JPH0636398B2 - 放電灯始動装置 - Google Patents
放電灯始動装置Info
- Publication number
- JPH0636398B2 JPH0636398B2 JP1006932A JP693289A JPH0636398B2 JP H0636398 B2 JPH0636398 B2 JP H0636398B2 JP 1006932 A JP1006932 A JP 1006932A JP 693289 A JP693289 A JP 693289A JP H0636398 B2 JPH0636398 B2 JP H0636398B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- voltage
- switch
- discharge lamp
- thyristor
- circuit
- Prior art date
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- Circuit Arrangements For Discharge Lamps (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は放電灯始動装置に関するものである。
［従来の技術］ 第２図は従来例の回路を示しており、この従来例の回路
では熱応動スイッチ１と、サイリスタ２と電圧判別回路
４とを用いて構成された電圧判別スイッチ３とを直列に
接続し、この直列回路の両端に雑音防止用コンデンサ６
を接続するとともに蛍光灯のような予熱型放電灯５の両
フィラメントｆ1，ｆ2の非電源側端を接続して使用す
る。
では熱応動スイッチ１と、サイリスタ２と電圧判別回路
４とを用いて構成された電圧判別スイッチ３とを直列に
接続し、この直列回路の両端に雑音防止用コンデンサ６
を接続するとともに蛍光灯のような予熱型放電灯５の両
フィラメントｆ1，ｆ2の非電源側端を接続して使用す
る。
而して第２図回路で電源ＡＣを投入すると電圧判別スイ
ッチ３に電源電圧が放電灯５のフィラメントｆ1，ｆ
2と、熱応動スイッチ１とを介して印加されるため、電
圧判別スイッチ３では電圧判別回路４が印加電圧を判別
して一定以上であればサイリスタ２をトリガしてオンす
る。従って予熱電流が熱応動スイッチ１とサイリスタ２
の直列回路を通じてフィラメントｆ1，ｆ2に流れ、一定
時間経過後に熱応動スイッチ１が開離して予熱電流を遮
断する。この遮断により安定器７のキックパルス電圧が
発生して放電灯５が始動点灯する。放電灯５が点灯する
と電圧判別スイッチ３に印加される電圧がランプ電圧に
低下するため、熱応動スイッチ１が復帰してもサイリス
タ２はオフのままであって、放電灯５の点灯を維持す
る。
ッチ３に電源電圧が放電灯５のフィラメントｆ1，ｆ
2と、熱応動スイッチ１とを介して印加されるため、電
圧判別スイッチ３では電圧判別回路４が印加電圧を判別
して一定以上であればサイリスタ２をトリガしてオンす
る。従って予熱電流が熱応動スイッチ１とサイリスタ２
の直列回路を通じてフィラメントｆ1，ｆ2に流れ、一定
時間経過後に熱応動スイッチ１が開離して予熱電流を遮
断する。この遮断により安定器７のキックパルス電圧が
発生して放電灯５が始動点灯する。放電灯５が点灯する
と電圧判別スイッチ３に印加される電圧がランプ電圧に
低下するため、熱応動スイッチ１が復帰してもサイリス
タ２はオフのままであって、放電灯５の点灯を維持す
る。
［発明の課題を解決する手段］ ところで従来例装置では熱応動スイッチ１の接点が開離
して、安定器７のインダクタンスによりキックパルス電
圧が発生するとき、キックパルス電圧がある程度上昇す
ると熱応動スイッチ１の接点間において高電圧が印加さ
れることになるため、接点間で再放電が発生し、接点が
オンした状態と同様になる。そのため第３図（ａ）に示
すように雑音防止用コンデンサ６にチャージされていた
キックパルス電圧が第３図（ｂ）に示すようにオフ状態
のサイリスタ２の両端に印加される。そのため低耐圧の
サイリスタを使用している場合には破壊されるという問
題があった。
して、安定器７のインダクタンスによりキックパルス電
圧が発生するとき、キックパルス電圧がある程度上昇す
ると熱応動スイッチ１の接点間において高電圧が印加さ
れることになるため、接点間で再放電が発生し、接点が
オンした状態と同様になる。そのため第３図（ａ）に示
すように雑音防止用コンデンサ６にチャージされていた
キックパルス電圧が第３図（ｂ）に示すようにオフ状態
のサイリスタ２の両端に印加される。そのため低耐圧の
サイリスタを使用している場合には破壊されるという問
題があった。
この問題を回避するためには発生するキックパルス電圧
