａ…畝 １５…穴 １６…ゴム板 １６ａ…切れ目 ３１…清掃板 ３１ａ…畝

Claims (7)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】柄に板状体を取り付け、上記板状体の下面
   に少なくとも下面にニードルパンチ材を有する清掃板を
   取り付け、上記ニードルパンチ材に畝を設けたことを特
   徴とする清掃具。
2. 【請求項２】上記ニードルパンチ材に上記板状体の長手
   方向の畝を設けたことを特徴とする請求項１に記載の清
   掃具。
3. 【請求項３】上記ニードルパンチ材に斜め方向の畝を設
   けたことを特徴とする請求項１に記載の清掃具。
4. 【請求項４】上記板状体を上記柄に回動可能に取り付け
   たことを特徴とする請求項１に記載の清掃具。
5. 【請求項５】上記板状体の下面に面ファスナを設け、上
   記面ファスナにより上記清掃板を上記板状体の下面に取
   り付けたことを特徴とする請求項１に記載の清掃具。
6. 【請求項６】上記面ファスナとして雄面ファスナを用
   い、上記清掃板として両面にニードルパンチ材を有する
   ものを用いたことを特徴とする請求項５に記載の清掃
   具。
7. 【請求項７】上記板状体の上面に清掃布取付手段を設け
   たことを特徴とする請求項１に記載の清掃具。