自体を下げるか高耐圧のサイリスタを使用すれば良い
が、高耐圧のサイリスタは高価であるため装置のコスト
が高くなるという問題があった。
自体を下げるか高耐圧のサイリスタを使用すれば良い
が、高耐圧のサイリスタは高価であるため装置のコスト
が高くなるという問題があった。
本発明は上記の問題点に鑑みて為されたもので、その目
的とするところは、放電灯始動に充分なキックパルス電
圧を発生させ且つ、サイリスタに加わる始動時のサージ
電圧を押え、低耐圧のサイリスタの破壊を防止すること
ができる放電灯始動装置を提供するにある。
的とするところは、放電灯始動に充分なキックパルス電
圧を発生させ且つ、サイリスタに加わる始動時のサージ
電圧を押え、低耐圧のサイリスタの破壊を防止すること
ができる放電灯始動装置を提供するにある。
［課題を解決するための手段］ 本発明は放電灯の両端間に遅延機能をもつ常閉の熱応動
スイッチと、サイリスタ等の電圧判別スイッチとの直列
回路を接続し、且つこの直列回路と並列に雑音防止コン
デンサを接続した放電灯始動装置において、前記熱応動
スイッチの両端間であって、前記電圧判別スイッチと直
列に抵抗を接続したものである。
スイッチと、サイリスタ等の電圧判別スイッチとの直列
回路を接続し、且つこの直列回路と並列に雑音防止コン
デンサを接続した放電灯始動装置において、前記熱応動
スイッチの両端間であって、前記電圧判別スイッチと直
列に抵抗を接続したものである。
本発明は遅延機能を持つ熱応動スイッチ間に抵抗を接続
しているため、熱応動スイッチの接点が開離してキック
パルス電圧が発生し、このキックパルス電圧で雑音防止
コンデンサをチャージする際、抵抗を通じて電圧判別ス
イッチに電流を流しオンさせることができるから、電圧
判別スイッチの両端には雑音防止用コンデンサからの放
電電圧は殆ど印加されず、また抵抗によって熱応動スイ
ッチの接点開離時のインピーダンスが低減するため、熱
応動スイッチの開離等に必要以上のキックパルス電圧が
生じなくなり、結果雑音防止用コンデンサからの放電電
圧も減少してサージ電圧も低くなるのである。
しているため、熱応動スイッチの接点が開離してキック
パルス電圧が発生し、このキックパルス電圧で雑音防止
コンデンサをチャージする際、抵抗を通じて電圧判別ス
イッチに電流を流しオンさせることができるから、電圧
判別スイッチの両端には雑音防止用コンデンサからの放
電電圧は殆ど印加されず、また抵抗によって熱応動スイ
ッチの接点開離時のインピーダンスが低減するため、熱
応動スイッチの開離等に必要以上のキックパルス電圧が
生じなくなり、結果雑音防止用コンデンサからの放電電
圧も減少してサージ電圧も低くなるのである。
［実施例］ 第１図は本発明の実施例回路を示しており、この実施例
回路は遅延機能を持つ熱応動スイッチ１の接点間に抵抗
８を接続した点で従来例と相違している。
回路は遅延機能を持つ熱応動スイッチ１の接点間に抵抗
８を接続した点で従来例と相違している。
而して本発明の放電灯始動装置は熱応動スイッチ１の開
離後、第３図（ａ）に示すｔ0区間では抵抗８を通じて
電圧が電圧判別回路４に印加されるため、電圧判別回路
４の働きによりサイリスタ２のゲートに電流を流して、
サイリスタ２をオン状態とする。従ってサイリスタ２の
両端には雑音防止用コンデンサ６からの放電電圧は殆ど
印加されないのである。また抵抗８によって熱応動スイ
ッチ１の接点の開離時のインピーダンスが低減するた
め、接点開離時に必要以上のキックパルス電圧が生じな
くなり、雑音防止用コンデンサ６からの放電電圧も減少
しサージ電圧も低くなる。
離後、第３図（ａ）に示すｔ0区間では抵抗８を通じて
電圧が電圧判別回路４に印加されるため、電圧判別回路
４の働きによりサイリスタ２のゲートに電流を流して、
サイリスタ２をオン状態とする。従ってサイリスタ２の
両端には雑音防止用コンデンサ６からの放電電圧は殆ど
印加されないのである。また抵抗８によって熱応動スイ
ッチ１の接点の開離時のインピーダンスが低減するた
め、接点開離時に必要以上のキックパルス電圧が生じな
くなり、雑音防止用コンデンサ６からの放電電圧も減少
しサージ電圧も低くなる。
［発明の効果］ 本発明は放電灯の両端間に遅延機能をもつ常閉の熱応動
スイッチと、サイリスタ等の電圧判別スイッチとの直列
回路を接続し、且つこの直列回路と並列に雑音防止コン
デンサを接続した放電灯始動装置において、前記熱応動
スイッチの両端間であって、前記電圧判別スイッチと直
列に抵抗を接続したので、熱応動スイッチの接点が開離
してキックパルス電圧が発生し、このキックパルス電圧
で雑音防止用コンデンサをチャージする際、抵抗を通じ
て電圧判別スイッチに電流を流しオンさせることがで
き、電圧判別スイッチの両端には雑音防止用コンデンサ
からの放電電圧は殆ど印加されず、また抵抗によって熱
応動スイッチの接点開離時のインピーダンスが低減する
ため、熱応動スイッチの開離時に必要以上のキックパル
ス電圧が生じなくなり、結果雑音防止用コンデンサから
の放電電圧も減少してサージ電圧も低くなるので、安価
な低耐圧のサイリスタを使用することができるという効
果がある。
スイッチと、サイリスタ等の電圧判別スイッチとの直列
回路を接続し、且つこの直列回路と並列に雑音防止コン
デンサを接続した放電灯始動装置において、前記熱応動
スイッチの両端間であって、前記電圧判別スイッチと直
列に抵抗を接続したので、熱応動スイッチの接点が開離
してキックパルス電圧が発生し、このキックパルス電圧
で雑音防止用コンデンサをチャージする際、抵抗を通じ
て電圧判別スイッチに電流を流しオンさせることがで
き、電圧判別スイッチの両端には雑音防止用コンデンサ
からの放電電圧は殆ど印加されず、また抵抗によって熱
応動スイッチの接点開離時のインピーダンスが低減する
ため、熱応動スイッチの開離時に必要以上のキックパル
ス電圧が生じなくなり、結果雑音防止用コンデンサから
の放電電圧も減少してサージ電圧も低くなるので、安価
な低耐圧のサイリスタを使用することができるという効
果がある。
第１図は本発明の実施例の回路図、第２図は従来例の回
路図、第３図は同上の動作説明図であり、１は熱応動ス
イッチ、２はサイリスタ、３は電圧判別スイッチ、４は
電圧判別回路、６は雑音防止用コンデンサ、８は抵抗で
ある。
路図、第３図は同上の動作説明図であり、１は熱応動ス
イッチ、２はサイリスタ、３は電圧判別スイッチ、４は
電圧判別回路、６は雑音防止用コンデンサ、８は抵抗で
ある。
Claims (1)
- 【請求項１】放電灯の両端間に遅延機能をもつ常閉の熱
応動スイッチと、サイリスタ等の電圧判別スイッチとの
直列回路を接続し、且つこの直列回路と並列に雑音防止
コンデンサを接続した放電灯始動装置において、前記熱
応動スイッチの両端間であって、前記電圧判別スイッチ
と直列に抵抗を接続したことを特徴とする放電灯始動装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1006932A JPH0636398B2 (ja) | 1989-01-14 | 1989-01-14 | 放電灯始動装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1006932A JPH0636398B2 (ja) | 1989-01-14 | 1989-01-14 | 放電灯始動装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH02189895A JPH02189895A (ja) | 1990-07-25 |
| JPH0636398B2 true JPH0636398B2 (ja) | 1994-05-11 |
Family
ID=11652024
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1006932A Expired - Lifetime JPH0636398B2 (ja) | 1989-01-14 | 1989-01-14 | 放電灯始動装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0636398B2 (ja) |
Family Cites Families (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5211668A (en) * | 1975-07-15 | 1977-01-28 | Matsushita Electric Works Ltd | Discharge lamp starting device |
| JPS5420327U (ja) * | 1977-07-14 | 1979-02-09 | ||
| JPS56159932U (ja) * | 1980-04-30 | 1981-11-28 | ||
| JPS57109597U (ja) * | 1980-12-26 | 1982-07-06 | ||
| JPS592098U (ja) * | 1982-06-29 | 1984-01-07 | 松下電工株式会社 | 放電灯点灯装置 |
-
1989
- 1989-01-14 JP JP1006932A patent/JPH0636398B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH02189895A (ja) | 1990-07-25 |
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